JP3799610B2 - 電磁開閉器 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、たとえばガスタービンを起動するスタータモータなどに通電するために適用される直流低電圧大電流用の電磁開閉器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のスタータモータ用電磁開閉器は、自動車専用の小形のものしかなく、大形エンジンのスタータモータ用電磁開閉器は一般産業用の大電流電磁開閉器を直流用に改造して流用していた。そのため、大形で高価であり、操作直流電圧の許容変動率が小さいため、操作電圧が1/2に低下した場合には、電磁開閉器が動作しないおそれがあり、電圧の安定した操作用別置電源装置を必要としていた。
【0003】
近年のガスタービンの大型化にともない、たとえばDC60Vの直流低電圧状態で、2,000A程度の大電流を約30秒間にわたってスタータモータに通電するとともに、約4,000回以上の開閉動作に耐える電磁開閉器の提供が要請され、発明者等はこれら接点の溶損や溶着をなくし、大電流通電が可能で信頼性に高く、長寿命かつ操作電圧の許容変動率の大きい電磁開閉器を提案した(特許第2928845号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来構造は、支持ロッドに装着される第4のばね部材が、第1のばね部材、強大な第2のばね部材、および第3のばね部材を順次押し上げ、さらにメイン接点の接触圧を付与しなければならない。
そのために、第4のばね部材は強大なものにする必要があり、線径,全長,外径ともに大きくならざるを得ず、上記支持ロッドに対する可動接点ブロックの弾性支持部分が大形化するのと、可動側アーク接点は導電性ばね部材を介して可動側メイン接点に接続するとともに、固定側アーク接点は専用経路で固定側メイン接点に接続する構成であるために、電磁開閉器自体が大形化し、複雑かつ組み立てが面倒で、コスト高となる課題がある。
さらに、同開閉器はアーク接点がカーボン製で、高抵抗であるために、アーク接点およびメイン両接点の導電状態において、メイン接点が導通不良となった場合、並列に接続されたアーク接点側への電流が増大し、ジュール熱によりアーク接点部を発熱させるなどのおそれがある。
【0005】
この発明は上記したような従来の課題を解消するためになされたもので、その1つの目的は小形かつ低コスト化が可能な電磁開閉器を提供することにある。
この発明の他の目的は接点の溶損や溶着なく大電流通電が可能で、信頼性の高い長寿命な電磁開閉器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明による電磁開閉器は、アーク固定接点およびメイン固定接点をそれぞれ有する電源側および負荷側端子片を電気絶縁台に所定間隔を存して固定してなる固定端子ブロックと、上記各メイン固定接点およびアーク固定接点に接離可能に対向させて1対のアーク可動接点およびメイン可動接点を設定してなる可動接点ブロックと、この可動接点ブロックを軸移動可能な支持ロッドに電気絶縁部材を介して弾性的に支持してなる複数の復帰ばね部材からなる復帰ばね機構と、上記支持ロッドを軸移動させる電磁石ブロックとを具備し、オン・オフ操作する直流電圧の変動範囲が大きく、かつ直流低電圧大電流を気中開閉する電磁開閉器であって、上記可動接点ブロックは、所定間隔を存して1対のアーク可動接点を設定したアーク可動接点部材と、このアーク可動接点部材に所定間隔を存して対向配置されるとともに1対のメイン可動接点を設定したメイン可動接点部材と、上記メイン可動接点部材に対するアーク可動接点部材の変位をガイドするガイド部材とを具備し、上記復帰ばね機構は、上記各可動接点部材にばね力を付勢する複数の圧縮ばね部材と、上記支持ロッドの中央部に固定されたばね受け用ホルダに支持された強力なばね力を有する復帰ばね部材とを含むことを特徴とする電磁開閉器。
【0007】
【実施例】
以下、この発明の実施例を図面にしたがって説明する。
図1はこの発明による電磁開閉器の一例を示す断面図で、図2の平面図におけるX−X線に沿う断面図である。
同図において、Aは電磁石ブロック、Bは可動接点ブロック、Cは固定端子ブロック、Dは復帰ばね機構、Eはアーク消弧装置である。
【0008】
