JP3804127B2 - 金属識別センサとこれを用いた硬貨識別装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、硬貨などの金属の材質や形状等を電気的に識別する金属識別センサとこれを用いた硬貨識別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動販売機が普及し、これに使用される硬貨などを識別の対象とする金属識別センサには高い識別性能が要求されている。
【0003】
従来、この種の金属識別センサは、図7のような構造になっていた。すなわち検知面1aを構成するケース1と、このケース1に固定されたコア2と、このコア2が貫通するように、このコア2に固定されたコイル3とを有していた。なお図7ではケース1とコア2、及びコア2とコイル3との固定を接着剤4、5で行った例を示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこのような従来の構成では、コア2の深さ寸法6が変動すると、それに従ってコア2に接着剤5で固定されたコイル3が移動し、その結果、検知面1aとコイル3との距離7が変動することになる。そのためセンサの特性が、この距離7の変動のために変化するという問題があった。
【0005】
コア2の深さ寸法6の変動は、次の理由による。すなわち、コアには、磁気特性の良好なフェライトが一般的に使用されているが、フェライトは粉体を加圧成形、そして加熱焼結して製造される。焼結では10〜20%も焼き縮みが生ずるため、寸法精度は低い。高い精度が要求される場合には、コストのかかる研削加工が必要となる。
【0006】
本発明は、コアの寸法変動に対して特性の安定した金属識別センサを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明の金属識別センサは、通路の一方の側面を成す第1のケースに固定される第1のコイルと、このコイルを貫通して設けられた第1のコアと、前記通路の他方の側面を成す第2のケースに前記第1のコイルに対向して固定される第2のコイルと、このコイルを貫通して設けられた第2のコアとを有し、前記第1のコイルと前記第2のコイルとを直列接続する金属識別センサにおいて、第1のコイルあるいは第2のコイルが直接巻回される巻軸と、前記第1と第2のコイルの始端部を引き出すための糸道部と、前記第1のケースと前記第2のケースに設けられた取り付け部とが、第1と第2のケースのそれぞれに対して一体に形成されたものである。
【0008】
これにより、特性の安定した金属識別センサが得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図6を用いて説明する。
【0010】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における金属識別センサの断面図である。図1において、本実施の形態の金属識別センサは、検知面1aを構成するケース1と、このケース1に固定されたコイル3と、このコイル3を貫通してケース1に設けられたE型形状のコア2とから構成され、検知物8の通路9を構成する側壁10に取り付けられている。なお本実施の形態では、ケース1とコイル3、ケース1とコア2、及びケース1と側壁10との固定を接着剤11,12,13で行った例を示しているが、ビスで固定するなど他の方法でも可能である。
【0011】
以上のような構成であるため、コアの深さ寸法6が変動しても、検知面1aとコイル3との距離7は変化しないため、安定した特性を有する。深さ寸法が3.2mmから5.2mmまで異なる4種類のコアと、幅すなわち厚み2mmのコイルで実験した。その結果、従来の構成のようにコイルをコアの底面に固定した場合には、コアの深さ寸法の違いによるインダクタンスの変化が50%であったのに対し、本実施の形態のようにコイルをケースに固定した場合は、インダクタンスの変化は1%であった。
【0012】
以上のように本実施の形態によれば、コアの寸法変動に対して安定したセンサ特性が得られる。そのため、製造コストのかかる研削工程が不要となり、センサのコストを削減することが可能である。
【0013】
(実施の形態2)
図2(a)は本発明の実施の形態2における金属識別センサ近傍の平面図であり、図2(b)は図2(a)のA−A断面図である。図2において、本実施の形態の金属識別センサは、検知面14aを構成すると共に、検知物8の通路9を構成する側壁を兼ねたケース14と、このケース14に固定されたコイル3と、このコイル3を貫通してケース14に設けられたE型形状のコア2と、ケース14の2箇所の取り付け部14b(一方が符号14bで他方は図示せず、以下同じ)に各々設けられた接続端子15,16とから構成されている。
【0014】
