JP3808958B2 - 車輪のブレーキ力及びトラクションの試験装置 - Google Patents
車輪のブレーキ力及びトラクションの試験装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3808958B2 JP3808958B2 JP31086296A JP31086296A JP3808958B2 JP 3808958 B2 JP3808958 B2 JP 3808958B2 JP 31086296 A JP31086296 A JP 31086296A JP 31086296 A JP31086296 A JP 31086296A JP 3808958 B2 JP3808958 B2 JP 3808958B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheel
- hub
- tire
- transducer means
- crank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000012360 testing method Methods 0.000 title claims description 24
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims abstract description 7
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims abstract description 4
- 238000012345 traction test Methods 0.000 abstract description 4
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 7
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 6
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 1
- 230000001788 irregular Effects 0.000 description 1
- 239000004579 marble Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01M—TESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G01M17/00—Testing of vehicles
- G01M17/007—Wheeled or endless-tracked vehicles
- G01M17/02—Tyres
- G01M17/022—Tyres the tyre co-operating with rotatable rolls
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Tires In General (AREA)
- Testing Of Balance (AREA)
- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リム及びタイヤを備える車輪のブレーキ力及びトラクションの試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
タイヤのトレッドの特性に関するパラメータの一つは、路面との接触領域下方におけるトレッドの単位長さCp当りの長手方向剛性である。このパラメータは、接触領域aにおけるトレッドをシュミレートする「擦り(brush)モデル」の全長手方向剛性Ckxにより構成される集中的パラメータを始めて計算される。即ち、(Ckx=2a2Cp)となる。全長手方向剛性Ckxを求めるため、「ブレーキ力キャリッジ」としても公知である動力測定型キャリッジによるブレーキ力の試験が行われる。
【0003】
試験中のタイヤを備える車輪が取り付けられたキャリッジは、車両(この車両からキャリッジに対するブレーキ操作が為される)によって、大理石で出来た極めて平坦な適宜の軌道に沿って駆動される。車輪にブレーキ力トルクを付与したときに生ずる長手方向への力を測定する二つの荷重セルが車輪に取り付けられる。また、同一の車輪には、その角速度を測定すべく速度トランスデューサ(ホニック車)も取り付けられている。キャリッジの前進速度を測定するため、ペーズラー(Paiseler)車が車両に取り付けられている。キャリッジから送られる力の信号、及び滑り速度の信号を受け取るシステムがキャリッジに取り付けられている。これらの信号は、遠隔測定手段により制御タワーに伝送される。タイヤの滑り速度は、キャリッジの前進速度と、タイヤの円周速度との差を示す。
【0004】
