JP3798069B2 - 抵抗感圧式座標入力装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、タブレットシートを押圧して、押圧位置に対応してパーソナルコンピュータのディスプレーに表示されたカーソルを移動制御する抵抗感圧式座標入力装置に関し、更に詳しくは、マウスのドラッグモードに相当するデバイス出力データをパーソナルコンピュータへ出力することが可能な抵抗感圧式座標入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、GUI(グラフィカル ユーザー インターフェース)環境の進展に伴い、パーソナルコンピュータ(以下パソコンという)の座標入力装置にマウスが広く用いられている。
【0003】
すなわち、マウスを操作パッド上で移動させ、その移動操作量を操作データとしてパソコンへ出力し、パソコンのディスプレイに表示されたカーソルの移動を制御するものである。そして、このカーソルをディスプレイに表示させたアイコン上に移動させながら、あるいは移動の途中で、マウスに備えられた押しボタンスイッチを操作して、クリック、ダブルクリック、ドラッグ等、マウス特有の操作を行い、前記アイコンに定義付けられた命令等をパソコンへ出力するものである。
【0004】
このようなマウスによるパソコンへの命令の1つにドラッグモードの設定がある。ここでドラッグモードとは、前記アイコンやファイル等のコピーや移動を行ったり、ディスプレイに表示されたウインドウの大きさを変えたりするモードであるが、マウスの場合には、このドラッグモード設定は、マウスに設けられた特定のボタンスイッチ(左右2つのボタンスイッチをもったマウスにおいては、通常左ボタンスイッチ)を押圧しつつ、マウスを移動させることによって行っている。
【0005】
すなわち、このような操作により、マウスの移動量(位置)を表わす操作データとともに、ドラッグモードを表すモードデータがパソコンに与えられ、パソコンをドラッグモードに設定する。上記操作の途中でマウスのボタンスイッチの押圧を解除すれば、ドラッグモード解除を示すモードデータがマウスからパソコンに与えられ、ドラッグモードが解除される。
【0006】
しかしながら、マウスは上記のように操作パッド上で移動させる必要があるため、特にノート型パソコン等、ポータブルタイプのパソコンにあっては、その持ち運び先でマウスの操作スペースを確保しにくく、また、パソコンと共に持ち運ぶ際に収納に適さない大きさと形状であった。
【0007】
そこで、マウスに代えてタブレットの原理を利用して、操作データをパソコン等へ出力する抵抗感圧式座標入力装置が開発されている。
【0008】
これは、均一な抵抗層からなるタブレットシートの入力面上を指先や位置指示用のペン等(以下、本明細書において位置指示用ペン又はペンと総称する)で押圧しながら(以下ペンオンという)移動させ、その押圧位置(座標)から求めた操作データをパソコンに出力するものである。
【0009】
このような抵抗感圧式座標入力装置であって、パソコンにドラッグモードを表すモードデータを出力する機能を備えたものには、
(1)本体の一部若しくは位置指示用ペンの軸部や後端部等にドラッグモード設定用のスイッチが設けられ、これを所望時に手動操作することによりモードデータを発生させる抵抗感圧式座標入力装置、
(2)位置指示用ペンの先端部にドラッグモード設定用の押圧スイッチや感圧素子が設けられ、所望時に、更に押圧力を加えることにより、ドラッグモードを表すモードデータを発生させる抵抗感圧式座標入力装置、
(3)タブレットシートの入力面の下部にスイッチや感圧素子を組み込んだドラッグモード設定用の入力面を積層配置し、そこへの押圧力を検知することによりモードデータを発生させる抵抗感圧式座標入力装置、
