JP3803717B2 - 車両用エンジンの制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジン本体の吸気経路から取り出される負圧を利用して作動する負圧式ブレーキブースタを有する車両用エンジンの制御装置に関し、特に、空燃比を希薄化して燃費の向上を図るようにした希薄燃焼運転が可能なエンジンに適用するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3に負圧式ブレーキブースタを有する従来の希薄燃焼エンジンにおける吸気及び排気の流れを表す概略を示す。
【0003】
図3に示すように、外気を取り入れるエアクリーナ101には吸気管102を介してサージタンク103が接続されており、この吸気管102には運転状態に応じて電気的に開度を変更して燃焼室内に流入する空気量を調整するスロットルバルブ104が取付けられている。そして、このサージタンク103は吸気マニホールド105を介してエンジン本体106に接続されている。このエンジン本体は4つの気筒を有しており、排気マニホールド107を介して排気管108に接続されている。また、サージタンク103には連結管109を介して負圧式ブレーキ機構110が接続されている。
【0004】
従って、エアクリーナ101から吸入された空気は吸気管102に流入し、スロットルバルブ104によってその流量が調整されてサージタンク103に入り、吸気マニホールド105を通してエンジン本体106の図示しない燃焼室に供給される。一方、図示しない燃料噴射装置からは吸入空気量に見合った燃料が燃焼室に噴射され、ここで混合して適正な空燃比で燃焼が行われる。この燃焼によって発生した排気ガスは排気マニホールド107を介して排気管108に流出し、触媒によって処理されて大気に排出される。そして、ドライバがブレーキペダルを踏み込んだときには、サージタンク103内で生じる負圧が予め連結管109を介して負圧式ブレーキ機構110内に蓄積され、その圧力が作用することで、車両に制動力を生じさせる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近では、エンジン本体に供給する混合気を希薄化することで、燃料消費率を向上させるようにした希薄燃焼エンジンが実用化されている。この希薄燃焼エンジンの場合、リーン運転時にはエンジン本体内に導入される吸気量が多いので、これに伴ってスロットルバルブの下流側(サージタンク)での負圧が低下する。そのため、例えば、車両の減速時に、スロットルバルブを開けて吸気を取り込むことでエンジンをリーン運転できるにも拘らず、負圧式ブレーキ機構の負圧確保のために、スロットルバルブを閉じて空燃比を理論空燃比近傍とし、サージタンク内の負圧を大きくすることで負圧式ブレーキ機構に必要な負圧を確保する必要がある。従って、希薄燃焼エンジンとして十分な燃料消費率の向上が図れていない。また、車両の通常走行時と減速時と運転状態が変化するとき、エンジンがリーン運転と非リーン運転との間で切り換わるため、ここでトルク変動が発生し易く、ドライバビリティが悪化する虞もある。
【0006】
本発明は、このような問題を解決するものであって、負圧式ブレーキブースタの負圧を確実に確保する一方で燃料消費率の向上を図った車両用エンジンの制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成する請求項1の発明の車両用エンジンの制御装置は、内燃機関の第1の気筒または気筒群に接続される第1吸気経路に設けられた第1絞り弁手段と、前記内燃機関の第2の気筒または気筒群に接続される第2吸気経路に設けられた第2絞り弁手段と、前記第1絞り弁手段の下流の前記第1吸気経路に接続されて該第1吸気経路内の負圧を利用してブレーキペダルの踏力を増大される負圧式ブレーキブースタと、該負圧式ブレーキブースタの作動またはその作動要求あるいは該負圧式ブレーキブースタの負圧低下を検出または推定する負圧低下検出手段と、該負圧低下検出手段の検出結果に基づいて該負圧式ブレーキブースタの作動またはその作動要求あるいは負圧低下が検出または推定されたときには前記第1絞り弁を閉じ前記第2絞り弁を若干開けると共に前記第1の気筒または気筒群を非リーン運転とし前記第2の気筒または気筒群をリーン運転とする空燃比制御手段とを具えたものである。
