JP3803632B2 - 電動カーテン開閉装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カーテンに例示される遮蔽材を自動的に開閉する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
モータの駆動力を用いて、カーテンやブラインドに例示される遮蔽材の開閉を自動的に行う技術が知られている。特に、遮蔽材が複数のとき、モータ、ワイヤ等からなる駆動機構を遮蔽材の枚数と同じ数だけ設置し、遮蔽材の開閉を個別に制御する技術が知られている。
【0003】
複数の電動ブラインドに対して、上げ下げの制御を中央制御装置でまとめて行う制御方式が知られている(特許文献1参照)。
【0004】
複数の電動ブラインドに対して、各々のブラインドの位置を検知して、検知された位置に基づいて上げ下げの制御を行う制御方法が知られている(特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−224583号公報
【特許文献2】
特開平8−210063号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、1つのモータの駆動力によって複数のカーテンの各々が個別に所望の位置まで開けられる電動カーテン開閉装置及び電動カーテン開閉方法を提供することである。
【0007】
本発明の他の目的は、複数のカーテンが自動的に開閉され、制御部のサイズが小さい電動カーテン開閉装置及び電動カーテン開閉方法を提供することである。
【0008】
本発明の更に他の目的は、複数のカーテンが自動的に開閉され、製造コストが小さい電動カーテン開閉装置及び電動カーテン開閉方法を提供することである。
【0009】
本発明の更に他の目的は、複数のカーテンが自動的に開閉され、電力消費が少ない電動カーテン開閉装置及び電動カーテン開閉方法を提供することである。
【0010】
本発明の更に他の目的は、カーテンにアブノーマルな力が加わったときに動作に狂いが生じない電動カーテン開閉装置及び電動カーテン開閉方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
以下に、[発明の実施の形態]で使用される番号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
【0012】
本発明における電動カーテン開閉装置(20、120)は、カーテン(1)を支持する支持部(2、8)と、動力伝達部(9)と、入力される開閉命令に応答して動力伝達部(9)を駆動するための駆動部(10)と、動力伝達部(9)に結合され、開閉命令に応答して支持部(2、8)を保持して移動させ、移動の完了後、支持部(2、8)を解放する可動部(5、7)とを具備している。
【0013】
こうした電動カーテン開閉装置(20、120)は、電動で開閉する動作を行っていないときに手動でカーテン(1)を自在に動かすことができ、扱いやすい。
【0014】
支持部(2、8)は更に、複数のカーテン(1)の各々に対応する複数の支持部材(2、8)を備えている。可動部(5、7)は、開閉命令に応答して支持部(2、8)を保持して移動させ、複数の支持部材(2、8)の各々を開閉命令によって決められた位置で個別に解放する。
【0015】
こうした電動カーテン開閉装置(20、120)は、1つの駆動部(10)で複数のカーテンを所望の位置に配置することを可能にする。こうした電動カーテン開閉装置(20、120)は、カーテンの枚数が増えても構成があまり複雑にならず、コストが低く抑えられ、設置場所が小さく、故障が少なく、メンテナンスが容易である。
【0016】
支持部材(2、8)の保持は、磁力によって行われる。支持部材(2、8)の保持はソレノイド(7)に電流を流すことによって発生する磁力によって行われ、解放はソレノイド(7)に流れる電流を止めることによって行われる。
【0017】
こうした電動カーテン開閉装置(20、120)によれば、カーテン(1)にアブノーマルな力が加わったとき支持部(2、8)が可動部(5、7)から外れ、駆動部(10)と動力伝達部(9)とにアブノーマルな力が加わることを防ぐ。
【0018】
電動カーテン開閉装置(20、120)は更に、可動部(5、7)の位置を検出し位置情報として出力する位置検出器(12)を具備している。可動部(5、7)は、位置情報を用いて開閉命令に応答し支持部(2、8)の保持と解放を行う。
【0019】
