JP3798135B2 - 動揺減少装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワイヤロープでブロックを吊り下げるブロック吊り下げ装置において、ブロックの動揺を低減する動揺減少装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ブロック(重量物)を吊り下げて海中に運び入れ、海底の所定の場所に据え付けるためのブロック吊り下げ装置としては、従来から、例えば図8に示すようなものが知られている。
【0003】
このブロック据え付け装置1は、起重機船2の甲板上に設けられたクレーン3と、このクレーン3のジブ4先端から繰り出されるワイヤロープ5からなり、ブロック6はワイヤロープ5先端に吊され、起重機船2の甲板上から海底7まで運ばれる。海底7においては、ブロック6は潜水士による手作業により所定の位置に据え付けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなブロック吊り下げ装置においては、ブロック6はジブ4からワイヤロープ5を介して直接的に吊り下げられるため、起重機船2の波浪などによる動揺が直接的にブロック6に伝達されてしまう。このため、起重機船2が大きく動揺したときには、ブロック6も大きく動揺してしまい、その据え付け作業に支障が生じ、作業効率が低下してしまう。
【0005】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、ワイヤロープでブロック(重量物)を吊り下げる吊り下げ装置において、ワイヤロープの動揺を低減し得る動揺減少装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、クレーンのジブ先端から繰り出されたワイヤロープに重量物を吊り下げる吊り下げ装置において、前記ワイヤロープとケーシングを連結する上部連結手段と、ケーシングに固定された固定シーブと、上下方向に伸縮自在のロッドを備え、下端がケーシングに固定されたラムシリンダと、このラムシリンダに接続されたアキュムレータと、上下方向に伸縮自在のロッドを備え、下端がケーシングに固定されたダンパシリンダと、このダンパシリンダの伸縮に伴い作動流体が流通する減衰力制御弁と、前記ラムシリンダのロッド先端及び前記ダンパシリンダのロッド先端が固定される移動部材と、この移動部材に固定された移動シーブと、この移動シーブから前記固定シーブにかけて掛け回され前記ケーシング下方に垂下されるワイヤロープと、このケーシング下方に垂下されたワイヤロープと前記重量物とを連結する下部連結手段とを備え、前記ラムシリンダと前記ダンパシリンダとは並列に設けられ、前記移動部材を介して一体に伸縮する。
【0007】
第2の発明は、前記減衰力制御弁は比例電磁弁であってコントローラにより弁開度が制御されるとともに、前記ジブ先端の上下振動速度を検出するジブ先端速度検出手段と、前記重量物の上下振動速度を検出する重量物速度検出手段とを備え、前記減衰力制御弁の弁開度はこれらの検出手段からの検出結果に基づいて制御される。
【0008】
第3の発明は、前記減衰力制御弁において発生する減衰力は、前記重量物が上昇中であり前記ジブ先端の上下振動速度が前記重量物の上昇速度よりも大きなときには比較的小さな値に制御され、前記重量物が上昇中であり前記ジブ先端の上下振動速度が前記重量物の上昇速度よりも小さなときには比較的大きな値に制御され、前記重量物が下降中であり前記ジブ先端の上下振動速度が前記重量物の下降速度よりも小さなときには比較的小さな値に制御され、前記重量物が下降中であり前記ジブ先端の上下振動速度が前記重量物の下降速度よりも大きなときには比較的大きな値に制御される。
【0009】
第4の発明は、前記ジブ速度検出手段は、前記上部フックまたはケーシングの上下振動加速度を検出する加速度検出手段と、演算手段とからなり、加速度検出手段からの検出信号を積分演算することにより前記ジブ先端の上下振動速度を算出する。
【0010】
第5の発明は、前記重量物速度検出手段は、前記ラムシリンダまたはダンパシリンダの伸縮変位を検出する変位検出手段と、演算手段とからなり、変位検出手段からの検出信号を微分することにより算出したシリンダ速度と前記ジブ先端速度検出手段により検出されたジブ先端速度とから前記重量物の上下振動速度を算出する。
