JP2000171369A - 油圧式材料試験システム - Google Patents

油圧式材料試験システム

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JP2000171369A
JP2000171369A JP10345177A JP34517798A JP2000171369A JP 2000171369 A JP2000171369 A JP 2000171369A JP 10345177 A JP10345177 A JP 10345177A JP 34517798 A JP34517798 A JP 34517798A JP 2000171369 A JP2000171369 A JP 2000171369A
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hydraulic
circuit configuration
signal
switching
hydraulic circuit
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JP10345177A
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Hiroshi Uno
博 宇野
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Saginomiya Seisakusho Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧式材料試験システムにおける油圧回路の
構成の切換に伴い、電気回路の切換並びにコントローラ
の制御特性の切換が確実に行われるようにする。 【解決手段】 オペレータが切換レバー24を操作して
油圧回路の構成を切り換えたならば、その切換レバー2
4によって電気スイッチ28が作動され、電気スイッチ
28の出力によって油圧回路の現在回路構成が表示され
る。パイロット弁20のピストンに装備した変位センサ
32から出力されるセンサ信号SS2が、電気スイッチ
28に接続したANDゲート58でゲーティングされる
ため、電気スイッチ28の出力に応じて電気回路の回路
構成が切り換わる。また、ホストコンピュータ34が電
気スイッチ28の出力を読み取って油圧回路の現在回路
構成を判定し、その判定結果に応じてディジタル信号処
理装置36を設定することでコントローラ系の制御特性
が切り換わる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧式材料試験シ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧式材料試験を行うシステム
として、制御信号によって制御可能な油圧アクチュエー
タ系と、試験片に関する物理量ないし前記油圧アクチュ
エータ系に関する物理量を表すセンサ信号を発生するセ
ンサ系と、前記センサ系から受取ったセンサ信号に基づ
いて前記制御信号を発生するコントローラ系と、前記セ
ンサ系と前記コントローラ系とを電気的に接続する電気
回路手段とを備え、前記油圧アクチュエータ系が、油圧
源と、試験片に試験操作を加えるための油圧アクチュエ
ータユニットと、前記油圧源と前記油圧アクチュエータ
ユニットとを油圧的に接続する油圧回路手段とを含んで
おり、前記コントローラ系が、ホストコンピュータと、
該ホストコンピュータによって設定可能なコントローラ
ユニットとを含んでいるものが知られている。
【0003】上記構成の油圧式材料試験システムは、様
々な試験条件に対応し得る優れた汎用性を有するもので
あり、広く一般に採用されている。ただし、油圧アクチ
ュエータユニットを作動させて発生させる荷重や変位の
範囲は、個々の材料試験の試験条件に応じて様々な範囲
を取り得る、単一の油圧アクチュエータユニットをサー
ボ弁で制御するだけの簡単な構成の油圧アクチュエータ
系を採用したシステムでは、対応可能な試験条件がある
程度限られてしまう。
【0004】より広い範囲の荷重や変位の範囲に対応で
きるようにするための、従来の方式としては、油圧式材
料試験システムに、容量の異なる複数の油圧アクチュエ
ータユニットを装備し、それら油圧アクチュエータユニ
ットのうちから適当な容量のものを選択して使用すると
いう方式がある。しかしながらこの方式には、油圧式材
料試験システムの全体が大型化して重量が増大し、高コ
ストになるという不都合がある。
【0005】より小型軽量で、低コストの油圧式材料試
験システムとするためには、前述の油圧回路手段の回路
構成を切り換え可能にする方式が有効である。例えば、
油圧回路手段が、前述の制御信号を入力として受取り第
1作動油出力を発生するサーボ弁と、このサーボ弁の第
1作動油出力を入力として受取り第2作動油出力を発生
するパイロット弁とを含むようにし、また、サーボ弁の
第1作動油出力とパイロット弁の第2作動油出力との一
方を選択的に油圧アクチュエータユニットの入力とする
切換弁機構を備えるようにすればよい。
【0006】この切換可能な構成においては、例えばそ