上記電磁石ブロックAは、筒状ケース1aの下部開口を基台1bで閉塞してケース本体1を構成し、上記基台1bに形成された凹所2にプランジャ3を軸移動可能に収納し、電磁コイル4を巻装した電気絶縁性コイルスプール5を同軸状に固定して、上記ケース本体1およびコイルスプール5の上部開口を蓋体6およびシリンダベッド7で密閉するとともに、上記スプール5の円筒状軸部をシリンダ8として構成し、上記シリンダ8の内部空間には上記プランジャ3およびシリンダヘッド7で構成されたシリンダ室9が形成されている。
上記プランジャ3には軸線方向へ延びる貫通孔3aが形成されるとともに、上記凹所2の下方に形成された通気孔2aおよび上記貫通孔3aを介して上記シリンダ室9が外気に連通されている。
【0009】
上記シリンダヘッド7には中央部に形成された貫通孔7aに金属製の支持ロッド10が軸移動可能に嵌挿され、その基端部10aを上記シリンダ室9の内部で上記プランジャ3に当接可能に対向配設させるとともに、中央部10bに復帰ばね機構Dを介して可動接点ブロックBを弾性的に支持し、先端部10cを固定端子ブロックCに軸移動可能に挿通させている。
上記支持ロッド10の中央部10bには有頭筒状の金属製第2ホルダ11が軸移動可能に嵌合されるとともに、図3で拡大して示すように、上記支持ロッド10の中央部10bに突設されたばね受け座10dと第2ホルダ11の頭部11aとの間に第4の復帰コイルばね部材12Dが圧縮状態で介挿されている。
【0010】
また、上記支持ロッド10の中央部10bに有底筒状の金属製第1ホルダ13を挿通するとともに、上記第2ホルダ11の頭部11aにその底部13aを当接させて、上記支持ロッド10のホルダ受け座10eに係止させ、上記支持ロッド10の中央部10bにねじ込まれたねじ体14でもって固定されている。
さらに、第1および第2の復帰コイルばね部材12A,12Bを上記第1ホルダ13の上記底部13aにその筒状部13bの内外周においてほぼ同心状に当接させるとともに、第1のばね部材12Aは上記第1ホルダ13の底部13aと軸受部材17との間に圧縮状態で介挿し、第2のばね部材12Bはフリー状態に保持されている。
【0011】
上記第2ホルダ11には電気絶縁性の筒状体18がほぼ同心状に外嵌され、上記筒状体18は下方の小径筒状部18aと、上方の大径筒状部18bと、これら両部間を連結する環状段部18cとを有し、上記小径筒状部18aを上記第2ホルダ11の筒状部11cに摺動可能に外嵌するとともに、第1および第2のばね部材12A,12Bの下端部を上記大径筒状部18bで取り囲んで電気絶縁し、かつ、上記段部18cをアーク可動接点部材19の上面に当接させてある。
【0012】
上記アーク可動接点部材19は、図4で示すように小判形の剛性を有する導電性平板の両端部に耳状の突片19aを突設して形成され、中心孔に前述の支持ロッド10を挿通させるとともに、有底筒状の前記金属製第1ホルダ13および電気絶縁性筒状体18が上記支持ロッド10とほぼ同心状に装着され、上記突片19aの上面にアーク可動接点20が固定されている。
また、上記筒状体18の大径筒状部18bにおける点対称位置の外周部には、1対の電気絶縁性突部18dおよび取付片18eが突設され、上記各取付片18eにねじ体21をねじ込むことにより、上記筒状体18がアーク可動接点部材19に固定されている。
【0013】
上記アーク可動接点部材19の下方には、これに直交する剛性かつ導電性を有する小判形の平板からなるメイン可動接点部材22が上記支持ロッド10に挿通されて対向配置され、その端部にメイン可動接点23が固定されている。
上記アーク可動接点部材19には1対のガイドピン24が下方から挿通され、その軸部24b(図3)に電気絶縁性の筒状スペーサ26が外嵌されてねじ体25で固定されることにより、上記アーク可動接点部材19をメイン可動接点部材22に対し支持ロッド10の軸線方向へ安定性を保持する案内をしながら摺動移動させるとともに、上記スペーサ26でもって上記両接点部材19,22の間における電気絶縁性を確保するように構成されている。
【0014】
上記各可動接点部材19,22間には複数(4個)の第3の圧縮コイルばね部材12Cが支持ロッド10の軸線まわりに等間隔に配置して介装され、これによって、アーク可動接点部材19がメイン可動接点部材22に対し弾性的に保持され、メイン可動接点部材22は上記ばね部材12Cのばね力に抗して上記スペーサ26に案内されながら、上記アーク可動接点部材19の近接方向へ変位することができ、前述した第1,第2および第4のばね部材12A,12B,12Dとともに復帰ばね機構Dを構成している。
