JP3803672B2 - 新規多形及び偽多形 - Google Patents

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Description

関連出願に対するクロスリファレンス
本願は、2002年4月11日に出願された仮出願番号第60/372,465号;2002年8月16日に出願された第60/404,174号、及び2002年8月22日に出願された仮出願番号第60/405,668号の利益を主張するものである。
本発明の分野
本発明は、リセドロン酸ナトリウムの新規多形及び偽多形並びにそれらの生成方法、に関する。本発明は更に、種々の多形又は偽多形のリセドロン酸ナトリウムを含む医薬組成物に関する。
本発明の背景
骨粗鬆症は、骨の鉱物の漸進的な損失を特徴とする疾患である。骨粗鬆症はまた、低骨量及び、骨の脆弱性の増大及び骨折の危険性の増大を招く構造上の悪化、を特徴とする。骨粗鬆症の処置における治療の目標は、カルシウム吸収を改善させ、そしてカルシウムの尿中排泄を減少させ、それにより二次性副甲状腺機能亢進症を逆転させることである。カルシウムのサプリメントは、確立された骨粗鬆症を維持するのに幅広く使用されているが、骨密度又は更なる骨折の危険性に対するカルシウムサプリメントの満足のいくプロスペクティブ研究はほとんどなかった。ビスホスホネート、例えばエチドロネート、パミドロネート、及びリセドロネートは、骨粗鬆症を処置するのに有用である。リセドロン酸ナトリウム[1−ヒドロキシ−2(3−ピリジニル)エチリデン]ビスホスホン酸一ナトリウム塩)、は、本発明の対象であり、これは骨粗鬆症の処置のために商品名Actonel(商標)のもと現在市販されている。
多くの薬理学的活性物質が、1以上の結晶形態で存在し得る。医薬として有用な化合物の新規な結晶形態の発見は、医薬品の性能特性を改善する機会を提供する。それは、製剤学者が、例えば標的の放出プロファイル又は他の所望の特徴を有する薬物の医薬剤形を設計するのに利用可能である材料のレパートリーを拡大させる。それがはっきりと有利であるのは、このレパートリーが有用な化合物の新規結晶形態の発見によって拡大したときである。多形の一般的概説及び多形の医薬としての利用については、G. M. Wall,Alarm Manuf. 3,33 (1986); J. K. Haleblian and W. McCrone, J. Pharm. Sci., 58,911 (1969); and J. K. Haleblian, J. Pharm. Sci., 64,1269 (1975)を参照のこと(これらの全てが引用によって本明細書に組み入れられる)。
場合によっては、外来分子、例えば溶媒分子が、化合物の結晶構造中に普通に取り込まれることがある。厳密に言えば、そのような化合物は真の多形ではなく、しばしば偽多形と称される。
本発明は、本明細書に記載の方法のいずれかによって調製されうるリセドロン酸ナトリウムの固態の形態(すなわち、多形及び偽多形)に関する。当該多形及び偽多形は、塩が固形で得られる条件を調節することによって影響を受けることがある。ある多形(又は偽多形)から次のもので異なることがある固態の物理的特性には、例えば、粉砕された固体の流動性が含まれる。流動性は、医薬製品への処理の間の材料の取り扱いやすさに影響を及ぼす。粉末状の化合物の粒子が互いに容易に流れ去らないと、製剤の専門家は、錠剤又はカプセル製剤を開発するのにその事実を考慮しなくてはならず、このことは、流動促進剤、例えばコロイド状二酸化ケイ素、デンプン又は三塩基性リン酸カルシウムの使用を必要とすることがある。
結晶構造に依存し得る医薬化合物の別の重要な固態の特性は、液体中でのその溶解速度である。患者の胃液中での活性成分の溶解速度は治療的な結果をもたらすことがあり、これは、そのことが、経口投与された活性成分が患者の血流に達し得る速度に上限を課すためである。溶解速度はまた、シロップ、エリキシル及び他の液体の薬物を調製する際の検討事項である。化合物の固態の形態はまた、圧縮時のその挙動及びその保存安定性に影響を及ぼすことがある。
これらの実際上の物理的特徴は、単位胞内での分子の構造及び配置によって決定され、これは物質の特定の多形を限定する。多形は、無定形材料又は別の多形(又は偽多形)のものと区別される熱力学的特性をもたらしうる。熱力学的特性は、多形と偽多形とを識別するために使用されうる。多形間を区別するのに使用されうる熱力学的特性は、毛細管融点、熱重量分析(TGA)、示差走査熱量分析(DSC)、及び示差熱分析(DTA)のような技術によって研究室内で測定されうる。
特定の多形は、例えば固体13C NMR分析法及び赤外(IR)分光法によって検出可能でありうる、独特な分光分析データを持つことがある。
粉末に対するX線結晶学(粉末回折)は、異なる多形及び偽多形の結晶構造間を明確に区別するX線回折図を得るために使用されうる。
米国特許第6,410,520号(”第’520号特許”)は、一水和物及び2・1/2水和物(偽多形)としてのリセドロン酸ナトリウムの選択的結晶化を記載している。第1頁において、出願人は、引用無しに、「幾つかのbisphonic(原文)酸及びそれらの塩が水和物を形成することができ、リセドロン酸ナトリウムが3つの水和状態:一水和物、2・1/2水和物又は無水物で存在することが文献公知である」と述べている。当該刊行物はまた、一水和物及び2・1/2水和物がX線回折を含む種々の手段によって特徴付けられたとも述べている。しかしながら、本発明者は、当該一水和物について当該文献にはなんらそのような特徴的なデータが存在しないことに気が付いた。また、本発明者は、当該一水和物を生成する方法が示されているような従来技術における教示については知らない。
第’520号特許において、当該一水和物及び当該2・1/2水和物が好ましい形態であり、且つ当該2・1/2水和物が、一水和物結晶が2・1/2水和物の形態に変換する観察に基づいた処理条件のもとで熱力学的に好ましいと記載している。
第’520号特許はまた、当該一水和物が約5.0%〜約7.1%、更に好ましくは約5.6%〜約6.5%、そして最も好ましくは5.6%の含水量を有することも開示している。
本願は更に、当該2・1/2水和物が約11.9%〜約13.9%、更に好ましくは約12.5%〜約13.2%、そして最も好ましくは12.9%の含水量を有することを開示する。当該一水和物及び当該2・1/2水和物は、更に1つの結晶X線結晶学、及び熱重量解析によって特徴付けられるが、X線の結果は開示しなかった。本発明者は、第’520号特許において開示されている形態についてのX線回折及びTGAのデータを回収した。
第’520号特許において、当該2・1/2水和物の形態の調製方法は開示されている。また、約50%〜約100%の2・1/2水和物及び約50%〜約0%の一水和物のリセドロン酸塩を含んで成る医薬組成物も開示されている。
第’520特許はまた、選択的に当該一水和物を生成するための方法も開示している。本発明者は、第’520号特許の実施例2を繰り返した。第’520特許の教示に従い我々が得た生成物は、X線解析によると、B型、A型、BB型の混合物である。
本発明の要約
1つの側面において、本発明は、少なくとも1つB型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムであって、約6.0, 14.4, 19.6, 24.9, 及び25.4度の2θ値にあるX線回折ピーク、又は約624, 951, 796, 912, 931, 1046, 1105, 1123, 1323, 及び1641cm-1にあるFTIR吸収バンドを特徴とするものを提供する。
別の側面において、本発明は、純粋なリセドロン酸ナトリウムB型に関する。
別の側面において、本発明は、A型への変態に対して安定なB型のリセドロン酸ナトリウムに関する。
他の側面において、本発明は、少なくとも1つB型、特に純粋なB型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを生成する方法であって、リセドロン酸、ナトリウム塩基、特に水酸化ナトリウム、及びアルコール、特にエタノールと水の混合物(40〜60%水、v/v、アルコール中)、メタノールと水の混合物(20%〜70%水、v/v、アルコール中)、又はイソプロパノールと水の混合物(40%〜60%水、v/v、アルコール中)との組み合わせを還流する段階を含む方法に関する。そのようにして生成したB型は、A型への変態に対して安定である。
別の側面において、本発明は、少なくとも1つB型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを生成する方法であって、リセドロン酸ナトリウムD型を80%〜100%のRHの雰囲気に曝露する段階を含む方法に関する。そのようにして生成した生成物は、A型への変態に対して安定である。
別の側面において、本発明は、少なくとも1つB型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを生成する方法であって、リセドロン酸ナトリウムA型をほぼ室温から還流温度の間の温度の低級アルコールで処理する段階を含む方法に関する。
更に別の側面において、本発明は、60〜100%RH、更に好ましくは80%RHの高い相対湿度にリセドロン酸ナトリウムD型を3〜20日、更に好ましくは5〜10日間の期間曝露することによる、リセドロン酸ナトリウムB型の調製方法を提供する。
更に別の側面において、本発明は、純粋なリセドロン酸ナトリウムB型を提供する。純粋なリセドロン酸ナトリウムB型は、約2重量%未満のA型を有する。
別の側面において、本発明は、安定なリセドロン酸ナトリウムB型を提供する。安定なB型は、高い相対湿度に曝露された場合であってもA型に変態しない。
更に別の側面において、本発明は、A型結晶のリセドロン酸ナトリウムへの変態に対して安定であるB型結晶のリセドロン酸ナトリウムに関する。
更に別の側面において、本発明は、75%RHに、40℃で少なくとも3ヶ月曝露した場合にA型結晶のリセドロン酸ナトリウムへの変態に対して安定な、B型結晶のリセドロン酸ナトリウムに関する。
別の側面において、本発明は、少なくとも1つB1型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを提供する。B1型は、約6.5, 14.7, 21.2, 27.7, 及び32.4度(2θ)の2θ値に特徴的なX線回折ピーク(反射)を有する。
別の側面において、本発明は、少なくとも1つB1型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを生成する方法であって、リセドロン酸、少なくとも約2等量のナトリウム塩基、及びアルコール、特にエタノールと水(5〜25%エタノール、v/v、アルコール中)の混合物である液体の組み合わせを還流する段階を含む方法に関する。当該方法は、室温又は5℃以下にする1又は複数の冷却段階を更に含むことがある。
別の側面において、本発明は、少なくとも1つB1型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを生成する方法であって、リセドロン酸と少なくとも約2等量のナトリウム塩基の、水とエタノール(50/50v/v)の混合物中での懸濁液を還流し、当該懸濁液をほぼ室温の温度に冷却し、更に当該懸濁液を約5℃以下の温度に冷却し、そしてB1型の特徴を少なくとも1つ有するリセドロン酸ナトリウムを当該懸濁液から単離する段階、を含む方法に関する。
別の側面において、本発明は、少なくとも1つB1型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを生成する方法であって、リセドロン酸、少なくとも約2等量のナトリウム塩基、及び水とエタノール(50/50v/v)を含んで成る液体、の混合物を還流し、そして少なくとも1つB1型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを、当該混合物から単離する段階、を含む方法に関する。
更に別の側面において、本発明は、B1型と混合されたリセドロン酸ナトリウムB型を生成する方法であって、リセドロン酸及びナトリウム塩基の組み合わせを、約5%〜約25%(v/v)のエタノールと本質的に水である残りから調製された液体中で還流し、そして当該組み合わせからリセドロン酸ナトリウムを単離する段階、を含む方法に関する。
更に別の側面において、本発明は、少なくとも1つBB型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムであって、約8.5, 9.1, 及び9.5, 度(2θ)の2θ値にあるX線回折ピーク(反射)を特徴とするものに関する。5.9, 16.7, 22.0, 24.7, 及び28.0度(2θ)にあるX線ピークは、BB型の追加の特徴である。
別の側面において、本発明は、リセドロン酸ナトリウムBB型に関する。
別の側面において、本発明は、少なくとも1つBB型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを生成する方法であって、約70℃以上の温度のリセドロン酸ナトリウムの水溶液を準備し、イソプロパノールを当該溶液に対して添加して固体/液体の懸濁液を入手し、当該懸濁液から当該固体を単離し、単離した固体をイソプロパノールの懸濁液中で少なくとも約10時間還流し、そして少なくとも1つBB型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを当該懸濁液から単離する段階、を含む方法に関する。
