JP3799794B2 - カメラの防水パック - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はカメラの防水パックに係り、特にデジタルカメラ、銀塩カメラ等を収納することにより全体として防水カメラとして機能することができるカメラの防水パックに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、高機能、高画質のデジタルカメラが普及してきており、小型化されたデジタルカメラ等に対し、悪環境下(アウトドア、工事現場、水中等)での使用も見込まれ、ヘビーデューティ性のニーズがある。このように悪環境下では、防水(又は防滴)、防塵等の他にワイド撮影が求められることが多い。
【0003】
従来、水中撮影に使用できるように蓋体を含むハウジングを透明プラスチックにより成形し、このハウジングにビデオカメラを収納し、水の侵入のない密封状態となるように適宜パッキングを介して組み立られた防水カメラがある。そして、この防水カメラは、ワイド撮影が可能なようにハウジングの前面にワイドコンバージョンレンズと同様に機能する空気レンズが設けられている(実開平5−18173号公報)。
【0004】
また、防水構造のカメラ本体の鏡筒先端にワイドコンバージョンレンズを装着するようにした防水カメラがある(特開平7−92537号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のこの種の防水カメラに取り付けられるワイドコンバージョンレンズは、ハウジングの前面又は防水カメラの鏡筒先端に取り付けられる外付けタイプであるため、傷や衝撃等に弱くヘビーデューティ性に欠けていた。
また、外付けのレンズのため、撮影範囲の妨げにならないようにレンズが大きくなりがちで携帯性も劣っており、更にレンズの装着が外れた場合に、レンズが落ちて破損したり紛失するおそれもあった。
【0006】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、ワイドコンバージョンレンズ等のアクセサリー用の光学部材が破損したり傷つくことがなくヘビーデューティ性を保ち、かつアクセサリー用の光学部材をコンパクトにすることができるカメラの防水パックを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本願請求項1に係る発明は、カメラを収納するカメラの防水パックにおいて、前記防水パック内に収納されるカメラの撮影レンズに対向する位置であって、該防水パックの内側にアクセサリー用の光学部材が着脱自在な取付部を設けたことを特徴としている。また、前記アクセサリー用の光学部材は、ワイドコンバージョンレンズ、テレコンバージョンレンズ、又はフィルタである。更に、前記取付部は、前記アクセサリー用の光学部材と螺合するねじを備える。
【0008】
本願請求項1に係る発明によれば、アクセサリー用の光学部材は、防水パックの内側に着脱自在に取り付けられるため、防水パックによって保護される。即ち、本発明に係る防水パックは、アクセサリー用の光学部材が破損したり傷つくことがなく、水等が侵入することもなく、ヘビーデューティー性を保持することができる。また、アクセサリー用の光学部材を、カメラの撮影レンズに近づけることができ、撮影レンズに近い分だけコンパクトにすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に係るカメラの防水パックの好ましい実施の形態について詳説する。
図1及び図2はそれぞれ本発明に係るカメラの防水パックを前方及び後方から見た斜視図であり、図3は図2に示した防水パックのカバーを開けた状態を示す斜視図である。
【0010】
これらの図面に示すように、この防水パック10は、主として防水パック本体12と、ヒンジ14により防水パック本体12に対して回動自在に配設されたカバー16とから構成されており、図4に示すデジタルカメラ18を収納することにより全体として防水型デジタルカメラとして機能できるようになっている。
図1に示すように、防水パック本体12の前面には、デジタルカメラ18の撮影レンズに対向する位置に保護ガラス20が水密性をもって固定されている。即ち、図5に示すように保護ガラス20と、防水パック本体12の外装ケース22との間にはOリング24が配置されており、保護ガラス20は、外装ケース22に固定された押え部材26によってOリング24に押し付けられている。
【0011】
また、防水パック本体12の前面には、防水パック本体12に内蔵されたストロボ装置28の発光窓30、及び発光量調整用の調光センサの受光窓32が設けられている。