また、上記第3のばね部材12Cの下端部はメイン可動接点部材22の支持孔22aに嵌入された電気絶縁性の第3ホルダ50に嵌挿されて、上記第3のばね部材12Cおよびアーク接点部材19とメイン接点部材22との間における電気絶縁性を確保するように構成されている。
【0015】
さらに、上記第2ホルダ11には前記筒状体18とほぼ同形状の電気絶縁性筒状体42が同心状に装着され、下方の大径筒状部42aが上記金属製第2ホルダ11の下端つば部11bの外周面を取り囲み、上方の小径筒状部42bが前記筒状体18の小径筒状部18aに摺動可能に外嵌されて、上記両筒状体18,42でもって金属製第2ホルダ11の電気絶縁を確保している。
【0016】
上記可動接点ブロックBの上方にはこれに対向して固定端子ブロックCが配置され、この端子ブロックCは、図5で示すように、メイン固定接点28を設定した電源側端子片29が合成樹脂製の電気絶縁台30に1対のねじ体31で固定されるとともに、上記端子片29の内端部に一体に突設された馬蹄形のアーク固定端子片29aの先端部にアーク固定接点32が設定されて、固定端子ブロックCを構成している。
【0017】
上記絶縁台30は、たとえば4隅を切欠しかつ中央部に開口30aを形成したほぼ正方形板材からなり、上記開口30aの上方を前記軸受部材17で閉塞してねじ体33(図1)で固定し、この軸受部材17の軸受孔17aに上記支持ロッド10の先端部10cを摺動可能に挿通するとともに、上記各固定接点28,32の近傍に電気絶縁壁30b−30eが突設されている。
【0018】
すなわち、上記メイン固定接点28の両側には1対の電気絶縁壁30b,30cが突設されるとともに、上記アーク固定接点32に隣接する一方の絶縁壁30cに対向させて上記アーク固定接点32の他側方に絶縁壁30dを突設し、かつ、点対称位置に突設された上記各絶縁壁30b,30dから上記開口30aの中心方向へ延びる1対の電気絶縁壁30fがそれぞれ突設され、この中心方向へ延びる各絶縁壁30fの先端部には上記開口30aに開放された縦溝30gが形成されている。
また、上記アーク固定端子片29aには上記開口30aに開放された半円状の凹部29bが形成されている。
【0019】
上記アーク接点32の両側面に突設された1対の電気絶縁壁30c,30dの間は外方へ開放された開放通路33とされへこの開放通路33にアーク消弧装置E(図1)が設置される。
上記アーク消弧装置Eは複数枚のグリッド板34を絶縁性枠体35に上下方向へ所定間隔存して並設して構成され、固定端子ブロックCの絶縁台30にねじ体36でもって固定された金属製ブラケット37にねじ体38をねじ込むことにより固定されている。
また、上記アーク消弧装置Eは、前記蓋体6にねじ体39でもって固定された金属製ブラケット40にねじ体41をねじ込むことにより、前述の固定端子ブロックCとともに絶縁性枠体35に固定されている。
【0020】
上記固定端子ブロックCの固定に際し、可動接点ブロックBにおける筒状体18の大径筒状部18b(図4)が上記固定端子ブロックCにおける絶縁台30の中央部開口30a(図5)に嵌合されるとともに、上記筒状部18bの外周部に突設された1対の突部18dが上記固定端子ブロックCにおける開口30aの中心方向へ延びる電気絶縁壁30fの縦溝30gに進退移動可能に配置され(図6)、さらに、上記筒状部18bの外周部に突設された取付片18eがアーク固定端子片29aの凹部29bに嵌入される。
【0021】
以上は、電源側端子片29の開閉機構を図2のX−X線に沿う構成について説明したものであり、負荷側端子片29Yの開閉機構については前述のものとほぼ同様である。
したがって、図2のY−Y線に沿う負荷側端子片29Yの開閉機構については、便宜上、上記X−X線に沿う構成とほぼ同一もしくは相当部分に同一符号に補助符号Yを付記して、その詳しい説明を省略する。
【0022】
つぎに、上記構成の動作について説明する。
図1において、電磁コイル4を励磁すると、プランジャ3はシリンダ室9の内部をシリンダ8の内周面を摺動しながら上昇開始し、復帰ばね機構Dによる圧縮ばね力の付勢を受けながら上昇する。
つまり、一般に、電磁コイル4は通電開始時におけるプランジャ3の励磁力が弱いため、上記支持ロッド10に対するプランジャ3の負荷を軽減させるために、復帰ばね機構Dにおける最大のばね力を有する第2のコイルばね部材12Bはフリー状態に保持することにより、そのばね力が付勢されることなく上記プランジャ3を上昇開始させる。
【0023】
