JP3804490B2 - 電子機器用筐体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子機器用筐体に関し、更に詳しくは、気密性を維持した密閉筐体の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、所要な電子回路が外部からの影響を受けないように気密性を持たせた電子機器用筐体がある。しかしながら、完全に密閉状態だと電子回路から発生した熱や外部温度の伝熱等によって圧力が上昇してしまい、筐体の破損につながる可能性があるため、この種の電子機器用筐体には、内圧の上昇に伴ってその空気を外部に逃がす手段を具備している。
【0003】
その手段として、従来は、四フッ化エチレン樹脂フィルターの「水を通さずに空気を通す」特性に着目して、筐体に外面と内面とを連通する孔を穿設し、該フィルターで塞いだ構成を採用していた。その状態を図6に示す。
つまり、図示したように、密閉筐体a1の穴a2を覆い被さるようにフィルターa3を密着させ、その上から密閉筐体a1の穴a2と略同径の穴を設けたプレートa4で押さえ、ネジa5で固定し、フィルターa3とプレートa4の周囲をシール材a6で気密シールをした構成になっており、該フィルターa3を介して密閉筐体内の圧力上昇を防止している。
【0004】
ところで、圧力調整を行う手段の代表的なものとして弁構造があるが、この弁構造は、様々な技術分野で適用されている。たとえば、実開昭62−200869号公報に開示された防水性通気弁構造や、特開平9−66889号公報に開示された防水服や、特開平9−193890号公報に開示されたドライスーツの給排気弁等がある。
【0005】
実開昭62−200869号公報に開示された防水性通気弁構造は、自動車などに設備される半導体圧力素子による圧力センサーを水密的に内装するケースに備えられる防水性通気弁構造に関するものとして、空気の流通を許す細い切り込みを周方向に設けた円状ゴムシートを弾性弁とし、この弾性弁をケース内方向に凹湾曲するようにケース本体内に取り付けると共に、ケース本体に通気孔が穿設された構造となっている。そして、ケース内圧が上昇すると該切り込みと該通気孔を介して空気が、ケース本体外部へ逃げるようになっている。
【0006】
特開平9−66889号公報に開示された防水服は、防水服内部に溜まった空気をバランスよく排出させて水中での姿勢を好適に保つために排気バルブの配設位置に特徴を持たせると共に、その排気バルブの弁構造にも特徴を持たせてなるものが開示されており、この弁構造は、弾性に富む部材でもって略リング状に形成されたリング弁を弁ホルダーにそのリング弁の周縁部が露出するように装着されて構成された略フランジ状の弁体を、防水服の内側に弁体のフランジ凸部がくるように、かつ、その背面からスプリングで該周縁部がベース部に圧接するように付勢し、通気口が穿設されたカバー部で弁体後方を被装して構成されている。このように構成された防水服は、防水服内部に溜まった所定圧の空気によって弁体が押し上げられて、リング弁の周縁部とベース部との間に間隙が生じて空気が外部へ逃げるようになっている。
【0007】
特開平9−193890号公報に開示されたドライスーツの給排気弁は、潜水時におけるドライスーツ内の空気の排出と浮上時におけるドライスーツ内の空気の供給として周知の押し込みアングル弁を吸気用と排気用に採用し、ドライスーツ外側に吸気ボタンと排気ボタンとが配設されるように一体的に連結した構成になっており、夫々のボタンを押し下げることによりスプリングで付勢された弁機構が開いて吸気あるい排気が行われるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した四フッ化エチレン樹脂フィルターの多孔質の特性は、周知の通り、水を通さないで、空気を通す特有の特性を有しており、その多孔質の孔径は現在実用化されているものでおよそ0.1μm 〜数μm の大きさとなっている。
