JP3796938B2 - ディジタルデータ再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスク等にセクタを有するフォーマットで記録されたディジタルデータを再生するディジタルデータ再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、コンピュータその他の情報処理機器の外部データ記録媒体の一つとして、CD−ROM、CD−R、DVD等の光ディスク装置が使用されている。また、今後、新しい記録媒体としてDVD−RAMが登場する。より高度なアプリケーションを楽しむために、コンピュータ等の性能が上がるとともに、外部記憶装置のデータ転送速度の高速化が進んでいる。
【0003】
ここでは、CD−ROM再生装置を例に従来のディジタルデータ再生装置について説明する。CD−ROM(CD Read Only Memory)規格は、CD−DA(Compact Disk Digital Audio)規格を展開したもので、データトラック内のデータは2352バイトのセクタに分けられている。CD−ROMの基本セクタフォーマットは、同期パターンとヘッダ情報とユーザデータと予備データから構成され、ユーザデータに対する誤り訂正符号ECC(Error Correction Code)及び誤り検出符号EDC(Error Detection Code)の付加のされ方の異なるモードが存在する。図12に各モードに対応するセクタの構成を示す。また、変調システムは、CD−DAと同様でパリティ生成にインターリーブを組み合わせた誤り訂正方式と8ビットのデータを記録に適した14ビットのチャンネルデータに変換するEFM(Eight to Fourteen Modulation)変調方式を使用している。
【0004】
図9は従来のCD−ROM再生装置のブロック構成図である。図において、1は光ディスク、2は再生信号読み取り用ピックアップ、3はアンプ及び波形等化器、4はピックアップにて信号を読み取るためにピックアップの位置やディスクの回転を制御するサーボ制御部、5は位相検出により外部信号に同期したデータを取り出すPLL(Phase Locked Loop)、6はPLLにより取り出されたデータに対しEFM復調、誤り訂正を行いディジタルビットストリームに変換するCD信号処理部及びビットストリームより同期パターンを検出し、セクタデータの同期信号を生成する同期検出部、7はセクタデータに対しECCによる誤り訂正及びEDCによる誤り検出処理を行うECC&EDC処理部、8はホスト13からの要求及びホストへの要求あるいはデータ転送を行うためのホストインターフェース部、9はセクタデータのヘッダ情報を抽出し、分、秒、フレームで示されるヘッダアドレス情報とモード等のヘッダ情報を検出するヘッダ検出部、10はCD信号処理部6、ECC&EDC処理部7及びホストI/F部8とバッファメモリ12とのデータの入出力を制御するバッファリング制御部、11は各部の状態を把握し、システム全体をコントロールするシステムマイコンである。
【0005】
次に動作について説明する。システムマイコン11はホストI/F部8よりホスト13からの命令を解すると、サーボ制御部4に動作指令を出す。サーボ制御部4は指令に従い、ディスクを回転させるとともにピックアップ2を制御しディスクから再生信号を読み出す。再生信号は、アンプ及び波形等化器3にて増幅しディジタル信号に変換するとともに、PLL5にて位相検出により外部信号に同期したディジタルデータとする。次に、ディジタルデータに対し、CD信号処理部及び同期検出部6にてEFM復調と誤り訂正を行い、ビットストリームに変換する。そして、ビットストリーム中の同期パターンを検出し、セクタデータの同期信号を生成する。このとき、システムマイコン11は、同期検出の状態を把握し、同期検出の方法等を指示する。バッファリング制御部10は再生した同期信号に従い、セクタ単位でセクタデータをバッファメモリ12にいったんバッファリングする。次に、ECC&EDC処理部7では、次の同期信号に従い、バッファリング制御部10にて、バッファメモリ12より読み出した、先のセクタデータに対し、所定の誤り訂正及び誤り検出を行う。
【0006】
そして、ヘッダ検出部9では、セクタデータのヘッダ情報を抽出し、分、秒、フレームで示されるヘッダアドレス情報とモード等のヘッダ情報を検出する。このときシステムマイコン11は、誤りの状態を把握し、誤りがなければバッファリング制御部10にて出力可能なデータとして再度バッファリングを行う。また、訂正不可能な誤りが検出された場合には、バッファリングを中断し再度ディスクより誤りのあったセクタのデータの読み出しを行う等のコントロールを行う。また、ホストI/F部8よりホストから要求のあったセクタデータの転送を行うように、ヘッダ検出部からのヘッダ情報に基づき所定のセクタデータをホストに転送するようにホストI/F部の制御を行う。このとき、CD−ROMには、複数種類のモードが存在し、各モードによりセクタフォーマットが異なるため、各セクタ単位でモードの管理を行うことも必要である。
【0007】
さらに、データのバッファリングを行うときのバッファメモリのアクセス位置を含めての動作シーケンスを図10と図11に基づいて説明する。図10はバッファリングのタイミングを示す図である。CD信号処理部にてデコードされたセクタデータは、セクタ単位でバッファメモリ中にバッファリングされるが各セクタのメモリ中のアクセス位置をポインタで表わすこととする。図10に示すように入力されたセクタデータは、同期信号(セクタシンク)の発生タイミングで、入力ポインタNよりポインタの指すメモリアドレスにバッファリングされる。
【0008】
ECC&EDC処理部では、Nポインタに入力データがバッファリングされた後、次のN+1ポインタに入力データがバッファリングされる同期信号の発生タイミングで、デコードポインタに従って、すでにNポインタにバッファリングされているセクタデータに対して誤り訂正処理及び誤り検出処理を行い、その結果をステータスレジスタに保持する。この処理の終了タイミングでデコード終了割り込み信号を発生する。また、このときヘッダ検出部では、分、秒、フレームで示されるヘッダアドレス情報とモード等のヘッダ情報を検出し、ステータスレジスタに記録する。
【0009】
システムマイコンでは、図11に示すように、デコード終了割り込み信号を受けると、誤り検出結果とヘッダ情報を所定のステータスレジスタにて確認し、誤りがなく、所定のヘッダアドレスのセクタデータであれば、転送可能なデータとして所定のセクタ数を満たすまで再度バッファリングを行うようにコントロールする。また、所定のヘッダアドレスでない場合あるいは誤り検出された場合には、バッファリングを中断し、再度正しいセクタデータを読み出す等の処理を行うようシステムのコントロールを行う。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ディジタルデータ再生装置では、システムマイコンにて、ホストからの要求に応えるようにシステム全体の動作をコントロールしている。特に、バッファリング及びデータ転送に関しては、各セクタの誤りの状態を把握しつつ、ヘッダアドレス管理を行うとともにCD−ROMの各モード情報に従ったデータ転送を行うコントロールが必要となる。このようにセクタ単位でバッファリングのコントロールを行う場合には、高速再生時には、所定の時間内の処理回数が増加し、現状のマイコンを使用していては、処理が間に合わないといった状態が生じる。
【0011】
したがって、高速再生可能な装置を実現するためには、より処理能力の高い高価なマイコンが必要となる。そこで、バッファリング時のマイコンの負荷を低減し、安価なマイコンでも処理可能とすることが課題となる。
【0012】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、バッファリング時のマイコンの負荷を低減し、安価なマイコンでも高速再生可能なディジタルデータ再生装置を得るを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るディジタルデータ再生装置は、セクタフォーマットで構成されるディジタルデータが記録されている媒体よりデータ再生を行うディジタルデータ再生装置で、バッファメモリを有し、データのデコード時に再生データのバッファリングを行うようシステムマイコンによりコントロールされているディジタルデータ再生装置において、上記バッファリングを制御するバッファリング制御手段と、セクタ単位でのデコード手段と、複数セクタ分のデコード処理終了タイミングでシステムマイコンに対しデコード終了割り込みを発生する割り込み発生手段と、該複数セクタ分のデコード情報を保持する保持手段とを備えたものである。
【0014】
また、本発明に係るディジタルデータ再生装置は、セクタフォーマットで構成されるディジタルデータが記録されている媒体よりデータ再生を行うディジタルデータ再生装置で、バッファメモリを有し、データのデコード時に再生データのバッファリングを行うようシステムマイコンによりコントロールされているディジタルデータ再生装置において、上記バッファリングを制御するバッファリング制御手段と、セクタ単位での誤り検出手段と、複数セクタ分の誤り検出処理終了タイミングでシステムマイコンに対しデコード終了割り込みを発生する割り込み発生手段と、該複数セクタ分の誤り検出結果を保持する保持手段とを備えたものである。
【0015】