【0008】
従って、負圧式ブレーキブースタの作動またはその作動要求、あるいは負圧低下が検出または推定されたときには、第1吸気経路の第1絞り弁手段の開度を小さく設定して第1の気筒または気筒群を非リーン運転とすることで、負圧式ブレーキブースタ用の負圧を十分に確保できる一方で、第2吸気経路の第2絞り弁手段の開度を大きく設定して第2の気筒または気筒群をリーン運転とすることで、燃料消費率を向上できる。
【0009】
また、請求項2の発明の車両用エンジンの制御装置は、第1吸気経路と第2吸気経路には共通のサージタンクが介装され、サージタンクには車両減速時にはサージタンク内を第1吸気経路側と第2吸気経路側とに仕切り、通常時には両者間を連通する仕切り弁が設けられたものである。
【0010】
従って、通常時には、サージタンクの内の第1吸気経路側と第2吸気経路側とが連通することで、吸気慣性効果を利用してエンジン効率を向上できる一方で、負圧式ブレーキブースタの作動またはその作動要求、あるいは負圧低下が検出または推定されたときには、サージタンク内が仕切り弁によって第1吸気経路側と第2吸気経路側とに仕切られることで、負圧式ブレーキブースタ用の負圧を十分に確保できると共に燃料消費率を向上できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0012】
図1に本発明の一実施形態に係る車両用エンジンの制御装置の概略構成、図2に本実施形態の車両用エンジンの制御装置の制御のフローチャートを示す。
【0013】
本実施形態の車両用エンジンの制御装置において、図1に示すように、エンジン10は燃料を直接燃焼室に噴射する筒内噴射型直列4気筒ガソリンエンジンであって、シリンダヘッド11には4つの気筒(#1,#2,#3,#4)毎に点火プラグ12が取付けられると共に、インジェクタ13が取付けられている。シリンダヘッド11とシリンダ14とピストン15によって形成される燃焼室16内にはこのインジェクタ13の噴射口が開口し、燃料がこの燃焼室14内に直接噴射されるようになっている。シリンダヘッド11には燃焼室16を臨む吸気ポート17及び排気ポート18が形成され、吸気ポート17は吸気弁19の駆動によって開閉され、排気ポート18は排気弁20の駆動によって開閉される。
【0014】
エンジン10の各気筒(#1,#2,#3,#4)における吸気ポート17には、吸気マニホールドの4つの流通路21a,21b,21c,21dを介してサージタンク22が接続され、このサージタンク22には2つの吸気管23a,23bが接続され、各吸気管23a,23bの空気取入口にはエアクリーナ24が取付けられている。このサージタンク22には内部を2つの部屋22a,22bに仕切る仕切り弁25が取付けられている。また、各吸気管23a,23bにはそれぞれスロットルバルブ26a,26bが設けられ、各スロットルバルブ26a,26bの開度を検出するスロットルポジションセンサ27a,27bと、スロットルバルブ26a,26bの開閉状態によりアイドリング状態を認識するアイドルスイッチ28a,28bが取り付けられている。
【0015】
この場合、吸気管23aとサージタンク22の部屋22aが本発明の第1吸気経路として構成され、吸気管23aに第1絞り弁手段としてスロットルバルブ26aが設けられる一方、吸気管23bとサージタンク22の部屋22bが本発明の第2吸気経路として構成され、吸気管23bに第2絞り弁手段としてスロットルバルブ26bが設けられている。
【0016】
一方、排気ポート18には排気マニホールド29を介して排気管30が接続され、排気管30には三元触媒31及び図示しないマフラーが備えられている。
