JP3800571B2 - 加圧水型原子力発電所の2次系ライン水処理装置 - Google Patents

加圧水型原子力発電所の2次系ライン水処理装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は加圧水型原子力発電所の2次系内を流れる水を浄化するための水処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
加圧水型原子力発電所では、原子炉から熱を取り出す1次系と、蒸気を発生させてタービンを回す2次系とが蒸気発生器を介して分離されている。蒸気発生器は原子炉1次系の高温、高圧水から熱交換により高圧の蒸気を発生させる熱交換器である。
2次系においては、タービンを駆動して発電を行なった後、蒸気を復水器で冷却し、復水となし、この復水を蒸気発生器に戻している。この2次系には湿分分離機器、給水加熱器等の機器が接続されており、これら機器を含む配管系統の腐食の問題があり、この腐食の発生を防止するため従来から水処理対策が施されてきた。
【0003】
従来の水処理対策は、アンモニア添加によるpH調整、ヒドラジン添加による脱酸素、及び復水脱塩装置による脱塩処理である。復水脱塩装置はカチオン交換体及びアニオン交換体を使用してなるイオン交換式脱塩装置であり、該復水脱塩装置は図4に示すように復水器1の後段に設置され、復水器1からの復水をこの復水脱塩装置2で脱塩処理し、脱塩処理された水は脱気器3、給水加熱器4を通して蒸気発生器5に戻される。図中、6はタービン、7は発電機、8は復水ポンプである。
蒸気発生器5では系内に持ち込まれた塩類等の不純物及び腐食生成物が濃縮されるため、蒸気発生器内部の腐食の問題や蒸気発生器の伝熱管への腐食生成物の付着の問題が発生する。伝熱管への腐食生成物の付着は伝熱性能の低下をもたらすばかりでなく、伝熱管の腐食損傷の要因ともなる。そのため、従来は図4に示すように、蒸気発生器5内の水を一部ブローダウンし、このブローダウン水を復水器1に導入し、復水と混合されたブローダウン水を復水脱塩装置2に通して脱塩処理し、しかる後、蒸気発生器5に戻すようにしていた。
【0004】
蒸気発生器の伝熱管に付着する腐食生成物は、2次系の機器及び配管内表面から発生し、復水中に微量存在するクラッドであり、このクラッドとしては大部分が鉄酸化物(鉄クラッド)である。従来、鉄酸化物の発生を防止するための水処理対策として、2次系内の水にアンモニアを添加してpHを9.2という高い値に調整して運転を行なっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、蒸気系統の機器、配管内表面では気液二相流域であるところ、アンモニアの気液分配率が1以上のため、当該気液二相流域における液相中のアンモニア濃度が小さくなり、pHが9.2より低い値となって、結果的に鉄酸化物の生成を抑制できないという問題が生じていた。
上記した従来技術の欠点を解決するための水質改善対策として、2次系内の水のアンモニア濃度を上昇させ、気液二相流域での液相側のpHの低下を防止して鉄酸化物の生成を抑制させることが提案されている。そのためにはpHを9.2より更に上昇させる必要があり、検討の結果、好ましくは、pH9.8となるようにアンモニア濃度を上昇させると、鉄酸化物の生成を抑制できることがわかっている。しかしながら、次のような問題点が生じる。
【0006】
即ち、pHを9.8に設定した場合、pH9.2のときに比べアンモニア濃度は約10倍となる。pH9.2に設定した場合、アンモニア濃度は約1ppm程度なので、図4に示す復水脱塩装置2にて脱塩処理を行なったとき、該復水脱塩装置2は通常、複数の脱塩塔を備えていて一つの脱塩塔については通常、10日に一度再生処理を行なえば済むが、pHを9.8に設定すると、アンモニア濃度は約10ppmとなり、1日ですべての脱塩塔の再生処理を行なう必要性が生じる。1日ですべての脱塩塔を再生処理するのは、再生時間が長時間となるので実際上不可能であり、従ってpHを9.8に設定した場合は復水脱塩装置2において通常のH−OH型運転を行なうことは不可能となる。