駆動部(10)はモータ(10)を含んでいる。位置検出器(12)は、モータ(10)の回転数を検出して位置情報を出力するエンコーダ(12)である。
【0020】
電動カーテン開閉装置(20、120)は更に、可動部(5、7)が移動可能な範囲の端部に達したことを検出するセンサ(13)を具備している。センサ(13)が可動部(5、7)を検出するとモータ(10)は停止され、位置検出器(12)が検出する位置がリセットされる。
【0021】
こうした電動カーテン開閉装置(20、120)によれば、可動部(5、7)が移動可能な範囲の端部に達したとき位置検出器(12)の検出値がリセットされるため、検出値の狂いが補正される。
【0022】
可動部(5、7)は、所定の一方向(D1)に移動するとき、支持部(2、8)を引っ掛けて集める回収部分(14)を備えている。
【0023】
こうした電動カーテン開閉装置(20、120)によれば、カーテンを一斉に回収する動作が単純な制御で確実に行われる。こうした電動カーテン開閉装置(20)によれば、カーテン(1)を一斉に回収するときに可動部(5、7)による支持部(2、8)の保持の動作を伴わないため、可動部(5、7)における発熱が抑えられる。特に保持が磁力で行われる場合に、発熱が抑えられる。
電動カーテン開閉装置(20、120)は更に、通信回線網(23)に接続される通信部(21)を具備している。開閉命令は通信部(21)が通信回線網(23)を介して受け取る。こうした電動カーテン開閉装置(20、120)によれば、カーテン(1)の開閉が遠隔操作される。
【0024】
本発明による電動カーテン開閉方法は、開閉命令に応答して可動部(5、7)にカーテン(1)を支持する支持部(2、8)を保持させるステップ(S6)と、開閉命令に応答して可動部(5、7)を移動させるステップ(S7)と、移動の完了後、可動部(5、7)に支持部(2、8)を解放させるステップ(S8)とを具備している。
【0025】
本発明による電動カーテン開閉方法は更に、開閉命令に応答して可動部(5、7)に複数のカーテン(1)の各々を個別に支持する複数の支持部材(2、8)を保持させるステップ(S6)と、可動部(5、7)を移動させるステップ(S7)と、複数の支持部材(2、8)の各々を開閉命令で決められた位置で個別に解放させるステップ(S8)とを具備している。
【0026】
支持部材(2、8)の保持はソレノイド(7)の磁力によって行われる。支持部材(2、8)の解放はソレノイド(7)に流れる電流を止めることで行われる。
【0027】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。図1は、電動カーテン開閉装置20において後述の複数のシャフト4のうちの1本だけ描き他のシャフト4は省略した部分省略斜視図である。図2は電動カーテン開閉装置20の側面図である。図3は電動カーテン開閉装置20の上面図である。
【0028】
図2と図3とを参照して、電動カーテン開閉装置20は、平行に配置された複数のシャフト4を備えている。シャフト4に代えてワイヤを使用する構成も好適に用いられる。
【0029】
複数のシャフト4の各々には、シャフト4に沿って移動可能な複数のカーテンリング2が取り付けられている。各々のシャフト4には、複数のカーテンリング2を介してカーテン1が吊り下げられる。
【0030】
任意のシャフト4に取り付けられた複数のカーテンリング2のうち、シャフト4に沿った方向のうちの一方である第2方向D2の最も端のカーテンリング2には、強磁性体を含む吸引プレート8が取り付けられている。シャフト4の両端は、矩形の枠であるサイドプレート3の内側に取り付けられている。
【0031】
電動カーテン開閉装置20は、駆動機構を備えている。駆動機構は、ワイヤ9と、モータ10と、アイドルプーリ11と、エンコーダ12と、図示しない電源とからなる。
【0032】
サイドプレート3のシャフト4が固定されている一方の面の近くには、モータ10が設置されている。モータ10は、図示しない配線によって給電されている。モータ10には、モータ10の回転量を検出するエンコーダ12が設置されている。モータ10には、モータ10の出力を制御するモータ制御部18が接続されている。サイドプレート3のシャフト4が固定されている他の面には、アイドルプーリ11が設置されている。モータ10とアイドルプーリ11との間には、シャフト4に平行な方向に長くループ状をなしてモータ10の駆動力を伝達するワイヤ9が張られている。ワイヤ9に代えて弾性体ベルトを用いた構成も好適に用いられる。
