JP3802020B2 - 浚渫土の処理方法および装置 - Google Patents

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Description

本発明は、港湾や湖,河川などの底泥で、基準値を上回るダイオキシンなどの有機塩素化合物を含んでいる浚渫土を処理し、有効利用するための浚渫土の処理方法および装置に関する。
港湾の底質土のダイオキシン濃度の基準として、150pg‐TEQ/gを超えないこととする環境基準が環境省から示されており、処理後の処理土は、この基準値以下とすることが必要になっている。しかして、処理後に例えば農業用土などに有効利用するためには、ダイオキシンなどの有機塩素化合物の含有量をさらに大幅に減量することが必要になる。
港湾や湖,河川などの底泥に基準値を上回るダイオキシンなどの有機塩素化合物が含まれている浚渫土を処理し、有効利用する技術として、従来さまざまな技術が試みられているが、そのいずれの技術も確実性やコスト,安全性などの点で不十分なものであった。
一方、従来ダイオキシン処理技術として、1300℃の高温で溶融する技術や、ナトリウムと反応させて処理する技術が実施されているが、比較的含水率の低いごみや、プラスチック類,焼却灰が主体であり、浚渫土のような大量でかつ高含水比で、単位体積重量も大きいものは、そのまま処理すると、処理時間が長くなり、かつ多大なエネルギーを必要とするため、コストも高く、経済的に困難とされていた。
なお、汚染されている浚渫土を処理対象物としているものではないが、被処理物からダイオキシンなどの有機塩素化合物を除去する技術の特許文献としては、次のようなものがある。
特開平11−19616号公報 特開2002−28609号公報 特開2002−205049号公報
本発明は、上記の事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、基準値を上回るダイオキシンなどの有機塩素化合物を含んだ大量の浚渫土を、低コストでかつ低温でダイオキシンなどの有機塩素化合物を基準値以下に確実に処理し、その処理土を資源として再利用可能とし、さらには大量の浚渫土を低コストで大幅に減水化・減容化することができ、しかも浚渫土の処理後の排水や排気による環境汚染の問題をも未然に解消し得る浚渫土の処理方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は処理後の浄化土の塩分濃度を下げることで多目的(例えば農業用有用土,法面吹き付けの植生土または緑地土壌)に有効利用可能とする浚渫土の処理方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は前記本発明方法を的確に実施し得る浚渫土の処理装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は脱水ケーキを細かく、能率よく破砕し得る浚渫土の処理装置を提供することにある。
さらに、本発明の他の目的は破砕ケーキと脱塩素添加剤とを均一にかつ能率よく攪拌・搬送し得る浚渫土の処理装置を提供することにある。
さらにまた、本発明の他の目的は被処理土に含まれている塩分を効率よく取り除き得る浚渫土の処理装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、請求項1記載の本発明方法では、港湾や湖,河川の底泥を採取して得た浚渫土100に水101を加えて攪拌し、礫やごみを破砕するとともに、均質な泥水102を作り、この泥水102を礫・砂103と、ごみと、スラリー104とに分別し、礫・砂103を洗浄し、洗浄水をスラリーとして処理し、礫・砂103を取り除いたスラリー104に、凝集材とPH調整剤を添加して、これらを攪拌し、前記凝集材とPH調整剤を混合したスラリー104を高圧フィルタープレス16に、高圧で打ち込み、この高圧フィルタープレス16でスラリー104を脱水して脱水ケーキ107を作り、この高圧フィルタープレス16から排出される濾水108を中和し、スラッジ112を凝集して捕集し、前記脱水ケーキ107を破砕するとともに、破砕ケーキ107’に脱塩素添加剤114を攪拌・混合して混合ケーキ115を作り、前記混合ケーキ115を攪拌しつつ移動させ、その間に間接加熱により混合ケーキ115を加熱して、乾燥・浄化処理を行い、混合ケーキ115が含有するダイオキシンなどの有機塩素化合物を分解するとともに、分解析出した塩素成分と添加混合した脱塩素添加剤114とを接触化学反応させて、無害な塩化物に置換生成することで、混合ケーキ115が含有するダイオキシンなどの有機塩素化合物を除去して浄化土122を作り、前記混合ケーキ115の加熱処理時に分解析出する水蒸気ガス119、分解ガス123を高温で燃焼させ、かつ粉塵を捕集し、排ガスを浄化処理して大気中に排出するようにしている。
また、前記目的を達成するため、請求項2記載の本発明方法では、前記浄化土122を洗浄水126で水洗いし、浄化土122に含まれる塩分を取り除くことで有用土(例えば塩分濃度を農作物に影響を与えない程度に減じ、農業用有用土128または緑地土壌)として利用するようにしている。
また、前記目的を達成するため、請求項3記載の本発明装置では、浚渫土100を受け入れ、この浚渫土100と加えられた水101とを攪拌しつつ移動させ、礫やごみなどを破砕するとともに均質な泥水102を作る解こう機5と、前記泥水102を礫・砂103とごみ類とスラリー104とに分別する土砂分離機7と、分別された礫・砂103を洗浄する礫砂洗浄器8と、礫・砂103を取り除いたスラリー104と、これに加えられた凝集材とPH調整剤とを攪拌するスラリー槽13と、前記凝集材とPH調整剤を混合したスラリー104を高圧で打ち込む高圧打ち込みポンプ15と、打ち込まれたスラリー104を脱水し、脱水ケーキ107と濾水108を作る高圧フィルタープレス16と、前記高圧フィルタープレス16から排出された濾水108を中和し、スラッジ112を凝集して捕集し、浄水に処理する排水浄化設備と、前記脱水ケーキ107を破砕し、破砕ケーキ107’を作る解砕機29と、前記破砕ケーキ107’と、加えられた脱塩素添加剤114とを攪拌・混合し、混合ケーキ115を作る混合機36と、前記混合ケーキ115を受け入れ、攪拌しつつ移動させ、その間に加熱して、乾燥・浄化処理する第一および第二熱処理炉42,44と、前記混合ケーキ115の乾燥・浄化時に出る乾留ガスを高温で燃焼させ、かつ粉塵を捕集し、排ガスを浄化する排ガス浄化装置とを備えて構成している。