この試験は、「不規則な」ブレーキ力トルクを付与することと(最も幅の広い振動数成分を有し、また、長手方向剛性が振動数と共に変化することを考慮に入れるため)、車輪のハブにおける長手方向への力の信号(出力)と、タイヤの滑り動作の信号(入力)との伝達関数を求めることとから成っている。零となる傾向の振動数の場合、長手方向への力と滑り動作との変換関数の限界値は接触領域下方におけるトレッドの全長手方向剛性Ckxである。このトレッドCpの単位長さ当たりの長手方向剛性は、比Ckx/2a2として求められる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このブレーキ力キャリッジを使用する試験は、屋外に配置された軌道にて行われ、測定誤差の原因を特定することが困難であり、また、試験が環境条件及び軌道の保存状態による影響を受けるため、この試験は、かなり臨界的なものとなる。
【0006】
本発明の目的は、正確で且つ再現可能な結果が得られ、しかも、試験の実施を容易にするタイヤのブレーキ力及びトランクションの試験装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的は、本発明により、回転自在であるハブと一体化された、リム及びタイヤを備える、車輪のブレーキ力及びトラクションの試験装置により達成される。該試験装置は、所定の速度で回転する路面輪と、該ハブと一体化されたクランクと、枢着ピンにより上記クランクに接続され且つピンにより、ピストン(空気を保持し且つヘッドにより閉鎖されたシリンダのチャンバ内を密封状に摺動する)に接続された接続ロッドと、上記ハブと関係付けられた第一の変形トランスデューサ手段であって、上記タイヤにより上記ハブに伝達された長手方向への力を測定することができる上記第一の変形トランスデューサ手段と、上記ハブ及び上記の路面輪にそれぞれ関係付けられた第二及び第三の速度トランスデューサ手段であって、上記タイヤの滑り速度を測定することができる該第二及び第三の速度トランスデューサ手段とを備え、上記タイヤが上記路面輪によって回転され且つ上記クランク及び接続ロッドを通じて上記ピストンを駆動して、上記シリンダ内で往復運動することにより、上記チャンバ内の上記空気の圧縮工程及び膨張行程を為して、上記車輪及び上記タイヤに対して、上記の圧縮行程中はブレーキ力トルクを含み、上記の膨張行程中はトラクショントルクを含む正弦波状トルクを付与することを特徴とする。
【0008】
本発明による試験装置は、従来の動力測定型キャリッジの場合のように、屋外ではなくて、屋内型式のブレーキ力試験を行うことを可能にするものである。このため、試験をより容易に行うことができ、これらの試験は、動力測定型キャリッジで行われるものよりも高精度の測定値が得られる。更に、実験信号の雑音の原因をより容易に特定することができる。
【0009】
この試験は、振動数の範囲が0.1乃至25Hzにて、適当な振幅の正弦波状トルクを付与することと、車輪のハブにおける長手方向への力の信号(出力)とタイヤの滑り速度の信号(入力)との信号(路面輪の円周速度とタイヤの円周速度との差を示す)の伝達関数を求めることとから成っている。零となる傾向の振動数の場合、長手方向への力と滑り動作との間の伝達関数の限界値は接触領域の下方におけるトレッドの全長手方向剛性Ckxである。
【0010】
この屋内試験において、低振動数(0.1Hz)における長手方向への力の値を測定するときの精度を向上させることができるという利点が得られる。
【0011】
トレッドCpの単位長さ当りの長手方向への剛性は、比Ckx/2a2にて求められる。この剛性は、トレッドの混合体、及び設計の関数であるから、この剛性は、振動数の関数であり、これは、当該出願人が設計した「擦りモデル」に考慮に入れられる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、添付図面に非限定的な一例として掲げた実施の形態に関して、本発明の特徴及び有利な点について説明する。
【0013】
図1には、本発明に従って製造されたブレーキ力及びトラクションの試験装置が図示されている。該試験装置は、図示しない電気モータによって所定の速度で回転される路面輪1と、該路面輪1により回転される、リム3及びタイヤ4を有する車輪2と、該車輪2のリム3と一体化され、図示しない基部により回転可能に支持されて、回転自在である動力測定型ハブ5とを備えている。また、この試験装置は、ハブ5と一体のクランク6と、枢着ピン8によりクランク6に接続された一端(ヘッド部)、及びピストン10(空気を保持し、ヘッド部18により閉鎖されるシリンダ12のチャンバ11内を密封状に摺動する)にピン9により接続された他端(足部)を有する接続ロッド7とを備えている。チャンバ11内の空気の剛性は、ばね16で概略図的に示してある。ハブ5に締結された変形トランスデューサ13が車輪2によりハブ5に伝達された長手方向への力を測定し、また、ハブ5に、及び路面輪1のハブ(図示せず)にそれぞれ締結された2つのふ角速度トランスデューサ14、15がタイヤ4の滑り速度を測定する。角速度トランスデューサ14、15は、高分解能のエンコーダ(1/1000の精度)から成っている。
【0014】