の油圧アクチュエータユニットが油圧シリンダであっ
て、実行しようとする材料試験の試験条件が、その油圧
シリンダのピストンを高速で移動させることを必要とす
るものである場合(例えば、油圧シリンダに周期的な変
位ないし荷重を発生させる必要があり、その変位ないし
荷重が大振幅であったり高周波数である場合)には、サ
ーボ弁の出力油量では油圧シリンダを作動させるのに不
十分になることから、より大きな油量とすることのでき
るパイロット弁の出力を油圧シリンダの入力とする。一
方、油圧シリンダのピストンを高速で移動させる必要が
ない場合には、サーボ弁の出力を直接的に油圧シリンダ
の入力とすれば、より高精度で制御を行うことができ
る。
【0007】この場合、油圧回路手段の回路構成を切り
換えると、油圧アクチュエータ系の伝達関数が全く異な
ったものとなる。そのため、油圧回路手段の回路構成の
切換に伴って、センサ系とコントローラ系とを電気的に
接続する電気回路手段の回路構成の切換や、コントロー
ラ系の制御特性の切換が必要になる。
【0008】これらのうち、電気回路手段の回路構成の
切換は、前述の電気回路手段にオペレータが手動操作す
る切換スイッチを備えておけば、オペレータの手動操作
で簡単に実行することができる。また、コントローラ系
の制御特性の切換は、オペレータがホストコンピュータ
の入力装置(キーボード等)を操作して、ホストコンピ
ュータがコントローラユニットにロードする制御パラメ
ータを変更するようにすれば、これも簡単に実行するこ
とができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ただし、これらの切換
が確実に行われることが重要であり、さもないと油圧式
材料試験機が暴走して破損する等の重大な結果を出来す
るおそれがある。しかしながら、人間が手動操作をする
限り、誤操作や操作失念のおそれを完全には払拭し得な
いことは、周知の通りである。従って、油圧回路手段の
回路構成の切換に伴って必要となるそれらの切換をオペ
レータが手動操作で行う方式には、油圧式材料試験シス
テムの動作の信頼性という点で問題がある。
【0010】本発明は上述した従来の問題点に鑑み成さ
れたものであり、本発明の目的は、油圧源と、試験片に
試験操作を加えるための油圧アクチュエータユニットと
が油圧回路手段により油圧的に接続されたするとを含制
御信号によって制御可能な油圧アクチュエータ系と、試
験片に関する物理量ないし前記油圧アクチュエータ系に
関する物理量を表すセンサ信号を発生するセンサ系と、
前記センサ系から受取ったセンサ信号に基づいて前記制
御信号を発生するコントローラ系と、前記センサ系と前
記コントローラ系とを電気的に接続する電気回路手段と
を備え、前記油圧アクチュエータ系が、油圧源と、試験
片に試験操作を加えるための油圧アクチュエータユニッ
トと、前記油圧源と前記油圧アクチュエータユニットと
を油圧的に接続する油圧回路手段とを含んでおり、前記
コントローラ系が、ホストコンピュータと、該ホストコ
ンピュータによって設定可能なコントローラユニットと
を含んでいる油圧式材料試験システムにおいて、油圧回
路手段の回路構成の切換に伴って必要となる、センサ系
とコントローラ系とを電気的に接続する電気回路手段の
回路構成の切換、並びにコントローラ系の制御特性の切
換が、いずれも確実に行われるようにし、それによっ
て、信頼性の高い油圧式材料試験システムを提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載した本発明の油圧式材料試験システ
ムは、制御信号によって制御可能な油圧アクチュエータ
系と、試験片に関する物理量ないし前記油圧アクチュエ
ータ系に関する物理量を表すセンサ信号を発生するセン
サ系と、前記センサ系から受取ったセンサ信号に基づい
て前記制御信号を発生するコントローラ系と、前記セン
サ系と前記コントローラ系とを電気的に接続する電気回
路手段とを備え、前記油圧アクチュエータ系が、油圧源
と、試験片に試験操作を加えるための油圧アクチュエー
タユニットと、前記油圧源と前記油圧アクチュエータユ
ニットとを油圧的に接続する油圧回路手段とを含んでお
り、前記コントローラ系が、ホストコンピュータと、該
ホストコンピュータによって設定可能なコントローラユ
ニットとを含んでいる油圧式材料試験システムにおい
て、前記油圧回路手段が、該油圧回路手段の回路構成を
オペレータが手動で切り換えるための油圧回路構成切換
手段と、該油圧回路手段の現在回路構成を検出するため
の油圧回路構成検出手段とを備えており、前記電気回路
手段が、前記油圧回路構成切換手段の切換操作に連動し
て該電気回路手段の回路構成を切り換えるための電気回
路構成切換手段を備えており、前記ホストコンピュータ
が、前記油圧回路構成検出手段で検出された前記油圧回
路手段の現在回路構成に応じて前記コントローラ系の設
定を行うようにしたことを特徴としている。
【0012】また、請求項2に記載した本発明の油圧式
材料試験システムは、前記油圧回路手段が、前記制御信
号を入力として受取り第1作動油出力を発生するサーボ
弁と、前記サーボ弁の前記第1作動油出力を入力として
