JP3796695B2 - 通信カラオケシステム及び通信カラオケ装置 - Google Patents

通信カラオケシステム及び通信カラオケ装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信カラオケ装置、通信カラオケ用ホストコンピュータ及び通信カラオケシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、この種のカラオケ装置には、カラオケ曲をCDやLD等に記録してそのままCDプレーヤやLDプレーヤを使用してカラオケ曲を演奏するタイプのカラオケ装置と、演奏データと音色データとを分離して取り扱い、演奏データによって、音色データを制御し、カラオケ曲を合成して演奏するタイプのシンセサイザカラオケ装置とがある。
【0003】
特に、シンセサイザカラオケ装置では、新曲への対応が早く、メンテナンスが容易である等の理由から、通信カラオケ装置が主流となっている。このシンセサイザカラオケ装置でもある通信カラオケ装置は、電話回線等の通信回線によってホストコンピュータ(以下、「ホスト」という。)と接続され、互いにデータを要求する要求データ及びこれに応答する応答データを受け渡すことができる。
【0004】
通信カラオケ装置の動作についてさらに詳しく説明すると、通信カラオケ装置は、まず、要求データをホストへ送信する。すると、ホストは、カラオケ装置が送信した要求データに対応した演奏データを含む応答データを、通信回線を使用して通信カラオケ装置に送信する。通信カラオケ装置は、応答データを受信し、その演奏データを使用して、カラオケ曲の演奏をする。
すなわち、通信カラオケ装置は、通信カラオケ装置は、シンセサイザカラオケ装置の一種であるが、通信回線を使用してカラオケ曲の演奏データを得るという点が、通常のシンセサイザカラオケ装置と異なっている。
【0005】
さらに、こうした通信処理や音声処理に使用する手段を活用して、カラオケ曲の演奏だけでなく、他の機能を付加した多機能通信カラオケ装置も販売されており、カラオケ装置の多機能化が進んでいる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような多機能化された通信カラオケ装置は、ただ単に楽曲を聞きたい場合や、カラオケ向けでない楽曲の演奏をするBGM機能を使用するときでも、演奏をする曲を演奏の度に選択し、指定しなければならなかった。
しかし、BGMとして使用する楽曲は、本来カラオケ曲として作成された楽曲が多いため、3〜4分の長さしかなく、すぐに楽曲が終了してしまう。そのため、再度の要求データの送信が必要になるため、楽曲が終了すると再度所定の操作によって楽曲を選択し、指定しなければならなかった。
そのため、長い時間(何回も)、通信カラオケ装置の曲演奏をBGM曲として使用するには操作が煩雑であるという課題があった。
【0007】
また、この課題は、BGMの供給源としてカラオケ装置を使用する場合だけのものではない。例えば、ゲーム機能の場合であれば、所定の操作を繰り返すためにゲームに熱中し続けていられなくなるという課題があり、情報表示機能の場合であれば、細かく情報の内容を指定することや、多数の情報を概観することは難しいという課題がある。
そこで、本発明の目的は、自動的に所定の条件に従ったBGM曲を演奏することができる通信カラオケ装置やこの通信カラオケ装置に対応するホストコンピュータ、そして、これらのものを含むカラオケシステムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項1の発明は、ホストコンピュータと、それに通信回線を介して接続される通信カラオケ装置からなる通信カラオケシステムであって、前記ホストコンピュータは、検索応答処理と、演奏データ送信処理を可能とし、前記検索応答処理は、前記通信カラオケ装置から検索要求データを受信した際、当該検索要求データに対応する複数の要求データを抽出して検索応答データとして当該通信カラオケ装置に送信し、前記演奏データ送信処理は、前記通信カラオケ装置から要求データを受信した際、当該要求データに対応する演奏データを抽出して当該通信カラオケ装置に送信し、前記通信カラオケ装置は、入力手段と、演奏手段と、制御手段とを備え、前記入力手段は、利用者から検索要求データを受け付け可能とし、前記演奏手段は、演奏データの演奏を可能とし、前記制御手段は、第1−3処理を実行し、前記第1処理は、前記入力手段から受け付けた検索要求データを前記ホストコンピュータに送信して、検索応答データを受信し、前記第2処理は、受信した検索応答データ中の1要求データを前記ホストコンピュータに送信して、演奏データを受信し、前記第3処理は、受信した演奏データを前記演奏手段に演奏させ、演奏終了後、前記第2処理に戻ることを特徴とする通信カラオケシステムである。
請求項2の発明は、入力手段と、演奏手段と、制御手段とを備え、ホストコンピュータに通信回線を介して接続される通信カラオケ装置であって、前記ホストコンピュータは、検索応答処理と、演奏データ送信処理を可能とし、前記検索応答処理は、前記通信カラオケ装置から検索要求データを受信した際、当該検索要求データに対応する複数の要求データを抽出して検索応答データとして当該通信カラオケ装置に送信し、前記演奏データ送信処理は、前記通信カラオケ装置から要求データを受信した際、当該要求データに対応する演奏データを抽出して当該通信カラオケ装置に送信し、前記入力手段は、利用者から検索要求データを受け付け可能とし、前記演奏手段は、演奏データの演奏を可能とし、前記制御手段は、第1−3処理を実行し、前記第1処理は、前記入力手段から受け付けた検索要求データを前記ホストコンピュータに送信して、検索応答データを受信し、前記第2処理は、受信した検索応答データ中の1要求データを前記ホストコンピュータに送信して、演奏データを受信し、前記第3処理は、受信した演奏データを前記演奏手段に演奏させ、演奏終了後、前記第2処理に戻ることを特徴とする通信カラオケ装置である。
【0009】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下に、図面を参照しながら、本発明の第1実施形態について説明する。
尚、以下に示す実施形態では、家庭用通信カラオケ装置の場合について説明するが、本発明は、すべての通信カラオケ装置について適用されるものであり、家庭用通信カラオケ装置に限られるものではない。
【0010】
また、以下に示す実施形態では、主として、多機能化されたカラオケ装置において、カラオケ機能やBGM機能を使用する場合を説明するが、多機能化されたカラオケ装置において、ゲーム機能、情報表示機能をする場合についても同様の実施形態をとることができる。
【0011】
図1は、本発明のカラオケ装置(以下「本体10」という。)の主要部分と接続機器の第1実施形態を示すブロック図であり、本体10、テレビ受像機30、マイク50を示している。
本体10は、この本体10の全体の動作を統括・制御するCPU(中央処理装置)12と、この本体10の機能プログラムや文字フォント等を記憶するCPU用ROM13と、ホスト80からの受信したデータ等を一時的に記憶するCPU用RAM14と、この本体10へのBGM曲のリクエストを要求するデータである要求データを送信し、ホスト80からの検索応答データ60や応答データ70(図9及び図12を参照して、後で詳しく説明する。)を通信回線から受信するMODEM/NCU15等を備えており、それらは、データバス11に接続されている。
【0012】
CPU用ROM13には、記憶保持動作に電源を供給する必要がなく、かつ、書き換えることができないメモリ素子、例えば、マスクROMが使用される。
また、VDP17は、テレビ受像機30の表示画面に表示する歌詞、静止画等の画像出力データを生成するためのものであり、データバス11に接続されている。VDP17の出力は、映像D/Aコンバータ18によって、アナログ信号に変換された後に、NTSCエンコーダ19に入力される。
