JP3798326B2 - 不織布およびその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フィブリル化液晶性高分子繊維を含有し、該繊維が三次元的に交絡していない不織布およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特開平9−31817号公報には、「フィブリル化した液晶ポリエステル系繊維を含み、かつ、この液晶ポリエステル系繊維が三次元的に絡合していることを特徴とする不織布」が開示されている。フィブリル化繊維が三次元的に絡合(交絡)するためには、フィブリル自体の繊維長がある程度長くなければならず、さらに数10kg/cm2以上の高圧水流を当てる必要がある。このようにしてできる不織布は、水流痕ができ、大きな貫通孔ができやすいため、緻密な不織布にはなりにくい。
【0003】
キャパシタ用セパレーターは、一対の電極間に配置される絶縁体で、電極同士の接触を防止する特性と、電解液を保持できる特性を満たすことが最低限求められる。そのためには、なるべく空隙が多く、且つ緻密な構造にする必要がある。しかし、緻密すぎると電解液中のイオン移動を妨害しやすくなりキャパシタの内部抵抗が上昇して、特に高速充放電しにくくなる問題がある。かといって、あまり目の粗い構造になると脱落した電極活物質がセパレーター内を貫通して内部短絡しやすくなるため、内部短絡しない程度に緻密で、内部抵抗が低く、且つ優れた高速充放電特性を有するキャパシタ用セパレーターが要望されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来技術に見られる上記問題点を解決するものである。即ち、本発明の目的は、緻密度が制御された不織布、漏れ電流と内部抵抗が低く、優れた高速充放電特性を有するキャパシタ用セパレーターとして使用できる不織布およびその製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記問題点を解決するため鋭意検討した結果、不織布の緻密度を制御する方法を見出し、本発明に至ったものである。
【0006】
すなわち、本発明は、重量平均繊維長0.2mm〜2mmのフィブリル化液晶性高分子繊維を含有し、該繊維が三次元的に交絡していない不織布の製造方法であって、湿式抄紙工程において、抄紙ワイヤー上から乾燥直前の何れかの場所で、圧力1〜10kg/cm 2 の範囲で水流処理することを特徴とする不織布の製造方法である。
【0007】
本発明においては、水流処理に用いる水の電導度が10μS/cm以下であることが好ましい。
【0008】
本発明においては、液晶性高分子繊維が、全芳香族ポリアミド繊維であることが好ましい。
【0009】
本発明においては、液晶性高分子繊維が、全芳香族ポリエステル繊維であることが好ましい。
【0010】
本発明においては、不織布が、融点200℃以上の成分を芯部に、融点200℃未満の成分を鞘部に配してなる芯鞘複合繊維を含有することが好ましい。
【0011】
本発明は、本発明の製造方法により製造されたことを特徴とする不織布である。
【0012】
本発明は、本発明の製造方法により製造された不織布からなることを特徴とするキャパシタ用セパレーターである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の不織布およびその製造方法について詳細に説明する。
【0014】
本発明におけるキャパシタとは、対向する2つの電極間に誘電体または電気二重層を挟んだ形で構成されてなる蓄電機能を有するものである。前者はアルミ電解コンデンサやタンタル電解コンデンサが挙げら、後者は電気二重層キャパシタが挙げられる。電気二重層キャパシタの電極としては、一対の分極性電極、片方が分極性電極でもう片方が非分極性電極の組み合わせの何れでも良い。電解液としては水溶液系、有機溶媒を用いる有機電解液系の何れでも良い。
【0015】