受取り第2作動油出力を発生するパイロット弁とを含ん
でおり、前記油圧回路構成切換手段が、前記サーボ弁の
前記第1作動油出力と前記パイロット弁の前記第2作動
油出力との一方を選択的に前記油圧アクチュエータユニ
ットの入力とする切換弁機構と、該切換弁機構を手動操
作するための手動操作機構とを含んでいることを特徴と
している。
【0013】また、請求項3に記載した本発明の油圧式
材料試験システムは、前記油圧回路構成検出手段が、前
記手動操作機構によって作動される電気スイッチから成
ることを特徴としている。
【0014】また、請求項4に記載した本発明の油圧式
材料試験システムは、前記コントローラユニットが、前
記ホストコンピュータから制御パラメータがロードされ
るディジタル信号処理装置から成り、前記ホストコンピ
ュータが、前記油圧回路構成検出手段の出力を読み取る
ことで前記油圧回路手段の現在回路構成を判定し、その
判定結果に従って前記ディジタル信号処理装置にロード
すべき制御パラメータを選択するようにしたことを特徴
としている。
【0015】また、請求項5に記載した本発明の油圧式
材料試験システムは、前記センサ系が、前記パイロット
弁の作動位置を表すパイロット弁作動位置信号を発生す
るパイロット弁作動位置センサを含んでおり、前記電気
回路構成切換手段が、前記油圧回路手段の現在回路構成
に応じて前記パイロット弁作動位置信号を前記コントロ
ーラユニットに選択的に結合する選択的信号結合手段を
含んでいることを特徴としている。
【0016】請求項1に記載した本発明の油圧式材料試
験システムによれば、オペレータが手動で油圧回路手段
の回路構成の切換操作を行ったならば、それによって、
センサ系とコントローラ系とを電気的に接続する電気回
路手段の回路構成の切換と、コントローラ系の制御特性
の切換とが、オペレータの別段の介入なしに自動的に行
われるため、信頼性の高い油圧式材料試験システムを提
供することが可能である。
【0017】また、請求項2に記載した本発明の油圧式
材料試験システムは、油圧アクチュエータ系の具体的な
構成を記載したものであり、かかる構成の油圧アクチュ
エータ系を備えた油圧式材料試験システムは、本発明の
利点が特に顕著に得られるものである。
【0018】また、請求項3に記載した本発明の油圧式
材料試験システムは、油圧回路構成検出手段が電気スイ
ッチから成るというものであり、こうすることによっ
て、低コストで、また簡明な構成で、信頼性の高い動作
が保証される。
【0019】また、請求項4に記載した本発明の油圧式
材料試験システムは、コントローラ系の好適な構成を記
載したものであり、かかる構成のコントローラ系を採用
することで、融通性に優れた油圧式材料試験システムを
提供することが可能となる。
【0020】また、請求項5に記載した本発明の油圧式
材料試験システムは、電気回路構成切換手段の好適な構
成を記載したものであり、かかる構成の電気回路構成切
換手段を採用することで、簡明な構成で信頼性の高い動
作を保証し得る油圧式材料試験システムを提供すること
が可能になる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について図面を参照して説明して行く。図1は本発明の
好適な実施の形態にかかる油圧式材料試験システム10
を示したブロック図である。この油圧式材料試験システ
ム10は、油圧アクチュエータ系をフィードバック制御
して発生させる荷重や変位を試験片に印加することで、
様々な材料試験を行えるものである。
【0022】油圧式材料試験システム10の様々な構成
要素のうち、本発明にとって重要なものは、制御信号C
Sによって制御可能な油圧アクチュエータ系と、試験片
TPに関する物理量ないし油圧アクチュエータ系に関す
る物理量を表すセンサ信号を発生するセンサ系と、セン
サ系から受取ったセンサ信号に基づいて制御信号CSを
発生するコントローラ系と、センサ系とコントローラ系
とを電気的に接続する電気回路手段とである。以下の説
明においては、これらの重要な構成要素に力点をおいて
説明し、その他の構成要素については簡単に説明するに
とどめる。
【0023】先ず、油圧式材料試験システム10の機械
的構造部分について説明する。機械的構造部分は、不図
示の試験機フレームと、油圧アクチュエータ系(後に詳
述する)と、試験機フレームにその固定位置が調節可能
に固定される固定側荷重負荷部12と、試験機フレーム
に移動可能に支持されて油圧アクチュエータ系で駆動さ
れる可動側荷重負荷部14とを備えている。そして、固
定側及び可動側の荷重負荷部12、14の間に、直接に
またはチャック等の取付具を介して試験片TPが装着さ
れ、油圧アクチュエータ系を作動させることによって、
その試験片TPに種々の試験操作を加え得るように構成
してある。
【0024】油圧アクチュエータ系は、油圧源(図中に
は油圧記号の三角形で示した)と、試験片TPに試験操
作を加えるための油圧アクチュエータユニット16と、
それら油圧源と油圧アクチュエータユニット16とを油
圧的に接続する油圧回路手段とを含んでいる。図示例の
油圧アクチュエータユニット16は油圧シリンダである
ため、以下、これを油圧シリンダ16という。