【0013】
NTSCエンコーダ19は、アナログ信号に変換された画像出力データをNTSC信号に変換するためのものであり、NTSC信号に変換された画像出力は、テレビ受像機30の入力端子に入力されている。このNTSCエンコーダ19は、家庭用のカメラ、ビデオデッキ、BS・CSチューナ、TVチューナ、CATVデコーダ、パソコン等の映像機器の出力映像を外部映像として取り込むことができる。
こうしてNTSCエンコーダ19に取り込まれた外部映像は、BGM曲の演奏を行っている間にテレビ受像機30に表示される画面(図6,図8)等において、テレビ受像機30の表示画面の背景画面として表示する背景動画の映像出力として使用することができる。
【0014】
テレビ受像機30は、映像入力端子に入力されたこれらの映像出力を、ブラウン管に表示する。
こうして、カラオケ装置のユーザは、カラオケ装置から直接出力された映像出力だけでなく、好みの背景動画をテレビ受像機30の表示画面に表示させることもできる。
また、映像D/Aコンバータ18から受け取った本体10の出力信号と、外部映像として入力された信号とを、随時、CPU12からの命令に応じて、切り替えることができる。
【0015】
一方、本体10は、音声処理部20を有しており、音声処理部20には、音源RAM22と、サンプリングで得られた各楽器の音源データを記憶するWaveROM23と、音源チップ24と、音源D/Aコンバータ25と、ミキサ26とが備えられており、それらは、データバス11に接続されている。
音源RAM22は、ホスト80から送信されてきた曲演奏データであるMIDI((Musical Insuturuments Digital Interfaceの略称。)以下同じ。)データを一時的に記憶する手段であり、WAVEROM23は、各楽器の音色データにチャンネルを割り当てて記憶している。
【0016】
WAVEROM23が記憶している音色データは、通信によって受け取ることもできる。この場合には、音源RAM22を音色データ記憶用に使用するか、または、別途に音色データ記憶用としての記憶装置を設ければよい。特に、ホスト80は、音色データをデジタル化したデータを使用する場合には、音質を劣化させることなく、通信回線を通して、音色データを本体10に送信することができる。本体10は、その音色データを受信し、曲演奏に使用することができる。
【0017】
音源チップ24は、BGM曲の演奏を制御する手段であり、データバス11、21に接続されている。音源チップ24の出力は、音源D/Aコンバータ25によってアナログ信号に変換された後に、ミキサ26に入力されている。
ミキサ26は、音源D/Aコンバータ25からの音色データとマイク50から入力されたマイク音声とをCPU12の命令にしたがって、ミキシングし、音声エフェクトを付加するためのものである。このミキサ26によって、演奏曲とマイク50から入力された音声信号とをミキシングすることができ、また、音声エフェクトを付加することができる。この音声エフェクトの制御信号は、ホスト80から送信されてきたMIDIデータに含むことができる。
【0018】
テレビ受像機30のアンプ/スピーカ部31R及び31Lは、こうして生成・処理された音声信号を増幅し、出力音声とする。ミキサ26の出力は、テレビ受像機30の音声入力端子に入力され、さらにテレビ受像機30のアンプ/スピーカ部31R及び31Lにステレオ信号で入力されていおり、スピーカ部31R及び31Lの2つのスピーカ部から、ステレオ出力をすることができるため、ステレオ出力音声でカラオケを楽しむことができる。
【0019】
さらに、本体10は、検索応答データメモリ16を有している。この検索応答データメモリ16は、CPU12の命令に従い、データの更新、追加をすることができる。検索応答データメモリ16を記憶動作に電源供給の必要のないメモリを使用することによって、検索応答データメモリ16に記憶した検索応答データを再使用することもできる。
【0020】
図2は、本体10を制御するCPU12の構成の一部を示す図である。
電源入力処理部12aは、電源入力時の本体10の各種の初期設定等を行う手段である。この電源入力処理には、周辺機器の認識・初期化等の動作のための本体10の制御が含まれる。
画面制御部12bは、テレビ受像機30へ出力する画面表示の制御を行う手段である。画面表示に使用する画面データは、主としてCPU用ROM13にあらかじめ格納されているものであるが、ホスト80から通信回線を通して受け取ったものでもよい。画面制御部12bは、画面データをテレビ受像機30の表示画面に表示するための映像出力の制御を行うほか、NTSCエンコーダ19に、切替信号を伝達して、外部入力された映像信号と、映像D/Aコンバータ18から出力された映像信号とを切り替え、または映像出力を停止することができる。
画面表示の内容については、図6及び図8を参照して後に詳しく説明する。
【0021】
通信処理部12cは、ホスト80と本体10が、通信を行うときに、本体10側の制御を行う手段である。詳しく説明すると、通信処理部12cは、NCU/MODEM15と接続され、NCU/MODEM15とデータの受け渡しを行うことができ、NCU/MODEM15は、通信回線を通してホスト80と接続されている。一方、NCU/MODEM15は、本体10内部において、データバス11を通してCPU用ROM13やCPU用RAM14と接続されている。そして、本体10内部の制御は、通信処理部12cが行い、本体10は、ホスト80との間で互いにデータの受け渡しを行い、このデータを動作に使用することができる。
【0022】
格納処理部12dは、検索応答データ60(図9を参照して後に説明する。)を検索応答データメモリ16(図1)に格納する動作の制御を行う手段である。この格納処理部12dは、通信処理部12と連動して、この検索応答データメモリ16(図1)に検索応答データ60を格納する動作の制御を行う。
選択処理部12eは、ユーザが操作用リモコン(不図示)や、本体10の操作パネル(不図示)等の入力手段によって、選択入力操作を行った時に生ずる選択信号を検知して、CPU12の各処理部に対して、処理命令を出すための手段である。
【0023】
例えば、選択入力によって生成された選択信号を検知したときに、次に表示する画面表示出力を行わなければならない場合は、画面制御部12bに対して、その旨の信号を伝達し、処理命令を出す。
ジャンル指定部12fは、ユーザが操作用リモコン(不図示)や、本体10の操作パネル(不図示)等の入力手段によって、ジャンル指定の入力操作を行った時に生ずる操作信号を検出し、入力信号であるか否かを判断する手段である。ジャンル指定によって、検索要求データを生成することができる。
【0024】
演奏処理部12gは、BGM曲の演奏をMIDIデータに従って、WAVEROM23に記憶している音色データ(図3)を使用して、BGM曲を組立て、演奏するための制御を行う手段である。この制御を行うため、演奏処理部12eは、データバス11(図1)を通して、音源チップ24と接続され、音源チップ24とデータの受け渡しを行う。
その他、CPU12には、ゲームや情報表示機能の実行を行う実行処理部(不図示)等の各種手段が備えられており、ゲームや情報表示機能といったカラオケ装置の多機能化された機能を実行することができる。
【0025】
図3は、本体10で演奏する楽曲の音源となるWAVEROM23に記憶するデータの一実施形態を示す概念図である。
図3の上段に示した部分は、チャンネルCH1からチャンネルCH5までの5種の音源にそれぞれチャンネルが割り当てられている部分を拡大して示しており、下段に示した部分は、WAVEROM23に記憶するデータの全体を示している。
【0026】