また、前記目的を達成するため、請求項4記載の本発明装置では、前記浄化土122を受け取り、洗浄水126で水洗いし、浄化土122に含まれている塩分を取り除くことで有用土(例えば、塩分濃度を農作物に悪影響を与えない程度に減じ、浄化土122を農業用有用土128)として利用可能に処理する水洗い装置55を備えている。
また、前記目的を達成するため、請求項5記載の本発明装置では、前記脱水ケーキの解砕機29を、2軸を有し、羽根を歯車のように噛み合わせ、羽根を互いに逆方向に回転でき、かつ羽根の間隔,長さ,軸間距離,回転速度を変更可能に構成している。
さらに、前記目的を達成するため、請求項6記載の本発明装置では、前記破砕ケーキと脱塩素添加剤との混合機36を、2軸を有し、羽根の間隔や角度,回転速度を変更可能に構成している。
さらにまた、前記目的を達成するため、請求項7記載の本発明装置では、前記水洗い装置55を、諸部材を支持するスタンド58,59と、ネットコンベア用の回転駆動系と、エンドレスの金網67で形成されかつ前記回転駆動系に駆動連結されたこし網付きネットコンベア65と、こし網付きネットコンベア65上に載置された被処理土に洗浄水126を散布する洗浄シャワー装置68と、被処理土洗浄後の排水を受け止める排水用樋69とを備えて構成している。
また、請求項8記載の本発明は、浚渫土100を受け入れ、この浚渫土100と加えられた水101とを攪拌しつつ移動させ、礫やごみなどを破砕するとともに均質な泥水102を作る解こう機5と、
前記泥水102を礫・砂103と、ごみ類と、スラリー104とに分別する土砂分離機7と、
分別された礫・砂103を洗浄する礫砂洗浄器8と、
礫・砂103を取り除いたスラリー104と、これに加えられた凝集材とPH調整剤とを攪拌するスラリー槽13と、
前記凝集材とPH調整剤を混合したスラリー104を高圧で打ち込む高圧打ち込みポンプ15と、打ち込まれたスラリー104を脱水し、脱水ケーキ107と濾水108を作る高圧フィルタープレス16と、
前記高圧フィルタープレス16から排出された濾水108を中和し、スラッジ112を凝集して捕集し、浄水に処理する排水浄化設備と、
前記脱水ケーキ107を破砕し、破砕ケーキ107’を作るとともに、加えられた脱塩素添加剤114とを攪拌・混合し、混合ケーキ115を作る解砕混合機29’と、
前記混合ケーキ115を受け入れ、攪拌しつつ移動させ、その間に加熱して、乾燥・浄化処理する第一および第二熱処理炉42,44と、
前記混合ケーキ115の乾燥・浄化時に出る乾留ガスを高温で燃焼させ、かつ粉塵を捕集し、排ガスを浄化する排ガス浄化装置とを備えて構成している。
前述のごとく、請求項1記載の本発明方法では、スラリー104を高圧フィルタープレス16に高圧で打ち込み、この高圧フィルタープレス16でスラリー104を脱水して脱水ケーキ107を作り、この脱水ケーキ107を破砕するとともに、破砕ケーキ107’に脱塩素添加剤114を攪拌・混合して混合ケーキ115を作り、この混合ケーキ115を攪拌しつつ移動させ、その間に間接加熱により混合ケーキ115を加熱して乾燥処理し、混合ケーキ115に含有するダイオキシンなどの有機塩素化合物を分解するとともに、分解析出した塩素成分と添加混合した脱塩素添加剤114とを接触反応させて、無害な塩化物に置換生成し、混合ケーキ115に含有するダイオキシンなどの有機塩素化合物を除去して浄化土122を作るようにしているので、基準値を上回るダイオキシンなどの有機塩素化合物を含んだ大量の浚渫土100の、その有機塩素化合物を低温で基準値以下に確実に処理し、その浄化土122を盛土用有用土125などに有効に使用し得る効果がある。また、本発明方法ではスラリー104を高圧フィルタープレス16に高圧で打ち込み、この高圧フィルタープレス16でスラリー104を脱水して脱水ケーキ107を作り、この脱水ケーキ107を破砕した破砕ケーキ107’に、脱塩素添加剤114を添加し、この破砕ケーキ107’と脱塩素添加剤114の混合ケーキ115を加熱し、その混合ケーキ115に含まれている有機分を炭化または灰化処理し、減水化・減容化して浄化土122とするようにしているので、大量の浚渫土を低コストで大幅に減水化・減容化し得る効果がある。さらに、本発明では高圧フィルタープレス16から排出される濾水108へは、ダイオキシン類を中和し、スラッジ112を凝集して捕集し、排水処理基準を超すダイオキシンなどの有機塩素化合物を含まない水に排水処理した後、放流するようにしているので、排水による環境汚染の問題を未然に解消し得る効果がある。さらにまた、本発明方法では混合ケーキ115の加熱処理時に分解析出する水蒸気ガス119、分解ガス123を高温で燃焼させ、かつ粉塵を捕集し、浄化処理して空中に排出するようにしているので、排気による環境汚染の問題をも未然に解消し得る効果がある。
また、請求項2記載の本発明方法では、混合ケーキ115に含まれている有機分を炭化または灰化処理した前記浄化土122を洗浄水126で水洗いし、浄化土122が塩分を含有する場合には、この塩分を取り除くことで有用土(例えば、塩分濃度を農作物に悪影響を与えない程度に減じ、農業用有用土128または緑地土壌)として利用するようにしているので、処理土の有効利用をより一層促進し得る効果がある。
また、請求項3記載の本発明装置では、浚渫土100を受け入れ、この浚渫土100と加えられた水101とを攪拌しつつ移動させ、礫やごみなどを破砕するとともに均質な泥水102を作る解こう機5と、前記泥水102を礫・砂103と、ごみ類と、スラリー104とに分別する土砂分離機7と、分別された礫・砂103を洗浄する礫砂洗浄器8と、礫・砂103を取り除いたスラリー104と、これに加えられた凝集材とPH調整剤とを攪拌するスラリー槽13と、前記凝集材とPH調整剤を混合したスラリー104を高圧で打ち込む高圧打ち込みポンプ15と、打ち込まれたスラリー104を脱水し、脱水ケーキ107と濾水108を作る高圧フィルタープレス16と、前記高圧フィルタープレス16から排出された濾水108や濾布17の洗浄水109を中和し、スラッジ112を凝集して捕集し、浄水に処理する排水浄化設備と、前記脱水ケーキ107を破砕し、破砕ケーキ107’を作る解砕機29と、前記破砕ケーキ107’と、加えられた脱塩素添加剤114とを攪拌・混合し、混合ケーキ115を作る混合機36と、前記混合ケーキ115を受け入れ、攪拌しつつ移動させ、その間に加熱して、乾燥・浄化処理する第一および第二熱処理炉42,44と、前記混合ケーキ115の乾燥・浄化時に出る乾留ガスを高温で燃焼させ、かつ粉塵を捕集し、無害化する乾留ガス浄化装置とを備えて構成しているので、浚渫土100に水101を加えて攪拌し、礫やごみを破砕する工程を経て浄化土122を有用土として利用する工程に至る前記本発明方法を的確に実施し得る効果がある。