更に別の側面において、本発明は、少なくとも1つBB型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを生成する方法であって、少なくとも1つF型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを少なくとも約80%の相対湿度を有する雰囲気に曝露する段階を含む方法に関する。
更に別の側面において、本発明は、少なくとも1つC型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムであって、約5.6, 10. 3, 12.9, 26.5, 及び30.9度(2θ)にあるX線回折ピーク(反射)、又は約615, 666, 1089, 1563, 及び1615cm-1にあるFTIR吸収バンドによって特徴付けられるものに関する。
別の側面において、本発明は、少なくとも1つC型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを生成する方法であって、リセドロン酸、ナトリウム塩基(特に水酸化ナトリウム)及びアルコール又はアルコール−水の混合物、特に約3%v/vのエタノールを有し、残りが水である、エタノール−水の混合物、の組み合わせを還流する段階、を含む方法に関する。当該方法は、1又は複数の冷却段階を含むことがあり、例えば、当該混合物を室温又は約5℃以下の温度に冷却する。
別の側面において、本発明は、少なくとも1つD型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを生成する方法であって、約9.9, 17.2, 22.1, 27.9, 及び29.2度(2θ)にあるX線回折ピーク(反射)、又は約697, 807, 854, 955, 1187, 1218, 1576, 1646, 及び1719cm-1にあるFTIR吸収バンドによって特徴付けられ得るもの、に関する。
更に別の側面において、本発明は、少なくとも1つD型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを生成する方法であって、リセドロン酸、ナトリウム塩基(特に水酸化ナトリウム)、及びアルコール又はアルコール/水の混合物、特にメタノール又はメタノールと水の混合物であって、1〜約11%(v/v)の水から調製される混合物、の組み合わせを還流する段階、を含む方法に関する。当該方法は、当該リセドロン酸ナトリウムを単離する前に、1又は複数の冷却段階を含むことがあり、例えば室温又は約5℃以下の温度に冷却する。
別の側面において、本発明は、少なくとも1つE型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムに関する。E型は、約8.4, 8.9, 13.6, 27.6, 及び27.9度の2θ値にあるX線回折ピーク(反射)、又は約801, 890, 935, 1656, 及び1689cm-1にあるFTIR吸収バンド、を特徴とする。
別の側面において、本発明は、少なくとも1つE型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを生成する方法であって、リセドロン酸、ナトリウム塩基及び、最大約80%(v/v)の水を含むエタノール及び最大約80%(v/v)の水を含むメタノールから選択されるアルコール−水の混合物、の組み合わせを還流する段階、を含む方法に関する。当該方法は、当該リセドロン酸ナトリウムを単離する前に、1又は複数の冷却段階を含むことがあり、例えば、約5℃以下の温度に冷却する。
別の側面において、本発明は、少なくとも1つF型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムに関する。F型は、約6.6, 8.4, 8.9, 12.2, 及び18.6度の2θ値にあるX線回折ピーク(反射)、又は約971, 1133, 及び1306cm-1にあるFTIR吸収バンド、によって特徴付けられ得る。F型は、高い相対湿度に曝露された場合にA型の2・1/2水和物への変態に対して安定である。
別の側面において、本発明は、F型を生成する方法であって、リセドロン酸ナトリウムB型及びA型を約120℃〜180℃の温度に約2〜約10時間加熱する段階を含む方法に関する。
更に別の側面において、本発明は、少なくとも1つG型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムに関する。G型は、約8.0, 9.9, 12.2, 15.2, 及び19.6度の2θ値にあるX線回折ピーク、又は約724, 871, 1174, 及び1285cm-1にあるFTIR吸収バンド、によって特徴付けられる。
別の側面において、本発明は、G型の特徴を少なくとも1つ有するリセドロン酸ナトリウムを生成する方法であって、リセドロン酸A型及びE型の組み合わせを、約120℃〜約180℃の温度に加熱する段階を含む方法、に関する。別の側面において、本発明は、H型を生成するための先に述べた方法であって、当該温度が約160℃であり、且つ加熱時間が約5〜約8時間の間である、方法に関する。
更に別の側面において、本発明は、少なくとも1つH型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムに関する。H型は、約6.9, 9.8, 10.9, 13.7, 16.0, 及び18.0度の2θ値にあるX線回折ピーク(反射)を特徴とする。
別の側面において、本発明は、少なくと1つH型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムの生成方法であって、リセドロン酸ナトリウムC型を、高い相対湿度(>60%)に約3〜約20日間曝露する段階を含む方法に関する。別の側面において、本発明は、H型を生成するための先に述べた方法であって、相対湿度(%)が>80%であり、且つ当該リセドロン酸ナトリウムが約7〜約14日間曝露される、方法に関する。
別の側面において、本発明は、還流温度で、リセドロン酸と水酸化ナトリウムを水又はイソプロパノール若しくはエタノールの水溶液(例えば20%、v/v、イソプロパノール及び水)を混合して少なくとも1つA型の特徴を有する生成物を生成せしめることによる、少なくとも1つA型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムの調製方法を提供し、ここで当該反応は少なくとも約1時間行われる。当該方法は更に、当該リセドロン酸ナトリウムを単離する前に、1又は複数の冷却段階を含み、例えば、約5℃以下に冷却する。
更に別の側面において、本発明は、60〜100%の相対湿度の高い相対湿度に、リセドロン酸ナトリウムG型を3〜10日間曝露することによる、A型の調製方法を提供する。別の側面において、本発明は、先に述べた方法に従いA型を生成する方法であって、RH(%)が約80%超であり、且つ当該曝露が約7日間である、方法を提供する。
更に別の側面において、本発明は、60〜100%RH、更に好ましくは80%RH、の高い相対湿度に、E型又はG型を3〜10日間、更に好ましくは7日間曝露することによるA型の調製方法を提供する。
更に別の側面において、本発明は、少なくとも1つA型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを生成する方法であって、ほぼ室温から還流温度の間の温度の水でリセドロン酸ナトリウムを処理する段階を含む方法に関する。
更に別の側面において、本発明は、60〜100%の相対湿度、更に好ましくは80%の相対湿度の高い相対湿度に、C型を3〜20日、更に好ましくは5〜10日の期間曝露することによるH型の調製方法を提供する。
本発明の別の側面は、E型を30〜100℃の範囲の温度に加熱することによるA型の調製である。
更に別の側面において、本発明は、例えばカルシウムの恒常性又は骨密度に関連する障害の処置に必要な宿主に対する投与に適した、リセドロン酸ナトリウムのA,B,B1,BB,C,D,E,F,G,及びH型のうちの1又は複数及び少なくとも1つ医薬として許容される賦形剤を含む医薬組成物に関する。
更に別の側面において、本発明は、純粋なリセドロン酸ナトリウムB型を含む医薬組成物を提供する。
別の側面において、本発明は、A型への変態に対して安定な、リセドロン酸ナトリウムB型を含む医薬組成物を提供する。
更に別の側面において、本発明は、安定なリセドロン酸ナトリウムB型を含む医薬組成物を提供する。75%RHに対する、40℃での約6ヶ月の期間の曝露によって、この組成物中の40重量%未満のリセドロン酸ナトリウムがA型へと変態する。
本発明の詳細な説明
本明細書で使用する場合、リセドロン酸ナトリウム(risedronate sodium)及びリセドロン酸ナトリウム(sodium risedronate)は、リセドロン酸のナトリウム塩、すなわち、1−ヒドロキシ−2(3−ピリジニル)エチリデンビスホスホン酸一ナトリウム塩、を意味する。リセドロン酸ナトリウムは、実験式C71072Na、を有する。
本文で特に求めない限り、本明細書で使用する場合のリセドロン酸ナトリウム(risedronate sodium)及びリセドロン酸ナトリウム(sodium risedronate)は、いずれかの特定の物理的状態にある材料を表さず、そして無定形材料並びに任意の結晶型の材料を含む。
測定量と一緒に本明細書で使用する場合、用語「約(ほぼ)」は、測定又は決定を行い、そして測定目的及び使用する測定装置の精度に見合った一定レベルのケアを行う当業者によって予想されうる測定量の変動を示唆する。
本明細書で使用する場合、用語「ナトリウム塩基」は、陽イオンとしてナトリウムを有する塩基を意味する。ナトリウム塩基の例は、NaOH、Na2CO3、及びNaHCO3を含む。NaOHは好ましいナトリウム塩基である。
本明細書で使用する場合、用語「低級アルコール」は、一般式ROHの化合物を意味し、ここで、Rは、最大6個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖アルキル基である。
混合物である液体と関連して本明細書で使用する場合、v/v及び体積/体積は、液体を作るために混合される液体(例えばアルコール及び水)の体積比を意味する。このように、50/50(v/v)は、ほぼ等量の2つの液体を混合物を意味する。
本明細書で使用する場合、TGA減量は、最大約200℃〜220℃の温度範囲に及ぶ、減量曲線(図を参照のこと)の変曲点での減量を算出することによって決定される。
略語「RH」及び「RH(%)」は通例の意味を有し、そして雰囲気の相対湿度(%)を表す。
用語「室温」は、約25℃の温度を意味する。
本明細書に記載するX線回折データは、粉末回折法によって得られた。X線粉末回折データは、固体検出器を備えたSCINTAG粉末X線回折装置モデルX’TRAを用いて当業界で知られている方法を使用することで得られた。1.5418Åの銅放射が使用された。丸いアルミニウム試料ホルダーを用い、これは丸いゼロバックグラウンドの水晶板を有しており、25mmx0.5mmの孔を有していた。
X線回折解析は、あるリセドロン酸ナトリウムの結晶型を検出し、そして定量化するために使用されうる。X線回折解析を用いて、B型中約1重量%以下のA型の存在が検出されうる。
フーリエ変換赤外分光(FTIR)は、多色放射及び得られたインターフェログラムのフーリエ変換を利用した、当業界で周知の解析技術である。本明細書で開示したFTIRスペクトルは、Perkin Elmer Spectrum 1 instrumentを用いて、試料のヌジョール液(nujol mulls)について記録された。
熱重量解析(TGA)は、当業界で周知の熱解析技術であり、温度の関数として試料の重量変化を測定する。当該技術は、例えば、分解及び脱溶媒和の測定に特によく適している。本明細書で報告したTGAの結果は、Mettler TG50を用いて得られた。試料のサイズは、約6〜約15mgの間であった。試料は、約25℃から250℃まで、10℃/分の加熱速度で解析した。オーブンは、40ml/分の流速で窒素ガスが充填された。1つの孔のある蓋で覆われた標準的なアルミニウムの坩堝を使用した。
本明細書で使用する場合、語句「少なくとも1つ「♯」型の特徴を有する」(ここで、「♯」は文字及びアラビア数字である(例えばB型、B1型等))は、少なくとも1つ「♯」型に特徴的なX線ピーク又は特徴的なFTIR吸収バンドを示すリセドロン酸ナトリウムの結晶型を意味する。
リセドロン酸ナトリウムの結晶型(多形又は偽多形)と関連して本明細書で使用する場合、語句「実質的に2・1/2水和物型に変換しない」は、最大20%の多形又は偽多形が2・1/2水和物(リセドロン酸ナトリウムA型)に変換又は転移することを意味する。
リセドロン酸ナトリウムB型と関連して本明細書で使用する場合、用語「純粋」は、リセドロン酸ナトリウム2・1/2水和物A型を実質的に含まないB型を表す。実質的に含まないとは、例えばX線回折解析で決定した場合に、重量ベースで約1%未満を意味する。
B型と関連して本明細書で使用する場合、A型への変態に対して安定とは、最大約20%のB型が特定の条件下でA型に変態することを意味する。本発明の好ましい態様に従い生成した場合、20%未満のB型が、75%RHに、40℃で少なくとも3ヶ月の期間曝露されてA型に変態する。