本発明の不織布は、長網抄紙機、短網抄紙機、円網抄紙機、傾斜型抄紙機、これらの中から同種あるいは異種の抄紙機を2つ以上組み合わせたコンビネーションマシンなどを用いて湿式抄紙し、1層あるいは多層に抄き合わせて製造される。多層の場合には、相対的に層毎に粗密の差を持たせても良い。本発明においては、抄紙機の抄紙ワイヤーには80メッシュ以上の目の細かいワイヤーを用いる。本発明の不織布がキャパシタ用セパレーターとして使用される場合には、湿式抄紙の際に用いる水はイオン交換水や蒸留水が好ましく、分散助剤やその他添加薬品、剥離剤などは、非イオン性のものが好ましいが、キャパシタの特性に影響を及ぼさない程度であれば、イオン性のものを適量用いても良い。
【0016】
本発明は、湿式抄紙工程において、抄紙ワイヤー上から乾燥直前の何れかの場所で水流処理する。具体的には、長網ワイヤー、短網ワイヤー、円網ワイヤー、傾斜ワイヤーなどの抄紙ワイヤー上に形成されたウェブ、抄紙ワイヤーからフェルトに転写されたウェブ、さらにフェルト越しに搾水したり、プレスなどしてある程度の水分を除去した状態のシートを水流処理することができる。抄紙ワイヤー上ではないウェブやシートを水流処理する場合は、支持体はフェルトでも良いが、メッシュワイヤーに転写して水流処理することが好ましい。メッシュワイヤーの材質は、ステンレスやブロンズなどの金属、各種プラスチックスの何れでも良い。メッシュは50メッシュ以上の細かいものが好ましく、80メッシュ以上がより好ましい。水流処理は、ウェブやシートの片面だけで十分であるが、両面にしても良い。
【0017】
本発明における水流処理は、圧力1〜10kg/cm2の範囲で行うが、1〜8kg/cm2がより好ましい。圧力が1kg/cm2未満では、適度な緻密度を得ることが難しく、10kg/cm2より強いと、繊維が飛散したり、ワイヤーの目詰まりを生じる場合がある。水流処理スピードは、抄紙速度と一致するが、通常は1m/min〜100m/minの範囲で行われる。
【0018】
水流を噴射するためのノズル直径は10〜500μmの範囲が好ましい。ノズルピッチは10〜1500μmが好ましい。ノズルプレートは、搬送方向に対する直交方向では、搬送中のスラリーの幅をカバーする範囲が必要である。搬送方向では、繊維の種類、坪量、抄紙速度、水圧を考慮して、ノズルヘッドの数を変えて用いることができる。1本のノズルプレート中のノズルの配列は、1列でも良いし、2列以上の複数列でも良い。複数列の場合は、隣接する列の穴を交互に配列した、いわゆる千鳥状でも良いし、隣接する列の穴の位置を揃えたものや変則的であっても良い。本発明の水流処理では、10mmH2O〜1000mmH2Oの範囲で搾水することが好ましい。
【0019】
本発明における水流処理に用いる水の電導度が10μS/cm以下である場合には、不織布に残留するイオン性不純物が除去されるため、電気的特性に優れる不織布が得られる。このような水としては、イオン交換水や蒸留水が挙げられる。
【0020】
本発明における水流処理後の乾燥工程では、エアードライヤー、エアースルードライヤー、サクションドラムドライヤー、ヤンキードライヤー、赤外線ヒーター等が単独または組み合わせて用いられるが、これらに限定されるものではない。
【0021】
本発明の不織布は、必要に応じて、スーパーカレンダー、マシンカレンダー、熱カレンダー、ソフトカレンダー、熱ソフトカレンダーなどを用いて厚み調整が行われる。
【0022】
本発明における液晶性高分子とは、溶融または溶媒に溶解するときに流動性を示しながら、結晶性を示す高分子である。すなわち、前者の溶融液晶型は、高温で高分子を溶融した場合にその融体が液晶挙動を示し、後者の溶液液晶型は、高分子を溶媒に溶解したときに液晶挙動を示す。結晶性高分子が結晶相と非晶相を有するのに対し、液晶性高分子は結晶相と非晶相の間に液晶相を有することから、結晶性高分子と非晶性高分子の何れにも該当しない高分子とされている。
【0023】
本発明における液晶性高分子繊維は、液晶性高分子を溶融または溶媒に溶解した状態から紡糸し、繊維化したものである。液晶は非常に高い流動性と分子の配向性、すなわち流動配向性をもつため、紡糸ノズルを通過する際に高度の流動配向が生じ、その結果、高度に分子配向した繊維が得られる。このように分子配向度の高い液晶性高分子繊維をフィブリル化することにより、細くて均一性が高く、相対的に繊維長分布と繊維径分布の狭いフィブリル化繊維が得られるわけである。そもそも、合成高分子からなる繊維は、ポリビニルアルコール繊維など一部を除いてほとんどが結晶性高分子からなるが、結晶性高分子繊維の場合は分子配向度が高くないため、液晶性高分子繊維に比べると均一性の高いフィブリル化繊維にはなりにくい。