(4)位置指示用ペンで抵抗感圧式座標入力装置の入力面を特定回数たたく(タッピングする)ことにより生成された特定形式の信号を、前記ドラッグモード設定命令と判別し、モードデータを発生させる抵抗感圧式座標入力装置があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上述(1)〜(3)の抵抗感圧式座標入力装置は、抵抗感圧式座標入力装置やペンの構造(ハードウェア構成)が複雑で装置全体が高価なものとなっていた。特に、位置指示用ペンにスイッチ類を設けた(1),(2)の抵抗感圧式座標入力装置は、抵抗感圧式座標入力装置等への通信手段も必要となり、よりハードウェア構成が複雑で高価なものであった。
【0011】
(4)の抵抗感圧式座標入力装置は、(1)〜(3)のものに比較してハードウェア構成が簡単で廉価になるが、ドラッグモードとする操作が煩わしく、また、操作を誤りやすいものであった。すなわちタッピングによるドラッグモードの設定、若しくはその解除は、通常(ドラッグモード操作以外)の押圧操作や誤ってタブレットシートに触れた場合と識別する必要があるために、押圧移動の前後で、その都度、所定の時間内にタッピングを所定数行う必要があった。
【0012】
また、押圧移動操作中に、ノイズ等何らかの原因でペンオンを示す位置データに抜けが生じると、これによって一時的にペンオフと認識され、その前後のタッピング操作がないことからドラッグモードであっても、通常の押圧操作モードと誤認識される問題があった。
【0013】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、ハードウェア構成の簡易化,低価格化が図れると共に、ドラッグモードの設定と解除が容易な抵抗感圧式座標入力装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1の抵抗感圧式座標入力装置は、一組の抵抗板を僅かな絶縁空隙をもって重合してなるタブレットシートと、タブレットシートの押圧を検出するペンオン検出手段と、タブレットシートの押圧を検出した後、タブレットシートの押圧位置から押圧操作を表す操作データ(x,y)を発生させる操作データ発生手段と、ドラッグモードのモード状態を表すモードデータを発生させるモードデータ発生手段と、操作データ(x,y)とモードデータから生成したデバイス出力データ(X,Y)をパーソナルコンピュータへ出力するデータ出力手段とを備えた抵抗感圧式座標入力装置において、
タブレットシートの押圧を検出した後、タブレットシートの一方の抵抗板に接続する基準抵抗と他方の抵抗板との間に所定の検出電圧VCCを印加して、基準抵抗と一組の抵抗板間に等しい電流を流し、基準抵抗の両側の第1電位差VAと、接触抵抗による電圧降下を示す一組の抵抗板間の第2電位差VBと、基準抵抗の抵抗値r C と、rP=rC*VB/VA式から押圧位置での接触抵抗値rPを求める接触抵抗検出手段を備え、
モードデータ発生手段は、タブレットシートの押圧位置での接触抵抗値rPによってモードデータを発生させることを特徴とする。
【0015】
タブレットシートを押圧操作すると、押圧位置から押圧操作を表す操作データ(x、y)が操作データ発生手段で生成される。また、モードデータ生成手段で、押圧位置での接触抵抗値rPからドラッグモードのモード状態を表すモードデータが生成される。この操作データ(x、y)とモードデータから生成したデバイス出力データ(X、Y)が、パーソナルコンピュータに出力される。
【0016】
従って、押圧位置を入力しながら、タブレットシートの押圧方法を変えることにより、押圧位置での接触抵抗値rPを変えることができるので、容易にパーソナルコンピュータのドラッグモード設定と解除を行うことができる。
【0017】
請求項2の抵抗感圧式座標入力装置は、ペンでの押圧による接触抵抗値r1Pと、指での押圧による接触抵抗値r2Pを判別して、モードデータ発生手段のモードデータを選択することを特徴とする。
【0018】
ペンと指によるタブレットシートの押圧面積は異なるので、同等の押圧力でタブレットシートを押圧すると、その押圧位置での接触抵抗値rPが異なる。従って、タブレットシートの押圧をペンと指で変えることによって、モードデータを変更することができる。
【0019】