A型への変態に対するリセドロン酸ナトリウムの結晶型の安定性は、室温超の温度で少なくとも50%の相対湿度(%)(RH又は%RH)に試料を一定期間曝露することによって測定される。約75%RHを有する雰囲気に対し、約40℃で少なくとも3ヶ月の期間試料を曝露することによって、A型への変態に対するリセドロン酸ナトリウムの結晶型の安定性を評価することが簡便である。当業者の経験は、これらの条件下で安定な医薬が少なくとも2年間室温で安定であることを教示する。故に、当業者は、正しいという合理的な予想で、40℃/75%RHに、6ヶ月間曝露した場合にA型への変態に対して安定なB型が、4年の間室温で保存した場合にA型に実質的に変換しないことを見越している。
2・1/2水和物の参照材料は、第’520号特許の実施例1の手順に従い調製した。当該2・1/2水和物は、我々によってA型と命名され、そして市販の錠剤ACTONEL中に存在する結晶型として同定された。
第’520号特許の実施例1の手順に従い調製したA型の2・1/2水和物は、X線、FTIR、及びTGAで特徴付けられた。
A型の1つの特徴は、そのX線回折パターンである。A型のX線回折図を図1に示し、そして得られたTGA曲線を図2に示す。A型の2・1/2水和物は、8.9, 12.2, 24.6度(2θ)にあるX線ピーク及び12.9, 13.5, 15.4, 15.7, 27.8, 28.1, 31.3度(2θ)にある他のピークを特徴とする。TGA曲線は、合計で12〜14%の減量について、多数の減量段階を示しており、これは、第’520号特許において報告された11.9〜13.9%の含水量の値と一致する。
A型の別の特徴は、FTIR分光法におけるその吸収バンドである。A型のFTIRスペクトルは、800, 889, 935, 1132, 1637, 1657, 1689cm-1に特徴的なピークを示す。
いわゆる一水和物型の調製のための第’520号特許の実施例1及び2の手順を繰り返し、そして我々の手で、B,BB及びA型を含む生成物を一貫してもたらした。BB型のX線粉末回折パターンは、A型のものと異なる。TGAサーモグラムは、合計9.5〜10.0%の減量につき、多数の減量段階を示し、これは、第’520号特許において報告された一水和物の5.0〜7.1%の値と一致しない。
1つの態様において、本発明は、単一の結晶X線解析によって一水和物であることが示されたB型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを提供する。B型は、約5%〜約8%のTGAの減量を示す。一水和物のB型のTGA減量段階は、5.6%の理論的な含水量を基に予想したものよりも大きく、恐らくこれはTGAの減量段階がまた分解過程も反映するという事実に起因すると思われる。
B型の1つの特徴は、そのX線回折パターンである。B型は、約6.0, 14.4, 19.6, 24.9, 及び25.4度の2θ値にあるX線回折ピークを特徴とする。B型のX線回折図を図4に示す。リセドロン酸ナトリウムB型にとって基準のX線回折ピーク(反射)は、表Iにおけるリセドロン酸ナトリウムの他の結晶型のものと一緒に収集される。
B型の別の特徴は、そのFTIRにおける吸収バンドである。B型のFTIRスペクトルを図6に示す。B型に特徴的な吸収バンドは、624, 951, 796, 912, 931, 1046, 1105, 1123, 1323, 及び1641cm-1にあるものを含む。B型に特徴的なFTIR吸収バンドは、表IIIにおけるリセドロン酸ナトリウムの他の結晶型のものと一緒に収集される。
別の態様において、本発明は、純粋なリセドロン酸ナトリウムB型を提供する。本発明の純粋なリセドロン酸ナトリウムB型も物理学的に安定であり、そして75%〜100%の相対湿度に1週間以上曝露された場合に;又は40℃及び75%RHに6ヶ月間保存された場合に、A型2・1/2水和物に実質的に変換(変態)しない。純粋なリセドロン酸ナトリウムは、約1重量%未満のA型を有する。
別の態様において、本発明は、A型への変態に対して安定なリセドロン酸ナトリウムB型を提供する。
別の態様において、本発明は、BB型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを提供する。BB型は、約9%〜約11%のTGA減量を示す。
BB型の1つの特徴は、そのX線回折パターンである。BB型は、約8.5, 9.1, 及び12.2度(θ)の2θ値に特徴的なX線回折ピークを、そして14.3, 16.9, 19.7, 23.5, 28.8, 及び33.6度(2θ)にある他のピークを有する。BB型のX線回折図を図7に示す。リセドロン酸ナトリウムBB型のTGA曲線を図8に示す。
別の態様において、本発明は、B1型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを提供する。B1型の1つの特徴は、そのX線回折図にある。B1型は、約6.5, 14.7, 21.2, 27.7, 及び32.4度(2θ)の2θ値にあるX線回折ピークを特徴とし、そして更に、14. 3, 16.9, 19.7, 23.5, 28.8, 及び33.6度(2θ)にあるX線回折ピークを特徴とする。B1型のX線回折図を図9に示す。B1型の特徴的なX線回折ピークは、表IIにおいて、他のリセドロン酸ナトリウムの結晶型のものと一緒に収集される。B1型は二ナトリウム塩である。
B1のTGAサーモグラムを図10に示す。
別の態様において、本発明は、C型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを提供する。C型は、約7%のTGA減量を示す。C型のTGA曲線を図12に示す。C型は、約5.6, 10.3, 12.9, 16.5, 及び30.9の2θ値にあるX線回折ピークを特徴とする。C型の特徴的なX線ピークの一は、表IIにおけるリセドロン酸ナトリウムの他の結晶型のものと一緒に収集される。
C型の別の特徴は、FTIR分光法におけるその吸収バンドである。リセドロン酸ナトリウムC型は、そのFTIRスペクトルを介して特徴付けられる。C型に特徴的な吸収バンドは、615, 666, 1089, 1563, 及び1625cm-1にあるものを含む。C型に特徴的なFTIR吸収バンドは、表IIIにおけるリセドロン酸ナトリウムの他の結晶型のものと一緒に収集される。
C型は、80%〜100%の高い湿度の雰囲気において、室温で、好ましくは80%の相対湿度で少なくとも1週間の間には実質的にA型に変換(変態)しない。
別の態様において、本発明は、D型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムであって、最大約3%のTGA減量を示すものを提供する。D型のTGA曲線を図15に示す。D型の1つの特徴は、そのX線回折パターンである。D型は、約9.9, 17.2, 22. 1, 27.9, 及び29.2度の2θ値にあるX線回折ピークを特徴とする。D型のX線回折図を図14に示す。D型に特徴的なX線ピークの位置は、表IIのリセドロン酸ナトリウムのほかの多形のものと一緒に収集される。
D型の別の特徴は、FTIRにおけるその吸収バンドである。リセドロン酸ナトリウムD型を図16に示す。D型に特徴的な吸収バンドは、697, 807, 854, 955, 1187, 1218, 1576, 1646, 及び1719cm-1にあるものを含む。D型のFTIR吸収バンドは、表IIIにおけるリセドロン酸ナトリウムの他の結晶型のものと一緒に収集される。
D型は、80%〜100%の相対湿度の高湿度の雰囲気で、室温で、少なくとも一週間、A型には実質的に変換(変態)しない。D型は、80%〜100%RHの雰囲気に少なくとも約1週間曝露することによってB型に変換されうる。
更に別の態様において、本発明は、E型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを提供し、これは、約8.4, 8.9, 13.6, 27.6, 及び27.9度の2θ値にあるX線回折ピーク及び9%〜12%のTGA減量によって特徴付けられ得る。E型に特徴的な回折ピークの位置は、表IIにおけるリセドロン酸ナトリウムの他の結晶型のものと一緒に収集される。
E型の別の特徴は、FTIR分光法におけるその吸収バンドである。E型のFTIRスペクトルを図19に示す。E型に特徴的な吸収バンドは、801, 890, 935, 1656, 及び1689cm-1にあるものを含む。E型に特徴的なFTIR吸収バンドは、表IIIにおけるリセドロン酸ナトリウムの他の結晶型のものと一緒に収集される。
別の態様において、本発明は、F型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを提供し、これは、約4%〜約6%のTGA減量を示す。F型のTGA曲線を図21に示す。
F型の1つの特徴は、そのX線回折パターンである。リセドロン酸ナトリウムF型は、約6.6, 8.4, 8.9, 12.2, 及び18. 6度の2θ値にあるX線回折ピークを特徴とする。F型のX線回折図を図20に示す。F型に特徴的なX線ピークの位置は、表IIにおけるリセドロン酸ナトリウムの他の結晶型のものと一緒に収集される。
リセドロン酸ナトリウムF型は、更に、FTIR分光法によって更に特徴付けられ得る。F型のFTIRスペクトルを図22に示す。F型に特徴的な吸収バンドは、971, 1133, 及び1306cm-1のものを含む。F型についてのFTIR吸収の特徴的なバンドは、表IIIにおけるリセドロン酸ナトリウムの他の結晶型と一緒に収集される。
F型は、1週間の保存の間、最大100%の相対湿度で、2・1/2水和物型に実質的に変換(変態)しない。80%〜100%RHの高湿度の雰囲気において、F型は、1週間以上の保存の間にBB型に変態する。
更に別の態様において、本発明は、G型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを提供し、これは、約9%〜約11%のTGA減量を示す。G型のTGA曲線を図24に示す。
G型の1つの特徴は、そのX線回折パターンである。リセドロン酸ナトリウムG型は、約8.0, 9.9, 12.2, 15.2, 及び19.6度の2θ値にあるX線回折ピークを特徴とする。G型のX線回折図を図23に示す。G型の特徴的な回折ピークは、表IIにおけるリセドロン酸ナトリウムの他の結晶型と一緒に収集される。
G型の別の特徴は、FTIRにおけるその吸収バンドである。リセドロン酸ナトリウムG型は、FTIR分光法によって更に特徴付けられ得る。G型のFTIRスペクトルを図25に示す。G型の特徴的なFTIR吸収バンドは、724, 871, 1174, 及び1285cm-1にあるものを含む。G型の特徴的なFTIR吸収バンドは、表IIIにおけるリセドロン酸ナトリウムの他の結晶型のものと一緒に収集される。
更に別の態様において、本発明は、H型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを提供し、これは、約6.9, 9.8, 10.9, 13.7, 16.0, 及び18.0度の2θ値にあるX線回折ピークによって特徴付けられ得る。H型の特徴的なX線回折ピークは、表IIにおけるリセドロン酸ナトリウムの他の結晶型のものと一緒に収集される。
H型は更に、22%のTGA減量を特徴とし、これは、5水和物の含水量に相当する。
Figure 0003803672
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本発明の新規な結晶型(多形及び偽多形)は、複数の方法によって調製されうる。これらの方法は、還流法、アニーリング(熱)法及び加湿(humidification)法を含む。
還流法は、B,BB,B1,C、D,又はE型のいずれかの特徴を有するリセドロン酸ナトリウムが所望の場合に好ましい。還流法において、リセドロン酸は、対イオン(陽イオン)としてナトリウムを有する適当な塩基及び、水、アルコール、又はアルコールと水の混合物でありうる還流媒体と一緒に混合される。水酸化ナトリウムは、好ましいナトリウム塩基である。特定のアルコール及びアルコール−水の混合物の組成は、所望の型に従い選択される。以下の表(表III)は、当業者に対し、適切な還流媒体を選択する際のガイダンスを提供する。還流媒体の組成は、体積/体積ベース(v/vと省略)で表される。すなわち、50%v/vは、ほぼ等量の混合物を意味する。
Figure 0003803672
概して、1〜2等量の水酸化ナトリウムが、リセドロン酸及び水、アルコール、又はアルコール−水の混合物と組み合わされる。還流媒体の総量は重要ではなく、例えば、使用するリセドロン酸1g当たり約15〜約25mlでありうる。好ましい態様において、選択した還流媒体の水酸化ナトリウム溶液は、還流媒体(リセドロン酸1g当たり12〜22mLが都合よい)のリセドロン酸懸濁液に対し添加される。当該混合物は、0.5〜30時間、好ましくは3〜24時間還流される。任意に、しかし好ましくは、当該混合物は続いて室温に冷却され、そして次に約5℃未満、最も好ましくは約0℃に冷却される。固体は分離され、そして任意の適当な手段、例えば、2つほど例を挙げると、濾過(重力又はサクション)又は遠心によって回収される。
アニーリング(インキュベーティング)法は、F型及びG型が所望の場合に好ましい。アニーリングは、出発時のリセドロン酸ナトリウムを所望の温度に所望の時間、例えばオーブンを用いて曝露することによって達成されうる。当業者は、選択される温度に従い、アニーリング時間を調節することを知るだろう。低いアニーリング温度ほど、通常長いアニーリング時間を要する。