さらに詳しく説明すると、図3の上段に示した部分では、チャンネルCH1に、ギターの音色を記録する音色データが、チャンネルCH1に、ピアノの音色を記録する音色データが、CH2に、ホーンセクション(管楽器(主として金管楽器)の音色の総称)の音色を記録する音色データが、チャンネルCH3に、ベースの音色を記録する音色データが、チャンネルCH4に、ドラムの音色を記録する音色データが、チャンネルCH5に、ストリングス(弦楽器の音色の総称)の音色を記録する音色データがそれぞれ割り当てられている。このそれぞれのチャンネルをMIDIデータによって指定し、BGM音楽の音源に使用する。
これらの各チャンネルに、サンプリングで得られた音色を記録しておけば、BGMやカラオケで発音するときに、リアルな音声再生能力を本体10に持たせることができる。
このように、WAVEROM23は、それぞれの異なる音色について音色を記録する音色データにチャンネルを割り振って記憶しており、演奏データの指定によって、これらの音色を記録する音色データを取り出し、再生することができる。
また、図3の下段に示したように、音色を記録する音色データを多数記憶しておくことで、音色を使い分けることによって、音程やベロシティデータを変更することによる音色のエンベローブのずれを少なくすることができ、より緻密な音楽性の高い楽曲の演奏を行うことができる。
【0027】
図4は、ホスト80の構成の一部を示す図である。
ホスト80は、このホスト80の全体の動作を統括・制御するCPU82と、複数の通信カラオケ装置及びその他のホスト80等に電話回線等のアナログの公衆回線を通じて接続される通信I/F84と、データベース85を備えており、これらはデータバス81によって互いに接続されている。さらに、データバス81を通して、データを入出力するための入力端末83と接続されている。
【0028】
CPU82は、通信処理部82aと、入力端末受付部82bと、属性情報ファイル制御部82cと、検索応答データ生成部82dと、応答データファイル制御部82eと、応答データ生成部82fとを有している。
データベース85は、応答データファイルとして、BGMデータファイル85dと、カラオケデータファイル85aと、ゲームデータファイル85bと、情報表示データファイル85cとを有する。
また、属性情報ファイルとして、BGM属性情報ファイル85hと、カラオケ属性情報ファイル85eと、ゲーム属性情報ファイル85fと、情報表示属性情報ファイル85gとを有している。
【0029】
CPU82について先に説明すると、まず、通信処理部82aは、データベース85に記録されたBGM属性情報ファイル85hから、本体10と通信をするときに必要なデータ等の一定のデータを通信I/F84に送り、本体10やホスト80のサブシステムとして設けられたサブホスト等との通信時の処理を行う手段である。通信処理は、具体的には、通信時に使用される一定のプロトコルを認識し、このプロトコルに従った通信データを生成する等の処理が含まれる。
【0030】
入力端末受付部82bは、入力端末83からの入力を受け付け、入力端末83から入力されたデータをデータベース85に書き込み、または入力端末からの要求に応じてデータをデータベース85から読み出す動作命令をCPU82の各ファイル制御部82c,82d,82e,82fに伝達するための手段である。
これら各ファイル制御部は、この動作命令を受けて、ファイル内のデータの検索、読み出し等を行う。
【0031】
属性情報ファイル制御部82cは、入力端末83等からの要求に応じて、入力端末受付部82bが伝達した動作命令に従い、各属性情報ファイルへの書き込み動作及び読み出し動作を制御する手段である。
データファイル制御部82eは、入力端末83等からの要求に応じて、入力端末受付部82bが伝達した動作命令に従い、各属性情報ファイルへの書き込み動作及び読み出し動作を制御する手段である。
【0032】
先に説明したように、データベース85は、BGMデータファイル85dと、BGM属性情報ファイル85hとを有している。データベース85内の各ファイルは、CPU82の命令にしたがって検索、更新及び追加をすることができる。また、入力端末83を操作することによっても検索、更新及び追加をすることができる。通信カラオケシステムの管理者は、データベース85内のファイルに記憶されたデータの検索や入出力をすることによって、どのデータが端末10に配布されているか、要求データの頻度等のカラオケシステムの運営状況を把握することができる。
【0033】
各データファイルは、ホスト80が送信する要求データに対応する応答データ70の基礎となるデータを有するファイルであり、各属性情報ファイルは検索要求データに対応する検索応答データ60の基礎となるデータを有する、ホスト80が受信する要求データを含むデータファイルである。
本実施形態では、カラオケデータファイル85aとカラオケ属性情報ファイル85eとが対応しており、また、ゲームデータファイル85bとゲーム属性情報ファイル85fとが対応しており、カラオケデータファイル85cとカラオケ属性情報ファイル85gとが対応しており、BGMデータファイル85aとBGM属性情報ファイル85eとが対応している。
【0034】
これらのデータファイルの対応関係は、互いに類似している。そのため、図に示した4つのデータファイルと4つの属性情報ファイルの計8つのファイルは、4つのデータファイルが集まった1つの大きなデータファイルと4つの属性情報ファイルが集まった1つの大きな属性情報ファイルの計2つのファイルと考えてもよい。
以下に説明する実施形態では、BGMデータファイル85dと、BGM属性情報ファイル85eとを中心にして説明を進める。
【0035】
BGMデータファイル85dは、BGM曲のMIDIデータを中心とした、BGM曲で演奏する曲の1つ1つの音の長さ、強さ、音程等の演奏データを記憶しているファイルである。これらのデータはBGM曲ごとに異なるため、BGM曲ごとに異なったデータとなっている。BGM曲の演奏データは、CPU82の命令によって、BGM曲の要求データに応じて本体10へ送信する。この通信処理は、CPU82の通信処理部が行う。
【0036】
さらに、通信時間の短縮等のため、応答データ70は、通信処理部82aの制御によりデータ圧縮を施してから、本体10に送信することができる。この場合には、データ圧縮によりデータ長が短くなるという効果があり、通信時間を短くすることができ、特にホスト80とそのサブホスト間との通信には、システムの処理能力に余裕があるという点において、本体10にデータの伸長をさせる場合よりも有効である。
【0037】
BGM属性情報ファイル85hは、新しいデータを送信することができるか否かを本体の機種に対応させて記録しているファイルである。詳しくは、図5を参照して、後に説明する。
【0038】
このように、データベース85は、応答データファイルであるBGMデータファイル85d、ゲームデータファイル85c及び情報表示データファイル85eと、属性情報ファイルであるBGM属性情報ファイル85h、ゲーム属性情報ファイル85d(例えば、野球ゲームやサッカーゲーム等の属性情報を記録したファイル)及び情報表示属性情報ファイル85f(例えば、ニュースや天気予報等の属性情報を記録したファイル)に関係するデータを記憶させることができる。そのため、ホスト80から本体10へこれらのファイルから抽出したデータを送信して、本体10のゲーム機能や情報表示機能によって、これらのデータを使用することができる。
【0039】
尚、データベース85に使用する記録媒体には、主としてハードディスクを使用することができるが、ハードディスク以外の記憶媒体、例えば、光ディスク等のデータを電気、磁気、光学的に記憶することができる記憶媒体を、補助的にまたは主要部として使用することもできる。
【0040】
図5は、BGM属性情報ファイル85hに含まれるファイルの内容を示した模式図である。
BGM属性情報ファイル85hは、BGM曲の曲番号、BGM曲のジャンル及びBGM曲のリクエスト回数を対応関係をもって記憶している。