しかしながら、電子機器の筐体、特に屋外設置形が影響を受ける一般大気には、上記孔径を通過し得る亜硫酸ガス、海塩粒子、金属粒子等が含まれており、これらの有害ガス類が電子機器内に自由に行き来し、内部機器に累積することで機能の信頼性を低下につながることが判明している。さらに、設置場所によっては、フィルターに大気中の塵埃が付着して、いわゆる“目詰まり”状態を引き起こし、圧力調整機能が低下する場合もある。
【0009】
しかも、このフィルターは、けっして機械的強度が高いものではなく、上記の問題に加え、設置場所によっては蟻等の昆虫類により破壊されるおそれがあり、万全とはいえないが、その対策として電子機器内部に進入しないようにプレート4の上からネットを被せているのが現状である。
また、いわゆる筐体内の結露現象については、上記フィルターを通過して筐体内部に出入りする空気に含まれている水蒸気が筐体内の温度低下の際に、外気との温度差で発生することが判明しており、その対策が望まれている。
【0010】
そこで、上記したような様々な技術分野で適用されている弁構造を、密閉筐体に適用すれば良いことになる。そこで、密閉筐体に適用することを想定して、上記に掲げた弁構造のものを照らしてみることにする。
実開昭62−200869号公報に開示された防水性通気弁構造では、空気の流通を許す細い切り込みを周方向に設けた円状ゴムシートの弾性弁を採用しているため動作信頼性に欠ける。すなわち、一般的にゴム系部品は弾性変形の度合いにばらつきがあるため、内部圧力により切り込み部が撓むとき必ずしも設定圧力に応じて開くとは限らないし、また、その逆に、設定圧力以下でも弁が開いてしまうことも想定できる。
また、防水性の点において、結露された水分の浸入を効果的に防止できるとしているが、切り込みを周方向に設けた円状ゴムシートを凹湾曲させれば、微小の間隙は必ず生じ、0.1μm 以下の水蒸気の分子は当然切り込み部を介して流通するため、防水の点においても信頼性に欠け、この種の密閉筐体には適用できない。
【0011】
特開平9−66889号公報に開示された防水服に設けられた弁構造は、防水服の内側、すなわち、防水服を着用した人間側となるため、内側に弁構造の機構部が突出するわけにはいかず、機構部を外側に配置させて弁体を外側に設けられたスプリングで付勢する構成となっている。してみれば、この種の密閉筐体に適用した場合、外側に機構部を配置すると筐体外面から突出した状態となり、人的衝突や暴風によって飛翔した物体等により筐体が損傷するおそれがある上に、何よりも、人間が直接衝突した場合は怪我をするおそれがあり、とても採用できるものではない。
【0012】
特開平9−193890号公報に開示されたドライスーツの給排気弁は、そのドライスーツ外側に吸気ボタンと排気ボタンとが配設され、夫々のボタンを押し下げることによりスプリングで付勢された弁機構が開いて吸気あるい排気が行われるものであり、このような弁機構をこの種の密閉筐体に適用した場合、作業者が一々内圧排除のため外側に設けられたボタンを操作することになり、これもまた採用できるものではない。
【0013】
そこで、本発明は、安全性と取付性を確保すると共に結露現象に対しても考慮して、筐体内の内圧上昇に伴って外部へ空気を逃し筐体の破損を防止した電子機器用筐体を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、請求項1の発明は、所要の電子回路を組み込み可能に構成され、圧力調整弁機構を設けた電子機器用筺体において、前記圧力調整弁機構は、プレートの表裏を連通した連通孔と、前記連通孔の途中から前記プレート表面に向けて底部を平面とし漸次拡径した傾斜面が形成された段差状の弁座部と、前記プレート裏面であって前記連通孔の外周に形成された円形溝と、前記円形溝に内嵌されているOリングとを有するプレート部と、軸一端が略フランジ状に形成され直径が前記弁座部の最大径部の直径より小さい弁体部と、フランジ側基部の位置にフランジ内面と前記弁座部に挟まれるように嵌合されたOリングと、他