【0011】
【発明の作用および効果】
第1の発明では、ジブから垂下されたワイヤロープには動揺減少装置を介して重量物が吊り下げられるが、クレーンが搭載されている起重機船が波浪で動揺した場合など、ジブが上下に振動すると、ラムシリンダおよびアキュムレータからなる系が作動し、移動シーブが固定シーブに対して上下動するとともに、この上下振動にはダンパシリンダおよび減衰力制御弁から適切な減衰力が与えられるので、ジブの振動は重量物に伝達される前に低減され、重量物が大きく動揺することを防止できる。したがって、吊り下げ装置を用いた重量物の据え付け作業などに支障が生じることはなく、作業効率が低下することはない。また、動揺減少装置は、ラムシリンダおよびアキュムレータからなるバネ要素と、ダンパシリンダおよび減衰力制御弁からなる減衰要素をケーシング内にコンパクトに収容できるので、小型かつ軽量に構成でき、ジブからのワイヤロープと重量物との間に介装できるので、省スペースを図られる。
【0012】
第2、第3の発明では、減衰力制御弁において発生する減衰力は、ジブ先端の上下振動速度と重量物の上下振動速度の相対関係に応じて適切に設定されるので、例えば、ラムシリンダおよびアキュムレータからなるバネ要素単独での固有振動数に、ジブ先端の振動数が近づいた場合でも、重量物がかえって大きく動揺させられてしまうことはない。
【0013】
第4、第5の発明では、ジブ先端の上下振動速度と重量物の上下振動速度は、それぞれ加速度検出手段と変位検出手段からの検出に基づく演算により求められるので、ジブ速度検出手段および重量物速度検出手段は、動揺減少装置のケーシング内にコンパクトに収容することができ、装置の小型化および簡略化が図れる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態について説明する。
【0015】
図1には、動揺減少装置10がブロック吊り下げ装置1に備えられた全体構成図を示す。
【0016】
図示されるように、起重機船2の甲板に備えられたクレーン3のジブ4先端からはワイヤロープ5が繰り出されるが、このワイヤロープ5の先端には動揺減少装置10の上端が連結され、さらに、この動揺減少装置10の下端にブロック6が支持される。
【0017】
図2〜図4には、この動揺減少装置10の構成を示す。
【0018】
図示されるように、動揺減少装置10は、ワイヤロープ5と連結される上部フック11を備えたケーシング12内に、一対の固定シーブ13、一対の移動シーブ14、ラムシリンダ15、アキュムレータ17、およびバルブユニット18を備えている。
【0019】
一対の固定シーブ13およびラムシリンダ15の下端は、ケーシング12の下部に固定される。このラムシリンダ15は上方に向かって伸縮自在のロッド15Aを備え、一対の移動シーブ14は、このロッド15A先端に固定された移動部材19に固定される。そして、これら移動シーブ14から固定シーブ13にかけてはワイヤロープ21が掛け回される。このワイヤロープ21は固定シーブ13の下方に垂下され、その下端に設けられた下部フック22において、ブロック6を吊り下げる。
【0020】
さらに、ラムシリンダ15の油室はアキュムレータ17と接続され(図5参照)、ラムシリンダ15の伸張に伴うロッド15Aのシリンダへの浸入体積分の作動油はアキュムレータ17に流れ込み、また、ラムシリンダ15の収縮に伴うロッド15Aのシリンダからの抜け出し体積分の作動油はアキュムレータ17から補給されるようになっている。
【0021】
このような構成により、ジブ4が振動して動揺減少装置10の上部フック11と下部フック22の間に張力が生じるとラムシリンダ15が伸縮作動し、移動シーブ14が固定シーブ13に対して、すなわち下部フック22がケーシング12(上部フック11)に対して上下動し、ジブ4側の振動がブロック6側に伝わる前に吸収されるようになっている。
【0022】
一方、ダンパシリンダ16は、ラムシリンダ15と並列に設けられ(図4参照)、下端がケーシング下部に、また上下に伸縮するロッド16A先端が移動部材19に、それぞれ固定されることにより、ラムシリンダ15と一体に伸縮する。このダンパシリンダ16は、バルブユニット18に接続され、その伸縮に対しては、後述する減衰力制御弁30(図5参照)により減衰力が与えられるようになっている。