この試験装置によれば、タイヤ4を有する車輪2に対してブレーキ力トルク及びトランクショントルクを付与することが可能となる。この車輪2は、ハブ5に加えられる予め選択した垂直方向への力(車輪に支持される乗物の重量の割合を表現する)によって路面輪1に対して半径方向に押圧される。路面輪2は、タイヤ4を回転させ、そのため、クランク6及び接続ロッド7を通じて、タイヤは、ピストン10を往復運動状に動かして、圧縮行程、及び膨張行程を行わせる。ピストン10が、接続ロッド7及びクランク6を通じて圧縮行程にあるとき、タイヤ4を備える車輪2にブレーキ力が掛けられる一方、ピストン10が膨張行程にある間に、車輪2は加速される。
【0015】
角速度トランスデューサ13、14、15によって検出された信号は、動力測定型ハブ5の長手方向への力、滑り速度であり、路面輪1の円周速度とタイヤの円周速度との差を示す(滑り速度が零のとき、タイヤに加わるトルクは零である)。
【0016】
図2には、伝達関数の曲線が図示されている。この伝達関数は、P6000 185/60 R14タイヤ(路面輪速度が50kph、膨張圧力p=2バール)の場合、ピストン10により車輪2に加えられる正弦波状トルクの振動数f(Hz)に対する、車輪のハブにおける長手方向への力の信号(出力)と、タイヤの滑り速度(入力)(kg/%)との比であるF/sから成っている。零となる振動数の場合(図2に点線で図示)、長手方向への力と滑りモーメントとの伝達関数の限界値は接触領域下方におけるトレッドの全長手方向剛性Ckxである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による、リム及びタイヤを備える車輪のブキーキ力及びトラクションの試験装置の概略図である。
【図2】図1の試験装置によりブレーキ力の試験を行った車輪で観察される、振動量に対する長手方向への力と滑り速度との伝達関数のグラフである。
【符号の説明】
1 路面輪 2 車輪
3 リム 4 タイヤ
5 ハブ 6 クランク
7 接続ロッド 8 枢着ピン
9 ピン 10 ピストン
11 チャンバ 12 シリンダ
13 変形トランスデューサ 14、15 角速度トランスデューサ
16 ばね 18 ヘッド部
【発明の属する技術分野】
本発明は、リム及びタイヤを備える車輪のブレーキ力及びトラクションの試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
タイヤのトレッドの特性に関するパラメータの一つは、路面との接触領域下方におけるトレッドの単位長さCp当りの長手方向剛性である。このパラメータは、接触領域aにおけるトレッドをシュミレートする「擦り(brush)モデル」の全長手方向剛性Ckxにより構成される集中的パラメータを始めて計算される。即ち、(Ckx=2a2Cp)となる。全長手方向剛性Ckxを求めるため、「ブレーキ力キャリッジ」としても公知である動力測定型キャリッジによるブレーキ力の試験が行われる。
【0003】
試験中のタイヤを備える車輪が取り付けられたキャリッジは、車両(この車両からキャリッジに対するブレーキ操作が為される)によって、大理石で出来た極めて平坦な適宜の軌道に沿って駆動される。車輪にブレーキ力トルクを付与したときに生ずる長手方向への力を測定する二つの荷重セルが車輪に取り付けられる。また、同一の車輪には、その角速度を測定すべく速度トランスデューサ(ホニック車)も取り付けられている。キャリッジの前進速度を測定するため、ペーズラー(Paiseler)車が車両に取り付けられている。キャリッジから送られる力の信号、及び滑り速度の信号を受け取るシステムがキャリッジに取り付けられている。これらの信号は、遠隔測定手段により制御タワーに伝送される。タイヤの滑り速度は、キャリッジの前進速度と、タイヤの円周速度との差を示す。
【0004】
この試験は、「不規則な」ブレーキ力トルクを付与することと(最も幅の広い振動数成分を有し、また、長手方向剛性が振動数と共に変化することを考慮に入れるため)、車輪のハブにおける長手方向への力の信号(出力)と、タイヤの滑り動作の信号(入力)との伝達関数を求めることとから成っている。零となる傾向の振動数の場合、長手方向への力と滑り動作との変換関数の限界値は接触領域下方におけるトレッドの全長手方向剛性Ckxである。このトレッドCpの単位長さ当たりの長手方向剛性は、比Ckx/2a2として求められる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このブレーキ力キャリッジを使用する試験は、屋外に配置された軌道にて行われ、測定誤差の原因を特定することが困難であり、また、試験が環境条件及び軌道の保存状態による影響を受けるため、この試験は、かなり臨界的なものとなる。
【0006】