さらに詳しく説明すれば、BGM曲それぞれに対応して付された曲番号データと、そのBGM曲がいかなる楽曲であるかを示す楽曲のいわば属性を示すジャンルデータと、今までにリクエストがされ、本体10に送信した回数を示すリクエスト回数データを対応関係を持たせながら記憶している。
【0041】
本実施形態で示したこれらのファイルは、このように、ホスト80が対応関係をもって記憶しているデータの一例を示しており、例えば、曲番号「01−01」は、ジャンルは「演歌」であり、リクエスト回数は、「4回」となっている場合のそれぞれのデータを示している。
これらのデータはお互いに関連づけされているため、例えば、ジャンル「ロック」を指定すれば、「ロック」に対応した楽曲を抽出することができる。例えば、図5に示した場合おいて、「ロック」を指定すれば、曲番号「01−01」,「99−99」を抽出することができ、さらに曲番号「01−01」,「99−99」の楽曲がそれぞれリクエスト回数が「7回」及び「18回」であることを抽出することができる。
【0042】
さらに、BGM属性情報ファイル85hには、曲番号、ジャンル及びリクエスト回数の3つのデータだけでなく、他の属性も記憶しておくことができ、記憶した属性情報は、曲番号,ジャンル,リクエスト回数の場合と同様に、いずれかのデータを指定することにより、データを抽出することができる。
そして、この抽出作業を繰り返すことにより、BGM属性情報ファイル85hに記録しているデータの絞り込みを行うことができる。例えば、ジャンルが「ロック」でかつ10回以上リクエストがされているものを抽出するため、指定すれば、曲番号「99−99」を抽出することができる。
【0043】
こうして、例えば、リクエスト回数が多い(最も要求データの受信が多い)とBGM属性ファイルに記憶されているBGM曲を要求される頻度の高い順にベスト10に抽出して応答データ70とすることができる。
このことは、カラオケ属性情報ファイル85e、ゲーム属性情報ファイル85f及び情報表示属性情報ファイル85gにおいても同様である。ただし、「曲番号」ではなく、「カラオケ番号」,「ゲーム番号」,「情報表示番号」のように、それぞれの機能に応じた名称や属性が記憶されている。
【0044】
また、このカラオケ属性情報ファイル85e、ゲーム属性情報ファイル85f及び情報表示属性情報ファイル85gに記憶された属性データは、変更、更新及び追加を入力端末83から行うことができる。更新や追加を新曲の追加等の度に行うことによって、常にカラオケ曲の属性を記録し続けることができる。さらに、通信回線を通じて他のコンピュータ等からデータ内容の変更、更新及び追加を行うこともできるため、他のコンピュータ等からデータを一括管理することにより、データ管理の省力化を図ることができる。
【0045】
これらのカラオケ属性情報ファイル85e、ゲーム属性情報ファイル85f及び情報表示属性情報ファイル85gは、後に詳しく説明する検索応答データ60の生成に使用するが、入力端末83を操作することによって、必要なデータを抽出して取り出すことができ、取り出したデータを曲のリクエスト状況等の把握に使用することもできる。
【0046】
図6は、本体10がテレビ受像機30の表示画面に表示出力する画面表示の1部を示す図である。
メニュー選択画面30aは、テレビ受像機30の表示画面に表示される画面表示であり、本体10で使用することができる機能が表示されている。
本実施形態では、「1.カラオケ」,「2.ゲーム」,「3.情報」,「4.BGM」の4つの機能が表示されている。この画面表示に使用する画面データは、本体10のCPU用ROM13があらかじめ記憶しているものである。
また、本体10がさらに多機能化された場合や、本体10が本実施形態とは異なる機能が付加された場合には、機能の名称が新たに付加されたり、異なる機能の名称が表示されることになる。
【0047】
メニュー選択画面30aの次に示した点線で示した画面表示は、点線で表示されている間に、本体10は、何か別の画面表示出力をすることを意味している。例えば、このメニュー選択画面30aの画面表示に従って、例えば、「2.ゲーム」を選択すると、メニュー選択画面30aはクリアされ、ゲーム画面が表示され、テレビ受像機30の画面上でビデオゲームをすることができる。そして、ゲームが終了すると、再びメニュー選択画面30aが表示される。
このように、まず、メニュー選択画面30aが表示されるため、ユーザは、多機能化された本体10の機能から、使用したい機能を選び出し、容易に選択することができる。また、一定の機能が終了したときにも、再びメニュー選択画面30aの指示に従ってメニュー選択を行うことができる。
【0048】
図7は、本体10及びホスト80の動作を示すフローチャートである。
S101では、本体10は、電源入力処理をする。電源入力処理は、CPU12の電源入力処理部12a(図2)が行うものであり、電源入力処理によって、電源入力時の本体10の各種の初期設定等が行われる。電源入力処理が終了すると、S102に進む。
S102では、本体10は、テレビ受像機30の表示画面にメニュー選択画面30aを表示する。テレビ受像機30の表示画面に出力する画面表示の制御は、CPU12の画面制御部12b(図2)が行う。この画面に使用する画面データは、CPU用ROMがあらかじめ記憶しているものである。テレビ受像機30の表示画面にメニュー選択画面30aが表示されると、S103に進む。
【0049】
S103では、本体10は、メニュー選択を受け付ける。メニュー選択がされると、選択された機能の内容によって、それぞれ、S104、S105、S106又はS107でそれぞれ定義された処理へ進む。
この定義された処理について説明すると、S104、S105、S106及びS107では、本体10は、それぞれ、S104ではカラオケ処理、S105ではゲーム処理、S106では情報表示処理、S107ではBGM処理を行う。
このように、多機能化されたカラオケ装置では、音声処理部の制御によるカラオケ曲の演奏だけでなく、ゲーム、情報表示、BGM音楽の演奏などをすることができる。
【0050】
そして、これらS104、S105、S106及びS107での処理が終了すると、本体10は、S102に進み、テレビ受像機30の表示画面にメニュー画面表示をする。
このような連続した処理によって、いずれかのステップにおいて電源が切断されるまで、本体10はこれらの処理を行っている。
【0051】
図8は、本体10がテレビ受像機30の表示画面に表示出力する画面表示の1部を示す図である。
(A)は、BGM曲の演奏中に、メニュー選択画面30aをBGM画面30dに切り替える場合の画面表示を示している図であり、(B)は、BGM曲の演奏中に、曲選択画面30bの画面表示をクリアした後に表示する、表示出力が停止した画面30d−1を示している図である。
【0052】
図8(A)は、すでに説明したように、BGMの演奏中に、メニュー選択画面30aをBGM画面30dに切り替える場合の画面表示を示している図である。さらに詳しく説明していくと、曲選択画面30bは、テレビ受像機30の表示画面に表示される画面表示であり、本体10で演奏するBGM曲の曲入力案内を行う画面である。この曲選択画面30bには、入力途中のBGM曲の曲番号を表示するため、曲番号の誤入力を防ぐことができる。曲選択画面30bの画面表示を参考にしながら、演奏を希望する曲の入力を行うと、曲選択画面30bはクリアされ、通信中画面30cがテレビ受像機30の表示画面に表示される。
【0053】
通信中画面30cは、テレビ受像機30の表示画面に表示される画面表示である。通信中画面30cが表示されている間に、ホスト80との要求データと応答データ70の受け渡しが通信回線を通して行われる。ホスト80と本体10との間の通信が終了すると、通信中画面30cがクリアされ、音色カット選択画面30dが表示される。
【0054】
(B)は、BGMの演奏中に、曲選択画面30bの画面表示をクリアした後に表示する、表示出力が停止したときにテレビ受像機30の表示画面に表示される画面30d−1を示している図である。