【0023】
また、ラムシリンダ15およびダンパシリンダ16の側方には、ラムシリンダ15およびダンパシリンダ16の伸縮ストロークを検出する変位検出装置23と、上部フック11およびケーシング12の上下加速度を検出する加速度検出装置24とが、それぞれが設けられる(図4および図5参照)。
【0024】
図5には、バルブユニット18内の油圧回路構成を含めた動揺減少装置10の詳細な構成を示す。
【0025】
以下、このバルブユニット18内の油圧回路構成について、ダンパシリンダ16の伸縮に伴う作動油の流れにしたがって説明する。
【0026】
ダンパシリンダ16が収縮するときには、ダンパシリンダ16のロッド側油室16Bが拡大するとともに、このロッド側油室16Bの拡大分とロッド16Aの侵入体積分だけ、ダンパシリンダ16のピストン側油室16Cが縮小する。この場合、ピストン側油室16Cから流出した作動油は、ピストン側油室16Cとロッド側油室16Bとを接続する回路に介装されたチェック弁32を圧し開いて、ロッド側油室16Bにその拡大分の作動油を補給する。さらに、ロッド16Aの侵入体積分に相当する作動油は、このチェック弁32を通過後の回路から枝分かれして、減衰力制御弁30を通ってリザーバタンク31に流れ込む。
【0027】
一方、ダンパシリンダ16が伸張するときには、ロッド側油室16Bが縮小するとともに、このロッド側油室16Bの縮小分とロッド16Aの抜け出し体積分だけ、ピストン側油室16Cが拡大する。この場合、ロッド側油室16Bから流出した縮小体積分の作動油は、減衰力制御弁30を通り、チェック弁33を圧し開いてピストン側油室16Cに流れ込む。さらに、ロッド16Aの抜け出し体積分の作動油は、リザーバタンク31とピストン側油室16Cとを接続する回路に介装されたチェック弁33を圧し開いて、リザーバタンク31からピストン側油室16Cに補給される。
【0028】
減衰力制御弁30は比例電磁弁であり、制御盤(コントローラ)40と電気的に接続され、制御盤40からの指令信号に基づいて作動油の流通に与える抵抗が可変となっており、これにより、ダンパシリンダ16の伸縮に与えられる減衰力が制御できるようになっている。制御盤40は、変位検出装置23および加速度検出装置24と電気的に接続され、これらの検出装置23、24からの検出信号に基づいて、減衰力制御弁30に指令信号を発信し、減衰力制御弁30において発生する減衰力を制御する。この減衰力制御の詳細については、動揺減少装置10の作用として後述する。
【0029】
つぎに作用を説明する。
【0030】
ジブ4から垂下されたワイヤロープ5には、動揺減少装置10を介してブロック6が吊り下げられるが、起重機船2が波浪で動揺した場合など、ジブ4が上下に大きく揺れる場合がある。この場合、ジブ4の上下振動は、ラムシリンダ15およびアキュムレータ17からなる系において吸収され、動揺減少装置10の下方のブロック6にまで直接的に伝達されることはない。
【0031】
さらに、このラムシリンダ15にはダンパシリンダ16が並列に設けられ、ラムシリンダ15およびダンパシリンダ16の伸縮に対しては、減衰力制御弁30による適切な減衰力が与えられる。これにより、ジブ4の上下振動の周波数がラムシリンダ15およびアキュムレータ17からなる系の共振周波数と一致する場合でも、ブロック6の動揺が共振によりかえって拡大されてしまうようなことがなくなる。すなわち、減衰力制御弁30におけるダンパシリンダ16の伸縮に対する減衰力制御により、ジブ4の上下振動は、動揺減少装置10を介して、常に適切に弱められてブロック6へと伝達される。
【0032】
この減衰力制御について説明するために、図6に、動揺減少装置10を模式的に示す。この模式図においては、固定シーブ13および移動シーブ14は同等な機能を持つテコ25に、またラムシリンダ15およびアキュムレータ17は同等な機能を持つバネ要素26に、それぞれ置き換えられている。そして、ブロック6は、基端を支点とするテコ25の先端にワイヤロープ21を介して支持され、バネ要素26とダンパシリンダ16は、並列に、このテコ25の内側部分の一点でテコ25を支持している。
