JP3800558B2 - 物理量の制御方法、およびこの方法を実施するための装置 - Google Patents

物理量の制御方法、およびこの方法を実施するための装置 Download PDF

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Description

本発明は、物理量、例えば電動機の回転数を制御するための方法、およびこのような方法を実施するための装置に関する。
DE4441372A1から、実用的であると証明されたこの種の方法および相応する装置が公知である。しかしこの公知の方法を種々異なる電動機形式に適用することは困難である。なぜならそれぞれプログラム変更が必要だからである。さらに公知の構成では、制御が比較的粗いステップで計算機を介して行われる。計算機はデジタル値PIを設定し、このデジタル値によって負荷に電流の流れる持続時間が制御される。電動機がより高速に回転すべき場合にはこの電流がより長時間流れ、電動機がより緩慢に回転すべき場合にはこの電流がより短時間流れる。このような制御器によっては高精度の制御過程の達成は不可能である。
さらにDE−A2526044から、蓄積コンデンサに対するドリフト補償回路が公知である。これをサンプル・アンド・ホールド回路とも称する。ここでは所定の時点で、蓄積コンデンサの電圧がデジタル基準値としてレジスタに記憶される。引き続き蓄積コンデンサの電圧が常時監視される。このことは、この電圧を連続的にデジタル化し、(レジスタ内の)デジタル基準値と比較することによって行われる。基準値に対して差が生じれば、蓄積コンデンサが一定の持続時間の間、充電または放電される。ここでは蓄積コンデンサの(アナログ)電圧が前記の基準値を中心にして(上下に)往復変動することがある。
本発明の課題は、この種の新たな方法、およびこのような方法を実施するための装置を提供することである。
本発明によればこの課題は、物理量の実際の値(以下、「実際値」とする)を所定の値(以下、「目標値」とする)に次のステップによって制御する方法によって解決される:
a)目標値と実際値の差(以下、「制御偏差」とする)、およびその符号(以下、「制御符号」とする)を時間的間隔をおいて反復して検出し、
b)制御偏差を各測定との時間的関連において少なくとも1つの電気信号に変換し、該電気信号の持続時間(以下、「制御偏差持続時間」とする)は少なくとも目標値の領域において制御偏差の絶対値に比例し、かつ大きさは制御符号の関数であり、
c)該少なくとも1つの電気信号によって、制御偏差持続時間の間、アナログ電気蓄積装置の電荷を制御し、
d)該蓄積装置の電荷の大きさに依存して物理量を直接または間接的に制御し、当該物理量がその目標値の領域に留まるようにする。これによって正確で高速の制御が僅かなコストによって得られる。この制御はとりわけ、制御の一部を安価なマイクロプロセッサにより実行でき、別の部分を簡単なアナログ構成素子によって実現できるという利点を有する。これによって全体で非常にコストが低くなり、制御の速度と精度は非常に高く、アナログ部分の変更によって非常に簡単に種々な異なる制御タスクに適合できるのである。
本発明のさらなる展開形態では、ステップb)において制御偏差の電気信号への変換をマイクロプロセッサで行い、この信号をマイクロプロセッサの少なくとも1つの出力端子で2進信号または3進信号として出力し、この信号をそこで制御偏差持続時間内で測定中または測定後に形成する。このためにはデータ幅の狭い、例えば4ビットの安価なマイクロプロセッサが適し、このマイクロプロセッサを電子整流型電動機(ECM)において整流制御のために使用することもできる。
本発明の別の展開形態では、ステップc)においてアナログ蓄積装置として用いられるコンデンサの充電または放電が抵抗装置を介して行われ、この抵抗装置を介して電気信号が存在する場合には制御偏差持続時間中に電流がコンデンサへ、またはコンデンサから流れる。このような構成は非常に簡単かつ安価に実現でき、容易に種々異なる適用事例に適合することができる。
本発明のさらに別の有利な展開形態では、ステップd)において蓄積装置の電荷の大きさが、PWM変調器(パルス幅変調式)のデューティ比によって制御され、この調整器の出力信号が制御すべき物理量を直接または間接的に制御する。択一的に、蓄積装置の電荷の大きさが信号、例えば直流電圧信号を直接制御することもできる(例えばインピーダンス変換器を介して)。
本発明の改善実施形態で、制御偏差をその検出と同時に少なくとも1つの電気信号に変換すると制御の経過が高速になる。
さらに他の可能性として、制御偏差をその検出に続いて少なくとも1つの電気信号に変換する。この場合は、制御偏差を電気信号への変換前に所定の係数により乗算することができ、制御偏差検出の頻度を高めることができる。
本発明の詳細およびさらなる有利な展開形態は以下の説明、図面および決して本発明の限定として理解すべきでない実施例、並びにその他従属請求項に示されている。
上記制御方法のステップb)にて、制御偏差の電気信号への反復的変換をマイクロプロセッサで行い、当該信号をマイクロプロセッサの少なくとも1つの出力端子で2進または3進信号として出力し、そこで当該信号を測定中または測定後に、制御偏差持続時間中または該制御偏差持続時間に比例する持続時間の間、形成することが好ましい。
上記制御方法のステップc)にて、アナログ蓄積装置として用いるコンデンサの充電または放電を、抵抗装置を介して行い、該抵抗装置を介して、前記電気信号が存在する場合、制御偏差持続時間中または該制御偏差持続時間に比例する持続時間の間、電流がコンデンサへまたはコンデンサから流れることが好ましい。
上記制御方法のステップd)にて、蓄積装置の電荷の大きさによってPWM変調器のデューティ比(TV)を制御し、該PWM変調器の出力信号は制御すべき物理量を直接または間接的に制御することが好ましい。
上記制御方法のステップa)およびb)にて、全体または大部分をデジタルで実施することが好ましい。
上記制御方法のステップc)にて、全体または大部分をアナログで実施することが好ましい。
上記制御方法において、制御偏差を検出と同時に少なくとも1つの電気信号に変換することが好ましい。
上記制御方法において、制御偏差を検出に続いて少なくとも1つの電気信号に変換することが好ましい。
上記制御方法において、制御偏差を、少なくとも1つの電気信号に変換する前に所定の係数と乗算することが好ましい。
上記制御方法において、制御偏差と制御符号をそれぞれ、瞬時値に旋光する測定から有効値として中間記憶し、瞬時の制御偏差に加えて付加的に、少なくとも1つの電気付加信号に変換し、該電気付加信号の持続時間は少なくとも目標値の領域では、中間記憶された制御偏差の絶対値に比例し、その大きさは中間記憶された制御符号の関数であり、アナログ電気蓄積装置の電荷を当該少なくとも1つの電気付加信号によって付加的に制御することが好ましい。
上記制御方法において、中間記憶された制御符号を、瞬時の制御偏差の符号に対して反転して考慮することが好ましい。
上記の課題を解決するための、物理量を所望の値(以下、目標値と称する)に制御する本発明の第2の物理量制御方法において、以下のステップ:a)物理量の制御偏差、すなわち実際の値の目標値からの差の大きさと方向を検出すること、b)当該情報を所定の計算規則に従って反復サイクルで2進または3進電気信号に変換すること、c)該電気信号によって、アナログ蓄積装置への電流、ないしはアナログ蓄積装置からの電流を制御し、これにより外部の影響が制御すべき物理量に作用するとき、アナログ蓄積装置の電荷状態を相応に変化させること、d)アナログ蓄積装置の充電状態によって、該充電状態によって制御可能な調整素子を介して、蓄積装置の値とは等しくない物理量を直接または間接的に、当該物理量が所望の目標値の領域に維持されるよう制御することを含むことを特徴とする。
上記第2の制御方法において、アナログ蓄積装置からのないしはアナログ蓄積装置への、該電気信号により制御される前記電流は所定の大きさの抵抗を介して流れることが好ましい。
上記の課題を解決するための、動作時に回転する部分(以下、ロータと称する)と動作時に回転しない部分(以下、ステータと称する)とを有する電動機の回転数制御方法において、以下のステップ:a)ロータがステータに対して所定の第1の角度位置にあるとき、第1の蓄積装置の電荷を時間に依存して変化させることを開始すること、b)第1の蓄積装置の電荷が所定の値(「目標値」と称する)にほぼ達する測定時点を検出すること、c)前記測定時点が第2の時点よりも前にある場合、該測定時点と該第2の時点との間の時間間隔中に、第2の蓄積装置の電荷を所定の方向に時間に依存して変化させること、ここで前記第2の時点とは、ロータが動作時に前記第1の角度位置に対して相対的に所定の角度行程だけ進んだ時点であり、d)前記測定時点が時間的に第2の時点よりも後にあれば、それらの時間間隔中に第2の蓄積装置の電荷を前記所定の方向とは反対の方向に変化させること、e)第2の蓄積装置の電荷の大きさに依存して、電動機に単位時間当たりに供給されるエネルギーを制御すること、を含むことを特徴とする。
上記の回転数制御方法において、電動機に供給されるエネルギーはパルス状の電流であり、該電流を、第2の蓄積装置の電荷の大きさに依存したデューティ比(TV)の変化によってパルス幅変調(PWM)により制御することが好ましい。
上記の回転数制御方法において、第1の角度位置を、N極からS極への移行、または反対方向の移行の際に発生する電位の変化によって設定し、当該電位は、電動機に設けられたホールセンサの出力信号の電位であることが好ましい。
上記の回転数制御方法において、前記所定の角度値を、ホールセンサが出力電圧が前記第1の角度位置に続く実質的に一定である領域によって定めることが好ましい。
上記の回転数制御方法において、電動機の電流を制御するためにPWM変調器を使用し、該PWM変調器は、その入力端子に供給される制御電圧に依存して、その出力信号のデューティ比を変化させることができ、0%のデューティ比に対する制御電圧はゼロとは異なるが、比較的に高いデューティ比に対して必要な制御電圧と同じ符号を有することが好ましい。
上記の回転数制御方法において、前記測定時点が第2の時点よりも前にある場合、第2の蓄積装置の電荷の変化を所定の方向で時間に依存する率で行い、当該時間依存率の絶対値は、測定時点が第2の時点よりも後にある場合の電荷変化に対する時間依存率の絶対値よりも大きいことが好ましい。
上記の物理量又は回転数制御方法において、第1の蓄積装置の充電および放電をマイクロプロセッサを介して制御することが好ましい。
上記の物理量又は回転数制御方法において、マイクロプロセッサに対して設けられたフローチャートは、第1および第2の蓄積装置の充電または放電に対して2進ツリー構造を有することが好ましい。
上記の物理量又は回転数制御方法において、第1および第2の蓄積装置の充電および放電を制御するためのプログラムは、持続時間の短い反復ループの形態を有し、該ループは、ループを通過する瞬時の経路に関係なく実質的に同じ持続時間を有することが好ましい。
上記の物理量又は回転数制御方法において、ループの経過中に、第1の蓄積装置の充電状態に対する問い合わせを行い、当該問い合わせにより充電状態に応じて、プログラムループの異なる部分を通過するようにすることが好ましい。
上記の物理量又は回転数制御方法において、少なくとも1つの電気信号の持続時間は制御偏差の絶対値に比較し、該電気信号を実質的に制御偏差の検出に並行して形成することが好ましい。
上記の物理量又は回転数制御方法において、制御すべき変数の実際値を検出し、目標値との比較により、制御偏差の大きさと符号を検出し、前記制御偏差の絶対値に持続時間が比例する少なくとも1つの電気信号を、後続の実際値検出と並行して形成することが好ましい。
上記の課題を解決するために、本発明の装置の視点によれば、物理量の実際値を所定の目標値に制御する方法であって、目標値と実際値との偏差ないし差(以下、「制御偏差」と称する)、およびその差の符号(以下、「制御符号」と称する)を時間間隔をおいて反復して検出すること、前記制御偏差を、その持続時間(以下、「制御偏差持続時間」と称する)が前記制御偏差の絶対値に比例し、かつその大きさが前記制御符号の関数である電気信号に変換すること、前記制御偏差持続時間の間、アナログ電気蓄積装置の電荷を前記電気信号の関数として制御すること、物理量を前記アナログ電気蓄積装置の電荷の大きさの関数として制御すること、により物理量を制御する方法、を実行する装置が提供される。この装置において、マイクロプロセッサを有し、作動時に、該マイクロプロセッサにおいて、所定の制御偏差をその大きさおよび符号に従って少なくとも1つの電気信号に、該マイクロプロセッサの少なくとも1つの出力端子で変換するためのプログラムが実行され、前記電気信号の持続時間は、前記絶対値に比例し、該電気信号のレベルは、符号に依存する孤立的電気値(例えば、ハイまたはロー)を有することを特徴とする(基本構成・形態1)。
上記の装置において、前記マイクロプロセッサの少なくとも1つの出力端子は、インピーダンス、特にオーム抵抗を介して蓄積装置に接続されていることが好ましい(形態2)。
上記の装置において、複数の出力端子が設けられており、該出力端子にはそれぞれ別個のインピーダンスが、特にオーム抵抗の形態で、前記蓄積装置との接続のために配属されていることが好ましい(形態3)。
上記の装置において、オーム抵抗は少なくとも部分的に調整可能に構成されていることが好ましい(形態4)。
上記の装置において、複数の出力端子に接続された抵抗は互いにまとめられて接続され、共通の抵抗を介して前記蓄積装置と接続されていることが好ましい(形態5)。
上記の装置において、前記共通の抵抗は、複数の制御パラメータを共に調整できるように調整可能に構成されていることが好ましい(形態6)。
上記の装置において、前記マイクロプロセッサは、2つの出力端子を有し、
該出力端子は前記プログラムによって低インピーダンス(低抵抗)と高インピーダンス(高抵抗)との間で切り替えることができ、2つの該出力端子はダイオードとインピーダンスとの直列回路を介して前記蓄積装置と接続されており、該ダイオードは反対方向の極性で接続されており、前記出力端子の1つはインピーダンスを介して電圧源と接続されていることが好ましい(形態7)。
上記の装置において、前記インピーダンスは、前記蓄積装置の充電および放電に対して異なる時定数が得られるように異なる大きさに構成されていることが好ましい(形態8)。
上記の装置において、前記蓄積装置は積分器として構成されていることが好ましい(形態9)。
上記の装置において、前記積分器は演算増幅器を有し、該演算増幅器の出力端子と入力端子との間にはキャパシタが配置されていることが好ましい(形態10)。
上記の装置において、前記インピーダンスは定電流素子として構成されていることが好ましい(形態11)。
上記の課題を解決するために、本発明の電動機の視点によれば、物理量の実際値を所定の目標値に制御する方法であって、目標値と実際値との差(以下、「制御偏差」と称する)、およびその差の符号(以下、「制御符号」と称する)を時間間隔において反復して検出すること、前記制御偏差を、その持続時間(以下、「制御偏差持続時間」と称する)が前記制御偏差の絶対値に比例し、かつその大きさが前記制御符号の関数である電気信号に変換すること、前記制御偏差持続時間の間、アナログ電気蓄積装置の電荷を前記電気信号の関数として制御すること、物理量を前記アナログ電気蓄積装置の電荷の大きさの関数として制御すること、により物理量を制御する方法、を実行する電動機が提供される。この電動機において、マイクロプロセッサを有し、該マイクロプロセッサの出力信号は第2の蓄積装置の電荷の変化を制御することを特徴とする(基本構成2・形態12)。