さらに詳しく説明していくと、下段に示した画面30d−1は、映像出力が停止したときの画面表示を示しており、ブラウン管の地色に近い色彩を示している。テレビ受像機30のブラウン管には何も出力されないため、表示画面に画像が焼き付くことや、表示画面の発色が劣化することを防止することができる。
尚、ブラウン管の劣化防止のためには、輝度の低い画像を表示するものが効果的であるといわれており、ブラウン管の出力を停止することがこの点で最も良い方法である。
【0055】
図9は、ホスト80が送信し、本体10が受信する検索応答データ60の内容を示す概念図である。
まず、検索応答データ60の先頭には、ヘッダデータとして、検索応答データ60であることを示す種別データ61がある。
次に、曲1の要求データ62がある。要求データ62には、本体10が送信を希望する曲を具体的に指定するデータが含まれており、この要求データ62は、本体10が発信するためのものである。
【0056】
曲1の要求データ62の次には、曲2の要求データ63、曲3の要求データ64、曲4の要求データ65、曲5の要求データ66が続いて送られる。
このように、検索応答データ60では、種別データ61につづいて、次々と曲の要求データが送られる。また、検索応答データ60に含まれる要求データの数を増加することによって、本体10が送信することができる曲の数を増加することができ、本体10は、一回の検索応答データ60の受信によって、多数のBGM曲の演奏を行うことができる。
【0057】
また、検索応答データ60は、ホスト80に本体が送信すべき要求データを直接含んでいるため、新たに本体10が要求データの生成をしてから送信するよりも本体10にとって効率がよい。ただし、本体10が送信すべき要求データを直接含んでいない曲のみを指定するデータを送信すれば、ホスト80にとって、処理の負担が軽減され、本体10は簡単な(短い)データを受信し、検索応答データメモリ16に格納するため、本体10は、より多くの要求データを有する検索応答データ60を受け取ることができる。
【0058】
図10は、本体10及びホスト80の動作を示すフローチャートである。本実施形態の通信カラオケ装置のBGM処理は、本体10とホスト80との間で行われるBGM曲の演奏データを要求する要求データと応答データ70のやりとりが主なものである。S1001では、本体10は、本体10の動作全体を示す図7を参照して説明したS107において、定義されたBGM処理を開始する。BGM処理が開始されると、S1002に進む。
【0059】
S1002では、本体10は、メニュー画面30a(図6)をクリアして、テレビ受像機30の表示画面にジャンル指定画面30b(図8)を表示させる。この処理は、CPU12の画面制御部12a(図2)が行う。この処理が終了すると、S1003に進む。
S1003では、本体10は、ジャンル選択入力を受け付ける。ジャンル選択が本体10のリモコン(不図示)や、本体10の前面にある操作パネル(不図示)からされると、その旨の入力信号が、CPU12のジャンル指定部12e(図2)に伝えられる。その後、S1004に進む。
【0060】
S1004では、本体10は、検索要求データを生成する。詳しく説明すると、CPU12のジャンル指定部12eが、ジャンル指定のデータを有する検索要求データを生成する処理を行い、一時的にCPU用RAM14に記憶する。検索応答データ60が生成されると、S1005に進む。
【0061】
S1005では、本体10は、BGM曲を指定したその検索要求データをホスト80に送信する。通信回線へデータを送信するのは、NCU/MODEM15(図1)であり、この制御を行うのは、CPU12の通信処理部12c(図2)である。検索要求データの送信が終了すると、S1008に進む。尚、このS1007では、音色データをホスト80に要求するデータを、送信する検索要求データに含めることができる。
【0062】
S1006では、本体10は、テレビ受像機30の表示画面に、通信中画面30c(図3)を表示する。通信中画面30cのデータは、CPU用ROM13に記憶しているものであり、CPU12の画面制御部12b(図2)が行う。通信中画面30cを表示すると、S1009で検索応答データ60(図9)を受信するまでスタンバイする。
【0063】
以下に、S402で本体10が発信した検索要求データを受信したホスト80の動作について説明する。
S2001では、ホスト80は、本体10が送信した検索要求データ60(図9)を通信回線から受信する。検索要求データの受信は、通信I/F84が行い、通信I/F84の制御は、CPU82の通信処理部82aが行う(図4)。この検索要求データは、本体10が送信を希望する曲の指定が含まれる。検索要求データの受信が終了すると、S2002に進む。
S2002では、ホスト80は、検索要求データによって指定されたBGM曲の演奏データを、属性情報ファイル(図5)から検索・抽出し、取り出す。属性情報ファイルの検索やデータの取り出しは、CPU82の属性情報ファイル制御部82aが行う(図4)。このBGM曲の演奏データの検索及び取り出しが終了すると、S2003に進む。
【0064】
S2003では、ホスト80は、この演奏データを、検索応答データ60として、本体10に送信する準備を開始し、検索応答データ60(図9)を生成する。検索応答データ60の生成は、本体10に、検索応答データ60(図9)を送信する準備が整うと、S2004に進む。
S2004では、ホスト80は、通信回線を使用して、S501で受信した検索要求データに対応する検索応答データ60を、通信回線を使用して、本体10に送信する。送信は、通信I/F84が行い、通信I/F84の制御は、CPU82の通信処理部82aが行う(図4)。検索要求データに対応する検索応答データ60(図9)の送信を終了すると、次の要求データを受信するまで本体10はスタンバイする。
【0065】
S1007では、本体10は、ホスト80が通信回線へ送信した検索応答データ60(図9)を受信する。通信回線から検索応答データ60を受け取るのは、NCU/MODEM15であり、この制御を行うのは、CPU12の通信処理部12c(図2)である。検索応答データ60の受信が終了すると、S1008に進む。
S1008では、本体10は、S1009で受信した検索応答データ60を検索応答データメモリ16に格納する。この格納動作の制御は、CPU12の格納処理部12dが行う。検索応答データ60を格納すると、S1009(図11)に進む。
【0066】
図11は、本体10及びホスト80の動作を図10に続いて示すフローチャートである。
S1009では、本体10は、検索応答データメモリ16に格納した検索応答データ60(図9)をもとに、BGM曲に使用する楽曲を具体的に指定した要求データを生成する。要求データを生成するのは、CPU12(図1)である。要求する楽曲を具体的に指定した要求データの生成が終了すると、S1012に進む。尚、S1011で生成するデータには、音色データをホスト80に要求する旨のデータを、送信する要求データに含めることができる。
【0067】
S1010では、本体10は、BGM曲を具体的に指定した要求データを通信回線を通してホスト80に送信する。通信回線へデータを送信するのは、NCU/MODEM15(図1)であり、この制御を行うのは、CPU12の通信処理部12c(図2)である。要求データの送信が終了すると、S1013で応答データ60を受信するまで、本体10はスタンバイする。尚、このS1012では、音色データをホスト80に要求するデータを、送信する要求データに含めることができる。
【0068】
S2005では、ホスト80は、本体10が送信した要求データを通信回線から受信する。通信回線から要求データを受信するのは、通信I/F84が行い、通信I/F84の制御は、CPU82の通信処理部82a(図4)が行う。
この要求データには、本体10が送信を希望する曲の指定が含まれる。要求データの受信が終了すると、S2006に進む。