上記プランジャ3はG1に相当する距離を上昇すると、図7で示すように支持ロッド10の下端10fに当接し、次に電磁コイル4への通電にもとづく励磁力の上昇にともなって、上記可動接点ブロックBを復帰ばね機構Dにおける弱い第1のばね部材12Aのばね反力に抗しながらG2に相当する距離を上昇すると、第2のばね部材12Bの上端12Baが軸受部材17に当接したのち、強大な第2のばね部材12Bのばね力が付勢開始される。
これに抗しながら、プランジャ3が図8で示すようにG3に相当する距離を上昇すると、アーク可動接点20,20Yをアーク固定接点32,32Yに接触させる。
【0024】
これによって、上記電源側端子片29は、アーク固定端子片29a(図5),アーク固定接点32,アーク可動接点20(図4),アーク可動接点部材19,アーク可動接点20Y,アーク固定接点32Y,アーク固定端子片29aYを介して負荷側端子片29Yに電気的に接続される。このとき、アーク接点が接触した瞬間にアークが発生し、続いて全負荷電流、たとえば2,000Aがアーク接点を流れる。
【0025】
上記アーク可動接点20,20Yがアーク固定接点32,32Yに接触したのち、プランジャ3が図9で示すようにG4に相当する距離を上昇すると、支持ロッド10が上昇し、支持ロッド10のばね受け座10dと第2ホルダ11間に圧縮状態で取り付けられた第4のばね部材12Dは第2ホルダ11および第2筒状体42を介してメイン可動接点部材22を押し上げ、第3のばね部材12Cを押し縮める。
第4のばね部材12Dの圧縮反力は、第3のばね部材12Cの反力より強いため、第4のばね部材12Dは第3のばね部材12Cのばね力に抗して同部材12Cを押し縮め、その反力はアーク可動接点部材19を押してアーク可動接点20(20Y)とアーク固定接点32(32Y)間に接触圧力を発生させる。
同時に、メイン可動接点23(23Y)をメイン固定接点28(28Y)に接触させる。
【0026】
すなわち、上記アーク可動接点20(20Y)がアーク固定接点32(32Y)に接触した状態で、上記メイン可動接点23(23Y)をメイン固定接点28(28Y)に接触させる。
【0027】
さらに、プランジャ3がG5に相当する距離を上昇することにより、そのばね受け座10dに係止された第4のばね部材12Dは圧縮され、その反力(第4のばね反力−第3のばね反力)は第2ホルダ11および第2筒状体42を介してメイン可動接点部材22を押し、メイン可動接点23(23Y)とメイン固定接点28(28Y)間の接触圧を発生させ、上記電源側端子片29がメイン固定接点28(図5),メイン可動接点23(図4),メイン可動接点部材22,メイン可動接点23Yおよびメイン固定接点28Yを介して負荷側端子片29Yに電気的に接続して通電する。
【0028】
プランジャ3がG5に相当する距離を上昇すると、復帰ばね機構Dにおける全ばね部材12A〜12Dの反力が支持ロッド10に付加され、これに抗して支持ロッド10が上昇し、図10で示すように、プランジャ3はシリンダヘッド7の内面7bに当接して可動接点ブロックBの上昇が停止される。
前述した実施例における操作電圧、励磁吸引力、プランジャストロークおよび第1〜第4のばね力に関する動作関連図は図11に示すとおりである。
【0029】
上記メイン接点の接触時には図8〜図10で示すように、アーク接点の電流路がすでに閉路されて通電状態にあり、その通電状態における電流を上記メイン接点側に転流させるものであるため、アークの発生が防止されて、上記メイン接点の溶着や溶損を有効に防止し、メイン接点間の接触を良好に保ち、大電流通電を確保することができる。
上記構成によれば、上記メイン接点の接触と同時に、バッテリからの大電流が上述したように、電源側端子片29から負荷側端子片29Yに流れて負荷を駆動することができる。
【0030】
ところで、スタータモータを起動する電磁開閉器は、通常、別置電源装置のコスト低減のため、スタータモータ駆動用バッテリを兼用にして操作電源とする。このため、スタータモータ起動時には短絡的大電流が流れてバッテリ端子電圧は定格電圧の1/2位まで低下する。
したがって、この低下したバッテリ電圧でも電磁開閉器は確実に動作しなければならない。そこで、電磁開閉器の各復帰ばね特性は、バッテリ電圧の低下した下限電圧領域でのプランジャ3の電磁吸引力特性によって決定する。
すなわち、電磁吸引力に少し余裕をもたせるために、バッテリの1/3定格電圧での電磁力特性曲線に沿って各復帰ばね特性を決定する。これらは図11で示したとおりである。
【0031】
つぎに、この下限電圧領域で決定された各復帰ばね特性を有する電磁開閉器をバッテリ100%定格電圧での上限電圧領域で使用した場合には、下記の課題が生じる。