【0033】
エンコーダ12は、モータ10の回転量からキャリッジ5の位置を読み取るために用いられる。エンコーダ12の代わりにポテンショメータを用いた構成の電動カーテン開閉装置20は安価に製作され好ましい。
【0034】
サイドプレート3の内側には、キャリッジ5がある。キャリッジ5は摺動ローラ6を備えている。サイドプレート3が備えている面のうちのシャフト4に平行な両側面には、摺動ローラガイド6aが設けられている。キャリッジ5は、摺動ローラ6と摺動ローラガイド6aとからなる摺動機構によって、シャフト4に平行な方向に直線的に往復運動が可能な状態でサイドプレート3に取り付けられている。
【0035】
キャリッジ5はワイヤ9に取り付けられておりワイヤ9に牽引される。
【0036】
キャリッジ5には、複数のシャフト4の各々の上に位置するように、複数のソレノイド7が設置されている。各々のソレノイド7は、各々のカーテン1に対応している。
【0037】
カーテン1の重量が大きい場合は、各々のカーテン1を支えるために複数のソレノイドが用いられる。その場合、各々のカーテン1を支持するカーテンリング2にはソレノイド7に1対1対応的に複数の吸引プレート8が取り付けられる。
【0038】
ソレノイド7は図示しない配線によって給電されている。ソレノイド7に流れる電流はソレノイド制御部17によって制御されている。
【0039】
キャリッジ5の第2方向D2の終端の下側には、回収プレート14が設置されている。回収プレート14は、キャリッジ5が第2方向D2と反対の第1方向D1に移動したときにカーテンリング2を押して動かすことができるようにカーテンリング2と干渉する位置に設置される。キャリッジ5は、回収プレート14に対して全てのカーテンリングが第1方向D1に位置するように設置される。このような位置に設置されたキャリッジ5が第1方向D1に移動すると、全てのカーテンリング2は回収プレート14によって第1方向D1に集められる。
【0040】
サイドプレート3のシャフト4に平行な側面の内側には、キャリッジ5の位置を検出するセンサ13が設置されている。センサ13は、キャリッジ5が全てのカーテンリング2をサイドプレート3の第1方向D1にある側面の近くに集めたことを検出するために、該側面の近くに設置される。
図4を参照して、本発明における電動カーテン開閉装置20は、通信部21と制御部22を備えている。通信部21はインターネット23に接続されており、インターネット23を介して所定の携帯電話24から開閉命令を受け取り、制御部22に送る。
図5は制御部22の構成を示している。制御部22は、ソレノイド制御部17とモータ制御部18とを含んでいる。
【0041】
図6は、以上の構成を備えた電動カーテン開閉装置20の動作を示すフローチャートである。図7は、図6のフローチャートに含まれるステップにおけるキャリッジ5とカーテンリング2との関係を図示している。
【0042】
電動カーテン開閉装置20のスイッチが投入されると、モータ10が駆動しキャリッジ5は第1方向D1に移動する。キャリッジ5の移動に伴って回収プレート14がカーテンリング2を第1方向D1に押すことによって、カーテン1が開かれる(ステップS1)。図7(a)はステップS1に対応している。
【0043】
本発明における電動カーテン開閉装置20においてキャリッジ5に設けられた回収プレート14でカーテン1を開く方法は、ソレノイド7の磁力でカーテンリング2を牽引してカーテン1を開く方法に比べて、ソレノイド7の発熱が抑えられ、更に消費電力が低く抑えられる点で好ましい。
【0044】
センサ13がキャリッジ5を検出すると、モータ10が止められキャリッジ5が停止する(ステップS2)。図7(b)はステップS2に対応している。
【0045】
センサ13がキャリッジ5を検出すると、エンコーダ12のカウント値はゼロにクリアされる(ステップS3)。
【0046】
モータ10が予め決められた回転数だけ回転してキャリッジ5は第2方向D2に移動しホームポジション19で停止する(ステップS4)。図7(c)はステップS3に対応している。
【0047】
ホームポジション19は、ソレノイド7が吸引プレート8と近くなる位置であるように設定される。こうしたホームポジション19でキャリッジ5が待機しているように設定がなされていると、カーテン1を開ける指令がなされてからカーテン1の牽引が開始されるまでの時間が短くなり好ましい。
【0048】
制御部22に入力された開閉命令に基づいて、カーテンを開ける指令がなされる(ステップS5)。開閉命令は、どのカーテンをどの位置まで開けるかという事に関する情報を含んでいる。
