JP3797594B2 - 仮宿泊施設 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、沿道、スキー場、キャンプ場、温泉等における短期または長期滞在の仮宿泊施設に関する。
【0002】
【従来の技術】
仮宿泊施設は、いわゆる旅館やホテルと称される一般的な建築構造である場合も多いが、情緒的なログハウスや簡易なカプセルホテルも多くなっている。また、原則として賄い無しであるので、非常に簡素化されている場合もあるが、自炊できるようにその設備を整え家庭的な宿泊小屋を造り、小屋が散在する宿泊村が構成されることも多い。
【0003】
ログハウスは、丸太で組み立てた小屋であるために、断熱性に優れ、また、自炊やトイレ等の設備を整えるのに適しているが、建築費がコスト高となる。また、カプセルホテルの場合であると、建築費が非常に安価であるが、情緒的に欠けることはもちろん、自炊やトイレ等の設置に適しなく、また、換気性が悪く、しかも、断熱性に欠け、殊に、直射日光に当たると暑くなり、これを空調設備により補うにしても、快適性に欠けることになるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、上記のような実情に鑑みて、建築費が安価であるにもかかわらず、断熱性、換気性が良好であり、また、自炊やトイレ等の生活設備の設置も適する仮宿泊施設を提供することを目的とした。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明は、円筒形の周壁の上端に円錐形の屋根を設け、屋根の頂部に採光可能な昇降蓋付きの排気口を備え、周壁の構成について、外板と板との間に挟まれる芯材として円周に沿ってパイプを配列し、パイプを下端で外気に開口させ、そのパイプの上端を屋根板と裏板との間を介して排気口に通気させ、昇降蓋の上下により排気調整可能とした宿泊小屋としての仮宿泊施設を提供するものである。
【0006】
仮宿泊施設を上記のように構成したから、側壁の芯材としてのパイプには、煙突効果によって外部の空気が下から上へ抜けることによって、周壁内部の空気の過熱を防止し、夏期には室内を涼しく保つことができる。また、冬期には昇降蓋の調整によって排気の停止または抑制をすることによって、パイプ内に空気を保存させて断熱性を高め、室内を温かく保つことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
この発明において、周壁1ばかりでなく屋根3にもパイプ10、11を通すことがあり、そうすれば、さらに室内の温度を快適に保つことができる。パイプ10、11の材質については、ポリエチレン等の合成樹脂、アルミ等の金属が適当であるが、紙屑、木屑等の再生紙であっても強度等の面で十分に使用でき、その材質によってさらに断熱性を高め得る。
【0008】
また、周壁1の外板12や内板13、屋根3の屋根板15や裏板16には、アルミ板、鉄板、合成樹脂板等が使用される。このような簡単な材料であっても、周壁1を円筒形に、屋根3を円錐形にすることによって、強度的に安定した構造となる。また、3個以上の小屋の仮宿泊施設Paを固まりとして放射方向の位置に配列し、その中心に支柱49を立て、それから放射方向に突出する支持パイプ51を小屋本体または基礎9に固定すると、小屋が転倒しない安定性が得られる。また、固まりにすることによって、小屋を寝室、台所、トイレ、居間等に分けて都合良く使用できる。
【0009】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の仮宿泊施設によれば、ありふれた材料の簡単な構成によって強度的安定性が得られることから、安価に構築でき、しかも、室内を快適に保持することができ、また、自炊やトイレ等の生活設備の設置にも適するという優れた効果がある。
【0010】
【実施例】
次に、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】
図1および図2は、この発明に基本的な小屋としての単体の仮宿泊施設Paを示すもので、図3がその小屋の仮宿泊施設Pa,Pa,・・を配置した全体的な仮宿泊施設Pを示す一例のレイアウトである。
【0012】
小屋としての仮宿泊施設Paは、円筒形の周壁1の上に円錐形の屋根3を設け、屋根3の頂部に採光兼用の排気口5が備えられる。また、床7の下には全体を受ける基礎9が設けられ、周壁1にはドア8付きの出入口6が設けてある。
【0013】
周壁1は、ポリエチレンの樹脂パイプ10を円周に沿って配列し、その配列を外板12と内板13とで囲って構成される。また、屋根3についても、樹脂パイプ11を周囲から中心に集めて放射状に配列し、屋根板15と天井の裏板16とで囲って構成され、パイプ11の上端が排気口5に開口している。
【0014】
基礎9を巾狭くすることによって、周壁1のパイプ10が周囲において下端14に開口している。また、屋根3のパイプ11が周壁1のパイプ10と連通している。そこで、周壁1のパイプ10の1部について屋根3のパイプ11を通して排気口5に空気が抜ける。また、他のパイプ10については、屋根板15と裏板16との間から排気口5に抜ける。そして、パイプ10、11が円形であることから、外板12と内板13との間、屋根板15と天井板16との間には、それぞれ隙間を有し、周壁1の隙間も下端14に抜けているので、その隙間により周壁1および屋根3内の空気が排気口5に抜けるようになっている。
【0015】
排気口5は、昇降蓋19付きであって、屋根壁15と連結される外筒21と、裏板16と連結される低い円筒22とからなり、外筒21には網状に多数の通気孔23が形成されている。
【0016】
昇降蓋19は、上面に採光のガラス25を有するもので、周囲には外筒21に嵌まる蓋筒27を有し、それにも通気孔23が開けられている。そこで、両方の通気孔23、23が合わされることによって排気がなされるが、昇降蓋19が持ち上がるとさらに排気量が多くなる。昇降蓋19の上下については、その中心に支持部材29を垂設し、天井にはその支持部材29を上下するターンバックルによる昇降装置31が設けられる。なお、室内には二段ベッド36を設け、この場合は寝室となっている。
【0017】
図3に示す仮宿泊施設Pは、道路37に沿って建設される宿泊村で、サービスハウス39に通じる長い渡り廊下41を配置し、小屋の仮宿泊施設Paについては、4箇づつの固まりにして、渡り廊下41に沿って左右交互に千鳥状に配列され、また、休憩室43も交互に配列される。45は駐車場、46は植込みである。なお、サービスハウス39には、食堂(レストラン)、風呂、管理室、厨房等が置かれている。
【0018】
仮宿泊施設Paの4箇の固まりについては、図4に示すように、中心に支柱49を立設し、それを中心に配置したもので、支柱49より四方へ仮宿泊施設Paの支持パイプ51が突設されている。
【0019】
渡り廊下41の一部の接続口には仮宿泊施設Paへの通路63が嵌着され(図4)、一部の接続口には休憩室43が嵌着される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の小屋としての仮宿泊施設を一部切欠し昇降蓋が分離された状態で示す斜視図である。
【図2】 同仮宿泊施設の縦断面図である。
【図3】 同仮宿泊施設の使用例について、村としての仮宿泊施設を示すレイアウトとしての平面図である。
【図4】 同平面図の一部拡大した説明図である。
【符号の説明】
P 村としての仮宿泊施設
Pa 小屋としての仮宿泊施設
1 周壁
3 屋根
5 排気口
10,11 パイプ
12 外板
13 内板
15 屋根板
16 裏板
19 昇降蓋

Claims (1)

  1. 円筒形の周壁の上端に円錐形の屋根を設け、屋根の頂部に採光可能な昇降蓋付きの排気口を備え、周壁の構成について、外板と板との間に挟まれる芯材として円周に沿ってパイプを配列し、パイプを下端で外気に開口させ、そのパイプの上端を屋根板と裏板との間を介して排気口に通気させ、昇降蓋の上下により排気調整可能としたことを特徴とする宿泊小屋としての仮宿泊施設。
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