また、請求項4記載の本発明装置では、前記浄化土122が塩分を含有する場合、この浄化土を受け取り、洗浄水126で水洗いし、浄化土122に含まれている塩分を取り除き、有用土(例えば塩分濃度を農作物に悪影響を与えない程度に減じ、浄化土122を農業用有用土128)に利用可能に処理する水洗い装置55を備えているので、浄化土122を水洗いする工程を経て農業用有用土128に利用する工程に至る前記本発明方法を的確に実施し得る効果がある。
また、請求項5記載の本発明装置では、前記脱水ケーキの解砕機29を、2軸を有し、羽根をそれぞれ歯車のように噛み合わせ、羽根を互いに逆方向に回転でき、かつ羽根の間隔,長さ,回転速度を変更可能に構成しているので、作成された脱水ケーキ107の性状に合わせて羽根を調整することにより、脱水ケーキ107を細かく、能率よく破砕し得る効果がある。
さらに、請求項6記載の本発明装置では、前記破砕ケーキと脱塩素添加剤との混合機36を、2軸を有し、羽根の間隔や角度,回転速度を変更可能に構成しているので、羽根を調整することによって、破砕ケーキ107’と、加えられた脱酸素添加剤114とを均一に攪拌できかつ能率よく搬送でき、さらには破砕ケーキ107’と脱塩素添加剤114の混合ケーキ115を定量排出できるという効果がある。
さらにまた、請求項7記載では、前記水洗い装置55を、諸部材を支持するスタンド58,59と、ネットコンベア用の回転駆動系と、エンドレスの金網67で形成されかつ前記回転駆動系に駆動連結されたこし網付きネットコンベア65と、こし網付きネットコンベア65上に載置された被処理土に洗浄水126を散布する洗浄シャワー装置68と、こし網付きネットコンベア65の下部に配置され,被処理土洗浄後の排水を受け止める排水用樋69とを備えて構成しているので、被処理土である浄化土122に含まれている塩分を効率よく取り除き、減量し得る効果がある。
また、請求項8記載では、請求項3記載の発明の効果に加え、解砕機と混合機とを一つの装置としたので、その分、装置の簡略化を図り得、省スペース化、設備費の低減等を達成することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図6は本発明処理方法を実施するための処理装置の一例を示すもので、図1‐1〜図1‐3は処理装置の系統図、図2は同処理装置における混合ケーキの搬入装置と第一熱処理炉とダクト装置と第二熱処理炉とダクトの詳細を示す図、図3は浄化土の水洗い装置の平面図、図4は図3のA−A線断面図、図5は同水洗い装置のこし網付きネットコンベアの側面図、図6は同こし網付きネットコンベアの一部の斜視図である。
本発明方法を実施するための処理装置のこの実施例に示すものは、図1‐1〜図1‐3に示すように、真空吸引浚渫船1またはグラブ浚渫船2と、浚渫土の受入ホッパ3と、浚渫土を搬送するコンベア4と、解こう機5と、土砂分離機(振動ふるい)7と、礫砂洗浄器8と、泥水受け槽9と、サイクロンポンプ10およびサイクロン11と、貯泥槽12と、スラリー槽13と、給泥ポンプ14と、高圧打ち込みポンプ15および高圧フィルタープレス16と、高圧フィルタープレス用の濾布17と、清水槽18と、給水ポンプ19と、濾布洗浄用高圧ポンプ20と、高圧ジェッタ21と、濾水槽22と酸化・中和槽23と凝集槽24とシックナ25と放流槽26とを有する排水浄化設備と、高圧フィルタープレス16の直下ベルトコンベア27と、ケーキコンベア28と、脱水ケーキの解砕機29と、破砕されたケーキのケーキ受けホッパ30と、ケーキ受けホッパ30の下部に装備されたスクリューフィーダ31と、ケーキのRI水分・密度計32および流量計33と、脱塩素添加剤ホッパ34と、脱塩素添加剤の自動供給機35と、脱水ケーキの破砕ケーキと脱塩素添加剤の混合機36と、混合ケーキコンベア37と、混合ケーキホッパ38と、混合ケーキ供給コンベア39および計量器40と、混合ケーキの乾燥炉である第一熱処理炉42と、混合ケーキの浄化炉である第二熱処理炉44と、第一熱処理炉42に混合ケーキを搬入する搬入装置41と、第一熱処理炉42で処理された混合ケーキの乾燥処理土を第二熱処理炉44へ送り込むダクト装置43と、第二熱処理炉44から浄化土を回収するダクト45と、熱風炉46と、熱源コントローラ47と、空気−熱風熱交換器48と、ガス燃焼炉49と、バグフィルタ50と排ガス分析設備51とを有する排気浄化設備と、浄化土の水冷コンベア52と、浄化土ホッパ54と、浄化土の水洗い装置55などを備えて構成されている。
前記解こう機5は、給水管6を備えている。また、解こう機5は外側と内側の羽根を有し、破砕する礫やごみなどの種類により羽根の角度,間隔,長さを変更可能に構成されている。そして、この解こう機5は礫やごみなどを破砕する機能と、加えた水と土砂との攪拌および移動を同時に行い得る機能とを持っている。
高圧フィルタープレス16は、3〜5MPa程度の高圧で、脱水ケーキを作る装置であり、濾布17の材質は例えばポリアミドフィルタークロスなどを用い、通気度は1000cm/cm程度を用いる。材質や通気度は、土質、粒度分布によって変える。
前記解砕機29は、2軸で羽根をそれぞれ歯車のように噛み合わせ、その羽根を互いに逆方向に回転させ、脱水ケーキを細かく破砕し得る機構を持っている。また、この解砕機29は羽根の間隔,長さ,回転速度を変えられる機構を装備している。
前記混合機36には、例えば2軸のパドル型混合機を用いる。この混合機36は、羽根の間隔や角度,回転速度を変えられる機構を有している。なお、混合機36の羽根の角度は、攪拌と搬送を兼ねさせるために、回転方向に対して30°〜45°程度傾けることが望ましい。
前記第一熱処理炉42と第二熱処理炉44とは、図1−3および図2に示すように、第一熱処理炉42が上下方向の上位に、第二熱処理炉44が下位に設置されている。
そして、前記第一熱処理炉42の入口側には混合ケーキの搬入装置41が設置され、また第一熱処理炉42の出口側と第二熱処理炉44の入口側とはダクト装置43で連結され、さらに第二熱処理炉43の出口側にはダクト45が設けられている。
前記混合ケーキの搬入装置41は、図2に示すように、混合ケーキの受入ホッパ41aと、スクリューコンベア41bと、このスクリューコンベア用の回転駆動源41cとを備えている。この搬入装置41では、被処理物として破砕ケーキと脱塩素添加剤の混合ケーキ115の一定量を計量器40から受入ホッパ41aで受け取り、スクリューコンベア41bを通じて第一熱処理炉42の入口に投入するようになっている。