また、本発明に係るディジタルデータ再生装置は、DVDフォーマットで構成されるディジタルデータが記録されている媒体よりデータ再生を行うディジタルデータ再生装置で、バッファメモリを有し、データのデコード時に再生データのバッファリングを行うようシステムマイコンによりコントロールされているディジタルデータ再生装置において、上記バッファリングを制御するバッファリング制御手段と、セクタ単位でのスクランブルフラグ検出手段と、複数セクタ分のスクランブルフラグ検出処理終了タイミングでシステムマイコンに対しデコード終了割り込みを発生する割り込み発生手段と、該複数セクタ分のスクランブルフラグを保持する保持手段とを備えたものである。
【0016】
また、本発明に係るディジタルデータ再生装置は、CD−ROMフォーマットで構成されるディジタルデータが記録されている媒体よりデータ再生を行うディジタルデータ再生装置で、バッファメモリを有し、データのデコード時に再生データのバッファリングを行うようシステムマイコンによりコントロールされているディジタルデータ再生装置において、上記バッファリングを制御するバッファリング制御手段と、セクタ単位でのモード検出手段と、複数セクタ分のモード検出処理終了タイミングでシステムマイコンに対しデコード終了割り込みを発生する割り込み発生手段と、該複数セクタ分のモード情報を保持する保持手段とを備えたものである。
【0017】
また、本発明に係るディジタルデータ再生装置は、セクタフォーマットで構成されるディジタルデータが記録されている媒体よりデータ再生を行うディジタルデータ再生装置で、バッファメモリを有し、データのデコード時に再生データのバッファリングを行うようシステムマイコンによりコントロールされているディジタルデータ再生装置において、上記バッファリングを制御するバッファリング制御手段と、セクタ単位でのデコード手段と、複数セクタ分のデコード処理終了タイミングでシステムマイコンに対しデコード終了割り込みを発生する割り込み発生手段と、該複数セクタ分のデコード情報を保持する保持手段と、セクタ単位のデコード処理時にデコード処理結果が通常と異なる場合にそのセクタのデコード時に非常割り込み信号を発生する非常割り込み発生手段とを備えたものである。
【0018】
また、本発明に係るディジタルデータ再生装置は、セクタフォーマットで構成されるディジタルデータが記録されている媒体よりデータ再生を行うディジタルデータ再生装置で、バッファメモリを有し、データのデコード時に再生データのバッファリングを行うようシステムマイコンによりコントロールされているディジタルデータ再生装置において、上記バッファリングを制御するバッファリング制御手段と、セクタ単位での誤り検出手段と、複数セクタ分の誤り検出処理終了タイミングでシステムマイコンに対しデコード終了割り込みを発生する割り込み発生手段と、該複数セクタ分の誤り検出結果を保持する保持手段と、セクタ単位の誤り検出処理時に誤りが検出された場合にそのセクタに対し誤り検出割り込み信号を発生する割り込み発生手段とを備えたものである。
【0019】
また、本発明に係るディジタルデータ再生装置は、DVDフォーマットで構成されるディジタルデータが記録されている媒体よりデータ再生を行うディジタルデータ再生装置で、バッファメモリを有し、データのデコード時に再生データのバッファリングを行うようシステムマイコンによりコントロールされているディジタルデータ再生装置において、上記バッファリングを制御するバッファリング制御手段と、セクタ単位でのスクランブルフラグ検出手段と、複数セクタ分のスクランブルフラグ検出処理終了タイミングでシステムマイコンに対しデコード終了割り込みを発生する割り込み発生手段と、該複数セクタ分のスクランブルフラグを保持する保持手段と、セクタ単位のスクランブルフラグ検出処理時にスクランブルフラグが立っていた場合にそのセクタに対しスクランブルフラグ割り込み信号を発生する割り込み発生手段とを備えたものである。
【0020】
また、本発明に係るディジタルデータ再生装置は、CDーROMフォーマットで構成されるディジタルデータが記録されている媒体よりデータ再生を行うディジタルデータ再生装置で、バッファメモリを有し、データのデコード時に再生データのバッファリングを行うようシステムマイコンによりコントロールされているディジタルデータ再生装置において、上記バッファリングを制御するバッファリング制御手段と、セクタ単位でのモード検出手段と、複数セクタ分のモード検出処理終了タイミングでシステムマイコンに対しデコード終了割り込みを発生する割り込み発生手段と、該複数セクタ分のモード情報を保持する保持手段と、セクタ単位のモード検出処理時にモード情報が前セクタのモードと異なる場合にそのセクタに対しモード変化割り込み信号を発生する割り込み発生手段とを備えたものである。
【0021】
また、本発明に係るディジタルデータ再生装置は、セクタフォーマットで構成されセクタ中にアドレス情報を含むディジタルデータが記録されている媒体よりデータ再生を行うディジタルデータ再生装置で、バッファメモリを有し、データのデコード時に再生データのバッファリングを行うようシステムマイコンによりコントロールされているディジタルデータ再生装置において、上記バッファリングを制御するバッファリング制御手段と、セクタ単位でのデコード手段と、複数セクタ分のデコード処理終了タイミングでシステムマイコンに対しデコード終了割り込みを発生する割り込み発生手段と、該複数セクタ分のデコード情報を保持する保持手段と、セクタ単位のデコード処理時にセクタアドレス情報を検出し、前セクタのアドレスと不連続になる場合にはアドレス不連続割り込みを発生するアドレス不連続割り込み発生手段とを備えたものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明に係るディジタルデータ再生装置においては、バッファリング処理時にシステムマイコンにてデコード終了割り込み発生手段より発生する複数セクタ分のデコード処理毎のデコード終了割り込みを受けた場合に、デコード情報保持手段に保持された複数セクタ分のデコード情報を一度に確認し、バッファリングを行うようコントロールする。
【0023】
また、本発明に係るディジタルデータ再生装置においては、バッファリング処理時にシステムマイコンにてデコード終了割り込み発生手段より発生する複数セクタ分の誤り検出処理終了毎のデコード終了割り込みを受けた場合に、誤り検出結果保持手段に保持された複数セクタ分の誤り検出結果を一度に確認し、バッファリングを行うようコントロールする。
【0024】
また、本発明に係るディジタルデータ再生装置においては、バッファリング処理時にシステムマイコンにてデコード終了割り込み発生手段より発生する複数セクタ分のスクランブルフラグ検出処理毎のデコード終了割り込みを受けた場合に、スクランブルフラグ保持手段に保持された複数セクタ分のスクランブルフラグを一度に確認し、スクランブルフラグの立っていたセクタに対しスクランブルデータ以外のダミーデータのバッファリングを行うかスクランブルデータの出力を止めるようコントロールする。
【0025】
また、本発明に係るディジタルデータ再生装置においては、バッファリング処理時にシステムマイコンにてデコード終了割り込み発生手段より発生する複数セクタ分のモード情報検出処理毎のデコード終了割り込みを受けた場合に、モード情報保持手段に保持された複数セクタ分のモード情報を確認し、各セクタのモードに従ったバッファリングあるいはデータ転送を行うようコントロールする。
【0026】
また、本発明に係るディジタルデータ再生装置においては、バッファリング処理時に連続してバッファリングを行いながら、システムマイコンにて非常割り込み発生手段より発生する非常割り込み信号を受けた場合には、その都度、設定された所定の処理を行うようコントロールする。
【0027】
また、本発明に係るディジタルデータ再生装置においては、バッファリング処理時に連続してバッファリングを行いながら、システムマイコンにて誤り検出割り込み発生手段より発生する誤り検出割り込み信号を受けた場合には、バッファリングを中止し再度誤りのあったセクタデータから正しいデータのバッファリングを開始するようコントロールする。
【0028】
また、本発明に係るディジタルデータ再生装置においては、バッファリング処理時に連続してバッファリングを行いながら、システムマイコンにてスクランブルフラグ割り込み発生手段より発生するスクランブルフラグ割り込み信号を受けた場合には、そのセクタに対しスクランブルデータ以外のダミーデータのバッファリングを行うかスクランブルデータの出力を止めるようコントロールする。
【0029】
また、本発明に係るディジタルデータ再生装置においては、バッファリング処理時に連続してバッファリングを行いながら、システムマイコンにてモード変化割り込み発生手段より発生するモード変化割り込み信号を受けた場合には、直ちにそのモードに従ったデコード処理を行うようコントロールする。
【0030】
また、本発明に係るディジタルデータ再生装置においては、バッファリング処理時に連続してバッファリングを行いながら、システムマイコンにてアドレス不連続割り込み発生手段から発生するアドレス不連続割り込み信号を受けた場合には、連続したセクタデータのバッファリングを一時停止し、再度次に必要なアドレスを有するセクタからバッファリングを行うようコントロールする。
【0031】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
実施の形態1.
