JP3799684B2 - サイドエアバッグ装置のエアバッグケース - Google Patents

サイドエアバッグ装置のエアバッグケース Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両の衝突時に乗員を側部から保護するサイドエアバッグ装置に係り、詳しくはそのエアバッグケースの開口部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エアバッグ装置は、車両の衝突時にエアバッグを膨張させて乗員を拘束する装置であり、一般にガス発生器であるインフレータと、インフレータのガスにより膨張するエアバッグと、これらエアバッグとインフレータを収納するエアバッグケースとを備えている。
【0003】
上記エアバッグ装置は乗員を前方から拘束するものに限らず、近年は側方から拘束するものも開発されており、かかるサイドエアバッグ装置は、例えばシートの背もたれのドア側等にエアバッグモジュールを外付けする場合も考えられる。
【0004】
このようなサイドエアバッグ装置のエアバッグケースとしては、図に示す如く、浅い箱状の収納部20とこれに付設したドア21とによりエアバッグ3とインフレータ4を囲繞収納するものがある。そして、このエアバッグケースにおいては、上記収納部20とドア21の一端をヒンジ状に連結して、エアバッグ3の膨張時にこのヒンジ部6を支点にドア21が開かれるようになっている。
【0005】
上記ドア21の開放先端部21aには、上記収納部20の側壁22と突き合うように側壁23が形成されており、このドア側の側壁23に鉤状の爪部材15を形成して、収納部側の側壁22に形成した嵌合孔17にこの爪部材15の鉤部16を掛けることにより、エアバッグケースを閉じしめていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記エアバッグケースでは、エアバッグ装置の作動時には、上記爪部材と嵌合孔との係合をエアバッグの展開圧力によって離脱させることにより前記ドアを開くようになっているが、エアバッグを膨張させる際には上記爪部材の係合力は弱い方が有利である反面、エアバッグ装置の作動時以外では何らかの外力が作用してもドアが開くことのないように係合力を強くする必要がある。
このような相反する条件を満たすためには、上記従来のエアバッグケースでは、爪部材の鉤部の嵌合孔縁部に対する掛かりの深さ等を調整することによってバランスをとる必要があり、作成に手間を要するのみならず、非効率さをも免れなかった。
【0007】
本発明は叙上の如き実状に対処し、エアバッグケースの収納部を前後に分割し、これとドアとをヒンジ部と薄肉部とで連結することを見出すことにより、上記エアバッグケースの効率的な製造と組み立てを図ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
すなわち、上記目的に適合する本発明のサイドエアバッグ装置のエアバッグケースは、先ず1つは、収納部とこれに付設したドアとによりエアバッグとインフレータを囲繞収納し、これら収納部とドアとの一端をヒンジ状に連結して、エアバッグの膨張時にこのヒンジ部を支点に上記ドアを開くエアバッグケースにおいて、上記ドアの開放先端部を、エアバッグの所定の展開圧力によって破断する薄肉部により上記収納部に連結せしめた構成よりなる。
【0009】
そして、上記構成に加え、更に上記収納部を前後に分割して、この収納部前部を上記薄肉部を介しドアの開放先端部と一体に形成すると共に、上記収納部後部を上記ヒンジ部を介しドアの後端部と一体に形成し、これら分割した収納部の前部と後部を接合し、収納部底部の重ね部に穿設したボルト孔にケース内に囲繞収納されたバッグから突出するボルトを嵌挿した構成を加えた一連の構成を特徴とする。これによって効率的なエアバッグケースの製造と組み立てが可能となる。
【0012】
【作用】
上記本発明のエアバッグケースでは、ドアの開放先端部と収納部とを薄肉部で連結せしめたことにより、従来の如く外力による爪部材の外れ等を考慮する必要をなくし、この薄肉部の巾や厚みを調整するだけで前記収納部に対する係合強度を簡単かつ正確に設定することが可能である。
【0013】
また、前記従来の爪部材による嵌合ではドアを開けて分解が可能であるが、上記本発明のエアバッグケースでは上記薄肉部を切らなければ分解できず、かつ再製ができないため、サイドエアバッグ装置がシートに外付けされるタイプである場合でも良好に適応しうる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、さらに添付図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
【0016】
図1は本発明第1実施形態のエアバッグケースを用いたサイドエアバッグ装置を示す断面図、図2は同、斜視図、図3は同実施形態のエアバッグケースの成形後の状態を示す断面図、図4は同実施形態のエアバッグケースに収納するエアバッグとインフレータとを示す分解斜視部、図5は図1に示したサイドエアバッグ装置の作動時の状態を示す断面図である。
【0017】
上記実施形態のエアバッグケースは、浅い箱状の収納部1とこの収納部1の開口面に付設されたドア2とにより、エアバッグ3とインフレータ4とディフューザ5とを囲繞収納している。
【0018】