【0025】油圧回路手段は、制御信号CS(これは電
気信号である)を入力として受取り第1作動油出力を発
生するサーボ弁(S/V)18と、サーボ弁18の第1
作動油出力を入力として受取り第2作動油出力を発生す
るパイロット弁20とを含んでいる。油圧回路手段は更
に、この油圧回路手段の回路構成をオペレータが手動で
切り換えるための油圧回路構成切換手段と、この油圧回
路手段の現在回路構成を検出するための油圧回路構成検
出手段とを備えている。
【0026】油圧回路構成切換手段は、油圧シリンダ1
6、サーボ弁18、及びパイロット弁20の三者間に接
続された切換弁機構22と、この切換弁機構22を手動
操作するための手動操作機構である切換レバー24及び
リンク26とで構成されている。切換弁機構22は、サ
ーボ弁18の出力である第1作動油出力とパイロット弁
20の出力である第2作動油出力との一方を選択的に油
圧シリンダ16の入力とするように機能するものであ
り、オペレータが切換レバー24を手動操作してこの切
換弁機構22を切り換えると、油圧回路手段の回路構成
が、第1回路構成と第2回路構成との間で切り換えられ
る。
【0027】第1回路構成は、サーボ弁18の出力であ
る第1作動油出力を、直接的に油圧シリンダ16の入力
とする構成である。この回路構成は、高精度の制御を可
能とするものであるが、ただし、サーボ弁18の最大出
力油量が比較的小さいため、油圧シリンダ16のピスト
ンを高速で移動させる必要がある場合には、この回路構
成を採用することはできない。
【0028】第2回路構成は、サーボ弁18の出力であ
る第1作動油出力を、パイロット弁20の入力とし、こ
のパイロット弁20の出力である第2作動油出力を、油
圧シリンダ16の入力とする構成である。パイロット弁
20の最大出力油量はサーボ弁18の最大出力油量より
大きいため、この回路構成とすることで、油圧シリンダ
16のピストンを高速で移動させることができるように
なる。ただし、サーボ弁18と油圧シリンダ16との間
にパイロット弁20が介在するため、第1回路構成の場
合と比べて制御精度は低下する。
【0029】実行すべき具体的な材料試験の試験条件に
応じて、これら第1回路構成と第2回路構成との一方を
適切に選択することで、様々な試験条件に良好に対応す
ることができる。例えば、周期的な変位ないし荷重を油
圧シリンダ16で発生させる必要があり、その変位ない
し荷重が大振幅または高周波数である場合には、油圧シ
リンダ16のピストンを高速で移動させる必要がある。
この場合には、サーボ弁18の出力油量では油量不足を
来すおそれがあるため、オペレータは第2回路構成を選
択する。一方、油圧シリンダ16のピストンを高速で移
動させる必要がなければ、オペレータは第1回路構成を
選択して、高精度で制御できるようにする。
【0030】ただし、油圧回路手段の回路構成を切り換
えると、油圧アクチュエータ系の伝達関数が全く異なっ
たものとなる。そのため、油圧回路手段の回路構成の切
換に伴って、センサ系とコントローラ系とを電気的に接
続する電気回路手段の回路構成の切換や、コントローラ
系の制御特性の切換が必要になり、これらについては後
に詳述する。
【0031】油圧回路手段の現在回路構成を検出するた
めの油圧回路構成検出手段は、切換レバー24によって
作動される電気スイッチ28から成る。電気スイッチ2
8は、電源Vddに接続したマイクロスイッチであり、
切換レバー24の位置に応じてその出力の電圧状態がハ
イまたはローになる。この出力によって油圧回路手段の
現在回路構成が表示され、この出力を以下、油圧回路構
成ステータス信号STSという。
【0032】センサ系は、既述の如く、試験片TPに関
する物理量ないしアクチュエータ系に関する物理量を表
すセンサ信号を発生するものであり、試験片TPに関す
る物理量としては、試験片TPに加わる荷重や、試験片
TPに発生する変形量(歪み)がある。
【0033】これらのうち、荷重は荷重センサによっ
て、また、変形量は可動側荷重負荷部14の変位の大き
さを検出する変位センサによって、夫々検出される。た
だし、図を見易くして説明の理解を容易にするために、
図1ではそれらセンサのうち、変位センサを不図示と
し、荷重センサ30だけを示した。荷重センサ30はロ
ードセル(L/C)で構成されており、試験片TPに加
わる荷重を表すアナログ電気信号を第1センサ信号SS
1として出力する。
【0034】油圧アクチュエータ系に関する物理量とし
ては、油圧回路手段の各位置における油量や、パイロッ
ト弁20ないし油圧シリンダ16のピストン変位量があ
る。図1には、それらを検出するセンサのうち、パイロ
ット弁20のピストンの変位量を表す変位センサ32だ
けを示した。変位センサ32はポテンショメータで構成
されており、パイロット弁20のピストンの変位量を表
すアナログ電気信号を第2センサ信号SS2として出力
する。従って第2センサ信号SS2は、パイロット弁2
0の作動位置を表すパイロット弁作動位置信号であり、
変位センサ32はパイロット弁作動位置センサである。
【0035】センサ系の構成は、油圧式材料試験システ
ムの具体的な仕様及び構成に応じて様々なものとなる。