図1は本発明におけるディジタルデータ再生装置の一例であるCD−ROM再生装置のブロック構成図である。図において、1は光ディスク、2は再生信号読取用ピックアップ、3はアンプ及び波形等化器、4はピックアップにて信号を読み取るためにピックアップの位置やディスクの回転を制御するサーボ制御部、5は位相検出により外部信号に同期したデータを取り出すPLL、6はPLLにより取り出されたCD−DA規格に基づく変調データに対しEFM復調及び誤り訂正を行いディジタルビットストリームに変換するCD信号処理部、及びビットストリーム中の同期パターンを検出し、セクタデータの同期をとるための同期信号を生成する同期検出部、7はセクタデータに対し誤り訂正及び誤り検出処理を行い、誤り検出の結果、エラーがあった場合システムマイコンに対し割り込み信号を発生するECC&EDC処理部、8はホスト13からの要求及びホストへの要求あるいはデータ転送を行うためのホストインターフェース(ホストI/F)部、9はセクタデータのヘッダ情報を抽出し、分、秒、フレームで示されるヘッダアドレス情報とモード等のヘッダ情報を検出するヘッダ検出部、20はCD信号処理部6、ECC&EDC処理部7及びホストI/F部8とバッファメモリ12とのデータの入出力を制御するバッファリング制御部、21は各部の状態を把握し、システム全体をコントロールするシステムマイコン、22は誤り検出処理等のデコード処理を複数セクタ連続して行い、複数セクタ毎の処理終了時に処理の終了を示す割り込み信号を発生するデコード終了割り込み発生部、23はECC&EDC処理部7で得られた誤り検出の結果を連続処理する複数セクタ分保持するレジスタ、24はヘッダ検出部9にて検出されたアドレス情報が前セクタのアドレスと連続するかどうかを検出しアドレスが不連続となる場合にはシステムマイコンに対し割り込み信号を発生するアドレス不連続検出部、25はヘッダ検出部9にて検出されたモード情報を連続処理する複数セクタ分保持するレジスタ、26は誤り検出結果エラーを検出した場合にECC&EDC処理部7にて発生するEDCエラー割り込み、アドレス不連続検出部24にて発生するアドレス不連続割り込み、ヘッダ検出部9にて発生するモード変化割り込み等の非常割り込みに対しシステムマイコンへの割り込み信号の発生をマスクする割り込みマスク部である。
【0032】
次に、連続セクタモードのバッファリング時の動作について説明する。システムマイコン21はホストI/F部8よりホスト13からの命令を解すると、サーボ制御部4に動作指令を出す。サーボ制御部4は指令に従い、ディスクを回転させるとともにピックアップ2を制御しディスクから再生信号を読み出す。再生信号は、アンプ及び波形等化器3にて増幅しディジタル信号に変換するとともに、PLL5にて位相検出により外部信号に同期したディジタルデータとする。次に、ディジタルデータに対し、CD信号処理部及び同期検出部6にてEFM復調と誤り訂正を行い、ビットストリームに変換する。そして、ビットストリーム中の同期パターンを検出し、セクタデータの同期信号を生成する。このとき、システムマイコン21は、同期検出の状態を把握し、同期検出の方法等を指示する。バッファリング制御部20は再生した同期信号に従い、セクタ単位でセクタデータをバッファメモリ12に一時バッファリングする。
【0033】
次にECC&EDC処理部7では、次の同期信号に従い、バッファリング制御部20にて、バッファメモリ12より読み出した、先のセクタデータに対し、所定の誤り訂正及び誤り検出を行った後、再度出力データとしてバッファリングを行う。このとき、EDC結果レジスタ23では、連続処理するセクタ数分以上過去からのセクタの誤り検出処理の結果を保持しておく。また、誤り検出の結果、エラーが検出された場合には、システムマイコン21に対し、EDCエラー割り込みを発生する。連続セクタモードでは、出力データとしてバッファリングを行うまでのデコード処理を定められた複数のセクタ数分連続して行うように、バッファリング制御を行い、デコード終了割り込み発生部22にて連続処理する複数のセクタ中の最後のセクタの処理終了時にデコード終了割り込みを発生する。
【0034】
そして、ヘッダ検出部9では、セクタデータのヘッダ情報を抽出し、分、秒、フレームで示されるヘッダアドレス情報とモード等のヘッダ情報を検出する。ヘッダ検出部9にて検出されたヘッダアドレス情報は、アドレス不連続検出部24に入力し、前のセクタのアドレスと連続するかどうか検出し、アドレスが不連続となる場合には、システムマイコン21に対し、割り込み信号を発生する。また、ヘッダ検出部にて検出されたCD−ROMのモード、フォーム等のモード情報は、モードレジスタ25に連続処理するセクタ数以上過去のモード情報を保持しておく。
【0035】
このとき前のセクタのモード情報と異なる場合には、システムマイコン21に対し、モード変化割り込み信号を発生する。連続セクタモードでは、システムマイコンは、デコード終了割り込みが発生したとき、出力データとして連続処理数分バッファリングされているセクタの誤り検出結果をEDC結果レジスタ23で確認し、各セクタのモード情報をモードレジスタ25で確認し、セクタのアドレスを確認してホストI/F部8によりホスト13から要求のあったセクタデータの転送が行えるように準備する。
【0036】
また、EDCエラー割り込み、アドレス不連続割り込み、モード変化割り込み等の非常割り込みが発生した場合には、割り込み発生理由に従った処理を行う。モード変化割り込みが発生した場合には、デコード、データ転送等の処理を変化したモードに対応するように各部のコントロールを行う。EDCエラー割り込みあるいはアドレス不連続割り込みが発生した場合には、バッファリングを中止し再度割り込みの発生したセクタからバッファリングを行う等のシステムコントロールを行う。また、非常割り込み信号は、割り込みマスク部26にてシステムマイコンへの発生をマスクすることも可能である。
【0037】
以上、本発明の実施の形態1におけるCD−ROM再生装置の構成及び各部の動作について述べたが、次にこのような構成のCD−ROM再生装置におけるデータのバッファリング動作時の動作シーケンスをバッファメモリのアクセス位置を含めて図2と図3に基づいて説明する。図2はバッファリングのタイミングを示す図である。CD信号処理部にてデコードしたセクタデータは、セクタ単位でバッファメモリ中にバッファリングするが、各セクタのメモリ中のアクセス位置をポインタで表わすこととする。