の軸一端の端部近傍に周設された嵌合溝と、前記他の軸一端の端面で前記密閉筺体本体内の圧力を受ける受圧面とを有し、前記フランジ内面と前記弁座部とが対向するように前記連通孔にスライド可能に遊嵌された弁軸部と、前記嵌合溝に嵌合されたEリングと、間座と、前記弁軸部を遊嵌し前記Eリング及び間座に受けられ前記プレートの裏面を押圧する略くの字に弾発可能に折り曲げられた板状の発条部材とを有し、前記Eリング及び前記間座と前記プレート裏面との間に前記発条部材を配設して前記プレート裏面を押圧させ前記弁体部と前記弁座部とを開閉動可能に着座させる弾発部とを備え、前記密閉筺体本体に開口部が穿設され前記開口部に前記受圧面が配設されるように前記プレート部が前記密閉筺体本体外面に取り付けられ、前記フランジ外面が前記プレート表面と面一又は前記プレート表面より窪んでいる状態となるような厚さに形成されたことを特徴とする。
【0015】
請求項2の発明は、所要の電子回路を組み込み可能に構成され、圧力調整弁機構を設けた電子機器用筺体において、前記圧力調整弁機構は、プレートの表裏を連通し中央に穿設された摺動孔と、前記摺動孔の周囲に複数個穿設された通気孔とを有するプレート部と、軸体の一方の先端に配設され前記通気孔を被装する所要の大きさの凹湾曲した可撓性を有する傘状の吸盤状弁と、軸体の他方の端部近傍に嵌合溝が周設され前記プレート表面側に前記吸盤状弁が配設されるように前記摺動孔にスライド可能に遊嵌された軸部とを有し、前記吸盤状弁の凹湾曲面を前記密閉筺体本体内の圧力を前記通気孔を介して受ける受圧面とした弁軸部と、前記嵌合溝に嵌合されたEリングと、第1の間座と、前記弁軸部を遊嵌した圧縮タイプのコイルバネと、前記プレート裏面に配設され前記コイルバネを受ける第2の間座とを有し、前記Eリング及び前記第1の間座と前記第2の間座との間に前記コイルバネを配設して前記プレート裏面を押圧させ、前記吸盤状弁の外周縁部に前記通気孔を被装させ前記吸盤状弁と前記プレート表面とを開閉動可能に着座させる弾発部とを備え、前記密閉筺体本体外面に凹設された凹部の略中央に開口部が穿設され前記開口部に前記受圧面が配設されるように前記プレート部が前記密閉筺体本体外面に取り付けられ、前記凹部の深さは、前記吸盤状弁の頂部が前記密閉筺体本体外面から突出しないように構成されたことを特徴とする。
【0016】
請求項3の発明は、所要の電子回路を組み込み可能に構成され、圧力調整弁機構を設けた電子機器用筺体において、前記圧力調整弁機構は、外周面一端に周設されたフランジ部と、他端の外周面に所定間隔をおいて周設された弾性変形可能な爪部と、前記フランジ部と前記爪部との中途域外周面に嵌合されたOリングと、筒内中途部が縮径されて双方向に段部が形成され前記フランジ部側段部の底部を平面とし電子機器用筺体外面に向けて漸次拡径した傾斜面が形成された段差状の弁座部とを有する外観形状が略円筒状のブッシュ本体と、軸一端が略フランジ状に形成され直径が前記弁座部の最大径部の直径より小さい弁体部と、前記弁体部のフランジ内面と前記弁座部に挟まれるように前記弁体部のフランジ側基部の位置に嵌合されたOリングと、他の軸一端の端部近傍に周設された嵌合溝と、前記他の軸一端の端面で前記密閉筺体本体内の圧力を受ける受圧面とを有し、前記弁体部のフランジ内面と前記弁座部とが対向するように前記筒内にスライド可能に遊嵌された弁軸部と、前記嵌合溝に嵌合されたEリングと、間座と、前記弁軸部を遊嵌し前記Eリング及び間座に受けられ前記爪部側段部を押圧する略くの字に弾発可能に折り曲げられた板状の発条部材とを有し、前記Eリング及び前記間座と前記爪部側段部との間に前記発条部材を配設して前記爪部側段部を押圧させ前記弁体部と前記弁座部とを開閉動可能に着座させる弾発部とを備え、前記密閉筐体本体外面側に前記ブッシュ本体のフランジ部と係合する段差部を有し前記ブッシュ本体が挿嵌される所要の内径からなる開口部が該密閉筐体本体に穿設され、前記弁軸部と前記弾発部を組み込んだ前記ブッシュ本体が、前記開口部内周面を前記Oリングが押圧し前記爪部と前記ブッシュ本体のフランジ部とで筐体壁部を挟持されるように前記開口部に挿嵌されると同時に、前記密閉筐体本体外面と前記弁軸部における前記弁体部のフランジ外面とが略面一となるように前記ブッシュ本体のフランジ部と前記段差部とが係合して、該密閉筐体本体に取り付けられたことを特徴とする。
