JP3809757B2 - 2部材間における被圧入部材の構造 - Google Patents

2部材間における被圧入部材の構造 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、一方の軸体よりなる圧入部材を、他方の被圧入部材の軸受ボスに形成される圧入孔に圧入固着し、2部材を固着する2部材間における固着構造に関し、そのうち特に圧入部材が圧入される被圧入部材の構造に関する。かかる2部材間における固着は、機械装置において極めて広く使用されるもので、例えば自動車等においては、機関の回転に連動して回転するプーリーと、ウオータポンプのインペラーに接続される回転軸との固着、あるいは一方の回転を他方に向けて伝達する回転軸と歯車との固着等に用いられる。
【0002】
【従来の技術】
従来の2部材間における固着構造について図により説明する。10は横断面円形をなす軸体よりなる圧入部材である。11は前記圧入部材が圧入されて固着される被圧入部材であって以下よりなる。被圧入部材11は上部が開口する有底カップ状をなし、底部のフランジ部11Aの外周側方から上方に向かって円筒壁部11Bが連設して形成される。又フランジ部11Aの中心部には上方に向かって第1筒部11Cが連設して形成され、第1筒部11Cの内方には、筒部の軸方向(図において上下方向)に沿ってガイド孔11Dが形成される。そして前記被圧入部材Bは、例えば3ミリメートルの薄板金属材料をプレス成形加工することによって形成されるもので、前記プレス成形加工を用いて被圧入部材Bを形成することは製造コストの低減及び軽量化を目的として行なわれる。12は前記第1筒部11C内に固定配置される補強カラーであって、補強カラー12はフランジ部11Aの下面11Eに当接される鍔部12Aと鍔部12Aより上方に向かって突出するとともに第1筒部11Cのガイド孔11D内に挿入配置されるガイド筒部12Bと、ガイド筒部12Bの内方にあってガイド筒部12Bの軸方向に沿って穿設される圧入孔12Cと、により形成され、この補強カラー12は金属材料を例えば切削加工することによって製作される。そして、前記補強カラー12はその鍔部12Aがフランジ部11Aの下面11Eに当接配置されるとともにガイド筒部12Bが第1筒部11C内のガイド孔11D内に挿入配置され、かかる状態において、補強カラー12は第1筒部11Cに溶接等の固定手段をもって固着されるもので、以上によって被圧入部材11が形成される。そして圧入部材10と被圧入部材11とは、圧入部材10としての棒体が被圧入部材11の圧入孔12C内に圧入されることによって一体的に固着される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
かかる従来の2部材間における被圧入部材11によると、圧入部材10を被圧入部材11に向けて圧入する際、圧入部における圧入強度及びその剛性を確保する為に金属材料よりなる補強カラー12を必要とする。これは第1筒部11Cを含む被圧入部材11が薄板金属材料をプレス成形加工することによって形成され、第1筒部11Cのガイド孔11Dに補強カラー12を用いることなく直接的に圧入部材10を圧入した際、圧入部材10に対する充分な圧入強度、剛性を確保できないことによる。ここで薄板金属材料の板厚を大きく厚くすることによって前記圧入強度、及び剛性を増加することが可能では有るが、これによると被圧入部材11の重量の増加、材料費の上昇、プレス成形加工時間の大幅な増加等の問題が生ずる。以上の鑑定から、被圧入部材11は、補強カラー12を必要とするもので、これによると、被圧入部材11として新たに補強カラー12を用意する必要があり、部品コストの上昇をもたらし安価な被圧入部材11を提供できない。又補強カラー12は溶接等の固定手段をもって被圧入部材11に固定されるもので、この固定作業を要することによって製造コストを低減できない。更に前記固定作業によって補強カラー12が被圧入部材11に固定されることによると、当該固定部における固定状態の確認、検査工程が必要となるもので、このことも製造コストの増加の一因をなすものである。
【0004】
本発明は前記不具合に鑑み成されたもので、補強カラーを用いることなく、しかも従来の薄板金属材料の板厚を変えることなく、充分な圧入強度と剛性を備えた安価で生産性の高い2部材間における被圧入部材を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明になる2部材間における被圧入部材の構造は、前記目的達成の為に、平板状のフランジ部に、一側に突出して圧入孔を備える軸受ボスが形成され、該圧入孔に軸体よりなる圧入部材が圧入固定配置される2部材間における被圧入部材において、平板状のフランジ部から一側に向けて第1筒部を突出して形成し、次いで、第1筒部の一側端部を、内方に向けるとともに第1筒部の内側面に沿って圧入孔を備える第2筒部を他側に向けて折曲げ形成し、前記第2筒部の他側端をフランジ部の他側面まで延出するとともに該他側端を、フランジ部の他側面に沿って外周方向に向けて環状に延出したことを特徴とする。
【0006】
【作用】