上記の電動機において、前記マイクロプロセッサは2つの出力端子を有し、該出力端子の各々は論理値“1”と“0”との間で切り替えることができることが好ましい(形態13)。
上記の電動機において、各出力端子に抵抗とダイオードとの直列回路がそれぞれ接続されており、該2つの直列回路は前記第2の蓄積装置に導かれ、2つのダイオードの順方向は互いに反対方向であることが好ましい(形態14)。
上記の電動機において、前記抵抗は異なる大きさであることが好ましい(形態15)。
上記の電動機において、さらに、回転数を制御するための回路を有し、当該回路では、電動機の回転数が過度に低いときに前記第2の蓄積装置の電荷変化に割り当てられる一方の前記抵抗が、他方の前記抵抗よりも小さいことが好ましい(形態16)。
上記の電動機において、前記第2の蓄積装置はコンデンサとして構成されており、該コンデンサにおける電圧は、調整可能な高抵抗を介してPWM変調器の入力端子に供給可能であり、該入力端子は、電動機電流の関数として可変の抵抗を介して所定電位と接続されており、該PWM変調器の入力端子から電流が前記可変抵抗を介して前記電位に流れるとき、前記PWM変調器のデューティ比(TV)は縮小されることが好ましい(形態17)。
上記の電動機において、前記PWM変調器は三角波発生器とコンパレータを有し、該コンパレータの一方の入力端子には該三角波発生器からの三角波電圧が供給され、該コンパレータの他方の入力端子には入力信号が前記第2の蓄積装置および/または電動機電流を制限するための装置から供給されることが好ましい(形態18)。
上記の電動機において、前記三角波発生器の三角波信号は、ゼロとは異なる最小値とゼロとは異なる最大値との間で発振することが好ましい(形態19)。
上記の電動機において、前記三角波発生器はコンパレータを有し、このコンパレータの出力端子は負帰還結合を介して反転(−)入力端子と接続されており、正帰還結合を介して非反転(+)入力端子と接続されており、該反転(−)入力端子には蓄積コンデンサが配属されていることが好ましい(形態20)。
上記の電動機において、電動機電流に対する電流測定装置と前記PWM変調器の入力端子との間に少なくとも1つのフィルタが設けられていることが好ましい(形態21)。
上記の電動機において、前記少なくとも1つのフィルタはT型フィルタとして構成されていることが好ましい(形態22)。
図1は、回転数制御のためのデジタル/アナログ動作する制御装置を有する本発明の装置の第1実施例の部分回路図である。
図2は、図1で使用される4ビット長のデータ語を示す。
図3は、図1の部分図である。
図4は、図1および図3を説明するための概略図である。
図5は、図1および図3を説明するための概略図である。
図6は、回転数制御のための本発明の装置の主な要素を概略的に示すフローチャートである。
図7は、図6に制御器(S114)として示した部分の詳細なフローチャートである:この部分は2進ツリーとして構成されており、非常に高速な作動と高い制御精度が保証される。
図8から図10は、第1の実施例による回転数制御器の作用を説明するための概略図である。
図11は、図3の第1変形実施例である。
図12は、図3の第2変形実施例である。
図13は、PWM変調器の有利な実施形態である。
図14は、図13を説明するための概略図である。
図15は、回転数制御される例として示された2組(巻線)電子整流型電動機と関連する本発明の実施例の概略図である。
図16は、図1から図15で用いられるNEC社のマイクロプロセッサ17P103の端子を示す図である。
図17は、マイクロプロセッサにより整流が制御される図15の電動機を説明するためのフローチャートである。
図18は、本発明が内燃機関の回転数制御に使用される場合を示す概略図である。
図19は、マイクロプロセッサ17P103で使用される出力を説明するための概略図であり、この出力はLOWと高抵抗との間で切り替えることができる。
図20は、マイクロプロセッサにおいて、いわゆるトリステート出力を説明するための概略図である。
図21は、4つの出力端子を有する、図19に類似のマイクロプロセッサの概略図であり、このマイクロプロセッサは制御器においてP成分とI成分を制御するために使用される。
図22は、図21を説明するための概略図である。
図23から図28は、図21と図22を説明するための概略図である。
図29は、本発明の一般的側面を説明するための概略図である。
図30と図31は、本発明の一般的説明のための概略図である。
図32と図33は、目標値のデジタル設定を説明するための概略図である。
図34は、本発明の別の実施例を説明するための概略図であり、この実施例では目標値がデジタルで設定され、P成分が制御の際に考慮され、別個に調整できる。
図35は、図34の構成で使用することのできるプログラムの主要要素を概略的に示すフローチャートである。
図36は、図34での回転数目標値のデジタル設定を示すフローチャートである。
図37Aと図37Bは、制御過程の流れを示すフローチャートである。
図38は、図34に示されたマイクロプロセッサにより制御される電動機の整流を説明するためのフローチャートである。
図39から図42は、図32から図38の作用を説明するための概略図である。
図43は、図31の変形実施例である。
図44は、図29の変形実施例である。
図45は、図37Aの変形実施例である。
図46は、図1,3または図18の変形実施例である。
図47は、蓄積装置の構成に対する変形実施例である。
図1は、実施例に本発明の主要素子を示す。20によりマイクロプロセッサ、例えばNEC社の17P103マイクロプロセッサが示されており、このマイクロプロセッサは4ビットのデータ幅を有する。本発明にはこのような簡単なマイクロプロセッサを使用することができるという利点がある。このマイクロプロセッサはROMを有し、このROMにはマイクロプロセッサを制御するためのプログラムが記憶されている。このプログラムの主要部分は後でフローチャートに基づいて説明する。図1には、電動機50の回転数に対する制御器(I制御器)が示されているが、この制御器は例えば同じようにして内燃機関に対する回転数制御器としても使用することができ(図18参照)、また物理量を制御するためのその他の任意の制御課題に対して使用することもできる。
マイクロプロセッサ20は通常は、例えば+5Vの制御供給電圧と接続されており、この供給電圧はプラス線路22とマイナス線路24との間に印加される。これらの線路の間にはポテンシオメータ26が配置されている。ポテンシオメータのタップ28はコンパレータ30の反転(−)入力端子と接続されている。コンパレータの非反転(+)入力端子は抵抗32(例えば100kΩ)を介してプラス線路22と、コンデンサ34(例えば100nF)を介してマイナス線路24と、また直線(または図示しない例えば100Ωの小さな抵抗を介して)マイクロプロセッサ20のポートB0と接続されている。ポートB0はプログラムによって、これが内部でマイナス線路24に接続され、コンデンサ34が放電されるように制御することができる。あるいはポートB0は、これが高抵抗であり従ってコンデンサ34が抵抗32を介して充電できるように制御することができる。
この経過のプログラムによる時間制御を以下詳細に説明する。ポートB1とB2も制御ポートと称され、同じように制御することができる。すなわち、B1=0のときポートB1はマイナス線路24と接続され、B1=1のときポートB1は高抵抗である。このことはポートB2に対しても当てはまる。
コンパレータ30の出力端子33’は抵抗36を介してプラス線路と、抵抗38を介してマイクロプロセッサのポートC1と接続されている。ポートC1の電位はDIFF(差)により示されている。
コンパレータ30の出力端子30’は、コンデンサ34が放電している限り“低”電位を有する。すなわち、DIFF=0である。なぜならこの場合、コンパレータ30の+入力端子はその−入力端子よりも低い電位を有するからである。
マイクロプロセッサ20の出力端子B0が高抵抗になると、コンデンサ34は抵抗32を介して充電され、従ってこのコンデンサにおける電圧は上昇し、所定の時点(これを“測定時点”と称することができる)で、コンパレータ30の+入力端子はその−入力端子よりも電位が高くなる。これによって出力端子30’の電位は突然、正の(高い)値に跳躍する(DIFF=1)。
従って入力端子C1における信号DIFFはその電位跳躍によって“測定時点”を指示する。出力端子B0の電位が最初は低く(コンデンサ34は放電)、次に高抵抗に切り替えられると、これにより所定の時間間隔で信号DIFFの正の電位跳躍が得られる。この時間間隔はポテンシオメータ26の調整に依存する。すなわち、ポテンシオメータ26のタップ28における電位が正になればなるほど時間間隔は長くなる。
ポテンシオメータ26は回転数に対する目標値の調整に用いる。場合によってはここでポテンシオメータの代わりに、固定抵抗40と温度依存抵抗42(例えば負の抵抗温度係数NTC)による構成も可能である。これは図1に破線で示されており、回転数に対する目標値を温度に依存させることができる。このことは例えばもちろん、ファンが比較的に低い温度では低い回転数で、比較的に高い温度では高い回転数で回転すべき場合である。
図1に示された構成は電動機50、例えばブラシ(整流子)型電動機または電子整流型電動機(ECM)の制御に用いる。この電動機は例えば12,24,48または60Vの正の直流電圧に接続されている。あるいはこの構成により内燃機関の回転数を制御することもできる。これは例として図18に示されている。電動機50に並列にフリーランニング(Freilauf)ダイオード51が接続されている。
電動機50に供給される電流はnpnダーリントントランジスタ54による制御され、このトランジスタにはフリーランニングダイオード56が逆並列に接続されている。トランジスタ54のエミッタは測定抵抗58(例えば3Ω)を介して共通のマイナス線路24と接続されている。
トランジスタ54の電流を制御するためにPWM変調器60を用いる。この調整器については後で図13に基づいて説明する。この変調器(デューティ比制御器)は、例えば25kHzの周波数で電流をトランジスタ54でオン/オフする。電動機50が多くの電流を必要とする場合、電流パルス間の休止時間は短くされ、電動機50があまり電流を必要としない場合には、この休止時間が長くされる。ここでパルスの周波数は実質的に変化せずに留まる。
従って電流パルスiのデューティ比TVは、パルス持続時間tpとその周期時間Tとの比であり(図1の右)、PWM変調器60の入力端子62の電位によって定められる。すなわちこの電位が高いときにはTVは小さく、場合により0%である。また入力端子62の電位が低くなるとTVは大きくなり、場合により100%となる。この場合電流iは連続的にトランジスタ54を流れる。
電動機50の起動中(相応に高い起動電流によって)は、入力端子62の電位は測定抵抗58の電圧によって定められる。この電圧は抵抗64を介してnpnトランジスタ66のベースに供給される。このトランジスタ(例えばタイプBC846)は可変抵抗として作用し、そのエミッタはマイナス線路24と接続されている。ろ波コンデンサ68(例えば10nF)がトランジスタのベースとマイナス線路24との間に接続されている。トランジスタ66のコレクタは2つの抵抗70,72(例えばそれぞれ1kΩ)を介して入力端子62と接続されている。これら抵抗の接続点74はろ波コンデンサ76(例えば100nF)を介してマイナス線路24と接続されている。素子70,72,76は共に1次の時限素子を形成する。この時限素子は、抵抗58における電圧パルスを入力端子62における実質的に同形状の直流電圧に変換するためのフィルタ素子として用いる。
起動時に高電流が抵抗58を流れると、そこで相応に高い電圧が形成される。トランジスタ66がさらに導通すると、入力端子62の電位は負の方向に引き寄せられる。これにより電流iのディーティ比は減少し、電流は所定の最高値に制限される。これによって電動機50の起動時の電流制限が達成される。
入力端子62は高抵抗80(例えば100kΩ)を介して接続点82と接続されている。比較的大きなコンデンサ84(例えば3.3μF)が接続点82とマイナス線路24との間に接続されている。コンデンサ84における電圧ucは、トランジスタ66が遮断されているとき入力端子62の電位を定めることがわかる。トランジスタ66は実質的に電動機の起動時にだけ電流導通状態となるので、このトランジスタは起動後には電圧ucによって作用される回転数制御を行わない。しかしいずれの場合でも電流制限は回転数制御に優先される。すなわち、トランジスタ66が導通するとき、回転数制御ではなく専らこのトランジスタが入力端子62の電位を制御し、電流iが所定の最高値を上回らないようにする。
接続点82にはダイオード88のアノードが接続されており、そのカソードは抵抗90(例えば100kΩ)を介してマイクロプロセッサ20のポートB2と接続されている。接続点82にはダイオード92のカソードが接続されており、そのアノードは抵抗94(例えば43kΩ)を介してプロセッサ20のポートB1と接続されている。このポートB1はまた抵抗95(例えば3.3kΩ)を介してプラス線路22と接続されている。
電動機50には回転数発生器96(TG)が結合されており、この回転数発生器は出力電圧ホール“Hall”を送出する。この出力電圧の周波数は電動機50の回転数に比例する。電動機50では電圧Hallをホール発生器の出力電圧とすることができ、このホール発生器はロータ位置センサとして用いる。しかしこのためには出力電圧のいずれの形式も適し、例えば周波数が回転数に比例するパルス、正弦波電圧、矩形波電圧等でも良い。しかし頻繁にはコストの理由からホール発生器をとくに電動機の場合は使用するので、この信号を“Hall”と称する。
図2は、マイクロプロセッサ20のデータ語100を示す。このデータ語は4つのビット、B3,B2,B1およびB0からなる、例えば0111である。ビットB3は本実施例では使用しない。
ビットB0はマイクロプロセッサ20のポートB0を制御する。これが“0”であるとき、このポートはマイナス線路24と接続され、“1”であるときポートB0は高抵抗となる。同じことがすでに説明したようにポートB1とB2に対しても当てはまる。
図3もまた、2つのダイオード88と92を有する回路の一部を示す。図4は、ポートB1とB2の信号を異なる動作状態において示す。ここで“1”はポートが高抵抗であること意味し(オープンコレクタ)、“0”はポートがマイナス線路24と接続されていることを意味する。
状態98ではB1=0、B2=1である。すなわち2つのダイオード88,92は阻止されており、電流がポートB1,B2からコンデンサ84へ、またはコンデンサ84から流れることができない。従ってコンデンサの電荷、ひいては電圧ucは変化しない。これによってPWM変調器60のデューティ比TVも変化せず、このことは図4に水平の矢印によって示されている。状態98は、回転数目標(ポテンシオメータ28の調整位置)と回転数実際値(パルスHallの時間的間隔TH)との差に対する測定過程の少なくとも一部分で留まる状態に相応する。この状態98をニュートラル調整位置と称することができる。なぜなら、この状態では電動機50に対する電流パルスiのデューティ比TVが変化しないからである。