本発明の実施において、少なくとも1つB型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムは、リセドロン酸、ナトリウム塩基、及び水と、メタノール、エタノール、n−プロパノール、及びイソプロパノールから選択されるアルコールとの混合物である液体、の組み合わせを還流することによって生成されうる。
特定の態様において、本発明は、還流温度で、水及びアルコール、好ましくはエタノール、メタノール、又はイソプロパノールの混合物中のリセドロン酸懸濁液と、アルコール及び水の混合物中の水酸化ナトリウム溶液とを混合することによって、B型が得られる方法を提供する。B型の特徴を有する生成物を生成せしめる当該反応は、0.5〜30時間、更に好ましくは20時間実施される。
別の態様において、本発明は、B型が、還流温度で、リセドロン酸と約1〜約1.5等量の水酸化ナトリウムを、水とエタノールの混合物(40%〜60%、特に50%、v/v、水/エタノール、表IIIを参照のこと)中で組み合わされることによって得られ、ここで、当該混合は懸濁液である。
別の態様において、本発明は、還流温度で、水及びメタノールの混合物(20%〜70%、v/v、メタノール、表IIIを参照のこと)中のリセドロン酸懸濁液を、約1〜約1.5等量の水酸化ナトリウムとをアルコール及び水の混合物中で混合することによって、リセドロン酸少なくとも1つB型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムが得られる方法を提供する。
別の態様において、本発明は、還流温度で、水及びイソプロパノールの混合物(40%〜60%、v/v、イソプロパノール)である液体中のリセドロン酸懸濁液と、アルコール及び水の混合物中の水酸化ナトリウム溶液とを混合することによって、少なくとも1つB型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムが得られる方法を提供する。
更に別の態様において、本発明は、少なくとも1つB型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを生成する方法であって、リセドロン酸ナトリウムを、ほぼ室温〜還流温度の間の低級アルコールで処理する段階を含む方法を提供する。処理は、少なくとも1つA型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムと低級アルコールの組み合わせを、変態を達成するのに十分な時間振とうすることによって達成されうる。当業者は、例えば、X線回折解析を用いて、変態をモニタリングすることによる慣習的な実験によって、処理時間を最適化することを知るであろう。
本発明の別の態様は、還流温度で、リセドロン酸と1等量の水酸化ナトリウムを、エタノールと水の混合物(5%〜25%、v/v、水/エタノール)中で5〜20時間、最も好ましくは10時間混合することによって、B型が単独で、又はB1型と一緒に得られる方法を提供する。
別の態様において、本発明は、少なくとも1つB1型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを生成する方法であって、リセドロン酸と、陽イオンとしてナトリウムを有する2等量の無機塩基、好ましくはNaOHとを、50/50(v/v)のアルコール/水中で、5〜20、好ましくは10時間還流する段階を含む方法を提供する。適当な還流媒体を用いての、陽イオンとしてナトリウムを有する少なくとも約2等量の無機塩基(例えばNaOH)の使用は、B1の特徴を有する生成物がB型に優先して生成されることを保証する。
本発明の別の側面は、還流温度で、リセドロン酸と水酸化ナトリウムとを、エタノール−水の混合物(3%水/エタノール、v/v)中で、10〜30時間、最も好ましくは約20時間混合することによって、少なくとも1つC型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムが得られる方法を提供する。
別の態様において、本発明は、少なくとも1つD型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムが、還流温度で、リセドロン酸と水酸化ナトリウムとを、メタノール又はエタノール、あるいはメタノールと水の混合物(最大11%の水、v/v)中で10〜30時間、最も好ましくは約20時間混合することによって得られる方法を提供する。
更に別の態様において、本発明は、還流温度で、リセドロン酸と水酸化ナトリウムとを、水又はアルコール、好ましくはエタノール又はメタノール、更に好ましくはエタノール/水の混合物(最大20%v/vエタノール)又はメタノール/水の混合物(最大20%v/vメタノール)である液体中で還流することによってE型が単独で、又はA型と一緒に得られる方法を提供する。E型の特徴を示す生成物を生成する当該反応は、少なくとも1時間行われる。
別の態様において、本発明は、高温、好ましくは70℃の水のリセドロン酸ナトリウム溶液を準備し、そしてIPAを当該溶液に対し添加して懸濁液を入手し、懸濁される固体を単離し、単離された沈殿を乾燥させ、そして乾燥した沈殿物をIPA中で還流温度で少なくとも約10時間、特に約17時間濁懸することによって、少なくとも1つBB型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムが得られる方法を提供する。
本発明の別の側面は、少なくとも1つF型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムが、B型とA型の混合物を、100〜200℃の範囲、最も好ましくは120〜180℃の範囲、最も好ましくは160℃の温度で加熱することによって得られる方法である。当該変換に必要な時間は温度に依存する。160℃で2〜10時間の期間が使用され、好ましくは5〜8時間である。
本発明の別の態様は、少なくとも1つG型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムが、A型とE型の混合物を、100〜200℃の範囲、最も好ましくは120〜180℃の範囲、最も好ましくは160℃の温度で加熱することによって得られる方法である。変換に必要な時間は、温度に依存する。160℃で2〜10時間の期間が使用され、好ましくは5〜8時間である。
本発明の別の態様は、少なくとも1つH型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムが、60〜100%の範囲の相対湿度、好ましくは80%の相対湿度の、高い相対湿度に、リセドロン酸ナトリウムC型を曝露することによって得られる方法である。変換に必要な期間は3〜20日、好ましくは7〜14日である。
別の態様において、本発明は、還流温度で、リセドロン酸と水酸化ナトリウムとを、イソプロパノール水溶液(80〜100%v/vの水)中で混合することによる、少なくとも1つA型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムの調製方法を提供する。これらの条件下、A型の特徴を示す生成物の形成は、通常約2時間以下で完了する。
別の態様において、本発明は、F型を60〜100%RH、更に好ましくは80%RHの高い相対湿度に、3〜10日、更に好ましくは7日の期間曝露することによる、BB型の調製方法を提供する。
更に別の態様において、本発明は、G型を60〜100%の相対湿度、更に好ましくは80%の相対湿度の高い相対湿度に、3〜10日、更に好ましくは7日の期間曝露することによる、少なくとも1つA型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムの調製方法を提供する。
更に別の態様において、本発明は、60〜100%RH、更に好ましくは80%RHの高い相対湿度に、E型又はG型のうちのいずれかの少なくとも1つの特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを、3〜10日、更に好ましくは7日の期間曝露することによる、少なくとも1つA型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムの調製方法を提供する。
本発明の別の態様は、少なくとも1つD型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを、60〜100%RH、更に好ましくは80%RHの高い相対湿度に3〜20日、更に好ましくは5〜10日の期間曝露することによる、少なくとも1つB型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムの調製である。
別の態様において、本発明は、C型を、60〜100%RH、更に好ましくは80%RHの高い相対湿度に、3〜20日、更に好ましくは5〜10日の期間曝露することによる、少なくとも1つH型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムの調製方法を提供する。
加湿法は、H型が所望とされる場合に好ましい。
更に別の態様において、本発明は、E型を、30〜100℃の範囲、最も好ましくは50〜80℃の範囲、最も好ましくは60℃の温度でインキュベートすることによる、少なくとも1つA型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムの調製方法を提供する。変換に必要な時間は、温度に依存する。60℃で10〜30時間の期間が使用され、好ましくは20時間である。
別の態様において、本発明は、少なくとも1つA型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを生成する方法であって、リセドロン酸ナトリウムB型又はD型を、室温から最大ほぼ還流温度の水で処理する段階を含む方法を提供する。処理は、B型又はD型と水の混合物の、スラリー又は懸濁液としての振とうによってなされうる。リセドロン酸ナトリウムは、変態を達成するのに十分な時間処理される。当業者は、例えば、X線回折解析によって変態をモニタリングすることによる慣習的な実験によって、処理時間を最適化することを知るであろう。
更に別の態様において、本発明は、リセドロン酸ナトリウムB,B1、BB,C,D,E,F,G,又はH型のうちの少なくとも1つ及び少なくとも1つ医薬として許容される賦形剤を含む医薬組成物を提供する。好ましくは、医薬組成物は、経口固体剤形である。
更に別の態様において、本発明は、安定なリセドロン酸ナトリウムB型及び少なくとも1つ医薬として許容される賦形剤を含む医薬組成物を提供する。好ましくは、医薬組成物は経口固体剤形の形態である。
錠剤は、標準的な製剤設計に従い調製され、そして錠剤のB型は、40℃及び75%RHのストレス条件下で、5ヶ月安定であることが明らかとなった。錠剤のリセドロン酸ナトリウムB型の安定性は、特定の製剤に限定されない。
更に別の態様において、本発明は、純粋なリセドロン酸ナトリウムB型及び少なくとも1つ医薬として許容される賦形剤を含む医薬組成物を提供する。好ましくは、医薬組成物は、経口固体剤形の形態にある。
本明細書に記載するいずれかの型のうちの少なくとも1つ特徴を有するリセドロン酸ナトリウムは、様々な医薬組成物及び、例えば骨粗鬆症で悩む患者を処置するのに有用な剤形へと調製されうる。
本発明の医薬組成物は、リセドロン酸ナトリウムの本明細書に記載した1又は複数の多形を含む。活性成分に加えて、本発明のリセドロン酸ナトリウムの医薬組成物は、1又は複数の賦形剤を含むことがある。賦形剤は、様々な目的のために組成物に添加される。
希釈剤は固体の医薬組成物の嵩を増大させ、そして患者及び介護者が取り扱いやすい組成物を含む医薬剤形を作り得る。固体の組成物の希釈剤には、例えば、微結晶性セルロース(例えばAvicel(商標))、極微小のセルロース、ラクトース、デンプン、予めゼラチン化したデンプン、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、糖、デキストレート、デキストリン、デキストロース、二塩基性リン酸カルシウム水和物、三塩基性リン酸カルシウム、カオリン、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、マルトデキストリン、マンニトール、ポリメタクリラート(例えば、Eudragit(商標))、塩化カリウム、粉末セルロール、塩化ナトリウム、ソルビトール及びタルクが含まれる。
錠剤のような剤形に圧縮される固体の医薬組成物は、圧縮後に当該活性成分と他の賦形剤を一緒に結合させるのを助けることを含む機能の賦形剤を含むことがある。固体の医薬組成物のための結合剤は、アカシア、アルギン酸、カルボマー(例えば、カルボポール)、カルボキシメチルセルロースナトリウム、デキストリン、エチルセルロース、ゼラチン、グアールガム、硬化植物油、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース(例えば、Klucel(商標))、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(例えば、Methocel(商標))、液体グルコース、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、マルトデキストリン、メチルセルロース、ポリメタクリラート、ポビドン(例えば、Kollidon(商標), Plasdone(商標))、予めゼラチン化したデンプン、アルギン酸ナトリウム及びデンプンを含む。患者の胃における圧縮固体医薬組成物の溶解速度は、当該組成物に対する錠剤分解物質(disintegrant)の添加によって増大しうる。