請求項3の抵抗感圧式座標入力装置は、タブレットシートと接触する接触部の曲率を異ならせた2種類のペンでの押圧による接触抵抗値r P の相違を判別して、モードデータ発生手段のモードデータを選択することを特徴とする。
【0020】
接触部の曲率の異なる2種類のペンによるタブレットシートの押圧面積は異なるので、同等の押圧力でタブレットシートを押圧すると、その押圧位置での接触抵抗値r P が異なる。従って、2種類のペンを交換することによって、モードデータを変更することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、従来と同一の構成については、同一の符号を用いてその説明を省略する。
【0022】
図1は、本発明の実施の形態に係る抵抗感圧式座標入力装置であるタッチパッド7の斜視図であり、平面上にタブレットシート6を入力面として形成したものである。図のように、タッチパッド7の前方には、マウスのスイッチに対応させた左右一組の押釦スイッチ8、9が備えられている。
【0023】
このタッチパッド7は、背面に接続された接続ケーブル13によってパソコン1に接続され、デバイス出力データ(X、Y)をパソコン1のI/Oポート4を介してデバイスドライバ3へ出力する。
【0024】
図2は、このタッチパッド7の回路構成を示すもので、タッチパッド7に備えられたマイコン10は、A/Dコンバータ14を内蔵し、このA/Dコンバータ14は、更に3個の入力端子AD1、AD2、AD3を備え、各入力端子の電位を同時に検出できるようになっている。
【0025】
マイコン10には、5個の入出力端子RCHK、IX+、OX-、IY+、OY-が備えられ、各入出力端子の後段にこれらの端子と内部回路との接続を切り替える電子スイッチ33〜37が接続されている。各電子スイッチ33〜37は、マイコン10の後述するスイッチ制御回路15により個別に動作し、マイコン10内の内部回路との接続が切り替えられるようになっている。
【0026】
60と61は、タブレットシート6を構成する一対のX座標抵抗板とY座標抵抗板であり、互いに均一に形成された抵抗層を対向させるようにして、対向面に印刷されたドット状の印刷スペーサ(図示せず)によって、僅かな間隙を隔てて重合されている。
【0027】
図のように、X座標抵抗板60には、X方向の両端の2辺に沿って、X+側電極60aとX−側電極60bが形成され、X+側電極60aは、マイコン10のIX+端子と、基準抵抗である可変抵抗RCを介してRCHK端子に接続し、X−側電極60bは、マイコン10のOX-端子に接続している。尚、この基準抵抗RCの抵抗値rCは、後述するタブレットシート6の接触抵抗値rPを算出しやすいように調整した既知の抵抗値である。
【0028】
また、Y座標抵抗板61には、Y方向の両端の2辺に沿って、Y+側電極61aとY−側電極61bが形成され、Y+側電極61aは、マイコン10のIY+端子に接続し、Y−側電極61bは、マイコン10のOY-端子に接続している。
【0029】
図4は、このタッチパッド7の構成を示すブロック図である。
【0030】
X座標抵抗板60とY座標抵抗板61からなるタブレットシート6には、ペンオン検出回路16、接触抵抗検出回路31及び押圧位置検出回路17が接続され、それぞれタッチパッド7がペンオン検出モード、接触抵抗検出モード、X、Y座標検出モードのモードとなっている間のタブレットシート6の押圧操作状態を監視している。
【0031】
以下、これらの回路の動作を図2乃至図4で説明する。
【0032】
ペンオン検出回路16は、例えばタブレットシート6の一方のX座標抵抗板60の電位を監視し、押圧若しくは押圧解除によって、他方のY座標抵抗板61に接離することにより生じる電位変動から、その押圧及び押圧解除を検出するものである。すなわち、ペンオン検出モードでは、図2のRCHK+端子をスイッチ33により電源VCCと接続し、X座標抵抗板60に基準抵抗RCを介して基準検出電圧VCCを印加するとともに、IX+端子をA/Dコンバータ14の入力端子AD1に接続させ、X座標抵抗板60の電位を検出するようにしている。また、IY+若しくはOY-の入出力端子のいずれかをスイッチ36若しくは37により接地端子と接続するようにして、Y座標抵抗板61をGNDレベルとしている。