回転数nが過度に低ければ、すなわち目標回転数n0より低ければ、図4の欄100によりB1=1かつB2=1に調整される。この場合ダイオード8が阻止され、ダイオード92は導通する。これにより抵抗95と94を介して充電電流がコンデンサ84に流れ、コンデンサの電圧ucは上昇する。これによってデューティ比TVは増大し、電動機50を流れる電流iも増大する。このことは図4に上向きの矢印によって示されている。これによって電動機50の回転数nは上昇する。
この回転数が過度に高ければ、図4の欄102に従ってB1=0かつB2=0がセットされる。これによってダイオード92は阻止される。なぜなら電流がプラス線路22から抵抗95とポートB1を介してマイナス線路24に流れ、これによりポートB1は近似的に電位0Vとなるからである。ダイオード88は導通する。これによりこのダイオード、抵抗90およびマイクロプロセッサ20の内部接続を介して電流がコンデンサ84からマイナス線路24に流れ、コンデンサ84の電圧ucは低減される。これによってデューティ比TVが減少する。従って電動機50を流れる電流iは小さくなる。このことは図4に下向きの矢印によって示されている。ここでは回転数nは相応に低下する。
図3の回路によっていわゆるトリステート出力がシミュレートされる。すなわちプロセッサ出力端子は、状態“0”(図4の欄102)および“1”(図4の欄100)の他に状態“高抵抗”(図4の欄98)を取ることができる。
図3の回路には、抵抗90と94によって種々異なる制御パラメータを調整できるという利点がある。抵抗94と95は共に“電動機が過度に緩慢”に対する制御パラメータを定め、抵抗90は“電動機が過度に高速”に対する制御パラメータを定める。有利には抵抗94と95の和(例えば46kΩ)は抵抗90(例えば100kΩ)よりも小さく選択する。すなわち回転数nが過度に低いときコンデンサ84の電荷が急速に上昇し、これにより起動時に回転数が迅速に上昇する。これに対し回転数nが過度の高い場合にはコンデンサ84の電荷は緩慢に低減され、これにより電動機の始動時に回転数の振れが発生しない。
図5はこのことを示している。そこで曲線104は上記のように抵抗90と94の値が異なる場合に対するものであり、曲線106は抵抗90と94が同じ大きさである場合を示す。後者の場合、目標回転数n0に達するまでに比較的長時間かかる。すなわちシステムの減衰度が小さい。抵抗90と94を異なる大きさにできるということは図3の構成の重要な利点である。同じように、プログラムによって命令に応じ、コンデンサ84の電荷を(実質的に)一定に保つこと(図4の欄98)、上昇させること(欄100)、または低下させること(欄102)ができる。以下この回路に対する変形実施例が示されており、これを説明する。
図6は通常のフローチャートの形態で制御プログラムの基本経路を示す。ステップS110は、リセット後のプログラムへのジャンプであり、例えばパワーアップリセット後の投入接続時である。ステップS112で初期化が行われる。ここでは、プログラムに対して必要な値および状態を設定する変数および定数がロードされる。ステップS114は、図7に構成の示された制御器を含む。電動機50が電子整流型電動機の場合、ステップS116は整流を行う。このような電子整流型電動機、およびその整流のためのプログラムは後で図15から図17に基づいて説明する。電動機50がコレクタ(ブラシ)型電動機の場合はステップS116は省略される。
マイクロプロセッサはノイズパルスによって“ハングアップ”することがあるから、すなわちそのプログラムが停止し、それ以上実行できなくなることがあるから、S119には周期的リセット過程が示されている。この周期的リセット過程は電動機50の回転によって制御され、例えば1回転ごとに行うことができる。これについては日本特許公開公報7−194170号を参照されたい。この刊行には電動機で周期的にリセットするための構成が示されている。これは内燃機関でも同じように可能である。この構成または類似の形式の構成を本発明の電動機に設けることは有利である。これにより多くの電気的ノイズパルスがある環境での問題点が回避され、電動機が確実に所望の回転数で回転する。しかしこの可能性はすべてのマイクロプロセッサに与えられるわけではない。
ステップS114(場合によりステップS116)はループS118の一部である。このループは動作時に常時実行される。このループは有利には、このループを通過するのに対して一定の時間、例えば20μsが必要であるように構成されており、従ってループ数を計数することによって時間測定が可能である。この一定の持続時間は、個々の比較的短いプログラム部分例えばステップS152およびS140へのNOP(ノーオペレーション)命令によって達成される(図7)。このようにして通過したループの数を計数することによって簡単に時間測定を行うことができる。周期的リセット過程の間は、ループS118を短時間去ることになる。このことはフローチャートに示されている。
図7は制御器部分の構成を詳細に示す。“RGLポート”(RGL−Port)に関する記述は図2のデータ語を表し、このデータ語はマイクロプロセッサ20の出力端子B2,B1およびB0を制御する。例えばRGLポート=0101はビットB0、すなわち最下位ビットが1であることを意味し、コンデンサ34が充電される。さらにB1=0かつB2=1であり、このことは図4の欄98からコンデンサ84は充電も放電もされない(ニュートラル調整位置)。
ステップS120(図7)で制御過程が開始する。ステップS122で記号“Hall”、すなわち回転数発生器96の出力信号が問い合わされる。これが値“1”を有していれば、ステップS124で制御ビット(レジスタ)がセットされる。これにより信号“Hall”がこの時点で“1”であることが記憶される。ステップS126で、マイクロプロセッサ20のポートC1の信号DIFFが問い合わされる。この信号が値“1”を有していれば、回転数の測定が終了され、ステップS128で新たな測定のための準備が行われる。このためにRGLビットと称するレジスタが“0”にセットされ、データ語RGLポート=0100にセットされる。これによってコンデンサ34は放電し、コンデンサ84の電圧ucは不変に保持される(図3の欄98によるニュートラル調整位置)。
整流が行われる限り、ステップS116で整流が検査され、場合により変更される。このことは後で図15から図17に基づいて詳細に説明する。
ループS118の通過後、プログラムは新たにステップS122に達する。信号“Hall”が変化していない限り(Hall=1)、プログラムはステップS124,S126を介してステップS130へ移行する。なぜならコンデンサ34の放電によって信号DIFFは“0”になっているからである。先行するステップS128でレジスタRGLビットは“0”になっている。すなわちプログラムはS130でステップS132に分岐する。このステップS132はステップS128と同じである。すなわち、ポートB0,B1,B2に変化は生じない。
続いてプログラムは新たにループS118を通過する。このとき(回転数発生器96の)信号“Hall”が“1”から“0”へ変化していれば、プログラムはステップS122でS136へ分岐する。そこでは前にS124でセットされた制御ビットが問い合わされる。制御ビットがまだセットされていれば、ステップS138でリセットされる。これはプログラムでHall=0を保持するためである。続いてステップS132が新たに実行される。これはコンデンサ34を確実に放電させ、信号DIFFを確実に“0”にするためである。
後者のことが必要であるのは、コンデンサ34が新たに充電開始される前にこれを本当に放電されるためである。すなわち、プログラムが後で説明するステップS140の処理をしている間に、信号“Hall”が“1”から“0”へ変化すると、ここでは信号DIFFは“1”であり得るか、または“1”になることがある。この問題はとりわけ、回転数目標値(ポテンシオメータ26の)が急速に高い回転数から低い回転数へ変化したときに生じる。ステップS132でコンデンサ34もこの特別の場合に放電されるから、問題は生じない。
プログラムの次の通過時に相変わらずHall=0であると、制御ビットはもはやセットされず、プログラムはS144へ分岐する。そこでは信号DIFFが問い合わされる。すなわち、コンデンサ34の充電状態が問い合わされる。DIFF=0であれば、ステップS146でレジスタRGLビットが“1”にセットされ、データ語は図2に従い0101に調整される。これによってコンデンサ34の充電を開始することができる。すなわち所望の回転数と実際の回転数との差の測定が開始される。
プログラムの次に通過時(Hall=0の場合)には、プログラムは新たにステップS122を介してS136からS144へ移行する。この間にコンデンサ34がDIFF=1になるまで充電されていれば、回転数の測定は終了され、プログラムはS148へ分岐する。そこではレジスタRGLビットが問い合わされる。
レジスタはステップS146から値“1”を有しており、従ってプログラムはS512へ移行する。そこにはNOP命令またはその他の“不活”(inert)命令があり、すでに説明したようにこの場合に対してループ通過に対する時間を他の場合と同じようにするために用いる。さらにS152でデータ語RGLポートは図2に従い値0111を受け取る。すなわち、コンデンサ34はさらに充電され、信号DIFFは値“1”に維持され、そして図4の欄100に従い、今度はコンデンサ84が抵抗94,95とダイオード92を介して充電され、それにより電圧ucは上昇する。この場合、信号DIFFはHall=0の領域で“1”となったから、電動機50の回転数nが過度に低い(目標値よりも低い)ことが判明し、電圧ucの上昇によって電動機50はPWM変調器60を介して比較的に多くの電流を受け取り、従ってその回転数は上昇する。
電動機の回転数が過度に高ければ、信号DIFFはHall=0の間、値“0”を維持する。ここではHall信号の変化後、すなわちHall=1になり、DIFF=0である限り、プログラムはステップS122,S124,S126およびS130を介してすでに説明したステップS140へ移行する。そこには同じようにNOP命令があり(ステップS152と同じ理由から)、図2に従いデータ語RGLポートはステップS140で値0001を受け取る。すなわちコンデンサ34がさらに充電され(B0=1)、図4の欄102に従いコンデンサ84は抵抗90とダイオード88を介して放電する。これにより回転数はやや低減される。コンデンサ84の放電は、Hall=1の間に値DIFF=1になるまで行われ、その後ステップS128が実行され、コンデンサ84の放電は終了し、コンデンサ34が放電される。またはコンデンサ84の放電は、回転数信号が再びHall=0になるまで行われる。その際にはS132でコンデンサ34が放電され、コンデンサ84の放電は終了する。
ループS118の通過時にプログラムがS140を通過する限り、信号DIFFは“1”にはまだならず、続いて信号Hallが“1”から“0”に変化するから、プログラムはステップS122,S136,S138およびS132を通過する。ここでは信号DIFFが“1”になることがあり、それ自体はステップS132でB0=0によりコンデンサ34は放電する。しかしこの場合の放電は非常に短く、DIFFは次のループ通過時に値“1”を有することができる。
この特別の場合、すなわちDIFF=1の場合、プログラムは次のループ通過時にステップS136,S144,S148を介してステップS150へ移行する。そこでRGLビット=1にセットされ、データ語RGLポート(図2)は0100になる。これによりコンデンサ34は、続いて次のループでのステップS146で新たな充電が開始される前に、B0=0により確実に放電する。
図7の2進ツリー構造によって、I制御器の非常に簡単な構成が僅かなプログラムステップと、とりわけ高速のプログラム実行により得られる。またコンデンサ84の充電または放電は、所望の回転数n0と実際回転数nとの差、すなわちいわゆる制御偏差の符号および大きさに依存する。制御偏差が0である限り、コンデンサ34は場合により交互に、短い充電パルスを受け取り、次の制御過程では短い放電パルスを受け取る。これによりコンデンサの電荷、およびひいては電圧ucは結局のところ変化しない。前の説明からわかるように、信号“Hall”の各期間TH(図1)の間に回転数は一度補正される。
図8は、回転数が過度に低い(目標値より低い)場合に対する経過を線図に示す。列a)には信号“Hall”が示されており、列b)にはコンデンサ34の信号u34が示されている。後者はHall信号が“1”から“0”へ変化するとき、図7のステップS132(またはステップS150)により放電し、続いてステップS146で充電を開始する。図8に示された回転数は過度に低いので、時点t1で、すなわちHall=0の間に、信号DIFF=1になる。これによってステップS152でポートB1とB2が“1”に調整される。これにより図4の欄100に従って、コンデンサ84は抵抗94,95およびダイオード92を介して充電され、電動機50の回転数はデューティ比TVの増大によって上昇される。
Hall信号が“0”から“1”へ変化する時点t2の後、ステップS128でコンデンサ34は放電され、これによってDIFF=0になる。同じようにB1(図2の説明参照)も“0”になり、このことはコンデンサ84の充電の終了を意味する。すなわちコンデンサ84は時間t1からt2の間だけ充電される。実際の回転数が所望の回転数に対して低ければ低いほど、図8で時点t1は左へ移動し、コンデンサ84は比較的長く充電される。このことは図8の列g)に示されている。図8の列e)によれば、この場合時間全体を通じて信号B2は“1”であり、Hall=0である限り、レジスタRGLビットは値“1”を有する。
図9は、実際回転数nが所望の回転数n0に相応する場合に対する経過を示す。ここでもコンデンサ34の充電は、Hall信号が“1”から“0”へ変化するときに開始され(ステップS146;時点t3)、Hall信号が“0”から“1”へ変化するとき、すなわち時点t4で信号u34はポテンシオメータ26で調整された目標値に達し、これによりDIFF=1になる。これによってプログラムはステップS128へ移行し、ここではコンデンサ34が放電され(B0=0により)、コンデンサ84の電荷は結果として変化しない。
時点t4が信号Hallの“0”から“1”への変化の直前にあれば、ステップS152でコンデンサ84は非常に短時間充電され、t4がHall変化の直後にあれば、コンデンサ84はステップS140で非常に短時間放電される。すなわち、それぞれ制御ループを通過する間、例えば20μsの間である。
図9の列d),e)およびf)によれば、ここでは信号B1は常時“0”に留まり、信号B2は常時“1”に留まり、レジスタRGLビットはt3とt4の間では“1”に留まる。列g)によれば、コンデンサ84の電荷ucは変化しない。
実際にはこの場合すでに説明したように、交互に非常に短いパルスが発生し、これらパルスは交互にコンデンサ84を非常に僅かに充電および放電する。これによってコンデンサの電荷状態は目標回転数に達した後は実質的に変化しない(制御器のI特性)。