従って、図示例は、それらのうちの具体的な一例を示し
たに過ぎない。
【0036】コントローラ系は、既述の如く、センサ系
から受取ったセンサ信号に基づいて制御信号CSを発生
するものであり、ホストコンピュータ34と、このホス
トコンピュータ34によって設定可能なコントローラユ
ニット36とを含んでいる。ホストコンピュータ34
は、パーソナルコンピュータ等と呼ばれる小型コンピュ
ータで構成されている。コントローラユニット36は、
ディジタル信号処理装置で構成されており、それゆえ以
下、これをディジタル信号処理装置36という。
【0037】ディジタル信号処理装置36は、CPU、
RAM、ROM、それに積和演算器等を組合せた一般的
な構成のものであり、本発明にとってはその具体的構成
よりも機能の方が重要であるため、図1には、このディ
ジタル信号処理装置36の機能を、幾つかの機能要素を
組合せたブロック図の形で示してある。それら機能要素
の夫々の機能を実現するために、ハードウェアをどのよ
うに構成し、プログラムをどのように作成すればよいか
は、当業者には自明のことであるため、それらについて
の説明は省略する。
【0038】ディジタル信号処理装置36は、第1セン
サ信号SS1を増幅するための第1増幅器38と、この
第1増幅器38の出力をアナログ−ディジタル変換して
第1フィードバック信号FS1を発生するための第1A
/Dコンバータ40と、第2センサ信号SS2を増幅す
るための第2増幅器42と、この第2増幅器42の出力
をアナログ−ディジタル変換して第2フィードバック信
号FS2を発生するための第2A/Dコンバータ44と
を含んでいる。
【0039】ディジタル信号処理装置36は更に、コン
トローラ系が制御すべき制御対象出力量(図示例では試
験片TPに印加する荷重)の目標値を表す目標値信号D
Sを発生する目標値信号発生部46と、この目標値信号
DSと第1フィードバック信号FS1との差分を第1誤
差信号ES1として発生する第1誤差信号発生部48
と、第1誤差信号ES1に処理を施して、この第1誤差
信号ES1に応じた出力信号MSを発生する第1信号処
理部50とを備えている。
【0040】ディジタル信号処理装置36は更に、第1
信号処理部50の出力信号MSと第2フィードバック信
号FS2との差分を第2誤差信号ES2として発生する
第2誤差信号発生部52と、第2誤差信号ES2に処理
を施して、この第2誤差信号ES2に応じた出力信号を
ディジタル制御信号DCSとして発生する第2信号処理
部54と、このディジタル制御信号DCSをディジタル
−アナログ変換して前述の制御信号CSを発生するD/
Aコンバータ56とを含んでいる。
【0041】以上に列挙したディジタル信号処理装置3
6の構成要素について、以下に更に詳しく説明して行
く。目標値信号発生部46が発生する目標値信号DS
は、制御対象出力量の目標値を時間の関数として表した
ディジタル信号である。この目標値信号発生部46は、
図1に接続記号C1で模式的に示したように、ホストコ
ンピュータ34によって制御されている。目標値信号D
Sは、材料試験の実行に先立ってホストコンピュータ3
4がディジタル信号処理装置36にロードする制御パラ
メータや、材料試験の実行中にホストコンピュータ34
がディジタル信号処理装置36へ発する指令に従って、
引張強度試験のためにランプ関数として発生されること
もあれば、疲労強度試験のために正弦波関数として発生
されることもあり、更には、試験片の装着及び取外しの
ためにその他の適当な関数として発生されることもあ
る。
【0042】第1誤差信号発生部48は、いずれもディ
ジタル信号である第1フィードバック信号FS1の数値
と、目標値信号DSの数値との差分を求めて、それを第
1誤差信号ES1として出力する。この第1誤差信号発
生部48は、必要な演算をディジタル信号処理装置36
のCPUに実行させることで、ソフトウェアだけで実現
することも可能であり、また、それに適当なハードウェ
アを併用して構成することも可能である。
【0043】第1信号処理部50は、ディジタル信号で
ある第1誤差信号ES1に演算処理を施して、同じくデ
ィジタル信号である出力信号MSを発生させる。この演
算処理は、図1に接続記号C2で模式的に示したよう
に、材料試験の実行に先立ってホストコンピュータ34
がディジタル信号処理装置36にロードする制御パラメ
ータや、材料試験の実行中にホストコンピュータ34が
ディジタル信号処理装置36へ発する指令に応じて、様
々な形の演算として実行される。具体的には、例えば、
指定された定数を第1誤差信号ES1に乗じるだけの簡
単な演算として実行されることもあれば、第1誤差信号
ES1の積分値と、微分値と、第1誤差信号ES1に定
数を乗じた数値とを、適宜組合せた和を算出する演算と
して実行されることもある。
【0044】第2誤差信号発生部52は、第1信号処理
部50の出力信号MSの数値と第2フィードバック信号
FS2の数値との差分を求めて、それを第2誤差信号E
S2として出力する。第2誤差信号発生部52は、第1
誤差信号発生部48と同様に構成することができる。た
だし後述するように、第2フィードバック信号FS2
は、油圧回路手段の回路構成に応じて、ディジタル信号