前記第一熱処理炉42は、図2に示すように、回転ドラム42aと、加熱ジャケット42bと、回転ドラム42aの支持部および回転駆動部とを備えている。前記回転ドラム42aの内壁には、スパイラルまたは千鳥状に複数枚の送り羽根(図示省略)が取り付けられている。前記回転ドラム42aの支持部は、回転ドラム42aの入口側端部寄りに設けられた支持タイヤ42cとフリー側支持ローラ42dの組と、同回転ドラム42aの出口側端部寄りに設けられた支持タイヤ42eと基点側支持ローラ42fの組とにより、回転ドラム42aを回転自在に支持している。前記回転ドラム42aの回転駆動部は、回転駆動源42gと、これに取り付けられた駆動スプロケット42hと、回転ドラム42aに取り付けられた被動スプロケット42iと、両スプロケット間に掛け渡されたエンドレスチェーン42jとを備え、回転ドラム42aを予め決められた一方向に回転させるようになっている。前記加熱ジャケット42bは、枠体(図示省略)に固定されている。そして、この第一熱処理炉42では回転駆動部により回転ドラム42aを回転させ、送り羽根により混合ケーキを攪拌しつつ入口側から出口側に向かって移動させ、その間に加熱ジャケット42bから供給された加熱媒体(熱風)により加熱・乾燥処理するようになっている。
前記ダクト装置43は、図2に示すように、第一熱処理炉42の出口側に取り付けられたダクト43aと、このダクト43aの下部にフレキシブル継手43bを介して連結された混合ケーキの乾燥処理土の引渡ホッパ43cと、この引渡ホッパ43cの下部にフレキシブル継手43dを介して連結されかつ第二熱処理炉44の入口側に取り付けられたスクリューコンベア43eとを備えている。そして、このダクト装置43では、第一熱処理炉42で乾燥された混合ケーキの乾燥処理土をダクト43aおよび引渡ホッパ43cを経てスクリューコンベア43eから第二熱処理炉44に送り込むようになっている。
前記第二熱処理炉44も、図2に示すように、回転ドラム44aと、加熱ジャケット44bと、回転ドラム44aの支持部および回転駆動部とを備えている。前記回転ドラム44aの内壁にも、スパイラルまたは千鳥状に複数枚の送り羽根(図示省略)が取り付けられている。前記回転ドラム44aの支持部は、回転ドラム44aの入口側端部寄りに設けられた支持タイヤ44cと基点側支持ローラ44dの組と、同回転ドラム42aの出口側端部寄りに設けられた支持タイヤ44eとフリー側支持ローラ44fの組とにより、回転ドラム44aを回転自在に支持している。前記回転ドラム44aの回転駆動部は、回転駆動源44gと、これに取り付けられた駆動スプロケット44hと、回転ドラム44aに取り付けられた被動スプロケット44iと、両スプロケット間に掛け渡されたエンドレスチェーン44jとを与え、回転ドラム44aを予め決められた一方向に回転させるようになっている。前記加熱ジャケット44bは、枠体(図示省略)に固定されている。この第二熱処理炉44では、回転駆動部により回転ドラム44aを回転させ、送り羽根により混合ケーキの乾燥処理土を攪拌しつつ入口側から出口側に向かって移動させ、その間に加熱ジャケット44bから供給された加熱媒体(熱風)により加熱し、混合ケーキに含有するダイオキシンなどの有機塩素化合物を除去して浄化土122を作るようになっている。
前記ダクト45は、第二熱処理炉44から浄化土122を回収し、水冷コンベア52に送るようになっている。
前記冷却処理土の水洗い装置55は、図3および図4に示すように、冷却処理土用樋56と、諸部材を支持するスタンド58,59と、ネットコンベア用の回転駆動系と、こし網付きネットコンベア65と、洗浄シャワー装置68と、排水用樋69と、洗浄処理土用のベルトコンベア70と、洗浄処理土ホッパ71とを備えて構成されている。
前記冷却処理土用樋56の下部には、図4および図5に示すように、ゴムまたは軟質合成樹脂製などのスカート57が取り付けられている。この冷却処理土用樋56は、冷却処理土ホッパ54から冷却処理土124を受け取り、スカート57を通じてその冷却処理土124をこし網付きネットコンベア65に引き渡すようになっている。
前記ネットコンベア用の回転駆動系は、回転駆動源(図示省略)と、図4〜図6に示すように、スタンド58に回転自在に支持された駆動軸60と、この駆動軸60との間に所要の軸間距離をおいて配置されかつスタンド59に回転自在に支持された被動軸61と、駆動軸60の両端部に取り付けられた2個一対の駆動スプロケット62と、被動軸61の両端部に取り付けられた2個一対の被動スプロケット63と、前記駆動スプロケット62と被動スプロケット63間に掛け渡された2条一対のエンドレスチェーン64とを備えている。そして、この回転駆動系はこし網付きネットコンベア65を一定の速度で回動させるようになっている。
前記こし網付きネットコンベア65は、図4,図5および図6から分かるように、互いに所要の軸間距離をおいて前記2条のエンドレスチェーン64,64間に取り付けられたステンレス製の多数のバー66と、このバー66の列の外側を覆うように掛け渡されたステンレス製でエンドレスの金網67とを有して構成されている。しかして、このこし網付きネットコンベア65は冷却処理土用樋56から冷却処理土124を受け取って搬送し、搬送途中で洗浄シャワー装置68から散布された洗浄水126で洗浄した後、その洗浄処理土127をベルトコンベア70の方向に搬送し、引き渡すようになっている。
前記洗浄シャワー装置68は、図3および図4に示すように、前述の高圧ジェッタ21および給水ポンプ19を通じて清水槽18に連絡されており、高圧ジェッタ21を通じて洗浄水126としての清水を、こし網付きネットコンベア65上の冷却処理土124に散布し、冷却処理土124を洗浄処理するようになっている。
前記排水用樋69は、図4に示すように、こし網付きネットコンベア65の下部に配置されかつスタンド58,59に固定されている。そして、この排水用樋69は、冷却処理土124を洗浄した後の排水を受け止め、回収して放流するようになっている。
前記ベルトコンベア70は、こし網付きネットコンベア65で洗浄処理された洗浄処理土127を受け取り、洗浄処理土ホッパ71へ搬送する。
前記洗浄処理土ホッパ71は、ベルトコンベア70から洗浄処理土127を受け取り、貯留する。
次に、前記実施例の処理装置の作用に関連して、本発明処理方法の一例を説明する。