錠剤分解物質は、アルギン酸、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム(例えば、Ac-Di-Sol(商標), Primellose(商標))、コロイド状二酸化ケイ素、クロスカルメローセナトリウム、クロスポビドン(例えば、Kollidon(商標), Polyplasdone(商標))、グアールガム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、メチルセルロース、微結晶セルロース、ポラクリリンカリウム(polacrilin potassium)、粉末セルロース、予めゼラチン化したデンプン、アルギン酸ナトリウム、デンプングリコール酸ナトリウム(例えば、Explotab(商標))及びデンプンを含む。
流動促進物質は、非圧縮型固体組成物の流動特性を改善し、そして投与の正確性を改善するために添加されうる。流動促進物質として機能しうる賦形剤は、コロイド状二酸化ケイ素、三ケイ酸マグネシウム、粉末セルロース、デンプン、タルク及び三塩基性リン酸カルシウムを含む。
剤形、例えば錠剤が、粉末組成物の圧縮によって作られるとき、当該組成物はパンチとダイからの圧縮にかけられる。幾つかの賦形剤及び活性成分は、パンチとダイの表面に接着する傾向があり、これは当該生成物に孔及び他のむらをもたらすことがある。潤滑剤が、接着を弱め、且つダイから生成物の放出を容易にするために上記組成物に添加されてもよい。潤滑剤は、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、モノステアリン酸グリセリン、パルミトステアリン酸グリセリン、硬化ヒマシ油、硬化植物油、鉱油、ポリエチレングリコール、安息香酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、フマル酸ステアリルナトリウム、ステアリン酸、タルク及びステアリン酸亜鉛を含む。
香味添加剤及び香味促進剤は、剤形を患者にとってより口当たりよくする。本発明の組成物に含まれ得る医薬製品の一般的な香味添加剤及び香味促進剤は、マルトール、バニリン、バニリンエチル、メントール、クエン酸、フマル酸、エチルマルトール、及び酒石酸を含む。
組成物はまた、それらの外観を改善し、そして/あるいは当該生成物及び単位剤形の識別を患者に容易にさせるために、任意の医薬として許容される着色剤を用いて着色されうる。
賦形剤及び使用量の選択は、経験並びに当該分野の標準的な手法及び参考資料の考慮に基づき、製剤の専門家によって容易に決定されうる。
本発明の固体の組成物は、粉末、顆粒、凝集体及び圧縮組成物を含む。投与量には、経口、頬側、非経口(皮下、筋肉内、及び静脈内を含む)、吸入及び経眼投与に適した投与量を含む。任意の所定の場合において最も適した経路は処置される症状の性質及び深刻度に依存するが、本発明の最も好ましい経路は経口である。投与量は都合よく単位剤形で提示されることがあり、そして医薬業界で周知な方法のいずれかによって調製されうる。
剤形には、固体剤形、例えば錠剤、粉末、カプセル、座薬、サチェット、トローチ及びロゼンジ並びに液体シロップ、懸濁液及びエリキシルが含まれる。本発明の特に好ましい剤形は錠剤である。
本発明は、以下の非限定的な実施例を用いて更に説明されうる。
以下の実施例において、形成される特定の多形の同一性は、X線回折、そして適宜TGA及びFTIRによって決定された。
水性エタノール中でのB型結晶の調製
実施例1
水/エタノール(32%v/v)の混合物中の水酸化ナトリウム(1.18g、1等量)の溶液(18.5ml)を、水/エタノール(32%v/v)の混合物(105ml)中のリセドロン酸(8.35g)の懸濁液に対し、1滴ずつ還流温度で添加した。反応混合物を還流温度で18時間加熱した。反応混合物を室温に冷却した。更なる冷却を氷槽内で実施した。沈殿を続いて濾過し、エタノール(2x10ml)で洗浄し、そして真空オーブン内で、50℃で24時間乾燥させ、8.77g(91%)のリセドロン酸ナトリウムの結晶性のB型を生成させた。
実施例2
水酸化ナトリウム(1.47g、1等量)の水(100ml)溶液を一部、エタノール(100ml)のリセドロン酸(10.0g)の懸濁液に対して還流温度で添加した。反応混合物を還流温度で更に18時間加熱した。続いて、反応混合物を室温に冷却した。更なる冷却を氷槽内で実施した。沈殿を続いて濾過し、エタノール(1x15ml)で洗浄し、そして真空オーブン内で50℃で27時間乾燥させ、9.35gのリセドロン酸ナトリウムのB型結晶を生成させた。
実施例3
水/エタノール(60%v/v)(126ml)の混合物中の水酸化ナトリウム(1.18g、1等量)の溶液を、一部乾燥固体のリセドロン酸(8.35g)に対し室温で添加した。反応混合物を、続いて還流温度で18時間加熱した。続いて、反応混合物を室温に冷却した。更なる冷却を氷槽内で実施した。沈殿を続いてろ過し、エタノール(1x10ml)で洗浄し、そして真空オーブン内で50℃で24時間乾燥させ、8.04g(84%)のリセドロン酸ナトリウムのB型結晶を生成させた(TGAによるLODは6.22%)。
実施例4
水/エタノール(50%v/v)(30ml)の混合物中の水酸化ナトリウム(1.38g、1等量)溶液を、一滴ずつ水/エタノール(50%v/v)(170ml)の混合物中のリセドロン酸(10.0g)の懸濁液に対し、還流温度で添加した。反応混合物を還流温度で、pHが4.10〜4.30になるまで(約1時間)加熱した。反応混合物を室温に冷却した。追加の冷却を氷槽内で実施した。沈殿を続いて濾過で回収し、水/エタノール(1:1)(1x20ml)の混合物で洗浄し、そして真空オーブン内で、50℃で14時間乾燥させ、7.50gのリセドロン酸ナトリウムのB型結晶を生成させた。
実施例5
水/エタノール(39%v/v)(20.5ml)の混合物中の水酸化ナトリウム(1.18g、1等量)の溶液を、1滴ずつ水/エタノール(39%v/v)(116ml)の混合物中のリセドロン酸(8.35g)の懸濁液に対し室温で添加した。反応混合物を還流温度で18時間加熱した。続いて、反応混合物を室温に冷却した。更なる冷却を氷槽内で実施した。沈殿を続いてろ過し、エタノール(2x10ml)で洗浄し、そして真空オーブン内で50℃で24時間乾燥させ、8.50g(88%)のリセドロン酸ナトリウムのB型結晶を生成させた。
実施例6
水/エタノール(60%v/v)(31ml)の混合物中の水酸化ナトリウム(1.18g、1等量)の溶液を、1滴ずつ水/エタノール(60%v/v)(178ml)の混合物中のリセドロン酸(8.35g)の懸濁液に対し還流温度で添加した。反応混合物を還流温度で19時間加熱した。反応混合物を室温に冷却した。更なる冷却を氷槽内で実施した。沈殿を続いてろ過し、エタノール(1x20ml)で洗浄し、そして真空オーブン内で50℃で20時間乾燥させ、7.55gのリセドロン酸ナトリウムのB型結晶を生成させた。
水性メタノール中でのB型結晶の調製
実施例7
水/メタノール(24%v/v)(16.6ml)の混合物中の水酸化ナトリウム(1.18g、1等量)の溶液を、1滴ずつ水/メタノール(24%v/v)(94ml)の混合物中のリセドロン酸(8.35g)の懸濁液に対し還流温度で添加した。反応混合物を還流温度で18.5時間加熱した。反応混合物を室温に冷却した。更なる冷却を氷槽内で実施した。沈殿を続いてろ過し、メタノール(2x10ml)で洗浄し、そして真空オーブン内で50℃で19時間乾燥させ、8.69gのリセドロン酸ナトリウムのB型結晶を生成させた。
実施例8
水/メタノール(39%v/v)(20.6ml)の混合物中の水酸化ナトリウム(1.18g、1等量)の溶液を、1滴ずつ水/メタノール(39%v/v)(117ml)の混合物中のリセドロン酸(8.35g)の懸濁液に対し還流温度で添加した。反応混合物を還流温度で18.5時間加熱した。反応混合物を室温に冷却した。更なる冷却を氷槽内で実施した。沈殿を続いてろ過し、メタノール(2x10ml)で洗浄し、そして真空オーブン内で50℃で19時間乾燥させ、8.30gのリセドロン酸ナトリウムのB型結晶を生成させた。
実施例9
水/メタノール(60%v/v)(31.3ml)の混合物中の水酸化ナトリウム(1.18g、1等量)の溶液を、1滴ずつ水/メタノール(60%v/v)(178ml)の混合物中のリセドロン酸(8.35g)の懸濁液に対し還流温度で添加した。反応混合物を還流温度で18時間加熱した。反応混合物を室温に冷却した。更なる冷却を氷槽内で実施した。沈殿を続いてろ過し、メタノール(2x10ml)で洗浄し、そして真空オーブン内で50℃で22時間乾燥させ、7.75gのリセドロン酸ナトリウムのB型結晶を生成させた。
実施例10
水/メタノール(70%v/v)(41.8ml)の混合物中の水酸化ナトリウム(1.18g、1等量)の溶液を、1滴ずつ水/メタノール(70%v/v)(237ml)の混合物中のリセドロン酸(8.35g)の懸濁液に対し還流温度で添加した。反応混合物を還流温度で19時間加熱した。反応混合物を室温に冷却した。更なる冷却を氷槽内で実施した。沈殿を続いてろ過し、メタノール(2x10ml)で洗浄し、そして真空オーブン内で50℃で23時間乾燥させ、6.55gのリセドロン酸ナトリウムのB型結晶を生成させた。
水性2−プロパノール(IPA)中でのB型結晶の調製
実施例11
水/IPA(40%v/v)(21ml)の混合物中の水酸化ナトリウム(1.18g、1等量)の溶液を、1滴ずつ水/IPA(40%v/v)(119ml)の混合物中のリセドロン酸(8.35g)の懸濁液に対し還流温度で添加した。反応混合物を還流温度で19時間加熱した。反応混合物を室温に冷却した。更なる冷却を氷槽内で実施した。沈殿を続いてろ過し、IPA(1x25ml)で洗浄し、そして真空オーブン内で50℃で27時間乾燥させ、8.53gのリセドロン酸ナトリウムのB型結晶を生成させた。
実施例12
水/IPA(60%v/v)(31ml)の混合物中の水酸化ナトリウム(1.18g、1等量)の溶液を、1滴ずつ水/IPA(60%v/v)(178ml)の混合物中のリセドロン酸(8.35g)の懸濁液に対し還流温度で添加した。反応混合物を還流温度で19時間加熱した。反応混合物を室温に冷却した。更なる冷却を氷槽内で実施した。沈殿を続いてろ過し、IPA(1x25ml)で洗浄し、そして真空オーブン内で50℃で23時間乾燥させ、8.09gのリセドロン酸ナトリウムのB型結晶を生成させた。
水性エタノール中での結晶性C型の調製
実施例13
水/エタノール(3%v/v)(12.4ml)の混合物中の水酸化ナトリウム(1.18g、1等量)の溶液を、1滴ずつ水/エタノール(3%v/v)(70ml)の混合物中のリセドロン酸(8.35g)の懸濁液に対し還流温度で添加した。反応混合物を還流温度で18時間加熱した。反応混合物を室温に冷却した。更なる冷却を氷槽内で実施した。沈殿を続いてろ過し、エタノール(2x10ml)で洗浄し、そして真空オーブン内で50℃で22時間乾燥させ、8.20g(89%)のリセドロン酸ナトリウムの結晶性C型を生成させた。
水性メタノール中での結晶性D型の調製
実施例14
水/メタノール(11%v/v)(14ml)の混合物中の水酸化ナトリウム(1.18g、1等量)の溶液を、1滴ずつ水/メタノール(11%v/v)(80ml)の混合物中のリセドロン酸(8.35g)の懸濁液に対し還流温度で添加した。反応混合物を還流温度で18時間加熱した。反応混合物を室温に冷却した。更なる冷却を氷槽内で実施した。沈殿を続いてろ過し、メタノール(1x10ml)で洗浄し、そして真空オーブン内で50℃で23時間乾燥させ、8.20g(90%)のリセドロン酸ナトリウムの結晶性D型を生成させた。
水性メタノール中での結晶性E型の調製
実施例15
水/メタノール(80%v/v)(62.6ml)の混合物中の水酸化ナトリウム(1.18g、1等量)の溶液を、1滴ずつ水/メタノール(80%v/v)(355ml)の混合物中のリセドロン酸(8.35g)の懸濁液に対し還流温度で添加した。反応混合物を還流温度で12時間加熱した。反応混合物を室温に冷却した。更なる冷却を氷槽内で実施した。沈殿を続いてろ過し、メタノール(1x10ml)で洗浄し、そして真空オーブン内で50℃で24時間乾燥させ、5.27g(51%)のリセドロン酸ナトリウムの結晶性E型を生成させた。
水性エタノール中での結晶性E型の調製
実施例16
水/エタノール(80%v/v)(63ml)の混合物中の水酸化ナトリウム(1.18g、1等量)の溶液を、1滴ずつ水/エタノール(80%v/v)(354.5ml)の混合物中のリセドロン酸(8.35g)の懸濁液に対し還流温度で添加した。反応混合物を還流温度で19時間加熱した。反応混合物を室温に冷却した。更なる冷却を氷槽内で実施した。沈殿を続いてろ過し、エタノール(1x20ml)で洗浄し、そして真空オーブン内で50℃で20時間乾燥させ、6.17gのリセドロン酸ナトリウムの結晶性E型をA型と混合して生成させた。
水中でのE型結晶の調製
実施例17
水(12.5ml)中の水酸化ナトリウム(1.18g、1等量)の溶液を、1滴ずつ水(71ml)のリセドロン酸(8.35g)の懸濁液に対し還流温度で添加した。反応混合物を還流温度で1時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、そしてこの温度で16時間攪拌した。更なる冷却を氷槽内で実施した。沈殿を続いてろ過し、エタノール(1x20ml)で洗浄し、そして真空オーブン内で50℃で19時間乾燥させ、6.01gのリセドロン酸ナトリウムのE型結晶をA型結晶と混合して生成させた。