処理装置36に入力している場合と、していない場合と
があり、第2フィードバック信号FS2が入力していな
いときには、第2誤差信号発生部52から出力される第
2誤差信号ES2は、第1信号処理部50の出力信号M
Sと同一の信号となっている。
【0045】第2信号処理部54は、入力してくる第2
誤差信号ES2に演算処理を施してディジタル制御信号
DCSを発生させる。この演算処理は、図1に接続記号
C3で模式的に示したように、材料試験の実行に先立っ
てホストコンピュータ34がディジタル信号処理装置3
6にロードする制御パラメータや、材料試験の実行中に
ホストコンピュータ34がディジタル信号処理装置36
へ発する指令に応じて、様々な形の演算として実行され
る。具体的には、例えば、指定された定数を第2誤差信
号ES2に乗じるだけの簡単な演算として実行されるこ
ともあれば、第2誤差信号ES2の積分値と、微分値
と、第2誤差信号ES2に定数を乗じた数値とを、適宜
組合せた和を算出する演算として実行されることもあ
る。
【0046】ディジタル制御信号DCSは、D/Aコン
バータ56によってアナログ信号に変換され、このアナ
ログ信号が、サーボ弁18を制御する制御信号CSであ
る。制御信号をCSをアナログ信号として出力している
のは、サーボ弁18がアナログ制御信号によって制御さ
れるように構成されているからである。ディジタル制御
信号で制御されるサーボ弁を使用する場合には、このD
/Aコンバータ56は不要である。
【0047】既述の如く、センサ系とコントローラ系と
は電気回路手段を介して電気的に接続されている。図示
例の電気回路手段は、荷重センサ30の出力をディジタ
ル信号処理装置36の第1増幅器38の入力に結合して
いる信号経路と、変位センサ32の出力をディジタル信
号処理装置36の第2増幅器42に結合している信号線
路とを含んでおり、また更に、切換レバー24(即ち、
油圧回路構成切換手段)の切換操作に連動してこの電気
回路手段の回路構成を切り換えるための電気回路構成切
換手段を備えている。
【0048】この電気回路構成切換手段は、図示例では
2入力ANDゲート58で構成されている。ANDゲー
ト58の2つの入力には、第2センサ信号SS2と、電
気スイッチ28から出力される油圧回路構成ステータス
信号STSとが結合されており、ANDゲート58の出
力は、ディジタル信号処理装置36の第2増幅器42に
結合されている。従って、このANDゲート58では、
第2センサ信号SS2(即ち、パイロット弁作動位置信
号)が、油圧回路構成ステータス信号STSによってゲ
ーティングされるようにしてある。換言するならば、A
NDゲート58は、油圧回路手段の現在回路構成に応じ
て第2センサ信号SS2をディジタル信号処理装置36
に選択的に結合する選択的信号結合手段を構成してい
る。
【0049】ホストコンピュータ34は、図1に接続記
号C4で模式的に示したように、油圧回路構成ステータ
ス信号STSを読み取るようにしてある。そして、この
ステータス信号STSを読み取ることで油圧回路手段の
現在回路構成を判定し、その判定結果に従ってディジタ
ル信号処理装置36にロードすべき制御パラメータを選
択するようにしてある。従って、ホストコンピュータ3
4は、材料試験を実行するためにディジタル信号処理装
置36の設定を行う際には、このステータス信号STS
によって示されている油圧回路手段の現在回路構成に応
じて、ディジタル信号処理装置36の設定を行う。
【0050】以上の構成において、材料試験を実行しよ
うとするオペレータは、先ず、その材料試験の試験条件
を考慮して、油圧回路手段の回路構成として第1回路構
成と第2回路構成とのいずれが適しているかを判断す
る。そして、切換レバー24を手動操作することで、適
切な回路構成を選択する。こうして選択された油圧回路
手段の回路構成は、電気スイッチ28から出力される油
圧回路構成ステータス信号STSによって表示される。
また、この油圧回路構成ステータス信号STSによっ
て、ANDゲート58へ入力している第2センサ信号S
S2がゲーティングされるため、センサ系とコントロー
ラ系とを電気的に接続する電気回路手段の回路構成が、
選択された油圧回路手段の回路構成に適した回路構成に
設定される。更に、ホストコンピュータ34が、油圧回
路構成ステータス信号STSを読み取って油圧回路手段
の現在回路構成を判定し、その判定結果に従ってディジ
タル信号処理装置36の第1信号処理部50及び第2信
号処理部54にロードすべき制御パラメータを選択する
ことで、それら信号処理部50、54が適切に設定され
る。
【0051】第1信号処理部50及び第2信号処理部5
4の設定は、例えば次のようにして行われる。先ず、オ
ペレータが切換レバー24を操作して油圧回路手段を第
1回路構成にしたときには、パイロット弁20が油圧回
路から排除される。この場合に、ホストコンピュータ3
4は、例えば、第2信号処理部54を、入力してくる信
号ES2をそのまま信号DCSとして出力する(換言す
れば、ゲイン「1」で増幅する)ように設定する一方
で、第1信号処理部50を、この第1信号処理部50が
第1誤差信号ES1に対して施す演算処理によって、油