まず、港湾,湖,河川などの底泥を真空吸引浚渫船1やグラブ浚渫船2などで採取する。
前記真空吸引浚渫船1で採取した場合は、その浚渫土100をパイプ輸送により受入ホッパ3に搬送し、貯留する。前記グラブ浚渫船2で採取した場合は、その浚渫土100を土運船2’などで受入ホッパ3まで搬送し、貯留する。
いったん受入ホッパ3に貯留した浚渫土100を、ベルトコンベア4により解こう機5まで搬送し、投入する。真空吸引浚渫船1からのパイプ輸送では、パイプから直接解こう機5に投入してもよい。
前記解こう機5では、浚渫土100に給水管6を通じて、土砂分離機7で分離を容易にするために必要な量の水101を加える。その水101の量は、例えば浚渫土100の含水比が200%程度であれば、その約2倍の量を加える。そして、この解こう機5では大礫やごみを破砕するとともに、浚渫土100と水101とを攪拌し、均質な泥水102を作る。その泥水濃度は、20%程度とする。
前記土砂分離機(振動ふるい)7では、前記泥水102を礫・砂103と、ごみと、スラリー104に分別する。礫・砂103は、粒径別に分離し、礫砂洗浄器8で洗浄し、洗浄水105はポンプで泥水受け槽9へ送る。洗浄した礫・砂103は、路床材,裏込め材,海浜材やコンクリートの骨材などに有効に利用する。ごみは、産業廃棄物として処分する。礫・砂103およびごみを除いたスラリー104を、ポンプで泥水受け槽9へ入れる。
前記スラリー104を、泥水受け槽9からサイクロンポンプ10によりサイクロン11を経て貯留槽12へ圧送する。
ついで、前記スラリー104を貯留槽12からスラリー槽13へ送り、スラリー104に凝集材およびPH調整材として、PAC105と、消石灰106を必要量添加し、攪拌する。PAC105と消石灰106の添加量は、浚渫土100の土質にもよるが、それぞれ重量比でスラリー104の量の1〜3%程度添加する。
前記スラリー104をスラリー槽13から給泥ポンプ14で搬送し、そのスラリー104を高圧打ち込みポンプ15(4Mpa)により高圧フィルタープレス16に打ち込む。
前記スラリー104を高圧フィルタープレス16(4Mpa)で脱水時間約60分脱水し、含水比40〜60%程度の脱水ケーキ107を作る。
一方、清水槽18から給水ポンプ19により清水を汲み上げ、必要により清水の一部を濾布洗浄用高圧ポンプ20により加圧し、濾布の洗浄水107として用い、この洗浄水107により濾布17を洗浄する。
濾布の洗浄水107は、スラリーと同様に、泥水受け槽9へもどし、プレス処理する。
前記高圧フィルタープレス16から排出される濾水108を排水浄化設備の濾水槽22に貯留し、この濾水槽22から酸化・中和槽23、凝集槽24、シックナ25および放流槽26を経て放流する。その放流水を図1‐2に符号113で示す。
前記酸化・中和槽23では、濾水108や洗浄水109に酸化・中和剤110として、例えばPACや,希硫酸などを重量比で被処理水の量の1〜2%程度を加え、中和処理する。
前記凝集槽24では、濾水108や洗浄水109に凝集材111として、例えば高分子凝集剤などを重量比で被処理水の量の0.0005〜0.001%程度を加え、凝集させる。
前記シックナ25では、沈降したスラッジ112を捕集し、貯泥槽12に戻して再処理する。
高圧フィルタープレス16を用いることにより、脱水ケーキ17にダイオキシンがほとんど取り込まれ濾水108へのダイオキシンの移行がないため、排出される濾水108のダイオキシン濃度は放流基準値(10pg-TEQ/L)より、はるかに小さい値になる。従って、排水処理も、従来から行っている簡易な排水処理設備で排水処理するのみで、放流水113に含まれるダイオキシンなどの有機塩素化合物の含有量を基準以下の値に、確実に抑えることができる。したがって、排水による環境汚染の問題を未然に解消することができる。
また、脱水ケーキ107の含水比を40〜60%程度に脱水できるため、後工程で効率よく熱処理することができる。
前記脱水ケーキ107を直下ベルトコンベア27とケーキコンベア28により解砕機29まで搬送する。
この解砕機29は、前述のごとく、2軸で羽根をそれぞれ歯車のように噛み合わせる形で互いに逆方向に回転可能に構成されている。また、羽根の間隔,長さ,回転速度を可変に構成されている。この解砕機29の羽根の間隔,長さ,回転速度を適正に調整し、前記脱水ケーキ107を細かく破砕し、その破砕ケーキ107’をケーキ受けホッパ30に貯留する。なお、前記解砕機29を、脱水ケーキ107の性状などにより複数台設けることもある。
前記ケーキ受けホッパ30の下部には、スクリューフィーダ31が装備されている。このスクリューフィーダ31は、回転速度を変えることにより、排出速度を自由に選定することができる。このスクリューフィーダ31の排出速度を適正に調整し、ケーキ受けホッパ30から破砕ケーキ107’を取り出し、混合機36に送り込む。
前記スクリューフィーダ31の出口近傍には、RI水分・密度計32と、流量計33とが設けられている。
前記RI水分・密度計32では、破砕ケーキ107’の単位体積重量や含水比を計測し、その計測結果を加熱媒体である熱風の熱源コントローラ47に送る。
前記流量計33では、スクリューフィーダ31から排出される破砕ケーキ107’の排出量を計測し、その計測結果を脱塩素添加剤の自動供給機35に送る。
前記混合機36には、ケーキ受けホッパ30からスクリューフィーダ31を通じて破砕ケーキ107’を送り込み、脱塩素添加剤ホッパ34からは自動供給機35を通じて脱塩素添加剤114を投入する。
前記脱塩素添加剤114には、例えば粉末(100μm以下)のアルカリ物質(例えば、炭酸水素ナトリウム,重炭酸ナトリウム(重そう),炭酸ナトリウムなど)を用いる。この脱塩素添加剤114を破砕装置(図示省略)を通じて砕いた後、脱塩素添加剤ホッパ34に貯留し、自動供給機35で脱塩素添加剤ホッパ34から取り出し、混合機36に供給し、破砕ケーキ107’に添加する。脱塩素添加剤114の添加量は、破砕ケーキ107’におけるダイオキシンなどの有機塩素化合物の含有率や破砕ケーキ107’の含水比によって決定する。例えば、破砕ケーキ107’に対し質量比で3〜10%添加する。
前記混合機36には、前述のごとく、2軸のパドル型混合機を用い、羽根の間隔や角度,回転速度を変えられるものを用いる。この混合機36の使用に当たっては、破砕ケーキ107’の土質や量に合わせて羽根の間隔を選定する。また、破砕ケーキ107’と脱塩素添加剤114の攪拌と搬送を効率よく行い得るように、羽根をその回転方向に対して45°程度に傾ける。さらに、混合機36から排出される混合ケーキ115の排出量を定量にするために、羽根の回転速度を調整する。