【0017】
請求項4の発明は、請求項1又は3において、前記弁体部と前記弁座部との間隙は、前記弁体部が前記弁座部から離間したときに0.2mm以下となるように構成されていることを特徴とする。
【0018】
請求項5の発明は、請求項1又は3において、前記Oリングは、材料がNBR又はシリコンゴムであり、硬度が30°から70°であることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
本実施形態における電子機器用筐体は、所要の電子機器や電子回路を組み込み可能に構成され密閉性を確保した略箱型状を呈してなり、その一側面に外気の流入を防止すると共に該本体内の内部圧力の上昇に応じて内部の空気を外部へ逃がす圧力調整弁機構を設けて構成されており、以下、本発明の要部である圧力調整機構について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0023】
(実施形態1)
実施形態1における圧力調整機構1は、図1から図3に示すように、プレート部11と、弁軸部12と、弾発部13とを備えて構成されている。
プレート部11は、略円形状または矩形状を呈した板部材からなるプレート110の表裏を連通し、表側(取付面との対向面側)中途部に、底部を平面とし表に向かって漸次拡径した傾斜面を形成した段差状の弁座部111を設けた連通孔112が穿設されている。そして、プレート裏面117側の周囲にはその連通孔112を中心として円形溝113が周設されその円形溝113にOリングからなるシール部材114が内嵌されていると共に、該円形溝外周に取付孔115が複数個穿設されて構成されている。
上記したように、弁座部111を底部を平面とした略円錐状形状にすることにより、図3(1)で示したように、シール部材114の密着度合いが向上できる特有の効果を生じる。
【0024】
弁軸部12は、軸一端が略フランジ状に形成され、他端の端部近傍には、嵌合溝が周設された中実のブッシュ状を呈し、フランジ側基部は、Oリングからなるシール部材120が嵌合して弁体部121を構成している。このように形成された弁軸部12は、フランジ内面と弁座部111とが対向するようにシール部材120を挟んで該連通孔112にスライド可能に遊嵌されており、この弁軸部12の小径側の軸端面122が、密閉筐体本体Bの内圧を受ける受圧面となっている。
このシール部材120を構成したOリングは、市販のJIS等の規格品でもよいが、材質はNBRやシリコンゴムが好適であり、その硬度は30°〜70°の範囲との比較的柔らかい方が、気密性と、長期に亘る信頼性があることから好ましいものである。
【0025】
また、フランジ外面123は、プレート表面116と面一となるように所要厚さで形成されており、このように形成されることで、暴風の中の塵埃や障害物の飛来で、機器の損傷を避けるようになっている。
なお、本実施形態では、プレート表面116と面一となるように構成されているが、同様の観点から、フランジ外面123がプレート表面116より窪んでいるようにフランジ厚を形成しても良いものである。
【0026】
弾発部13は、プレート裏面117側に突出した弁軸部12の先端部近傍に周設された溝部124に嵌合されたEリング130と間座131とで構成された受け座部132と、弁軸部12の小径部を遊嵌し略くの字状に弾発可能に折り曲げられた板状の発条部材133とで構成され、該発条部材133が該受け座部132と該プレート裏面117との間に配設させることで、弁体部121に弁座部111が開閉動可能に着座している。