水性2−プロパノール(IPA)中でのA型結晶の調製
実施例18
水/IPA(80%v/v)(63ml)の混合物中の水酸化ナトリウム(1.18g、1等量)の溶液を、1滴ずつ水/IPA(80%v/v)(354.5ml)の混合物中のリセドロン酸(8.35g)の懸濁液に対し還流温度で添加した。反応混合物を還流温度で2時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、そしてこの温度で16時間攪拌した。更なる冷却を氷槽内で実施した。沈殿を続いてろ過し、IPA(1x20ml)で洗浄し、そして真空オーブン内で50℃で24時間乾燥させ、6.09gのリセドロン酸ナトリウムのA型結晶を生成させた。
リセドロン酸ナトリウムBB型結晶の調製
実施例19
水(220mL)中のリセドロン酸ナトリウム(10.0g)の懸濁液を70℃に加熱し、そして2時間その温度で維持した。冷たい(0℃)のIPA(1600mL)を一部熱い溶液に添加し、沈殿を得た。混合物を続いて氷槽内で1.5時間冷却した。沈殿を続いてろ過し、IPA(2x30mL)で洗浄し、そして真空オーブン内で、50℃で25時間乾燥させ、8.8g(92%)のBB型のリセドロン酸ナトリウムを生成せしめた。得られたリセドロン酸ナトリウムを我々はIPA(150mL)中で、還流温度で17時間攪拌した。固体を続いて濾過により単離し、IPA(2x17mL)で洗浄し、そして真空で、50℃で27時間乾燥させ、7.9g(90%)のリセドロン酸ナトリウムのBB型結晶を生成させた。
水性エタノール中でのB1型結晶の調製
実施例20
水/エタノール(50%v/v)(30mL)の混合物中の水酸化ナトリウム(2.77g、2等量)の溶液を、1滴ずつ水/エタノール(50%v/v)(170ml)の混合物中のリセドロン酸(10.0g)の懸濁液に対し還流温度で添加した。反応混合物を還流温度で24時間維持した。当該反応混合物を室温に冷却した。追加の冷却を、氷槽を用いて実施した。沈殿を濾過により回収し、エタノール(1x10ml)で洗浄し、そして真空オーブン内で、50℃で24時間乾燥させ、7.80gのリセドロン酸ナトリウムのB1型結晶を生成させた。
B型とB1型の混合物の調製
実施例21
水/エタノール(24%v/v)(16.5ml)の混合物中の水酸化ナトリウム(1.18g、1等量)の溶液を、1滴ずつ水/エタノール(24%v/v)(94ml)の混合物中のリセドロン酸(8.35g)の懸濁液に対して還流温度で添加した。反応混合物を還流温度で19時間加熱した。反応混合物を室温に冷却した。更なる冷却を氷槽を用いて実施した。沈殿を続いてろ過し、エタノール(2x10ml)で洗浄し、そして真空オーブン内で50℃で24時間乾燥させ、B1型とB型結晶の8.84g(92%)のリセドロン酸ナトリウム混合物を生成させた(TGAによるLODは6.9%)。
実施例22
水/エタノール(6%v/v)(13.3ml)の混合物中の水酸化ナトリウム(1.18g、1等量)の溶液を、1滴ずつ水/エタノール(6%v/v)(75.5ml)の混合物中のリセドロン酸(8.35g)の懸濁液に対して還流温度で添加した。反応混合物を還流温度で18時間加熱した。反応混合物を室温に冷却した。更なる冷却を氷槽を用いて実施した。沈殿を続いてろ過し、エタノール(2x10ml)で洗浄し、そして真空オーブン内で50℃で41時間乾燥させ、B1型とB型結晶の8.96g(90%)のリセドロン酸ナトリウム混合物を生成させた(TGAによるLODは6.65%)。
実施例23
水/エタノール(11%v/v)(14ml)の混合物中の水酸化ナトリウム(1.18g、1等量)の溶液を、1滴ずつ水/エタノール(11%v/v)(80ml)の混合物中のリセドロン酸(8.35g)の懸濁液に対して還流温度で添加した。反応混合物を還流温度で19時間加熱した。反応混合物を室温に冷却した。更なる冷却を氷槽を用いて実施した。沈殿を続いてろ過し、エタノール(2x10ml)で洗浄し、そして真空オーブン内で50℃で41時間乾燥させ、B1型とB型結晶の8.67gのリセドロン酸ナトリウム混合物を生成させた。
実施例24
水/エタノール(16%v/v)(15ml)の混合物中の水酸化ナトリウム(1.18g、1等量)の溶液を、1滴ずつ水/エタノール(16%v/v)(84.5ml)の混合物中のリセドロン酸(8.35g)の懸濁液に対して還流温度で添加した。反応混合物を還流温度で21時間加熱した。反応混合物を室温に冷却した。更なる冷却を氷槽を用いて実施した。沈殿を続いてろ過し、エタノール(2x10ml)で洗浄し、そして真空オーブン内で50℃で24時間乾燥させ、B1型とB型結晶の8.73g(90%)のリセドロン酸ナトリウム混合物を生成させた(TGAによるLODは7.1%)。
実施例25
水/エタノール(20%v/v)(15.7ml)の混合物中の水酸化ナトリウム(1.18g、1等量)の溶液を、1滴ずつ水/エタノール(20%v/v)(89ml)の混合物中のリセドロン酸(8.35g)の懸濁液に対して還流温度で添加した。反応混合物を還流温度で20時間加熱した。反応混合物を室温に冷却した。更なる冷却を氷槽を用いて実施した。沈殿を続いてろ過し、エタノール(1x20ml)で洗浄し、そして真空オーブン内で50℃で24時間乾燥させ、B1型とB型結晶の8.75gのリセドロン酸ナトリウム混合物を生成させた。
エタノール中でのD型結晶の調製
実施例26
1.23g(1等量)の水酸化ナトリウムを、エタノール(834ml)中のリセドロン酸(8.35g)の懸濁液に対し室温で添加した。反応混合物を還流温度で13日間加熱した。反応混合物を室温に冷却した。更なる冷却を氷槽を用いて実施した。沈殿を続いてろ過し、エタノール(1x15ml)で洗浄し、そして真空オーブン内で50℃で48時間乾燥させ、7.28gのリセドロン酸ナトリウムD型結晶を生成させた。
加熱による結晶型の調製
実施例27
約100mgのリセドロン酸塩B型とA型の混合物を、オーブン内で、栓のないビンにおいて160℃で5時間維持し、F型を生成させた。
実施例28
約100mgのリセドロン酸塩のA型とE型の混合物を、オーブン内で、栓のないビンにおいて160℃で5時間維持し、G型を生成させた。
実施例29
約100mgのリセドロン酸塩E型を、オーブン内で、栓のないビンにおいて60℃で20時間維持し、E型とA型の混合物を生成させた。
高い相対湿度での曝露による結晶型の調製
実施例30
約100mgのリセドロン酸塩C型を、80%の調製した相対湿度(±5%)のペトリ皿に一週間広げておき、C型とH型の混合物を生成させた。
実施例31
約100mgのリセドロン酸塩D型を、80%の調製した相対湿度(±5%)のペトリ皿に一週間広げておき、D型とB型の混合物を生成させた。
実施例32
約100mgのリセドロン酸塩E型を、80%の調製した相対湿度(±5%)のペトリ皿に一週間広げておき、A型と少量のD型を生成させた。
実施例33
約100mgのリセドロン酸塩F型を、80%の調製した相対湿度(±5%)のペトリ皿に一週間広げておき、BB型の混合物を生成させた。
実施例34
約100mgのリセドロン酸塩F型を、80%の調製した相対湿度(±5%)のペトリ皿に一週間広げておき、BB型の混合物を生成させた。
実施例35
約100mgのリセドロン酸塩G型を、80%の調製した相対湿度(±5%)のペトリ皿に一週間広げておき、G型とA型の混合物を生成させた。
Figure 0003803672
水、エタノール及びIPAのスラリーによる多形変態、エタノール/水(1:1)中のリセドロン酸ナトリウム(A)の2・1/2水和物のスラリーによるB型結晶の形成
実施例36
リセドロン酸ナトリウム2・1/2水和物(10.0g)を水/エタノール(1:1、200ml)の混合物中で攪拌した。懸濁液を還流温度で19時間加熱し、そして次に室温に冷却した。固体をろ過し、エタノール(1x20ml)で洗浄し、そして真空オーブン内で50℃で24時間乾燥させ、8.78gのリセドロン酸ナトリウムB型結晶を生成させた。
D型からA型へ(還流温度の水中)
実施例37
リセドロン酸ナトリウムD型結晶(3.0g)を水(30ml)中で攪拌した。懸濁液を還流温度に加熱し、透明な溶液を得た。続いて、当該溶液を室温に冷却した。生じた沈殿をろ過し、水(1x5ml)で洗浄し、そして真空オーブン内で、50℃で29時間乾燥させ、1.58gのリセドロン酸ナトリウムA型結晶を生成させた。
実施例38
リセドロン酸ナトリウムD型結晶(2.0g)を水(30ml)中で、室温で16時間攪拌した。固体を続いて濾過により回収し、水(1x2ml)で洗浄し、そして真空オーブン内で、50℃で23時間乾燥させ、0.25gのリセドロン酸ナトリウムA型結晶を生成させた。
母液を乾燥するまで蒸発させ、リセドロン酸ナトリウムB型結晶を生成させた。
実施例39
リセドロン酸ナトリウムB型結晶(2.0g)を水(20ml)中で攪拌した。懸濁液を還流温度に加熱し、透明な溶液を得た。続いて、当該溶液を室温に冷却した。追加の冷却を、氷槽を用いて実施した。生じた沈殿をろ過し、水(1x10ml)で洗浄し、そして真空オーブン内で、50℃で72時間乾燥させ、0.58gのリセドロン酸ナトリウムA型結晶を生成させた。
実施例40
リセドロン酸ナトリウムBB型>A型結晶(2.0g)を水(25ml)中で攪拌した。懸濁液を還流温度で18時間加熱し、濁った溶液を得て、そして当該濁った溶液を室温に冷却した。追加の冷却を、氷槽を用いて実施した。生じた沈殿をろ過し、水(2x5ml)で洗浄し、そして真空オーブン内で、50℃で22時間乾燥させ、0.22gのリセドロン酸ナトリウムA型結晶を生成させた。
実施例41
リセドロン酸ナトリウムBB型>A型結晶(3.0g)をエタノール(45ml)中で攪拌した。懸濁液を還流温度で18時間加熱した。生じた溶液を室温に冷却した。生じた沈殿をろ過し、水(1x15ml)で洗浄し、そして真空オーブン内で、50℃で26時間乾燥させ、2.71gのリセドロン酸ナトリウムD型結晶を生成させた。
実施例42
リセドロン酸塩錠剤の安定試験
リセドロン酸ナトリウム活性成分を含む錠剤(約12%w/wの錠剤)を40℃、75%の相対湿度のsecuritainer中6ヶ月間維持した。錠剤中のリセドロン酸塩活性成分の結晶型(X線粉末回折データから検出)を以下の表に示す。
Figure 0003803672
実施例43
リセドロン酸塩錠剤の安定試験
リセドロン酸ナトリウム活性成分を含む錠剤(約12%w/wの錠剤)を、周囲温度のsecuritainer中4ヶ月間維持した。錠剤中のリセドロン酸塩活性成分の結晶型(X線粉末回折データから検出)を以下の表に示す。
Figure 0003803672
図1は、リセドロン酸ナトリウムA型2・1/2水和物のX線粉末回折図である。 図2は、リセドロン酸ナトリウムA型2・1/2水和物のTGA曲線である。 図3は、リセドロン酸ナトリウムA型2・1/2水和物のFTIRスペクトルである。 図4は、リセドロン酸ナトリウムB型のX線粉末回折である。 図5は、リセドロン酸ナトリウムB型のTGA曲線である。 図6は、リセドロン酸ナトリウムB型のFTIRスペクトルである。 図7は、リセドロン酸ナトリウムBB型のX線粉末回折である。 図8は、リセドロン酸ナトリウムBB型のTGA曲線である。 図9は、リセドロン酸ナトリウムB1型のX線粉末回折である。 図10は、リセドロン酸ナトリウムB1型のTGA曲線である。 図11は、リセドロン酸ナトリウムC型のX線粉末回折である。 図12は、リセドロン酸ナトリウムC型のTGA曲線である。 図13は、リセドロン酸ナトリウムC型のFTIRスペクトルである。 図14は、リセドロン酸ナトリウムD型のX線粉末回折である。 図15は、リセドロン酸ナトリウムD型のTGA曲線である。 図16は、リセドロン酸ナトリウムD型のFTIRスペクトルである。 図17は、リセドロン酸ナトリウムE型のX線粉末回折である。 図18は、リセドロン酸ナトリウムE型のTGA曲線である。 図19は、リセドロン酸ナトリウムE型のFTIRスペクトルである。 図20は、リセドロン酸ナトリウムF型のX線粉末回折である。 図21は、リセドロン酸ナトリウムF型のTGA曲線である。 図22は、リセドロン酸ナトリウムF型のFTIRスペクトルである。 図23は、リセドロン酸ナトリウムG型のX線粉末回折である。 図24は、リセドロン酸ナトリウムG型のTGA曲線である。 図25は、リセドロン酸ナトリウムG型のFTIRスペクトルである。 図26は、リセドロン酸ナトリウムH型のFTIRスペクトルである。

Claims (141)

  1. 6.0, 14.4, 19.6, 24.9, 及び25.4度(2θ)にあるX線ピークを特徴とする、B型結晶のリセドロン酸ナトリウム。
  2. 純粋なB型であり、約1重量%未満のA型結晶のリセドロン酸ナトリウムを含んで成る、請求項1に記載のB型結晶のリセドロン酸ナトリウム。
  3. 約0.5重量%未満のA型結晶のリセドロン酸ナトリウムを含んで成る、請求項2に記載の実質的に純粋なB型結晶のリセドロン酸ナトリウム。
  4. A型結晶のリセドロン酸ナトリウムへの変態に対して安定な、請求項2に記載の実質的に純粋なB型結晶のリセドロン酸ナトリウム。
  5. 約20%未満のB型が、室温での2年間の保存の間にA型に変換される、請求項4に記載のリセドロン酸ナトリウム。