本発明の目的は、正確で且つ再現可能な結果が得られ、しかも、試験の実施を容易にするタイヤのブレーキ力及びトランクションの試験装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的は、本発明により、回転自在であるハブと一体化された、リム及びタイヤを備える、車輪のブレーキ力及びトラクションの試験装置により達成される。該試験装置は、所定の速度で回転する路面輪と、該ハブと一体化されたクランクと、枢着ピンにより上記クランクに接続され且つピンにより、ピストン(空気を保持し且つヘッドにより閉鎖されたシリンダのチャンバ内を密封状に摺動する)に接続された接続ロッドと、上記ハブと関係付けられた第一の変形トランスデューサ手段であって、上記タイヤにより上記ハブに伝達された長手方向への力を測定することができる上記第一の変形トランスデューサ手段と、上記ハブ及び上記の路面輪にそれぞれ関係付けられた第二及び第三の速度トランスデューサ手段であって、上記タイヤの滑り速度を測定することができる該第二及び第三の速度トランスデューサ手段とを備え、上記タイヤが上記路面輪によって回転され且つ上記クランク及び接続ロッドを通じて上記ピストンを駆動して、上記シリンダ内で往復運動することにより、上記チャンバ内の上記空気の圧縮工程及び膨張行程を為して、上記車輪及び上記タイヤに対して、上記の圧縮行程中はブレーキ力トルクを含み、上記の膨張行程中はトラクショントルクを含む正弦波状トルクを付与することを特徴とする。
【0008】
本発明による試験装置は、従来の動力測定型キャリッジの場合のように、屋外ではなくて、屋内型式のブレーキ力試験を行うことを可能にするものである。このため、試験をより容易に行うことができ、これらの試験は、動力測定型キャリッジで行われるものよりも高精度の測定値が得られる。更に、実験信号の雑音の原因をより容易に特定することができる。
【0009】
この試験は、振動数の範囲が0.1乃至25Hzにて、適当な振幅の正弦波状トルクを付与することと、車輪のハブにおける長手方向への力の信号(出力)とタイヤの滑り速度の信号(入力)との信号(路面輪の円周速度とタイヤの円周速度との差を示す)の伝達関数を求めることとから成っている。零となる傾向の振動数の場合、長手方向への力と滑り動作との間の伝達関数の限界値は接触領域の下方におけるトレッドの全長手方向剛性Ckxである。
【0010】
この屋内試験において、低振動数(0.1Hz)における長手方向への力の値を測定するときの精度を向上させることができるという利点が得られる。
【0011】
トレッドCpの単位長さ当りの長手方向への剛性は、比Ckx/2a2にて求められる。この剛性は、トレッドの混合体、及び設計の関数であるから、この剛性は、振動数の関数であり、これは、当該出願人が設計した「擦りモデル」に考慮に入れられる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、添付図面に非限定的な一例として掲げた実施の形態に関して、本発明の特徴及び有利な点について説明する。
【0013】
図1には、本発明に従って製造されたブレーキ力及びトラクションの試験装置が図示されている。該試験装置は、図示しない電気モータによって所定の速度で回転される路面輪1と、該路面輪1により回転される、リム3及びタイヤ4を有する車輪2と、該車輪2のリム3と一体化され、図示しない基部により回転可能に支持されて、回転自在である動力測定型ハブ5とを備えている。また、この試験装置は、ハブ5と一体のクランク6と、枢着ピン8によりクランク6に接続された一端(ヘッド部)、及びピストン10(空気を保持し、ヘッド部18により閉鎖されるシリンダ12のチャンバ11内を密封状に摺動する)にピン9により接続された他端(足部)を有する接続ロッド7とを備えている。チャンバ11内の空気の剛性は、ばね16で概略図的に示してある。ハブ5に締結された変形トランスデューサ13が車輪2によりハブ5に伝達された長手方向への力を測定し、また、ハブ5に、及び路面輪1のハブ(図示せず)にそれぞれ締結された2つのふ角速度トランスデューサ14、15がタイヤ4の滑り速度を測定する。角速度トランスデューサ14、15は、高分解能のエンコーダ(1/1000の精度)から成っている。
【0014】
この試験装置によれば、タイヤ4を有する車輪2に対してブレーキ力トルク及びトランクショントルクを付与することが可能となる。この車輪2は、ハブ5に加えられる予め選択した垂直方向への力(車輪に支持される乗物の重量の割合を表現する)によって路面輪1に対して半径方向に押圧される。路面輪2は、タイヤ4を回転させ、そのため、クランク6及び接続ロッド7を通じて、タイヤは、ピストン10を往復運動状に動かして、圧縮行程、及び膨張行程を行わせる。ピストン10が、接続ロッド7及びクランク6を通じて圧縮行程にあるとき、タイヤ4を備える車輪2にブレーキ力が掛けられる一方、ピストン10が膨張行程にある間に、車輪2は加速される。
【0015】
角速度トランスデューサ13、14、15によって検出された信号は、動力測定型ハブ5の長手方向への力、滑り速度であり、路面輪1の円周速度とタイヤの円周速度との差を示す(滑り速度が零のとき、タイヤに加わるトルクは零である)。
【0016】