【0024】
本発明における液晶性高分子繊維としては、全芳香族ポリアミド、半芳香族ポリアミド、全芳香族ポリエステル、半芳香族ポリエステル、全芳香族ポリエステルアミド、半芳香族ポリエステルアミド、全芳香族ポリエーテル、半芳香族ポリエーテル、全芳香族ポリカーボネート、半芳香族ポリカーボネート、全芳香族ポリアゾメジン、半芳香族ポリアゾメジン、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリ−p−フェニレンベンゾビスチアゾール(PBZT)、ポリ−p−フェニレンベンゾビスイミダソールなどからなる単繊維または複合繊維が挙げられる。ここで、半芳香族とは、主鎖の一部に例えば脂肪鎖などを有するものを指す。PBZTはシス型、トランス型の何れでも良い。これらの中でも、均一にフィブリル化されやすい全芳香族ポリアミド繊維、吸湿率が非常に低い全芳香族ポリエステル繊維が好ましい。全芳香族ポリアミド繊維の中でもパラアラミド繊維が好ましい。これら全芳香族系の液晶性高分子繊維は、融点または熱分解温度が250℃以上で、耐熱性に優れているため、耐熱性に優れる不織布が得られる。半芳香族系の液晶性高分子繊維の中にも、同様に耐熱性に優れるものもあり、耐熱性に優れる不織布が得られる。
【0025】
パラアラミド繊維は、ポリ−p−フェニレンテレフタルアミド、ポリ−p−ベンズアミド、ポリ−p−アミドヒドラジド、ポリ−p−フェニレンテレフタルアミド−3,4−ジフェニルエーテルテレフタルアミドなどを紡糸して繊維化したものが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0026】
全芳香族ポリエステルは、芳香族ジオール、芳香族ジカルボン酸、芳香族ヒドロキシカルボン酸などのモノマーを組み合わせて、組成比を変えて合成される。例えばp−ヒドロキシ安息香酸と2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸との共重合体が挙げられるが、これに限定されるものではない。全芳香族ポリエステル繊維は、このようなポリマーを紡糸して繊維化したものである。
【0027】
本発明におけるフィブリル化液晶性高分子繊維とは、主に繊維軸と平行な方向に非常に細かく分割された部分を有する少なくとも一部が繊維径1μm以下の繊維状で、重量平均繊維長が0.2mm〜2mmの液晶性高分子繊維を指す。重量平均繊維長は、繊維にレーザー光を当てて得られる偏光特性を利用して求める市販の繊維長測定器を用いて測定することができる。本発明におけるフィブリルは、長さと巾のアスペクト比が20:1〜100000:1の範囲に分布し、カナダ標準形濾水度が0ml〜500mlの範囲にあるものを指す。
【0028】
本発明の不織布は、重量平均繊維長0.2mm〜2mmのフィブリル化液晶性高分子繊維を含有するため、適度に緻密な不織布になる。緻密度については、通気度をもって評価することができる。通気度としては、1cc/cm2・sec〜10cc/cm2/secの範囲が好ましい。特にキャパシタ用セパレーターとして用いる場合には、1cc/cm2・sec〜5cc/cm2・secの範囲が好ましい。通気度が1cc/cm2・sec未満では、緻密すぎて、キャパシタ用セパレーターとして用いると高速充放電しにくくなる。通気度が10cc/cm2・secより高くなると、目が粗くなりすぎて、キャパシタ用セパレーターとして用いると内部短絡しやすくなる。通気度測定器としては、例えば、定流量空気を試料に送り、大気中へ試料を通して放出、吸引する機構で圧力損失を測定し、試料の通気抵抗とから通気度を求める市販のものを用いることができる。
【0029】