  6. 75%の相対湿度に、40℃で少なくとも約3ヶ月間曝露された場合に、A型結晶のリセドロン酸ナトリウムへの変態に対して安定な、B型結晶のリセドロン酸ナトリウム。
  7. 75%の相対湿度に40℃で少なくとも約5ヶ月間曝露された場合に、A型結晶のリセドロン酸ナトリウムへの変態に対して安定な、請求項6に記載のリセドロン酸ナトリウムB型。
  8. 75%の相対湿度に40℃で少なくとも約6ヶ月間曝露された場合に、A型結晶のリセドロン酸ナトリウムへの変態に対して安定な、請求項7に記載のリセドロン酸ナトリウムB型。
  9. 75%の相対湿度に40℃で少なくとも3ヶ月間曝露された場合に、最大約20重量%のB型がA型に変態する、リセドロン酸ナトリウムB型。
  10. 75%の相対湿度に40℃で少なくとも3ヶ月間曝露された場合に、最大約10重量%のB型がA型に変態する、請求項9に記載のリセドロン酸ナトリウムB型。
  11. 75%の相対湿度に40℃で少なくとも3ヶ月間曝露された場合に、最大約5重量%のB型がA型に変態する、請求項10に記載のリセドロン酸ナトリウムB型。
  12. 約6.0, 14.4, 19.6, 24.9, 及び25.4度(2θ)にあるX線回折ピークを特徴とする、結晶型のリセドロン酸ナトリウム。
  13. 実質的に図4に示すようなX線回折図を特徴とする、請求項12に記載のリセドロン酸ナトリウム。
  14. 624, 951, 796, 912, 931, 1046, 1105, 1123, 1323, 及び1641cm-1にあるFTIR吸収バンドを特徴とする、結晶型のリセドロン酸ナトリウム。
  15. 実質的に図6に示すようなFTIRスペクトルを特徴とする、請求項14に記載のリセドロン酸ナトリウム。
  16. 少なくとも1つB型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムの調製方法であって:
    リセドロン酸、ナトリウム塩基、及び約40%〜約60%v/vの低級アルコール/水を含んで成る液体、の混合物を還流する段階、及び
    生じた混合物から少なくとも1つB型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを単離する段階、
    を含んで成る方法。
  17. 少なくとも1つB型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを単離する前に、当該混合物を冷却する段階、を更に含んでなる、請求項16に記載の方法。
  18. 当該冷却がほぼ室温の温度への冷却である、請求項17に記載の方法。
  19. 当該冷却が約5℃以下の温度への冷却である、請求項17に記載の方法。
  20. リセドロン酸とナトリウム塩基とのモル比が約1:0.8〜約1:1.2である、請求項16に記載の方法。
  21. リセドロン酸とナトリウム塩基とのモル比が約1:1〜約1:1.2である、請求項20に記載の方法。
  22. 当該ナトリウム塩基が水酸化ナトリウムである、請求項20に記載の方法。
  23. 当該低級アルコールが、メタノール、エタノール及びイソプロパノールから成る群から選択される、請求項16に記載の方法。
  24. 当該液体が本質的に約50%エタノールと約50%v/vの水の混合物から成る、請求項16に記載の方法。
  25. 当該液体が本質的に約50%のメタノールと約50%v/vの水の混合物から成る、請求項16に記載の方法。
  26. 少なくとも1つB型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムが純粋なB型である、請求項16に記載の方法。
  27. 少なくとも1つB型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムが安定なB型である、請求項16に記載の方法。
  28. 少なくとも1つB型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムの調製方法であって:
    リセドロン酸、ナトリウム塩基、及び約20%〜約70%v/vのメタノール/水を含んで成る液体、の混合物を還流する段階、及び
    生じた混合物から少なくとも1つB型の特徴を有するリセドロン酸塩を単離する段階、
    を含んで成る方法。
  29. 少なくとも1つB型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを単離する前に、当該混合物を冷却する段階、を更に含んで成る、請求項28に記載の方法。
  30. 当該冷却がほぼ室温の温度への冷却である、請求項29に記載の方法。
  31. 当該冷却が約5℃以下の温度への冷却である、請求項29に記載の方法。
  32. リセドロン酸とナトリウム塩基とのモル比が約1:0.8〜約1:1.2である、請求項28に記載の方法。
  33. リセドロン酸とナトリウム塩基とのモル比が約1:1〜約1:1.2である、請求項32に記載の方法。
  34. 当該ナトリウム塩基が水酸化ナトリウムである、請求項28に記載の方法。
  35. 少なくとも1つB型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムが純粋なB型である、請求項28に記載の方法。
  36. 少なくとも1つB型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムが安定なB型である、請求項28に記載の方法。
  37. 約8.5, 9.1, 9.5, 及び12.2±0.2度(2θ)にあるX線ピークを特徴とする、結晶型のリセドロン酸ナトリウム。
  38. 約14.3, 16.9, 19.7, 23.5, 28.8, 及び33.6±0.2度(2θ)にある追加のX線ピークを特徴とする、請求項37に記載のリセドロン酸ナトリウム。
  39. 実質的に図7に示すようなX線回折図を特徴とする、請求項38に記載のリセドロン酸ナトリウム。
  40. BB型のリセドロン酸ナトリウム。
  41. 少なくとも1つBB型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムの生成方法であって:
    a)約70℃以上の温度の水中でリセドロン酸ナトリウム溶液を準備する段階、
    b)イソプロパノールを当該溶液に添加して固体/液体の懸濁液を入手する段階、
    c)当該懸濁液から当該固体を単離する段階、
    d)単離した固体をイソプロパノールの懸濁液中で少なくとも約10時間還流する段階、及び
    e)当該懸濁液から少なくとも1つBB型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを単離する段階、
    を含んで成る方法。
  42. 請求項41に記載の方法によって生成される、少なくとも1つBB型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウム。
  43. 少なくとも1つBB型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムの生成方法であって、少なくとも1つF型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを、少なくとも約80%の相対湿度を有する雰囲気に曝露する段階、を含んで成る方法。
  44. 少なくとも1つF型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムが、少なくとも約1週間の期間曝露される、請求項43に記載の方法。
  45. 請求項43に記載の方法によって生成される、少なくとも1つBB型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウム。
  46. 約6.5, 14.7, 21.2, 27.7, 及び32.4±0.2度(2θ)にあるX線回折ピークを特徴とする、結晶型のリセドロン酸二ナトリウム塩。
  47. 実質的に図9に示すようなX線回折図を有する、請求項46に記載のリセドロン酸二ナトリウム塩。
  48. B1型と混合されたB型結晶のリセドロン酸ナトリウムを生成する方法であって:
    リセドロン酸とナトリウム塩基の組み合わせを、約5%〜約25%v/vのエタノールを含んでなり、残りが本質的に水から成る液体中で還流する段階、及び
    当該組み合わせからリセドロン酸ナトリウムB型を単離する段階、
    を含んで成る方法。
  49. 当該単離段階の前に、当該組み合わせを冷却する段階、を更に含んで成る、請求項48に記載の方法。
  50. 当該冷却がほぼ室温の温度への冷却である、請求項49に記載の方法。
  51. 当該冷却が約5℃以下の温度への冷却である、請求項49に記載の方法。
  52. 当該ナトリウム塩基が水酸化ナトリウムである、請求項48に記載の方法。
  53. 少なくとも1つB1型の特徴を有する結晶型のリセドロン酸二ナトリウムの生成方法であって:
    リセドロン酸、少なくとも約2等量のナトリウム塩基、及び水とエタノールを50/50v/vで含んで成る液体、の混合物を還流する段階、及び
    当該混合物から、少なくとも1つB1型の特徴を有するリセドロン酸二ナトリウムを単離する段階、
    を含んで成る方法。
  54. 単離段階の前に、当該組み合わせを冷却する段階、をさらに含んで成る、請求項53に記載の方法。
  55. 当該冷却がほぼ室温の温度への冷却である、請求項54に記載の方法。
  56. 当該冷却が約5℃以下の温度への冷却である、請求項54に記載の方法。
  57. 当該ナトリウム塩基が水酸化ナトリウムである、請求項53に記載の方法。
  58. 請求項52に記載の方法によって生成される、少なくとも1つB1型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウム。
  59. 約5.6, 10. 3, 12.9, 26.5, 及び30.9±0.2度(2θ)にあるX線ピークを特徴とする、結晶型のリセドロン酸ナトリウム。
  60. 実質的に図11に示すようなX線回折図を特徴とする、請求項59に記載のリセドロン酸ナトリウム。
  61. FTIR分光法において約615, 666, 1089, 1563, 及び1615cm-1にある吸収バンドを特徴とする、結晶型のリセドロン酸ナトリウム。
  62. 実質的に13に示すようなFTIRスペクトルを特徴とする、請求項61に記載のリセドロン酸ナトリウム。
  63. 少なくとも1つC型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムの生成方法であって、リセドロン酸、ナトリウム塩基、及び、約3%v/vエタノールを含んで成り、残りが体積当たり本質的に水から成る混合物である液体、の混合物を還流する段階、を含んで成る方法。
  64. 当該混合物をほぼ室温に冷却する段階、
    少なくとも1つC型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを単離する段階、
    を更に含んで成る、請求項63に記載の方法。
  65. 少なくとも1つC型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを単離する前に、約5℃以下の温度に当該混合物を更に冷却する段階、更に含んで成る、請求項64に記載の方法。
  66. 当該ナトリウム塩基が水酸化ナトリウムである、請求項63に記載の方法。
  67. 請求項63に記載の方法によって生成される、少なくとも1つC型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウム。
  68. 約9.9, 17.2, 22.1, 27.9, 及び29.2±0.2度(2θ)にあるX線回折ピークを特徴とする、結晶型のリセドロン酸ナトリウム。
  69. 実質的に図14に示すようなX線回折図を特徴とする、請求項68に記載のリセドロン酸ナトリウム。
  70. FTIR分光法において697, 807, 854, 955, 1187, 1218, 1576, 1646, 及び1719cm-1にある吸収バンドを特徴とする、結晶型のリセドロン酸ナトリウム。
  71. 実質的に図16に示すようなFTIRスペクトルを特徴とする、請求項70に記載のリセドロン酸ナトリウム。
  72. 少なくとも1つD型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムの生成方法であって、リセドロン酸、ナトリウム塩基、及び、エタノール、メタノール、及び最大約11%v/vの水を有するメタノールと水の混合物、から成る群から選択される液体、の混合物を還流する段階、を含んで成る方法。
  73. 当該混合物をほぼ室温の温度に冷却する段階、及び
    少なくとも1つD型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを単離する段階、
    を更に含んで成る、請求項72に記載の方法。
  74. 少なくとも1つD型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを単離する前に、約5℃以下の温度に当該混合物を更に冷却する段階、を更に含んで成る、請求項73に記載の方法。