【0049】
開閉命令は、携帯電話24あるいは図示しない携帯端末から入力され、インターネット23を介して通信部21に送られ、通信部は開閉命令を制御部22に送る。あるいは開閉命令は、図示しない専用コントローラから無線あるいは有線で行われる。
【0050】
複数のソレノイド7のうち、ステップS5で開けるように指令されたカーテン1に対応するソレノイド7に電流が流され、電流が流されたソレノイド7に対応する位置の吸引プレート8がソレノイド7に磁力的に引き付けられる(ステップS6)。図7(d)はステップS6に対応している。
【0051】
モータ10が駆動し、キャリッジ5が第2方向D2に移動する。ステップS5で開けるように指令されたカーテン1は、キャリッジ5に牽引されて開けられる(ステップS7)。図7(e)はステップS7に対応している。
【0052】
エンコーダ12が検出するカウンタ値に対応するカーテン1の位置がステップS5で入力された設定位置に達すると、そのカーテン1に対応するソレノイド7に流れている電流が止められることで、カーテンリング2がソレノイド7からリリースされ、カーテン1は設定位置で停止する(ステップS8)。図7(f)はステップS8に対応している。
【0053】
カーテンリング2をリリースする位置を決める方法としては、カーテン1の牽引を目視しながらリアルタイムに指令を出すことで所望の位置でリリースする方法が可能である。
【0054】
モータ10が停止される(ステップS9)。停止位置は、エンコーダ12の出力値によって決められるか、またはサイドプレート3に設置されたキャリッジ5が所定の位置に達したときに検出信号を出す図示しないセンサによって決められる。
【0055】
こうした電動カーテン開閉装置20によれば、1つのモータ10の駆動力によって、複数のカーテン1のうちの所望のカーテンの開閉が行われる。
【0056】
更に、こうした電動カーテン開閉装置20によれば、1つのモータ10で複数のカーテン1を同時に牽引し、個別に任意の位置で停止することが可能である。
【0057】
こうした電動カーテン開閉装置20においてカーテンの枚数が増えたとき、シャフト4とソレノイド7が増やされることで対応がなされ、ワイヤ9と、モータ10と、アイドルプーリ11と、エンコーダ12と、センサ13とは増やす必要がない。そのため、牽引されるカーテンの枚数が増加しても製造コストは低く抑えられる。さらに、牽引されるカーテンの枚数が増加しても構造が簡単であり、メンテナンスの手間が少ない。
【0058】
更にこうした電動カーテン開閉装置20は、カーテンリング2が磁力で引き付けられて牽引されているため、カーテンに一定以上の強さでアブノーマルな力が加えられるとカーテンリング2がキャリッジ5から外れ、カーテン1に加えられた一定以上の力はモータ10を含む駆動機構には伝わらない。そのため、本発明の電動カーテン開閉装置20によれば、駆動機構にアブノーマルな強い力が加わることによる故障を防ぐためにサーボロックあるいは電流制御回路に例示される安全装置を設ける必要がなく、信頼性が高い電動カーテン開閉装置20が低い製造コストで提供される。
【0059】
更に、カーテンに一定以上の強さでアブノーマルな力が加えられるとカーテンリング2はキャリッジ5から外れ、もう一度動作させるときは、いったんカーテン1が回収プレート14によって全開されてエンコーダ12がリセットされてから開けられる。こうした電動カーテン開閉装置20は、カーテン1にアブノーマルな力が加わることによってモータ10の図示しないプーリとワイヤ9との間にスリップを生じ、それ以降の動作において所定の位置からのカーテン1の位置ずれが起こるという問題を生じない。
【0060】
このような電動カーテン開閉装置20は、摺動ローラガイド6aが鉛直方向を向くように設置し、カーテンリング2に代えてブラインドの引き紐を用いることによって、ブラインドの引き紐を任意の高さまで自動的に牽引するために用いることができる。
【0061】
このような電動カーテン開閉装置20において、シャフト4と回収プレート14とを取り除いた2個のサイドプレート3を平行に並べ、それら2個のサイドプレート3を摺動ローラガイド6aが鉛直方向を向くように設置し、2個のサイドプレート3の間にソレノイド7の磁力によって引き付けられキャリッジ5に牽引されるワイヤを張り渡し、そのワイヤに幕を吊り下げると、地面に対して垂直方向の幕の上げ下げが電動で行われる。こうした電動カーテン開閉装置20は、ワイヤが上方向には自在に動かされ下方向には固定される固定機構と共に用いられると、ソレノイド7の電力が止められた位置で幕が止められ好ましい。