本発明のフィブリル化液晶性高分子繊維は、例えば高圧ホモジナイザーを用いることによって製造される。高圧ホモジナイザーとは、対象物に少なくとも10kg/cm2以上、好ましくは200〜1000kg/cm2、さらに好ましくは400〜1000kg/cm2の圧力を加えてオリフィスを通過させ、急速に減圧、減速させることにより生じる剪断力をもって対象物をフィブリル化することができる装置である。有機繊維、特に液晶性高分子繊維の場合は、この剪断力によって、主として繊維軸と平行な方向に引き裂き、ほぐすような力として与えられ、次第にフィブリル化する。具体的には、繊維やペレットを長さ5mm以下、好ましくは3mm以下に切断したもの、あるいは予めパルプ状にしたものを原料とし、これを水に分散させて懸濁液とする。懸濁液の濃度は質量百分率で最大25%、好ましくは1〜10%であり、さらに好ましくは、1〜2%である。この懸濁液を高圧ホモジナイザーに導入し、少なくとも10kg/cm2、好ましくは200〜1000kg/cm2、さらに好ましくは400〜1000kg/cm2の圧力を加え、この操作を数回〜数十回繰り返し高圧ホモジナイザーに通過させる。場合によって、界面活性剤など薬品を添加して処理しても良い。
【0030】
本発明の不織布中のフィブリル化液晶性高分子繊維の含有量としては、5%以上、80%以下が好ましく、20%以上、60%以下がより好ましい。該繊維の含有量が5%未満では、不織布が緻密になりにくく、特にキャパシタ用セパレーターとして用いると漏れ電流が大きめになりやすい。一方、80%より多いと、不織布の引張強度や突刺強度など機械的強度が不十分になりやすい。
【0031】
本発明に用いられるフィブリル化液晶性高分子繊維は、重量平均繊維長が0.2mm〜2mmと非常に短いため、通常行われる数10kg/cm2〜数100kg/cm2の高圧による水流交絡処理では、ほとんどがシートから脱落してしまい、三次元的に交絡することはない。本発明においては、水流処理の圧力が十分低いため、該繊維の脱落が抑制されるが、やはり三次元的に交絡するまでには至らない。本発明においては、水流処理していない不織布はフィブリル化液晶性高分子繊維が密集して非常に緻密になるのに対し、水流処理することにより、これらの繊維間がわずかに押し広げられ、厚み方向に対して微小な貫通孔が形成されるため、適度に緻密な不織布ができる。そのため、この不織布をキャパシタ用セパレーターとして用いると、セパレーター内のイオン移動が円滑に進み、内部抵抗の低いキャパシタが得られる。
【0032】
本発明の不織布は、融点200℃以上の成分を芯部に、融点200℃未満の成分を鞘部に配してなる芯鞘複合繊維を含有することが好ましい。融点200℃以上の成分としては、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、フッ素樹脂、フェノール樹脂、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)などが挙げられる。融点200℃未満の成分としては、変性ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレンなどが挙げられる。
【0033】
本発明の不織布が、融点200℃以上の成分を芯部に、融点200℃未満の成分を鞘部に配してなる芯鞘複合繊維を含有する場合には、湿式抄紙の乾燥工程で該繊維の鞘部が熱融着し、不織布の機械的強度が強くなるだけでなく、芯部の融点が200℃以上であるため、耐熱性にも優れる。
【0034】
本発明においては、フィブリル化液晶性高分子繊維以外に、天然セルロース繊維、溶剤紡糸セルロース繊維、アクリル、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルスルホン、ポリフェニレンスルフィド、フッ素樹脂、ポリビニルアルコール、エチレン−ビニルアルコール共重合体などの樹脂からなる単繊維や複合繊維、これらの中から2種以上を複合してなる分割型複合繊維、これらをフィブリル化したものやバクテリアセルロースなども好ましく用いられる。
【0035】
本発明におけるバクテリアセルロースとは、微生物が産生するバクテリアセルロースのことを指す。このバクテリアセルロースは、セルロースおよびセルロースを主鎖とするヘテロ多糖を含むものおよびβ−1、3 β−1、2等のグルカンを含むものである。ヘテロ多糖の場合のセルロース以外の構成成分はマンノース、フラクトース、ガラクトース、キシロース、アラビノース、ラムノース、グルクロン酸等の六炭等、五炭等および有機酸等である。これらの多糖は単一物質で構成される場合もあるが、2種以上の多糖が水素結合などで結合して構成されている場合もあり、何れも利用できる。
