JP3807336B2 - ランプ係合構造 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、塗料乾燥や樹脂成型など工業加熱分野で利用されるベース付きランプと、このベース付きランプを装置に固定するランプ係合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、自動車の塗料乾燥や、ペットボトルの樹脂成型では、光を使った加熱が行われており、光を放射する光源として発光管内にフィラメントを有する白熱ランプ(以下、単にランプとも呼ぶ)が利用されている。
【0003】
図5は、白熱ランプを用いた加熱装置の断面説明図であり、ランプaは管型の発光管1内にフィラメント2が配置されたものであり、この例においては4本のランプaを用いたものである。
そして、ランプaは発光管1の表面に光反射膜4が形成されており、フィラメント2から放射された光を、この光反射膜4で反射することによって、効率良く光を利用するとともに、被処理物Wのみに光が照射され、それ以外のところに光が照射されないように光の指向性を出すものである。
【0004】
図6は、装置に固定されたランプホルダーにランプが固定された係合構造を説明する説明図である。図6(イ)は、ランプの固定前の図であり、図6(ロ)は、ランプの固定後の図である。
図中、ランプaは管型の発光管1内にフィラメント2が配置されており、発光管1の両端にセラミック製のベース6が取り付けられている。
そして、ベース6には、外周60から、側面610が直線状になるように管軸X方向に沿って突出している突起部61が形成されている。
【0005】
ランプホルダー5は、突起部61を含むベース6が挿通される貫通孔51が形成されており、この貫通孔51はベース6の管軸Xと直交する方向の断面形状と同じ形状であり、よって、ベース6の突起部61が通る形状になっている。
このように、突起部61を含むベース6とランプホルダー5の貫通孔51が係合することにより、ランプホルダー5によってランプaを支持固定するとともに、ランプaが回転することを防止している。
【0006】
このように、ランプホルダー5によってランプaを支持固定すると、ランプaが回転せず位置が特定されるので、被処理物Wに向かう光の方向を、予め、発光管の表面に形成される光反射膜4の形成領域によって決めることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図5に示す被処理物Wも様様な形状大きさのものがあり、被処理物Wによってランプaから放射される光の方向を変える必要がでてきた場合、図6(ロ)に示すランプ係合構造では、ランプaを矢印で示す方向である管軸回りに回転させることができないという問題があった。
【0008】
さらには、図6(イ)に示すようにベース6の突起部61は、その側面610が直線状になってベース6の外周60から突出しているので、接続部Pが鋭角状になってしまうので、図6(ロ)に示すように、ランプaに矢印方向である管軸回りに回転する負荷がかかった場合、接続部Pにひびが入ったり、突起部61が折れるという問題があった。
【0009】
そこで本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであって、ベース付きランプがランプホルダーに係合して固定された状態において、ランプの管軸回りに回転する負荷がかかってもベースが破損しないベース付きランプを提供することにあり、ベース付きランプがランプホルダーに係合した状態で、ランプを管軸回りに回転させ、管軸回りの取り付け角度を変えることにより、光の放射方向を変えることができるランプ係合構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載のランプ係合構造は、管型発光管の内部に管軸に沿ってフィラメントを有し当該発光管の端部にセラミック製のベースが取り付けられたベース付きランプを、装置に固定されたランプホルダーに支持固定するランプ係合構造において、前記ベース付きランプのベースは、前記ランプホルダーに係合される係合部を有しており、前記係合部は、その外周が管軸に向かって凹んだ状態の複数の切り欠き部を有し、前記切り欠き部は、管軸に対して平行に伸びるとともに、管軸に対して直交する断面形状が円弧状になっており、前記ランプホルダーには、前記切り欠き部に係合してベース付きランプの管軸回りの固定角度を調整するための止め部を有しており、前記止め部は、前記係合部が管軸回りに回転する時に自らの弾性力によって位置を変え隣接する前記切り欠き部に係合することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、図面に基づいて本発明の実施の形態を具体的に説明する。
図1は、本発明のベース付きランプの説明図である。図2(イ)は、図1中管軸に直交する方向のY−Y断面図である。
本発明のベース付きランプは、管型の発光管1の内部に管軸に沿ってフィラメント2が配置されており、発光管1の端部にセラミック製のベース3が取り付けられている。
【0013】
ベース3は、フィラメントからの熱によって劣化しないようにセラミック製でり、後述する装置にこのベース付きランプを固定するための係合部31を有し、この係合部31は、その外周310が管軸Xに向かって凹んだ状態の複数の切り欠き部32を有している。
本実施例の場合、11個の切り欠き部32が形成されている。なお、図1では、切り欠き部32は、係合部31の外周310に均等な間隔で形成されているが、外周全域に形成する必要はなく、2つ以上の切り欠き部32があればよい。
【0014】
この切り欠き部32は、管軸Xに対して平行に伸びるとともに、図2(イ)に示すように、管軸Xに対して直交する断面形状が円弧状になっている。