そして、前記混合機36にケーキ受けホッパ30からスクリューフィーダ31により破砕ケーキ107’を投入する一方、脱塩素添加剤ホッパ34から自動供給機35により脱塩素添加剤114を供給し、混合機36の羽根で攪拌し、混合するとともに、回転軸の一端部側から他端部側に向かって搬送し、その混合ケーキ115を混合ケーキコンベア37上に排出する。
前記破砕ケーキ107’に対して脱塩素添加剤114を、重量比で約5〜10%程度添加することにより、浄化土に対するダイオキシンなどの有機塩素化合物の含有割合を1/100〜1/1000程度に減ずることができる。
前記破砕ケーキ107’と脱塩素添加剤114を混合した混合ケーキ115を、混合ケーキコンベア37により混合ケーキホッパ38に搬送し、貯留する。
前記混合ケーキホッパ38から混合ケーキ115を混合ケーキ供給コンベア39上に取り出し、計量器40で計量し、混合ケーキ115の一定量を搬入装置41で受け取って第一熱処理炉42の回転ドラム42aに投入する。
一方、第一熱処理炉42の加熱ジャケット42bには、第二熱処理炉44の加熱ジャケット44bから加熱媒体として熱風116を送る。
そして、第一熱処理炉42では回転ドラム42aを回転させ、複数枚の送り羽根により混合ケーキ115を攪拌しつつ、図2に矢印イで示す方向に移動させ、その間に熱風116により混合ケーキ115を間接加熱により乾燥させる。加熱ジャケット42bから出る排気118を空気−熱風熱交換器48に入れ、途中で排気118の一部118’を循環させて利用する。
前記第一熱処理炉42で乾燥された混合ケーキの乾燥処理土117を、ダクト装置43のダクト43a、引渡ホッパ43bを経てスクリューコンベア43eから第二熱処理炉44の回転ドラム44aに投入する。前記第一熱処理炉42で混合ケーキ115を乾燥させることによって発生する水蒸気ガス119を、ダクト43aで回収し、ガス燃焼炉49に導く。
前記第二熱処理炉44では、回転ドラム42aを回転させ、複数枚の送り羽根により混合ケーキの乾燥処理土117を攪拌しつつ、図2に矢印ロで示す方向に移動させ、熱風炉46から加熱ジャケット44bに供給された加熱媒体である熱風120により前記乾燥処理土117を約500〜650℃程度に間接加熱し、混合ケーキ115に含有するダイオキシンなどの有機塩素化合物を分解するとともに、分解析出した塩素成分と添加混合した脱塩素添加剤114とを接触反応させて、無害の塩素物に置換生成し、混合ケーキ115に含有するダイオキシンなどの有機塩素化合物を除去して浄化土122を作る。熱風炉46から第二熱処理炉44の加熱ジャケット44bに送る熱風供給量を、熱源コントローラ47でコントロールする。第二熱処理炉44で混合ケーキの乾燥処理土117を加熱処理することによって分解選出する分解ガス123を、ガス燃焼炉49に導く。
前述ごとく、混合ケーキ115を第二熱処理炉44で約500〜650℃で加熱処理することによって、ダイオキシンなどの有機塩素化合物の含有量を源泥の1/100〜1/1000に減ずることができ、ダイオキシン濃度の基準値としての150pg‐TEQ/g以下に抑えることができる。
また、第一,第二熱処理炉42,44で混合ケーキ115を加熱処理することにより、混合ケーキ115に含まれている有機分が炭化・灰化処理され、これによって脱水ケーキ107の量を最終的に約1/2〜1/3程度に減容化した浄化土にすることができる。
前記第二熱処理炉44で、混合ケーキ115に含有されたダイオキシンなどの有機塩素化合物を除去した浄化土122を第二熱処理炉44からダクト45に回収し、水冷コンベア52に送る。
前記ガス燃焼炉49では、第一熱処理炉42から出る水蒸気ガス119と、第二熱処理炉44から出る分解ガス123を取り込み、約850℃で2秒以上燃焼させ、バグフィルタ50で浄化処理し、排気ブロアから煙突に送り、空中に排出する。したがって、排気による環境汚染の問題も未然に解消することができる。
また、ガス燃焼炉49の排出ガスを空気−熱風熱交換器48に送って熱回収して得た熱風は、熱風炉に供給して利用する。
排出ガスの成分は、排ガス分析設備51により監視する。
前記水冷コンベア52は、ウォータージャケット53を備えている。このウォータージャケット53に冷却水を入れ、水冷コンベア52上に第二熱処理炉44で処理された浄化土122を送り、短時間で冷却し、冷却処理された冷却処理土124を冷却処理土ホッパ54に送って貯留する。
冷却処理土124を盛土などに利用する場合は、冷却処理土ホッパ54から取り出してそのままか、または一般土砂と混合して盛土用有用土125として使用する。
冷却処理土124を、農業用土や法面吹き付けの植生土,緑地土壌などに利用する場合は、冷却処理土ホッパ54から冷却処理土124を取り出して水洗い装置55に送り、ここで洗浄処理する。
この水洗い装置55は、前述のごとく、下部にゴムまたは軟質合成樹脂製などのスカート57を有する冷却処理土用樋56と、色々な部材を支持するスタンド58,59と、ネットコンベア用の回転駆動系と、回転駆動系にエンドレス状に掛け渡されたステンレス製の金網67を有するこし網付きネットコンベア65と、高圧ジェッタ21および給水ポンプ19を通じて清水槽18に連絡された洗浄シャワー装置68と、洗浄後の排水用樋69と、洗浄処理土用のベルトコンベア70と、洗浄処理土ホッパ71とを備えて構成されている。
そこで、この水洗い装置55では、冷却処理土ホッパ54から冷却処理土124を取り出し、冷却処理土用樋56に投入し、スカート57を通じてこし網付きネットコンベア65上に載置する。
前記こし網付きネットコンベア65では、冷却処理土124を一定の速度でベルトコンベア70の方向に搬送する。
こし網付きネットコンベア65により冷却処理土124の搬送途中で、洗浄シャワー装置68から洗浄水126を散布し、こし網付きネットコンベア65上の冷却処理土124を水洗いする。
洗浄水126は、清水槽18から清水を給水ポンプ19で汲み上げ、高圧ジェッタ21を通じて洗浄シャワー装置68に送って散布する。
以上のように、冷却処理土124を水洗いすることによって、冷却処理土124に含まれている塩分を、農業用有用土128や法面吹き付けの植生土,緑地土壌などに使用するために全く支障のない濃度に減ずることができる。