【0036】
本発明におけるフィブリル化されていない有機繊維の長さとしては、特に限定されるものではないが、不織布の地合が均一になりやすいことから、1〜30mmが好ましく、1〜10mmがより好ましい。繊維長が1mmより短いと、不織布の機械的強度が弱くなりやすく、30mmより長くなると繊維同士がよれて不織布の厚みむらが生じやすい。
【0037】
本発明におけるフィブリル化されていない有機繊維の太さとしては、繊度3.3dtex以下が好ましい。不織布の地合が均一になり、機械的強度が強くなることから、繊度0.5dtex以下の有機繊維を3%以上含有することが好ましく、10%以上含有することがより好ましい。
【0038】
本発明の不織布は、必要に応じて無機繊維や無機ウィスカなどを含有しても良い。無機繊維としては、ガラス繊維、マイクロガラス繊維、ロックウール、アルミナ繊維、アルミナ・シリカ繊維、セラミックス繊維などが挙げられる。
【0039】
本発明の不織布は、150℃〜250℃、より好ましくは180℃〜250℃で熱処理されてなることが好ましい。予め、高温で熱処理することによって不織布を構成する有機繊維の一部が軟化、溶融して自他繊維と融着するため、不織布の耐熱寸法安定性が向上する。
【0040】
活性炭や活性炭素繊維を電極活物質として用いるキャパシタの場合、セパレーター内に不純物があると、活性炭や活性炭素繊維が不純物を吸着してしまい、その結果、活性炭や活性炭素繊維の細孔が潰れたり、比表面積が減少し、キャパシタの容量が理論値よりも大幅に低下する場合がある。不織布には、湿式抄紙時に用いられる界面活性剤や消泡剤などの添加薬品が付着していることが多く、これらの付着物が活性炭や活性炭素繊維に吸着して容量が低下する場合がある。本発明のように湿式抄紙工程において、水流処理することにより、これらの付着物をかなり除去することができるが、不織布を150℃〜250℃で熱処理することによって、水流処理で完全には除去しきれなかった付着物が揮発して除去される効果もある。150℃より低い温度では、これら付着物が揮発しにくい。
【0041】
熱処理方法としては、150℃〜250℃、より好ましくは180℃〜250℃に加熱したロールに不織布の少なくとも片面、好ましくは両面を接触させて連続処理する方法、赤外線ヒーターを用いる方法、あるいは、これらを併用する方法が挙げられる。不織布を熱ロールに接触させる時間が長い程、熱処理効果が大きいため、少なくとも片面で5秒以上接触させて両面を処理し、連続処理することが好ましい。
【0042】
本発明における不織布の坪量は、特に制限はないが、5〜100g/m2が好ましく、8〜50g/m2がさらに好ましく用いられる。
【0043】
本発明における不織布の厚みは、特に制限はないが、10〜300μmが好ましく用いられ、20〜100μm、さらには20〜60μmがより好ましく用いられる。10μm未満では、不織布の機械的強度が弱くなりすぎる傾向がある。一方、300μmより厚くなると、水流処理の効果が弱くなる傾向がある。本発明の不織布をキャパシタ用セパレーターとして用いる場合には、1枚のみでも良いが、適度に緻密になるように2枚以上積層して用いても良い。
【0044】
【実施例】
以下、実施例により本発明を詳しく説明するが、本発明の内容は実施例に限定されるものではない。
【0045】
実施例1
重量平均繊維長0.5mmのフィブリル化パラアラミド繊維を30%、繊度0.1dtex、繊維長3mmのポリエステル繊維30%、繊度0.5dtex、繊維長3mmのポリエステル繊維10%、芯部に融点255℃のポリエステル、鞘部に融点110℃の変性ポリエステルを配した芯鞘複合繊維(繊度1.7dtex、繊維長5mm)30%の配合比で非イオン性の分散助剤および非イオン性の消泡剤とともにパルパーを用いてイオン交換水中に分散させ、所定濃度に希釈したスラリー1を調製した。傾斜型抄紙機を用いて湿式抄紙し、傾斜ワイヤー上に形成されたウェブに対し、100μm径のノズルを1.2mmピッチで1列配したノズルプレートを1本用い、5kg/cm2の圧力で水流処理し、ヤンキードライヤーで乾燥させて坪量18g/m2の不織布1を作製した。