図2(ロ)は、一部拡大図であり、切り欠き部32の断面形状を説明するものであり、図中点線で示す部分、すなわち、側面320の形状が円弧状である。なお、図2(ハ)に示すように、図中点線で示す切り欠き部320の管軸X方向の底部が曲面状になっている形状も含むものである。
【0015】
そして、発光管1の表面に、フィラメントから放射された光を所定の方向に反射するための光反射膜4が形成されている。
【0016】
図3は、本発明のランプ係合構造を示す図であり、図3(イ)はランプ係合前の図であり、図3(ロ)はランプ係合後の図である。
図中、5はランプホルダーであって、不図示の装置に固定されている。そして、ランプホルダー5は、ベース付きランプの係合部31が挿通される貫通孔51を有している。
【0017】
そして、図3(ロ)に示すように、ベース3の係合部31がランプホルダー5の貫通孔51に挿通され、この時に、ランプホルダー5に設けられた止め部52が切り欠き部32に係合するようになっている。
このように貫通孔51に係合部31が挿通されることにより、ベース付きランプが装置に支持固定されるものであり、止め部52が切り欠き部32に係合することにより、ベース付きランプが管軸回りに回転することを防止するものである。
なお、図面では省略しているが、反対側のベースも同じようにランプホルダーによって支持固定されているものである。
【0018】
次に、被処理物の大きさが変わった場合などベース付きランプから放射される光の方向を変える必要がでてきた場合について説明する。
前述したように、発光管1の表面には、予め特定の領域に光反射膜4が形成されており、ベース付きランプがランプホルダー5に支持された状態で、ベース付きランプを管軸回りに回転させることによって、光の方向性を変えることができる。
【0019】
図4は、ベース付きランプがランプホルダーに支持された状態で、ベース付きランプを管軸回りに回転させる説明図である。
図4(イ)に示すように、ベース付きランプを矢印方向で示す管軸回りに回転させた場合、ランプホルダー5の止め部52は、切り欠き部32の側面320から応力が加わり、この応力に対して自らの弾性力によって位置を変えることができるものである。
具体的には止め部52は、厚み0.4mmのステンレスであり、一部がネジによってランプホルダー5に固定され、他の一部が切り欠き部32に係合している。
【0020】
そして、図4(ロ)に示すように、ベース付きランプを矢印方向で示す管軸回りさらに回転させた場合、止め部52は、初め係合していたきり欠き部32と隣接する他の切り欠き部32に係合することになり、ベース付きランプを管軸回りに回転させることができるものである。そして、管軸回りに回転させる力を止めた場合、その位置でベース付きランプが管軸回りに回転しなくなり、位置を決めることができる。
よって、ベース付きランプを管軸回りに回転させることにより、光の放射方向を変えることができる。
【0021】
そして、図4(イ)に示すように、止め部52が切り欠き部32に接触した状態でベース付きランプが回転するものであるが、図2に示すように、切り欠き部32の断面形状が円弧状であるために、切り欠き部32の側面320に応力が加わってもその応力が集中されることがないので、切り欠き部32が破損することがない。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本願発明は、ベース付きランプがランプホルダーに係合して支持固定された状態において、ランプの管軸回りに回転する負荷がかかってもベースが破損せず、ベース付きランプを管軸回りに回転させ、管軸回りの取り付け角度を変えることにより、光の放射方向を変えることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のベース付きランプの説明図である。
【図2】図1中管軸に直交する方向のY−Y断面図である。
【図3】本発明のランプ係合構造を示す説明図である。
【図4】本発明のベース付きランプがランプホルダーに支持された状態で、ベース付きランプを管軸回りに回転させる説明図である。
【図5】白熱ランプを用いた加熱装置の断面説明図である。
【図6】従来のベース付きランプの係合構造を示す説明図である。
【符号の説明】
1 発光管
2 フィラメント
3 ベース
31 係合部
310 外周
32 切り欠き部
320 側面
4 光反射膜
5 ランプホルダー
51 貫通孔
52 止め部
Claims (1)
- 管型発光管の内部に管軸に沿ってフィラメントを有し当該発光管の端部にセラミック製のベースが取り付けられたベース付きランプを、装置に固定されたランプホルダーに支持固定するランプ係合構造において、前記ベース付きランプのベースは、前記ランプホルダーに係合される係合部を有しており、前記係合部は、その外周が管軸に向かって凹んだ状態の複数の切り欠き部を有し、前記切り欠き部は、管軸に対して平行に伸びるとともに、管軸に対して直交する断面形状が円弧状になっており、前記ランプホルダーには、前記切り欠き部に係合してベース付きランプの管軸回りの固定角度を調整するための止め部を有しており、前記止め部は、前記係合部が管軸回りに回転する時に自らの弾性力によって位置を変え隣接する前記切り欠き部に係合することを特徴とするランプ係合構造。
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2002
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JP2003297298A (ja) | 2003-10-17 |
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