防水パック本体12の上面には、シャッタボタン34と、デジタルカメラ18の各種の状態を表示する液晶表示パネルを透視するための透明窓部36と、防水構造の光学ファインダ(図示せず)を取り付けるための取付けシュー38とが設けられている。また、防水パック本体12の図1上の右側面には、カバー開つまみ40が設けられている。
【0012】
図3に示すように、防水パック本体12の内側には、デジタルカメラ18を収納するカメラ収納部42と、防水パック10の電源として使用されるバッテリー44(複数本の電池を収納する電池ケース又は専用の二次電池)を収納するバッテリー収納部46とが形成されている。
また、防水パック本体12の内側には、デジタルカメラ18を取り付けるためのカメラ取付部材48が防水パック本体12に対して回動自在に配設されている。このカメラ取付部材48は、デジタルカメラ18の三脚ネジ穴と螺合するカメラ取付ネジ50と、デジタルカメラ18の回り止め及び位置決め用のピン52とが設けられており、これらのカメラ取付ネジ50及びピン52によって図4に示すようにデジタルカメラ18を固定できるようになっている。また、カメラ取付部材48の先端には、防水パック本体12に配設されたコイルバネ54の上端に当接する係合部48Aが形成されている(図4及び図6参照)。
【0013】
上記構成によってカメラ取付部材48は、カバー16が開放されると、カメラ取付部材48の先端がコイルバネ54によって図4及び図6に示す位置まで押し上げられる。即ち、カメラ取付部材48は、カバー16が開放されると、コイルバネ54の付勢力によって図6に示す回動軸49を中心にして自動的に回動し、デジタルカメラ18を所定の位置まで押し上げる。
【0014】
更に、防水パック本体12の内側には、図5に示すようにワイドコンバージョンレンズ56を取り付けるための取付部58が設けられている。即ち、取付部58は、防水パック本体12の外装ケース22の内側に固定されており、この取付部58には、ワイドコンバージョンレンズ56の外周に形成された雄ネジ56Aと螺合する雌ネジ58Aが形成されている。これにより、ワイドコンバージョンレンズ56を取付部58に取り付けることにより、通常の撮影よりもワイド撮影が可能になる。
【0015】
一方、図2に示すようにカバー16の背面には、デジタルカメラ18の背面に設けられた撮影画像、再生画像等を表示する液晶モニタ60(図4参照)を透視するための透明窓部62、電源スイッチ64、モードダイヤル66、露出補正ボタン68、ストロボボタン70、及び表示ボタン72が設けられている。
また、図3に示すようにカバー16の内側には、防水用のパッキング74、閉成時にカバー16をロックするためのフック75等が設けられている。このカバー16は、前述したようにヒンジ14により防水パック本体12に対して開閉自在に配設されており、閉成時にカバー16のフック75が防水パック本体12側の係合部(図示せず)と係合し、この状態でパッキング74により防水パック本体12内の水密性を保持できるようになっている。尚、カバー16がロックされている場合に、図3に示すようにカバー開つまみ40を起こし、反時計回り方向に回すと、カバー16のロックを解除することができる。
【0016】
図7は防水パック10のヒンジ14を含む要部断面図である。同図に示すように、ヒンジ14の軸14Aの外周にはフリクション部材76が配設されており、このフリクション部材76による摩擦力により、カバー16の自重にかかわらずカバー16を任意の角度で静止させることができるようになっている。尚、フリクション部材76としては、カバー16に設けられたパッキング74と同様な材質のものを使用することができ、これによればヒンジ14の軸14Aの周囲を防水構造にすることができる。また、図7上の77は、カバー16に設けられたパッキング74が当接する防水パック本体12に形成された凸部を示す。
【0017】
また、カバー16の背面に設けられたモードダイヤル66及び各種のボタンは、図3に示すフレキシブル配線パターン78を介して図示しないコントロール回路と接続されており、また、防水パック本体12の上面に設けられたシャッタボタン34もコントロール回路に接続されている。このコントロール回路は、これらのボタン類の操作に応じたコントロール信号を、リモートコントロールケーブル80を介してデジタルカメラ18に出力する。即ち、リモートコントロールケーブル80はプラグ80Aを有しており、このプラグ80Aは、図4に示すようにデジタルカメラ18のデジタル入出力端子に差し込まれる。
【0018】
尚、図4において、82はビデオ出力端子、84はDC入力端子、86はスマートメディア(メモリカード)の挿入口を開閉するスマートメディアカバー、88はデジタルカメラ18側のモードダイヤルである。