【0062】
[実施の第2形態]
図8は、実施の第2形態における電動カーテン開閉装置20を示す上面図である。実施の第1形態と比較して本実施の形態における電動カーテン開閉装置20は、エンコーダ12を備えていない。実施の第1形態と比較して本実施の形態における電動カーテン開閉装置20は、キャリッジ5がサイドプレート3の第1方向D1の端に近い位置にあることを検出する開センサ15と、キャリッジ5がサイドプレート3の第2方向D2の端に近い位置にあることを検出する閉センサ16とを備えている。それ以外の構成は実施の第1形態と同一である。
【0063】
こうした構成を備えた電動カーテン開閉装置20は、次のように動作する。
【0064】
実施の第1形態におけるセンサ13を本実施の形態における開センサ15に読み替えて、本実施の形態における電動カーテン開閉装置20は、実施の第1形態におけるステップS1〜ステップS7と同じ動作をする。
【0065】
ステップS7に続いて、キャリッジ5が第2方向D2に移動を続けると、やがて閉センサ16がキャリッジ5を検出する。閉センサ16が出す検出信号に応答して、モータ制御部はモータ10を停止する。更に、ソレノイド7に流されていた電流が停止されることでカーテンリング2がソレノイド7からリリースされる。
【0066】
ソレノイド7に流されていた電流の停止は、閉センサ16が出す検出信号に応答して自動的に行われることが好ましい。
【0067】
このような電動カーテン開閉装置20は、1つのモータ10によって複数のカーテンのうちの任意のカーテンが引き出されるため、複数のカーテンの電動開閉が安価な装置で行われる。更にエンコーダを備えていないため製造コストが安価に抑えられる。更に複数のカーテンに対して駆動系が1つだけであるため、故障の可能性が少なくメンテナンスが容易である。
【0068】
[実施の第3形態]
図9は、実施の第3形態における電動カーテン開閉装置120の上面図である。実施の第3形態における電動カーテン開閉装置120は、サイドプレート103と複数のシャフト104とを備えている。
【0069】
実施の第3形態における電動カーテン開閉装置120は、2個のキャリッジ105を備えている。2個のキャリッジ105は各々が図示しない摺動ローラを備えており、2個のキャリッジ105は、各々が独立に図示しない摺動ローラと図示しない摺動ローラガイドとからなる摺動機構によってシャフト104に平行な方向に直線的に往復運動が可能な状態でサイドプレート103に取り付けられている。
【0070】
電動カーテン開閉装置120は更に、モータとアイドルプーリとその間に張り渡されたワイヤとモータの回転数を検出するエンコーダとからなる2組の図示しない駆動機構を備えている。2組の駆動機構の各々は、実施の第1形態と同一の機構によって2個のキャリッジ105の各々を独立に牽引する。
【0071】
サイドプレート103の側面のうちシャフト104に平行な側面の1つを正面Fとすると、正面Fから見て右側のキャリッジ105は、左端に回収プレート114を備えている。その回収プレート114の右側のシャフトには、1本おきにカーテンリング102が取り付けられている。
【0072】
正面Fから見て左側のキャリッジ105は、右端に回収プレート114を備えている。その回収プレート114の左側のシャフトには、右側のシャフトと互い違いの位置に1本おきにカーテンリング102が取り付けられている。
【0073】
電動カーテン開閉装置120は更に、サイドプレート103の右端の近くに右側のキャリッジ105の停止位置を検出するセンサ113と、サイドプレート103の左端の近くに左側のキャリッジ105の停止位置を検出するセンサ113とを備えている。
【0074】
電動カーテン開閉装置120は更に、2個のキャリッジ105が衝突しないように図示しない安全装置を備えている。安全装置は、例えば図示しないエンコーダからの出力を用いて2つのキャリッジ105が予め設定された距離以上に接近したら停止するように図示しないモータを制御する。更に安全装置は、例えば右側のキャリッジ105だけがカーテンリング102を牽引するとき、左側のキャリッジ105は左側の図示しないホームポジションに移動するようにモータを制御する。
【0075】