【0046】
実施例2
実施例1と同様にして、スラリー1と傾斜型抄紙機を用いて湿式抄紙し、ウェットプレス後のシートを80メッシュのプラスチックスワイヤーに転写し、100μm径のノズルを1.2mmピッチで1列配したノズルプレートを1本用い、8kg/cm2の圧力で水流処理し、ヤンキードライヤーで乾燥させて坪量18g/m2の不織布2を作製した。
【0047】
実施例3
実施例1と同様にして湿式抄紙し、傾斜ワイヤー上に形成されたウェブに対し、100μm径のノズルを1.2mmピッチで1列配したノズルプレートを1本、電導度1μS/cmのイオン交換水を用いて5kg/cm2の圧力で水流処理し、ヤンキードライヤーで乾燥させて坪量18g/m2の不織布3を作製した。
【0048】
実施例4
重量平均繊維長0.8mmのフィブリル化パラアラミド繊維50%、繊度0.1dtex、繊維長3mmのポリエステル繊維25%、芯部に融点255℃のポリエステル、鞘部に融点110℃の変性ポリエステルを配した芯鞘複合繊維(繊度1.1dtex、繊維長3mm)20%、フィブリル化セルロース繊維5%の配合比にした以外は実施例1と同様にしてスラリー3を調製した。長網抄紙機を用いて湿式抄紙し、長網ワイヤー上に形成されたウェブに対し、100μm径のノズルを1.2mmピッチで2列配したノズルプレートを1本用い、5kg/cm2の圧力で水流処理し、ヤンキードライヤーで乾燥させて坪量14g/m2の不織布を作製した。該不織布の両面を200℃に加熱したロールに接触させて熱処理し、坪量14.5g/m2の不織布4を作製した。
【0049】
実施例5
重量平均繊維長1.7mmのフィブリル化パラアラミド繊維20%、ナイロン66とポリエステルの2成分を交互に配してなる16分割型複合繊維(分割前の繊度3.3dtex、繊維長3mm)50%、実施例3で用いた芯鞘複合繊維30%の配合比にした以外は実施例1と同様にしてスラリー4を調製した。このとき分割型複合繊維は、パルパーでの攪拌により分割された。長網抄紙機を用いて湿式抄紙し、長網ワイヤー上に形成されたウェブに対し、100μm径のノズルを1.2mmピッチで1列配してなるノズルプレートを2本用い、それぞれから3kg/cm2の圧力で水流処理し、ヤンキードライヤーで乾燥させて坪量18g/m2の不織布5を作製した。
【0050】
実施例6
重量平均繊維長0.3mmのフィブリル化全芳香族ポリエステル繊維40%、繊度0.1dtex、繊維長3mmのポリエステル繊維25%、繊度0.4dtex、繊維長3mmのポリエステル繊維10%、実施例3で用いた芯鞘複合繊維を25%の配合比にした以外は実施例1と同様にしてスラリー5を調製した。傾斜型抄紙機を用いて湿式抄紙し、傾斜ワイヤー上に形成されたウェブに対し、100μm径のノズルを0.6mmピッチで千鳥状に2列配したノズルプレートを1本用い、3kg/cm2の圧力で水流処理し、ヤンキードライヤーで乾燥させて坪量18g/m2の不織布6を作製した。
【0051】
実施例7
実施例6と同様にして湿式抄紙し、100μm径のノズルを0.6mmピッチで千鳥状に2列配したノズルプレートを1本、電導度8μS/cmのイオン交換水を用い、3kg/cm2の圧力で水流処理し、ヤンキードライヤーで乾燥させて坪量18g/m2の不織布7を作製した。
【0052】
比較例1
水流処理しなかった以外は実施例1と同様にして湿式抄紙し、坪量18g/m2の不織布8を作製した。
【0053】
<キャパシタ1〜8の作製>
電極活物質として平均粒径6μmの活性炭85%、導電材としてカーボンブラック7%、結着材としてポリテトラフルオロエチレン8%を混練して厚み0.2mmのシート状電極を作製した。これを厚み50μmのアルミニウム箔の両面に導電性接着剤を用いて接着させ、圧延して電極を作製した。この電極を正極および負極として用いた。不織布1〜8をキャパシタ用セパレーターとして用い、これを負極と正極の間に介して積層し、巻回機を用いて渦巻き型に巻回して渦巻き型素子を作製した。ただし、不織布4については、2枚積層して用いた。この渦巻き型素子をアルミニウム製ケースに収納した。これを室温まで放冷した後、ケースに取り付けられた正極端子および負極端子に正極リードおよび負極リードを溶接した後、電解液注液口を残してケースを封口した。この素子を収納したケースごと200℃に3時間加熱し乾燥処理した。次いで、このケース内に電解液を注入し、注液口を密栓して電気二重層キャパシタを作製し、これをキャパシタ1〜8とした。電解液には、プロピレンカーボネートに2mol/lになるように(C253(CH3)NBF4を溶解させたものを用いた。