S2006では、ホスト80は、要求データによって指定されたBGM曲の演奏データを、BGM応答データファイルから検索し、取り出す。この検索、制御は、CPU82のデータファイル制御部82e(図4)が行う。BGM曲の演奏データの検索及び取り出しが終了すると、S2007に進む。
【0069】
S2007では、ホスト80は、この演奏データを、本体10に送信するための応答データ70の生成を行う。応答データ70の生成は、S2006で検索し、取り出したBGM曲の演奏データをもとに、CPU82の応答データ生成部82f(図4)が行う。
さらに、応答データ70を生成するときに、受信した要求データに対応する属性情報ファイルに、変更を加える。つまり、属性情報ファイルに記録している要求データの受信回数を記録する項目を変更し、要求データの要求があった旨を記録する。この記録の制御は、CPU82(図2)の属性情報ファイル制御部82cが行う。
この属性情報ファイルの変更によって、次の検索要求データの送信に変更した属性情報ファイルに記録したデータを使用することができる。
【0070】
応答データ70が生成され、本体10に応答データ70を送信する準備が整うと、S2007に進む。
S2008では、ホスト80は、通信回線を使用して、S501で受信した要求データに対応する応答データ70を、通信回線を使用して、本体10に送信する。応答データ70の送信は、通信I/F84が行い、通信I/F84の制御は、CPU82の通信処理部82aが行う(図4)。この応答データ70の送信を終了すると、ホスト80が行う処理は、終了する。
【0071】
S1011では、本体10は、ホスト80が送信した応答データ70を受信する。通信回線からデータを受け取るのは、NCU/MODEM15であり、このNCU/MODEM15の制御を行うのは、CPU12の通信処理部12c(図2)である。受信した応答データ70は、CPU用RAM14に格納する。応答データ70の受信が終了すると、本体10は、S1014に進む。
尚、このS1011では、音色データをホスト80から受信することもでき、受信した音色データは、BGM曲の演奏に使用することができる。
S1012では、本体10は、テレビ受像機30に表示されている通信中画面30c(図8)をクリアして、演奏中画面30dを表示する。BGM曲の演奏は、CPU12の画面制御部12b(図2)が行う。画面表示のための処理が終了すると、S1013に進む。
【0072】
S1013では、本体10は、BGM曲を演奏する。BGM曲の演奏は、CPU12の演奏処理部12h及び音声処理部20の音源チップ24が主として制御を行う。一方、BGM曲の演奏中には、テレビ受像機30の表示画面には、演奏中画面30d(図8)が表示され、BGM曲の演奏が終了すると、S1014に進む。
S1014では、本体10は、曲の演奏が終了したか否かを判断する。曲の演奏が終了していない場合には、S1013に戻り、演奏を継続する。曲の演奏が終了していた場合には、S1015に進む。
S1015では、本体10は、検索応答データ60(図9)にリストアップされている曲を全て演奏し、終了したか否かを判断する。全曲の演奏が終了していない場合には、S1009に戻り、要求データを生成し、継続して演奏を行う。全曲の演奏が終了していた場合には、本体10のBGM処理を終了する。
BGM処理が終了すると、S102(図7)に戻り、メニュー選択画面30aを表示する。
このようにして、本体10は、検索応答データ60(図9)にリストアップされている曲を全て演奏することができる。
【0073】
(第2実施形態)
第2実施形態は、カラオケ曲としてホスト80がカラオケデータファイル85aに記憶しているデータをBGM曲の演奏データとして使用する場合についての実施形態である。
カラオケ曲のデータをBGM曲の演奏データとして使用する場合おいても、ホスト80は、以下のようなデータ形式を使用して、カラオケ曲の演奏データを応答データとして、通信回線から送信することができ、本体10は、カラオケ曲の演奏データを応答データとして、通信回線から受信することができる。
尚、以下に示す第2実施形態においても、説明の便宜のため、第1実施形態の説明に使用した図面を適宜参照して説明を行う。
【0074】
図12は、ホスト80が送信し、本体10が受信する曲演奏データである応答データ70の内容を示す概念図である。
この曲演奏データは、カラオケ曲の演奏においても、BGM曲の演奏においても、同様の形式を持つものである。ただし、その内容は、曲ごとに異なっているものである。
図12(A)は、演奏データの配列状態を示す図であり、(B)は、ギター1のイベントデータ72を拡大して示す図である。
まず、図12(A)について説明すると、応答データ70には、BGM曲の演奏データとしてMIDIデータが使用されている。
まず、MIDIデータの先頭に、ヘッダ・チャンク71がある。ヘッダ・チャンク71は、実際の演奏データであるトラック・チャンクで取り扱われるデータの定義等をするデータである。
ヘッダ・チャンク71には、MIDIデータであることを示すチャンク・タイプ・データ等が含まれる。
【0075】
ヘッダ・チャンクに続いて、トラック・チャンクがMIDIデータには含まれる。曲の実際の演奏データは、トラック・チャンクが保持しているデータである。図12においては、イベントデータ72,73,74,75及び76がトラック・チャンクである。
このトラック・チャンクには、音色の発音をするための手順を示すイベントデータが含まれている。
図12においては、イベントデータ72は、ギター1(例えば、エレクトリック・ギター)の演奏を、イベントデータ73は、ギター2(例えば、アコースティック・ギター)の演奏を、イベントデータ74は、ホーンセクションの演奏を、イベントデータ75は、ベースの演奏を、イベントデータ76は、ドラムの演奏をそれぞれ制御するデータである。
さらに、音声エフェクト用制御データ等の演奏以外のデータも、エクスクルーシブデータ(不図示)として、MIDIデータ中に含むことができる。
【0076】
また、(B)に示したように、イベントデータには、発音開始を意味するキーONデータ、音源を指定するチャンネルデータ、音程を指定するキーノートナンバー、音の強さを指定するベロシティデータ72cが含まれる。
また、発音した音を停止させるデータとして、「キーOFFデータ」があり、このデータにより、指定しているチャンネルに記憶している音色データの発音を停止することができる。
【0077】
以下に、これらのデータの使用方法について具体的に例を挙げて説明する。
図12では、イベントデータ72が、「チャンネルCH1」のギターの音色をステータスデータ72aで指定しており、キーノートナンバー72bは、「C3」の音を指定しており、ベロシティデータ72cは、「56」を指定している。ベロシティデータ72cが128段階に区分されている場合、「0」が無音状態にあたり、「56」は、最強時の56/127の強さを指定していることになる。そして、ギターの音色は、440Hzのいわゆる「ド」の音であるため、ギターの音色は、規定されたタイミングでベロシティデータの最大値の56/127で、440Hzのいわゆる「ド」の音を発音する。
この一つ一つの音色データを音源チップ24及びCPU12(図1)がコントロールし、一つ一つの音の積み重ねが、曲の演奏となる。
【0078】
第2実施形態では、受け渡されるデータがカラオケのデータであること、ホスト80が参照するデータが、カラオケのデータであること等がBGM専用のデータを使用してBGM専用の曲を演奏する場合と相違する以外は、本体10及びホスト80の動作はほぼBGM専用の曲を演奏する場合と同じである。
S1004及びS1005(図9)で検索要求データを本体10が生成し、送信するときには、この検索要求データは、ホスト80に備えられたデータベース85の中にあるカラオケ属性情報ファイル85eを検索するための要求データである。
【0079】