かかる本願発明の被圧入部材によると、圧入部材が圧入固定配置される被圧入部材の軸受ボスはフランジ部から一側に突出する第1筒部と、第1筒部の一側端部から内側面に沿って折曲げ形成され、他側に向かう第2筒部とによって形成され、更に、第2筒部の他側端を、フランジ部の他側面に沿って外周方向に向けて環状に延出したので、被圧入部材の板厚を厚くすることなく圧入部材の圧入に対して充分なる圧入強度と剛性を確保でき、これによって従来用いていた補強カラーを廃止できる。
【0007】
【実施例】
以下、本発明になる2部材間における被圧入部材の構造の一実施例について図により説明する。図1は被圧入部材の1実施例を示す縦断面図である。1は被圧入部材であり、底部の平板状のフランジ部1Aの中心部から一側A(図において上方)に向かって第1筒部1Cが突出して形成され、第1筒部1Cの一側Aにある一側端部1Dは内方に向かって折曲げられるとともに第1筒部1Cの内側面1Eに沿い、他側B(図において下方)に向かって第2筒部1Fが形成される。そして、前記第2筒部1Fの内方には、第2筒部1Fの軸方向A−B(図において上下方向)に沿う圧入孔1Gが形成される。
そして、この第2筒部1Fの他側端1Hはフランジ部1Aの他側面1K(下面)に達し、その後フランジ部1Aの他側面1Kに沿って外周方向に向けて環状に延出する。この環状に延出する部分は図において1Lとして示される。尚1Jはフランジ部1Aの外周に形成される歯車である。
かかる、被圧入部材1は、例えば板厚3ミリメートルの薄板金属材料を用い、プレス成形加工することによって形成される。
【0008】
そして前記被圧入部材1に図2に示される圧入部材10としての軸体(図1において圧入部材は図示されていない)が圧入固定配置されるものであり、圧入部材10は第2筒部1Fの内方に形成された圧入孔1Gに向けて圧入固定される。
【0009】
かかる圧入部材10の圧入孔1Gに対する圧入時において、特に注目されるべきは、軸受ボス2が第1筒部1Cと第2筒部1Fとによる二重の筒部によって形成された点。及び第2筒部1Fの下端に環状に延出する部分を連設した点である。かかる軸受ボス2を用いたことによると、圧入部材10が圧入孔1G内に圧入された際における圧入部材10による圧入孔1Gに対する側方への加圧力に対し、圧入孔1Gの側方への耐力を大きく向上でき、軸受ボス2において充分なる圧入強度充分なる剛性を備えることができたものである。従って、従来の板厚の薄板金属材料を用い、前記被圧入部材の構造を採用することにより圧入部材10を充分なる圧入強度をもって被圧入部材1の圧入孔1Gに圧入固定配置できたもので、これによって従来の補強カラー12を廃止することができたものである。
【0010】
尚、本実施例に示される被圧入部材そのものの形状(カップ状、平板状)については何等制限を受けるものでない。
【0011】
【発明の効果】
以上の如く、本発明になる被圧入部材の構造によると、平板状のフランジ部から一側に向けて第1筒部を突出して形成し、次いで、第1筒部の一側端部を、内方に向けるとともに第1筒部の内側面に沿って他側に向けて折曲げ形成して第2筒部を形成し、該第2筒部の内方に筒部の軸方向に沿う圧入孔を形成し、更に、第2筒部の他側端を、フランジ部の他側面まで延出するとともに該他側端を、フランジ部の他側面に沿って外周方向に向けて環状に延出したので、従来の被圧入部材の板厚を厚くすることなく、圧入部材が圧入固定配置される被圧入部材の軸受ボスの圧入強度及び剛性をより一層高めることができ、これによって別部材として用意される補強カラーが不要となったものであり、もって安価で生産性の高い被圧入部材を提供できたものである。又、前記軸受ボスにおける圧入強度及び剛性を更に高めることができたことにより、被圧入部材の板厚を薄肉化することが可能と成ったものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になる2部材間における被圧入部材の構造の一実施例を示す縦断面図。
【図2】 従来の2部材間における被圧入部材の構造を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 被圧入部材
1A フランジ部
1C 第1筒部
1E 第1筒部の内側面
1F 第2筒部
1H 第2筒部の他側端
1K フランジ部の他側面

Claims (1)

  1. 平板状のフランジ部に、一側に突出して圧入孔を備える軸受ボスが形成され、該圧入孔に軸体よりなる圧入部材が圧入固定配置される2部材間における被圧入部材において、平板状のフランジ部1Fから一側Aに向けて第1筒部1Cを突出して形成し、次いで、第1筒部1Cの一側端部1Dを、内方に向けるとともに第1筒部1Cの内側面1Eに沿って圧入孔12Cを備える第2筒部1Fを他側Bに向けて折曲げ形成し、前記第2筒部の他側端1Hを、フランジ部1Aの他側面1Kまで延出するとともに該他側端1Hを、フランジ部1Aの他側面1Kに沿って外周方向に向けて環状に延出したことを特徴とする2部材間における被圧入部材の構造。
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