圧式材料試験システム10の制御が比例・積分・微分制
御(PID動作)として行われるように設定する。
【0052】また、オペレータが油圧回路手段を第2回
路構成に切り換えたならば、パイロット弁20が油圧回
路に組込まれる。この場合に、ホストコンピュータ34
は、例えば、第2信号処理部54を、入力してくる第2
誤差信号ES2を適切なゲインで増幅したものをディジ
タル制御信号DCSとして出力するように設定する。ま
たそれと共に、第1信号処理部50を、第2信号処理部
54がそのような増幅を行うことを考慮に入れた上で、
油圧式材料試験システム10の制御が良好な比例・積分
・微分制御(PID動作)として行われるように設定す
る。
【0053】このように、ここに開示した油圧式材料試
験システム10によれば、オペレータが油圧アクチュエ
ータ系の油圧回路手段の回路構成を手動操作によって切
り換えたならば、それによって必要となる、センサ系と
コントローラ系とを電気的に接続している電気回路手段
の回路構成の切換が自動的に、即ちオペレータの介入な
しに行われると共に、第1信号処理部50及び第2信号
処理部54の設定が、同じくオペレータの介入なしに適
切に行われる。従って、電気回路手段の切換及び信号処
理部50、54の設定に関して、人間の手動操作に必然
的に伴う誤操作の可能性が完全に払拭されている。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載し
た本発明の油圧式材料試験システムは、制御信号によっ
て制御可能な油圧アクチュエータ系と、試験片に関する
物理量ないし前記油圧アクチュエータ系に関する物理量
を表すセンサ信号を発生するセンサ系と、前記センサ系
から受取ったセンサ信号に基づいて前記制御信号を発生
するコントローラ系と、前記センサ系と前記コントロー
ラ系とを電気的に接続する電気回路手段とを備え、前記
油圧アクチュエータ系が、油圧源と、試験片に試験操作
を加えるための油圧アクチュエータユニットと、前記油
圧源と前記油圧アクチュエータユニットとを油圧的に接
続する油圧回路手段とを含んでおり、前記コントローラ
系が、ホストコンピュータと、該ホストコンピュータに
よって設定可能なコントローラユニットとを含んでいる
油圧式材料試験システムにおいて、前記油圧回路手段
が、該油圧回路手段の回路構成をオペレータが手動で切
り換えるための油圧回路構成切換手段と、該油圧回路手
段の現在回路構成を検出するための油圧回路構成検出手
段とを備えており、前記電気回路手段が、前記油圧回路
構成切換手段の切換操作に連動して該電気回路手段の回
路構成を切り換えるための電気回路構成切換手段を備え
ており、前記ホストコンピュータが、前記油圧回路構成
検出手段で検出された前記油圧回路手段の現在回路構成
に応じて前記コントローラ系の設定を行うようにした。
【0055】そのため、オペレータが油圧回路手段の回
路構成の切換操作を行ったならば、それに伴って、セン
サ系とコントローラ系とを電気的に接続する電気回路手
段の回路構成の切換と、コントローラ系の制御特性の切
換とが、オペレータの別段の介入なしに自動的に行われ
るため、信頼性の高い油圧式材料試験システムを提供す
ることができる。
【0056】また、請求項2に記載した本発明の油圧式
材料試験システムは、前記油圧回路手段が、前記制御信
号を入力として受取り第1作動油出力を発生するサーボ
弁と、前記サーボ弁の前記第1作動油出力を入力として
受取り第2作動油出力を発生するパイロット弁とを含ん
でおり、前記油圧回路構成切換手段が、前記サーボ弁の
前記第1作動油出力と前記パイロット弁の前記第2作動
油出力との一方を選択的に前記油圧アクチュエータユニ
ットの入力とする切換弁機構と、該切換弁機構を手動操
作するための手動操作機構とを含んでいる。
【0057】これは、油圧アクチュエータ系の具体的な
構成を記載したものであり、かかる油圧アクチュエータ
系を備えた油圧式材料試験システムは、本発明を採用す
ることで顕著な利点が得られる。
【0058】また、請求項3に記載した本発明の油圧式
材料試験システムは、前記油圧回路構成検出手段が、前
記手動操作機構によって作動される電気スイッチから成
るものである。
【0059】かかる構成の油圧回路構成検出手段を採用
することによって、低コストで、また簡明な構成で、信
頼性の高い動作を保証することができる。
【0060】また、請求項4に記載した本発明の油圧式
材料試験システムは、前記コントローラユニットが、前
記ホストコンピュータから制御パラメータがロードされ
るディジタル信号処理装置から成り、前記ホストコンピ
ュータが、前記油圧回路構成検出手段の出力を読み取る
ことで前記油圧回路手段の現在回路構成を判定し、その
判定結果に従って前記ディジタル信号処理装置にロード
すべき制御パラメータを選択するようにした。
【0061】かかる構成のコントローラ系を採用するこ
とで、融通性に優れた油圧式材料試験システムを提供す
ることができる。
【0062】また、請求項5に記載した本発明の油圧式
材料試験システムは、前記センサ系が、前記パイロット
弁の作動位置を表すパイロット弁作動位置信号を発生す