図10は、回転数が過度に高い(目標値より高い)とき何が生じるかを示す。時点t5でステップS146、すなわちコンデンサ34の充電が開始する(B0=1)。すなわち、信号Hallが“1”から“0”へ変化する場合である。S146によりB1=0かつB2=1である。すなわちコンデンサ84の電荷は最初変化しない。レジスタRGLビットは時点t5で“1”になる。
時点t6で、すなわち“0”から“1”へのHall変化の際にDIFF=0であり、レジスタRGLビットは相変わらず“1”である。すなわちステップS140でさらにB0=1が保持され、コンデンサ34はさらに充電され、B1およびB2に対する値は時点t6で両方とも“0”にセットされる。これによりt6から図4の欄102に従い、コンデンサ84はダイオード88と抵抗90を介して放電し、回転数が低減される。
時点t7でu34はポテンシオメータ26で調整された目標値に達し、信号DIFF=1が形成される。その結果プログラムはステップS128へ移行し、ここではコンデンサ34が放電され、コンデンサ84の放電が終了する。このときレジスタRGLビットは“0”にセットされる。図10の列g)は、コンデンサ84の電圧ucが時点t6とt7の間で低下している様子を示している。このことはわかりやすくするため誇張して示されており、同じことが図8のucの上昇にも言える。
時点t8(Hall信号の“1”から“0”への変化時)までに信号DIFF=1が発生しなければ、コンデンサ84がt6とt8の間で放電され、コンデンサ34が時点t8で自動的に放電される。その後新たな測定が開始する。すなわちこの時点からコンデンサ34は新たに充電される。このような場合は通常、所望の回転数がポート26で比較的小さい値に調整された場合だけ発生する。電動機50は次に比較的小さい電流を受け取り、電動機の駆動する負荷によって所望の比較的低い回転数に達するまで制動される。
前記の制御構成は非常に正確であり、信号Hallを電動機の1回転当たりでさらに頻繁に形成すればさらに正確になる。なぜなら信号Hallの期間TH(図1および図1)で回転数は一回補正されるからである。実際に本発明により所望の回転数が高精度で得られる。
図10の補足として、時点t5,t6,t8はそれぞれ電動機50の所定の角度位置に相当することを述べておく。例えば時点t5は所定の角度位置α1=0°mechに、時点t6は角度α2=180°mech、時点t8は角度α3=360°mech(=0°mech)に相当することができる。コンデンサ34の充電はこの場合、所定の角度位置α1で開始し、測定は角度位置α1に対して所定の角度行程β(図10a)が経過した後に行われる。すなわちロータ位置α2で行われる。信号DIFF=1がα1とα2の角度領域内で発生する場合には電動機が緩慢すぎであり、α2とα3の角度領域で発生する場合には電動機が高速すぎである。この実施例では、測定サイクルおよび制御サイクルにも常に360°mech以内に終了することとなる。すなわち、ロータの1回転内で終了する。
しかし同じ測定サイクルおよび制御サイクルをロータの1回転中にさらに頻繁に、例えば10または100回行うこともできる。これによって制御はさらに正確になる。重要なことは、時点t5が電動機の所定の回転位置α1に相応し、同じように時点t6が動作中に続く回転位置α2に相応することである。ここでα1とα2との間には所定の角度行程βがある。βが360°mechの大きさをとるとすれば、回転位置α1とα2は空間的に(時間的にではなく)一致し、制御サイクルは2回転持続することとなる。(回転数発生器96はこの場合、変速伝動装置を介して駆動される)。角度行程βもα2からα3の角度間隔に一致する必要はなく、例えばα1は0°mech、α2は10°mech、α3は30°mechであることができる。実際には、整流に対しても使用されるHall信号を頻繁に用いる。この場合、各角度間隔は同じ大きさである。
回転数が過度に低いとき、信号DIFF=1の発生と回転位置α2との間の角度間隔が(負の)制御偏差の大きさを表す。また回転数が過度に高いとき、回転位置α2と信号DIFF=1の発生時の角度との角度間隔が(正の)制御偏差を表す。この角度間隔の間にコンデンサ84を充電または放電することによって、簡単かつ僅かなコストで回転数nを所望の値に正確に維持できる。
図11は、いわゆるトリステートポートを有する変形実施例を示す。このポートは多くのマイクロプロセッサで使用することができる。ここでポートBは例えば、2つの電位+5V、0Vと高抵抗状態、いわゆるオープンコレクタとの間で切り替えることができる。相応して、抵抗160とポートBとの間に接続されたコンデンサ84の電荷は次のようにして変化させることができる。すなわち、ポートBの状態をプログラムによって相応に制御して変化させるのである。欠点は、“回転数が過度に高い”と“回転数が過度に低い”に対する制御パラメータが抵抗160により設定され、従って同じであるということである。
図12は、pnpトランジスタ162とnpnトランジスタ164を用いたトリステートポートのシミュレーションを示す。トランジスタ162のエミッタはプラス線路22と、ベースは抵抗166を介してポートB1と、コレクタは接続点168を介してトランジスタ164のコレクタと接続されている。トランジスタ164のベースは抵抗170を介してボートB2と、エミッタはマイナス線路24と接続されている。接続点168には抵抗172を介してコンデンサ84が接続されている。その他の回路は図1(図11に対しても)相応し、従って同じ参照符号が付してある。
図12で、トランジスタ162のベースを論理値“1”、トランジスタ164のベースを論理値“0”にすることにより2つのトランジスタ162と164が阻止されると、コンデンサ84の電圧ucは不変となる(プラス線路22ないしはマイナス線路24と接続されなくなる)。
トランジスタ162がそのベースを論理値“0”とされて導通されると、コンデンサ84は、抵抗172を介して充電され、電圧ucが上昇する。この際トランジスタ164は阻止されていなければならない。
ポートB2が信号B2=1により高抵抗に制御されてトランジスタ162が阻止されトランジスタ164が導通されると、トランジスタ164は抵抗95、170を介してベース電流を受ける。コンデンサ84は抵抗172及びトランジスタ164を介して放電され、電圧ucは対応して降下する。
当然、この種の他の回路構成も可能である。
図13は、図1の回路において有利に使用されるような、PWM変調器60の一構成を示す。これは、例えば、25KHzで振動する三角波発振器180を本質的部分として有し、さらに、図14bにも示されかつトランジスタ54(図1)により電流を制御するパルス状のPWM信号184が出力側に生ずる、コンパレータ182を有する。図示されそして数値をもって説明されるPWM変調器60は、プラス線路222とマイナス線路24の間に12Vの駆動電圧が印加される。
三角波発振器180は、場合によりコンパレータ182と共にダブルコンパレータとして構成されたコンパレータ186(例えばLM2901)を有する。これらのコンパレータは、慣用の如く電圧供給のためプラス線路222及びマイナス線路24と接続される。コンパレータ186の出力188は結合抵抗190を介してその非反転(+)入力端子に、また逆(負帰還結合)抵抗194を介してその反転(−)入力端子に接続される。コンデンサ198が端子196とマイナス線路24との間に介在する。出力188はさらに抵抗200を介してプラス線路222と接続する。+入力端子192は、2つの同じ大きさの抵抗202、204を介してプラス及びマイナス各線路222、24に接続する。
このように構成された三角波発振器180は例えば25kHzの周波数で発振し、これにより形成された三角波電圧208は、線路222および24の間の電圧の半分に対してほぼ対称に経過し、動作電圧が12Vのとき三角波信号の下側ピーク201の電圧は約2Vであり、上側ピーク203の電圧は約9Vである。三角波信号208はまた電圧0V、すなわちマイナス線路24の電位に対してオフセットを有する。このオフセットは例えば約2Vとすることができるが、これより大きくても小さくても良い。
−入力端子196の三角波信号208はコンパレータ182の−入力端子210に供給される。このコンパレータの+入力端子212は図1の入力端子62に相当し、この入力端子212には高抵抗80(図1)を介してコンデンサ84の電圧ucが第1の調整信号として供給される。これは図1で説明したのと同じである。同様にしてこの+入力端子212には、部材70,72,76により形成されたTフィルタの出力信号が供給される。この出力信号は、電動機50における電流iの大きさによって定められる。すなわち、電動機50を流れる電流が大きくなればなるほど(所定の閾値から)トランジスタ66は導通し、+入力端子212の電位を引き下げる。このことはデューティ比TVを減少され、電動機電流が大きくなればなるほど、デューティ比は小さくなる。
コンパレータ182の出力端子216は抵抗218を介してプラス線路222と接続されている。この出力端子はPWM変調器60の出力端子を表し(図1参照)、トランジスタ54(図1)を瞬時のデューティ比TVで制御し、常時オン/オフする。
三角波発生器180の作用を、図13を参照して説明する。そこには3つの電位、すなわちコンパレータ186の−入力端子196のP1、同コンパレータの+入力端子192のP2および同コンパレータの出力端子188のP3が示されている。
この構成の投入接続時にまず、(放電された)コンデンサ198により値P1はマイナス線路24の電位に保持される。P3は従ってプラス線路222の値をとる。なぜならこの場合、コンパレータ186の+入力端子192の電位は−入力端子196の電位P1より高いからである。従ってコンデンサ198は抵抗200と194を介して充電を開始する。このことは図14では、三角波信号198の上昇部分207に相応する。三角波信号は電位P1に、すなわちコンデンサ198の電圧に相当する。値P2は、a)抵抗202,200および190の並列回路、およびb)下側分圧器抵抗204により与えられる。
抵抗202と204は有利には同じ大きさであり、例えばそれぞれ10kΩである。抵抗190は例えば4.3kΩ、抵抗200は例えば2.2kΩ、抵抗194は例えば15kΩ、抵抗200は例えば2.2kΩであり、抵抗194.200、218は、例えば夫々15kΩ、2.2kΩ、33kΩである。そしてコンデンサ198は例えば1nFである。動作電圧が12Vの場合、線路222と24の間の電位P2はこの場合約9Vである。
コンデンサ198を充電することによって続いてP1はP2より高くなり、これにより出力端子188はマイナス線路24の電位に切り替わる。すなわち電位P3は負方向に急転する。従ってコンデンサ198は抵抗194とコンパレータ186を介して放電を開始する。このことは図14aの三角波信号208の下降部分209である。コンパレータの閾値P2もこれによって同じように変化する。この閾値は、a)抵抗204と190の並列回路、およびb)分圧抵抗200から得られる。この新たな電位P2は約2Vである。
コンデンサ204の放電によりP1がP2より低くなると、コンパレータ186は再び“オン”に切り替わる。すなわち出力端子の電位P3が再び高くなる。
前記の過程は周期的に繰り返され、従ってP1は再び、抵抗200,190および202により定められる電位P2まで上昇する。その後P3(コンパレータ186の出力端子188)は再びマイナス線路24の電位に急転する。このことによって例えば25kHzの三角波信号208が発生する。
コンデンサ198の充電期間は、抵抗200と194の直列回路の値によって定められる。このコンデンサの放電時間は抵抗194によって定められる。+入力端子192の電位P2は前記の値の場合約+9Vと+2Vの間で発振し、例えば5.5Vの中央電圧に対してほぼ対称となる。この中央電圧は線路222と24の間の電圧のほぼ半分に相当する。信号208の小さな非対称性は抵抗200によって生じる。
重要なことはPWM比(パルス幅変調比)が、電圧ucが+2V以下ののときにすでに0%に達していることである。これにより0から2Vの電圧領域で電動機電流iはゼロに維持される。このことが重要なのは、図示の形式の電流制限が行われる場合である。なぜなら、測定抵抗58(図1)における信号の値が高い場合、すなわち電動機電流iが大きい場合、抵抗72における信号(コンパレータ182の+入力端子212に供給される)は完全にはマイナス線路24の電位まで降下せず、やや正に留まる。しかしこの小さな残留電圧は0から2Vの電圧領域内(図14aのオフセット206)にあるから、この領域内ではPWM比は0%に調整され、これによりこのような小さな残留電圧であっても電流制限が確実に機能する。つまり動作時に電位P1(コンパレータ182の−入力端子)が+2V以下に降下せず、これにより2V以下にあるこのコンパレータの+入力端子の各電位により0%のPWM信号184のディーティ比が生じる。通常動作時には、電流制限は電動機電流の低減にだけ作用する。すなわち、入力端子212の電位は2V以上の領域にあり、0%以上のデューティ比に相応するが、デューティ比は電流制限を行うことによって、比較的に小さい値にシフトされる。オフセット領域206によってまた、トランジスタ66(図1)が大きな許容偏差を有していて間違った電流制限の行われることが回避される。
動作時に三角波発振器180は図14aに示した三角波電圧208を形成する。コンパレータ182の+入力端子212における電位(図14aにはucにより示されている)に応じ、これが低ければ低いほど、コンパレータ182の出力端子216で得られる例えば周波数25kHzの矩形パルスは短くなる。かくてこの電位の高さが、パルス184デューティ比を定める。入力端子212の電位がより正になれば、デューティ比は増大し、ひいては電動機電流iも増大する。この信号がより負になれば、デューティ比と電動機電流iは減少する。
通常動作では、+入力端子212に高抵抗80を介して正の第1調整信号が供給され、この調整信号はPWM信号184のデューティ比を定める。しかし電動機50を流れる電流が所定の限界値を越えて増大すると、トランジスタ66が導通し、これによって+入力端子212には低減された電位が発生する。すなわちこの電位は負の方向にシフトされる。なぜなら電流が入力端子62からトランジスタ66を介してマイナス線路24に流れるからである。このことによってPWMパルス184のディーティ比TVが減少し、小さくなればなるほど電動機電流は増大する。このようにして穏やかな電流制限が得られ、この電流制限は実質的にアナログで動作し、付加的な電動機ノイズまたは付加的なEMV障害の原因とはならない。
図15は、電子整流型電動機230における本発明の構成を示す。この電動機のうち232により概略的に永久磁石ロータが示されている。このロータは磁界によってホールIC234を制御する。このホールICは図15の左側にも示されている。電動機230はいわゆる2組(巻線)電動機として2つの巻線236,238を有する。もちろん本発明は電子整流型電動機のいずれの形式にも適し、例えば3巻線または4巻線であってもよい。巻線236,238は動作時には交互に電流を受け取る。これについてはDE2346380C2参照のこと、そこには2巻線2パルス信号型電動機が記載されている。(2パルスとは、ロータ232の360°el回転中、巻線236の半回転中および巻線238の別の半回転中に電流を受け取る、すなわち360°el当たりで2つの電流パルスを受け取ることを意味し、これら2つの電流パルスはPWM回転数制御によって多数の個別パルスに分割することができる。)