取り付け部14bは、ケース14のコア2の取り付けと同じ側面に円柱形状に形成され、その円柱の頂部の中央には取り付け穴が設けられていると共に、円柱の側面にはコイル3の始端部3aあるいは終端部3bを導くガイド部14cが設けられている。またケース14には、コイル3の巻線の際に軸となる巻軸14dと、コイル3の始端部3aを引き出すための糸道部14eが形成されている。また2本の接続端子15,16には、それぞれコイル3の始端部3aと終端部3bが巻き付けられ、接続端子15,16はセンサの配線のためのプリント基板17と半田18,19で接続されている。
【0015】
以上のような構成の金属識別センサについて、以下に組立方法を説明する。まずケース14の取り付け部14bに接続端子15,16を圧入する。接続端子15,16は半田付け性の良く安価な軟鋼線を使用し、角柱形状とした。これは角柱形状とすることで、接続端子15,16に巻き付けたコイル3の端部の切断や整形を容易にするためである。
【0016】
次に、コイル3は巻き線自身を固着させるため、ポリウレタン融着銅線を使用し、メチルアルコールにて融着被膜を融解後、巻き線を行っている。巻き線は、最初に接続端子15に巻き付け、続いてケース14のガイド部14c、糸道部14eの順に導いた後、巻き軸14dに巻き付ける。そして、終端部3bは図示しないガイド部に導いた後、接続端子16に巻き付け、最後に巻き線を切断する。
【0017】
ガイド部14cはコイル3の下面よりも下(検知面14aに近い方)まで設けている。これは、巻き線を供給するノズル20の移動範囲内(コイル3の下面よりも上の部分)からコイル3の始端部3aを確実に逃がすためである。また、巻き軸14dに巻かれるコイル3の巻き線状態は、センサの特性に影響を及ぼすため、巻き乱れが発生するのを避け、安定した整列巻きを行う必要がある。そのため、コイル3の始端部3aにより隣接する巻き線間に段差が生じないよう、ケース14に糸道部14eを設けて、巻き線一本分の線径幅を予め逃がしている。さらに、巻き線時には巻き軸14dに巻き壁21をあてて、巻き線状態をより安定化させている。
【0018】
巻き線後、プリント基板17を装着して、接続端子15,16の半田付けを行い、コアを取り付けて組立を完了する。このような組立において、巻き線は自動巻き線機で、半田付けはコイル3と接続端子15,16及びプリント基板17を一括して半田ディップ槽による自動半田付けで、一連の自動化が可能になる。ディップ半田付けにおいては、半田ディップ槽を通過させる際の熱変形を防止するため、ケース14は耐熱性の高い材質を選定する必要がある。具体的にはポリフェニレンサルファイド系、ポリプロピレン系、ポリブチレンフタレート系、ポリカーボネート系などがある。
【0019】
以上のように、本実施の形態によれば、コイル3をケース14に直接巻回したことにより、コイル3とケース14の固定作業が不要となり、コストを削減できる。また、ケース14で検知物8の通路9を構成することにより、センサと検知物8の距離を短縮し、センサの感度を高めることができる。さらに、ケース14に接続端子15,16を設けたので、導電性の接続端子15,16にコイル3の始端部3a、終端部3bを自動機で巻き付けることや、センサの配線のためにプリント基板17を自動でディップ半田付けすることが可能となり、組立を効率化できる。
【0020】
なお、本発明の実施の形態では、コイル3をケース14に直接巻回した例を示したが、コイル3は空芯コイルとしてケース14に固定してもよい。センサの感度を高め、組立を効率化できるという同様の効果が得られ、空芯コイルは自動巻線機により大量かつ安価に製造できる。
【0021】
また、コイル3はボビンに巻回してケース14に固定しても、組立を効率化できるという同様の効果が得られる。ケース14とボビンを樹脂成形することで、コイル3とケース14の固定を樹脂同士の固定とし、固定の信頼性を高めることもできる。
【0022】
(実施の形態3)
図3は、本発明の実施の形態3における金属識別センサ近傍の断面図である。図3において本実施の形態の金属識別センサは、検知物8の通路9を構成する筒体22と、この筒体22の一方の側面22aに固定された第1のコイル23と、このコイル23を貫通して設けられたE型形状の第1のコア24と、前記筒体22の他方の側面22bに第1のコイル23に対向して固定された第2のコイル25と、このコイル25を貫通して設けられたE型形状の第2のコア26とから構成されている。
【0023】
以上のような構成であるため、第1のコイル23と第2のコイル25を直列接続し、第1のコイル23と第2のコイル25の出力を加算して、検知物8を両側から測定できる。通路9内での検知物8の位置により、各コイル23,25の出力は影響を受けて測定精度の低下要因となるが、両側から測定した場合この影響が相殺され、高い測定精度を有する。
【0024】
以上のように本実施の形態によれば、通路9内での検知物8の位置の影響を受けず、高い識別精度が得られる。
【0025】
(実施の形態4)