【0017】
また、サージタンク22の一方の部屋22aには連結管32を介して負圧式ブレーキ機構33が接続されている。この負圧式ブレーキ機構33は、スロットルバルブ26aの下流に位置するサージタンク22の一方の部屋22aに連通する負圧倍力装置(ブレーキブースタ)34を有しており、ブレーキペダル35の踏力を増大させてマスタシリンダ36を作動させ、車両の制動力を生起することができる。なお、37はブレーキペダル35の踏み込みによってオン作動する負圧低下検出手段としてのブレーキスイッチ、38は負圧倍力装置34に組み込まれて、例えば、負圧が所定値を下回ったときにオン作動する負圧低下検出手段としての負圧スイッチである。
【0018】
車両には空燃比制御手段としての電子制御ユニット(ECU)40が設けられており、このECU40には前述したスロットルポジションセンサ27a,27bの検出値やアイドルスイッチ28a,28bの検出値が入力され、また、スロットル開度やエンジン回転数などに基づいてスロットルバルブ26a,26bの開閉制御を行っている。また、ECU40は車両の走行状態に応じて仕切り弁25の開閉制御を行っており、具体的には、車両の通常走行時は仕切り弁25を開放してサージタンク22の2つの部屋22a,22bを連通し、減速走行時は仕切り弁25を閉鎖して2つの部屋22a,22bを仕切っている。なお、ECU40にはブレーキスイッチ37や負圧スイッチ38のオンオフ信号が入力されるようになっており、負圧倍力装置34の負圧の低下は、このブレーキスイッチ37や負圧スイッチ38のオン信号が出力されることで判定している。
【0019】
なお、ECU40には、入出力装置、制御プログラムや制御マップ等の記憶を行う記憶装置、中央処理装置及びタイマやカウンタ類が具備されており、このECU40によって筒内噴射エンジン10の総合的な制御が実施される。前述した各種センサ類の検出情報はECU40に入力され、ECU40は各種センサ類の検出情報に基づいて、燃料噴射モードや燃料噴射量を始めとして点火時期等を決定し、インジェクタ13や点火プラグ12等を駆動制御する。
【0020】
このように構成された筒内噴射エンジン10において、図示しないイグニッションキースイッチをスタータオン位置に入れてエンジン10を始動させると、図示しないクランクシャフトが回転駆動してピストン15がシリンダ14内で往復移動する一方、クランクシャフトの駆動と同期する各カムシャフトの回転駆動によって吸気弁19が開放して空気が吸気ポート17から燃焼室16内に供給されると同時に、インジェクタ13から燃料が燃焼室16内に直接噴射され、点火プラグ12により着火されて爆発された後、排気バルブ20の開放時、排気ガスが排気ポート18から排気管30に排気される。
【0021】
この場合、エアクリーナ24から吸入された空気は2つの吸気管23a,23bに流入し、スロットルバルブ26a,26bによって流量が調整されてサージタンク22に入り、吸気マニホールド(流通路21a,21b,21c,21d)を通してエンジン本体10の燃焼室16に供給される。一方、インジェクタ13はこの吸入空気量に見合った燃料が燃焼室16に直接噴射され、ここで混合して適正な空燃比で燃焼が行われる。
【0022】
本実施形態の車両用エンジンの制御装置では、主に吸気行程中に燃料を噴射して理論空燃比で予混合燃焼を行うストイキオモードと、主に吸気行程中に燃料を噴射して理論空燃比よりもリーンな空燃比で予混合燃焼を行う吸気リーンモードと、主に圧縮行程中に燃料を噴射して吸気リーンモードよりもリーンな空燃比で層状燃焼を行う圧縮リーンモードとの切り換えを行うことで、燃料噴射モードの制御を行っている。
【0023】