【0054】
キャパシタ1〜8について、下記の試験方法により測定し、その結果を下記表1に示した。
【0055】
<通気度>
不織布1〜8の通気度を測定し、その結果を下記表1に示した。
【0056】
<抽出カチオン量>
不織布1〜8をそれぞれ個別にイオン交換水に浸し、1時間80℃に加熱した後、不織布1〜8を取り出し、残液を原子吸光分析し、カチオン型不純物(Na、K、Ca、Mg、NH4)の濃度の合計を下記表1に示した。
【0057】
<漏れ電流>
キャパシタ1〜8に2.5Vの直流電圧を72時間印加して2.5Vまで充電させた直後の漏れ電流を測定し、下記表1に示した。
【0058】
<内部抵抗>
キャパシタ1〜8に20mA/cm2の直流電流を印加して2.5Vまで充電した後、電流印加を止めて1時間経過後のキャパシタ電圧を測定し、2.5Vからの差、すなわち電圧降下を求め、これを充電電流で除した値を内部抵抗とし、下記表1に示した。
【0059】
<容量発現率>
キャパシタ1〜8に100mA/cm2の直流電流を印加して2.5Vまで高速充電し、放電電流100mA/cm2で高速放電させたときの初期放電容量を求めた。この初期放電容量の理論放電容量に対する割合を容量発現率とし、100個の平均値を下記表1に示した。
【0060】
【表1】
Figure 0003798326
【0061】
評価:
表1の結果から明らかなように、実施例1〜7で作製した不織布は重量平均繊維長0.2mm〜2mmのフィブリル化液晶性高分子繊維を含有し、湿式抄紙工程において水流処理されてなるため、適度な緻密度(通気度)を有し、該不織布をキャパシタ用セパレーターとして具備してなるキャパシタは、漏れ電流と内部抵抗が低く優れており、高速充放電においても高い容量発現率を示した。実施例3および7で作製した不織布は、水流処理に用いた水の電導度が10μS/cm以下であるため、不織布に残留するイオン性不純物が極めて少なくなった。
【0062】
一方、比較例1で作製した不織布は、湿式抄紙工程において水流処理されていないため、通気性が悪く、電解液中のイオン移動が円滑に進みにくく、該不織布をキャパシタ用セパレーターとして具備してなるキャパシタは、内部抵抗が高めで、高速充放電特性が劣っていた。

Claims (7)

  1. 重量平均繊維長0.2mm〜2mmのフィブリル化液晶性高分子繊維を含有し、該繊維が三次元的に交絡していない不織布の製造方法であって、湿式抄紙工程において、抄紙ワイヤー上から乾燥直前の何れかの場所で、圧力1〜10kg/cm 2 の範囲で水流処理することを特徴とする不織布の製造方法。
  2. 水流処理に用いる水の電導度が10μS/cm以下であることを特徴とする請求項1記載の不織布の製造方法。
  3. 液晶性高分子繊維が、全芳香族ポリアミド繊維であることを特徴とする請求項1または2記載の不織布の製造方法。
  4. 液晶性高分子繊維が、全芳香族ポリエステル繊維であることを特徴とする請求項1または2記載の不織布の製造方法。
  5. 不織布が、融点200℃以上の成分を芯部に、融点200℃未満の成分を鞘部に配してなる芯鞘複合繊維を含有することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の不織布の製造方法。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載の製造方法により製造されたことを特徴とする不織布。
  7. 請求項1〜5の何れかに記載の製造方法により製造された不織布からなることを特徴とするキャパシタ用セパレーター。
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