【0033】
タブレットシート6の押圧が解除されている間は、抵抗板60、61間に電流が流れないので、基準抵抗RCの両端にも電位降下が生じず、IX+端子の電位は電源VCCの電位に保たれる。
【0034】
この状態で、タブレットシート6が押圧されると、X座標抵抗板60からY座標抵抗板61に電流が流れ、IX+端子の電位が降下する。従ってこの電位を所定のペンオン検出しきい値VTと比較することによって、タブレットシート6が押圧されているか否かを検出する。
【0035】
ペンオン検出モードによりタブレットシート6の押圧が検出されると、タッチパッド7は、次に接触抵抗検出モードとなり、接触抵抗検出回路31で押圧位置Pでの接触抵抗値rPを検出する。
【0036】
接触抵抗検出モードにおいては、スイッチ制御回路15により各電子スイッチ33〜37を図2に示すように動作させ、マイコン10の各入出力端子を内部回路と接続させている。すなわち、RCHK+端子は、スイッチ33により電源VCCと接続し、X座標抵抗板60のX+側電極60aに可変抵抗RCを介して基準検出電圧VCCを印加している。また、IX+、OX-、IY+の各入出力端子は、スイッチ34、35、36によりそれぞれA/Dコンバータ14の入力端子AD1、AD2、AD3に接続し、X座標抵抗板60のX+側電極60a、X−側電極60b、Y座標抵抗板61のY+側電極61aの電位を検出するようにしている。残るOY-入出力端子は、電子スイッチ37により接地端子と接続し、Y座標抵抗板61のY−側電極61bをGNDレベルとしている。
【0037】
図3は、図2の接触抵抗検出モードの等価回路図である。同図のように、X座標抵抗板60が押圧されると、押圧位置Pにおいて、X座標抵抗板60からY座標抵抗板61に接触抵抗を通して電流itが流れる。このとき、IX+、OX-、IY+入出力端子には、それぞれA/Dコンバータ14が接続されているので、これらの方向に流れる微小電流を無視すれば、可変抵抗RCと接触抵抗rPには、等しい電流itが流れる。
【0038】
従って、その両端の電位差をそれぞれ第1電位差VA、第2電位差VB、基準抵抗である可変抵抗RCの抵抗値をrCとすれば、VA/rC=VB/rPの関係から、rP=rC*VB/VAによって、接触抵抗値rPを検出することができる。
【0039】
同図から明らかなように、この第1電位差VAは既知の基準検出電圧VCCとA/Dコンバータ14の入力端子AD1の電位V1から、第2電位差VBは、A/Dコンバータ14の入力端子AD2とAD3との電位V2、V3から求めることができるので、接触抵抗検出回路31でrP=rC*VB/VAより接触抵抗値rPを算出することができる。
【0040】
この接触抵抗値rPの算出に、このモードにおいて流れる電流itは影響しない。つまり、抵抗板間の接触位置(xp、yp)が変化して抵抗板60、61に流れる電流itが変化しても、電流itと無関係に接触抵抗値rPを検出できるものであり、接触抵抗値rPを、接触位置PのX座標(xp)とY座標(yp)と全く独立のパラメータとして検出できるものである。従って、タブレットシート6のどの位置を押圧しても、同じ押圧力でタブレットシート6を押圧するかぎり接触抵抗値rPは変化せず、押圧方法を変えることによってその押圧位置にかかわらず接触抵抗値rPの大きさを変えることができる。
【0041】
本実施の形態においては、接触抵抗検出回路31の出力側に接続されたモードデータ発生回路19において、指より押圧面積の小さいペンでの押圧による接触抵抗値r1Pと指での押圧による接触抵抗値r2Pの境界値をrTPとし、接触抵抗検出回路31において検出した接触抵抗値rPと比較している。すなわち、接触抵抗値rPが境界値rTPより大きいときに指での押圧による接触抵抗値r2Pとしてドラッグモードを解除したモード(以下、ノーマルモードという)を求める操作と判別し、ノーマルモードを示すモードデータM0をデバイス出力データ生成回路21へ出力する。また、接触抵抗値rPが境界値rTP以下のときには、ペンの押圧による接触抵抗値r1Pとしてドラッグモードを求める操作と判別し、ドラッグモードデータを示すモードデータM1をデバイス出力データ生成回路21へ出力する。