本実施形態では、希薄燃焼エンジンとして問題となる負圧倍力装置34への負圧確保をサージタンク22を仕切り弁25によって2つの部屋22a,22bに仕切り可能とすると共に、このサージタンク22の各部屋22a,22bに2つの吸気管23a,23bを接続し、エンジン10の運転状態に応じて仕切り弁25を開閉制御可能とし、負圧式ブレーキ機構33を作動させる場合には、サージタンク22を仕切り弁25で各部屋22a,22bに仕切ることで、サージタンク22の一方の部屋22aをストイキモードで運転可能として負圧式ブレーキ機構33のための負圧を確保視、他方の部屋22bをリーンオモードで運転可能として燃料消費率の向上を図るようにしている。
【0024】
ここで、本実施形態の車両用エンジンの制御装置による空燃比制御について、図2のフローチャートを用いて説明する。
【0025】
図2のフローチャートに示すように、ステップS1において、負圧不足条件が成立しているかどうかの判定を行うが、実際には、車両が減速しているかどうかを判定するものであり、ここでは、負圧スイッチ38のオン信号が出力されているかどうかを判定する。ここで、負圧スイッチ38のオン信号が出力されてなければ、負圧倍力装置34内に負圧が確保されている状態であると判定してステップS2に移行する。そして、このステップS2では、ECU40が仕切り弁25を全開としてサージタンク22の各部屋22a,22bを連通し、ステップS3にて、エンジン10をエンジン負荷やエンジン回転数などに応じて運転制御する。即ち、ストイキオモード、吸気リーンモード、圧縮リーンモードを運転状態に応じて切り換えて運転制御する。
【0026】
一方、ステップS1にて、ブレーキペダル35が踏み込まれて負圧倍力装置34内の負圧が所定値を下回って負圧スイッチ38がオン作動すると、次のブレーキ作動の際、十分に負圧倍力装置34が作動しないと判定してステップS4に移行する。そして、このステップS4では、ECU40が仕切り弁25を全閉としてサージタンク22を各部屋22a,22bに仕切り、ステップS5にて、第1スロットルバルブ26aを閉じる一方、第2スロットルバルブ26bを若干開けてサージタンク22の部屋22bに空気を流入する。そして、ステップS6にて、サージタンク22の部屋22aから流通路21a,21bを通してエンジン10の気筒#2,#3には吸気されずにストイキオモードで運転することとなり、サージタンク22の部屋22aに負圧が生起して負圧式ブレーキ機構33のための負圧を確保できると共に、サージタンク22の部屋22bから流通路21c,21dを通してエンジン10の気筒#1,#4には吸気されて圧縮リーンモードで運転することとなり、燃料消費率の向上が図れる。
【0027】
このように本実施形態にあっては、車両の通常走行時には、サージタンク22の部屋22a,22bを連通し、ストイキオモード、吸気リーンモード、圧縮リーンモードを運転状態に応じて切り換えて運転制御することとなり、希薄燃焼を実現して燃料消費率を向上できると共に、吸気慣性効果を利用してエンジン効率を向上できる。また、負圧倍力装置34内の負圧が低下したときには、仕切り弁25によってサージタンク22内を2つの部屋22a,22bに仕切ると共にスロットルバルブ26aを閉じ、スロットルバルブ26bを若干開け、第1吸気経路(吸気管23a)に接続されたエンジン10の第1気筒群としての気筒#2,#3をストイキオモードとしてサージタンク22の部屋22aに負圧式ブレーキ機構33が適正に作動するための負圧を確保する一方、第2吸気経路(吸気管23b)に接続されたエンジン10の第2気筒群としての気筒#1,#4を圧縮リーンモードで運転して燃料消費率を向上できる。
【0028】
なお、車両の通常走行時にて、燃料噴射モードの切り換えによる空燃比制御はエンジン10の各気筒(#1,#2,#3,#4)で同様の制御を行ってるものであり、上述した負圧倍力装置34への負圧確保のための空燃比制御に移行しても、この時のトルク変動は小さく、ドライバビリティが悪化することはない。
【0029】