図2には、伝達関数の曲線が図示されている。この伝達関数は、P6000 185/60 R14タイヤ(路面輪速度が50kph、膨張圧力p=2バール)の場合、ピストン10により車輪2に加えられる正弦波状トルクの振動数f(Hz)に対する、車輪のハブにおける長手方向への力の信号(出力)と、タイヤの滑り速度(入力)(kg/%)との比であるF/sから成っている。零となる振動数の場合(図2に点線で図示)、長手方向への力と滑りモーメントとの伝達関数の限界値は接触領域下方におけるトレッドの全長手方向剛性Ckxである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による、リム及びタイヤを備える車輪のブキーキ力及びトラクションの試験装置の概略図である。
【図2】図1の試験装置によりブレーキ力の試験を行った車輪で観察される、振動量に対する長手方向への力と滑り速度との伝達関数のグラフである。
【符号の説明】
1 路面輪 2 車輪
3 リム 4 タイヤ
5 ハブ 6 クランク
7 接続ロッド 8 枢着ピン
9 ピン 10 ピストン
11 チャンバ 12 シリンダ
13 変形トランスデューサ 14、15 角速度トランスデューサ
16 ばね 18 ヘッド部
Claims (1)
- 回転自在であるハブ(5)と一体化された、リム(3)及びタイヤ(4)を備える、車輪(2)のブレーキ力及びトラクションの試験装置にして、
所定の速度で回転する、路面輪(1)と、
前記ハブ(5)と一体化されたクランク(6)と、
枢着ピン(8)により前記クランク(6)に接続され且つピン(9)により、空気を保持し且つヘッド(18)により閉鎖されたシリンダ(12)のチャンバ(11)内で密封状に摺動するピストン(10)に接続された接続ロッド(7)と、
前記ハブ(5)と関係付けられた第一の変形トランスデューサ手段(13)であって、前記タイヤ(4)により前記ハブ(5)に伝達された長手方向への力を測定することができる前記第一の変形トランスデューサ手段(13)と、
前記ハブ(5)及び前記路面輪(1)にそれぞれ関係付けられた第二及び第三の速度トランスデューサ手段(14、15)であって、前記タイヤ(4)の滑り速度を測定することができる前記第二及び第三の速度トランスデューサ手段(14、15)とを備え、
前記タイヤ(4)が、前記路面輪(1)によって回転され且つ前記クランク(6)及び接続ロッド(7)を通じて前記ピストン(10)を駆動し、前記シリンダ(12)内で往復運動することにより、前記チャンバ(11)内の前記空気の圧縮工程及び膨張行程を為して、前記車輪(2)及び前記タイヤ(4)に対して、前記の圧縮行程中はブレーキ力トルクを含み、前記膨張行程中はトラクショントルクを含む正弦波状トルクを付与することを特徴とする試験装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
IT95MI002397A IT1277226B1 (it) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | Dispositivo per una prova di frenata e trazione di una ruota comprendente un cerchio e un pneumatico |
IT95A002397 | 1995-11-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09178620A JPH09178620A (ja) | 1997-07-11 |
JP3808958B2 true JP3808958B2 (ja) | 2006-08-16 |
Family
ID=11372560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31086296A Expired - Fee Related JP3808958B2 (ja) | 1995-11-21 | 1996-11-21 | 車輪のブレーキ力及びトラクションの試験装置 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5777220A (ja) |
EP (1) | EP0775903B1 (ja) |
JP (1) | JP3808958B2 (ja) |
AT (1) | ATE206208T1 (ja) |
BR (1) | BR9604573A (ja) |
DE (1) | DE69615506T2 (ja) |
ES (1) | ES2162971T3 (ja) |
IT (1) | IT1277226B1 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ATE381004T1 (de) * | 1998-04-07 | 2007-12-15 | Pirelli | Verfahren zur bestimmung des strassenverhaltens eines fahrzeugreifens |
US6539788B1 (en) | 1998-12-22 | 2003-04-01 | Pirelli Pneumatici S.P.A. | Method for determining preselected performance characteristics of a tread of a tire and tire provided with a tread having optimal characteristics with reference to said performance characteristics |