【0042】
ペンオンが検出され、接触抵抗値rPが検出されると、タッチパッド7は、X、Y座標検出モードに移行し、押圧位置検出回路17において、タブレットシート6の接触位置(押圧位置)を検出する。押圧位置PのX、Y座標検出は、タッチパッド7をX、Y座標検出モードとして、X座標抵抗板60とY座標抵抗板61に交互に電位勾配を形成することにより行う。
【0043】
すなわち、X座標検出モードにおいては、電子スイッチ4によりIX+入力端子を電源VCCと接続し、IX+入力端子からX座標抵抗板60のX+側電極60aに基準検出電圧VCCを印加するとともに、OX-入出力端子を電子スイッチ35により接地させて、X座標抵抗板60の他方のX−側電極60bを接地し、X座標抵抗板60に均一な傾きの電位勾配を形成する。
【0044】
また、Y座標抵抗板61は、Y−側電極61bと接続するOY-入出力端子を電子スイッチ37によりオフとし、X座標抵抗板60との接触位置からY座標抵抗板61に電流が流れないようにするとともに、IY+入出力端子を電子スイッチ36によりA/Dコンバータ14の入力端子AD3に接続し、Y座標抵抗板61のY+側電極61aから押圧位置Pの電位を検出するようにしている。
【0045】
X座標抵抗板60には、均一な傾きの電位勾配が形成されているので、この入力端子AD3で検出した電位VxPによって接触位置PのX座標(xP)をマイコン10の押圧位置検出回路17で計算して検出することができる。
【0046】
X座標を検出した後、同様の方法で、タッチパッド7をY座標検出モードとして、Y座標を検出する。すなわち、電子スイッチ36、37の動作により、Y座標抵抗板61のY+側電極61aに基準検出電圧VCCを印加するとともに、他方のY−側電極61bを接地し、Y座標抵抗板61に均一な傾きの電位勾配を形成している。また、電子スイッチ34、35の動作により、X座標抵抗板60のX−側電極60b端子をオフとし、Y座標抵抗板61との接触位置からX座標抵抗板60に電流が流れないようにするとともに、X+側電極60aと接続するIX+入出力端子をA/Dコンバータ14の入力端子AD1に接続し、X+側電極60aから接触位置Pの電位を検出するようにしている。
【0047】
そしてX座標の検出と同様に、入力端子AD1で検出した電位VyPから接触位置PのY座標(yP)を、押圧位置検出回路17で計算して検出する。
【0048】
続いて、タッチパッド7を、再びペンオン検出モードとして、ペンオフと判定されない限り、上述の接触抵抗検出モードとX、Y座標検出モードを繰り返し、接触抵抗の検出と接触位置PのX座標(xp)とY座標(yp)検出を行う。
【0049】
図4に示すように、押圧位置検出回路17は、このようにして周期的に検出した押圧位置データ(xn,yn)を、押圧位置データ補正・発生回路18へ出力する。押圧位置データ補正・発生回路18は、押圧位置検出回路17と中央制御回路38に接続し、押圧位置検出回路17から入力された複数の押圧位置データ(xn,yn)の互いの相関をとり、異常値の押圧位置データを排除して、押圧位置データ(xn,yn)とする。
【0050】
押圧位置データ補正・発生回路18の出力には、操作データ生成回路20が接続している。操作データ生成回路20は、押圧位置データ補正・発生回路18から押圧位置データ(xn,yn)が入力される毎に、その直前に入力された押圧位置データ(xn-1,yn-1)との差から押圧位置間の相対位置(xn−xn-1,yn−yn-1)を求め、操作データ(x,y)とする。操作データ(x,y)は、デバイス出力データ生成回路21へ出力される。
【0051】