次に、上記ボタン類の操作に応じたデジタルカメラ18の制御について説明する。
【0019】
まず、図2に示す電源スイッチ64を図2上で上方にスライドさせると、デジタルカメラ18の電源が入り、再度電源スイッチ64を上方にスライドさせると、デジタルカメラ18の電源が切れる。モードダイヤル66は、撮影した画像を再生する再生モード、撮影状況に応じて露出とフォーカスを自動的に制御する通常(AUTO)撮影モード、フォーカスを遠景(約5m)に固定する遠景固定撮影モード、フォーカスを近景(約1.2m)に固定する近景固定撮影モード、及び10〜70cmまでの近距離撮影ができるマクロ撮影モードのうちのいずれかをダイヤル位置によって選択するものである。
【0020】
また、露出補正ボタン68を押しながらシャッタボタン36を半押しすると、+1.6Evの露出補正が行われる。更に、この防水パック本体12に内蔵されたストロボ装置28は、通常は低輝度又は逆光時に自動発光するオートモードになっているが、ストロボボタン70をワンプッシュする毎にオートモードから順次強制発光モード、発光停止モード、オートモードに切り換えられる。尚、上記露出補正ボタン68及びストロボボタン70は、それぞれ再生モード時に1コマ順送り及び1コマ逆送りを指令するボタンとして兼用されている。また、モードダイヤル66によってAUTO撮影モードが選択されているときに表示スイッチ72を押すと、液晶モニタ60にスルー画が表示され、液晶モニタ60を見ながら撮影を行うことができる。
【0021】
次に、上記構成の防水パック10の作用について説明する。
まず、この防水パック10にデジタルカメラ18を収納する場合には、図3に示すカメラ取付部材48にカメラ取付ネジ50及びピン52によってデジタルカメラ18を固定し、続いて図4に示すようにリモートコントロールケーブル80のプラグ80Aをデジタルカメラ18のデジタル入出力端子に差し込む。尚、リモートコントロールケーブル80が短い場合には、図4又は図6に示す状態までデジタルカメラ18を入れ、プラグ80Aをデジタル入出力端子に差し込む。
【0022】
その後、図4又は図6に示すようにデジタルカメラ18が傾いている状態(即ち、コイルバネ54の付勢力によってデジタルカメラ18が所定の位置まで押し上げられている状態)で、カバー16のフック75が防水パック本体12側の係合部に係合するまで(「カチッ」という音がするまで)カバー16を閉じる。
このカバー16の閉動作に伴って、デジタルカメラ18はコイルバネ54の付勢力に抗してカバー16により押下され、防水パック本体12のカメラ収納部42の所定位置に収納される。尚、デジタルカメラ18は、コイルバネ54の付勢力によってカバー16側に押圧されているため、カメラ収納部42内でガタつくことがない。
【0023】
一方、防水パック12に収納されたデジタルカメラ18内のバッテリー(図示せず)を充電する場合、デジタルカメラ18のスマートメディアを交換する場合には、図3に示すようにカバー開つまみ40を起こし、反時計回り方向に回してカバー16のロックを解除する。このカバー16のロックが解除されてカバー16が開放されると、図4又は図6に示すようにコイルバネ54の付勢力によってカメラ取付部材48が回動軸49(図6参照)を中心にして自動的に回動し、これによりデジタルカメラ18は図4又は図6に示す位置まで押し上げられる。図4に示すように、この状態のデジタルカメラ18は、デジタルカメラ18の一方の側面(デジタル入出力端子、ビデオ出力端子82、DC入力端子84、及びスマートメディアカバー86が設けられている側面)が、防水パック本体12から露出するように傾いて停止している。
【0024】
従って、デジタルカメラ18を防水パック10から完全に取り出さずに図4に示す状態のままで、デジタルカメラ18のDC入力端子84にACパワーアダプタのプラグ(図示せず)を差し込むことにより、デジタルカメラ18内のバッテリーを充電することができ、また、スマートメディアカバー86を開けてスマートメディアの交換もできる。更に、ビデオ出力端子82にビデオケーブルのプラグを接続することによりモニタテレビ等にビデオ出力したり、デジタル入出力端子にリモートコントロールケーブル80のプラグ80Aの代わりに、パソコンとの接続を行うための専用接続ケーブルのプラグを接続することによりパソコンにデジタル出力することができる。
【0025】
また、デジタルカメラ18を防水パック10から完全に取り出す場合には、図4又は図6に示す状態でリモートコントロールケーブル80のプラグ80Aを外し、少なくともカメラ取付ネジ50の操作が可能な位置までカメラ取付部材48(デジタルカメラ18)を手動で回動させ、カメラ取付ネジ50を回転させてカメラ取付部材48からデジタルカメラ18を外す。
