JP3801745B2 - 自動車用バンパー - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ライセンスランプのハーネスを保護可能にした自動車用バンパーに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、図５及び図６で示すように、板金のバンパー本体１の表面に樹脂カバー２が施され、バルブ４とこれを覆うカバー１１によって構成されているライセンスランプ３が取り付けられ、このライセンスランプ３によってライセンスプレート７を照明する自動車用バンパーにおいて、前記ライセンスランプ３のバルブ４に接続されているハーネス９はバンパー本体１の外部に配線されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来構造ではライセンスランプ３のバルブ４を配置するための穴を樹脂カバー２に設けると共に、ハーネス９はバンパー本体１の外部に配線されているため、板金のバンパー本体１にも穴１０を開設する必要がある。樹脂カバー２の穴は成形時に容易設けることができるが、プレス成形する板金のバンパー本体１では穴１０を開設するためにはプレス方向からは抜くことができないため、プレス方向の移動を穴１０の抜き方向に変更するカムと、このカムによって作動する抜き刃とを備えた特殊なプレス型を必要とし、高価な型費と多くの工程数を要していた。
【０００４】
また、ハーネス９の配線はバンパー本体１の裏側の外部から行うため手探りでハーネス９を取り出すため作業が容易ではなく、さらには、走行中に飛石や泥が付着してハーネス９を損傷や汚損するおそれがあった。
【０００５】
本発明の目的は、ライセンスランプのハーネスを保護すると共に配線作業性を単純化した自動車用バンパーを提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明の構成は、プレス成形加工による板金のバンパー本体の表面に樹脂カバーが施され、ライセンスランプが取り付けられている自動車用バンパーにおいて、前記ライセンスランプは前記樹脂カバーのみに取り付けられており、前記プレス成形加工時に前記ライセンスランプ取付部位のバンパー本体に凹溝を形成して前記樹脂カバーとの間に隙間を設け、この隙間に前記ライセンスランプに接続されているハーネスを挿通配線したことを特徴とするものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図１乃至図３において、１は板金のバンパー本体である。このバンパー本体１の表面には樹脂カバー２が施され、ライセンスプレート７を照明するバルブ４とこれを覆うカバー１１によって構成されているライセンスランプ３が取り付けられている。
【０００８】
前記ライセンスランプ３の取付部位のバンパー本体１には凹溝５が形成されており、この凹溝５によって前記樹脂カバー２との間に隙間８を形成し、この隙間８に前記ライセンスランプ３のバルブ４に接続されているハーネス９を挿通配線したものである。
【０００９】
本発明は上記の通りの構造であるから、図４で示すようにライセンスランプ３を樹脂カバー２の所定位置に取り付け、バルブ４に接続されているハーネス９は隙間８を挿通して配線しライセンスプレート７の部位のバンパー本体１に開けられている軽量穴６から外部に取り出す。
【００１０】
従って、ハーネス９はバンパー本体１と樹脂カバー２との間に隙間８を形成しているバンパー本体１の凹溝５に誘導されて容易に軽量穴６から外部に取り出すことができ、配線作業性を単純化している。
【００１１】
また、ハーネス９はバンパー本体１と樹脂カバー２との間に隙間８を挿通して配線されているため、バンパー本体１で外部と隔絶されており、走行中に飛石や泥が付着してハーネス９を損傷や汚損することがなく保護されている。
【００１２】
さらに、ライセンスランプ３のバルブ４は樹脂カバー２にのみに取り付けるため、バンパー本体１にバルブ４を挿通する穴を開設する必要がなくなり、バンパー本体１の凹溝５は単純な形状のプレス型によりバンパー本体１のプレス加工で同時成形することができるため、特殊なプレス型を不要とし、プレス工程数の削減が可能でコストの低減が図られる。
【００１３】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によると、ライセンスランプのハーネスを保護すると共に配線作業性を単純化し、板金のバンパー本体をプレス加工するプレス型は高価な特殊なものを用いることなく低コストで製造することができる利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のバンパーの要部を示す斜視図
【図２】図１のＡ−Ａ線拡大断面図
【図３】図１のＢ−Ｂ線拡大断面図
【図４】本発明におけるライセンスランプのバルブ取付部位の断面図
【図５】従来構造の図１のＡ−Ａ線断面図
【図６】従来構造の図１のＢ−Ｂ線断面図
【符号の説明】
１ バンパー本体
２ 樹脂カバー
３ ライセンスランプ
４ バルブ
５ 凹溝
６ 軽量穴
７ ライセンスプレート
８ 隙間
９ ハーネス
１１ カバー
【発明の属する技術分野】
本発明は、ライセンスランプのハーネスを保護可能にした自動車用バンパーに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、図５及び図６で示すように、板金のバンパー本体１の表面に樹脂カバー２が施され、バルブ４とこれを覆うカバー１１によって構成されているライセンスランプ３が取り付けられ、このライセンスランプ３によってライセンスプレート７を照明する自動車用バンパーにおいて、前記ライセンスランプ３のバルブ４に接続されているハーネス９はバンパー本体１の外部に配線されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来構造ではライセンスランプ３のバルブ４を配置するための穴を樹脂カバー２に設けると共に、ハーネス９はバンパー本体１の外部に配線されているため、板金のバンパー本体１にも穴１０を開設する必要がある。樹脂カバー２の穴は成形時に容易設けることができるが、プレス成形する板金のバンパー本体１では穴１０を開設するためにはプレス方向からは抜くことができないため、プレス方向の移動を穴１０の抜き方向に変更するカムと、このカムによって作動する抜き刃とを備えた特殊なプレス型を必要とし、高価な型費と多くの工程数を要していた。