るパイロット弁作動位置センサを含んでおり、前記電気
回路構成切換手段が、前記油圧回路手段の現在回路構成
に応じて前記パイロット弁作動位置信号を前記コントロ
ーラユニットに選択的に結合する選択的信号結合手段を
含んでいるものとした。
【0063】かかる構成の電気回路構成切換手段を採用
することで、簡明な構成で信頼性の高い動作を保証し得
る油圧式材料試験システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施の形態にかかる油圧式材料
試験システム10を示したブロック図である。
【符号の説明】
10 油圧式材料試験システム 16 油圧アクチュエータユニット(油圧シリンダ) 18 サーボ弁 20 パイロット弁 22 切換弁機構 24 切換レバー 28 電気スイッチ 30 荷重センサ 32 変位センサ 34 ホストコンピュータ 36 コントローラユニット(ディジタル信号処理装
置) 58 ANDゲート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御信号によって制御可能な油圧アクチ
    ュエータ系と、試験片に関する物理量ないし前記油圧ア
    クチュエータ系に関する物理量を表すセンサ信号を発生
    するセンサ系と、前記センサ系から受取ったセンサ信号
    に基づいて前記制御信号を発生するコントローラ系と、
    前記センサ系と前記コントローラ系とを電気的に接続す
    る電気回路手段とを備え、前記油圧アクチュエータ系
    が、油圧源と、試験片に試験操作を加えるための油圧ア
    クチュエータユニットと、前記油圧源と前記油圧アクチ
    ュエータユニットとを油圧的に接続する油圧回路手段と
    を含んでおり、前記コントローラ系が、ホストコンピュ
    ータと、該ホストコンピュータによって設定可能なコン
    トローラユニットとを含んでいる油圧式材料試験システ
    ムにおいて、 前記油圧回路手段が、該油圧回路手段の回路構成をオペ
    レータが手動で切り換えるための油圧回路構成切換手段
    と、該油圧回路手段の現在回路構成を検出するための油
    圧回路構成検出手段とを備えており、 前記電気回路手段が、前記油圧回路構成切換手段の切換
    操作に連動して該電気回路手段の回路構成を切り換える
    ための電気回路構成切換手段を備えており、 前記ホストコンピュータが、前記油圧回路構成検出手段
    で検出された前記油圧回路手段の現在回路構成に応じて
    前記コントローラ系の設定を行うようにした、ことを特
    徴とする油圧式材料試験システム。
  2. 【請求項2】 前記油圧回路手段が、前記制御信号を入
    力として受取り第1作動油出力を発生するサーボ弁と、
    前記サーボ弁の前記第1作動油出力を入力として受取り
    第2作動油出力を発生するパイロット弁とを含んでお
    り、前記油圧回路構成切換手段が、前記サーボ弁の前記
    第1作動油出力と前記パイロット弁の前記第2作動油出
    力との一方を選択的に前記油圧アクチュエータユニット
    の入力とする切換弁機構と、該切換弁機構を手動操作す
    るための手動操作機構とを含んでいることを特徴とする
    請求項1記載の油圧式材料試験システム。
  3. 【請求項3】 前記油圧回路構成検出手段が、前記手動
    操作機構によって作動される電気スイッチから成ること
    を特徴とする請求項2記載の油圧式材料試験システム。
  4. 【請求項4】 前記コントローラユニットが、前記ホス
    トコンピュータから制御パラメータがロードされるディ
    ジタル信号処理装置から成り、前記ホストコンピュータ
    が、前記油圧回路構成検出手段の出力を読み取ることで
    前記油圧回路手段の現在回路構成を判定し、その判定結
    果に従って前記ディジタル信号処理装置にロードすべき
    制御パラメータを選択するようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の油圧式材料試験システム。
  5. 【請求項5】 前記センサ系が、前記パイロット弁の作
    動位置を表すパイロット弁作動位置信号を発生するパイ
    ロット弁作動位置センサを含んでおり、前記電気回路構
    成切換手段が、前記油圧回路手段の現在回路構成に応じ
    て前記パイロット弁作動位置信号を前記コントローラユ
    ニットに選択的に結合する選択的信号結合手段を含んで
    いることを特徴とする請求項2または3記載の油圧式材
    料試験システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103016464A (zh) * 2012-11-26 2013-04-03 西南交通大学 一种液压试验机加载速度控制装置及控制方法
CN104280296A (zh) * 2014-09-30 2015-01-14 北京工业大学 一种具有调速与加载功能的钢丝绳检测平台

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