また、上述の実施形態では、吸気管23a,23bに下流側にサージタンク22を接続し、この吸気管23a,23bにスロットルバルブ26a,26bを設けたが、スロットルバルブ26a,26bの上流側にサージタンク22を設けてもよい。また、前述のフローチャートで、負圧不足条件が成立しているかどうかの判定を、負圧スイッチ38のオン信号を用いて行ったが、負圧低下検出手段としてのブレーキスイッチ37のオン信号や図示しないアクセルペダルのオフ信号などを用いて判定してもよく、両者を併用してもよい。更に、負圧倍力装置34の負圧低下を負圧ブースタの作動変位を検出したり、エンジン回転数や負圧時の運転情報から推定するなど、他の検出方法を使用するようにしてもよい。
【0030】
また、本実施形態では、各吸気経路が2気筒ずつ気筒群として接続されていたが、一方の吸気経路を1つの気筒とし、他方の吸気経路を気筒群に接続するようにしてもよい。
【0031】
更に、上述の実施形態では、ECU40が駆動モータを作動してスロットルバルブ26a,26bを開閉制御する電子制御式スロットルバルブとしたが、アクセルペダルとワイヤで接続されてアクセル操作に直接連動するスロットルバルブをバイパスするバイパス通路を設け、このバイパス通路に制御弁を設けた吸入空気量を調整するタイプにも適用することができる。更に、本発明の車両用エンジンの制御装置を筒内噴射型直列4気筒ガソリンエンジンに適用して説明したが、燃料を吸気ポートに噴射するタイプのエンジンやV型エンジンにも適用することもできる。
【0032】
【発明の効果】
以上、実施形態において詳細に説明したように本発明の車両用エンジンの制御装置によれば、負圧式ブレーキ機構を適正に作動させることで信頼性を向上することができると共に、減速時の燃料消費率の向上を図ることでエンジン効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る車両用エンジンの制御装置の概略構成図である。
【図2】本実施形態の車両用エンジンの制御装置の制御のフローチャートである。
【図3】負圧式ブレーキブースタを有する従来の希薄燃焼エンジンにおける吸気及び排気の流れを表す概略図である。
【符号の説明】
10 筒内噴射エンジン
22 サージタンク
22a 部屋(第1吸気経路)
22b 部屋(第2吸気経路)
23a 吸気管(第1吸気経路)
23b 吸気管(第2吸気経路)
25 仕切り弁
26a スロットルバルブ(第1絞り弁手段)
26b スロットルバルブ(第2絞り弁手段)
33 負圧式ブレーキ機構
34 負圧倍力装置(ブレーキブースタ)
35 ブレーキペダル
37 ブレーキスイッチ(負圧低下検出手段)
38 負圧スイッチ(負圧低下検出手段)
40 エンジンコントロールユニット、ECU(空燃比制御手段)
Claims (2)
- 内燃機関の第1の気筒または気筒群に接続される第1吸気経路に設けられた第1絞り弁手段と、前記内燃機関の第2の気筒または気筒群に接続される第2吸気経路に設けられた第2絞り弁手段と、前記第1絞り弁手段の下流の前記第1吸気経路に接続されて該第1吸気経路内の負圧を利用してブレーキペダルの踏力を増大される負圧式ブレーキブースタと、該負圧式ブレーキブースタの作動またはその作動要求あるいは該負圧式ブレーキブースタの負圧低下を検出または推定する負圧低下検出手段と、該負圧低下検出手段の検出結果に基づいて該負圧式ブレーキブースタの作動またはその作動要求あるいは負圧低下が検出または推定されたときには前記第1絞り弁を閉じ前記第2絞り弁を若干開けると共に前記第1の気筒または気筒群を非リーン運転とし前記第2の気筒または気筒群をリーン運転とする空燃比制御手段とを具えたことを特徴とする車両用エンジンの制御装置。
- 請求項1記載の車両用エンジンの制御装置において、前記第1吸気経路と前記第2吸気経路には共通のサージタンクが介装され、該サージタンクには車両減速時に該サージタンク内を前記第1吸気経路側と第2吸気経路側とに仕切り、通常時に両者間を連通する仕切り弁が設けられていることを特徴とする車両用エンジンの制御装置。
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