US6736004B2 (en) * | 2001-06-15 | 2004-05-18 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army | Ultra-wide band soil/tire interaction radar |
DE10231525B4 (de) | 2002-07-12 | 2006-01-12 | Renk Aktiengesellschaft | Verfahren und Vorrichtung zur Schlupfsimulation auf Fahrzeugprüfständen |
FR2917164B1 (fr) * | 2007-06-11 | 2009-09-04 | Michelin Soc Tech | Procede d'estimation de la performance d'un pneu dans une situation de freinage. |
JP5414565B2 (ja) * | 2010-02-12 | 2014-02-12 | 株式会社小野測器 | タイヤ試験装置 |
JP5414582B2 (ja) * | 2010-03-16 | 2014-02-12 | 株式会社小野測器 | タイヤ試験装置 |
CN103162972A (zh) * | 2013-03-28 | 2013-06-19 | 常州大澳电器制造有限公司 | 一种电动自行车轮毂电机制动器带载测试装置 |
EP3483568A1 (de) * | 2017-11-13 | 2019-05-15 | Siemens Aktiengesellschaft | Winkelsensor mit erfassung der drehstellung mit radartechnik |
US10852423B2 (en) * | 2018-03-07 | 2020-12-01 | The Government Of The United States, As Represented By The Secretary Of The Army | Vehicle-mounted wave transmission and wave response reception |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SU1157385A1 (en) * | 1983-12-05 | 1985-05-23 | Tamazi P Rusadze | Stand for dynamic tests of pneumatic tyres |
US5014551A (en) * | 1989-09-22 | 1991-05-14 | Illinois Tool Works Inc. | Damped high speed tire testing machine |
SU1755093A1 (ru) * | 1990-06-18 | 1992-08-15 | Л.Г. Габидзашвили | Стенд дл испытани шин |
ATE128767T1 (de) * | 1992-05-29 | 1995-10-15 | Schenck Ag Carl | Verfahren und vorrichtung zur lenkung abrollender räder eines fahrzeugs auf prüfständen. |
-
1995
- 1995-11-21 IT IT95MI002397A patent/IT1277226B1/it active IP Right Grant
-
1996
- 1996-11-15 DE DE69615506T patent/DE69615506T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1996-11-15 ES ES96203199T patent/ES2162971T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1996-11-15 EP EP96203199A patent/EP0775903B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-11-15 AT AT96203199T patent/ATE206208T1/de not_active IP Right Cessation
- 1996-11-18 US US08/752,256 patent/US5777220A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-11-20 BR BR9604573A patent/BR9604573A/pt not_active IP Right Cessation