ホスト80は、この検索要求データを、S2001で受信し、S2002,S2003では、カラオケ属性情報ファイル85eを検索し、カラオケ曲の属性情報をもとに検索応答データ60(図9)を、S2004で本体10に送信する。本体10は、この検索応答データ60をS1007で受信し、S1008(図10)で検索応答データメモリ16に格納すると、この検索応答データ60をもとに、要求データを生成し、S1009で本体10に送信する。
【0080】
ホスト80は、この要求データを、S2005で受信し、S2006,S2007では、カラオケデータファイル85eに記憶しているカラオケ曲の演奏データから、応答データを生成する。
ただし、本実施形態では、カラオケ曲のMIDIデータのうち、メロディラインに対応する音色のみを、ホスト80で変更して本体10に送信する。
さらに詳しく説明すると、ホスト80は、S2007に対応するステップで、図12で示したベロシティデータ72cを一定の値に増やして応答データを生成してから送信する。メロディラインを構成する音源は、ステータスデータ72aで把握できるので、ホスト80は、このMIDIデータ(図12)を解析し、ステータスデータ72aに対応するベロシティデータ72cの値を増やして送信する。S2004で本体10に送信する。
【0081】
このように演奏データをあらかじめ変更して送信すれば、BGM曲専用のBGMデータファイルや、カラオケデータにBGM曲の演奏をするためにBGM演奏データを入力しておかなくても、カラオケ曲をそのままBGM曲として使用することができる。
さらに、カラオケ曲をそのままBGMとして使用する場合には、曲演奏データは、カラオケの歌唱を妨げないように、カラオケ曲のメロディラインに対応するベロシティデータ72cが非常に弱く設定されている。そのため、そのままBGM曲として使用するとメロディラインがよく聞き取れず、わからなくなってしまうが、本実施形態のカラオケシステムでは、これを防止することができる。
【0082】
(第3実施形態)
第3実施形態は、第2実施形態と同じく、MIDIデータを変更してカラオケ用の演奏データをBGM用の曲として使用する場合の実施形態である。
第2実施形態では、ホスト80がベロシティデータ72cを変更して、カラオケ曲としての演奏データをBGM用の演奏データに使用する場合について説明したが、第3実施形態では、本体10がカラオケ曲の演奏データを変更してBGM用の演奏データとする場合の実施形態である。
【0083】
尚、第2実施形態と同じく、第1実施形態の説明で使用した図面を参照して、説明を進める。
本体10は、検索要求データを出す。この検索要求データはカラオケ曲についてのものであり、検索応答データ60も、これに従いカラオケ曲の要求データを含むものである。
ここまでは通常のカラオケ曲の演奏を行う場合と変わらないが、この後、演奏をする前に、本体10は、カラオケ曲の演奏データのベロシティデータ72cを変更して、メロディラインの音色を強く出すように変更することにより、カラオケ曲の演奏データをBGM用の音楽として使用する。
【0084】
第3実施形態においても、第2実施形態と同じく、カラオケ曲をそのままBGMとして使用する場合には、曲演奏データは、カラオケの歌唱を妨げにように、カラオケ曲のメロディラインに対応するベロシティデータ72cが非常に弱く設定されている。そのため、そのままBGM曲として使用するとメロディラインがよくわからなくなってしまうことを防止することができる。
【0085】
(変形形態)
以下に本発明の実施形態における変形形態について説明する。
1.以上の発明の詳細な説明に示した通信カラオケ装置の全体構成は、前述のものに限られず、他の構成でも置き換えることができる。
例えば、以上の発明の詳細な説明では、端末10と、テレビ受像機30と、マイク50とが分離した形で構成される通信カラオケ装置について説明したが、これらのいずれか又は全部が内蔵されている通信カラオケ装置、例えば、CRTと端末とアンプ/スピーカを内蔵した一体型通信カラオケ装置であっても、CRTと端末が一体となっているものでも、これらのものをすべて一体にし、かつ小型化した携帯用のハンディカラオケ装置でも、そのカラオケ装置は本発明の技術的範囲に属する。
【0086】
2.以上の発明の詳細な説明に示した通信手段は、アナログ信号を使用した公衆回線で説明したが、通信が可能な回線であれば回線の種類を問わずに置き換えることができる。例えば、回線は、専用の回線、デジタル回線のいずれでもよく、通信の手段は、有線、地上波、衛星等のいずれであっても、そのカラオケ装置は本発明の技術的範囲に属する。
この場合、以上の発明の詳細な説明に説明したMODEM/NCUや通信I/Fは、回線の種類に応じて、DSU等のデータ回線終端装置を使用することができる。
【0087】
3.以上に示した発明の詳細な説明では、MIDIデータを使用して、カラオケ装置でカラオケ曲を演奏する場合について説明したが、MIDIデータに限らず、その他のあらゆる音源制御データを使用してカラオケ装置を演奏する場合であっても、そのカラオケ装置は、本発明の技術的範囲に属する。
【0088】
4.以上の発明の詳細な説明に示した画面表示の具体的内容は、画面表示の1例にすぎず、同趣旨のものであれば、本発明の技術的範囲に属する。
例えば、図面に示した画面表示のレイアウトや文言が変更されている場合においても、その画面表示は、本発明の概念に含まれる。
【0089】
【発明の効果】
以上詳しく説明したように、本発明又は本実施形態は、以下の効果がある。
(1)通信カラオケ装置は、所定の条件を満たす要求データを指定する検索要求データを、通信回線へ送信し、要求データを含む検索応答データを受信する。そのため、具体的に曲を指定しなくても、大まかな所定の条件を要求する検索要求データを通信回線に送信することにより、一定の条件を満たした応答データを要求する要求データを受け取ることができる。通信カラオケ装置がホストコンピュータと通信を行う場合には、要求データを送信することによって、受け取った応答データを使用することにより、大まかな指定を検索要求データの送信時に行うだけで、通信カラオケ装置は、一定の条件を満たした動作をすることができる。
【0090】
(2)通信カラオケ装置は、検索応答データを受信したとき受信した検索応答データから要求データを抽出し、抽出した要求データを通信回線へ送信する。そのため、通信カラオケ装置が受信した要求データによってホストコンピュータに対して、具体的な応答データの送信を要求することができる。通信カラオケ装置は、検索要求データを送信することにより、すぐに検索応答データに含まれる要求データによって、ホストコンピュータに対して、具体的な応答データの送信を要求することができる。
【0091】
(3)通信カラオケ装置は、受信した検索応答データに複数の要求データを含むため、検索要求データに課した条件に該当する応答データが多数ある場合に、その多数の応答データを受信することができる。この検索応答データには、要求データが含まれるので、通信カラオケ装置は、要求データを送信することができる。そのため、検索応答データが、複数の要求データを含むものであるときには、BGM音楽を長時間演奏し、逐一曲を選択し指定することをしなくてもBGM曲を要求する要求データを受け取ることができ、通信カラオケ装置は、長時間通信カラオケ装置を使用するため、所定の操作をくり返さずにすみ、操作の煩雑さから解放される。
【0092】
(4)通信カラオケ装置は、要求データを含む検索応答データを受信し、その要求データはホストコンピュータで要求される頻度の高いものを所定数だけ含むものである。そのため、人気のある要求データを通信カラオケ装置のユーザが自分で選ばなくてもホストコンピュータから受信することができる。さらに、この頻度はリアルタイムでホストから送られてくるものであるため、正確なものである。個人では、例えば、流行曲のベストテンを選択して要求データとしてホストコンピュータに送信することは難しいが、所定の条件としてホストコンピュータで要求される頻度の高いものを所定数ベストテンとして受信することができるので、人気のある要求データを自分で選ばなくても受信することができる。