図4(a),(b)は共に、本発明の実施の形態4における金属識別センサの動作説明のための要部斜視図である。図4において、本実施の形態の金属識別センサは、シャフト27とバネ28で連結され、検知物の投入口29と通路を構成する第1及び第2の側壁30,31と、第1の側壁30に固定された第1のコイル(図示せず)と、このコイルを貫通して設けられた第1のコア(図示せず)と、前記第2の側面31に第1のコイルに対向して固定された第2のコイル(図示せず)と、このコイルを貫通して設けられた第2のコア(図示せず)と、バネ33と共に第1の側壁30の回転軸30aに取り付けられた開閉レバー32から構成され、開閉レバー32は押下時に第2の側壁31の端部に形成された摺動面31aと接触する押し圧面32aを有している。
【0026】
以上のような構成であるため、通常時は図4(a)に示すように、バネ33により開閉レバー32の押し圧面32aは第2の側壁31の摺動面31aと接触しない。そのため、第2の側壁31はバネ28に押さえられ、第1の側壁30に嵌合している。そして、開閉レバー32を押し下げた場合には、図4(b)に示すように、開閉レバー32の押し圧面32aが第2の側壁31の摺動面31aと接触し、第2の側壁31は第1の側壁30から開いた状態となる。
【0027】
以上のように本実施の形態によれば、通路が第1の側壁30と第2の側壁31とで構成されているので、修理の際などに通路の側面を分離することができる。また、側壁の開閉手段を有するので、通路に検知物などが詰まった場合や通路の清掃時に通路を容易に開閉できる。
【0028】
以上に説明した第1から第4の実施の形態の金属識別センサは、高い識別性能が要求される硬貨の識別用として、特に有効である。
【0029】
(実施の形態5)
図5は本発明の実施の形態5における硬貨識別装置の概要を示した構成図である。硬貨識別装置本体34の上部には硬貨の投入口29が設けられており、この投入口29から下方に向かって硬貨の通路9が連結されている。通路9の側壁にはE型形状の材質センサ35と厚みセンサ36、及びポット型形状の外径センサ37が配置されている。また通路9は硬貨識別装置本体34の下部に位置する硬貨の出口38に連結されている。
【0030】
図6は本実施の形態における硬貨識別装置の制御回路の構成を示すブロック図である。図6において、材質センサ35は通路9の側壁に対向して配置された2個のコイル(図示せず)と、これらのコイルを貫通して設けられたコア(図示せず)から構成され、これらのコイルは相互インダクタンスが正になるように直列同相接続され、第1の発振回路39を構成している。厚みセンサ36も材質センサ35と同様の構成であるが、対向する2個のコイル(図示せず)は相互インダクタンスが負になるように直列逆相接続され、第2の発振回路40を構成している。外径センサ37は材質センサ35と同様の構成で、対向する2個のコイル(図示せず)は直列同相接続され、第3の発振回路41を構成している。
【0031】
発振回路39〜41はそれぞれ、発振波形を正弦波から発振レベルを示す信号に変換する整流回路42〜44に接続されている。整流回路42〜44の出力はそれぞれ、硬貨通過時の発振レベルの変化量の最大値を検知する材質検知手段45、厚み検知手段46、外径検知手段47に入る。各検知手段45〜47はそれぞれ、比較回路48〜50に入る。比較回路48〜50は記憶回路51にも接続されている。比較回路48〜50の各出力は判定回路52に入り、判定回路52は判定信号53を出力する。
【0032】
以上のように構成された硬貨識別装置の動作を説明する。投入口29から投入された硬貨がセンサ35〜37に近づくと、コイルのインピーダンスが変化し、それにつれて発振回路39〜41の発振レベルが変化する。この変化量は、材質センサ35では主に硬貨の材質によって、厚みセンサ36では主に硬貨の厚みによって、外径センサ37では主に硬貨の外径によって特徴ある出力を有するように形成されている。
【0033】
整流回路42〜44ではそれぞれ、発振回路39〜41の発振波形を正弦波から発振レベルを示す信号に変換する。各検知手段45〜47は、硬貨が通過する間の発振レベルの最大変化量を検知する。各検知手段45〜47は、検知した値をそれぞれ対応する比較回路48〜50に出力する。記憶回路51には、正貨の種類毎に基準となる値が記憶されている。比較回路48〜50では、各検知手段45〜47からの入力を記憶回路51の基準と比較し、許容範囲内で一致していればその正貨の種類を示す信号を、どの種類の基準値とも一致しない場合には偽貨であることを示す信号を出力する。判定回路52では、比較回路48〜50からの信号が全て同じ正貨の種類を示す場合に限りその正貨の種類を示す信号を出力し、それ以外の場合には偽貨を示す信号を判定信号53として出力する。
【0034】
以上のように、本実施の形態によれば、コイルを通路の側壁に固定したことにより、コアの深さ寸法が変動しても、検知面とコイルとの距離は変化しない。そのため、センサは安定した特性を有するので、高い硬貨識別性能が達成できる。
【0035】
なお、本実施の形態では、硬貨通過時の発振レベル変化を識別に用いた例を示したが、硬貨によるコイルのインピーダンス変化を利用したものであれば、インダクタンス、周波数、位相等の変化を用いることもできる。