前記こし網付きネットコンベア65で水洗い処理した洗浄処理土127を、こし網付きネットコンベア65からベルトコンベア70に引き渡し、このベルトコンベア70により洗浄処理土ホッパ71まで搬送し、この洗浄処理土ホッパ71に送って貯留する。ついで、洗浄処理土127を必要に応じて洗浄処理土ホッパ71から取り出し、農業用有用土128や法面吹き付けの植生土,緑地土壌として有効に利用することができる。
一方、冷却処理土124を洗浄した後の排水は、こし網付きネットコンベア65の下部に設置された排水用樋69で受け止め、回収して放流する。
なお、この実施例において、水冷コンベア52を省略し、第二熱処理炉44で処理した浄化土122を直接水洗い装置55に投入し、洗浄処理し、塩分を取り除くようにしてもよい。
また、この実地例では、図1‐2に示したように、解砕機29と、混合機36を別々に設けているが、図1‐4に示すように、解砕と混合を1台でできる解砕混合機29’を用いることもできる。この場合は、ケーキの投入量をケーキコンベア28の速度、土量センサーなどで計測し、ケーキ量に合った脱塩素添加剤を添加する。なお、他の構成は図1‐2と同様である。
以上の工程を経て処理することによって、基準値を上回るダイオキシンなどの有機塩素化合物を含んだ大量の浚渫土100の、ダイオキシン濃度を基準値以下に、低コストで確実に処理し、その処理土を資源として再利用することができる。また、浚渫土100に含まれているPCBの濃度も低減することができる。
さらに、浚渫土100を効率よく、したがって低コストで、大幅に減水化・減容化することができる。
しかも、浚渫土100の処理に伴う排水・排気による環境汚染の問題も解消することができる。
(実証実験1)
ダイオキシンなどの有機塩素化合物を含む浚渫土100を約600kg(0.4m3)採取し、一連の前工程を経て高圧フィルタープレス16により約60%に減容化するとともに、含水比も130%から40〜50%に落とした。このようにして作成した脱水ケーキ107を、解砕機29に投入するとともに、脱塩素添加剤114として粉末の炭酸水素ナトリウムを添加して解砕・混合した。
このあと、混合ケーキ115を混合ケーキホッパ38に投入し、第一および第二熱処理炉42,44により乾燥・浄化処理を行った。
その結果、浚渫土100の原泥ではダイオキシン濃度が270pg‐TEQ/gであったが、本発明のこの実施例の処理方法により処理後、0.28pg‐TEQ/gに減ったことが確認された。
PCBの濃度も処理前の70000μg/kgから約1/10000の56μg/kgに減量化されていることが確認された。高圧フィルタープレス16から出る濾水のダイオキシン類は、0.70pg‐TEQ/Lであり放流基準値(10pg‐TEQ/L)よりはるかに小さい値であった。さらに、濾水を中和処理後の放流水は0.006pg‐TEQ/Lであった。
従って、濾水のダイオキシンを処理するための処理プランチを別途設ける必要がないことを確認できた。
また、排ガスのダイオキシン量も0.00002ng‐TEQ/Nmと基準値よりはるかに小さい値であった。
(実証実験2)
30m3の浚渫土100を採取し、高圧フィルタープレス16により約60%減容化して18m3の脱水ケーキ107を作成し、第一,第二熱処理炉42,44で乾燥・浄化処理を行った。
この実証実験2では、脱塩素添加剤114の添加量を、前記実証実験1よりも減らし、脱水ケーキ107に対して重量比で5%添加して乾燥・浄化処理を行った。その結果、脱水ケーキ107で460pg‐TEQ/gのダイオキシンなどの有機塩素化合物が、処理後に7pg‐TEQ/gに減じており、この実証実験2においても、ダイオキシン濃度を確実に減少させ得ることが実証された。
濾水についても実証実験1と同様の結果が得られた。
(実証実験3)
処理後の浄化土122を植生土に用いる場合に、植生に適した塩分の含有率とするため、乾燥・浄化処理後、冷却した冷却処理土124に対して重量比で約5倍の洗浄水126を散布して洗浄後、電気伝導率ECを測定した結果、洗浄前の5.3dSm‐1から0.7dSm‐1に減っており、植生用の土砂として望ましい1dSm‐1以下に減少させ得ることが確認された。
PHについても、9.5から8.5程度に低減できることが確認された。
本発明処理方法を実施するための処理装置の一例を示す系統図である。 本発明処理方法を実施するための処理装置の一例を示す系統図である。 本発明処理方法を実施するための処理装置の一例を示す系統図である。 他の処理装置例を示す。 図1に示す処理装置における混合ケーキの搬入装置、第一熱処理炉、ダクト装置、第二熱処理炉およびダクトの詳細を示す図である。 同処理装置における被処理土の水洗い装置の平面図である。 図3のA−A線断面図である。 同水洗い装置のこし網付きネットコンベアの側面図である。 同こし網付きネットコンベアの一部の斜視図である。
符号の説明
1 真空吸引浚渫船
2 浚渫船
3 浚渫土受入ホッパ
4 コンベア
5 解こう機
6 給水管
7 土砂分離機
8 礫砂洗浄器
9 泥水受け槽
10 サイクロンポンプ
11 サイクロン
12 貯泥槽
13 スラリー槽
14 給泥ポンプ
15 高圧打ち込みポンプ
16 高圧フィルタープレス
18 清水槽
19 給水ポンプ
21 高圧ジェッタ
22 濾水槽
23 酸化・中和槽
24 凝集槽
25 シックナ
26 放流槽
29 解砕機
29’解砕混合機
30 ケーキ受けホッパ
32 RI水分・密度計
33 流量計
34 脱塩素添加剤ホッパ
35 自動供給機
36 混合機
38 混合ケーキホッパ
39 混合ケーキ供給コンベア
40 計量器
41 混合ケーキの搬入装置
42 第一熱処理炉
43 ダクト装置
44 第二熱処理炉
45 ダクト
46 熱風炉
48 空気−熱風熱交換器
49 ガス燃焼炉
50 バグフィルタ
51 排ガス分析設備
52 水冷コンベア
53 ウォータージャケット
54 冷却処理土ホッパ
55 水洗い装置
56 冷却処理土用樋
58,59 スタンド
65 こし網付きネットコンベア
68 洗浄シャワー装置
69 排水用樋
70 洗浄処理土用のベルトコンベア
71 洗浄処理土ホッパ
100 浚渫土
101 解こう機内に加える水
102 泥水
103 礫・砂
104 スラリー
105 PAC
106 消石灰
107 脱水ケーキ
107’破砕ケーキ
108 濾水
110 酸化・中和剤
111 凝集材
112 スラッジ
113 放流水
114 脱塩素添加剤
115 混合ケーキ
116 熱風
117 混合ケーキの乾燥処理土
118 排気
119 水蒸気ガス
120 熱ガス
122 浄化土
123 分解ガス
124 冷却処理土
125 盛土用有用土
126 洗浄水