上記エアバッグケースは図3にも示すように可撓性の合成樹脂による一体成形品からなり、上記収納部1とドア2の一端をインテグラルヒンジ6により一体に連結し、図5に示す如くこのヒンジ部6を支点としてエアバッグ3の膨張時に前記ドア2を開くようになっている。
そして、上記ドア2の開放先端部2aを、図5に示す如くエアバッグ3の所定の展開圧力によって破断する薄肉部7により、上記収納部に一体に連結している。
この薄肉部7を例えば図2に示す如き2箇所形成する場合は、この厚みは0.6〜1mm、幅は各々5〜10mm範囲が適当である。
【0019】
一方、インフレータ4は、図4に示すようにスチール製の筒状のディフューザ5に挿入され、かしめ等により固定された後、ディフューザ5と共にエアバッグ3内に挿入される。エアバッグ3からは、ディフューザ5の2本の固定用ボルト8が突出している。
【0020】
他方、図3は金型成形により作製した組み立て前のエアバッグケースであるが、この実施形態では、収納部1を前後に分割して、この収納部前部1aを薄肉部7を介しドア2の開放先端部2aと一体に形成すると共に、上記収納部後部1bをヒンジ部6を介しドアの後端部2bと一体に形成している。そして、ヒンジ部6と薄肉部7とで夫々折曲することにより、図1に示すように、これら分割した収納部1の前部1aと後部1bを接合せしめてエアバッグケースを形成している。
【0021】
上記収納部1の接合は、収納部1底部の重ね部1cに穿設したボルト孔9に上記ディフューザ5のボルト8を夫々嵌挿し、例えば図6に示すようにシートフレーム10等の車両の構造材にナットN等により固定する。この際、図6に示す如くディフューザ5の基部5aをシートフレーム10まで座出しして、このフレーム10とメタルタッチで締着することも可能である。
【0022】
しかして、上記本発明実施形態のエアバッグケースでは、ドア2の開放先端部2aと収納部1とを薄肉部7で一体に連結せしめたことにより、従来の如く外力による爪部材の外れ等を考慮する必要をなくし、この薄肉部7の巾や厚みを前記の如く調整するだけで上記収納部1に対するドア2の係合強度を簡単かつ正確に設定することが可能である。
【0023】
そしてさらに、従来の爪部材による嵌合ではドアを開けて分割が可能であったが、上記実施形態のエアバッグケースでは上記薄肉部7を切らなければ分解できず、かつ再製ができないため、サイドエアバッグ装置がシートに外付けされるタイプである場合でも良好に適応することが可能である。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明第1のサイドエアバッグ装置のエアバッグケースは、収納部とこれに付設したドアとによりエアバッグとインフレータを囲繞収納し、これら収納部とドアの一端をヒンジ状に連結して、エアバッグの膨張時にこのヒンジ部を支点に上記ドアを開くエアバッグケースにおいて、上記ドアの開放先端部を、エアバッグの所定の展開圧力によって破断する薄肉部により上記収納部に連結せしめたものであり、ドアの開放先端部と収納部とを薄肉部で連結せしめたことにより、従来の如く外力による爪部材の外れ等を考慮する必要をなくし、この薄肉部の巾や厚みを調整するだけで前記収納部に対する係合強度を簡単かつ正確に設定することが可能であり、また、従来の爪部材による嵌合ではドアを開けて分解が可能であるが、上記エアバッグケースでは上記薄肉部を切らなければ分解できず、かつ再製ができないため、サイドエアバッグ装置がシートに外付けされるタイプである場合でも良好に適応しうるとの顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施形態のエアバッグケースを用いたサイドエアバッグ装置を示す断面図である。
【図2】 同、斜視図である。
【図3】 同実施形態のエアバッグケースの成形後の状態を示す断面図である。
【図4】 同実施形態のエアバッグケースに収納するエアバッグとインフレータとを示す分解斜視図である。
【図5】 図1に示したサイドエアバッグ装置の作動時の状態を示す断面図である。
【図6】 サイドエアバッグ装置の固定構造の例を示す断面図である。
【図7】 従来のサイドエアバッグ装置のエアバッグケースを示す断面図である。
【符号の説明】
1 収納部
1a 収納部前部
1b 収納部後部
1c 重ね部
2 ドア
2a 開放先端部
2b ドア後端部
3 エアバッグ
4 インフレータ
5 ディフューザ
5a ディフューザの基部
6 ヒンジ部
7 薄肉部
8 ボルト
9 ボルト孔
10 シートフレーム
N ナット

Claims (1)

  1. 収納部1とこれに付設したドア2とによりエアバッグ3とインフレータ4を囲繞収納し、これら収納部1とドア2の一端をヒンジ状に連結して、エアバッグ3の膨張時にヒンジ部6を支点に上記ドア2を開くエアバッグケースにおいて、上記ドア2の開放先端部2aを、エアバッグの所定の展開圧力によって破断する薄肉部7により上記収納部1に連結せしめると共に、上記収納部1を前後に分割して、この収納部前部1aを上記薄肉部7を介しドアの開放先端部2aと一体に形成し、かつ上記収納部後部1bを上記ヒンジ部6を介しドアの後端部2bと一体に形成し、これら分割した収納部の前部1aと後部1bを重ねて接合し、収納部底部の重ね部に穿設したボルト孔9にケース内に囲繞収納されたバッグから突出するボルト8を嵌挿することによりエアバッグケースを形成せしめたことを特徴とするサイドエアバッグ装置のエアバッグケース。
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