JP3801480B2 - 同軸コネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報端末機器または携帯電話機等に情報端末機器に搭載されて、その入出力部等に用いられるスイッチ付の同軸コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のスイッチ付の同軸コネクタとして、特開平11−154569号公報に開示された技術がある。この同軸コネクタのレセプタクル70は、図11に示すように絶縁ハウジング71を有しており、この絶縁ハウジング71には嵌合凸部72が形成してある。そして、この嵌合凸部72の中心部にはターミナル装着孔部73が設けてあり、このターミナル装着孔部73には、接続端子74と、接触部75aを有する切換端子75とが装着してあり、接続端子74のブレーク接点部74aが切換端子75に接触している。また、絶縁ハウジング71には外部導体(シェル)76が装着してあり、この外部導体76のアース接触部77が嵌合凸部72を覆っている。
【0003】
このように構成されたレセプタクル70はプリント基板(図示せず)に実装されていて、接続端子74と切換端子75と外部導体76とは、それぞれのリード部74b、75b、76bでプリント基板の導電パターン(図示せず)にハンダ付けされている。
【0004】
また、同軸コネクタのレセプタクル70に接続されるプラグ80は、絶縁ハウジング81を有しており、この絶縁ハウジング81の中心部には、コンタクト部83aを有する内部導体83が設けてあり、また、絶縁ハウジング81には内部導体83を囲むようにして外部導体84の筒状アース接触部84aが設けてあって、この筒状アース接触部84aの内部が嵌合凹部82になされている。
【0005】
そして、プラグ80の嵌合凹部82にレセプタクル70の嵌合凸部72が挿入されるようにしてプラグ80を差し込むと、内部導体83のコンタクト部83aが切換端子75の接触部75aに接触し、プラグ80の内部導体83と切換端子75とが導通する。このとき、プラグ80の外部導体84の筒状アース接触部84aは、外部導体76のアース接触部77に接触して互いに導通する。そして、プラグ80の筒状アース接触部84aがレセプタクル70のアース接触部77に嵌合し接触することでレセプタクル70に対するプラグ80の接続が行われる。
【0006】
一方、切換端子75は、内部導体83のコンタクト部83aが切換端子75の接触部75aに接触することによって撓み、接続端子74のブレーク接点部74aとの接触が絶たれる。
【0007】
また、プラグ80を抜き去ると、切換端子75は、自らの弾性によって自由状態に復帰し、再びブレーク接点部74aに弾性接触する。
【0008】
したがって、この同軸コネクタによれば、プラグ80の挿入によって、切換端子75の接続は接続端子74からプラグ80に切り替わり、プラグ80を抜き去ることによって、再び接続端子74に切り替わる。
【0009】
また、従来の同軸コネクタとしては特開平11−307158号公報に開示された技術がある。この同軸コネクタのレセプタクル90は、図12に示すように絶縁ハウジング91を有しており、この絶縁ハウジング91の中心部には内部導体92が装着してあり、また、絶縁ハウジング91には、内部導体92を囲むようにして外部導体93のアース接触部93aが設けてあって、この外部導体93の内部が嵌合凹部94になされている。
【0010】
このように構成されたレセプタクル90はプリント基板(図示せず)に実装されていて、内部導体92と外部導体93とは、それぞれのリード部92b、93bでプリント基板の導電パターン(図示せず)にハンダ付けされている。
【0011】
また、同軸コネクタのレセプタクル90に接続されるプラグ95は絶縁ハウジング96を有しており、この絶縁ハウジング96には嵌合凸部97が形成してある。そして、この嵌合凸部97の中心部には内部導体98が装着してあり、また、絶縁ハウジング96には外部導体99が装着してあり、この外部導体99は複数の接触片99aを有している。
【0012】