127 洗浄処理土
128 農業用有用土

Claims (8)

  1. 港湾や湖,河川の底泥を採取して得た浚渫土(100)に水(101)を加えて攪拌し、礫やごみを破砕するとともに、均質な泥水(102)を作り、
    この泥水(102)を礫・砂(103)と、ごみと、スラリー(104)とに分別し、
    礫・砂(103)を洗浄し、洗浄水をスラリーとして処理し、
    礫・砂(103)を取り除いたスラリー(104)に、凝集材とPH調整剤を添加して、これらを攪拌し、
    前記凝集材とPH調整剤を混合したスラリー(104)を高圧フィルタープレス(16)に、高圧で打ち込み、
    この高圧フィルタープレス(16)でスラリー(104)を脱水して脱水ケーキ(107)を作り、
    この高圧フィルタープレス(16)から排出される濾水(108)を中和し、スラッジ(112)を凝集して捕集し、
    前記脱水ケーキ(107)を破砕するとともに、破砕ケーキ(107’)に脱塩素添加剤(114)を攪拌・混合して混合ケーキ(115)を作り、
    前記混合ケーキ(115)を攪拌しつつ移動させ、その間に間接加熱により混合ケーキ(115)を加熱して、乾燥・浄化処理を行い、
    混合ケーキ(115)が含有するダイオキシンなどの有機塩素化合物を分解するとともに、分解析出した塩素成分と添加混合した脱塩素添加剤(114)とを接触化学反応させて、無害な塩化物に置換生成することで、混合ケーキ(115)が含有するダイオキシンなどの有機塩素化合物を除去して浄化土(122)を作り、
    前記混合ケーキ(115)の加熱処理時に分解析出する水蒸気ガス(119)、分解ガス(123)を高温で燃焼させ、かつ粉塵を捕集し、排ガスを浄化処理して大気中に排出する
    ことを特徴とする浚渫土の処理方法。
  2. 前記浄化土(122)を洗浄水(126)で水洗いし、浄化土(122)に含まれる塩分を取り除くことを特徴とする請求項1記載の浚渫土の処理方法。
  3. 浚渫土(100)を受け入れ、この浚渫土(100)と加えられた水(101)とを攪拌しつつ移動させ、礫やごみなどを破砕するとともに均質な泥水(102)を作る解こう機(5)と、
    前記泥水(102)を礫・砂(103)と、ごみ類と、スラリー(104)とに分別する土砂分離機(7)と、
    分別された礫・砂(103)を洗浄する礫砂洗浄器(8)と、
    礫・砂(103)を取り除いたスラリー(104)と、これに加えられた凝集材とPH調整剤とを攪拌するスラリー槽(13)と、
    前記凝集材とPH調整剤を混合したスラリー(104)を高圧で打ち込む高圧打ち込みポンプ(15)と、打ち込まれたスラリー(104)を脱水し、脱水ケーキ(107)と濾水(108)を作る高圧フィルタープレス(16)と、
    前記高圧フィルタープレス(16)から排出された濾水(108)を中和し、スラッジ(112)を凝集して捕集し、浄水に処理する排水浄化設備と、
    前記脱水ケーキ(107)を破砕し、破砕ケーキ(107’)を作る解砕機(29)と、
    前記破砕ケーキ(107’)と、加えられた脱塩素添加剤(114)とを攪拌・混合し、混合ケーキ(115)を作る混合機(36)と、
    前記混合ケーキ(115)を受け入れ、攪拌しつつ移動させ、その間に加熱して、乾燥・浄化処理する第一および第二熱処理炉(42),(44)と、
    前記混合ケーキ(115)の乾燥・浄化時に出る乾留ガスを高温で燃焼させ、かつ粉塵を捕集し、排ガスを浄化する排ガス浄化装置とを備えて構成した、
    ことを特徴とする浚渫土の処理装置。
  4. 前記浄化土(122)を受け取り、洗浄水(126)で水洗いし、浄化土(122)に含まれている塩分を取り除く水洗い装置(55)を備えた、
    ことを特徴とする請求項3記載の浚渫土の処理装置。
  5. 前記脱水ケーキの解砕機(29)を、2軸を有し、羽根を歯車のように噛み合わせ、羽根を互いに逆方向に回転でき、かつ羽根の間隔,長さ,軸間距離,回転速度を変更可能に構成した、
    ことを特徴とする請求項3記載の浚渫土の処理装置。
  6. 前記破砕ケーキと脱塩素添加剤との混合機(36)を、2軸を有し、羽根の間隔や角度,回転速度を変更可能に構成した、
    ことを特徴とする請求項3記載の浚渫土の処理装置。
  7. 前記水洗い装置(55)を、諸部材を支持するスタンド(58),(59)と、ネットコンベア用の回転駆動系と、エンドレスの金網(67)で形成されかつ前記回転駆動系に駆動連結されたこし網付きネットコンベア(65)と、こし網付きネットコンベア(65)上に載置された被処理土に洗浄水(126)を散布する洗浄シャワー装置(68)と、被処理土洗浄後の排水を受け止める排水用樋(69)とを備えて構成した、
    ことを特徴とする請求項4記載の浚渫土の処理装置。
  8. 浚渫土(100)を受け入れ、この浚渫土(100)と加えられた水(101)とを攪拌しつつ移動させ、礫やごみなどを破砕するとともに均質な泥水(102)を作る解こう機(5)と、
    前記泥水(102)を礫・砂(103)と、ごみ類と、スラリー(104)とに分別する土砂分離機(7)と、
    分別された礫・砂(103)を洗浄する礫砂洗浄器(8)と、
    礫・砂(103)を取り除いたスラリー(104)と、これに加えられた凝集材とPH調整剤とを攪拌するスラリー槽(13)と、
    前記凝集材とPH調整剤を混合したスラリー(104)を高圧で打ち込む高圧打ち込みポンプ(15)と、打ち込まれたスラリー(104)を脱水し、脱水ケーキ(107)と濾水(108)を作る高圧フィルタープレス(16)と、
    前記高圧フィルタープレス(16)から排出された濾水(108)を中和し、スラッジ(112)を凝集して捕集し、浄水に処理する排水浄化設備と、
    前記脱水ケーキ(107)を破砕し、破砕ケーキ(107’)を作るとともに、加えられた脱塩素添加剤(114)とを攪拌・混合し、混合ケーキ(115)を作る解砕混合機(29’)と、
    前記混合ケーキ(115)を受け入れ、攪拌しつつ移動させ、その間に加熱して、乾燥・浄化処理する第一および第二熱処理炉(42),(44)と、
    前記混合ケーキ(115)の乾燥・浄化時に出る乾留ガスを高温で燃焼させ、かつ粉塵を捕集し、排ガスを浄化する排ガス浄化装置とを備えて構成した、ことを特徴とする浚渫土の処理装置。
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