【0038】
図に示すように入力したセクタデータは、セクタ同期信号の発生タイミングで、入力ポインタNよりポインタの指すメモリアドレスにバッファリングする。ECC&EDC処理部では、Nポインタに入力データがバッファリングされた後、次のN+1ポインタに入力データをバッファリングする同期信号の発生タイミングと同時に、デコードポインタに従って、すでにバッファリングしたNポインタのセクタデータに対して誤り訂正処理及び誤り検出処理を行う。このとき、各セクタの処理が終わる毎に、その結果を少なくとも、連続処理を行う複数のセクタ数分過去にさかのぼって EDC結果レジスタに保持しておく。
【0039】
また、ヘッダ検出部において検出したヘッダアドレス情報は、連続処理を行う複数のセクタ中の一つをレジスタに保持し各セクタ毎に前のセクタのヘッダアドレスと連続するかチェックする。モード情報に関しては、少なくとも連続処理を行う複数のセクタ数分過去にさかのぼってモードレジスタに保持しておく。また、各セクタ毎に前セクタのモード情報と異なるかチェックする。そして、デコード終了割り込み信号は、連続処理を行う複数のセクタの最後のセクタの処理の終了タイミングで発生する。
【0040】
図2は本発明の実施の形態1におけるバッファリング動作時の動作シーケンス及びタイミングを示す図であり、いわば、8セクタ単位で連続処理を行う場合を例として示したもので、Nポインタからデコード処理を行う場合、N+7番目のポインタのセクタデータに対する処理の終了後に第1のデコード終了割り込み信号を発生し、以後N+15、N+23、N+31・・・番目のポインタのセクタデータに対する処理の終了後にデコード終了割り込み信号を発生する。システムマイコンでは、このデコード終了割り込み信号を受けたタイミングで、EDC結果レジスタに保持された過去8セクタ分のEDC結果を確認し、ヘッダアドレスが適当なものであることを確認しつつバッファリングを続ける。ホストからデータ転送の要求があれば、保持されているヘッダアドレスから必要なアドレスのセクタデータがバッファリングされている位置を求め、モードレジスタに保持されたモード情報をもとに、各モードに合ったデータ転送を行うようシステムのコントロールを行う。
【0041】
また、EDCエラー割り込み、モード変化割り込み、アドレス不連続割り込みの各非常割り込みは、各セクタ毎に検出を行っており発生したセクタで直ちに割り込み信号を発生するようにする。システムマイコンでは、これらの非常割り込み信号を受けた場合には、直ちにその原因を確認し、その原因に従った処理を行うようにコントロールする。例えば、EDCエラー割り込みまたはアドレス不連続割り込みを受けた場合には、正しいデータの転送が行えないため、バッファリングを一旦中止し、再度必要なセクタのバッファリングを開始するようにコントロールする。例えば、EDCエラー割り込みの場合には、誤りの生じたセクタを再度バッファリングするように、アドレス不連続割り込みの場合には、連続するアドレスのサーチを行い、連続するアドレスを検出したセクタよりバッファリングを開始するようにコントロールする。また、モード変化割り込みを受けた場合には、直ちにデコード、データ転送等の処理を変化したモードに対応するように各部のコントロールを行う。
【0042】
これらの非常割り込みは、各割り込み毎に割り込み信号をマスクすることができ、装置の仕様に合わせて必要としない割り込み処理を省くことも可能である。例えば、EDCエラー割り込みをマスクし、誤りを検出した場合にもバッファリング処理及びデータ転送を中止しないで、EDC結果とともに転送し、ホスト側で、その時の処理を制御することも可能である。
【0043】
ここで再度、本発明のCD−ROM再生装置における連続セクタモードでのバッファリング動作時のシステムマイコンによるシステムコントロール操作の一例を、図3のフローチャートに基づいて説明する。バッファリングを開始した後、バッファリング制御部により、CD信号処理されたセクタデータの入力バッファリング及び、ECC&EDC処理部でのデコード処理、デコード後のセクタデータの出力バッファリングが、連続セクタ処理で定められたセクタ数分連続して行われ、最終セクタの処理終了後にデコード終了割り込み信号を発生している。
【0044】
このようなバッファリング動作に対し、システムマイコンは、デコーディング処理の結果、非常割り込み信号を受けた場合には、直ちに割り込み理由を確認し、モード変化割り込みの場合には、直ちにモードの確認を行い、誤り訂正、誤り検出処理やデータ転送処理等が変化したモードに対応するようにコントロールする。EDCエラー割り込みまたはアドレス不連続割り込みの場合には、バッファリングを中断し、再バッファリングに備える。
【0045】
また、デコード終了割り込みを受けた場合には、処理済みのセクタのEDC結果レジスタ、モード情報レジスタ、アドレスレジスタを確認し、必要なセクタの転送が行えるように準備する。また、このとき所定のバッファリングセクタ数を満たしていれば、バッファリングを終了する。
【0046】
以上のように、本発明におけるCD−ROM再生装置では、セクタデータのバッファリングを複数のセクタ単位で連続して行い、デコード終了割り込みの発生を連続処理するセクタの最終セクタに対してのみ行うように構成し、各セクタ毎のEDC結果及びMODE情報を連続処理するセクタ数分レジスタに保持するようにし、さらに連続するセクタのうちの1セクタのヘッダアドレス情報を保持するするようにしたので、システムマイコンに対する割り込み信号の回数が各セクタ毎に割り込み信号を発生する場合と比べ減少するため、割り込み処理回数が減少し、また連続処理セクタ分のEDC結果およびモード情報をレジスタに保持してあるので一度の割り込み処理で連続セクタ処理数分の確認が一時にできるため、システムマイコンの負荷が低減される。
【0047】
また、EDCエラー割り込み、モード変化割り込み、アドレス不連続割り込み等の非常割り込みは、各セクタ毎に発生するように構成しているので、各割り込みに対する処理は、連続セクタ処理の終了割り込みを待たずして、発生したセクタに対して直ぐに行えるため、連続セクタモードにおけるバッファリング処理の無駄を省くことができる。
【0048】
実施の形態2.