尚、火力発電所における復水脱塩装置のようにアンモニア型運転を採用すると、カチオン交換樹脂におけるナトリウムイオンとアンモニウムイオンの選択係数の相違から、ナトリウムイオンが多量にリークするため、H−OH型運転に代えてアンモニア型運転を行なうこともまた不可能である。
このように、2次系の水を高pHにすると水処理のための処理装置の稼働を連続して長時間行なうことができないという問題があった。
【0007】
本発明者は上記の従来技術の持つ欠点に鑑み、2次系内の水のpHを9.2より上昇させた場合において、復水器からの復水を復水脱塩装置で脱塩処理することなく(即ち、復水脱塩装置をバイパスして)蒸気発生器に戻し、一方、蒸気発生器からのブローダウン水をイオン交換式脱塩装置により脱塩処理することを検討した。
その結果、次の問題点を生じることが判明した。即ち、ブローダウン水の量は復水の量に比べて遙かに少ないとはいえ、ブローダウン水のpHは9.2を越える高pH値を有しているため、イオン交換式脱塩装置はイオン交換体の交換容量が早期に貫流点に到達してしまい、復水脱塩装置による脱塩処理におけると同様、通常のH−OH型運転を行なうことができないという問題点を生じる。
【0008】
そこで、本発明者は更に研究を進めた結果、イオン交換式脱塩装置の前段に、薬液による再生処理が不要な脱塩装置を設けることにより、上記した問題点を解消し、高pHであっても通常のH−OH型運転を長時間連続して行なうことができるという知見を得、この知見に基づき本発明を完成した。
本発明は、2次系内の水のpHを9.2より上昇させることによって鉄酸化物の生成を確実に抑制して、蒸気発生器の電熱管への鉄酸化物の付着を防止できる、加圧水型原子力発電所の2次系ライン水処理装置を提供することを目的とする。
また本発明は、そのような9.2を越える高いpH値に調整された水の脱塩処理であっても何ら支障なく脱塩処理を行なうことができ、通常のH−OH型運転を確保できる、加圧水型原子力発電所の2次系ライン水処理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
即ち本発明は、(1)蒸気発生器から供給される水蒸気によりタービンを駆動して発電を行った後、水蒸気を復水器で冷却して復水となし、この復水を蒸気発生器に戻す加圧水型原子力発電所の2次系ラインの水処理装置であって、上記復水を蒸気発生器に戻す復水循環路に配設された復水脱塩装置と、上記復水が復水脱塩装置を通らずに蒸気発生器に還流されることができるように復水循環路に設けられたバイパス路と、蒸気発生器から取り出したブローダウン水を脱塩処理する第1脱塩装置と、該第1脱塩装置の後段に設置され、第1脱塩装置により脱塩処理された水を流入せしめて脱塩処理を行なう第2脱塩装置と、前記第1脱塩装置及び第2脱塩装置により脱塩処理された水を蒸気発生器に還流するための還流路とを備え、前記第1脱塩装置は脱塩室にカチオン交換体のみを充填してなる電気脱イオン装置として構成し、且つ第2脱塩装置は、カチオン交換体及びアニオン交換体を使用してなるイオン交換式脱塩装置として構成したことを特徴とする加圧水型原子力発電所の2次系ライン水処理装置、(2)蒸気発生器から供給される水蒸気によりタービンを駆動して発電を行った後、水蒸気を復水器で冷却して復水となし、この復水を蒸気発生器に戻す加圧水型原子力発電所の2次系ラインの水処理装置であって、上記復水を蒸気発生器に戻す復水循環路に配設された復水脱塩装置と、上記復水が復水脱塩装置を通らずに蒸気発生器に還流されることができるように復水循環路に設けられたバイパス路と、蒸気発生器から取り出したブローダウン水を脱塩処理する第1脱塩装置と、該第1脱塩装置の後段に設置され、第1脱塩装置により脱塩処理された水を流入せしめて脱塩処理を行なう第2脱塩装置と、前記第1脱塩装置及び第2脱塩装置により脱塩処理された水を蒸気発生器に還流するための還流路とを備え、前記第1脱塩装置は電気透析装置として構成し、且つ第2脱塩装置は、カチオン交換体及びアニオン交換体を使用してなるイオン交換式脱塩装置として構成したことを特徴とする加圧水型原子力発電所の2次系ライン水処理装置、(3)第2脱塩装置が混床式脱塩装置である上記(1)又は(2)記載の加圧水型原子力発電所の2次系ライン水処理装置、(4)電気脱イオン装置の濃縮水の一部を、第2脱塩装置により脱塩処理された水に混入するようにした上記(1)記載の加圧水型原子力発電所の2次系ライン水処理装置、(5)ブローダウン水はpH9.2を越えるpH値を有するものである上記(1)又は(2)記載の加圧水型原子力発電所の2次系ライン水処理装置を要旨とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1には加圧水型原子力発電所(以下、PWRという)の2次系ラインにおける本発明処理装置の一例が示されている。