【0026】
ところで、上記各種ケーブルのプラグの着脱やスマートメディアの交換、あるいはデジタルカメラ18の着脱に際し、カバー16は図7で説明したようにフリクション部材76による摩擦力によって任意の角度で静止可能になっているため、カバー16が邪魔にならず安定した状態で行うことができる。
図8、図9、図10及び図13はそれぞれ防水パックの要部断面図である。
【0027】
図8に示す防水パック90は、図6に示した防水パック10と比較して、カメラ取付部材48の回動を一旦停止させるストッパ91を有する点で相違する。尚、図8上で、図6に示した防水パック10と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図8に示すストッパ91は、捩じりバネ92によって図8上で時計回り方向に付勢されており、カメラ取付部材48の係合部48Aと係合可能になっている。従って、カバー16が開放されると、カメラ取付部材48は、コイルバネ54の付勢力によって回動軸49を中心にして時計回り方向に回動するが、カメラ取付部材48の係合部48Aがストッパ91に係合し、その回動が規制される。即ち、このストッパ91によりカメラ取付部材48の回動位置を所定の位置(図8に示す位置)に固定でき、前述した各種ケーブルのプラグの着脱やスマートメディアの交換等を安定した状態で行うことができる。
【0028】
尚、カメラ取付部材48を更に時計回り方向に回動させる場合には、ストッパ91を捩じりバネ92の付勢力に抗して反時計回り方向に回動させる。これにより、カメラ取付部材48は図8上で更に時計回り方向に回動できるようになる。図9に示す防水パック93は、図8に示した防水パック90と比較して、コイルバネ54の代わりに回動軸49の回りに捩じりバネ94が配設されている点で相違する。
【0029】
上記構成によりカバー16が開放されると、カメラ取付部材48は、捩じりバネ94の付勢力によって回動軸49を中心にして時計回り方向に回動するが、ストッパ91によってその回動位置が規制される。続いて、このストッパ91を反時計回り方向に回動させると、カメラ取付部材48は捩じりバネ94の付勢力によって図9上で更に時計回り方向に回動する。
【0030】
図10に示す防水パック95は、図6に示した防水パック10と比較して、コイルバネ54の代わりにカバー16とカメラ取付部材48との間にリンク96、97が設けられた点で相違する。
これによりカバー16を開放すると、カバー16からリンク96、97を介してカメラ取付部材48に回動力が伝達され、カバー16の開放に伴ってカメラ取付部材48も回動する。また、カバー16を任意の角度に回動させたのち、カバー16から手を離してもヒンジ14に設けられたフリクション部材76(図7参照)によりその回動位置が保持されるようになっている。
【0031】
尚、ヒンジ14に設けたフリクション部材76の代わりに、図11に示すようにリンク96とリンク97の間にフリクション部材76’を設けるとともに、カメラ取付部材48の回動軸49にもフリクション部材を設けるようにしてもよい。更に、図11に示したフリクション部材76’の代わりに1又は複数の回動位置でクリック係合するクリック機構を設けてもよい。このクリック機構としては、図12に示すようにリンク96’に弾性をもった凸部96Aを形成するとともに、リンク97’に前記凸部96Aが落ち込む1又は複数の凹部97Aを形成し、リンク96’とリンク97’とが所定の角度になると、凸部96Aが凹部97Aに落ち込んで固定するものが考えられるが、クリック機構はこれに限定されない。また、この種のクリック機構は、ヒンジ14に設けたフリクション部材76の代わりに設けてもよいし、カメラ取付部材48の回動軸49に設けてもよい。
【0032】
図13に示す防水パック98は、図10に示した防水パック95と比較して、リンク96、97の代わりにリンク99と、リンク99の一端99Aを案内するガイド溝48Bとが設けられた点で相違する。
ガイド溝48Bはカメラ取付部材48に形成されており、その一端にはリンク99の一端99Aが落ち込む凹部が形成されている。これによりカバー16を開放すると、リンク99の一端がガイド溝48Bに沿って前記凹部に向かって移動するとともに、カメラ取付部材48を回動させる。そして、リンク99の一端が、図13に示す位置に達し、この位置でカバー16から手を離すと、リンク99の一端が凹部に落ち込み、その回動位置が保持される。その後、図13に示す位置から更にカバー16を開放させると、リンク99の一端は、ガイド溝48Bに沿って戻るとともに、カメラ取付部材48を更に回動させる。尚、カメラ取付部材48の回転軸49にはフリクション部材が設けられており、カバー16の開閉によって回動させられた位置を保持できるようになっている。