【0033】
ところで、この動揺減少装置10において、ダンパシリンダ16の減衰力がゼロで、テコ25はバネ要素26のみで支持されているとすると、この場合でも、ジブ4の上下振動の振動数がバネ要素26の共振振動数よりも遥かに高いときには、ジブ4先端の振動はブロック6に伝わる前に低減され、動揺減少装置10は機能する。
【0034】
ところが、ジブ4の上下振動の振動数がバネ要素26の固有振動数に近づくと、バネ要素26は共振により大きく振動してしまい、ブロック6の振動はかえって大きくなってしまう。この場合には、以下に説明するように、ダンパシリンダ16の減衰力を変位検出装置23および加速度検出装置24からの検出信号に基づいて適切に制御することにより、ジブ4の振動がブロック6に伝わらないようにして、ブロック6の振動を低減することができる。
【0035】
この制御においては、まず、加速度検出装置24からの検出信号を積分することによりジブ4の先端速度Vcを算出するとともに、変位検出装置23からの検出信号を微分することによりシリンダ速度Vdを算出し、このジブ先端速度Vcとシリンダ速度Vdから、ブロック6の速度Vbを
Vb=Vc+(N+1)・Vd …(1)
と算出する。なお、この式(1)において、Nはシーブ数であり、本実施の形態ではN=3となる。
【0036】
このように求められたジブ4の先端速度Vcおよびブロック6の速度Vbの比較に基づいて、ダンパシリンダ16に与える減衰力の大きさを決定する。
【0037】
具体的には、図7の特性図の状態Aにおけるように、ブロック6が上昇中(速度がプラス)であり、かつジブ4先端速度がこのブロック6の速度よりも大きな場合には、減衰力制御弁30を全開にすることにより、ダンパシリンダ16の伸縮に伴う減衰力を最小にする。これにより、ジブ4によってブロック6が引き上げられて、かえってブロック6の上昇速度が大きくなってしまうことがないようにする。
【0038】
また、図7の特性図の状態Bにおけるように、ブロック6が上昇中であり、かつジブ4先端速度がこのブロック6の速度よりも小さな場合には、減衰力制御弁30の開度を狭め、ダンパシリンダ16の伸縮に伴う(伸側)減衰力を大きくする。これにより、ジブ4先端でブロック6の上昇を押さえつけるようにして、ブロック6の上昇速度を低減する。
【0039】
また、図7の特性図の状態Cにおけるように、ブロック6が下降中(速度がマイナス)であり、かつジブ4先端速度がこのブロック6の速度よりも小さな場合には、減衰力制御弁30を全開にすることにより、ダンパシリンダ16の伸縮に伴う減衰力を最小にする。これにより、ジブ4によりブロック6が押し下げられて、かえってブロック6の下降速度が大きくなってしまうことがないようにする。
【0040】
また、図7の特性図の状態Dにおけるように、ブロック6が下降中であり、かつジブ4先端速度がこのブロック6の速度よりも大きな場合には、減衰力制御弁30の開度を狭め、ダンパシリンダ16の伸縮に伴う(圧側)減衰力を大きくする。これにより、ジブ4先端でブロック6を引き上げるようにして、ブロック6の下降速度を低減する。
【0041】
ジブ4先端およびブロック6の相対的な運動状態は、以上の状態A〜Dのいずれかであるので、各相対的な運動状態にしたがって、以上のような減衰力制御を繰り返すことにより、ブロック6の動揺を有効に低減することができる。
【0042】
なお、上記の実施の形態においては、加速度検出装置24からの検出信号を積分することによりジブ4の先端速度を算出するとともに、変位検出装置23からの検出信号を微分することにより算出したシリンダ速度とジブ先端速度とからブロック6の速度を算出するようにしたが、ジブ4の先端速度およびブロック6の速度の検出方法はこのような方法に限定されるものではなく、例えば、これらの速度を速度センサで直接的に検出するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の動揺減少装置が吊り下げ装置に適用された状態を示す全体構成図である。
【図2】同じく動揺減少装置を示す断面図である。
【図3】同じく図2のA−A断面図である。
【図4】同じく図2のB−B断面図である。