蒸気発生器11は内部に伝熱管12を備えてなるもので、図示しない原子炉からの高温、高圧水の供給を受けて、伝熱管12により熱交換を行ない、蒸気発生器11内部の水を加熱し、水蒸気を発生させる。
蒸気発生器11には蒸気管13を通してタービン14が連結され、該タービン14に復水器15が連結されている。16は発電機である。
【0011】
復水器15にて生じる凝縮水即ち復水を蒸気発生器11に還流するために復水器15と蒸気発生器11との間に、それらを連結する復水循環路としての復水管17が設けられている。この復水管17には復水器15から蒸気発生器11に向かう方向に沿って、復水ポンプ18、復水脱塩装置19、脱気器20、給水加熱器21の各装置が復水管17のライン上に設けられている。
【0012】
復水脱塩装置19を連結してある復水管17には該復水脱塩装置19と並列的に、バイパス路としてのバイパス管22が設けられ、復水を復水脱塩装置19、バイパス管22のいずれにも通水できるように構成されている。23は通水切換え用の切換えバルブである。
蒸気発生器11にはブローダウン水を取り出すための取出管24が設けられ、この取出管24にはその途中に冷却器(図示せず)を介して第1脱塩装置25が連結され、且つ該第1脱塩装置25の後段に第2脱塩装置26が連結されている。
【0013】
前記第1脱塩装置25及び第2脱塩装置26により脱塩処理された水を蒸気発生器11に還流するために、還流路としての処理水管27が、第2脱塩装置26の出口側と復水器15との間に設置され、処理水が復水器15を経由して蒸気発生器11に還流されるように構成されている。
【0014】
第1脱塩装置25及び第2脱塩装置26は蒸気発生器11から取り出したブローダウン水を脱塩処理するための脱塩処理装置である。第1脱塩装置25は電気的にイオンを吸引分離する機構を備えた脱塩装置として構成してあり、このような機構を備えた脱塩装置として例えば、電気脱イオン装置或いは電気透析装置を用いることができる。本発明において電気脱イオン装置、電気透析装置としては公知の構造のものを用いることができるが、電気脱イオン装置については後述するように、脱塩室にカチオン交換体のみを充填してなる電気脱イオン装置が用いられる。また本発明において用いられる電気透析装置とは、脱塩室にイオン交換体を充填していない構造の電気透析装置をいう。この電気透析装置は、脱塩室にイオン交換体を充填していない点を除いて電気脱イオン装置と同様の構造を備えた装置である。
【0015】
また第2脱塩装置26は、カチオン交換樹脂、カチオン交換繊維等のカチオン交換体及びアニオン交換樹脂、アニオン交換繊維等のアニオン交換体を使用してなるイオン交換式脱塩装置として構成してある。かかる脱塩装置として、一般的には、カチオン交換樹脂及びアニオン交換樹脂を混合してなる脱塩塔を備えた混床式脱塩装置が用いられるが、該装置の代わりに、カチオン交換樹脂を充填してなるカチオン塔と、アニオン交換樹脂を充填してなるアニオン塔とを直列に接続してなる2床式や2床3塔式等の脱塩装置を用いることもできる。
【0016】
ブローダウン水には、アンモニア水等のpH調整剤が高濃度で含まれているが、第1脱塩装置25はこのようなアンモニウムイオン等のpH調整剤の陽イオンを荒取りする(即ち、アンモニウムイオン等を大部分、分離除去する)ための装置である。
【0017】
第1脱塩装置25として電気脱イオン装置を用いる場合には、脱塩室にカチオン交換樹脂、カチオン交換繊維等のカチオン交換体のみが充填された電気脱イオン装置が用いられる。第1脱塩装置25はアンモニウムイオン等の陽イオン(カチオン)の荒取りを目的とするものであるから、カチオン交換体のみの充填で足り、特にアニオン交換体を充填する必要はない。