【0033】
この実施の形態では、カメラ取付部材は回動軸によって防水パック本体に回動自在に配設されているが、これに限らず、カメラ取付部材をスライド自在に配設し、デジタルカメラをカメラ収納部に対して平行移動できるようにしてもよい。また、カメラ収納部に収納されるカメラは、デジタルカメラに限らず、銀塩カメラでもよく、この場合には、銀塩カメラを防水パックから完全に取り出さずにフイルム交換ができるように構成する。
【0034】
次に、上記防水パック10を使用してワイド撮影を行う場合について説明する。
この場合には、デジタルカメラ18を収納する前に、図5に示すように防水パック本体12の内側の取付部58にワイドコンバージョンレンズ56を取り付ける。即ち、取付部58の雌ネジ58Aにワイドコンバージョンレンズ56の雄ネジ56Aを螺合させてワイドコンバージョンレンズ56を取り付ける。
【0035】
その後、上述したようにデジタルカメラ18を防水パック10に収納する。尚、デジタルカメラ18が防水パック本体12のカメラ収納部42に収納され、カバー16が完全に閉じられた状態では、デジタルカメラ18はカメラ収納部42の所定位置に位置決めされる。これにより、防水パック本体12の内側に取り付けられたワイドコンバージョンレンズ56の光軸と、デジタルカメラ18の撮影レンズの光軸とが一致し、ワイド撮影が可能になる。
【0036】
尚、この実施の形態では、防水パック本体12の内側の取付部58には、ワイドコンバージョンレンズ56を取り付ける場合について説明したが、これに限らず、テレコンバージョンレンズや、NDフィルタ、UVフィルタ、特殊効果フィルタ等を取り付けてもよく、要はカメラの撮影レンズの前面に配置されるアクセサリー用の光学部材であれば如何なるものでもよい。また、取付部の取付方式もネジ式に限らず、他の取付方式を適用してもよし、予め着脱不能に固定してもよい。
【0037】
次に、防水パック本体12に内蔵されたストロボ装置28について説明する。図14は上記ストロボ装置28の概要を示すブロック図である。同図に示すように、このスロトボ装置28は、主としてストロボ制御回路100、メインコンデンサ102、放電管104、同調センサ106、及び調光センサ108から構成されている。
【0038】
このストロボ装置28は、前述したようにストロボボタン70の操作に応じて低輝度又は逆光時に自動発光するオートモード、強制発光モード、発光停止モードの切り換えが可能になっており、デジタルカメラ18に内蔵のストロボ装置(図示せず)に比べて大発光量のストロボ光を発光することができるものである。また、ストロボ装置28の電源は、防水パック10に収納されたバッテリー44(図4参照)から供給されるようになっている。このバッテリー44を収納するバッテリー収納部46は、図4に示すようにカバー16のヒンジ14が設けられている側とカメラ収納部を挟んで反対側に形成されており、これによりカバー16に邪魔されずにバッテリー44の交換ができるようになっている。
【0039】
同調センサ106は受光素子からなり、デジタルカメラ18が防水パック本体12の所定位置に収納されたときに、デジタルカメラ内蔵のストロボ装置の発光窓の前方に位置するように配置されている。従って、デジタルカメラ内蔵のストロボ装置が発光すると、その発光を感知してデジタルカメラ内蔵のストロボ装置の発光に同期した受光信号をストロボ制御回路100に出力する。
【0040】
また、このデジタルカメラ18は、防水パック10に収納されていることを検知することができ、防水パック10に収納されていることを検知すると、防水パックモードとなる。そして、防水パックモード時に内蔵のストロボ装置を発光させる場合には、デジタルカメラ18は、内蔵のストロボ装置を前記同調センサ106が感知できる程度に微小発光させる。これにより、無駄なエネルギが消費されないようにし、また防水パック10内での閃光の悪影響が生じないようにしている。尚、デジタルカメラ18が防水パック10に収納されているか否かの検知は、図3に示したピン52がデジタルカメラ18の底部に挿入されているか否かを検知する検知手段(例えば、ピン52の有無によってON/OFFするスイッチ)によって行っている。また、デジタルカメラ18は、防水パックモード時にリモートコントロールケーブル80を介してコントロール信号を受入できるようになっている。
【0041】
次に、上記ストロボ装置28の作用について説明する。