以下、本発明におけるディジタルデータ再生装置の他の一例であるDVD再生装置について説明する。DVDのセクタフォーマットは、図4に示すように、各セクタデータのアドレス等を示す識別情報であるID情報と、ID情報を保護するために付加される誤り検出符号IED(ID Error Detection Code)と、データを暗号化するときの鍵情報や暗号化されたセクタであることを示すスクランブルフラグ等を含むRSV(Reserve)と、メインデータと、セクタデータを保護するために付加された誤り検出符号EDC(Error Detection Code)とにより構成され、メインデータには、データをランダム化するためのスクランブルがかけられている。
【0049】
また、図5に示すように172バイト12列のセクタデータ16セクタ分、172バイト192列のデータに対し、内符号PI(Inner Parity Code)として10バイト、外符号PO(Outer Parity Code)として16バイトの誤り訂正符号が付加され、1ECC(Error Corection Code)ブロックを構成している。DVD再生装置では、誤り訂正処理をECCブロック単位で行うためECCブロック単位で入力セクタデータのバッファリングを行うことが必要となる。
【0050】
以下、図に基づいて説明する。図6は本発明のディジタルデータ再生装置の他の一例であるDVD再生装置のブロック構成図である。図において、1は光ディスク、2は再生信号読み取り用ピックアップ、3はアンプ及び波形等化器、4はピックアップにて信号を読み取るためにピックアップの位置やディスクの回転を制御するサーボ制御部、5は位相検出により外部信号に同期したデータを取り出すPLL、31はPLLにより取り出されたデータに対し同期パターンを検出し、同期信号を生成する同期検出部及び8/16変調されているデータを復調する復調部及び誤り訂正前のID検出部、32はECCブロック単位で誤り訂正を行うECC処理部、33はスクランブル処理されているメインデータのデスクランブルを行い、セクタデータ単位でエラー検出符号による誤り検出を行いEDCエラーを検出した場合にシステムマイコンに対し割り込み信号を発生するデスクランブル部及びEDC処理部、8はホスト13からの要求及びホストへの要求あるいはデータ転送を行うためのホストインターフェース部、30は復調部31、ECC処理部32、EDC処理部33及びホストI/F部8とバッファメモリ12とのデータの入出力を制御するバッファリング制御部、34は連続セクタモード時に連続処理をする複数のセクタ毎に処理の終了を示す割り込み信号を発生するデコード終了割り込み発生部、35はEDC処理部で得られた誤り検出結果を連続処理するセクタ分保持するレジスタ、36は誤り訂正後のIDを検出するID検出部、37はID検出部36にて検出されたID中のアドレス情報が前セクタのアドレスと連続するかどうかを検出しアドレスが不連続となる場合にはシステムマイコンに対し割り込み信号を発生するアドレス不連続検出部、38は各セクタのRSV中に含まれるスクランブルフラグを検出し、スクランブルフラグが立っていた場合にはシステムマイコンに対し割り込み信号を発生するスクランブルフラグ検出部、39はスクランブルフラグ検出部38で検出したスクランブルフラグを連続処理するセクタ分保持するスクランブルフラグレジスタ、40はEDCエラー割り込み、アドレス不連続割り込み、スクランブルフラグ割り込み等の非常割り込みに対しシステムマイコンへの割り込み信号の発生をマスクする割り込みマスク部、41は各部の状態を把握し、システム全体をコントロールするシステムマイコンである。
【0051】
次に連続セクタモード時のバッファリング動作について説明する。システムマイコン41はホストI/F部8よりホスト13からの命令を解すると、サーボ制御部4に動作指令を出す。サーボ制御部4は指令に従い、ディスク1を回転させるとともにピックアップ2を制御しディスクから再生信号を読み出す。再生信号は、アンプ及び波形等化器3にて増幅しディジタル信号に変換するとともに、PLL5にて位相検出により外部信号に同期したディジタルデータとする。次に、ディジタルデータに対し、同期検出部、復調部及びID検出部31にて同期パターンを検出し同期信号を生成するとともに8/16変調されているデータを復調した後、誤り訂正前のIDを検出する。同期信号を得るため、システムマイコン41は、同期検出の状態を把握し、同期検出の方法等を指示する。バッファリング制御部30は再生したセクタ同期信号に従い、セクタ単位でECCブロック分のセクタデータをバッファメモリ12に一時バッファリングする。
【0052】
次にECC処理部32では、1ECCブロック分のデータがバッファリングされた次のECCブロックの先頭を示す同期信号に従い、バッファリング制御部30にてバッファメモリ12より読み出した先にバッファリングされているECCブロックデータに対し、所定の誤り訂正を行った後、訂正データの置き換えを行う。誤り訂正の方法はシステムマイコンより指示した方法で行う。そして、デスクランブル及びEDC処理部33では、ECC処理部にて誤り訂正が行われたECCブロックデータをバッファリング制御部30にてバッファリングメモリ12より読み出し、セクタ単位でデスクランブル処理を行った後、誤り検出を行い、出力データとして再度バッファリングする。
【0053】
このときの処理は、すでにECC処理されたECCブロック分のデータがバッファリングされているため、とくにセクタ同期信号に従わなくても、1ECCブロック分のデータをバッファリングする時間内で、連続して行うことも可能である。ブロックの先頭に対して前詰めでEDC処理を行った場合には、1ECCブロック内のデータに対しては、データ転送が早く行える。
【0054】
EDC結果レジスタ35では、連続バッファリングするセクタ数分以上過去のセクタのEDC結果を各セクタの処理後に保持しておく。また、EDCの結果誤りが検出された場合には、システムマイコン41に対し、EDCエラー割り込みを発生する。連続セクタモードでは、出力データとしてバッファリングを行うまでの処理を定められたセクタ数分連続して行うように、バッファリング制御を行い、デコード終了割り込み発生部22により連続処理するセクタの最後のセクタの処理終了時にデコード終了割り込みを発生する。連続バッファリングするセクタ数は、1ECCブロックのセクタ数以内であっても、1ECCブロック以上であってもよい。
【0055】
ID検出部36では、誤り訂正後の各セクタのID情報を検出する。ID検出部36にて検出されたID中のアドレス情報は、アドレス不連続検出部37に入力し、前のセクタのアドレスと連続するかどうか検出し、アドレスが不連続となる場合には、システムマイコン41に対し、割り込み信号を発生する。スクランブルフラグ検出部38では、セクタのRSV中に含まれ、暗号化されているセクタであるかどうかを示すスクランブルフラグを検出し、スクランブルフラグが立っている場合には、スクランブルフラグ割り込み信号をシステムマイコン41に対し発生する。検出したスクランブルフラグは、スクランブルフラグレジスタ39に連続処理するセクタ数分以上過去から保持しておく。
【0056】
割り込みマスク部40では、EDCエラー割り込み、アドレス不連続割り込み、スクランブルフラグ割り込み等の非常割り込みのうち、システムマイコンで対応しない割り込み信号がシステムマイコンに発生しないようにマスクする。
【0057】
連続セクタモードでは、システムマイコン41は、デコード終了割り込みが発生したとき、出力データとして連続処理数分バッファリングされているセクタのEDC結果をEDC結果レジスタ35で確認し、各セクタのスクランブルフラグをスクランブルフラグレジスタ39で確認し、一つのセクタのアドレスを確認してホストI/F部8によりホスト13から要求のあったセクタデータの転送が行えるように準備する。
【0058】
また、EDCエラー割り込み、アドレス不連続割り込み、スクランブルフラグ割り込み等の非常割り込みが発生した場合には、割り込み発生理由に従った処理を行う。スクランブルフラグ割り込みが発生した場合には、認証が行われていない場合には、暗号化されたセクタのデータを出力しないように出力を止めるか、ゼロ等のデータで置き換えるか等の制御を行う。EDCエラー割り込みあるいはアドレス不連続割り込みが発生した場合には、バッファリングを中止し再度割り込みの発生したセクタからバッファリングを行う等のシステムコントロールを行う。