電磁開閉器に通電直後のプランジャ3の励磁吸引力は、下限電圧領域でのそれの数倍の力がある。このため、第1の復帰ばね部材12Aの弱いばね反力では、この電磁吸引力を押え切れず、プランジャ3は瞬間に終端に到達して各接点を接触させる。
【0032】
しかしながら、電磁コイル4にはインダクタンスLがあるので、強大なばね反力に抗してプランジャ3を吸引上昇させるには少し時間がかかり、電磁開閉器への通電直後には電磁吸引力が不足している。
したがって、プランジャ3はストローク途中まで速やかに上昇し、弱い第1のばね部材12Aを圧縮することができるけれども、距離G2(図7)を上昇した後には強大な第2のばね部材12Bのばね反力が付加される。プランジャ3はその慣性力でもって第2のばね部材12Bを押し縮め始めるが、電磁吸引力の上昇不足により、ストローク途中で停止、後退し、遅れて電磁吸引力が上昇した後、再び上昇し始める。
【0033】
押し戻されて再び上昇を開始した直後のプランジャ3は十分に加速されていないために遅く、この上昇速度の遅い時点でアーク接点を閉成させることにより、その衝撃的な接点接触を抑制し、アーク接点のバウンスによるアークの発生を有効に抑制することができる。
この実施例において、これらの点に関する実験結果を図12および図13に示す。
各図中、hは支持ロッド10の上昇時における変位軌跡、L,Rは前述した電源側および負荷側の各アーク接点の接触時点を示し、その波高値は特別な意味を有するものではない。
また、図12の実験結果によれば、R側のアーク接点にバウンスの発生が認めれているが、図13の実験結果には接点バウンスの発生が認めれない。
これらのことは、アーク接点の投入時期を考慮する上で重要な意味を有することが明白である。
【0034】
前述のとおり、上記メイン接点の電流路に大電流を流して負荷の駆動を完了し、電磁コイル4の励磁が解除されると、上記可動接点ブロックBは復帰ばね機構Dによる強大なばね反力でもって、支持ロッド10およびプランジャ3とともにほぼ一体的に軸移動して下降を開始する。
ところで、上記アーク可動接点20,20Yは、図10のとおりアーク可動接点部材19を介し第3の圧縮コイルばね部材12Cに弾性的に支持されて上方位置に保持されるとともに、メイン可動接点部材22により常時、上方に押し上げられている。
【0035】
これにより、メイン可動接点部材22が下降して第3の圧縮コイルばね部材12Cの押し上げ力がなくなり、アーク可動接点部材19の上方位置への保持力がなくなるまでアーク固定接点32,32Yに対するオン動作を保持することができる。
したがって、上記アーク可動接点20,20Yをアーク固定接点32,32Yに接触した状態で、メイン可動接点23,23Yをメイン固定接点28,28Yから開放させることができ、メイン接点の開放に際し、アークの発生を有効に防止することができる。
【0036】
以下、電磁コイル4の通電が切られ、メイン可動接点23,23Yがメイン固定接点28,28Yから開離されるまでの動作を詳述する。
電磁コイル4には前述のとおりインダクタンス分Lがあるので、励磁エネルギが溜まっており、この通電を切っても、その励磁エネルギのために励磁力が急激になくならない。
また、プランジャ3はシリンダヘッド7の内面7bに当接しているので、上記プランジャ3と磁性体からなるシリンダヘッド7の内面7bとの間には通電を切っても、残留磁気のために強い吸引力が働らいている。
したがって、次式が成立するまでプランジャ3はシリンダヘッド7の内面7bから開離することがない。
【0037】
残留磁気による吸引力+電磁コイル4の残留エネルギによる励磁力
<(第1のばね反力+第2のばね反力+第3のばね反力+第4のばね反力)
この式が成立するには、通電を切って電磁コイル4の残留エネルギが放出され、励磁力が所定値以下になったときである。この実施例によれば、これに要する時間は約15msであり、この時点まで上記プランジャ3は下降を開始しない。
【0038】
可動接点ブロックBとプランジャ3は支持ロッド10の下端10fに当接し、一体となっているが、上記式が成立した瞬間、第1,第2,第3,第4の全ばね群が強いばね反力で支持ロッド10を押圧し、支持ロッド10の下端10fが質量の大きいプランジャ3を弾き飛ばすように作用し、可動接点ブロックBとプランジャ3を分離させる。
図10で示す状態において、第1,第2,第3,第4のばね部材12A,12B,12C,12Dのばね反力により、支持ロッド10が図9で示すようにG5に相当する距離を下降すると、支持ロッド10のばね受け座10dに係止された第4のばね部材12Dが伸長し、第2ホルダ11,第2筒状体42およびメイン可動接点部材22を介して発生していたメイン可動接点23,23Yとメイン固定接点28,28Y間の押し付け圧が0となる。それと同時に、第1ホルダ13の底面が第2ホルダ11の上端面11aに当接する。
【0039】
つぎに、図9で示す状態において、第1,第2,第3のばね部材12A,12B,12Cのばね反力により、支持ロッド10がG4に相当する距離を下降すると、第1ホルダ13の底面が第2ホルダ11の頭部11aに当接した状態でこれを押し下げ、図8で示すように第1筒状体18の段部18cに当接する。
上記第2ホルダ11の下降により、第2筒状体42を介して上記第2ホルダ11の下端つば部11bに係止されているメイン可動接点部材22が第3のばね部材12Cのばね反力を受けて下降し、メイン可動接点23,23Yがメイン固定接点28,28Yから解離する。
【0040】
他方、アーク可動接点部材19は支持ロッド10が距離G4を下降し終わるまで、第3のばね部材12Cの圧縮反力により上方へ押し上げられ、上記アーク可動接点20,20Yをアーク固定接点32,32Yに接触した状態に保持するとともに、上記支持ロッド10が距離G4を下降し終わった時点で、第3のばね部材12Cの圧縮反力がなくなりアーク可動接点20,20Yとアーク固定接点32,32Y間の押圧力は0となる。
【0041】
さらに、第1,第2のばね部材12A,12Bのばね反力により、支持ロッド10がG3(図8)に相当する距離を下降すると、第1ホルダ13の底面が第2ホルダ11の頭部11aおよび第1筒状体18の段部18cに当接し、上記筒状体18を介してアーク可動接点部材19を押圧し、可動接点ブロックB全体を強力に押し下げ、アーク可動接点20,20Yとアーク固定接点32,32Yを切り離す。この時点で、上記支持ロッド10は十分に加速されており、アーク接点間は急速に解離される。
【0042】
このとき、アーク接点には全負荷電流、たとえばDC60V,2,000Aが流れているので、爆発的にアークがアーク接点間に発生する。この接点をアークの被害から救うには、可動接点ブロックBを急速に下降させる必要がある。
そのためには、第1,第2のばね部材12A,12Bを可能な限り強くして、可動接点ブロックBの降下速度を早くしなければならない。それと同時に、プランジャ3の下降が可動接点ブロックの降下を妨げないように、プランジャ3自体の降下速度を早くしなければならない。
【0043】
プランジャ3の下降速度を早くするため、その軸方向へ貫通孔3aを形成し、上記プランジャ3の降下時における上方空間は負圧となり、下方空間は正圧ないし圧縮となって、上記プランジャ3の降下を阻害しないように、下方空間の圧縮空気を上記プランジャ3の貫通孔3aを通して負圧側に逃がすことにより、上記プランジャ3の降下速度を早めることができる。
また、発生したアーク電流は、アーク消弧装置Eにおける各グリッド板34で伸長させたのち、分断して冷却することにより容易に消弧することができる。
【0044】
上記構成によれば、可動接点ブロックBがアーク可動接点部材19とメイン可動接点部材22とを所定間隔存して対向配置するとともに、各接点部材19,22にアーク可動接点20,20Yおよびメイン可動接点23,23Yを設定して支持ロッド10に装着する構成であるから、上記各接点部材に固定された導電性ばね部材の先端部に各接点を設定する従来構造に比較して、部品点数を低減して構造が簡単かつ組立性が簡素であり、低コストな電磁開閉器を提供することができる。
【0045】
また、従来においては、第4のばね部材12Dでもって、第1,第2および第3のばね部材12A,12B,12Dを押し上げる構造であるために、上記ばね部材12Dのばね力を強大なものにする必要があり、線径,全長,外径が大きくなり、これを装着するための可動接点ブロックBも必然的に大形となる課題がある。
【0046】
これに対し、上記構成によれば、支持ロッド10が第1,第2のばね部材12A,12Bを直接に押し上げる構造とし、また、第3のばね部材12cを押し縮める第4のばね部材12Dも支持ロッド10が直接に押し上げる構造とし、さらに、上記支持ロッド10と各可動接点部材19,22とを電気絶縁する第2ホルダ11に第4のばね部材12Dを収納することにより、可動接点ブロックBを小形化することができ、もってこの種電磁開閉器を小形コンパクト化することができる。
【0047】
さらに、上記構成によれば、上記固定端子ブロックCにおける各接点の両側部に電気絶縁壁30b−30e(図5)を突設するとともに、上記電気絶縁性筒状体18の外周面に複数の突部18d(図4)を突設し、図6で示した上記可動接点ブロックBと固定端子ブロックCとの電気的接触時に、上記ブロックCに形成された縦溝30gに上記突部18dを嵌合させることにより、上記各ばね部材12A,12Bおよび金属製第1ホルダ13と上記各アーク・メイン接点とを電気的に絶縁することができ、この点からも電磁開閉器の一層の小形化に寄与することができる。
【0048】
図14はこの発明による電磁開閉器の他の例を示す断面図で、図1と同一もしくは相当部分に同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。
図1の実施例においては、金属製第2ホルダ11に第4のばね部材12Dを収納する構成としたことにより、第2ホルダ11および支持ロッド10と各可動接点部材19,22とを電気絶縁する合成樹脂製第2筒状体42を必要とした。
これに対し、図14で示すように、第2ホルダ11を合成樹脂製とし、上記ホルダ11の筒状部11cを各可動接点部材19,22の中央孔19b,22aに下方から挿通し、上記筒状部11cの外周面に形成された雄ねじ部に合成樹脂製筒状スリーブナット51の雌ねじ部をねじ込んで、上記ナット51の下端部と第2ホルダ11のつば部11bとでメイン可動接点部材22を挟持することにより、上記ホルダ11はメイン可動接点部材22に締め付け固定される。
【0049】
これによって、上記各可動接点部材19,22と支持ロッド10および第4のばね部材12Dとは上記合成樹脂製の第1筒状体18および第2ホルダ11で電気的に絶縁されるとともに、図1の実施例における第2筒状体42を省略して部品点数を低減することができ、可動接点ブロックB、ひいては電磁開閉器の小形コンパクト化に一層貢献することができる。
なお、この発明による電磁開閉器はガスタービンの起動に限られず、他の装置に直流低圧大電流を短時間通電する場合に適応することができることはいうまでもない。
【0050】
【発明の効果】
この発明は以上詳述したように、接点の溶損や溶着なく大電流通電が可能で、信頼性が高く長寿命であり、構造が簡単かつ組立が簡素であり、小型で低コストな電磁開閉器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による電磁開閉器の一例を示す縦断面図である。
【図2】同電磁開閉器の上面図である。
【図3】同電磁開閉器の要部を拡大して示す縦断面図である。
【図4】同電磁開閉器の内部構造を示す可動接点ブロックの上面側における斜視図である。
【図5】同電磁開閉器の内部構造を示す固定端子ブロックの下面側における斜視図である。
【図6】同電磁開閉器の他の要部を拡大して示す縦断面図である。
【図7】同電磁開閉器の初期動作を説明する概略的な縦断面図である。
【図8】同電磁開閉器のアーク接点の接離動作を説明する概略的な縦断面図である。
【図9】同電磁開閉器のアークおよびメイン接点の接離動作を説明する概略的な縦断面図である。
【図10】同電磁開閉器のアークおよびメイン接点の圧接動作を説明する概略的な縦断面図である。
【図11】同電磁開閉器の電磁吸引力特性とばね組み合わせ構成の原理図である。
【図12】同電磁開閉器のアーク接点の投入動作の一例を説明する特性図である。
【図13】同電磁開閉器のアーク接点の投入動作の他の例を説明する特性図である。
【図14】この発明による電磁開閉器の他の例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
A 電磁石ブロック
B 可動接点ブロック
C 固定端子ブロック
D 復帰ばね機構
3 プランジャ
3a 貫通孔
4 電磁コイル
8 シリンダ
10 支持ロッド
10a 基端部
10b 中央部
10c 先端部
10d ばね受け座
11 第2ホルダ
11b つば部
11c 筒状部
12A 第1のばね部材
12B 第2のばね部材
12C 第3のばね部材
12D 第4のばね部材
13 第1ホルダ
18(42) 電気絶縁部材(電気絶縁性筒状体)
18d 突部
19 アーク可動接点部材
19b 中央孔
20(20Y) アーク可動接点
22 メイン可動接点部材
22a 中央孔
23(23Y) メイン可動接点
24 ガイド用ねじ体
26 ガイド用スペーサ
28(28Y) メイン固定接点
29 電源側端子片
29Y 負荷側端子片
30 電気絶縁台
30b〜30e 電気絶縁壁
30g 縦溝
51 スリーブナット

Claims (7)

  1. アーク固定接点およびメイン固定接点をそれぞれ有する電源側および負荷側端子片を電気絶縁台に所定間隔を存して固定してなる固定端子ブロックと、
    上記各メイン固定接点およびアーク固定接点に接離可能に対向させて1対のアーク可動接点およびメイン可動接点を設定してなる可動接点ブロックと、
    この可動接点ブロックを軸移動可能な支持ロッドに電気絶縁部材を介して弾性的に支持してなる複数の復帰ばね部材からなる復帰ばね機構と、
    上記支持ロッドを軸移動させる電磁石ブロックとを具備し、オン・オフ操作する直流電圧の変動範囲が大きく、かつ直流低電圧大電流を気中開閉する電磁開閉器であって、
    上記可動接点ブロックは、所定間隔を存して1対のアーク可動接点を設定したアーク可動接点部材と、このアーク可動接点部材に所定間隔を存して対向配置されるとともに1対のメイン可動接点を設定したメイン可動接点部材と、上記メイン可動接点部材に対するアーク可動接点部材の変位をガイドするガイド部材とを具備し、
    上記復帰ばね機構は、上記各可動接点部材にばね力を付勢する複数の圧縮ばね部材と、上記支持ロッドの中央部に固定されたばね受け用ホルダに支持された強力なばね力を有する復帰ばね部材とを含むことを特徴とする電磁開閉器。
  2. 上記電磁石ブロックは、シリンダの内部に軸方向へ摺動可能に嵌合されかつ軸方向に貫通孔を有するプランジャと、上記シリンダの外周面に巻装されて上記プランジャを励磁移動させる電磁コイルとを備え、上記支持ロッドの基端部を軸移動可能に支持するとともに、上記プランジャの端面に当接させて上記支持ロッドを軸移動させるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の電磁開閉器。
  3. 上記ばね受け用ホルダは、支持ロッドの中央部に固定されたばね受け用第1ホルダと、上記支持ロッドの中央部に軸移動可能でかつ上記第1ホルダに頭部を接離可能に当接させた有頭筒状の第2ホルダとを備え、
    上記復帰ばね機構は、第1ないし第4からなる複数のコイル状復帰ばね部材を備え、第2の復帰ばね部材は他の復帰ばね部材よりも強力なばね力を有し、
    第1の復帰ばね部材は上記支持ロッドに挿通されて上記第1ホルダと前記固定端子ブロックとの間に圧縮状態で介挿され
    第2の復帰ばね部材は上記支持ロッドに上記第1の復帰ばね部材とほぼ同心状に挿通されて上記第1ホルダにフリ−状態保持され
    第3の復帰ばね部材は上記アーク可動接点部材とメイン可動接点部材との間に圧縮状態で介装され
    第4の復帰ばね部材は上記第2ホルダに収納されてその頭部内面と上記支持ロッドに突設されたばね受け座との間に圧縮状態で介挿されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電磁開閉器。
  4. 上記第1ホルダは金属製からなり、上記支持ロッドの外周を取り囲む電気絶縁性筒状態を上記可動接点ブロックに装着し、上記第1ホルダおよび支持ロッドと各接点とを電気的に絶縁するように構成したことを特徴とする請求項3に記載の電磁開閉器。
  5. 上記第2ホルダは合成樹脂製からなり、その筒状部を各可動接点部材の中央孔に挿通し、上記筒状部の外周面に合成樹脂製スリーブナットをねじ込んで、上記ナットの下端と第2ホルダの下端つば部とでメイン可動接点部材を挟持して固定したことを特徴とする請求項3または4に記載の電磁開閉器。
  6. 上記電気絶縁性筒状体の外周面に突設された複数の突部と、上記固定端子ブロックにおける各接点の両側部に突設された電気絶縁壁と、所定の電気絶縁壁の先端部に形成された縦溝とを備え、上記可動接点ブロックと固定端子ブロックとの電気的接触時に上記各突部を対応する縦溝に嵌合させて、上記各ばね部材および金属製第1ホルダと上記各接点とを電気的に絶縁したことを特徴とする請求項4に記載の電磁開閉器。
  7. アーク固定接点に対するアーク可動接点の接触は、電磁石ブロックによるプランジャの励磁で支持ロッドを軸移動させ、復帰ばね機構における第2の復帰ばね部材強力なばね反力が付加され、上記プランジャのストローク途中で押し戻されて再び移動を開始した直後の所定時期に設定されていることを特徴とする請求項に記載の電磁開閉器。
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