巻線236を流れる電流i1を制御するために、フリーランニング(Freilauf)ダイオード242を備えたnpnダーリントントランジスタ240を用い、巻線238を流れる電流i2を制御するために、フリーランニングダイオード246を備えたnpnトランジスタ244を用いる。トランジスタ240,244のエミッタは相互に、かつ(図1から既知の)電流測定抵抗58を介してマイナス線路24と接続されている。
図15において、図1と同じまたは類似の部材には同じ参照符号が付してあり、再度説明しない。PWM変調器60の有利な実施例は図13に詳細に示されている。
トランジスタ240はマイクロプロセッサ20のポートD1(図16参照)によってANDゲート250を介して制御される。ANDゲート250の他方の入力端子にはPWM変調器60からの出力信号184が供給される。この出力信号184の波形は図15に概略的に示されている。ここでは例えば25kHzの矩形パルスである。このパルスの幅はPWM変調器60の入力端子における電圧の高さによって定められる。トランジスタ240は、PWM変調器60の出力端子とマイクロプロセッサ20の出力端子D1の両方に論理信号“1”が存在するときにのみ導通制御される。
同じようにトランジスタ244はマイクロプロセッサ20のポートD0(図16)によりANDゲート252を介して制御される。このANDゲート252の他方の入力端子にはPWM変調器60からの出力信号184が供給される。トランジスタ244も、PWM変調器60の出力端子とマイクロプロセッサ20の出力端子A0の両方に論理信号“1”が存在するときにのみ導通制御される。
ANDゲート205の出力端子とトランジスタ240のベースとの間には抵抗254が接続されており、同じようにトランジスタ244には抵抗256が接続されている。
マイクロプロセッサ20の入力端子VDD(図16)にはプラス線路22の電圧(例えば5V)が供給される。この入力端子と入力端子GNDとの間には、ノイズパルスからマイクロプロセッサ20を保護するために小さなコンデンサ260が接続されている。マイクロプロセッサ20の使用しない出力端子D2,C0,C2およびC3は抵抗Rを介してプラス線路22と接続されている。図16参照。
ホールIC234は電流供給のためにプラス線路22とマイナス線路24に接続されている。その出力信号“Hall”はマイクロプロセッサ20のポートD3に供給される。その他のその出力端子はいわゆるプルアップ抵抗262を介してプラス線路22と接続されている。
電動機の投入接続時にいわゆるパワーアップリセットを行うためにコンデンサ264が設けられている。このコンデンサの一方の端子はマイナス線路24と、他方の端子は接続点266と抵抗268を介してプラス線路22と接続されている。接続点266はマイクロプロセッサ20の入力端子RESET/と接続されている。電動機230の投入接続時にはコンデンサ264は放電しているから、この入力端子は投入接続時に論理信号“0”を受け取り、リセット過程が行われる。引き続いて動作中にコンデンサ264は充電され、これによりこの入力端子RESET/は論理信号“1”を受け取る。
マイクロプロセッサ20の入力端子XINとXOUTには8MHzセラミック発振器270がクロック発生器として接続されている。
図15の作用
ホールIC234は信号“Hall”を送出し、この信号は図7および図8から図10のフローチャートで詳細に説明した。図17(これは図6と図7のプログラム部分S116を示す)によれば、ステップS272で整流が開始し、引き続いて回転数制御過程(図6のステップS114)が行われる。
ステップS274で、マイクロプログラム20のポートD3が論理値“0”または“1”を有しているか検査される。値“0”の場合はプログラムは左のS276へ分岐し、そこでポートD1に論理信号“0”が形成される。すなわち、トランジスタ240は阻止される。一方、信号“1”がポートD0に形成され、トランジスタ244は導通制御され、PWM変調器60からの信号184により例えば25000回/s、信号184のデューティ比TVによりオン/オフされる。すなわち、電動機230が過度に速いときTVは小さくなり、電動機が過度に緩慢なときTVが大きくなる。これをPWM制御と称することができる。なぜならここではパルス184の幅が変化されるからである。
S274で、ポートD3の信号が論理値“1”を有していることが判明すると、S278でポートD1は値“1”を、ポートD0は値“0”を受け取り、これによりトランジスタ244は阻止され、トランジスタ240が導通制御される。後者は同じようにPWM信号184によって常時、オン/オフされる。このときデューティ比TVは回転数制御によって定められる。この回転数制御は図1と同じであり、ここで再度説明しない。
ステップS276またはS278に続いて、プログラムは場合によりステップS280を通過する。ここでは別の過程を電動機230で制御することができ、ループS118(図6および図7参照)を介してS122に戻る。
整流をループS118に繰込むことにより、ループ通過に対する時間が僅かに延長される。この時間は例えば20から30μsの間となる。ループS118は約20μsごとに通過されるから、信号Hallの変化は遅くともこの時間後に識別され、整流の切替が行われる。
マイクロプロセッサ20の端子およびその符号は図16に示されている。本発明の利点は、データ幅が4ビットしかない簡単なマイクロプロセッサ20により非常に正確な回転数制御が、所望の場合には電流制限と関連して可能であることである。構成素子の数も小さく、これらの素子を電動機230に直接収容することができ、例えば本発明の電動機が駆動するのに適するファンに収容することができる。
図18は、内燃機関290の回転数制御に対する本発明の変形実施例を示す。本発明はとりわけディーゼル機関に適する。なぜならディーゼル機関では回転数を上側に対して制限しなければならないからである。接続点62に付加信号ZSを供給することができ、この信号は例えば急加速の際に機関290をいわゆる発煙限界以下に導く。すなわち、排ガスにディーゼルが現れない。
接続点62の信号は調整駆動部292、例えばオットー機関の場合は図示のように機関290の絞り弁294対する調整駆動部に供給される。またはディーゼル噴射ポンプに対する調整駆動部に供給される。機関290、またそのはずみ車には通常は回転数センサ296が設けられており、この回転数センサは回転数実際値信号298をマイクロプロセッサ20の入力端子C1に対して送出する。内燃機関用のこの種のセンサ296は十分に公知である。信号298は、前の図面で“Hall”により示した信号に相当する。
作用は前の実施例に相当する。すなわち、機関290が過度に緩慢なときコンデンサ84の電圧が上昇し、変長器292は機関290への燃料供給を、機関がさらに高速になるように調整する。反対に機関290が過度に高速の場合は、コンデンサ84は少し放電し、変長器292は燃料供給を低減し、これにより機関290は緩りになる。
接続点62の信号はまた直接、電子制御燃料噴射部に供給し、そこで燃料をシリンダに供給する時間の長さを制御することができる。
図19は、図12に類似の図であるが、マイクロプロセッサ20,例えばNEC17P103型での過程を説明するためのものである。ポートBはここでは内部npnトランジスタ300のコレクタに接続されており、そのエミッタはGND、すなわちマイナス線路24と接続されている。このトランジスタのベースはデジタル信号Aによって制御される。図19の右の表に示すように、A=1に対してトランジスタ300は導通し、従って出力端子Bは論理値“0”を有する。プラス線路22から抵抗95を介して流れる電流は従って、トランジスタ300を介してマイナス線路24へ流れれる。A=0であればトランジスタ300は非導通である。すなわち高抵抗である。このことは符号R∞により示されている。この場合はポートBはプルアップ抵抗95を介して値“1”、すなわち+5Vを受け取る。
図20は、マイクロプロセッサ20の内部構成を図11の場合で示す。すなわちいわゆるトリステート実施例であり、ポートB’は3つの異なる状態を取ることができる。
マイクロプロセッサ20(例えばPi16C57型)では、ポートB’にpnpトランジスタ302とnpnトランジスタ304が配属されている。これらのトランジスタのコレクタは相互に、かつポートB’に接続されている。トランジスタ302のエミッタは正の電圧とマイクロプロセッサ20で接続されている。トランジスタ304のエミッタはマイナス線路24と接続されている。そのベースには信号A”が供給される。
図20の右の表は、A’=A”=1に対してポートB’は論理値“0”を取ることを示している。なぜならこの場合、トランジスタ302は阻止され、トランジスタ304が導通するからである。同じように表は、A’=A”=0に対してポートB’は論理値“1”、すなわちHighを取ることを示している。なぜならこの場合、トランジスタ302は導通し、トランジスタ304が阻止されるからである。さらに表は、A’=1かつA”=0に対してポートB’は高抵抗であることを示している。これはR∞により示されており、トリステート“Tristate”として示されている。すなわちこのポートの第3の状態である。
図21は、比較的多数のポートB1,B2,B3,B4を有するマイクロプロセッサ20を示す。このマイクロプロセッサは図19と同じように内部トランジスタ306(ポートB1)、308(ポートB2)、310(ポートB3)および312(ポートB4)により制御される。図19の説明はここでも当てはまるので繰り返さない。マイクロプロセッサ17P103はここではあまり適さないことを述べておく。なぜならこのプロセッサは3つのポートB1,B2,B3しか有していないからである。適する型番は例えばマイクロプロセッサPi16C57である。しかしあるいは、別のポートの出力端子もこれが空いていれば使用することができる。例えばポートCの1つまたは2つの出力端子である。
トランジスタ306,308には、動作時に最後に測定された制御偏差εがデジタル形で供給され、トランジスタ310,312には、先行する測定サイクルで測定された制御偏差ε’が供給される。
ポートB1とB2の接続は図3と同じである。異なる点は、そこに図示された固定抵抗90,94の代わりに図21では、固定抵抗90’、94’が可変抵抗90”、94”に直列に設けられていることである。これは相応の制御パラメータを適用事例に応じて調整するためであり、すでに図1と図3で説明した。
例としての値は:
抵抗95;3.3kΩ(以下“k”とも略す)
抵抗90’と94’;10kΩ
ポテンシオメータ90”と94”;各250kΩ
ここで抵抗94’+94”は例えば50kΩに、抵抗90’+90”は例えば70kΩに調整される。
ポートB3は抵抗316(例えば3.3kΩ)を介してプラス線路22と、またポテンシオメータ318”と固定抵抗318’との直列回路を介してダイオード320のアノードと接続されている。このダイオードのカソードは接続点82に接続されている(図1,図3または図15参照)。
同じようにポートB4はポテンシオメータ322”と固定抵抗322’を介してダイオード324のカソードと接続されており、このダイオードのアノードは接続点82に接続されている。
抵抗316の値は3.3kΩ、固定抵抗318’と322’の値は10kΩ、ポテンシオメータ318”と322”の値は250kΩとすることができる。抵抗318’+318”の値は例えば80kΩであり、抵抗322’+322”の値は例えば60kΩである。ポテンシオメータ80の値は例えば100kΩ、コンデンサ84の値は3.3μFとすることができる。
図22は、デジタル/アナログ変換器の作用を概略的に示す。この変換器は入力端子328に制御偏差εとその符号(sign)VZを受け取る。
接続点82,84は加算点であり、ここではアナログ記憶素子、すなわちコンデンサ84の電荷が制御偏差の値に応じて上昇または低減される。すなわち和が形成される。(右側からの)戻り矢印は加算点の蓄積特性を表す。
一度、制御偏差と符号の瞬時値ε(以降“e”とも表す)が用いられる。これらの値は外部から供給することも、またはマイクロプロセッサ20で計算することもできる。これについては前に説明した。さらにεおよびVZに対する値を先行する測定サイクルから、例えば直接先行する値ε’およびその符号VZ’を用いることもできる。これらの値は先行する回転数n’で測定されたものであり、メモリ330に中間記憶され、連続的に更新される。これの有利な構成を後で図37に基づいて説明する。
εの符号VZは、制御偏差εが制御パラメータC0によりポジティブに考慮されるか、または制御パラメータC0’によりネガティブに考慮されるかを決定する。ポジティブな考慮(VZ=+)とは、回転数nが過度に低く、図21で充電電流が抵抗95,94”、94’を介してコンデンサ84に流れることを意味する。従ってこれらの抵抗は制御パラメータC0を定める。負の符号(VZ=−)は、回転数nが過度に高く、図21で放電電流が抵抗90’、90”を介してコンデンサ84からマイナス線路24へ流れることを意味する。従って抵抗90’、90”は制御パラメータC0’を定める。
ε’の符号VZ’は、制御偏差のこの“古い”値が制御パラメータC1’によりポジティブに考慮されるか、または制御パラメータC1によりネガティブに考慮されるかを決定する。“古い”値ε’の符号VZ’が負であれば、すなわちVZ’=−であればこれは、その測定時点でその時の回転数n’が過度に高かったことを意味する。この場合図21に従って、充電電流が抵抗318’、318”を介してコンデンサ84へ流れる。従ってこの2つの抵抗は制御パラメータC1を定める。
古い値ε’の符号VZ’が正であれば、すなわちVZ’=+であればこのことは、その測定時点で回転数n’が過度に低かったことを意味する。この場合図21に従い、放電電流が抵抗322’、322”を介してコンデンサ84からマイナス線路24へ流れる。抵抗322’、322”は従って制御パラメータC1’を定める。
このような構成の大きな利点は、ポテンシオメータ94”、90”、318”および322”の簡単な調整によって制御パラメータをそれぞれの適用目的に適合できることであり、その際にマイクロプロセッサ20のプログラムを変更する必要はない。すなわち専用にプログラミングされたマイクロプロセッサ20により多数の適用事例をカバーすることができる。このときアナログ構成素子を使用しても、デジタル制御の精度と高速性が得られる。
抵抗94’、94”は、回転数が過度に低いときのP+Iに対する制御パラメータを定める。また抵抗90’と90”は回転数が過度に高いときの制御パラメータを定める。同じように抵抗318’と318”は回転数が過度に高いときのPに対するパラメータを定め、抵抗322’と322”は回転数が過度に低いときのパラメータを定める。
図23は、回転数nが過度に低いが上昇しつつある場合に対する経路を説明するためのものである。列a)では信号Hallの持続期間THが減少傾向にあることがわかる。すなわちT2はT1よりも小さい。
回転数nが過度に低いことにより、列c)には信号DIFFが生じる。この信号は正の符号(すなわちVZ=+)を有する制御偏差εに相当する。この信号DIFFの持続時間は減少しつつある。なぜなら、回転数が増大するからである。従って(図面の外の左で)信号+ε0が得られ、続いて信号+ε1,+ε2,+ε3等々が得られる。