そして、プラグ95の嵌合凸部97がレセプタクル90の嵌合凹部94に挿入されるようにしてプラグ95を差し込むと、内部導体98が内部導体92に接触導通する。このとき、プラグ95の外部導体99の複数の接触片99aは、外部導体93のアース接触部93aに接触して互いに導通し、レセプタクル90に対するプラグ95のロックが行われる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上記した前者の従来の同軸コネクタにあっては、プラグ80の外部導体84の筒状アース接触部84aがレセプタクル70の外部導体76のアース接触部77に嵌合し接触することで、レセプタクル70に対するプラグ80の接続が行われるのであるが、筒状アース接触部84aの板厚は薄く、この筒状アース接触部84aは強度的に弱いために、ロック力が弱く、プラグ80に外部からの力がよく加わる所ではプラグ80がレセプタクル70から抜けるという問題点があったし、また、ロックの際のクリック感がなく、ロックされたことが感触として判らないという問題点があった。
【0014】
また、プラグ80とレセプタクル70との結合時、プラグ80の外部導体84とレセプタクル70の外部導体76が直接接触しながらプラグ80をレセプタクル70側に誘い込むために、外部導体84、76に無理な力が加わり、外部導体84、76同士が破損するという問題点があった。
【0015】
また、上記した後者の従来の同軸コネクタにあっては、プラグ95の外部導体99の複数の接触片99aがレセプタクル90の外部導体93のアース接触部93aに嵌合し接触することで、レセプタクル90に対するプラグ95のロックが行われるのであるが、接触片99aの板厚は薄く、この接触片99aは強度的に弱いために、ロック力が弱く、プラグ95に外部からの力がよく加わる所ではプラグ95がレセプタクル90から抜けるという問題点があったし、また、ロックの際のクリック感が少なく、ロックされたことが感触として判らないという問題点があった。
【0016】
また、プラグ95とレセプタクル90との結合時、プラグ95の外部導体99とレセプタクル90の外部導体93が直接接触しながらプラグ95をレセプタクル90側に誘い込むために、コジリや無理な挿抜により外部導体99、93に無理な力が加わり、外部導体99、93同士が破損するという問題点があった。
【0017】
本発明は上記の問題点に着目して成されたものであり、その目的とするところは、一方及び他方のコネクタ(レセプタクルとプラグ)の結合(ロック)が確実に行われ、他方のコネクタ(プラグ)に外部からの力がよく加わる所でも他方のコネクタ(プラグ)が一方のコネクタ(レセプタクル)から抜けるということがなくなるし、クリック感が生じるようになってロックされたことが感触として判るようになるばかりか、互いに接触する外部導体同士の破損を防止することができる同軸コネクタを提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係る同軸コネクタは、それぞれが有する内部導体同士及び外部導体同士を導通させて互いに結合する一方のコネクタと他方のコネクタとを備え、前記一方のコネクタは、一方の係止部があるロック片部からなる一方のロック部材を有しており、前記他方のコネクタは、その外周部に他方の係止部を形成した他方のロック部材を有しており、前記一方及び他方のコネクタの結合時に、前記一方及び他方の係止部を互いに係脱可能に係合させて前記一方及び他方のロック部材を互いに結合するようにした同軸コネクタにおいて、前記一方のコネクタには、その絶縁ハウジングに内部ハウジングとこの内部ハウジングを囲むようにした相手コネクタ嵌合凹部とが設けてあり、前記内部ハウジングの中心側に一方のコネクタ側内部導体を装着すると共に、前記内部ハウジングの外周側に一方のコネクタ側外部導体を装着してこの一方のコネクタ側外部導体を前記相手コネクタ嵌合凹部内に位置させ、前記相手コネクタ嵌合凹部に、前記ロック片部を突出させるようにして前記一方のロック部材を装着し、前記一方のコネクタ側外部導体の先端部と前記相手コネクタ嵌合凹部の先端部の内周面とで相手コネクタ用ガイド部を形成して構成してあり、前記他方のコネクタには、その絶縁ハウジングに、前記一方のコネクタ側内部導体に接触する他方のコネクタ側内部導体と、前記一方のコネクタ側外部導体に接触する他方のコネクタ側外部導体と、前記相手コネクタ嵌合凹部に嵌合して前記一方のロック部材に結合する前記他方のロック部材とが設けてあり、前記他方のロック部材の内方に前記他方のコネクタ側外部導体を位置させて構成してあり、更に、前記ロック部材が逆U字状の部材本体を有しており、該部材本体の両側部位には、片状部及び係止部を有するロック片部と圧入部及び基板係止部を有する固定部とが形成されると共に、前記絶縁ハウジングには、その背面部から正面部に向かう溝部及び圧入用凹部が形成されており、前記ロック片部を前記絶縁ハウジングの溝部に挿入し、前記ロック片部の係止部を前記相手コネクタ嵌合部内に突出させて構成したものである。