  75. 請求項72に記載の方法によって生成される、少なくともつのD型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウム。
  76. B型結晶を含んで成るリセドロン酸ナトリウムの生成方法であって、
    リセドロン酸ナトリウムのD型結晶を、80%〜100%の相対湿度の雰囲気に曝露する段階、を含んで成る方法。
  77. 少なくとも1つB型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムが純粋なB型である、請求項76に記載の方法。
  78. 約8.4, 8.9, 13.6, 27.6, 及び27.9±0.2度(2θ)にあるX線ピークを特徴とする、結晶型のリセドロン酸ナトリウム。
  79. 少なくとも1つB型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムが安定なB型である、請求項76に記載の方法。
  80. 実質的に図17に示すようなX線回折図を特徴とする、請求項79に記載のリセドロン酸ナトリウム。
  81. FTIR分光法において801, 890, 935, 1656, 及び1689cm-1にある吸収バンドを特徴とする、結晶型のリセドロン酸ナトリウム。
  82. 実質的に図19に示すようなFTIRスペクトルを特徴とする、請求項81に記載のリセドロン酸ナトリウム。
  83. 少なくとも1つE型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムの生成方法であって、リセドロン酸、ナトリウム塩基、及び80%v/vの水を含んで成り、残りがメタノールである液体、の組み合わせを還流する段階、を含んで成る方法。
  84. 当該組み合わせをほぼ室温の温度に冷却する段階、
    少なくとも1つE型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを冷却する段階、
    更に含んで成る、請求項83に記載の方法。
  85. 少なくとも1つE型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを単離する前に、当該混合物を約5℃以下の温度に冷却する段階、を更に含んで成る、請求項84に記載の方法。
  86. 当該ナトリウム塩基が水酸化ナトリウムである、請求項83に記載の方法。
  87. 請求項83に記載の方法によって生成される、少なくとも1つE型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウム。
  88. E型結晶を含んで成るリセドロン酸ナトリウムの生成方法であって:
    a)リセドロン酸、水酸化ナトリウム、及び水、の組み合わせを還流する段階、
    b)当該組み合わせをほぼ室温の温度に冷却する段階、及び
    c)当該組み合わせから、E型を含んで成るリセドロン酸ナトリウムを単離する段階、
    を含んで成る方法。
  89. 段階cの前に、当該組み合わせを約5℃以下の温度に更に冷却する段階、を更に含んで成る、請求項88に記載の方法。
  90. 約6.6, 8.4, 8.9, 12.2, 及び18.6±0.2度(2θ)にあるX線ピークを特徴とする、結晶型のリセドロン酸ナトリウム。
  91. 実質的に図20に示すようなX線回折図を特徴とする、請求項90に記載のリセドロン酸ナトリウム。
  92. FTIR分光法において971, 1133, 及び1306cm-1にある吸収バンドを特徴とする、結晶型のリセドロン酸ナトリウム。
  93. 実質的に図22に示すようなFTIRスペクトルを特徴とする、請求項92に記載のリセドロン酸ナトリウム。
  94. 最大60%の相対湿度を有する雰囲気において、A型への変態に対して安定な、少なくとも1つF型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウム。
  95. 少なくとも1つF型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムの生成方法であって、リセドロン酸ナトリウムA型、B型、又はこれらの混合物を160℃で加熱する段階、を含んで成る方法。
  96. 請求項95に記載の方法によって生成される、少なくとも1つF型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウム。
  97. 約8.0, 9.9, 12.2, 15.2, 及び19.6±0.2度(2θ)にあるX線ピークを特徴とする、結晶型のリセドロン酸ナトリウム。
  98. 実質的に図23に示すようなX線回折図を特徴とする、請求項97に記載のリセドロン酸ナトリウム。
  99. FTIR分光法において724, 871, 1174, 及び1285cm-1にある吸収バンドを特徴とする、結晶型のリセドロン酸ナトリウム。
  100. 実質的に図25に示すようなFTIRスペクトルを特徴とする、請求項99に記載のリセドロン酸ナトリウム。
  101. 少なくとも1つG型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムの生成方法であって、リセドロン酸ナトリウムA型とE型の混合物を、約120℃〜約180℃の温度に加熱する段階、を含んで成る方法。
  102. 請求項101に記載の方法によって生成される、少なくとも1つG型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウム。
  103. 約6.9, 9.8, 10.9, 13.7, 16.0, 及び18.0±0.2度(2θ)のX線回折反射を特徴とする、結晶型のリセドロン酸ナトリウム。
  104. 少なくとも1つH型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムの生成方法であって、約60%〜約100%の相対湿度を有する雰囲気において、リセドロン酸ナトリウムC型を曝露する段階、を含んで成る方法。
  105. 当該雰囲気が少なくとも約80%の相対湿度を有する、請求項104に記載の方法。
  106. 請求項104に記載の方法によって生成される、少なくとも1つH型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウム。
  107. リセドロン酸ナトリウムB型を生成する方法であって:
    a)水とエタノールの60%v/v混合物の水酸化ナトリウム溶液と、リセドロン酸とを組み合わせる段階、ここで、組み合わされる水酸化ナトリウムの量は、リセドロン酸ベースで約1等量である、
    b)当該組み合わせを還流温度で還流時間加熱する段階、
    c)当該混合物をほぼ室温で冷却する段階、
    d)約5℃以下の温度に当該混合物を更に冷却する段階、及び
    e)リセドロン酸ナトリウムB型を単離する段階、
    を含んで成る方法。
  108. リセドロン酸ナトリウムB型がリセドロン酸ナトリウムの純粋なB型である、請求項107に記載の方法。
  109. リセドロン酸ナトリウムB型がリセドロン酸ナトリウムの安定なB型である、請求項107に記載の方法。
  110. 少なくとも1つA型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムの生成方法であって、リセドロン酸、ナトリウム塩基、及び約20%v/vのイソプロパノールと水を含んで成る液体、の混合物を還流する段階、を含んで成る方法。
  111. 当該混合物を、ほぼ室温の温度に冷却する段階、及び
    少なくとも1つA型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを単離する段階、
    を更に含んで成る、請求項110に記載の方法。
  112. 少なくとも1つA型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを単離する前に、当該混合物を約5℃以下の温度に更に冷却する段階、を更に含んで成る、請求項110に記載の方法。
  113. 少なくとも1つA型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムの生成方法であって:
    a)リセドロン酸ナトリウム水溶液を還流する段階、
    b)当該溶液を冷却して、懸濁液を得る段階、及び
    c)当該懸濁液から、少なくとも1つA型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムを単離する段階、
    を含んで成る方法。
  114. リセドロン酸ナトリウムA型の生成方法であって。リセドロン酸ナトリウムE型、リセドロン酸ナトリウムG型、又はリセドロン酸ナトリウムE型とG型の混合物を、少なくとも約80%の相対湿度を有する雰囲気に、約1週間の期間曝露する段階、を含んで成る方法。
  115. リセドロン酸ナトリウムA型の生成方法であって、リセドロン酸ナトリウムE型を60℃で少なくとも約5時間インキュベートする段階、を含んで成る方法。
  116. リセドロン酸ナトリウムの生成方法であって、リセドロン酸ナトリウムB型又はD型、あるいはこれらの混合物を、ほぼ室温からほぼ還流温度の間の温度の水で処理する段階、を含んで成る方法。
  117. リセドロン酸ナトリウムがリセドロン酸ナトリウムB型である、請求項116に記載の方法。
  118. リセドロン酸ナトリウムがリセドロン酸ナトリウムD型である、請求項116に記載の方法。
  119. 少なくとも1つB型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムの生成方法であって、リセドロン酸ナトリウムA型を、ほぼ室温からほぼ還流温度の間の温度の低級アルコールと水の1:1v/v混合物で処理する段階、を含んで成る方法。
  120. 少なくとも1つB型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムがリセドロン酸ナトリウムの純粋なB型である、請求項119に記載の方法。
  121. 当該低級アルコールがエタノールである、請求項119に記載の方法。
  122. 少なくとも1つD型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウムの生成方法であって、BB型を含んで成るリセドロン酸ナトリウムを、ほぼ室温からほぼ還流温度の間にある温度のエタノール中で処理する段階、を含んで成る方法。
  123. 請求項122に記載の方法によって生成される、少なくとも1つD型の特徴を有するリセドロン酸ナトリウム。
  124. 純粋なリセドロン酸ナトリウムB型及び少なくとも1つの医薬として許容される賦形剤を含んで成る医薬組成物。
  125. 少なくとも約60重量%のリセドロン酸ナトリウムB型が、当該組成物を少なくとも3ヶ月間40℃、75%の相対湿度で保存した場合に、A型に変態せずに留まる、請求項124に記載の医薬組成物。
  126. 少なくとも約60重量%のリセドロン酸ナトリウムが、当該組成物を少なくとも6ヶ月間40℃、75%の相対湿度で保存した場合に、A型に変態せずに留まる、請求項125に記載の医薬組成物。
  127. 少なくとも約60重量%のリセドロン酸ナトリウムB型が、当該組成物を少なくとも約2年間、約25℃の温度で且つ75%の相対湿度で、6ヶ月、40℃で且つ75%の相対湿度で保存した場合に、A型に変態せずに留まる、請求項125に記載の医薬組成物。
  128. 錠剤の形態の、請求項125に記載の医薬組成物。
  129. 安定なリセドロン酸ナトリウムB型及び少なくとも1つの医薬として許容される賦形剤を含んで成る医薬組成物。
  130. リセドロン酸ナトリウムC型結晶及び少なくとも1つの医薬として許容される賦形剤を含んで成る医薬組成物。
  131. リセドロン酸ナトリウムB1型結晶及び少なくとも1つの医薬として許容される賦形剤を含んで成る医薬組成物。
  132. リセドロン酸ナトリウムD型結晶及び少なくとも1つの医薬として許容される賦形剤を含んで成る医薬組成物。
  133. リセドロン酸ナトリウムBB型結晶及び少なくとも1つの医薬として許容される賦形剤を含んで成る医薬組成物。
  134. リセドロン酸ナトリウムE型結晶及び少なくとも1つの医薬として許容される賦形剤を含んで成る医薬組成物。
  135. リセドロン酸ナトリウムF型結晶及び少なくとも1つの医薬として許容される賦形剤を含んで成る医薬組成物。
  136. リセドロン酸ナトリウムG型結晶及び少なくとも1つの医薬として許容される賦形剤を含んで成る医薬組成物。
  137. リセドロン酸ナトリウムH型結晶及び少なくとも1つの医薬として許容される賦形剤を含んで成る医薬組成物。
  138. ヒト以外の哺乳類の骨粗鬆症を処置する方法であって、当該哺乳類に対し、骨粗鬆症を処置するのに有効な量の、リセドロン酸ナトリウムの純粋なB型を投与する段階、を含んで成る方法。
  139. ヒト以外の哺乳類の骨粗鬆症を処置する方法であって、当該哺乳類に対し、骨粗鬆症を処置するのに有効な量の、リセドロン酸ナトリウム結晶B型、C型、D型、B1型、BB型、E型、F型、G型、及びH型のうちの少なくとも1つを投与する段階、を含んで成る方法。
  140. リセドロン酸二ナトリウム塩。
  141. 乾燥リセドロン酸ナトリウムB1型。
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