いま、低輝度又は逆光時に自動発光するオートモードが選択され、かつデジタルカメラ18によって測光した被写体輝度がストロボ発光を必要とする所定の輝度以下の場合には、デジタルカメラ18は、シャッタボタン34が押下されると、内蔵のストロボ装置を微小発光させる。
【0042】
デジタルカメラ内蔵のストロボ装置が微小発光すると、防水パック10に内蔵されたストロボ装置28の同調センサ106が前記微小発光を感知し、デジタルカメラ内蔵のストロボ装置の発光に同期した受光信号をストロボ制御回路100に出力する。ストロボ制御回路100は、同調センサ106から受光信号を入力すると、放電管104をストロボ発光させるためのトリガー信号を出力し、メインコンデンサ102に蓄えた電気エネルギを放電管104に供給する。また、ストロボ制御回路104は、被写体からの反射光を受光する調光センサ108での受光量が所定量に達すると、放電管104への電気エネルギを遮断し、ストロボ発光を停止させる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るカメラの防水パックによれば、ワイドコンバージョンレンズ等のアクセサリー用の光学部材を、防水パックの内側に取り付けるようにしたため、前記光学部材を防水パック側の保護ガラス等によって保護することができる。これにより、前記光学部材に不測の外力等が加わらず、光学部材が傷ついたり破損したりせず、また水等からも保護され、ヘビーデューティ性を保持することができる。
【0044】
また、アクセサリー用の光学部材を防水パックの内側に取り付けるようにしたため、カメラの撮影レンズに近づけることができ、撮影レンズに近い分だけコンパクトにすることができる。尚、アクセサリー用の光学部材がコンパクトになるため、光学部材を防水パックから外して携帯する場合の携帯性が向上する。
更に、アクセサリー用の光学部材を防水パックの内側に取り付けるようにしたため、光学部材を落としてしまうことがない。
【0045】
尚、防水パックの内側にアクセサリー用の光学部材を設ける場合と、カメラ側に光学部材を取り付ける場合とを比較すると、後者の場合は、カメラ側に光学部材の取付部を設ける必要があり、カメラの小型軽量化やデザイン等の妨げとなるという不具合がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係るカメラの防水パックを前方から見た斜視図である。
【図2】図2は図1に示した防水パックを後方から見た斜視図である。
【図3】図3は図2に示した防水パックのカバーを開けた状態を示す斜視図である。
【図4】図4は本発明に係る防水パック本体にデジタルカメラが収納され、かつカバーが開放されている状態を示す斜視図である。
【図5】図5はワイドコンバージョンレンズ等の取付部の構成を説明するために用いた防水パック本体の要部断面図である。
【図6】図6は防水パックの要部断面図である。
【図7】図7は防水パックのヒンジを含む要部断面図である。
【図8】図8は防水パックの要部断面図である。
【図9】図9は防水パックの要部断面図である。
【図10】図10は防水パックの要部断面図である。
【図11】図11は図10に示したリンク間のフリクション手段を説明するために用いた図である。
【図12】図12は図10に示したリンク等に設けることができるクリック機構の一例を示す図である。
【図13】図13は防水パックの要部断面図である。
【図14】図14は防水パックに内蔵されたストロボ装置の概要を示すブロック図である。
【符号の説明】
10…防水パック
12…防水パック本体
14…ヒンジ
16…カバー
18…デジタルカメラ
20…保護ガラス
22…外装ケース
34…シャッタボタン
42…カメラ収納部
48…カメラ取付部材
48A…係合部
50…カメラ取付ネジ
52…ピン
54…コイルバネ
56…ワイドコンバージョンレンズ
56A…雄ネジ
58…取付部
58A…雌ネジ
74…パッキング
75…フック

Claims (3)

  1. カメラを収納するカメラの防水パックにおいて、
    前記防水パック内に収納されるカメラの撮影レンズに対向する位置であって、
    該防水パックの内側にアクセサリー用の光学部材が着脱自在な取付部を設けたことを特徴とするカメラの防水パック。
  2. 前記アクセサリー用の光学部材は、ワイドコンバージョンレンズ、テレコンバージョンレンズ、又はフィルタである請求項1に記載のカメラの防水パック。
  3. 前記取付部は、前記アクセサリー用の光学部材と螺合するねじを備える請求項1又は2に記載のカメラの防水パック。
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