【0019】
かかる構成により、一方及び他方のコネクタの結合時に、外部導体同士のみならず、ロック片部の係止部を他方のロック部材の係止部に係脱可能に係合させて一方及び他方のロック部材が互いに結合するようになるために、一方及び他方のコネクタの結合(ロック)が確実に行われ、他方のコネクタに外部からの力がよく加わる所でも他方のコネクタが一方のコネクタから抜けるということがなくなる。
【0020】
また、ロック片部の係止部が他方のロック部材の係止部に係止される際にクリック感が生じるようになって、ロックされたことが感触として判るようになる。
【0021】
しかも、一方のロック部材に他方のロック部材が接触して他方のコネクタ側外部導体と一方のコネクタ側外部導体が接触するために、一方及び他方のコネクタ側外部導体に無理な力が加わることがなく、これらの外部導体同士が破損することが防止できる。
【0022】
ここで、一方のコネクタとは、例えばレセプタクルであり、他方のコネクタとは、例えばプラグである。
【0026】
かかる構成により、他方のコネクタの他方のロック部材を一方のコネクタの相手コネクタ用ガイド部を介して相手コネクタ嵌合凹部に挿入して、この他方のロック部材の外周部に、一方のロック部材のロック片部のロック部を接すると共に、他方のコネクタ側外部導体を一方のコネクタ側外部導体に接し、他方のコネクタを推し進めることで、他方のコネクタ側内部導体を一方のコネクタ側内部導体に接触させ、さらに、他方のコネクタを推し進めることで、一方のコネクタのロック片部の係止部を他方のロック部材の係止部(係止凹部)に係止して一方及び他方のコネクタを結合することができる。
【0027】
このように、他方のコネクタの他方のロック部材を一方のコネクタの相手コネクタ用ガイド部を介して相手コネクタ嵌合凹部に挿入するようになるために、一方及び他方のコネクタ側外部導体に無理な力が加わることがなくこれらの外部導体同士が破損することが防止できる。
【0028】
また、本発明に係る同軸コネクタは、上記した本発明に係る同軸コネクタにおいて、一方のコネクタ側内部導体が、接点部を有する切換端子と、接点部が接する接続端子とで構成してあり、一方及び他方のコネクタの結合時に、切換端子の接続が、接続端子から他方のコネクタの他方のコネクタ側内部導体に切り替わり、結合の解除時に、再び接続端子に切り替わるスイッチを有するものである。
【0029】
かかる構成により、同軸コネクタが内部にスイッチを備えたものになり、この同軸コネクタを、情報端末機器または携帯電話機等に搭載されて、その入出力部等に用いることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して詳述する。
【0031】
図1は本発明に係る同軸コネクタの分解状態の斜視図、図2は同同軸コネクタにおけるレセプタクルの正面図、図3は同レセプタクルの背面図、図4は図2のX−X線に沿う断面図、図5は図2のY−Y線に沿う断面図、図6は図3のZ−Z線に沿う断面図である。
【0032】
本発明に係る同軸コネクタは一方のコネクタであるレセプタクルAと他方のコネクタであるプラグBとで構成してある。そして、レセプタクルAは、図1に示すように絶縁ハウジング1と、一方のコネクタ側内部導体である内部導体2と、一方のコネクタ側外部導体である外部導体3と一方のロック部材であるロック部材4とで構成してある。
【0033】
絶縁ハウジング1には、図4乃至図8に示すように内部ハウジング5が一体に形成され、この内部ハウジング5を囲むようにした相手コネクタ嵌合凹部6が設けてあり、内部ハウジング5の中心側には内部導体装着部7が形成してある。また、絶縁ハウジング1には、内部導体装着部7を囲むようにして外部導体装着部8が形成してあり、また、絶縁ハウジング1には外部導体装着部8の後部を囲むようにしてロック部材装着部9が形成してある。
【0034】
ロック部材装着部9は、図5乃至図8に示すように、絶縁ハウジング1の背面部1bから正面部1a側に向かって形成してあり、このロック部材装着部9は左、右の側面部9a、9bと天井部9cとを備えており、左、右の側面部9a、9bには、絶縁ハウジング1の背面部1bから正面部1aに向かう溝部9Aが形成してあり、また、絶縁ハウジング1の背面部1bの左右には圧入用凹部9Bが形成してある。また、絶縁ハウジング1には、その基板側面部10に位置させて係止突起部11が設けてある。
【0035】
内部導体2は、接点部20Aを有する切換端子20と、接点部20Aが接触する接続端子21とで構成してあり、この切換端子20は弾性撓み変形が可能なばね性を有している。また、切換端子20及び接続端子21はそれぞれにリード部20a、21aを有している。そして、切換端子20と、これの接点部20Aが接触する接続端子21とでスイッチSを構成している。
【0036】
外部導体3は円筒形状の接触部3Aを有しており、また、その後端部にリード部30aを有している。
【0037】
ロック部材4は、図9に示すように逆U字形状の部材本体4Aを有しており、この部材本体4Aの両側の部位には、それぞれにロック片部40と固定部41とが形成してある。これらのロック片部40は片状部40Aの端部に係止部(一方の係止部)40Bを形成して構成してある。ロック片部40は、片持ち梁状であればよく、係止部40Bは端部でなくてロック片部40の中間にあってもよい。また、固定部41は圧入部42と係止突起部43とを有している。また、ロック部材4は、強固なロックを得るために、固い金属材(例えば、ステンレス)からなる板材を折り曲げ成形するのが好ましい。
【0038】
そして、絶縁ハウジング1の内部導体装着部5には切換端子20及び接続端子21が装着してあり、この切換端子20及び接続端子21のそれぞれのリード部20a、21aがハウジング1の背面部1bから外に突出している。また、絶縁ハウジング1の外部導体装着部8には外部導体3が装着してあり、この外部導体3の接触部3Aは内部ハウジング5を覆っており、また、外部導体3のリード部30aが絶縁ハウジング1の背面部1bから外に突出している。
【0039】
また、図5に示すように外部導体3の先端部3aは内側に湾曲していて、外部導体装着部8の先端部に沿わせてあり、この外部導体3の先端部3aと相手コネクタ嵌合凹部6の先端部の内周面6aとで相手コネクタ用ガイド部44が形成してある。
【0040】
また、絶縁ハウジング1のロック部材装着部9にはロック部材4が装着してある。この場合、一対のロック片部40は溝部9Aに挿入してあって、これらのロック片部40の係止部40Bは相手コネクタ嵌合凹部6内に突出していて、外部導体3の接触部3Aの周面部に対向している。また、ロック部材4の固定部41の圧入部42は圧入用凹部9Bに圧入されており、固定部41の基板係止部である係止突起部43はハウジング1の基板側面部10より外方に突出している。
【0041】
上記のように構成されたレセプタクルAは、図1に示すようにプリント基板65に実装されている。すなわち、レセプタクルAは、その基板側面部10に設けた係止突起部11をプリント基板65の係止孔部(図示せず)に挿入係止すると共に、係止突起部43をプリント基板70の係止孔部(図示せず)に挿入係止してあり、切換端子20及び接続端子21のそれぞれのリード部20a、21a及び外部導体3のリード部30aがそれぞれプリント基板65の導電パターン(図示せず)に半田付けされている。また、レセプタクルAの絶縁ハウジング1の正面部1aは、機器のパネル66に設けた開口部66Aに表出している。
【0042】
図1及び図10に示すようにプラグBはケース50を有しており、このケース50には絶縁ハウジング51が形成してあり、この絶縁ハウジング51には内部導体装着部52が形成しててある。そして、ケース50には、絶縁ハウジング51を囲むようにして外部導体装着部53が、また、外部導体装着部53を囲むようにしてロック部材装着部54がそれぞれ形成してある。
【0043】
そして、内部導体装着部52には他方のコネクタ側内部導体である内部導体55が、外部導体装着部53には他方のコネクタ側外部導体である外部導体56が、更にはロック部材装着部54には他方のロック部材であるロック部材57がそれぞれ装着してある。そして、このロック部材57内に相手コネクタ嵌合凹部58が形成してある。
【0044】
すなわち、ロック部材57は導電性を有する筒状体であり、その基部が取付部57Aにしてあり、また、ロック部材57の内周部にはリング状の係合凹部57Bが形成してある。また、先側に位置させてリング状の凹部57Dが形成してある。また、ロック部材57の外周部には他方の係止部である係止凹部57Cが形成してある。この係止凹部57Cは、図1に示すようにロック部材57の外周部に形成された環状溝部で構成されている。そして、ロック部材57は、その取付部57Aをロック部材装着部54に装着してケース50に取り付けてある。
【0045】
また、内部導体55は先部がピン状のコンタクト部55Aを有しており、この内部導体55は、その基部で内部導体装着部53に装着してあり、コンタクト部55Aは内部導体装着部53より外方に突出していて相手コネクタ嵌合凹部58の中心部に位置している。
【0046】
また、外部導体56は円筒状の導体本体56Aを有しており、この導体本体56Aの基部には切り起こし片からなる係止部59が設けてある。また、導体本体56Aには弾性腕が形成されていて、その先側には接点部60が形成してある。外部導体56は、安定した接続が得られるように、導電性が良く、弾性を有する金属材(例えば、リン青銅)を用いるのが好ましい。また、外部導体56の厚みは薄くされている。また、ロック部材57は、強固なロックを得るために、固い金属材(例えば、ステンレス)からなる棒材を切削により成形するのが好ましい。
【0047】
そして、外部導体56が外部導体装着部53に装着された状態では、この外部導体56の外周面はロック部材57の内周面に当接しており、外部導体56の係止部59がロック部材57の係止凹部57Bに係止している。
【0048】
そして、ケース50内で内部導体55は同軸ケーブル62の内部導体(図示せず)に、外部導体56は同軸ケーブル62の外部導体(図示せず)にそれぞれ接続してある。
【0049】
次に、上記のように構成されたレセプタクルAとプラグBとの結合を、図10の(1)〜(4)を参照して説明する。
【0050】
図10の(1)は機器のパネル66の開口部66Aに表出したレセプタクルAにプラグBが嵌合する前の状態である。
【0051】
図10の(2)に示すように、プラグBのロック部材57を、相手コネクタ用ガイド部44に案内されながらレセプタクルAの相手コネクタ嵌合凹部6に挿入して、このロック部材57の外周部に、ロック部材4のロック片部40Aの係止部40Bを接すると共に、プラグBの外部導体56の接点部60をレセプタクルAの外部導体3の接触部3Aに接する。プラグBの外部導体56の接点部60は、弾性的に撓んでロック部材57に形成されたリング状の凹部57Dに位置する。
【0052】
この状態で、プラグBを推し進めることで、図10の(3)に示すように、プラグBの内部導体55のコンタクト部55AをレセプタクルAの内部導体2の切換端子20に接触させて、内部導体55のコンタクト部55Aで切換端子20を押して、この切換端子20を撓ませて接点部20Aを接続端子21から開離させて、この切換端子20の接点部20Aを接続端子21に接触させることで閉成された回路から、プラグBの内部導体55を切換端子20に接触させることで開成される回路への切替えを行う。
【0053】
この状態で、プラグBを推し進めることで、図10の(4)に示すように、プラグBのロック部材57の係止凹部57Cにロック部材4の係止部40Bを係止させる。
【0054】
上記した本発明の実施の形態によれば、レセプタクルAとプラグBとの結合時に、外部導体3、56同士のみならず、ロック片部40Aの係止部40Bを係止凹部57Cに係脱可能に係合させて、両ロック部材4、57が互いに結合するようになるために、レセプタクルAとプラグBの結合(ロック)が確実に行われ、プラグBに外部からの力がよく加わる所でも、また、プラグBがレセプタクルAに対して回転しても容易にプラグBがレセプタクルAから抜けるということがなくなる。
【0055】
また、レセプタクルA側のロック部材4のロック片部40Aの係止部40BがプラグB側のロック部材57の係止凹部57Cに係止される際にクリック感が生じるようになって、ロックされたことが感触として判るようになる。
【0056】
また、上記した本発明の実施の形態によれば、プラグBのロック部材57をレセプタクルAの相手コネクタ用ガイド部44を介して相手コネクタ嵌合凹部6に挿入するようになるために、外部導体3、56に無理な力が加わることがなくこれらの外部導体3、56同士が破損することが防止できる。
【0057】
また、上記した本発明の実施の形態によれば、レセプタクルA側の内部導体2が、接点部20Aを有する切換端子20と、これの接点部20Aが接触する接続端子21とで構成してあり、レセプタクルAとプラグBとの結合時に、切換端子20の接続が、接続端子21からプラグB側の内部導体55に切り替わり、結合の解除時に、再び接続端子21に切り替わるスイッチSを有するために、同軸コネクタが内部にスイッチSを備えたものになり、この同軸コネクタを、情報端末機器または携帯電話機等に搭載されて、その入出力部等に用いることができる。
【0058】
また、上記した本発明の実施の形態によれば、係止凹部57Cが、プラグBのロック部材57の外周部に形成された環状溝部で構成されているために、レセプタクルAのロック部材4の係止部40Bが係止凹部57Cに係止されたロック状態で、プラグBがレセプタクルAを中心として回転が可能になる。このために、プラグBに外部からの力がよく加わる所でもプラグBが抜けるということがなくなる。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る同軸コネクタによれば、一方及び他方のコネクタの結合時に、外部導体同士のみならず、ロック片部の係止部を他方のロック部材の係止部に係脱可能に係合させて一方及び他方のロック部材が互いに結合するようになるために、一方及び他方のコネクタの結合(ロック)が確実に行われ、他方のコネクタに外部からの力がよく加わる所でも他方のコネクタが一方のコネクタから抜けるということがなくなる。
【0060】
また、弾性ロック片部の係止部が他方のロック部材の係止凹部に係止される際にクリック感が生じるようになって、ロックされたことが感触として判るようになる。
【0061】
しかも、一方のロック部材に他方のロック部材が接触して他方のコネクタ側外部導体と一方のコネクタ側外部導体が接触するために、一方及び他方のコネクタ側外部導体に無理な力が加わることがなく、これらの外部導体同士が破損するとことが防止できる。
【0063】
また、本発明に係る同軸コネクタによれば、他方のコネクタの他方のロック部材を一方のコネクタの相手コネクタ用ガイド部を介して相手コネクタ嵌合凹部に挿入して、この他方のロック部材の外周部に、一方のロック部材のロック片部のロック部を接すると共に、他方のコネクタ側外部導体を一方のコネクタ側外部導体に接し、他方のコネクタを推し進めることで、他方のコネクタ側内部導体を一方のコネクタ側内部導体に接触させ、さらに、他方のコネクタを推し進めることで、一方のコネクタのロック片部の係止部を他方のロック部材の係止部(係止凹部)に係止して一方及び他方のコネクタを結合することができる。
【0064】
このように、相手コネクタ嵌合部を一方のコネクタの相手コネクタ用ガイド部を介して相手コネクタ嵌合凹部に挿入するようになるために、一方及び他方のコネクタ側外部導体に無理な力が加わることがなくこれらの外部導体同士が破損するという問題点が解決できる。
【0065】
また、本発明に係る同軸コネクタによれば、一方のコネクタ側内部導体が、接点部を有する切換端子と、接点部が接する接続端子とで構成してあり、一方及び他方のコネクタの結合時に、切換端子の接続が、接続端子から他方のコネクタの他方のコネクタ側内部導体に切り替わり、結合の解除時に、再び接続端子に切り替わるスイッチを有するために、同軸コネクタが内部にスイッチを備えたものになり、この同軸コネクタを、情報端末機器または携帯電話機等に搭載されて、その入出力部等に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る同軸コネクタの分解状態の斜視図である。
【図2】同同軸コネクタにおけるレセプタクルの正面図である
【図3】同レセプタクルの背面図である。
【図4】図2のX−X線に沿う断面図である。
【図5】図2のY−Y線に沿う断面図である。
【図6】図3のZ−Z線に沿う断面図である。
【図7】レセプタクルの絶縁ハウジングの正面側から見た斜視図である。
【図8】同絶縁ハウジングの背面側から見た斜視図である。
【図9】レセプタクルのロック部材の斜視図である。
【図10】(1)〜(4)はレセプタクルとプラグとの結合動作の説明図である。
【図11】従来の同軸コネクタにおける結合前の状態での縦断面図である。
【図12】従来の他の同軸コネクタにおける結合前の状態での縦断面図である。
【符号の説明】
A レセプタクル(一方のコネクタ)
B プラグ(他方のコネクタ)
S スイッチ
1 絶縁ハウジング
2 内部導体(一方のコネクタ側内部導体)
3 外部導体(一方のコネクタ側外部導体)
4 ロック部材(一方のロック部材)
5 内部ハウジング
6 相手コネクタ嵌合凹部
7 内部導体装着部
8 外部導体装着部
9 ロック部材装着部
20 切換端子
20A 接点部
21 接続端子
40 ロック片部
40B 係止部(一方の係止部)
44 相手コネクタ用ガイド部
50 ケース
51 絶縁ハウジング
52 内部導体装着部
53 外部導体装着部
54 ロック部材装着部
55 内部導体(他方のコネクタ側内部導体)
56 外部導体(他方のコネクタ側外部導体)
57 ロック部材(他方のロック部材)
57C 係止凹部(他方の係止部)
58 相手コネクタ嵌合凹部

Claims (2)

  1. それぞれが有する内部導体同士及び外部導体同士を導通させて互いに結合する一方のコネクタと他方のコネクタとを備え、前記一方のコネクタは、一方の係止部があるロック片部からなる一方のロック部材を有しており、前記他方のコネクタは、その外周部に他方の係止部を形成した他方のロック部材を有しており、前記一方及び他方のコネクタの結合時に、前記一方及び他方の係止部を互いに係脱可能に係合させて前記一方及び他方のロック部材を互いに結合するようにした同軸コネクタにおいて、
    前記一方のコネクタには、その絶縁ハウジングに内部ハウジングとこの内部ハウジングを囲むようにした相手コネクタ嵌合凹部とが設けてあり、前記内部ハウジングの中心側に一方のコネクタ側内部導体を装着すると共に、前記内部ハウジングの外周側に一方のコネクタ側外部導体を装着してこの一方のコネクタ側外部導体を前記相手コネクタ嵌合凹部内に位置させ、前記相手コネクタ嵌合凹部に、前記ロック片部を突出させるようにして前記一方のロック部材を装着し、前記一方のコネクタ側外部導体の先端部と前記相手コネクタ嵌合凹部の先端部の内周面とで相手コネクタ用ガイド部を形成して構成してあり、
    前記他方のコネクタには、その絶縁ハウジングに、前記一方のコネクタ側内部導体に接触する他方のコネクタ側内部導体と、前記一方のコネクタ側外部導体に接触する他方のコネクタ側外部導体と、前記相手コネクタ嵌合凹部に嵌合して前記一方のロック部材に結合する前記他方のロック部材とが設けてあり、前記他方のロック部材の内方に前記他方のコネクタ側外部導体を位置させて構成してあり、
    更に、前記ロック部材が逆U字状の部材本体を有しており、該部材本体の両側部位には、片状部及び係止部を有するロック片部と圧入部及び基板係止部を有する固定部とが形成されると共に、
    前記絶縁ハウジングには、その背面部から正面部に向かう溝部及び圧入用凹部が形成されており、
    前記ロック片部を前記絶縁ハウジングの溝部に挿入し、前記ロック片部の係止部を前記相手コネクタ嵌合部内に突出させて構成したことを特徴とする同軸コネクタ。
  2. 前記一方のコネクタ側内部導体が、接点部を有する切換端子と、前記接点部が接する接続端子とで構成してあり、
    前記一方及び他方のコネクタの結合時に、前記切換端子の接続が、前記接続端子から前記他方のコネクタ側内部導体に切り替わり、前記結合の解除時に、再び前記接続端子に切り替わるスイッチを有することを特徴とする請求項1に記載の同軸コネクタ。
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