【0018】
以下、第1脱塩装置25として電気脱イオン装置を用いる場合の本発明の実施例について説明すると、該電気脱イオン装置25Aとしては、例えば図2に示すような構造のものが使用される。
同図において28は脱塩室、29は濃縮室で、これらの脱塩室28、濃縮室29は交互に複数設けられている。一般的には脱塩室28を構成するに当たっては1個のモジュール品として製作される。即ち、四周枠状に形成された例えば合成樹脂からなる枠体の両面にそれぞれカチオン交換膜30、アニオン交換膜31を接着し、その内部空間にカチオン交換樹脂やカチオン交換繊維等のカチオン交換体(以下、カチオン交換樹脂を例にとって説明する)を充填して脱イオンモジュール32を製作し、該脱イオンモジュール32内のイオン交換樹脂充填部を脱塩室28として構成する。
上記脱イオンモジュール32は離間して複数並設され、各脱イオンモジュール32、32間に濃縮室29が形成される。
上記の如き脱塩室28と濃縮室29との交互配列体の両側部に陽極33と陰極34が配置されている。図中、40は陽極室、41は陰極室である。
【0019】
脱塩室28の入口側には、蒸気発生器11から取り出したブローダウン水を導く取出管24が連結され、また、脱塩室28の出口側には脱塩室28から流出する処理水を第2脱塩装置26に導くための処理水管27が連結されている。一方、濃縮室29の入口側には濃縮水流入管36が連結され、濃縮室29の出口側には濃縮水流出管37が連結されている。38は電極水流入管、39は電極水流出管である。尚、濃縮水流入管36及び電極水流入管38にも、通常は、蒸気発生器11からのブローダウン水が導入される。
【0020】
上記の如く第1脱塩装置として電気脱イオン装置を用いた場合における本発明処理装置の作用について以下、説明する。
原子炉1次系より供給される高温、高圧水が蒸気発生器11内の伝熱管12の内部を流れ、ここで熱交換が行なわれて蒸気発生器11内の水は加熱され、水蒸気となる。蒸気発生器11内で発生した水蒸気は蒸気管13を通ってタービン14を駆動し、発電を行なう。
【0021】
タービン駆動後、水蒸気は復水器15で冷却され、凝縮水即ち復水が生成する。冷却水として通常、海水が用いられる。復水は復水管17を通り復水ポンプ18で加圧されて蒸気発生器11に環流される。この還流の経路は次の通りである。
まず、定常時は、復水はバイパス管22を経由する。即ち、切換えバルブ23によって通常、流路はバイパス管22の方に切換えられており、復水はバイパス管22を流れる。従って、復水は復水脱塩装置19に流れることはなく、その結果、当該セクションにおいて脱塩処理は行なわれない。バイパス管22を通った復水は次に脱気器20に入り、ここで脱酸素処理を行ない、次いで給水加熱器21を通り、ここで復水は予備加熱された後、蒸気発生器11に流入する。
【0022】
機器類や配管系統から鉄酸化物が生成するのを防ぐために、蒸気発生器11に導入される水は、pH9.2を越える値、好ましくはpH9.8に設定されている。このpH調整剤として通常、アンモニア水が用いられるが、アンモニア水以外に、エタノールアミン等の有機アミンであってもよい(以下、pH調整剤としてアンモニアを用いた場合について説明する。)。また脱酸素を行なって還元性雰囲気を維持するために、2次系内の水にはヒドラジンが添加されている。
2次系内の水は上記したように還元性雰囲気下におかれているので、2次系ラインに配置された機器類や配管の内表面に鉄酸化物が生成することは極力抑制されるが、仮りに鉄酸化物が生成した場合でも、蒸気発生器11からのブローダウンによって、蒸気発生器11内に鉄酸化物が量的に蓄積されるのを防止することができる。
【0023】
一方、2次系ラインには時々、補給水が供給されるが、この補給水によって系内にナトリウムイオン、塩素イオン、硫酸イオン等の塩類が持ち込まれる場合がある。このような塩類が系内の水に入り込んだとしても、蒸気発生器11からのブローダウンによって、蒸気発生器11内の水の塩濃度が増大することはない。蒸気発生器11内の水は取出管24を通してブローダウンされる。ブローダウンは連続的でも間欠的でもよいが、連続して行なわれるのが一般的である。
【0024】
取出管24を経てブローダウンされた高温の水は不図示の冷却器で所定の温度に冷却された後、その大部分が第1脱塩装置25としての電気脱イオン装置25Aの脱塩室に導かれ、ここで脱塩処理が行なわれる。又、ブローダウン水の一部は電気脱イオン装置25Aの濃縮室及び電極室(陽極室、陰極室)に導かれる。この脱塩処理においてまずブローダウン水は取出管24より、電気脱イオン装置25Aの脱塩室28に流入する。ブローダウン水にはpH調整剤としてのアンモニア水が高濃度で含まれており、該ブローダウン水がカチオン交換樹脂の充填層を通過する際にブローダウン水中のアンモニウムイオンがカチオン交換樹脂に吸着される。
【0025】
陽極33、陰極34の両電極間には電圧が印加されており、カチオン交換樹脂に吸着されたアンモニウムイオンは陰極34側に吸引され、カチオン交換膜30を通って濃縮室29に移動する。濃縮室29を流れる濃縮水はこの移動してくるアンモニウムイオンを受け取り、イオンを濃縮した濃縮水として濃縮水流出管37より流出し、系外に排出される。また、脱塩室28より流出する処理水は処理水管27を通して第2脱塩装置26としてのイオン交換式脱塩装置26Aに導かれる。
【0026】
前述したように、ブローダウン水に対して、イオン交換式脱塩装置26Aによる脱塩処理に先立って、その前段で電気脱イオン装置25Aによる脱塩処理が行なわれるので、この前段における脱塩処理によっていわゆる、アンモニウムイオンの荒取りが行なわれ、ブローダウン水に含まれるアンモニウムイオンの大部分が取り除かれる。そのためイオン交換式脱塩装置26Aに導かれる処理水中のアンモニウムイオン濃度は低く、該イオン交換式脱塩装置26Aにおいて、前段で除去しきれなかった残余のアンモニウムイオンに対する脱塩処理や、ナトリウムイオン、塩素イオン、硫酸イオン等の不純物イオンに対する脱塩処理が行なわれる。
【0027】
尚、ブローダウン水に含まれるナトリウムイオン等の不純物イオンは、前段の電気脱イオン装置25Aによる脱塩処理においても多少、除去されるが、脱塩効率の点で充分ではないため、不純物イオンの大部分は後段のイオン交換式脱塩装置26Aによる脱塩処理において除去されることになる。
【0028】
前述したように、ブローダウン水中のアンモニウムイオンは前段の電気脱イオン装置25Aにおいてその大部分が除去されるので、イオン交換式脱塩装置26Aに導かれる水のアンモニウムイオン濃度は極めて低くなり、その結果、通常のH−OH型運転を行なうことが可能となる。イオン交換式脱塩装置26Aは、充填されているイオン交換樹脂の交換容量が貫流点に達した時に薬品で再生する必要のある脱塩装置であり、被処理水中のイオン濃度が極めて高い場合には、再生サイクルとの関係で通常のH−OH型運転を行なうことが困難な場合があるが、本発明においては上記の理由により通常のH−OH型運転を行なうことができるものである。尚、イオン交換式脱塩装置26Aとして、非再生式のカートリッジタイプの脱塩装置を用いることも可能であり、この場合は、ブローダウン水を予め電気脱イオン装置25Aで処理することなく直接、カートリッジタイプの脱塩装置に通水する場合に比べて、内部に充填されているイオン交換樹脂の交換頻度を著しく少なくすることができる。
【0029】
イオン交換式脱塩装置26Aにおいて脱塩処理された処理水は、還流路としての処理水管27を通り、復水器15に導かれ、ここで復水と混合される。この復水と処理水との混合水は、復水循環路としての復水管17を通り、バイパス管22−脱気器20−給水加熱器21を経て蒸気発生器11に還流される。
【0030】
電気脱イオン装置25Aによる脱塩処理の際、ブローダウン水に含まれる鉄酸化物が該装置のイオン交換樹脂やイオン交換膜に付着して電流効率を低下させる虞れがあり、そのため、電気脱イオン装置25Aの前段に図示しない濾過装置を設置して、事前に鉄酸化物を除去しておくことが好ましい。ここにおいて用いる濾過装置としては、通常、復水濾過装置として用いられている中空糸膜濾過器、電磁濾過器、プリーツ型膜濾過器等一般的な濾過装置が挙げられる。
電気脱イオン装置25Aにより脱塩処理された処理水は通常、pH9.2以下になる。
2次系ラインの任意の位置において、pH調整剤としてのアンモニア水が注加され、ライン水は再びpH9.2を越える値、好ましくはpH9.8にpH調整される。
電気脱イオン装置25Aは薬品による再生処理が不要であるので、2次系ライン水のアンモニア濃度が高くても連続した長時間の脱塩処理を何ら支障なく行うことができる。
【0031】
復水器15から蒸気発生器11に向かうラインにおいて、このラインを流れる復水は通常、上述の如くバイパス管22を流れ、従って復水脱塩装置19に通水されることはないが、万が一、復水器15の冷却管から海水が漏れ、復水中にリークした場合には、図示しない検出器が海水のリークを検知して、電気信号を出力し、それにより切換えバルブ23を作動させる。切換えバルブ23の作動により、バイパス管22への流路は遮断され、復水脱塩装置19への流路が開かれる。その結果、リークにより海水が混入した復水は復水脱塩装置19に通水されることになり、ここで脱塩処理が行われる。従って、蒸気発生器11へ流入する復水の中に高濃度の不純物イオンが混入されるという事態の発生は防止される。
電気脱イオン装置25Aにおける濃縮水流出管37より流出する濃縮水中のイオンは大部分がアンモニウムイオンであり、このアンモニア濃度は脱塩処理前のブローダウン水中のアンモニア濃度に比べて一般的に10〜100倍の濃度になっている。一方、濃縮水中のナトリウムイオン、塩素イオン等の不純物イオンの含有量は微量である。このため、アンモニアストリッピング法などで濃縮水からアンモニアのみを回収して、2次系ライン水のpH調整剤として再利用することも可能である。
【0032】
又、本発明においては、電気脱イオン装置の濃縮室から流出する濃縮水を全量放流せずに、その一部を処理水に混合してもよい。即ち、図1に示した如く電気脱イオン装置25Aの濃縮室から流出する濃縮水の一部は放流管37aを経て系外に放流し、残部を分岐管37bを経てイオン交換式脱塩装置26Aの出口側の処理水管27内を流れる該脱塩装置26Aの処理水と合流し、これにより、濃縮水中に含有されるアンモニアの一部を回収してpH調整剤として再利用することができる。
【0033】
尚、この場合、イオン交換式脱塩装置26Aの出口側から流出する処理水中にはナトリウムイオン等の不純物イオンはほとんど含まれておらず、又、この処理水に混合される濃縮水中の不純物イオンの含有量も前述の如く微量であるので、イオン交換式脱塩装置26Aの処理水に電気脱イオン装置25Aの濃縮水の一部を混合しても、混合水中の不純物イオン濃度はほとんど増加しない。
【0034】
本発明は第2脱塩装置として、上記した如き独立の脱塩装置(イオン交換式脱塩装置26A)を設けずに、復水循環路に設置されている復水脱塩装置19(この復水脱塩装置19は、カチオン交換樹脂及びアニオン交換樹脂が充填された脱塩塔を備えている)を利用して、これを第2脱塩装置として用いることもできる。
即ち、図3に示すように、電気脱イオン装置25Aの出口側に設けた処理水管27を復水脱塩装置19の入口側に連結する。このようにすれば、電気脱イオン装置25Aで脱塩処理された処理水を復水脱塩装置19に通水して、この装置19において、前述したイオン交換式脱塩装置26Aと同様の脱塩処理を行うことができる。この場合、復水脱塩装置19は通常、複数の脱塩塔を備えているので、そのうちの一つをブローダウン水の脱塩処理に使用すればよい。
【0035】
上述の実施形態ではいずれも、第1脱塩装置及び第2脱塩装置で脱塩処理された処理水を復水管17を経由して蒸気発生器11に還流する構成としたが、本発明の別の態様として、上記処理水を復水管17を経由することなく直接蒸気発生器11に還流させる構成としてもよい。
【0036】
前記した実施例において、第1脱塩装置としての電気脱イオン装置25Aは、脱塩室28と濃縮室29とを横方向に交互に配列し、その両側部に電極を配置した構造のものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば脱塩室と濃縮室が螺旋状に丸く形成された構造のものであってもよい。即ち、中心に棒状の形態をした一方の電極を配置し、この棒状電極を中心として脱塩室を螺旋状に伸びる方向に丸く形成し、これに伴ない、脱塩室に隣接する濃縮室も螺旋状に伸びる方向に丸く形成する。脱塩室にカチオン交換樹脂が充填される。螺旋体の最外周に筒状の形態をした他方の電極を配置する。本発明はこのような丸型構造を有する電気脱イオン装置を用いてもよい。
【0037】
さらに、上述の実施形態では第1脱塩装置として電気脱イオン装置25Aを用いたが、電気脱イオン装置25Aの代わりに、脱塩室28にイオン交換体を充填しないことを除いて図2に示した電気脱イオン装置25Aとほぼ同じ構成の電気透析装置を用いてもよく、このようにした場合も、上記電気脱イオン装置の場合と同様に、ブローダウン水中のアンモニウムイオンの荒取りを行なうことができる。
【0038】
【実施例】
次に、本発明の具体的実施例を示す。
実施例
蒸気発生器からのブローダウン水として、以下の組成の模擬水溶液を調製した。
アンモニア 15mg/リットル
ヒドラジン 0.1mg/リットル
Na+ 0.2μg/リットル
Cl- 1.2μg/リットル
上記の模擬水溶液を電気脱イオン装置及び混床式イオン交換樹脂塔により脱塩処理を行なった。
【0039】
電気脱イオン装置は、300mm×500mmの大きさで厚み8mmの形枠の中にH形のカチオン交換樹脂を充填し、形枠の両面にそれぞれ、カチオン交換膜、アニオン交換膜を貼り付けてなる脱イオンモジュールを用いて構成した。2つの脱イオンモジュールをスペーサーを介して重ね併せて濃縮室を形成すると共に、両側に電極を配置して電極室を形成し、これらを押さえ板で両側から押さえると共にボルトで締め付け、スタック状態の電気脱イオン装置を構成した。
混床式イオン交換樹脂塔は、直径80mm、高さ1500mmのアクリル樹脂製円筒カラムに、H形のカチオン交換樹脂(アンバーライト200CP)を2.6リットル、及びOH形のアニオン交換樹脂(アンバーライト:IRA900CP)を1.4リットル混合して充填した脱塩塔を用いて構成した。
【0040】
上記模擬水溶液のpHを測定したところ、pH9.8であった。この模擬水溶液を200リットル/hrの流量で、最初に電気脱イオン装置に通水し、次いで該電気脱イオン装置の出口水を混床式イオン交換樹脂塔に通水した。電気脱イオン装置の出口水と混合床式イオン交換樹脂塔の出口水のそれぞれにつき、イオン濃度を測定した。結果を表1に示す。
【0041】
【表1】
Figure 0003800571
【0042】
試験結果から、ブローダウン水模擬水溶液に対して、電気脱イオン装置により90%以上のアンモニウムイオンが除去され、これによってアンモニウムイオンの荒取りが確実に行なわれていることが判る。また微量の不純物であるナトリウムイオンや塩素イオンは、混床式イオン交換樹脂塔により95%以上が除去されており、これらのことから、本発明装置により蒸気発生器からのブローダウン水の脱塩処理を行なった場合には、優れた浄化機能を発揮できることが判る。
【0043】
電気脱イオン装置の出口水中のアンモニウムイオン及びナトリウムイオン等の不純物イオンの濃度は、全量で約100μg/リットル程度の濃度であるため、後段の混床式イオン交換樹脂塔へのイオン負荷は極めて小さく、従って混床式イオン交換樹脂塔におけるイオン交換樹脂の交換容量が貫流点に到達するのに約1年かかること、換言すれば約1年間の連続通水が可能であることが判明した。
【0044】
【発明の効果】
本発明は、蒸気発生器から取り出したブローダウン水を、脱塩室にカチオン交換体のみを充填してなる電気脱イオン装置として構成した第1脱塩装置又は電気透析装置として構成した第1脱塩装置で脱塩処理すると共に、この第1脱塩装置の出口水を、カチオン交換体及びアニオン交換体を使用してなるイオン交換式脱塩装置からなる第2脱塩装置で脱塩処理するように構成したものであるから、第1脱塩装置において、ブローダウン水中のアンモニウムイオン等のpH調整剤に由来する陽イオンの大部分を除去でき、いわゆるアンモニウムイオン等の荒取りを行なうことができる。
従って、後段の第2脱塩装置に通水される水の中に含まれるイオンの量は極めて微量なものとなり、イオン負荷が小さくなり、その結果、第2脱塩装置を通常のサイクルで再生処理することができ、通常のH−OH型運転を行なうことが可能となる。