タッチパッド7に備えられた左右の押釦スイッチ8、9は、それぞれスイッチ押圧検出回路22に接続することにより、いずれかのスイッチが押し下げられたときのその押し下げ動作を検出できるようになっている。スイッチ押圧検出回路22は、押釦スイッチ8、9の押し下げを検出すると、各スイッチの動作状態を示すスイッチデータをデバイス出力データ生成回路21へ出力する。
【0052】
押釦スイッチ8、9は、マウスに備えられている左右のスイッチに対応するもので、これらのスイッチを操作すると、マウスの左右のスイッチを操作したときと同じデバイス出力データが生成されるようになっている。従って、これらのスイッチ8、9を押し下げ操作することによって、シングルクリック、ダブルクリック等マウスと同様の入力操作を行うことができる。また、後述するドラッグモードは、マウスの左スイッチに対応する押釦スイッチ8を押し下げながらタブレットシート6を押圧移動することによっても、補助的に行うことができる。
【0053】
中央制御回路38は、図4のように、ペンオン検出回路16、接触抵抗検出回路31、押圧位置検出回路17、押圧位置データ補正・発生回路18、デバイス出力データ生成回路21等の各回路に接続し、これらの回路の動作を制御するとともに、ペンオン検出回路16から出力されたタブレットシート6の押圧状態を表すペンオン検出信号をデバイス出力データ生成回路21に出力する。
【0054】
デバイス出力データ生成回路21は、ペンオン検出信号を入力し、タブレットシート6の押圧を検出している間、上述の操作データ(x,y)とモードデータ(M)とスイッチデータとから、表1のフォーマットのデバイス出力データ(X,Y)を生成する。
【0055】
【表1】
【0056】
表1は、デバイス出力データのデータフォーマットを示すもので、マウスからパソコンへ出力されるデータと同一のフォーマットである。3バイトからなるデバイス出力データの中に、スイッチビットL、Rと、X方向の相対位置xとY方向の相対位置yからなる操作データ(x、y)を表すビットX、Yが含まれている。それぞれ8ビットで表されるX方向の相対位置xとY方向の相対位置yは、X0からX7で表された各ビット位置と、Y0からY7で表された各ビット位置に含まれる。
【0057】
スイッチビットL、Rは、スイッチデータ左右の押釦スイッチ8、9の動作状態を表すスイッチデータのビットで、例えば、押釦スイッチ8、9が押し下げらると、対応するビットL、Rのデータが”0”から”1”に変化し、また、押し下げが解除されると、”1”から”0”に変化する。しかしながら、モードデータ発生回路19から出力されるモードデータがドラッグモードを示すデータM1である場合には、スイッチビットLに含まれるデータは、モードデータが優先し、押釦スイッチ8の動作状態にかかわらず”1”となる。一方、モードデータがノーマルモードを示すM0である場合には、押釦スイッチ8のスイッチデータが優先するので、押釦スイッチ8の動作状態を表し、例えば、タブレットシートの押圧移動中に押釦スイッチ8を押し続けることによって、前述のようにドラッグモードとすることができる。
【0058】
このようにして、表1のフォーマットに従って生成されたデバイス出力データ(X,Y)は、入出力インターフェース24を介して、パソコン1へ出力される。尚、図中波線内に示す各回路は、中央制御回路38とともに1チップのマイコンとして集積化されている。
【0059】
このように構成されたタッチパッド7の作用を、図4と図5で説明する。図5は、タッチパッド7の操作とディスプレー5上のカーソルの移動の関係を示した説明図である。
【0060】
図5に示すように、ディスプレー5上の「O」に表示されたカーソルをアイコン11が表示された「A」まで移動させ、更に「A」に表示されたアイコン11をドラッグモードにより「B」の位置まで移動させるものとする。
【0061】
ディスプレー5上の「O」から「A」までの移動に合わせるように、タブレットシート6を「O1」から「A1」の位置まで、指によって押圧移動操作する。「O1」が押圧されると、タブレットシート6の押圧がペンオン検出回路16によって検出されるとともに、その押圧の際の接触抵抗値rPが検出される。タブレットシート6は、指で押圧されているので、接触抵抗値rPは境界値をrTPより大きく、モードデータ発生回路19によりノーマルモードと判別され、モードデータM0がデバイス出力データ生成回路21に出力される。