なお、この発条部材133は板状に限定されず、もちろん皿状や、又多角形、星形に形成してもよく、さらに圧縮タイプのコイルバネや可撓性(弾性変形可能)を有する樹脂部材、ゴム等で所要する形状に形成させて用いても良いものである。
また、受け座部132を、間座を横からビスで止めるように構成したり、ネジ、C形止め輪、スナップピン、“スピードナット“等を用いて構成しても良い。
【0027】
以上のように構成された圧力調整機構1を、密閉筐体本体Bに穿設された開口部b1に該受圧面122が配設されるように、取付孔115を介してボルト118によって密閉筐体本体外面b2に螺着し、プレート外周側面に、シリコン樹脂等のシール材b3を周設させて弁体部121以外から空気を流通を阻止する。
そして、密閉筐体本体Bの内圧が発条部材133のばね定数により決定された所定圧に達することで、図3(2)に例示したように弁座部111から弁体部121が離間して間隙を生じさせ、密閉筐体本体Bの圧搾された空気が該間隙から外部へ逃げる。しかるのち、内圧が下がることにより弁座部111に弁体部121が着座して密閉性を維持する。
【0028】
たとえば、常温(20℃)で密閉された密閉筐体本体Bの内部温度が、常温よりある程度(30℃〜80℃)上昇すると内部の気圧が上昇する。この内部圧力がある程度上昇、発条部材133を少し(0.1μm)でも押すと、空気の分子はさらに小さいので、図3(2)のように、Oリングの断面はそれ自体の弾力で丸く復元しようとする。そうすると、内部空気はOリングの表面と弁座部とのわずかな隙間を通って瞬間的に外部へ出る。
【0029】
この瞬間的動作は、内部圧力が板状の発条部材133を押す力と、大気でフランジ外面123が押されている力とが、バランスした瞬間で止まり、弁軸部12は、図3(1)に示した元の状態に復する。一方、この状態で温度がさらに下がると、密閉筐体B内部の圧力は下がり、低圧力状態になる。
つまり、内部の圧力が、発条部材133を押している圧力より、大気がフランジ外面123を押している方が強いので、シール部材120(Oリング)は、図3(1)のように、弁座部111とフランジ内面とに密着し、密閉筐体のその他の部分の密閉が維持されている限り、大気とこれに含まれる塵埃、有毒ガス類が密閉筐体の中に入ることはない。もちろん暴雨時の浸水もない。
すなわち、風を伴う雨の場合、フランジ外面123にかかる水圧がシール部材120を弁座部111に押付けるように作用するから、防水効果が上がることになる。
【0030】
密閉筐体本体B内へ電子機器を組み込む際の条件として、温度(20℃)、常湿(60%)とした場合、筐体B内部の湿度は、上述のように作用して外気が一切入らないので、これ以上なることはありえない。
したがって、結露現象に関しては、湿度が高い時期においても、筐体の内部の湿度が一定に保たれるので、結露の発生が格段に減少する。
【0031】
なお、上記した間隙は、密閉筐体本体B内の圧搾した空気のみが通過すればよく、例えば、0.2mm以下の間隙が形成されるように構成して、小さい昆虫類が入らない隙間に設定することが最適である。
また、Oリングからなるシール部材120を弁軸部12に嵌合する形態を例示したが、たとえば、環状に形成したシリコンゴムをインサート成形によって一体化した弁軸部にしても良いものでその態様は特に限定されない。
【0032】
(実施形態2)
実施形態2における圧力調整機構2は、図4に示したように、プレート部21と、弁軸部22と、弾発部23とを備えて構成されている。
プレート部21は、略円形状または矩形状を呈した板部材からなるプレート211で、その中央に穿設された摺動孔212と、該摺動孔の周囲に複数個穿設された通気孔213と、プレート縁部近傍に複数個穿設された取付孔214とを有してなる。
弁軸部22は、軸体221の先端に該通気孔を被装する所要の大きさの凹湾曲した可撓性を有する吸盤状弁222を設けて傘状を呈し、軸端部近傍には、嵌合溝223が周設されて、プレート表面215側に該吸盤状弁222が配設されるように該摺動孔212に軸部221がスライド可能に遊嵌されている。この吸盤状弁222の凹湾曲内面224が、前記密閉筐体本体B内の圧力を通気孔213を介して受ける受圧面となっている。