【0045】
第1脱塩装置はイオン濃度の高いブローダウン水に対する脱塩処理を行なうが、該第1脱塩装置は電気的にイオンを吸引分離する機構を備えたものであって、薬液による再生が不要な構造であるから、被処理水のイオン濃度が高くても長時間の連続運転が可能である。
【0046】
また本発明は復水循環路にバイパス路を設け、通常は復水が復水脱塩装置を通らずに蒸気発生器に還流されるように構成したので、本発明は上記した構成と相俟って、PWRの2次系ライン水のpHを9.2を越えるpH値に設定しても脱塩処理を何ら支障なく行なうことができ、長時間連続して運転することが可能である。
従って、本発明によれば、2次系ライン水のpHを9.2を越える、例えば9.8という高いpH値に設定することが可能となり、その結果、2次系に設置される機器類や配管系統からの鉄酸化物の生成を最大限抑制でき、蒸気発生器内に鉄酸化物が蓄積されることによる不具合(伝熱管の伝熱性能の低下等)の発生を未然に防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明処理装置を配置したPWRの2次系ラインを示す略図である。
【図2】本発明処理装置における第2脱塩装置の一例としての電気脱イオン装置を示す略図である。
【図3】本発明処理装置の別の態様を示す略図である。
【図4】従来の処理装置を示す略図である。
【符号の説明】
11 蒸気発生器
14 タービン
15 復水器
17 復水管
19 復水脱塩装置
22 バイパス管
25 第1脱塩装置
26 第2脱塩装置
27 処理水管

Claims (5)

  1. 蒸気発生器から供給される水蒸気によりタービンを駆動して発電を行った後、水蒸気を復水器で冷却して復水となし、この復水を蒸気発生器に戻す加圧水型原子力発電所の2次系ラインの水処理装置であって、上記復水を蒸気発生器に戻す復水循環路に配設された復水脱塩装置と、上記復水が復水脱塩装置を通らずに蒸気発生器に還流されることができるように復水循環路に設けられたバイパス路と、蒸気発生器から取り出したブローダウン水を脱塩処理する第1脱塩装置と、該第1脱塩装置の後段に設置され、第1脱塩装置により脱塩処理された水を流入せしめて脱塩処理を行なう第2脱塩装置と、前記第1脱塩装置及び第2脱塩装置により脱塩処理された水を蒸気発生器に還流するための還流路とを備え、前記第1脱塩装置は脱塩室にカチオン交換体のみを充填してなる電気脱イオン装置として構成し、且つ第2脱塩装置は、カチオン交換体及びアニオン交換体を使用してなるイオン交換式脱塩装置として構成したことを特徴とする加圧水型原子力発電所の2次系ライン水処理装置。
  2. 蒸気発生器から供給される水蒸気によりタービンを駆動して発電を行った後、水蒸気を復水器で冷却して復水となし、この復水を蒸気発生器に戻す加圧水型原子力発電所の2次系ラインの水処理装置であって、上記復水を蒸気発生器に戻す復水循環路に配設された復水脱塩装置と、上記復水が復水脱塩装置を通らずに蒸気発生器に還流されることができるように復水循環路に設けられたバイパス路と、蒸気発生器から取り出したブローダウン水を脱塩処理する第1脱塩装置と、該第1脱塩装置の後段に設置され、第1脱塩装置により脱塩処理された水を流入せしめて脱塩処理を行なう第2脱塩装置と、前記第1脱塩装置及び第2脱塩装置により脱塩処理された水を蒸気発生器に還流するための還流路とを備え、前記第1脱塩装置は電気透析装置として構成し、且つ第2脱塩装置は、カチオン交換体及びアニオン交換体を使用してなるイオン交換式脱塩装置として構成したことを特徴とする加圧水型原子力発電所の2次系ライン水処理装置。
  3. 第2脱塩装置が混床式脱塩装置である請求項1又は2記載の加圧水型原子力発電所の2次系ライン水処理装置。
  4. 電気脱イオン装置の濃縮水の一部を、第2脱塩装置により脱塩処理された水に混入するようにした請求項1記載の加圧水型原子力発電所の2次系ライン水処理装置。
  5. ブローダウン水はpH9.2を越えるpH値を有するものである請求項1又は2記載の加圧水型原子力発電所の2次系ライン水処理装置。
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