【0059】
以上、本発明の実施の形態2におけるDVD再生装置の構成及び各部の動作について述べたが、次にこのような構成のDVD再生装置におけるデータのバッファリング動作時の動作シーケンスをバッファメモリのアクセス位置を含めて図7と図8に基づいて説明する。
【0060】
図7は本発明の実施の形態2におけるバッファリング動作時の動作タイミング図である。入力したID中のアドレス情報をサーチして、バッファリングを開始するアドレスと一致したところから、同期検出部で生成されたセクタ同期信号を基準に復調したセクタデータをバッファメモリ中にバッファリングする。バッファメモリ中のアクセス位置は入力ポインタで表わすように、Nポインタよりセクタ単位で書き込む。
【0061】
ECC処理部では、1ECCブロック分の入力データがバッファリングされた後、次のブロックの最初のセクタを入力するタイミングでNからN+15ポインタに書き込まれたECCブロックに対し、誤り訂正処理を開始し、誤ったデータの書き換えを行う。誤り訂正は、次のECCブロック分の入力が終了するまでに行い、さらに次のECCブロックの入力をN+32ポインタに行う時点でN+16からN+31ポインタに書かれたECCブロックの誤り訂正を始める。
【0062】
EDC処理部では、NからN+15ポインタのデータに対する誤り訂正が終了し、次のECCブロックの訂正をスタートするタイミングでNからN+15ポインタにバッファリングされた誤り訂正後のセクタデータに対するデスクランブル処理及び誤り検出処理を開始し、デスクランブルしたデータの再バッファリングを行う。
【0063】
図7の例では、EDC処理はセクタ同期信号によらず、16セクタ分の処理を連続して行う場合のタイミングを示している。NからN+15ポインタに書かれたセクタのEDC処理が終了した後は、N+16からN+31ポインタのデータに対する誤り訂正処理が終了するのを待ち、さらに次のECCブロックの最初のセクタをN+48ポインタに入力するタイミングで、N+16からN+31ポインタのデータに対しEDC処理を開始する。
【0064】
図7は連続セクタ処理をECCブロック単位(16セクタ単位)で行う場合の例であり、デコード終了割り込みは16セクタ分のEDC処理を終了する毎に発生する。この割り込みの発生を受けるとシステムマイコンは、EDCレジスタに保持されている16セクタ分のEDC結果の確認とスクランブルフラグレジスタに保持されている16セクタ分のスクランブルフラグの確認とID中に含まれるアドレス情報を確認しながらバッファリングを続ける。ホストからデータ転送の要求があれば、保持されているアドレス情報から必要なアドレスのセクタデータのバッファリングされている位置を求めデータ転送を行うようシステムのコントロールを行う。
【0065】
また、EDCエラー割り込み、スクランブルフラグ割り込み、アドレス不連続割り込みの各非常割り込みは、各セクタ毎に検出を行っており発生したセクタで直ちに割り込み信号を発生するようにする。システムマイコンでは、これらの非常割り込み信号を受けた場合には、直ちにその原因を確認し、その原因に従った処理を行うようにコントロールする。
【0066】
例えば、EDCエラー割り込みまたはアドレス不連続割り込みを受けた場合には、正しいデータの転送が行えないため、バッファリングを一旦中止し、割り込みの発生したポインタにバッファリングされていたデータから再度必要なセクタのバッファリングを開始するようにコントロールする。例えば、EDCエラー割り込みの場合には、エラーの生じたセクタを再度バッファリングするようにし、アドレス不連続割り込みの場合には、連続するアドレスのサーチを行い、連続するアドレスを検出したセクタよりバッファリングをするようにコントロールする。
【0067】
また、スクランブルフラグ割り込みを受けた場合には、暗号化されているそのセクタデータをホストに出力しないように直ちに出力を中止するかゼロ等のデータに置き換える等の処理を行うようにコントロールする。
【0068】
これらの非常割り込みは、各割り込み毎に割り込み信号をマスクすることができ、装置の仕様に合わせて必要としない割り込み処理を省くことも可能である。例えば、EDCエラー割り込み信号をマスクし、誤りを検出した場合にもバッファリング処理及びデータ転送を中止しないで、EDC結果とともに転送し、ホスト側で、その時の処理を制御することも可能である。
【0069】
ここで再度、本発明のDVD再生装置における連続セクタバッファリング動作時のシステムマイコンによるシステムコントロール操作の一例を、図8のシステムマイコンによる制御を示すフローチャートに基づいて説明する。バッファリングを開始した後、バッファリング制御部により、復調処理されたセクタデータの入力バッファリング、及びECC処理部での誤り訂正処理と誤ったデータの書き換え、EDC処理部での誤り検出とデスクランブルしたデータの再バッファリングを連続セクタ処理で定められたセクタ数分(この場合、1ECCブロック16セクタ分)連続して行い、最終セクタの処理終了後にデコード終了割り込み信号を発生している。
【0070】
このようなバッファリング動作に対し、システムマイコンは、非常割り込み信号を受けた場合には、直ちに割り込み理由を確認し、スクランブルフラグ割り込みの場合には、直ちに出力データをオフにし、バッファリングを続けるようにコントロールする。EDCエラー割り込みまたはアドレス不連続割り込みの場合には、バッファリングを中断し、再バッファリングに備える。また、デコード終了割り込みを受けた場合には、処理済みのセクタのEDC結果レジスタ、スクランブルフラグレジスタ、アドレスレジスタを確認し、必要なセクタの転送が行えるように準備する。また、このとき所定のバッファリングセクタ数を満たしていれば、バッファリングを終了する。
【0071】
以上のように、本発明におけるDVD再生装置では、データのバッファリングを複数のセクタ単位で連続して行い、デコード終了割り込みの発生を連続処理する複数のセクタの最終セクタに対してのみ発生するように構成し、各セクタ毎のEDC結果及びスクランブルフラグを連続処理するセクタ数分レジスタに保持するようにし、さらに連続するセクタのうちの1セクタのアドレス情報を保持するようにしたので、システムマイコンに対する割り込み信号の回数が各セクタ毎に割り込み信号を発生する場合と比べ減少するため、割り込み処理回数が減少し、また連続処理セクタ分のEDC結果及びスクランブルフラグをレジスタに保持してあるので一度の割り込み処理で連続セクタ処理数分の確認が一時にできるため、システムマイコンの負荷が低減される。
【0072】
また、EDCエラー割り込み、スクランブルフラグ割り込み、アドレス不連続割り込み等の非常割り込みは、各セクタ毎に発生するように構成しているので、各割り込みに対する処理は、連続セクタ処理の終了割り込みを待たずして、発生したセクタに対して直ちに行えるため、連続セクタモードにおけるバッファリング処理の無駄を省ける。また、アドレス不連続割り込み信号の発生により、システムマイコンにて各セクタのアドレスを確認しなくても、連続したアドレスであることがわかるため、負荷が低減される。
【0073】
【発明の効果】
本発明のディジタルデータ再生装置によれば、デコード終了割り込みを複数セクタ毎に発生する割り込み発生手段と複数セクタ分のデコード情報を保持する手段とを設け、バッファリング処理時にシステムマイコンにてデコード終了割り込みを受けた場合に、デコード情報保持手段に保持された複数セクタ分のデコード情報を一度に確認し、バッファリングを行うようコントロールできるように構成したので、バッファリング時のマイコンの処理回数の減少によりマイコンの負荷が低減し、安価なマイコンでも高速再生可能なディジタルデータ再生装置を得ることができるという効果がある。
【0074】
また、本発明のディジタルデータ再生装置によれば、誤り検出処理終了割り込みを複数セクタ毎に発生する割り込み発生手段と複数セクタ分の誤り検出結果を保持する手段とを設け、バッファリング処理時にシステムマイコンにて誤り検出終了割り込みを受けた場合に、誤り検出結果保持手段に保持された複数セクタ分の誤り検出結果を一度に確認し、バッファリングを行うようコントロールできるように構成したので、バッファリング時のマイコンの処理回数の減少によりマイコンの負荷が低減し、安価なマイコンでも高速再生可能なディジタルデータ再生装置を得ることができるという効果がある。