- 1996-11-21 JP JP31086296A patent/JP3808958B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09178620A (ja) | 1997-07-11 |
EP0775903B1 (en) | 2001-09-26 |
DE69615506D1 (de) | 2001-10-31 |
ES2162971T3 (es) | 2002-01-16 |
BR9604573A (pt) | 1998-09-01 |
US5777220A (en) | 1998-07-07 |
EP0775903A1 (en) | 1997-05-28 |
ATE206208T1 (de) | 2001-10-15 |
DE69615506T2 (de) | 2002-05-08 |
ITMI952397A0 (ja) | 1995-11-21 |
IT1277226B1 (it) | 1997-11-05 |
ITMI952397A1 (it) | 1997-05-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3808958B2 (ja) | 車輪のブレーキ力及びトラクションの試験装置 | |
JP4505165B2 (ja) | サスペンションシステムを備えた車両の快適性能を予測する方法 | |
JP3989567B2 (ja) | 自動車用タイヤの動的キヤンバーを測定する方法及び装置 | |
JPH09193629A (ja) | 動的タイヤモデルに基づいて、乗物の車輪のタイヤの乗心地の質を設定する制御方法 | |
EP1033562A3 (de) | Verfahren zur Verringerung von durch eine Radeinheit eines Fahrzeuges hervorgerufenen Vibrationen und Einrichtung hierzu | |
US7987705B2 (en) | Method for estimating a tire performance during a braking situation | |
JPH06129954A (ja) | ドラム試験装置 | |
JPS6237121Y2 (ja) | ||
JPS6038632A (ja) | 走行性能測定装置 | |
JPH03152437A (ja) | 鉄道車両用軸受装置の診断装置 | |
JP5839797B2 (ja) | 空気入りタイヤの空気漏れ試験装置及び空気漏れ試験方法 | |
SU1245915A1 (ru) | Стенд дл динамических испытаний спицевых колес с пневматическими шинами | |
JPH01195331A (ja) | 自動車用の測定装置 | |
RU2783553C1 (ru) | Стенд для испытания тормозных качеств и элементов подвески автомобилей | |
KR101829436B1 (ko) | 고속회전하는 타이어의 동 스프링계수측정 시험장치 | |
JP2534424B2 (ja) | タイヤのリム嵌合強さ測定装置 | |
SU1383136A1 (ru) | Способ определени динамических характеристик пневматической шины транспортного средства | |
JP2754821B2 (ja) | 凹凸路走行距離測定装置 | |
JP2805638B2 (ja) | コンベアベルトを用いてシャシーダイナモメータ装置 | |
SU1283588A1 (ru) | Устройство дл исследовани характеристик шин | |
Kindt et al. | Test setup for tire/road noise caused by road impact excitations: first outlines | |
RU2809399C1 (ru) | Устройство измерения коэффициента сцепления | |
GB1218582A (en) | Tyre testing apparatus | |
JPS5934968B2 (ja) | 自動車両タイヤの牽引力を測定する方法並びに装置 | |
RU2316438C1 (ru) | Устройство для диагностирования тормозной системы автотранспортного средства |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060427 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060519 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |