JP3800618B2 - エアコンプレッサ - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、空気圧工具駆動用のエアコンプレッサに関するものであり、特に、圧力調節を遠隔操作できるようにしたエアコンプレッサに関するものである。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】
空気圧工具を使用する際は、エアコンプレッサに設けられている空気圧レギュレータにより工具への供給空気圧を適宜調節する必要がある。特に、釘打ち機やステープル打ち機においては、打ち込み対象物の硬度や、釘やステープルの太さ等の条件に応じて空気圧を設定しなければならない。
【０００３】
しかし、空気圧レギュレータを調節するために釘打ち作業現場からエアコンプレッサの設置場所へ戻る手間がかかり、エアコンプレッサを地上に設置して２階以上の現場で作業している場合等は非常に不便である。
【０００４】
そこで、エアコンプレッサの空気圧レギュレータを遠隔操作できるようにして、空気圧調節の手間を簡単にするために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は上記課題を解決することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記目的を達成するために提案するものであり、コンプレッサとエアタンクを備え、エアタンクと空気取り出し口との間に空気圧レギュレータを設けて、出力空気圧を調節できるようにしたエアコンプレッサであって、空気圧レギュレータとして電空比例制御弁を設け、電空比例制御弁並びに電源回路を制御する制御装置を設け、リモートコントローラを介してコンプレッサの起動・停止並びに出力空気圧の調節を遠隔操作できるように構成したエアコンプレッサにおいて、
上記エアコンプレッサはリモートコントロール用ホースにて空気圧で駆動される空気圧工具のエアプラグに接続されてなり、該空気圧工具のエアプラグに接続される該リモートコントロール用ホースのエアソケットを接続した側の端部にリモートコントローラを装着して該リモートコントローラに信号線を接続し、該信号線の他端側エアプラグを装着した側の端部は該リモートコントローラの信号出力プラグを介して上記制御装置に設けたリモートコントローラ接続ジャックに連接して信号線を接続したエアコンプレッサを提供するものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を図に従って詳述する。図１はエアコンプレッサ１を示し、エアコンプレッサ１はエアタンク２上にモータ駆動形コンプレッサ３、電空比例制御弁４、並びに制御装置５を搭載している。
【０００７】
コンプレッサ３が吐出する圧縮空気はエアタンク２に貯留され、エアソケット６にホースを接続すれば、エアタンク内の圧縮空気は電空比例制御弁を通じて、ホースへ供給される。
【０００８】
制御装置５の操作パネルには、電源スイッチ７と空気圧調節ダイヤル８が備えられていて、電源スイッチ７の操作により制御装置５がモータ駆動電源回路を制御してコンプレッサ３の起動・停止の制御を行い、空気圧調節ダイヤル８の操作量に応じて電空比例制御弁４を制御してエアソケット６から取出される二次圧を制御する。
【０００９】
また、制御装置５にはリモートコントローラ接続ジャック９を設けてあり、リモートコントローラ１０の信号出力プラグ１１をジャック９に接続すれば、上述した電源入切と空気圧調節を遠隔操作することができる。
【００１０】
図１中のリモートコントロール用ホース１２は、ホースと電気信号線が一体成形されていて、釘打ち機１３のエアプラグ１４に接続されるエアソケット１５を装着した側の端部にリモートコントローラ１０を装着して信号線を接続し、他端のエアプラグ１６を装着した側の端部から信号線１７を引き出して出力プラグ１１を取り付けている。
【００１１】
釘打ち機１３を使用する際は、エアコンプレッサ１と釘打ち機１３とをリモートコントロール用ホース１２にて接続し、リモートコントローラ１０の出力プラグ１１をエアコンプレッサ１の接続ジャック９へ接続することにより、釘打ち機１３側で電源の入切り並びに空気圧調節が行える。
【００１２】
図２は他の実施形態を示し、エアコンプレッサ１の制御装置５に無線受信機１８を設け、ワイヤレスリモートコントローラ１９とによってワイヤレスリモートコントロールシステムを構成し、無線でエアコンプレッサ１の電源の入切り並びに空気圧調節を行えるようにしている。この場合は信号線は不要であるから一般のホースを使用し、リモートコントローラ１９の装着場所は限定されないから、ホースに装着したり、作業者が携帯してもよい。
【００１３】
尚、この発明は上記の実施形態に限定するものではなく、この発明の技術的範囲内において種々の改変が可能であり、この発明がそれらの改変されたものに及ぶことは当然である。
【００１４】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のエアコンプレッサは、リモートコントロール用ホースにて空気圧で駆動される空気圧工具のエアプラグに接続されてなり、該空気圧工具のエアプラグに接続される該リモートコントロール用ホースのエアソケットを接続した側の端部にリモートコントローラを装着して該リモートコントローラに信号線を接続し、該信号線の他端側エアプラグを装着した側の端部は該リモートコントローラの信号出力プラグを介して上記制御装置に設けたリモートコントローラ接続ジャックに連接して信号線を接続したので、空気圧工具側において電源の入り切り並びに空気圧調節を行うことができる。
斯くして、本発明のエアコンプレッサは、作業者の手元で供給空気圧を調節できるので、従来のエアコンプレッサとは異なり、空気圧の調節のため空気圧工具作業現場からエアコンプレッサの設置場所へ戻る手間と時間が省略されて便利であり、作業能率の向上に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態を示す解説図。
【図２】本発明の他の実施形態を示す解説図。
【符号の説明】
１ エアコンプレッサ
２ エアタンク
３ コンプレッサ
４ 電空比例制御弁
５ 制御装置
１０ リモートコントローラ
１８ 無線受信機
１９ ワイヤレスリモートコントローラ
【発明の属する技術分野】
この発明は、空気圧工具駆動用のエアコンプレッサに関するものであり、特に、圧力調節を遠隔操作できるようにしたエアコンプレッサに関するものである。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】
空気圧工具を使用する際は、エアコンプレッサに設けられている空気圧レギュレータにより工具への供給空気圧を適宜調節する必要がある。特に、釘打ち機やステープル打ち機においては、打ち込み対象物の硬度や、釘やステープルの太さ等の条件に応じて空気圧を設定しなければならない。
【０００３】
しかし、空気圧レギュレータを調節するために釘打ち作業現場からエアコンプレッサの設置場所へ戻る手間がかかり、エアコンプレッサを地上に設置して２階以上の現場で作業している場合等は非常に不便である。
【０００４】
そこで、エアコンプレッサの空気圧レギュレータを遠隔操作できるようにして、空気圧調節の手間を簡単にするために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は上記課題を解決することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記目的を達成するために提案するものであり、コンプレッサとエアタンクを備え、エアタンクと空気取り出し口との間に空気圧レギュレータを設けて、出力空気圧を調節できるようにしたエアコンプレッサであって、空気圧レギュレータとして電空比例制御弁を設け、電空比例制御弁並びに電源回路を制御する制御装置を設け、リモートコントローラを介してコンプレッサの起動・停止並びに出力空気圧の調節を遠隔操作できるように構成したエアコンプレッサにおいて、
上記エアコンプレッサはリモートコントロール用ホースにて空気圧で駆動される空気圧工具のエアプラグに接続されてなり、該空気圧工具のエアプラグに接続される該リモートコントロール用ホースのエアソケットを接続した側の端部にリモートコントローラを装着して該リモートコントローラに信号線を接続し、該信号線の他端側エアプラグを装着した側の端部は該リモートコントローラの信号出力プラグを介して上記制御装置に設けたリモートコントローラ接続ジャックに連接して信号線を接続したエアコンプレッサを提供するものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を図に従って詳述する。図１はエアコンプレッサ１を示し、エアコンプレッサ１はエアタンク２上にモータ駆動形コンプレッサ３、電空比例制御弁４、並びに制御装置５を搭載している。
【０００７】
コンプレッサ３が吐出する圧縮空気はエアタンク２に貯留され、エアソケット６にホースを接続すれば、エアタンク内の圧縮空気は電空比例制御弁を通じて、ホースへ供給される。
【０００８】
制御装置５の操作パネルには、電源スイッチ７と空気圧調節ダイヤル８が備えられていて、電源スイッチ７の操作により制御装置５がモータ駆動電源回路を制御してコンプレッサ３の起動・停止の制御を行い、空気圧調節ダイヤル８の操作量に応じて電空比例制御弁４を制御してエアソケット６から取出される二次圧を制御する。
【０００９】
また、制御装置５にはリモートコントローラ接続ジャック９を設けてあり、リモートコントローラ１０の信号出力プラグ１１をジャック９に接続すれば、上述した電源入切と空気圧調節を遠隔操作することができる。
【００１０】
図１中のリモートコントロール用ホース１２は、ホースと電気信号線が一体成形されていて、釘打ち機１３のエアプラグ１４に接続されるエアソケット１５を装着した側の端部にリモートコントローラ１０を装着して信号線を接続し、他端のエアプラグ１６を装着した側の端部から信号線１７を引き出して出力プラグ１１を取り付けている。
【００１１】
釘打ち機１３を使用する際は、エアコンプレッサ１と釘打ち機１３とをリモートコントロール用ホース１２にて接続し、リモートコントローラ１０の出力プラグ１１をエアコンプレッサ１の接続ジャック９へ接続することにより、釘打ち機１３側で電源の入切り並びに空気圧調節が行える。
【００１２】
図２は他の実施形態を示し、エアコンプレッサ１の制御装置５に無線受信機１８を設け、ワイヤレスリモートコントローラ１９とによってワイヤレスリモートコントロールシステムを構成し、無線でエアコンプレッサ１の電源の入切り並びに空気圧調節を行えるようにしている。この場合は信号線は不要であるから一般のホースを使用し、リモートコントローラ１９の装着場所は限定されないから、ホースに装着したり、作業者が携帯してもよい。
【００１３】
尚、この発明は上記の実施形態に限定するものではなく、この発明の技術的範囲内において種々の改変が可能であり、この発明がそれらの改変されたものに及ぶことは当然である。
【００１４】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のエアコンプレッサは、リモートコントロール用ホースにて空気圧で駆動される空気圧工具のエアプラグに接続されてなり、該空気圧工具のエアプラグに接続される該リモートコントロール用ホースのエアソケットを接続した側の端部にリモートコントローラを装着して該リモートコントローラに信号線を接続し、該信号線の他端側エアプラグを装着した側の端部は該リモートコントローラの信号出力プラグを介して上記制御装置に設けたリモートコントローラ接続ジャックに連接して信号線を接続したので、空気圧工具側において電源の入り切り並びに空気圧調節を行うことができる。
斯くして、本発明のエアコンプレッサは、作業者の手元で供給空気圧を調節できるので、従来のエアコンプレッサとは異なり、空気圧の調節のため空気圧工具作業現場からエアコンプレッサの設置場所へ戻る手間と時間が省略されて便利であり、作業能率の向上に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態を示す解説図。
【図２】本発明の他の実施形態を示す解説図。
【符号の説明】
１ エアコンプレッサ
２ エアタンク
３ コンプレッサ
４ 電空比例制御弁
５ 制御装置
１０ リモートコントローラ
１８ 無線受信機
１９ ワイヤレスリモートコントローラ
Claims (1)
- コンプレッサとエアタンクを備え、エアタンクと空気取り出し口との間に空気圧レギュレータを設けて、出力空気圧を調節できるようにしたエアコンプレッサであって、空気圧レギュレータとして電空比例制御弁を設け、電空比例制御弁並びに電源回路を制御する制御装置を設け、リモートコントローラを介してコンプレッサの起動・停止並びに出力空気圧の調節を遠隔操作できるように構成したエアコンプレッサにおいて、
上記エアコンプレッサはリモートコントロール用ホースにて空気圧で駆動される空気圧工具のエアプラグに接続されてなり、該空気圧工具のエアプラグに接続される該リモートコントロール用ホースのエアソケットを接続した側の端部にリモートコントローラを装着して該リモートコントローラに信号線を接続し、該信号線の他端側エアプラグを装着した側の端部は該リモートコントローラの信号出力プラグを介して上記制御装置に設けたリモートコントローラ接続ジャックに連接して信号線を接続したことを特徴とするエアコンプレッサ。
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|---|---|---|---|
| JP26619899A JP3800618B2 (ja) | 1999-09-20 | 1999-09-20 | エアコンプレッサ |
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|---|---|---|---|
| JP26619899A JP3800618B2 (ja) | 1999-09-20 | 1999-09-20 | エアコンプレッサ |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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-
1999
- 1999-09-20 JP JP26619899A patent/JP3800618B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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