【0036】
また、第1から第5の実施の形態では、コイルを完全に貫通してコアを設けた構成としているが、コイルの中空内を奥まで完全にコアが貫いていなくてもよい。コイルの中空内に一部でもコアが挿入されていれば、完全に貫いている場合と同様に、コアの寸法変動に対して安定したセンサ特性が得られる。
【0037】
さらに、コア形状としてE型とポット型の例を示したが、これらの形状に限らず、ドラム型、U型等の形状も使用できる。
【0038】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、通路の一方の側面を成す第1のケースに固定される第1のコイルと、このコイルを貫通して設けられた第1のコアと、前記通路の他方の側面を成す第2のケースに前記第1のコイルに対向して固定される第2のコイルと、このコイルを貫通して設けられた第2のコアとを有し、前記第1のコイルと前記第2のコイルとを直列接続する金属識別センサにおいて、第1のコイルあるいは第2のコイルが直接巻回される巻軸と、前記第1と第2のコイルの始端部を引き出すための糸道部と、前記第1のケースと前記第2のケースに設けられた取り付け部とが、第1と第2のケースのそれぞれに対して一体に形成されたものであるので、コアの深さ寸法が変動しても、コイルはケースに固定されているので、検知面とコイルとの距離は変化しない。そのため、コアの寸法変動に対して、安定したセンサ特性が得られる。
【0039】
また、製造コストのかかる研削工程の不要な、安価なコアが使用できるので、センサのコスト削減が可能となる。
【0040】
さらに、第1のコイルと第2のコイルの出力が相殺されるので、高い測定精度を実現できる。さらに加えて、コイルをケースに直接巻回したことにより、コイルとケースの固定作業が不要となり、コストを削減できる。また、ケースで検知物の通路を構成することとなるので、センサと検知物の距離を短縮し、センサの感度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における金属識別センサ近傍の断面図
【図2】 (a)は本発明の実施の形態2における金属識別センサ近傍の平面図
(b)は図2(a)のA−A断面図
【図3】 本発明の実施の形態3における金属識別センサ近傍の断面図
【図4】 (a)は本発明の実施の形態4における金属識別センサの硬貨通路の側壁が閉じた場合の動作説明のための要部斜視図
(b)は同、金属識別センサの硬貨通路の側壁が開いた場合の動作説明のための要部斜視図
【図5】 本発明の実施の形態5における硬貨識別装置の概要を示す構成図
【図6】 同、硬貨識別装置の制御回路の構成を示すブロック図
【図7】 従来の金属識別センサの断面図
【符号の説明】
1 ケース
1a 検知面
2 コア
3 コイル
8 検知物
9 通路
Claims (6)
- 通路の一方の側面を成す第1のケースに固定される第1のコイルと、このコイルを貫通して設けられた第1のコアと、前記通路の他方の側面を成す第2のケースに前記第1のコイルに対向して固定される第2のコイルと、このコイルを貫通して設けられた第2のコアとを有し、前記第1のコイルと前記第2のコイルとを直列接続する金属識別センサにおいて、第1のコイルあるいは第2のコイルが直接巻回される巻軸と、前記第1と第2のコイルの始端部を引き出すための糸道部と、前記第1のケースと前記第2のケースに設けられた取り付け部とが、第1と第2のケースのそれぞれに対して一体に形成された金属識別センサ。
- 第1のコイルと第2のコイルとは直列同相接続された請求項1に記載の金属識別センサ。
- 第1のコイルと第2のコイルとは直列逆相接続された請求項1に記載の金属識別センサ。
- ケースに接続端子を設けた請求項1に記載の金属識別センサ。
- 硬貨の投入口と、この投入口に連結された硬貨の通路と、この硬貨通路の側壁に配置された第1の硬貨識別センサと、この第1の硬貨識別センサの出力により投入された硬貨の特性を検知する検知手段と、硬貨の正偽及び種類の基準となるデータをあらかじめ記憶する記憶回路と、前記検知手段の出力と前記記憶回路の基準のデータとを比較する比較回路と、この比較回路の比較結果により硬貨の正偽及び種類を判定する判定回路とを有し、前記第1の硬貨識別センサは、請求項1に記載の硬貨識別センサとした硬貨識別装置。
- 通路の側面には第1の硬貨識別センサと、第2の硬貨識別センサとを設け、前記第2の硬貨識別センサは通路の一方の側面を成す第3のケースに固定される第3のコイルと、この第3のコイルを貫通して設けられた第3のコアと、前記通路の他方の側面を成す第4のケースに前記第3のコイルに対向して固定される第4のコイルと、この第4のコイルを貫通して設けられた第4のコアとを有し、前記第3のコイルと前記第4のコイルとを直列同相に接続するとともに、前記第1の硬貨識別センサの第1のコイルと第2のコイルとを直列逆相に接続した硬貨識別装置。
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