こうした構成を備えた電動カーテン開閉装置120において、2個のキャリッジ105の各々とそれらに牽引されるカーテンリング102とは、安全装置によって移動範囲が限定されているという条件の下で、実施の第1形態のキャリッジ5およびカーテンリング2と同じ動作をする。
【0076】
こうした電動カーテン開閉装置120において、カーテン101が全開の状態から2台のキャリッジ105が同時にカーテン101を閉じ始めると、カーテン101が短時間で閉じられる。こうした電動カーテン開閉装置120において、2台のキャリッジ105がサイドプレート103の中央にあってカーテンが閉じられた状態にあり、2台のキャリッジ105が同時にカーテン101を開け始めると、カーテン101が短時間で全開となる。こうした電動カーテン開閉装置120は、特に色やデザインが異なった複数のカーテンを中央で合わせるのに好適に用いられる。
【0077】
こうした電動カーテン開閉装置120において、例えば4枚のカーテンを使用する場合、左右両翼のカーテンをしまうスペースは各々カーテンを2枚分づつ収納できればよく、カーテンの収納スペースが小さく分割され、設置場所が小さく済む。
【0078】
【発明の効果】
本発明によれば、複数のカーテンの各々が個別に所望の位置まで開けられる電動カーテンが提供される。
【0079】
更に本発明によれば、複数のカーテンが自動的に開閉され、制御部のサイズが小さい電動カーテンが提供される。
【0080】
更に本発明によれば、複数のカーテンが自動的に開閉され、製造コストが小さい電動カーテンが提供される。
【0081】
更に本発明によれば、複数のカーテンが自動的に開閉され、電力消費が少ない電動カーテンが提供される。
【0082】
更に本発明によれば、カーテンにアブノーマルな力が加わったときに動作に狂いが生じない電動カーテンが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、電動カーテン開閉装置の斜視図である。
【図2】図2は、電動カーテン開閉装置の側面図である。
【図3】図3は、電動カーテン開閉装置の上面図である。
【図4】図4は、電動カーテン開閉装置と携帯端末の接続を示している。
【図5】図5は、制御部の構成を示している。
【図6】図6は、電動カーテン開閉装置の動作を示すフローチャートである。
【図7】図7は、電動カーテン開閉装置の動作を示す図である。
【図8】図8は、電動カーテン開閉装置の上面図である。
【図9】図9は、電動カーテン開閉装置の上面図である。
【符号の説明】
1…カーテン
2…カーテンリング
3…サイドプレート
4…シャフト
5…キャリッジ
6…摺動ローラ
6a…摺動ローラガイド
7…ソレノイド
8…吸引プレート
9…ワイヤ
10…モータ
11…アイドルプーリ
12…エンコーダ
13…センサ
14…回収プレート
15…開センサ
16…閉センサ
17…ソレノイド制御部
18…モータ制御部
19…ホームポジション
20…電動カーテン開閉装置
101…カーテン
102…カーテンリング
103…サイドプレート
104…シャフト
105…キャリッジ
107…ソレノイド
108…吸引プレート
113…センサ
114…回収プレート
120…電動カーテン開閉装置

Claims (12)

  1. カーテンを支持する支持部と、
    動力伝達部と、
    入力される開閉命令に応答して前記動力伝達部を駆動するための駆動部と、
    前記動力伝達部に結合され、前記開閉命令に応答して前記支持部を保持して移動させ、前記移動の完了後、前記支持部を解放する可動部と
    を具備し、
    前記支持部は複数のカーテンの各々に対応する複数の支持部材を備えており、
    前記可動部は、前記開閉命令に応答して前記支持部を保持して移動させ、前記複数の支持部材の各々を前記開閉命令によって決められた位置で個別に解放し、
    前記可動部は、所定の一方向に移動するとき前記複数の支持部材を引っ掛けて集める回収部分を備えている、
    電動カーテン開閉装置。
  2. 請求項1において、
    前記保持は磁力によって行われる、
    電動カーテン開閉装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記可動部はソレノイドを備え、
    前記支持部は強磁性体を備え、
    前記保持は前記ソレノイドに電流を流すことによって発生する磁力によって前記強磁性体を引き付けることによって行われ、前記解放は前記電流を停止することによって行われる、
    電動カーテン開閉装置。
  4. 請求項3において、