この吸盤状弁222の大きさ(外径)は、自由に選択でき、弁の動作する圧力つまり、温度で設定され、比較的低温度による作動ができる。
例えば、外径を約20mmの場合、約35℃〜約60℃で作動することが可能である。
【0033】
弾発部23は、プレート裏面216側に突出した弁軸部22の基端部近傍に周設された溝部223に嵌合されたEリング231と間座232とで構成された受け座部233と、弁軸221を遊嵌した圧縮タイプのコイルバネからなる発条部材234と、プレート裏面216に配設され発条部材234を受ける第2間座235とで構成され、該発条部材234が該受け座部233と第2間座235との間に配設させることで、吸盤状弁222の外周縁部が通気孔213を被装するようにプレート表面215に押圧される。
【0034】
以上のように構成された圧力調整機構2を、密閉筐体本体B外面に凹設された凹部b4の略中央に穿設された開口部b1に該受圧面224が配設されるように取付孔214を介してボルト217で螺着して密閉筐体本体外面b2に取り付け、プレート外周側面に、シリコン樹脂等のシール材b3を周設させて吸盤状弁222以外からの空気を流通を阻止する。なお、この凹部b4の深さは吸盤状弁222の頂部が密閉筐体本体B外面から突出しないような所要の深さになっている。
そして、温度上昇に伴う内部圧力が上がった場合、密閉筐体本体Bの通気孔213を通った内部圧力が、圧縮バネ234に逆らって受圧面224を外に向けて押す。
その内面の空気は吸盤状弁222の内面に沿って放射状に広がりプレート表面215との間を潜り抜けて外へと出る。
一方、密閉筐体本体Bの内部の温度と共に、気圧が下がった場合は、吸盤状弁222を境に密閉筐体本体Bの中の圧力は低く、その表面の大気の方が高くなる。したがって、その圧力差によって、吸盤状弁222は、プレート表面215に密着するように作用し外気が中に入ることはできない。
【0035】
(実施形態3)
実施形態3における圧力調整機構3は、図5に示したように、実施形態1で例示したプレート部11を密閉筐体の外面から挿嵌できるようにブッシュ状に構成されたものであり、実施形態1と共通する弁軸部と弾発部は同一符号を付して説明は省略する。
ブッシュ本体31は、外観形状略円筒状を呈しており、一方の端部外周面にはフランジ部310が周設されていると共に、他方の端部外周面には、所定間隔をおいて弾性変形可能な爪部311が周設されている。このフランジ部310と爪部311との間には、Oリングからなるシール部材312が嵌合されている。そして、筒内中途部を縮径して段部313を形成し、フランジ部側段部の底面を平面とし表に向かって漸次拡径して円錐状に形成された弁座部314が設けられている。
【0036】
そして受け座部132と爪部側段部との間に板状の発条部材133を配設することで、弁体部121が弁座部314に開閉動可能に着座する。
一方、密閉筐体本体Cには、密閉筐体本体外面側にフランジ部と係合する段差部c1を有しブッシュ本体31が挿嵌される所要の内径からなる開口部c2が穿設されており、開口部c2に弁軸部12と弾発部13を組み込んだブッシュ本体31を密閉筐体本体外面c3から押圧させることで爪部311が撓みブッシュ本体31が開口部c2へ進入していく。そして、フランジ部310と段差部c1とが係合するように、かつ、爪部311とフランジ部310とで筐体壁部を挟持するように圧入されることで保持される。このとき、シール部材312が開口部c2内周面を押圧させて密閉性を確保すると共に密閉筐体本体外面c3にフランジ外面123が面一となるように取り付けられる。
以上のように構成された実施形態3における圧力調整機構3を有した電子機器用筐体Cの動作は実施形態1と同一のため説明は省略する。
【0037】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成したから、下記の有利な効果を奏する。