【0075】
また、本発明のディジタルデータ再生装置によれば、スクランブルフラグ検出処理終了割り込みを複数セクタ毎に発生する割り込み発生手段と複数セクタ分のスクランブルフラグを保持する手段とを設け、バッファリング処理時にシステムマイコンにてスクランブルフラグ検出終了割り込みを受けた場合に、スクランブルフラグ保持手段に保持された複数セクタ分のスクランブルフラグを一度に確認し、スクランブルデータ以外のダミーデータのバッファリングを行うかスクランブルデータの出力を止めるようコントロールできるように構成したので、バッファリング時のマイコンの処理回数の減少によりマイコンの負荷が低減し、安価なマイコンでも高速再生可能なディジタルデータ再生装置を得ることができるという効果がある。
【0076】
また、本発明のディジタルデータ再生装置によれば、モード検出処理終了割り込みを複数セクタ毎に発生する割り込み発生手段と複数セクタ分のモード情報を保持する手段とを設け、バッファリング処理時にシステムマイコンにてモード検出終了割り込みを受けた場合に、モード情報保持手段に保持された複数セクタ分のモード情報を確認し、各セクタのモードに従ったバッファリングあるいはデータ転送を行うようコントロールできるように構成したので、バッファリング時のマイコンの処理回数の減少によりマイコンの負荷が低減し、安価なマイコンでも高速再生可能なディジタルデータ再生装置を得ることができるという効果がある。
【0077】
また、本発明のディジタルデータ再生装置によれば、デコード終了割り込みを複数セクタ毎に発生する割り込み発生手段と複数セクタ分のデコード情報を保持する手段とデコード結果が通常と異るセクタに対して直ちに非常割り込み信号を発生する割り込み発生手段とを設け、バッファリング処理時にシステムマイコンにて非常割り込み信号を受けた場合には、その都度設定された所定の処理を行うようコントロールできるように構成したので、バッファリング時のマイコンの処理回数を減少させながら、セクタのデコード結果により生じる非常割り込みに対しては速対応できるため、安価なマイコンでも処理速度の早いディジタルデータ再生装置を得ることができるという効果がある。
【0078】
また、本発明のディジタルデータ再生装置によれば、誤り検出処理終了割り込みを複数セクタ毎に発生する割り込み発生手段と複数セクタ分の誤り検出結果を保持する手段と誤りが検出されたセクタに対して直ちに誤り検出割り込み信号を発生する割り込み発生手段とを設け、バッファリング処理時にシステムマイコンにて誤り検出割り込みを受けた場合には、バッファリングを中止し再度正しいセクタデータのバッファリングを開始するようコントロールできるように構成したので、バッファリング時のマイコンの処理回数を減少させながら、各セクタに誤りが検出された場合に速再バッファリングを行うことが可能な安価なマイコンを用いたディジタルデータ再生装置を得ることができるという効果がある。
【0079】
また、本発明のディジタルデータ再生装置によれば、スクランブルフラグ検出処理終了割り込みを複数セクタ毎に発生する割り込み発生手段と複数セクタ分のスクランブルフラグを保持する手段とスクランブルフラグが立っているセクタに対して直ちにスクランブルフラグ割り込み信号を発生する割り込み発生手段とを設け、バッファリング処理時にシステムマイコンにてスクランブルフラグ割り込み信号を受けた場合には、直ちにそのセクタに対しスクランブルデータ以外のダミーデータのバッファリングを行うかスクランブルデータの出力を止めるようコントロールできるように構成したので、バッファリング時のマイコンの処理回数を減少させながら、安価なマイコンでもスクランブルデータを出さない安全なディジタルデータ再生装置を得ることができるという効果がある。
【0080】
また、本発明のディジタルデータ再生装置によれば、モード検出処理終了割り込みを複数セクタ毎に発生する割り込み発生手段と複数セクタ分のモード情報を保持する手段と各セクタのモード情報を検出し前のセクタのモードと異なる場合にはモード変化割り込みを直ぐに発生するモード変化割り込み発生手段とを設け、バッファリング処理時にシステムマイコンにてモード変化割り込み信号を受けた場合には、直ちにそのモードに従ったデコード処理を行うようコントロールできるように構成したので、バッファリング時のマイコンの処理回数を減少させながら、安価なマイコンでもセクタ毎に対応する高速処理可能なディジタルデータ再生装置を得ることができるという効果がある。
【0081】
また、本発明のディジタルデータ再生装置によれば、デコード終了割り込みを複数セクタ毎に発生する割り込み発生手段と複数セクタ分のデコード情報を保持する手段と各セクタ中のアドレス情報を検出し、前セクタのアドレスと連続しない場合にアドレス不連続割り込みを発生するアドレス不連続割り込み発生手段とを設け、バッファリング処理時にシステムマイコンにてアドレス不連続割り込み信号を受けた場合には、連続したセクタデータのバッファリングを一時停止し、再度次に必要なアドレスを有するセクタからバッファリングを行うようコントロールできるように構成したので、特にアドレス情報の確認を含むバッファリング時のマイコンの処理回数を減少させながら、アドレスが連続しないセクタデータのバッファリングを即中止できるため、安価なマイコンでも処理速度の早いディジタルデータ再生装置を得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1におけるディジタルデータ再生装置のブロック構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態1におけるバッファリング動作時の動作シーケンス及びタイミングを示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態1におけるバッファリング動作時のシステムマイコンによる制御を示すフローチャート図である。
【図4】 DVDフォーマットにおける1セクタの構成を示す図である。
【図5】 DVDフォーマットにおける1ECCブロックの構成を示す図である。
【図6】 本発明の実施の形態2におけるディジタルデータ再生装置のブロック構成図である。
【図7】 本発明の実施の形態2におけるバッファリング動作時の動作タイミング図である。
【図8】 本発明の実施の形態2におけるバッファリング動作時のシステムマイコンによる制御を示すフローチャート図である。
【図9】 従来のCD−ROM再生装置のブロック構成図である。
【図10】 従来のCD−ROM再生装置におけるバッファリング動作時の動作シーケンス及びタイミングを示す図である。
【図11】 従来のCD−ROM再生装置におけるバッファリング動作時のシステムマイコンによる制御を示すフローチャート図である。
【図12】 CD−ROMフォーマットにおける各モードに対応する1セクタの構成を示す図である。
【符号の説明】
1 記録ディスク、2 ピックアップ、3 信号増幅アンプ及び波形等化器、4 サーボ制御部、5 PLL、6 CD信号処理部及び同期検出部、7 ECC&EDC処理部、8 ホストI/F部、9 ヘッダ情報検出部、10,20,30 バッファリング制御部、11,21 システムマイコン、12 バッファメモリ、13 ホスト、22,34 デコード割込み発生部、23,25,35レジスタ、24 アドレス不連続検出部、26,40 マスク部、31 同期検出、復調及びID検出部、32 ECC処理部、33 EDC処理部、36 ID検出部、37 アドレス不連続検出部、38 スクランブルフラグ検出部、39 レジスタ、41 システムマイコン。

Claims (9)

  1. セクタフォーマットで構成されるディジタルデータが記録されている媒体よりデータ再生を行うディジタルデータ再生装置で、バッファメモリを有し、データのデコード時に再生データのバッファリングを行うようシステムマイコンによりコントロールされているディジタルデータ再生装置において、上記バッファリングを制御するバッファリング制御手段と、セクタ単位でデコード処理するデコード手段と、複数セクタ分のデコード処理終了タイミングでシステムマイコンに対しデコード終了割り込みを発生する割り込み発生手段と、該デコード手段にて得られるデコード情報を複数セクタ分保持する保持手段とを備え、該デコード終了割り込みを受けた時に、該デコード情報保持手段に保持された複数セクタ分のデコード情報を確認し、バッファリングを行うようコントロールすることを特徴とするディジタルデータ再生装置。