【図5】同じく動揺減少装置を示す構成図である。
【図6】同じく動揺減少装置を模式的に表した構成図である。
【図7】ジブ先端速度およびブロック速度に対するダンパシリンダの伸縮に与える減衰力の特性を示す特性図である。
【図8】従来の吊り下げ装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1 吊り下げ装置
2 起重機船
3 クレーン
4 ジブ
5 ワイヤロープ
6 ブロック
7 海底
10 動揺減少装置
11 上部フック
12 ケーシング
13 固定シーブ
14 移動シーブ
15 ラムシリンダ
15A ロッド
16 ダンパシリンダ
16A ロッド
16B ロッド側油室
16C ピストン側油室
17 アキュムレータ
18 バルブユニット
19 移動部材
21 ワイヤロープ
22 下部フック
23 変位検出装置
24 加速度検出装置
25 テコ
26 バネ要素
30 減衰力制御弁
31 リザーバタンク
32 チェック弁
33 チェック弁
40 制御盤

Claims (5)

  1. クレーンのジブ先端から繰り出されたワイヤロープに重量物を吊り下げる吊り下げ装置において、
    前記ワイヤロープとケーシングを連結する上部連結手段と、
    ケーシングに固定された固定シーブと、
    上下方向に伸縮自在のロッドを備え、下端がケーシングに固定されたラムシリンダと、
    このラムシリンダに接続されたアキュムレータと、
    上下方向に伸縮自在のロッドを備え、下端がケーシングに固定されたダンパシリンダと、
    このダンパシリンダの伸縮に伴い作動流体が流通する減衰力制御弁と、
    前記ラムシリンダのロッド先端及び前記ダンパシリンダのロッド先端が固定される移動部材と、
    この移動部材に固定された移動シーブと、
    この移動シーブから前記固定シーブにかけて掛け回され前記ケーシング下方に垂下されるワイヤロープと、
    このケーシング下方に垂下されたワイヤロープと前記重量物とを連結する下部連結手段と、を備え、
    前記ラムシリンダと前記ダンパシリンダとは並列に設けられ、前記移動部材を介して一体に伸縮することを特徴とする動揺減少装置。
  2. 前記減衰力制御弁は比例電磁弁であってコントローラにより弁開度が制御されるとともに、前記ジブ先端の上下振動速度を検出するジブ先端速度検出手段と、前記重量物の上下振動速度を検出する重量物速度検出手段とを備え、前記減衰力制御弁の弁開度はこれらの検出手段からの検出結果に基づいて制御されることを特徴とする請求項1に記載の動揺減少装置。
  3. 前記減衰力制御弁において発生する減衰力は、前記重量物が上昇中であり前記ジブ先端の上下振動速度が前記重量物の上昇速度よりも大きなときには比較的小さな値に制御され、前記重量物が上昇中であり前記ジブ先端の上下振動速度が前記重量物の上昇速度よりも小さなときには比較的大きな値に制御され、前記重量物が下降中であり前記ジブ先端の上下振動速度が前記重量物の下降速度よりも小さなときには比較的小さな値に制御され、前記重量物が下降中であり前記ジブ先端の上下振動速度が前記重量物の下降速度よりも大きなときには比較的大きな値に制御されることを特徴とする請求項2に記載の動揺減少装置。
  4. 前記ジブ速度検出手段は、前記上部フックまたはケーシングの上下振動加速度を検出する加速度検出手段と、演算手段とからなり、加速度検出手段からの検出信号を積分演算することにより前記ジブ先端の上下振動速度を算出することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の動揺減少装置。
  5. 前記重量物速度検出手段は、前記ラムシリンダまたはダンパシリンダの伸縮変位を検出する変位検出手段と、演算手段とからなり、変位検出手段からの検出信号を微分することにより算出したシリンダ速度と前記ジブ先端速度検出手段により検出されたジブ先端速度とから前記重量物の上下振動速度を算出することを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかひとつに記載の動揺減少装置。
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