これらの信号は直接ポートB1を制御し、これらの信号が存在する限りポートB1を高抵抗にする。従ってB1=1である限り、抵抗95,94”、94’を介して充電電流がコンデンサ84へ流れる。
B1=1の開始と同時に、すなわち時点t10で(図23h)、高かった信号B4が低くなる。すなわち、ε’の持続時間中に常にこの符号が正であったなら低くなる。
信号B1の高レベルはt10からt11まで持続する。すなわち時間間隔ε1の間持続する。しかし回転数が上昇しつつあるから、先行する値ε0は比較的に長く、時点t12まで持続する。従って時間間隔t10からt11の間、コンデンサ84は抵抗95,94”および94’を介して充電され、抵抗322’、322”を介して放電される。これによって図23hによりこの時間間隔でコンデンサ84の電圧ucは上昇する。なぜならB1の影響がB4の影響を上回るからである。
時間間隔t11からt12の間、B1=0であり、B4は相変わらず0である。従ってこのときはまだ放電電流がコンデンサ84から抵抗322’および322”を介してマイナス線路24へ流れる。これによって電圧ucはこの時間間隔の間、さらに低下する。全体では図23に示されているように、電圧ucは時点t10とt12の間で少し上昇する。すなわち(過度に低い)回転数nは制御器によって高められる。
図23の列a)からe)についての説明は図8の相応する列に当てはまるからここでは繰り返さない。
ポートB4(回転数が過度に低い場合はB3=0)の制御は図23に示されている。すなわち、制御サイクルでB4はそれぞれ時間的に先行するε、すなわちε’の値によって制御される。これは矢印334により示されている。
図24と図25は再度、回転数が過度に低い場合を示す。図24では、回転数nが上昇する、すなわち、これは図23の場合に相当する。図25では回転数は、例えば電動機50(図1)または機関230(図15)の付加的な負荷により下降する。
図24は再度、拡大した縮尺で、電圧ucが時点t10とt11の間で上昇し、引き続いてt11とt12の間で再び下降する様子を示す。
図25は、回転数が下降する場合を示す。すなわちこの場合、ε0はε1より短く、ε1はε2より短い。なぜなら、信号Hallの持続期間TH(図23)が増大するからである。この場合、ε1はt13からt15まで持続するが、ε0はt13からt14までしか持続しない。従って時間時間t13からt14の間だけ両方の信号が作用する。すなわち、t13からt14の間だけB1=1かつB4=0である。これによりこの時間間隔の間は、抵抗95,94”、94’を介して充電電流がコンデンサ84へ流れ、抵抗322’、322”を介して放電電流がマイナス線路24へ流れる。このとき図25hに従い、この時間間隔で電圧ucは小さな勾配で上昇する。
時点t14からB4=1である。すなわち、抵抗322’、322”を介する放電電流が中断され、t14からt15では充電電流だけが抵抗95,94”、94’を介してコンデンサ84へ流れる。これにより電圧ucは強く上昇する。これは図24hと図25hの比較からわかる。すなわちP成分がここでは比較的に強く作用する。
図26は、回転数nが過度に高いが降下して行く場合に対する制御過程を示す。ここでは、信号Hallの持続期間THが大きくなっていくことがわかる。回転数nが過度に高いことによって、列c)信号DIFFが発生する。この信号は負の符号、すなわちVZ=−を有する制御偏差εに相当し、この信号DIFFの持続時間は減少する。なせなら、回転数nが所望の回転数n0に近付くからである。従って信号−ε4が得られ、続いて信号−ε5,−ε6および−ε7等々が得られる。
これらの信号は図10で説明したようにポートB2を制御し、この信号DIFFが存在する限りこのポートを高抵抗にする。これによってB2=0である限り、抵抗90’、90”を介して放電電流がコンデンサ84からマイナス線路24へ流れる。
DIFFの開始と同時に、すなわち例えば時点t20(図26h)で以前は低かった信号B3が高レベルになる。そしてε’の間は常に、これの符号VZ’が負である限り高レベルである。
信号B2の低レベルはt20からt21まで持続する。すなわち、時間間隔ε5の間である。しかし回転数が減少するので、先行する値ε4は比較的に長く、時点t22まで持続する。
従って時間間隔t20からt21の間にコンデンサ84は抵抗316,318”および318’を介して充電され、抵抗90’および90を介して放電される。これにより、この時間間隔ではコンデンサ84の電圧ucは降下する。なぜならB2の影響がB3の影響を上回るからである(該当する制御パラメータを設定する前記抵抗の相応の選択により、これら抵抗の正確な値は通常は実験によって設定され、制御すべき電動機の形式に依存する。)
t21からt22の時間間隔ではB2=1である。これにより今度は充電電流だけが抵抗316,318”、318’を介してコンデンサ84に流れ、電圧ucは図示のように再びやや上昇する(P制御)。全体としては図26を示すように、電圧ucは時点t20とt22の間でやや下降する。すなわち電動機50への電流は低減され(PWM変調器60のデューティ比TVの変化によって)、回転数nは低下し、所望の目標値n0に近付く。
図26の説明で、列a)からe)については図10の相応する列の説明を参照されたい。従ってここでは繰り返さない。
ポートB3の制御(回転数が過度に高く、常時B4=1)は図26に示されている。すなわち制御サイクルでB3は先行するεの値により制御される。これは矢印336によって示されている。
図27と図28は再度、回転数が過度に高いときの経過を示す。図27では回転数は低下する。すなわちこれは図26に相応する。図28では(過度に高い)回転数がさらに上昇する。例えば電動機50がその負荷によって駆動されるからである。
図27は再度拡大した縮尺で、電圧ucが時点t20とt21の間で下降し、続いてt21とt22の間で再びやや上昇する様子を示す。これについてはすでに説明した。
図28は回転数が上昇する場合を示す。すなわちここでは、ε4はε5より短く、ε5はε6よりも短い等々。なぜなら信号Hallの持続期間TH(図23)が減少して行くからである。従ってここではε5はt23からt25まで持続するが、ε4はt23からt24までしか持続しない。従って時間間隔t23からt24の間だけ両方の信号B2=0かつB3=1であり、これによりこの時間間隔の間だけ抵抗316,318”、318’を介して充電電流がコンデンサ84へ流れ、抵抗90’、90”を介して放電電流がマイナス線路24へ流れる。従ってこの時間間隔では図28hにより電圧ucは小さな勾配で低下する。
時点t24からB3=0である。すなわちダイオード320は阻止され、B3からコンデンサ84への充電電流がなくなる。従ってt24からt25までは、コンデンサ84からの放電電流だけが抵抗90’、90”を介してアースへ流れる。これにより今度電圧ucは比較的に大きな勾配で低下する。これは図27hと図28hの比較からわかる。
このようなデジタル/アナログ制御器の基本原理は、PID(比例積分微分)制御器にも拡張することができる。このような制御器の基本構成は図29に示されている。ここには、メモリ330で先行する測定での制御偏差に対する値ε’を連続的に記憶し、メモリ331で先行する測定に対する制御偏差ε”を連続的に記憶すれば、制御パラメータC2を有するD制御部が付加的に可能であることが示されている。(それぞれの制御偏差と共にメモり330と331には符号も記憶する。)
図29は334に差分式を示しており、このような式はデジタル制御器の基礎となる。また336には制御パラメータC0,C1,C2の影響が示されている。純粋なデジタル制御器では、デジタルプログラムで設定されたパラメータを取り扱う。従ってこのパラメータを変更するのは困難であり、とりわけプログラムがROMに記憶されているマイクロプロセッサの場合は困難である。図29には加算点が332により示されている。
図30は、制御パラメータがマイクロプロセッサ20から外部すなわち、制御器のアナログ部分へ設定される実施例を示す。図31は、トリステート制御器出力端子B31,B32,B33を有するマイクロプロセッサで3つの抵抗R0,R1,R2を用いて行われる制御パラメータの設定を示す。ここでは基本的にC0が抵抗R0に、C1が抵抗R1に、C2が抵抗R2に相応する。加算点としてコンデンサ84を用いる。大きな抵抗値は小さな制御増幅率を意味し、従って小さな抵抗値は大きな制御増幅率を意味する。すでに上に述べたことを実施例で詳細に説明する。このようにして抵抗値の選択によって種々異なる制御形式を設定することができる。
P制御器
ここではC0=C1かつC2=0が当てはまる。すなわちこの場合、抵抗R0とR1は同じ大きさ、例えばそれぞれ40kΩであり、抵抗R2は値∞を有する。
I制御器
ここではC0=Iが当てはまる。すなわち例えば100kΩの抵抗R0だけを用いる。これは図1から図17の第1の実施例で説明した場合であり、この実施例は純粋なI制御器である。別のパラメータはC1=C2=0である。すなわち、抵抗R1とR2はそれぞれ値∞を有する。
PI制御器
ここではC2=0である。すなわち抵抗R2は値∞を有し、C0はC1よりも大きい。すなわち抵抗R1(例えば120kΩ)は抵抗R0(例えば100kΩ)よりも大きい。この場合については前に図21から図28に基づいて説明した。
PD制御器
ここではC0=P+Dが当てはまる。ここから抵抗R0は例えば100kΩである。C1に対してはC1=(−P+2D)が当てはまり、ここから抵抗R1は例えば85kQである。さらにC2=D成分が当てはまり、従ってR2は例えば120kΩである。
ID制御器
ここではC0=I+Dが当てはまり、従って例えばR0=50kΩである。C1に対してはC1=2×C2が当てはまり、ここからR1=50kΩ、C2=D成分、従ってR2=100kΩである。
PID制御器
ここでは図29の336に示された式が当てはまる。ここから例えばR0=50kΩ、R1=50kΩ、R2=150kΩである。
上に述べた抵抗値は、これら抵抗の関係並びにオーダーを明確にするためのものであり、これらの値はトリステート出力端子を有するマイクロプロセッサに対するものである。またこれら実施例に対する例としての経験値である。
以下、本発明の制御装置をトリステート出力端子を有するマイクロプロセッサの例で説明する。すなわちPI制御器に対する実施例を説明する。このためにフローチャートも、実施例の構成および機能を説明するために示されている。
上に述べたようにここではC2=0である。すなわち制御偏差に対する先行する値ε”を記憶する必要がなく、メモリ331(図29)および図31の抵抗R2は省略される。従ってトリステート出力端子B0とB1並びに抵抗R0(例えば100kΩ)とR1(例えば120kΩ)だけが設けられている。マイクロプロセッサの第1の出力端子は図31に示されており、従ってフローチャートにはB31と示してある。また第2の出力端子(図31)はB32により示されており、これら2つの出力端子の3要素特性、並びに先行する実施例との相違が強調されている。
図32は、この実施例においてデジタル値の形態の回転数をマイクロプロセッサ20の入力端子C0,C1,C2に供給する様子を示す。このためにこの実施例では、抵抗350,352,354と3つのスイッチ356,358,260を用いる。これらのスイッチにより、入力端子C0,C1およびC2は選択的にプラス線路22の電位、すなわち“1”、またはマイナス線路24の電位、すなわち“0”に接続される。スイッチは機械的スイッチとして示されているが、同じように相応の信号を入力端子C0,C1およびC2に送出するために無接点型として構成することもできる。
図33は、例えば3つすべてのスイッチの(下側)切替位置“0”が回転数n1に相応し、(上側)切替位置111が回転数n8に相応することを示す。このようにしてこの実施例では8つの回転数がデジタルに符号化される。さらに多数のスイッチと入力端子を使用すれば、さらに多数の回転数の数をデジタルで設定することができる。スイッチ356等は通常コンピュータでは普通のDIPスイッチとすることができる。または例えばトランジスタとすることもでき、または入力端子C0,C1,C2に相応の論理信号をデジタル制御により印加することもできる。
図34は、2巻線電動機230の制御および整流のための所属の回路を示す。(もちろん任意の他の電動機を使用することもできる。しかし説明は2巻線電動機の場合が非常に簡単である。)この回路の他の部分は図15と同じである。従って同じ部材または同じ作用の部材については再度説明はしないので、図15を参照されたい。
このことは例えばPWM変調器60(図13o予備図14参照)、電流制限器(抵抗58と以降の部材)、およびマイクロプロセッサ20’の出力端子D0とD1を介した電動機230の整流制御に対しても当てはまる。このマイクロプロセッサは2つのトリステート出力端子B31とB32を有する。出力端子B31は抵抗R0(図31参照)を介して接続点82と接続されており、出力端子B32は抵抗R1を介して接続点82と接続されている。すでに述べたようにR0は値100kΩ、R1値は120kΩを有することができ、これらの値は動作時に電圧ucの発生する3.3μFのコンデンサ84に関連する。この電圧はPWM変調器60のデューティ比を、電動機230に対する電流制限がアクティブでないときに制御する。(電流制限がアクティブのときは、この電流制限がすでに詳しく述べたようにディーティ比を制御する。)
図32と図33で説明したように、回転数はデジタルでスイッチ356,358および360を介して設定される。すなわちマイクロプロセッサ20’で、入力端子C0,C1,C2での各信号組み合わせに回転数に対する所定の数値が配属される。通常は半周期期間T/2の形態で、例えば50回転/sの2極電動機の場合は10msの半周期期間の形態で配属され、これが信号Hallの半周期期間T/2(図26A参照)と比較される。この半周期期間は回転数nの実際値に対する尺度である。図33に示されているように、ここでは8つの異なる回転数に対する数値が設定される。従ってこれは、目標回転数と実際回転数との差がアナログ回路によって検出される前の実施例に対する変形である。もちろんあるいは、T/2に対して各任意の値をマイクロプロセッサ20’で使用することができ、これにより各所望の回転数を制御できる。この場合この値に対して相応のメモリを設けなければならない。
図35はプログラムの基本格成を示す。ステップS370でプログラムがスタートする。ステップS372で初期化が行われる。ステップS374は制御器を含み、この制御器は多数のプログラムステップからなる。これについては以下、図37Aと図37Bに基づいて説明する。ステップS376で場合により(電子整流型電動機の場合)整流が行われる。ステップS374とS376はループS378の一部である。このループは動作時に連続的に通過する。コレクタ型電動機の場合はS376は省略される。
図36は回転数目標値の調整を示す。ここではステップS382でデジタル信号が入力ポートC0,C1,C2で動作レジスタW−REGにロードされ、ステップS384でこの情報が定数00000111とAND結合によって結合される。これにより後半の3つのビットだけが関連する。すなわちこの数がステップS386でプログラムカウンタに加算され、最後の3ビットが発生する。プログラムカウンタ(マイクロプロセッサ20’の)はステップS388で、次の8つのアドレスの1つにジャンプし、そこに記憶されている回転数n0に対する目標値を動作レジスタW−REGに引き渡す。ステップS390ではこの情報がメインプログラムに目標値として引き渡される。次に電子整流型電動機ではステップS376が続き、整流が行われる。そして制御器はループS378を連続的に通過する。