  2. セクタフォーマットで構成されるディジタルデータが記録されている媒体よりデータ再生を行うディジタルデータ再生装置で、バッファメモリを有し、データのデコード時に再生データのバッファリングを行うようシステムマイコンによりコントロールされているディジタルデータ再生装置において、上記バッファリングを制御するバッファリング制御手段と、セクタ単位で誤り検出を行う誤り検出手段と、複数セクタ分の誤り検出処理終了タイミングでシステムマイコンに対しデコード終了割り込みを発生する割り込み発生手段と、該誤り検出手段にて得られる誤り検出結果を複数セクタ分保持する保持手段とを備え、該デコード終了割り込みを受けた時に、該誤り検出結果保持手段に保持された複数セクタ分の誤り検出結果を確認し、バッファリングを行うようコントロールすることを特徴とするディジタルデータ再生装置。
  3. DVDフォーマットで構成されるディジタルデータが記録されている媒体よりデータ再生を行うディジタルデータ再生装置で、バッファメモリを有し、データのデコード時に再生データのバッファリングを行うようシステムマイコンによりコントロールされているディジタルデータ再生装置において、上記バッファリングを制御するバッファリング制御手段と、セクタ単位でスクランブルフラグを検出するスクランブルフラグ検出手段と、複数セクタ分のスクランブルフラグ検出処理終了タイミングでシステムマイコンに対しデコード終了割り込みを発生する割り込み発生手段と、該スクランブルフラグ検出手段にて得られるスクランブルフラグを複数セクタ分保持する保持手段とを備え、該デコード終了割り込みを受けた時に、該スクランブルフラグ保持手段に保持された複数セクタ分のスクランブルフラグを確認し、スクランブルフラグが立っているセクタではスクランブルデータ以外のダミーデータのバッファリングを行うかスクランブルデータの出力を止めるようコントロールすることを特徴とするディジタルデータ再生装置。
  4. CD−ROMフォーマットで構成されるディジタルデータが記録されている媒体よりデータ再生を行うディジタルデータ再生装置で、バッファメモリを有し、データのデコード時に再生データのバッファリングを行うようシステムマイコンによりコントロールされているディジタルデータ再生装置において、上記バッファリングを制御するバッファリング制御手段と、セクタ単位でモード情報を検出するモード検出手段と、複数セクタ分のモード検出処理終了タイミングでシステムマイコンに対しデコード終了割り込みを発生する割り込み発生手段と、該モード検出手段にて得られるモード情報を複数セクタ分保持する保持手段とを備え、該デコード終了割り込みを受けた時に、該モード情報保持手段に保持された複数セクタ分のモード情報を確認し、各セクタのモードに従ったバッファリングあるいはデータ転送を行うようコントロールすることを特徴とするディジタルデータ再生装置。
  5. セクタフォーマットで構成されるディジタルデータが記録されている媒体よりデータ再生を行うディジタルデータ再生装置で、バッファメモリを有し、データのデコード時に再生データのバッファリングを行うようシステムマイコンによりコントロールされているディジタルデータ再生装置において、上記バッファリングを制御するバッファリング制御手段と、セクタ単位でデコード処理するデコード手段と、複数セクタ分のデコード処理終了タイミングでシステムマイコンに対しデコード終了割り込みを発生する割り込み発生手段と、該デコード手段にて得られるデコード情報を複数セクタ分保持する保持手段と、セクタ単位のデコード処理時にデコード処理結果が通常と異なる場合にはそのセクタに対し直ちに非常割り込み信号を発生する非常割り込み発生手段とを備え、該非常割り込み信号を受けた場合には、設定された所定の処理を行うようコントロールすることを特徴とするディジタルデータ再生装置。
  6. セクタフォーマットで構成されるディジタルデータが記録されている媒体よりデータ再生を行うディジタルデータ再生装置で、バッファメモリを有し、データのデコード時に再生データのバッファリングを行うようシステムマイコンによりコントロールされているディジタルデータ再生装置において、上記バッファリングを制御するバッファリング制御手段と、セクタ単位で誤り検出処理を行う誤り検出手段と、複数セクタ分の誤り検出処理終了タイミングでシステムマイコンに対しデコード終了割り込みを発生する割り込み発生手段と、該誤り検出手段にて得られる誤り検出結果を複数セクタ分保持する保持手段と、セクタ単位の誤り検出処理時に誤りが検出された場合にはそのセクタに対し直ちに誤り検出割り込み信号を発生する割り込み発生手段とを備え、該誤り検出割り込み信号を受けた場合には、バッファリングを中止するようコントロールすることを特徴とするディジタルデータ再生装置。
  7. DVDフォーマットで構成されるディジタルデータが記録されている媒体よりデータ再生を行うディジタルデータ再生装置で、バッファメモリを有し、データのデコード時に再生データのバッファリングを行うようシステムマイコンによりコントロールされているディジタルデータ再生装置において、上記バッファリングを制御するバッファリング制御手段と、セクタ単位でスクランブルフラグの検出を行うスクランブルフラグ検出手段と、複数セクタ分のスクランブルフラグ検出処理終了タイミングでシステムマイコンに対しデコード終了割り込みを発生する割り込み発生手段と、該スクランブルフラグ検出手段にて得られるスクランブルフラグを複数セクタ分保持する保持手段と、セクタ単位のスクランブルフラグ検出処理時にスクランブルフラグが立っていた場合にはそのセクタに対し直ちにスクランブルフラグ割り込み信号を発生する割り込み発生手段とを備え、該スクランブルフラグ割り込み信号を受けた場合には、そのセクタに対しスクランブルデータ以外のダミーデータのバッファリングを行うかスクランブルデータの出力を止めるようコントロールすることを特徴とするディジタルデータ再生装置。
  8. CD−ROMフォーマットで構成されるディジタルデータが記録されている媒体よりデータ再生を行うディジタルデータ再生装置で、バッファメモリを有し、データのデコード時に再生データのバッファリングを行うようシステムマイコンによりコントロールされているディジタルデータ再生装置において、上記バッファリングを制御するバッファリング制御手段と、セクタ単位でモード情報の検出を行うモード検出手段と、複数セクタ分のモード検出処理終了タイミングでシステムマイコンに対しデコード終了割り込みを発生する割り込み発生手段と、該モード検出手段にて得られるモード情報を複数セクタ分保持する保持手段と、セクタ単位のモード検出処理時にモード情報が前セクタのモードと異なる場合にそのセクタに対し直ちにモード変化割り込み信号を発生する割り込み発生手段とを備え、該モード変化割り込み信号を受けた場合には、そのモードに従った処理を行うようコントロールすることを特徴とするディジタルデータ再生装置。
  9. セクタフォーマットで構成されセクタ中にアドレス情報を含むディジタルデータが記録されている媒体よりデータ再生を行うディジタルデータ再生装置で、バッファメモリを有し、データのデコード時に再生データのバッファリングを行うようシステムマイコンによりコントロールされているディジタルデータ再生装置において、上記バッファリングを制御するバッファリング制御手段と、セクタ単位でデコード処理を行うデコード手段と、複数セクタ分のデコード処理終了タイミングでシステムマイコンに対しデコード終了割り込みを発生する割り込み発生手段と、該デコード手段により得られるデコード情報を複数セクタ分保持する保持手段と、セクタ単位のデコード処理時にセクタアドレス情報を検出し、前セクタのアドレスと不連続になる場合にはアドレス不連続割り込みを発生するアドレス不連続割り込み発生手段とを備え、該アドレス不連続割り込み信号を受けた場合には、連続したセクタデータのバッファリングを一時停止するようコントロールすることを特徴とするディジタルデータ再生装置。
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