    前記可動部は、前記複数の支持部材を引っ掛けて集めた後、前記所定の一方向と反対方向に移動して、前記ソレノイドと前記強磁性体とが近くなる位置に設定されたホームポジションで停止する
    電動カーテン開閉装置。
  5. 請求項3または4に記載された電動カーテン開閉装置であって、
    更に、複数のシャフトを具備し、
    前記複数の支持部材は前記複数のシャフトの各々に取り付けられ、前記複数のシャフトの各々に沿って移動可能であり、
    前記ソレノイドは前記複数のシャフトの上に位置し、
    前記複数の支持部材のうち支持しているカーテンに一定以上の強さで力が加えられたものは前記可動部から外れる
    電動カーテン開閉装置。
  6. カーテンを支持する支持部と、
    動力伝達部と、
    入力される開閉命令に応答して前記動力伝達部を駆動するための駆動部と、
    前記動力伝達部に結合され、前記開閉命令に応答して前記支持部を保持して移動させ、前記移動の完了後、前記支持部を解放する可動部と、
    複数のシャフトと、
    を具備し、
    前記可動部はソレノイドを備え、
    前記支持部は強磁性体を備え、
    前記保持は前記ソレノイドに電流を流すことによって発生する磁力によって前記強磁性体を引き付けることによって行われ、前記解放は前記電流を停止することによって行われ、
    前記支持部は複数のカーテンの各々に対応する複数の支持部材を備えており、
    前記可動部は、前記開閉命令に応答して前記支持部を保持して移動させ、前記複数の支持部材の各々を前記開閉命令によって決められた位置で個別に解放し、
    前記複数の支持部材は前記複数のシャフトの各々に取り付けられ、前記複数のシャフトの各々に沿って移動可能であり、
    前記ソレノイドは前記複数のシャフトの上に位置し、
    前記複数の支持部材のうち支持しているカーテンに一定以上の強さで力が加えられたものは前記可動部から外れる
    電動カーテン開閉装置。
  7. 請求項1から6のうちのいずれか一項において、
    前記複数の支持部材のうちの複数は、同一のカーテンを支持する
    電動カーテン開閉装置。
  8. 請求項1から7のうちのいずれか一項において、
    更に、前記可動部の位置を検出し位置情報として出力する位置検出器を具備し、
    前記可動部は、前記位置情報を用いて前記開閉命令に応答し前記支持部の保持と解放を行う、
    電動カーテン開閉装置。
  9. 請求項1から8のうちのいずれか一項において、
    更に、通信回線網に接続される通信部を具備し、
    前記開閉命令は前記通信回線網を介して前記通信部によって受信される、
    電動カーテン開閉装置。
  10. 可動部を移動させることにより、前記可動部が備える複数のカーテンの各々を個別に支持する複数の支持部材と干渉する位置に設置される回収部分によって、前記複数の支持部材を引っ掛けて集めるステップと、
    開閉命令に応答して、前記複数の支持部材を前記可動部が備えるソレノイドの磁力によって保持させるステップと、
    前記可動部を移動させるステップと、
    前記複数の支持部材の各々を前記開閉命令で決められた位置で前記ソレノイドに流れる電流を止めることによって個別に解放させるステップと、
    を具備する電動カーテン開閉方法。
  11. 請求項10に記載された電動カーテン開閉方法であって、
    前記複数の支持部材はシャフトに沿って移動可能であり、
    前記ソレノイドは前記シャフトの上に位置し、
    前記複数の支持部材のうち支持しているカーテンに一定以上の強さで力が加えられたものは前記可動部から外れる
    電動カーテン開閉方法。
  12. 開閉命令に応答して可動部に複数のカーテンの各々を個別に支持する複数の支持部材をソレノイドの磁力によって保持させるステップと、
    前記可動部を移動させるステップと、
    前記複数の支持部材の各々を前記開閉命令で決められた位置で前記ソレノイドに流れる電流を止めることによって個別に解放させるステップと、
    を具備し、
    前記複数の支持部材はシャフトに沿って移動可能であり、
    前記ソレノイドは前記シャフトの上に位置し、
    前記複数の支持部材のうち支持しているカーテンに一定以上の強さで力が加えられたものは前記可動部から外れる
    電動カーテン開閉方法。
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