このループS378の連続的通過により比較的長いループ通過時間が生じるので、図36のフローチャートの右側部分を−サブプログラムの形態で−Hall信号が変化したら呼び出すことも考えられる。このようにすれば比較的に短いループ通過時間が通常の場合に対して得られる。ただしHall信号が変化した場合のループは別である。後で説明するように、ループ通過の持続時間は時間測定に用いる。この場合、場合によってループの1つが比較的に少し長い時間を有していても、ループの大部分が正確に設定された持続時間を有していれば大した問題ではない。
図37Aと図37Bは、図35と図36のプログラムステップS374の経過を示す。すなわち回転数制御のデジタル部分である。
回転数制御はステップS400で開始する。回転数制御はループS378(図35と図36)の一部である。このループは動作時に常時通過し、1回の通過に対して例えば30μsが必要である。3000回転/sである2極電動機の場合は、2つの整流時点間の間隔T/2は10ms=10,000μsである。すなわち2つの整流時点間でループS378は300回以上繰返し通過される。
この通過回数が計数され、回転数の実際値、すなわち実際持続時間を表す。これをデジタルで設定された目標持続時間と比較する。これの調整は図36で説明した。
各ループ通過の際にステップS402,404および406で、信号Hallた変化したか否かが検査される。例えばステップS402と404でHall=0であり、前のホール信号Hall-Altも同じように0であれば、Hall信号は変化していない。しかしHall=0でHall-Alt=1であれば、信号が変化しており、従ってステップS408でHall-Altが消去される。すなわち“0”にセットされ、新たなHall値がレジスタHall-Altに記憶される。
ステップS402と406でHall=1でありHall-Alt=1であれば、Hall信号は変化していない。しかしHall=1であり、Hall-Alt=0であれば、Hall信号は変化しており、従ってステップS410でレジスタHall-Altが“1”にセットされる。このようにして、Hall信号の変化が新たに続く場合でも変化を確実に識別することができる。
各Hall変化の際にプログラムはステップS412へ移行し、そこで2つのポートB31とB32がトリステートにセットされる。すなわち高抵抗にされる。この状態を説明した図20と所属の説明を参照。2つのポートB31とB32はこの場合高抵抗であるから、図34では抵抗R0とR1を介して電流は流れない。すなわちコンデンサ84の電荷、ひいては電動機の電流は変化しない。これを制御器のニュートラル位置と称することもできる。このトリステートへの切替は、ポートB31とB32がまだアクティブであるか、またはすでにトリステートに切り替えられているかに依存しないで行われる。
S414では、先行するループS378の通過の際に検出された制御偏差、すなわち値RGL-DIFF(Hall信号の変化の前に達した)が古い値としてレジスタRGL-DIFF-Altにシフトされる。この信号は前記の実施例で説明した信号ε’の機能を有する。すなわち制御偏差の古い値である。
S416で目標値(例えばスイッチ356,358,360を介してデジタルで設定されており、従って数値として存在する)および実際値計数状態(後で説明する)から、制御偏差RGL-DIFFが検出される。この制御偏差はすでに説明したように、回転数nが過度に低いとき正の符号+VZを有し、nが過度に高いときマイナス符号−VZを有する。この符号はS418で信号RGL-DIFFに対するキャリーフラグから求められる。
S418でキャリーフラグがセットされると、すなわち“1”になると、このことは繰越が行われたことを意味し、ステップS420でVZが同じようにセットされる。このことは信号がRGL-DIFFが負であることを意味する。ステップS418での結果がゼロであると、レジスタVZはステップS422で消去され(VZ=0)、このことはRGL-DIFFが正であることを意味する。
ステップS420とS422の前に(先行する回転数測定の)古い信号VZをレジスタVZ−Sにシフトしなければならない。このことはステップS424とS426で行われる。これにより古い制御偏差RGL-DIFF-Altの符号(ステップS414参照)が同様に記憶される。この符号は以降、トリステートポートB32の制御に必要である(ステップS456参照)。
ステップS428で、新たな制御偏差RGL-DIFF(ステップS416で達した)が変数PI成分“PI-ANTEIL”に変換される。この変数は、前の実施例の古い値ε’に相応する。
ステップS432で実際値カウンタが消去される。なぜならこのカウンタの結果はステップS416で評価されたからである。そして次のループS378の通過の際に新たな測定がこのカウンタで開始される。
ステップS434でこの場合(Hall信号の変化)に対する制御過程の実行が終了し、図35に従い今度はループS378を新たに通過する前にS376、すなわち整流制御の検査が続く。S376は、電子整流型電動機が使用されている場合だけ必要である。図1に示したようなコレクタ型電動機はこのステップは省略される。
制御器部分の新たな実行通過はステップS400で開始する。この場合、ステップS402,404,406でHall信号の変化が識別されなければ、プログラムはステップS436に達する。ここでは実際値カウンタ(マイクロプロセッサ20’内の)がループS378の各通過ごとに1だけ高められる。すなわちこのカウンタの内容は、Hall信号が変化するとき、実際の回転数の半分の持続期間に対する時間T/2に相当する。すなわちステップS436で、ループS378(一定の持続時間を有する)の数を計数することにより値T/2の実際値(図39参照)が検出される。
ステップS438では、変数PI-ANTEIL(S428参照)から、すなわち制御偏差の瞬時値から値1が減算される。ステップS440では、ステップS438により変数PI-ANTEILがゼロになったか否かが問い合わされる。ゼロになっていなければプログラムはステップS442を介してステップS444またはステップS446へ移行する。ステップS442では、符号VZが問い合わされる。ステップS444では、ポートB31がハイに切り替えられる。すなわちコンデンサ84が抵抗R0を介して充電される(回転数が過度に低い)。ステップS446では、ポートB31がローに切り替えられる。コンデンサ84が抵抗R0を介して放電される(回転数が過度に高い)。変数PI-ANTEILがゼロにならない限り、コンデンサ84は抵抗R0を介して、信号VZ(ステップS420,422参照)に依存して充電または放電される。このことはここでは、前の実施例とは異なり、常にHall信号の変化に続いて行われる。すなわち、前の実施例では360°elのロータ回転ごとに1回だけ制御過程が行われるが、この実施例では360°elのロータ回転ごとに2回制御される。従って制御器は比較的に高速であり正確である。
比喩的に言えば、S416で検出された制御偏差RGL-DIFFはHall信号の各変化後に直接ポートB31で“反映”される。このことは、測定された回転数変化に対して直ちにかつ効果的に応答することを意味する。これは、RGL-DIFFの測定に対してこの実施例では180°elが必要なだけであり、前の実施例のように360°elは必要ないからである。
S440はHall信号が変化する前に変数PI-ANTEILがゼロになれば、S448でポートB31がトリステートにセットされる。すなわち高抵抗になる。これによりコンデンサ84の電荷はこの時点からポートB31により制御されなくなる。このことは例えば、電動機230が正確に所望の回転数で回転する場合に当てはまる。なぜならこの場合、ステップS416で検出された変数PI-ANTEIL=0であるので、この場合はコンデンサ84の電荷は全く変化されないからである。
S448の通過後、ポートB31は少なくとも次のHall信号の変化まで高抵抗に留まる。ステップS450では変数PI-ANTEILが再び1にセットされる。これによりこの変数は次のループS378の通過の際にS438で再び0にされる(値255にはならない。これはこの場合0に続く次の値ということである。)
S452で変数NUR-P-Anteil(「P成分のみ」S430参照)、すなわち制御偏差の古い値(ε’)から同じようにループS378の各通過の際に値1が減算される。その後この値が正であれば(これはS454で検査される)、S456で変数NUR-P-Anteilの符号が検査される。S456で答えがNOであれば、S458でポートB32がLOWに切り替えられる。(S444との相違に注意。ここではポートB31が同じような場合にHIGHに切り替えられる。すなわち、S458でε’の符号VZ’が反転評価される。これについては図22で詳しく説明した。反転はここに述べたようにソフトウェアにより行われる。)
ステップS456での答えがYESであれば、S460でポートB32はHighに切り替えられる。これも類似のステップS446と反対である。図23から図28に基づいてすでに説明したように、ポートB31とB32のこの制御により、制御器のPI特性が得られる。
変数NUR-P-AnteilがステップS454で値0を有していれば、S462でポートB32が高抵抗になる。すなわちニュートラル位置へ切り替えられる。これによりこのポートはコンデンサ84の電荷にもはや影響を与えなくなり、続いてS450と同じように同じ理由から、ステップS464で変数NUR-P-Anteilが再び値1だけ高められる。
ステップS458、S460またはS464に続いて制御部分は終了し、プログラムはステップS436へ、次に新たな整流制御へ移行し、続いて新たにループS378を通過する。
変数NUR-P-AnteilもHall信号の変化に続いて直接ポートB32に“反映”される。
整流プログラム(図38)はステップS470でスタートする。ステップS472ではHall信号が問い合わされる。Hall=0の場合、ステップS474でマイクロプロセッサ20’の出力端子D1(図34)が1に、出力端子D0が0にされる。すなわち巻線236は電流i1を受け取る。この電流は周波数が例えば25kHzの短いパルスの形態であり、そのデューティ比はPWM変調器60によって定められる。
ステップS472でHall=1であれば、ステップS475でD1=0かつD0=1となる。すなわち巻線238は電流i2を受け取る。この電流も同じように前記のパルスの形態である。信号D0とD1はそれぞれ、プログラムによって切り替えられるまで記憶される。このことは前の実施例に対しても当てはまる。ステップS480で整流プログラムは終了し、さらにループS378へ移行する。図35と図36参照。
図39は、回転数nが過度に低いが、制御過程によって上昇していく場合を示す。a)には信号Hallが360°elのロータ回転中において時間縮尺で示されている。b)には実際値カウンタ(マイクロプロセッサ20’内の)の計数状態が示されている。このカウンタは数値的にループS378の数を、0°elと180°elの間、および180°elと360°elの間で計数する。SWは回転数に対する数値的目標値(Sollwert)、IWは実際値(Istwert)カウンタの計数状態である。490には拡大した形態で、曲線IWが小さな段階の形態を有することが示されている。なぜならそれぞれステップS436で値IWが1だけ高められるからである。
0°el、180°el、360°el等々で値RGL-DIFF(制御偏差)が測定される(ステップS416)。そしてこれらに対しε1,ε2,ε3等々の値が得られる。これらの値は正であると仮定される。なぜなら回転数が過度に低いからである。
ポートB31(図39c)はロータ位置0°elまではトリステート(図39:TS)である。次に0°elで時間ε1の間に“1”に移行する、このことはステップS438、S442およびS444により行われる。ε1の経過後(=PE-ANTEIL)ポートはステップS448で再びTSに切り替えられる。
ポートB32(図39d)もロータ位置0°elまで同じようにTSであり、次に持続時間RGL-DIFF-Altの間(ステップS430)“0”へ移行する。この持続時間はここではε0により示されている。ε0の経過後、ポートB32はステップS462により再びTSにセットされる。
矢印492が示すように、εの“古い”値は常に、後続の制御サイクルで反転された符号によりポートB32の制御に対して使用される。これはステップS430の結果である。
図40は、コンデンサ84の電圧ucの相応の経過を誇張して示す。B31が“1”であり、同時にB32が“0”である限り、すなわち持続時間ε1の間、電圧ucは上昇する。ε1の経過後、B31はTSになり、B32だけが相変わらず“0”である。その結果ε0の経過まで電圧ucは再びやや低下する。この経過は明らかに、正確に図24hに相当する。相違は、図24では360°elのロータ回転中に1回した制御過程が行われないのに対し、図39では2回制御過程が行われることである。このためこの制御器は比較的に高速かつ正確に動作する。しかし作用原理は同じである。
図41は、回転数nの過度に高いが、しかし制御によって低下していく場合を示す。図41aは実質的に図39aに相応する。すなわち図示は時間に依存しており、角度には依存していない。従って角度は括弧付きで示されている。
図41bには再度、実際値カウンタ(マイクロプロセッサ20’内の)の計数状態IWが示されている。この計数状態は490の拡大部分によれば段階形状を有する。ロータ位置0°elのときに値RGL-DIFF(制御偏差)が得られる。この値はそこでは負であると仮定されており、−ε5により示されている。同じように180°elでは−ε6、360°elでは−ε7等々である。制御過程によりこの値は減少する。このことは強調して図示されている。というのは原理をわかりやすくするためである。
0°elから始まってポートB31はLOWに切り替えられる。すなわちε5の持続時間の間、LOWである。このことはステップS440,S442およびS446により行われる。ε5の経過後、ポートB31は再びステップS448でTSに切り替えられる。
同じように0°elから始まってポートB32(図4d)は“1”に切り替えられる。すなわちRGL-DIFF-Alt(前の制御偏差)の持続中は“1”である(ステップS430)。これはここではε4により示されている。このことはステップS425,S456およびS460で行われる。ε4の経過後、B32はステップS462で再びTSに切り替えられる。
矢印498は、ポートB32に対して常に、先行するε値が符号を逆転して使用されることを示す。このことはステップS430で行われる。
図42は、0°elから始まる電圧ucの経路を、図41に対して拡大した時間スケールで示す。ε5の持続時間の間、B31=0かつB32=1である。その結果この電圧は低下する。ε5の経過後、B31=TSとなり、B32だけがHIGH(“1”)に、ε4の経過まで留まる。そしてこの残留時間の間、電圧ucは再びやや上昇する。このことは図27に相当する。