本発明によれば、内部の空気は温度上昇時に外へ出しても、温度低下で内部気圧が降下しても外部の大気、水が内部にはいらないので、四フッ化エチレン樹脂のフィルターを使用時のように、亜硫酸ガス、海塩粒子、金属粒子が内部の機器に累積して信頼性を低下することがなくなる。しかも、従来のようにフィルターの長期使用における “目ずまり”現象もなく、耐久性の向上をはかることができる。
結露現象に関しては、湿度が高い時期においても、筐体の内部の湿度が一定にたもたれるので、結露現象の発生率を減少することができる。
【0038】
また、本発明によれば、弁体部を開閉動可能に付勢する機構部を内側に配置することにより、筐体外面から突出した部分を極力排除または完全に排除し、人的衝突や暴風によって飛翔した物体等により機構部が損傷するおそれを解消することができる。
【0039】
また、本発明によれば、圧力調整弁機構をユニット化し、密閉筐体に外側から後付け可能になっていることから従来の筐体にもそのまま適用でき、しかもメンテナンスを容易に行うことができる。しかも、フランジタイプを採用した弁軸部では、プレートの径とフランジの外径との隙間を小さく設定すれば、防虫目的の手段を別に講じなくても、筐体内部に虫などが侵入するおそれがなく、さらに、ブッシュタイプを採用すれば、密閉筐体への取付を極めて簡単に行うことができる。しかも、フランジ外面と密閉筐体外壁とが面一とすることにより、完全に突起部のない圧力調整弁機構を有した極めて安全性の高い電子機器用筐体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1における圧力調整機構を有した電子機器用筐体の要部にかかる部分断面図である。
【図2】同、分解斜視図である。
【図3】同、要部にかかる拡大部分断面図であり、(1)弁体部の閉状態を示す。
(2)弁体部の開状態を示す。
【図4】実施形態2における圧力調整機構を有した電子機器用筐体の要部にかかる部分断面図である。
【図5】実施形態3における圧力調整機構を有した電子機器用筐体の要部にかかる部分断面図である。
【図6】フィルターによる圧力調整機構を有した従来の電子機器用筐体の部分断面図とその正面図である。
【符号の説明】
1、2、3 圧力調整弁機構
11 プレート部
111 弁座部
12 弁軸部
120 シール部材
122 受圧面
121 弁体部
13 弾発部
132 受け座部 124溝部
133 発条部材
222 吸盤状弁
31 ブッシュ本体
311 爪部
B 密閉筐体本体
b1 開口部
Claims (5)
- 所要の電子回路を組み込み可能に構成され、圧力調整弁機構を設けた電子機器用筺体において、
前記圧力調整弁機構は、
プレートの表裏を連通した連通孔と、前記連通孔の途中から前記プレート表面に向けて底部を平面とし漸次拡径した傾斜面が形成された段差状の弁座部と、前記プレート裏面であって前記連通孔の外周に形成された円形溝と、前記円形溝に内嵌されているOリングとを有するプレート部と、
軸一端が略フランジ状に形成され直径が前記弁座部の最大径部の直径より小さい弁体部と、フランジ側基部の位置にフランジ内面と前記弁座部に挟まれるように嵌合されたOリングと、他の軸一端の端部近傍に周設された嵌合溝と、前記他の軸一端の端面で前記密閉筺体本体内の圧力を受ける受圧面とを有し、前記フランジ内面と前記弁座部とが対向するように前記連通孔にスライド可能に遊嵌された弁軸部と、
前記嵌合溝に嵌合されたEリングと、間座と、前記弁軸部を遊嵌し前記Eリング及び間座に受けられ前記プレートの裏面を押圧する略くの字に弾発可能に折り曲げられた板状の発条部材とを有し、前記Eリング及び前記間座と前記プレート裏面との間に前記発条部材を配設して前記プレート裏面を押圧させ前記弁体部と前記弁座部とを開閉動可能に着座させる弾発部とを備え、
前記密閉筺体本体に開口部が穿設され前記開口部に前記受圧面が配設されるように前記プレート部が前記密閉筺体本体外面に取り付けられ、