【０００４】
また、ハーネス９の配線はバンパー本体１の裏側の外部から行うため手探りでハーネス９を取り出すため作業が容易ではなく、さらには、走行中に飛石や泥が付着してハーネス９を損傷や汚損するおそれがあった。
【０００５】
本発明の目的は、ライセンスランプのハーネスを保護すると共に配線作業性を単純化した自動車用バンパーを提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明の構成は、プレス成形加工による板金のバンパー本体の表面に樹脂カバーが施され、ライセンスランプが取り付けられている自動車用バンパーにおいて、前記ライセンスランプは前記樹脂カバーのみに取り付けられており、前記プレス成形加工時に前記ライセンスランプ取付部位のバンパー本体に凹溝を形成して前記樹脂カバーとの間に隙間を設け、この隙間に前記ライセンスランプに接続されているハーネスを挿通配線したことを特徴とするものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図１乃至図３において、１は板金のバンパー本体である。このバンパー本体１の表面には樹脂カバー２が施され、ライセンスプレート７を照明するバルブ４とこれを覆うカバー１１によって構成されているライセンスランプ３が取り付けられている。
【０００８】
前記ライセンスランプ３の取付部位のバンパー本体１には凹溝５が形成されており、この凹溝５によって前記樹脂カバー２との間に隙間８を形成し、この隙間８に前記ライセンスランプ３のバルブ４に接続されているハーネス９を挿通配線したものである。
【０００９】
本発明は上記の通りの構造であるから、図４で示すようにライセンスランプ３を樹脂カバー２の所定位置に取り付け、バルブ４に接続されているハーネス９は隙間８を挿通して配線しライセンスプレート７の部位のバンパー本体１に開けられている軽量穴６から外部に取り出す。
【００１０】
従って、ハーネス９はバンパー本体１と樹脂カバー２との間に隙間８を形成しているバンパー本体１の凹溝５に誘導されて容易に軽量穴６から外部に取り出すことができ、配線作業性を単純化している。
【００１１】
また、ハーネス９はバンパー本体１と樹脂カバー２との間に隙間８を挿通して配線されているため、バンパー本体１で外部と隔絶されており、走行中に飛石や泥が付着してハーネス９を損傷や汚損することがなく保護されている。
【００１２】
さらに、ライセンスランプ３のバルブ４は樹脂カバー２にのみに取り付けるため、バンパー本体１にバルブ４を挿通する穴を開設する必要がなくなり、バンパー本体１の凹溝５は単純な形状のプレス型によりバンパー本体１のプレス加工で同時成形することができるため、特殊なプレス型を不要とし、プレス工程数の削減が可能でコストの低減が図られる。
【００１３】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によると、ライセンスランプのハーネスを保護すると共に配線作業性を単純化し、板金のバンパー本体をプレス加工するプレス型は高価な特殊なものを用いることなく低コストで製造することができる利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のバンパーの要部を示す斜視図
【図２】図１のＡ−Ａ線拡大断面図
【図３】図１のＢ−Ｂ線拡大断面図
【図４】本発明におけるライセンスランプのバルブ取付部位の断面図
【図５】従来構造の図１のＡ−Ａ線断面図
【図６】従来構造の図１のＢ−Ｂ線断面図
【符号の説明】
１ バンパー本体
２ 樹脂カバー
３ ライセンスランプ
４ バルブ
５ 凹溝
６ 軽量穴
７ ライセンスプレート
８ 隙間
９ ハーネス
１１ カバー
Claims (1)
- プレス成形加工による板金のバンパー本体の表面に樹脂カバーが施され、ライセンスランプが取り付けられている自動車用バンパーにおいて、前記ライセンスランプは前記樹脂カバーのみに取り付けられており、前記プレス成形加工時に前記ライセンスランプ取付部位のバンパー本体に凹溝を形成して前記樹脂カバーとの間に隙間を設け、この隙間に前記ライセンスランプに接続されているハーネスを挿通配線したことを特徴とする自動車用バンパー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25406297A JP3801745B2 (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | 自動車用バンパー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25406297A JP3801745B2 (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | 自動車用バンパー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1178736A JPH1178736A (ja) | 1999-03-23 |
| JP3801745B2 true JP3801745B2 (ja) | 2006-07-26 |
Family
ID=17259702
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25406297A Expired - Fee Related JP3801745B2 (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | 自動車用バンパー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3801745B2 (ja) |
-
1997
- 1997-09-04 JP JP25406297A patent/JP3801745B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1178736A (ja) | 1999-03-23 |
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Legal Events
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