【0062】
一方、押圧位置検出回路17によって、「O1」から「A1」までの押圧位置が順次検出され、操作データ生成回路20によって、新たに検出された押圧位置データ(xn,yn)とその直前に検出された押圧位置データ(xn-1,yn-1)との差から操作データ(x,y)が生成される。
【0063】
デバイス出力データ生成回路21においては、このようにして順次生成される操作データ(x,y)をもとにデバイス出力データ(X、Y)が生成されるが、この間、モードデータMはノーマルモードを示すM0であり、また、押釦スイッチ8、9が押し下げられていないので、いずれのデバイス出力データ(X、Y)に含まれるスイッチビットL、Rのデータも”0”である。
【0064】
従って、このデバイス出力データ(X、Y)によって、パソコン1はノーマルモードで、操作データ(x,y)によって表される方向にカーソルを表示位置「A」まで移動させる。
【0065】
この位置で、タブレットシート6の押圧を一時解除し、再び適当な押圧位置「A2」で押圧し、ドラッグモードでの移動方向に合わせて「B2」まで押圧しながらその押圧位置を移動させる。この「A2」から「B2」までの押圧移動は、パソコン1をドラッグモードとするために、ペンでタブレットシート6を押圧する。
【0066】
上述と同様に、タブレットシート6の押圧がペンオン検出回路16によって検出され、その押圧の際の接触抵抗値rPが検出されるが、タブレットシート6は、指より押圧面積の小さいペンで押圧されているので、接触抵抗値rPは境界値をrTPより小さく、モードデータ発生回路19により、ドラッグモードを示すモードデータM1がデバイス出力データ生成回路21に出力される。
【0067】
一方、前述と同様に、デバイス出力データ21には、「A2」から「B2」までの押圧移動による相対移動量を示す操作データ(x,y)が順次入力され、この操作データ(x,y)をもとにデバイス出力データ(X、Y)が生成される。
【0068】
この内、デバイス出力データ(X、Y)に含まれるスイッチビットLのデータは、モードデータMがドラッグモードを示すM1であるため、押釦スイッチ8の操作にかかわらず、”1”となっている。
【0069】
従って、パソコン1は、このデバイス出力データ(X、Y)をドラッグモードとする命令と判断し、操作データ(x,y)によって表される方向にすなわち、「A」から「B」にアイコン11を移動させる。
【0070】
以上のように、上記実施の形態によれば、タブレットシート6を指により押圧するかペンにより押圧するかによって、ノーマルモードかドラッグモードかを選択できるので、モード切り換えのために別の操作や入力手段を要しない。
【0071】
また、上記実施の形態では、タブレットシート6の押圧を指によるかペンによるかで、接触抵抗値rPを変えてドラッグモードを選択したが、接触抵抗値rPを変えられるものであれば、これに限らず例えば、タブレットシート6と接触する接触部の曲率を互いに異ならせた2種類のペンを使用してもよく、また、指と爪先の2種類の方法でタブレットシート6を押圧してもよい。指と爪先で接触抵抗値rPを変えれば、ドラッグモードの選択のためにペンなどを持ちかえる必要がない。
【0072】
更に、例えば1種類のペン、指などの押圧手段で、タブレットシート6の押圧力を変えることによって、接触抵抗値rPを変えてドラッグモードを選択するものであってもよい。
【0073】
更に、上記実施の形態では、X、Y座標を検出する毎に接触抵抗値rPを検出し、出力データ生成手段のモードを判別しているが、これに限らず、新たにタブレットシート6の押圧を検出したとき、若しくは、押圧の解除を検出したときにのみ接触抵抗値rPを検出し、ドラッグモードのモード状態を変更してもよい。
【0074】
更に、上記実施の形態において操作データは、押圧位置とその直前に検出した押圧位置との差から求めた相対位置データであるが、押圧位置を示す絶対位置データであってもよい。