図34で抵抗R1が値∞を有している限り、制御器(Regler,RGL)は同じように動作するが、やや不完全である。多くの場合、このような簡単な実施例で十分であり、相応するプログラムステップS454からS464を省略(またはジャンプ)することができる。
これまで説明した実施例および図面の数からわかるように本発明の制御原理を変形することができ、多種多様に変形発展形態が可能である。例えば温度を制御すべき場合、温度値の反復サンプリング(例えば1msごとに)を行い、引き続いて制御することが必要である。これが電動機であれば、回転数の制御にために同じことが可能である。しかし回転数の制御に対しては、電動機が所定の回転位置にあるときに相応の信号(例えば前に説明したようなHall信号)を形成し、その瞬時の回転数値を検出すると一般的に格段に有利である。なぜなら、制御偏差とその符号の検出がとくに簡単になるからである。
多くの場合、制御パラメータ(P,I,D)を共に変化すると有利であり得る。例えばこのような回転数制御器を他の電動機形式に適合すべき場合、制御パラメータの値は変化するが、通常はそれらの相互関係は変化させない。なぜなら、これらパラメータは多くの電動機において非常に似ているからである。
図43は、共通の抵抗Rg(例えばポテンシオメータ0〜45kΩ)を用いてこのような変更を容易に行うことができる様子を示す。このような場合、抵抗R0,R1,R2を変化させる必要はなく、制御器を別の電動機に適合するためにポテンシオメータRgだけを新たに調整すればよい。
図44は、同じ原理を制御器の入力端子で示す。ここで増幅器494では全体増幅率を変化させることができる。図44はまた、496で加算点332に対する成分y(k−1)がどのように形成されるかを示す。
図45は図37の一部を、その変形実施例として示す。ここではフローチャートを補充することによって増幅計数F(図44のCgに相当)を実現することができる。このために、ステップS416で検出されたパラメータRGL-DIFF(制御偏差)がステップS427で係数Fと乗算され、例えば2倍にされる。これによりパラメータRGL-DIFF'が得られる。そしてこれがステップS428でPI-ANTEIL(PI成分)εとして使用される。同じようにステップS415でこのパラメータはRGL-DIFF'-Alt(前の制御偏差’)として記憶され、このパラメータはステップS430でP-Anteil(P成分)として、すなわちε’として使用される。このようにして例えば比較的に大きな制御器増幅率が得られ、引き続き図43のポテンシオメータRgにより微調整が行われ、その際にプログラムを変更する必要はない。
図43に示された変形実施例は、同じように図1,3,11,12,18,21および34でも可能である。
図45は類似の変形は図1から図28では不可能である。なぜならそこではコンデンサ84の電荷の変化過程が制御偏差DIFFの検出と同時に進行するからである。これに対して図32から図42の実施例では、コンデンサ84の電荷が変化される前にまず制御偏差RGL-DIFFが検出される(ステップS416)。従ってここではコンデンサ84の電荷の変化に対する値(RGL-DIFF×係数F;S427)を使用することができる。係数Fは場合により、この制御特性を変更するために外側から電動機に入力することができる。
図46は、図1,図3,図18に対する変形実施例を示す。図3の回路では、コンデンサ84の電圧ucが上昇するときに充電電流が抵抗94により減少する。同じようにコンデンサ84の電圧ucが減少するときに放電電流が抵抗90により減少する。このことによって非線形性が発生するが、この非線形性は通常の適用では許容することができる。なぜなら動作時にはコンデンサ84は目標電圧u0cに充電され、この目標電圧は目標回転数n0に相応し、この目標電圧の領域ではこの電流と値u0cを中心とした小さな変動との依存は非常に小さいからである。
しかしここですべての問題点を回避しようとすれば、図46に従いコンデンサ84の充電電流に対する定電流源500を使用する。この定電流源は、B1=B2=1であるときに投入接続され、B1=0かつB2=1であるときに遮断される。
同じようにコンデンサ84の放電電流に対しては定電流源502を使用することができる。この定電流源は、B1=B2=0のときに投入接続され、B2=1かつB1=0のときに遮断される。図4のテーブル参照。この場合、コンデンサ84には定電流源500を介して単位時間当たりで一定の電荷量が供給され、同じように定電流源502によりコンデンサ84からは単位時間当たりで一定の電荷量が取り出される。このことは電圧ucの大きさには依存しない。この構成は多くの場合で有利である。
図47は、記憶装置に対する変形実施例を示し、この記憶装置は加算入力端子506を有する積分器(Integrator)504の形態となっている。接続点82(図31;図34)は演算増幅器508の加算入力端子506に接続されている。この演算増幅器の出力端子510はコンデンサ512(値Cを有する)を介して加算入力端子506と接続されている。この加算入力端子はコンパレータ508の反転(−)入力端子である。非反転(+)入力端子514は抵抗516を介してマイナス線路24と、抵抗518を介してプラス線路22と接続されている。2つの抵抗516,518は同じ大きさとすることができる。
抵抗R0,R1,R2に対する典型的な値は前にすでに述べた。抵抗516と518は、例えばそれぞれ500kΩとすることができる。すなわち、プラス線路22とマイナス線路24との間の電圧が5Vの場合、+入力端子には+2.5Vが印加され、積分器504は両方向で積分する。コンデンサ512は例えば100nFとすることができる。
マイクロプロセッサ20’のポートB31がプラス線路22の正の電位にあるとき、この回路は時定数R0Cで出力端子510の出力信号uaを積分する。このことはポートB31,B32,B33すべてのポートに対して当てはまる。すなわち、積分はこれら3つのポートの電位に依存しており、係数R0,R1,R2により重み付けされる。このことによりこの回路は蓄積ないし記憶装置(Speicheranordnung)として動作する。これは図34のコンデンサ84に似ている。この場合コンデンサ512の電圧は上昇する。
コンデンサ512の電圧が上昇するとき、出力端子510の電圧uaは低下するから、電圧uaの経過は図34の電圧ucの経過とは反対である。
ポートB31,B32,B33の1つが0Vになれば、コンデンサ512の電圧は積分過程によって低下する。すなわちこの場合、出力電圧uaは上昇する。
この理由から、図13では出力電圧uaをコンパレータ182の−入力端子に供給しなければならないが、三角波電圧208は+入力端子に供給される。これは図47に示されている。このときPWM変調器60は、図13で説明したのと同じように動作する。
図47の回路はコンデンサ84を有する回路よりもさらに正確である。なぜなら、説明した積分過程はコンデンサ512の電圧に依存しないで経過するからである。コストは実質的に同じである。なぜなら、演算増幅器は非常に安価だからである。
もちろん多種多様の変形および改善が、本発明の枠を逸脱すること無しに可能である。

Claims (22)

  1. 物理量の実際値を所定の目標値に制御する方法であって、目標値と実際値との偏差ないし差(以下、「制御偏差」と称する)、およびその差の符号(以下、「制御符号」と称する)を時間間隔において反復して検出すること、前記制御偏差を、その持続時間(以下、「制御偏差持続時間」と称する)が前記制御偏差の絶対値に比例し、かつその大きさが前記制御符号の関数である電気信号に変換すること、前記制御偏差持続時間の間、アナログ電気蓄積装置の電荷を前記電気信号の関数として制御すること、物理量を前記アナログ電気蓄積装置の電荷の大きさの関数として制御すること、により物理量を制御する方法、
    を実行する装置において
    マイクロプロセッサ(20,20’)を有し、
    作動時に、該マイクロプロセッサ(20,20’)において、所定の制御偏差(ε)をその大きさおよび符号に従って少なくとも1つの電気信号に、該マイクロプロセッサ(20,20’)の少なくとも1つの出力端子(B1,B2;B31,B32)で変換するためのプログラムが実行され
    前記電気信号の持続時間は、前記絶対値に比例し、そのレベルは、符号に依存する孤立的電気値を有すること、
    を特徴とする装置。
  2. 前記マイクロプロセッサ(20,20’)の少なくとも1つの出力端子は、オーム抵抗(図43:R0,R1,R2)を介して蓄積装置(84;504)に接続されていること
    を特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 複数の出力端子(図31および図43:B31,B32,B33)が設けられており、該出力端子にはそれぞれ別個のオーム抵抗(R0,R1,R2)が、前記蓄積装置(84;504)との接続のために配属されていること
    を特徴とする請求項2に記載の装置。
  4. オーム抵抗(図21:90”、94”、318”、322”)は少なくとも部分的に調整可能に構成されていること
    を特徴とする請求項2に記載の装置。
  5. 複数の出力端子に接続された抵抗(R0,R1,R2)は互いにまとめられて接続され、共通の抵抗(図43:Rg)を介して前記蓄積装置(84;504)と接続されていること
    を特徴とする請求項3に記載の装置。
  6. 前記共通の抵抗(図43:Rg)は、複数の制御パラメータを共に調整できるように調整可能に構成されていること
    を特徴とする請求項5に記載の装置。
  7. 前記マイクロプロセッサ(20;20’)は、2つの出力端子(図3:B1,B2)を有し、
    該出力端子は前記プログラムによって低インピーダンス高インピーダンスとの間で切り替えることができ、
    2つの該出力端子はダイオード(88、92)とインピーダンス(90、94)との直列回路を介して前記蓄積装置(84;504)と接続されており、
    該ダイオード(89、92)は反対方向の極性で接続されており、
    前記出力端子の1つはインピーダンス(95)を介して電圧源と接続されていること
    を特徴とする請求項1に記載の装置。
  8. 前記インピーダンス(90,94)は、前記蓄積装置(84;504)の充電および放電に対して異なる時定数が得られるように異なる大きさに構成されていること
    を特徴とする請求項7に記載の装置。
  9. 前記蓄積装置は積分器(504)として構成されていること
    を特徴とする請求項7に記載の装置。
  10. 前記積分器(504)は演算増幅器(508)を有し、該演算増幅器(508)の出力端子(510)と入力端子(506)との間にはキャパシタ(512)が配置されていること
    を特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. 前記インピーダンスは定電流素子(図46:500,502)として構成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の装置。
  12. 物理量の実際値を所定の目標値に制御する方法であって、
    目標値と実際値との差(以下、「制御偏差」と称する)、およびその差の符号(以下、「制御符号」と称する)を時間間隔をおいて反復して検出すること、前記制御偏差を、その持続時間(以下、「制御偏差持続時間」と称する)が前記制御偏差の絶対値に比例し、かつその大きさが前記制御符号の関数である電気信号に変換すること、前記制御偏差持続時間の間、アナログ電気蓄積装置の電荷を前記電気信号の関数として制御すること、物理量を前記アナログ電気蓄積装置の電荷の大きさの関数として制御すること、により物理量を制御する方法、
    を実行する電動機において、
    マイクロプロセッサ(20;20’)を有し、該マイクロプロセッサの出力信号(B1,B2)は第2の蓄積装置(84;504)の電荷の変化を制御すること
    を特徴とする電動機。
  13. 前記マイクロプロセッサ(20,20’)は2つの出力端子(B1,B2)を有し、該出力端子の各々は論理値“1”と“0”との間で切り替えることができること
    を特徴とする請求項12に記載の電動機。
  14. 各出力端子(B1,B2)に抵抗とダイオード(94,92ないしは90,88)との直列回路がそれぞれ接続されており、
    該2つの直列回路は前記第2の蓄積装置(84;504)に導かれ、2つのダイオード(88,92)の順方向は互いに反対方向であること
    を特徴とする請求項13に記載の電動機。
  15. 前記抵抗(90,94)は異なる大きさであること
    を特徴とする請求項14に記載の電動機。
  16. さらに、回転数を制御するための回路を有し、当該回路では、電動機の回転数が過度に低いときに前記第2の蓄積装置(84;504)の電荷変化に割り当てられる一方の前記抵抗(94)が、他方の前記抵抗(90)よりも小さいこと
    を特徴とする請求項15に記載の電動機。
  17. 前記第2の蓄積装置はコンデンサ(84)として構成されており、
    該コンデンサ(84)における電圧は、調整可能な高抵抗(80)を介してPWM変調器(60)の入力端子(62)に供給可能であり、
    該入力端子(62)は、電動機電流(i,i1,i2)の関数として可変の抵抗(72,70,66)を介して所定電位と接続されており、
    該PWM変調器(60)の入力端子(62)から電流が前記可変抵抗(66、70、72)を介して前記電位に流れるとき、前記PWM変調器(60)のデューティ比(TV)は縮小されること
    を特徴とする請求項12に記載の電動機。
  18. 前記PWM変調器(60)は三角波発生器(180)とコンパレータ(182)を有し、
    該コンパレータ(182)の一方の入力端子には該三角波発生器(180)からの三角波電圧(208)が供給され、該コンパレータ(182)の他方の入力端子には入力信号が前記第2の蓄積装置(84;504)から供給されること
    を特徴とする請求項17に記載の電動機。
  19. 前記三角波発生器(180)の三角波信号(208)は、ゼロとは異なる最小値とゼロとは異なる最大値との間で発振すること
    を特徴とする請求項18に記載の電動機。
  20. 前記三角波発生器(180)はコンパレータ(186)を有し、このコンパレータ(186)の出力端子(188)は負帰還結合(194)を介して反転(−)入力端子(196)と接続されており、正帰還結合(190)を介して非反転(+)入力端子(192)と接続されており、
    該反転(−)入力端子(196)には蓄積コンデンサ(198)が配属されていること
    を特徴とする請求項18に記載の電動機。
  21. 電動機電流(i)に対する電流測定装置(58)と前記PWM変調器(60)の入力端子(62)との間に少なくとも1つのフィルタ(70,72,76)が設けられていること
    を特徴とする請求項17に記載の電動機。
  22. 前記少なくとも1つのフィルタはT型フィルタ(70,72,76)として構成されていること
    を特徴とする請求項21に記載の電動機。
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