前記フランジ外面が前記プレート表面と面一又は前記プレート表面より窪んでいる状態となるような厚さに形成されたことを特徴とする電子機器用筐体。 - 所要の電子回路を組み込み可能に構成され、圧力調整弁機構を設けた電子機器用筺体において、
前記圧力調整弁機構は、
プレートの表裏を連通し中央に穿設された摺動孔と、前記摺動孔の周囲に複数個穿設された通気孔とを有するプレート部と、
軸体の一方の先端に配設され前記通気孔を被装する所要の大きさの凹湾曲した可撓性を有する傘状の吸盤状弁と、軸体の他方の端部近傍に嵌合溝が周設され前記プレート表面側に前記吸盤状弁が配設されるように前記摺動孔にスライド可能に遊嵌された軸部とを有し、前記吸盤状弁の凹湾曲面を前記密閉筺体本体内の圧力を前記通気孔を介して受ける受圧面とした弁軸部と、
前記嵌合溝に嵌合されたEリングと、第1の間座と、前記弁軸部を遊嵌した圧縮タイプのコイルバネと、前記プレート裏面に配設され前記コイルバネを受ける第2の間座とを有し、前記Eリング及び前記第1の間座と前記第2の間座との間に前記コイルバネを配設して前記プレート裏面を押圧させ、前記吸盤状弁の外周縁部に前記通気孔を被装させ前記吸盤状弁と前記プレート表面とを開閉動可能に着座させる弾発部とを備え、
前記密閉筺体本体外面に凹設された凹部の略中央に開口部が穿設され前記開口部に前記受圧面が配設されるように前記プレート部が前記密閉筺体本体外面に取り付けられ、
前記凹部の深さは、前記吸盤状弁の頂部が前記密閉筺体本体外面から突出しないように構成されたことを特徴とする電子機器用筺体。 - 所要の電子回路を組み込み可能に構成され、圧力調整弁機構を設けた電子機器用筺体において、
前記圧力調整弁機構は、
外周面一端に周設されたフランジ部と、他端の外周面に所定間隔をおいて周設された弾性変形可能な爪部と、前記フランジ部と前記爪部との中途域外周面に嵌合されたOリングと、筒内中途部が縮径されて双方向に段部が形成され前記フランジ部側段部の底部を平面とし電子機器用筺体外面に向けて漸次拡径した傾斜面が形成された段差状の弁座部とを有する外観形状が略円筒状のブッシュ本体と、
軸一端が略フランジ状に形成され直径が前記弁座部の最大径部の直径より小さい弁体部と、前記弁体部のフランジ内面と前記弁座部に挟まれるように前記弁体部のフランジ側基部の位置に嵌合されたOリングと、他の軸一端の端部近傍に周設された嵌合溝と、前記他の軸一端の端面で前記密閉筺体本体内の圧力を受ける受圧面とを有し、前記弁体部のフランジ内面と前記弁座部とが対向するように前記筒内にスライド可能に遊嵌された弁軸部と、
前記嵌合溝に嵌合されたEリングと、間座と、前記弁軸部を遊嵌し前記Eリング及び間座に受けられ前記爪部側段部を押圧する略くの字に弾発可能に折り曲げられた板状の発条部材とを有し、前記Eリング及び前記間座と前記爪部側段部との間に前記発条部材を配設して前記爪部側段部を押圧させ前記弁体部と前記弁座部とを開閉動可能に着座させる弾発部とを備え、
前記密閉筐体本体外面側に前記ブッシュ本体のフランジ部と係合する段差部を有し前記ブッシュ本体が挿嵌される所要の内径からなる開口部が該密閉筐体本体に穿設され、
前記弁軸部と前記弾発部を組み込んだ前記ブッシュ本体が、前記開口部内周面を前記Oリングが押圧し前記爪部と前記ブッシュ本体のフランジ部とで筐体壁部を挟持されるように前記開口部に挿嵌されると同時に、前記密閉筐体本体外面と前記弁軸部における前記弁体部のフランジ外面とが略面一となるように前記ブッシュ本体のフランジ部と前記段差部とが係合して、該密閉筐体本体に取り付けられたことを特徴とする電子機器用筐体。 - 前記弁体部と前記弁座部との間隙は、前記弁体部が前記弁座部から離間したときに0.2mm以下となるように構成されていることを特徴とする請求項1又は3に記載の電子機器用筐体。
- 前記Oリングは、材料がNBR又はシリコンゴムであり、硬度が30°から70°であることを特徴とする請求項1又は3に記載の電子機器用筺体。
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