【0075】
更に、上記実施の形態においては、モードデータMがドラッグモードを示すM1であるときには、デバイス出力データ(X、Y)のスイッチビットLのデータを”1”とするものであるが、パソコン1がデバイス出力データ(X、Y)の他のビットデータを認識してドラッグモードとする場合には、該ビットデータをドラッグモード設定を示すデータとするものである。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、ドラッグモードとするか、ドラッグモードを解除したノーマルモードとするかは、タブレットシート6の押圧方法を変えて押圧位置の接触抵抗値rPを変えるだけで簡単に選択できる。従って、モード選択にモード選択スイッチなどを設ける必要がなく、更にモード切り換えの操作を行う必要もない。この接触抵抗値rPの検出は、従来の抵抗感圧式座標入力装置に基準抵抗RCを加え、電圧の検出方法を変えるだけでできるので、装置全体を大型化したり、複雑な構成とすることもない。
【0077】
請求項2と請求項3の発明によれば、簡単に接触抵抗値rPを変えてドラッグモードとノーマルモードを選択することができる。
【0078】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る抵抗感圧式座標入力装置であるタッチパッド7の斜視図である。
【図2】タッチパッド7の回路図である。
【図3】タッチパッド7の等価回路図である。
【図4】タッチパッド7の構成を示すブロック図である。
【図5】タッチパッド7の操作とディスプレー5上のカーソルの移動の関係を示した説明図である。
【符号の説明】
6 タブレットシート
16 ペンオン検出手段
18 位置検出手段
19 モードデータ発生手段
20 操作データ発生手段
24 データ出力手段
xn,yn 操作データ
Xn,Yn デバイス出力データ
M モードデータ
Claims (3)
- 一組の抵抗板を僅かな絶縁空隙をもって重合してなるタブレットシート(6)と、
タブレットシート(6)の押圧を検出するペンオン検出手段(16)と、
タブレットシート(6)の押圧を検出した後、タブレットシート(6)の押圧位置から押圧操作を表す操作データ(x,y)を発生させる操作データ発生手段(20)と、
ドラッグモードのモード状態を表すモードデータ(M)を発生させるモードデータ発生手段(19)と、
操作データ(x,y)とモードデータ(M)から生成したデバイス出力データ(X,Y)をパーソナルコンピュータ(1)へ出力するデータ出力手段(24)とを備えた抵抗感圧式座標入力装置において、
タブレットシート(6)の押圧を検出した後、タブレットシート(6)の一方の抵抗板に接続する基準抵抗(R C )と他方の抵抗板との間に所定の検出電圧VCCを印加して、基準抵抗(R C )と一組の抵抗板(60、61)間に等しい電流を流し、基準抵抗(R C )の両側の第1電位差VAと、接触抵抗(r P )による電圧降下を示す一組の抵抗板(60、61)間の第2電位差VBと、基準抵抗(R C )の抵抗値r C と、rP=rC*VB/VA式から押圧位置での接触抵抗値rPを求める接触抵抗検出手段(31)を備え、
モードデータ発生手段(19)は、タブレットシート(6)の押圧位置での接触抵抗値rPによってモードデータ(M)を発生させることを特徴とする抵抗感圧式座標入力装置。 - ペンでの押圧による接触抵抗値r1Pと、指での押圧による接触抵抗値r2Pを判別して、モードデータ発生手段(19)のモードデータ(M)を選択することを特徴とする請求項1記載の抵抗感圧式座標入力装置。
- タブレットシート(6)と接触する接触部の曲率を異ならせた2種類のペンでの押圧による接触抵抗値rPの相違を判別して、モードデータ発生手段(19)のモードデータ(M)を選択することを特徴とする請求項1記載の抵抗感圧式座標入力装置。
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