【0093】
(5)通信カラオケ装置は、BGM音楽の演奏データを要求する要求データを送信する。この検索応答データには、要求データが含まれるので、通信カラオケ装置は、要求データを送信することができる。そのため、検索応答データが、複数の要求データを含むものであるときには、BGM音楽を長時間演奏し、逐一曲を選択し指定することをしなくてもBGM曲を要求する要求データを受け取ることができ、通信カラオケ装置のユーザは、長時間通信カラオケ装置を使用するため、所定の操作をくり返さずにすみ、操作の煩雑さから解放される。
【0094】
(6)通信カラオケ装置は、検索応答データを記憶しておく記憶手段を有するため、受信した検索応答データを記憶することができる。このため、検索応答データの受信時に通信の相手方は、繰り返し細かいデータを送信しなくても済み、効率のよい通信を行うことができる。また、記憶手段に記憶する期間が長い期間であれば、受信した要求データを再度利用することもできるため、通信カラオケ装置のユーザは、記憶している要求データを再度使用して通信カラオケ装置を使用することができる。
【0095】
(7)通信カラオケ用ホストコンピュータは、所定の条件を満たす要求データを指定する検索要求データを、通信回線から受信し、検索要求データに対応する要求データを含む検索応答データを、通信回線へ送信するため、所定の条件を課した検索要求データに対応する検索応答データをカラオケ装置に送信することができる。このため、通信カラオケ装置は、要求した所定の条件を満たす要求データを受け取ることができる。
【0096】
(8)通信カラオケ用ホストコンピュータは、複数の要求データを含む検索応答データを送信する。このため、通信カラオケ装置は、通信カラオケ装置と通信を行った場合には複数の要求データを送信することができる。さらに、この複数の要求データは、通信カラオケ装置でBGM曲の演奏やゲームの実行に使用することができるため、通信カラオケ装置のユーザは、操作の煩雑さから解放される。
【0097】
(9)通信カラオケ用ホストコンピュータは、BGM音楽の演奏データである要求データを含む検索応答データを送信する。この検索応答データには、要求データが含まれるので、通信カラオケ装置は、要求データを送信することができる。そのため、検索応答データが、複数の要求データを含むものであるときには、BGM音楽を長時間演奏し、逐一曲を選択し指定することをしなくてもBGM音楽を要求する要求データを受け取ることができ、通信カラオケ装置のユーザは、繰り返し同じ動作を繰り返し行わなければならなかったとき等の操作の煩雑さから解放される。
【0098】
(10)通信カラオケ用ホストコンピュータは、検索応答データは、要求される頻度の最も高いものを一定数含むため、人気のある要求データを含む検索応答データを、所定の条件を課した検索要求データに対して、送信することができる。特に、人気のある応答データであるか否かは、要求データを発信するユーザにとってはわかりにくいものである。しかし、通信カラオケ装置のユーザは、所定の条件を課した検索要求データを通信カラオケ用ホストコンピュータに発信するだけで、人気のある要求データを含む検索応答データを受け取ることができる。
【0099】
(11)通信カラオケ用ホストコンピュータは、要求データの属性を記憶する属性ファイルを有し、検索応答データは、属性ファイルに記録した属性に従い、抽出される。そのため、属性ファイルに記憶している属性に従い、所定の条件を満たす応答データを抽出することができるため、データの検索をすることができる。
【0100】
(12)通信カラオケ用ホストコンピュータは、検索応答データを送信されてきた検索要求データで指定された条件に従って、属性ファイルから抽出し、通信回線に送信するため、属性ファイルに記憶しているデータに従って抽出したデータを送信することできる。そのため、通信カラオケ用ホストコンピュータと通信カラオケ装置の間で通信を行ったとき、検索要求データに所定の条件を課すだけで、通信カラオケ装置は、送られた要求データを受信することができる。
【0101】
(13)あらかじめ一定の条件を課した検索応答データを送信することができる通信カラオケ装置と、その条件に従った応答データの受信することができるホストコンピュータを含む通信カラオケシステムを構成することができ、以上に示した効果を有する通信カラオケシステムを構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラオケ装置(以下「本体10」という。)の主要部分と接続機器の第1実施形態を示すブロック図である。
【図2】本体10を制御するCPU12の構成の一部を示す図である。
【図3】本体10で演奏する曲の音源となるWAVEROM23の構成の一部を示す概念図である。
【図4】ホスト80の構成の一部を示す図である。
【図5】BGM属性情報ファイル85hに含まれるファイルの内容を示した模式図である。
【図6】本体10がテレビ受像機30の表示画面に表示出力する画面表示の1部を示す図である。
【図7】本体10及びホスト80の動作を示すフローチャートである。
【図8】本体10がテレビ受像機30の表示画面に表示出力する画面表示の1部を示す図である。(A)は、BGMの演奏中に、メニュー選択画面30aをBGM画面30dに切り替える場合の画面表示を示している図であり、(B)は、BGMの演奏中に、曲選択画面30bの画面表示をクリアした後に表示する、表示出力が停止した画面30d−1を示している図である。
【図9】ホスト80が送信し、本体10が受信する検索応答データの内容を示す概念図である。
【図10】本体10及びホスト80の動作を示すフローチャートである。
【図11】本体10、及び、ホスト80の動作を図10に続いて示すフローチャートである。
【図12】ホスト80が送信し、本体10が受信する応答データの内容を示す概念図である。
【符号の説明】
10 端末
11 データバス
12 CPU
13 CPU用ROM
14 CPU用RAM
15 MODEM/NCU
16 検索応答データメモリ
17 VDP
18 映像D/Aコンバータ
19 NTSCエンコーダ
20 音声処理部
21 データバス
24 音源チップ
22 音源RAM
23 WAVEROM
25 音源D/Aコンバータ
26 ミキサ
80 ホスト

Claims (2)

  1. ホストコンピュータと、それに通信回線を介して接続される通信カラオケ装置からなる通信カラオケシステムであって、
    前記ホストコンピュータは、検索応答処理と、演奏データ送信処理を可能とし、
    前記検索応答処理は、前記通信カラオケ装置から検索要求データを受信した際、当該検索要求データに対応する複数の要求データを抽出して検索応答データとして当該通信カラオケ装置に送信し、
    前記演奏データ送信処理は、前記通信カラオケ装置から要求データを受信した際、当該要求データに対応する演奏データを抽出して当該通信カラオケ装置に送信し、
    前記通信カラオケ装置は、入力手段と、演奏手段と、制御手段とを備え、
    前記入力手段は、利用者から検索要求データを受け付け可能とし、
    前記演奏手段は、演奏データの演奏を可能とし、
    前記制御手段は、第1−3処理を実行し、
    前記第1処理は、前記入力手段から受け付けた検索要求データを前記ホストコンピュータに送信して、検索応答データを受信し、
    前記第2処理は、受信した検索応答データ中の1要求データを前記ホストコンピュータに送信して、演奏データを受信し、
    前記第3処理は、受信した演奏データを前記演奏手段に演奏させ、演奏終了後、前記第2処理に戻る
    ことを特徴とする通信カラオケシステム。
  2. 入力手段と、演奏手段と、制御手段とを備え、ホストコンピュータに通信回線を介して接続される通信カラオケ装置であって、
    前記ホストコンピュータは、検索応答処理と、演奏データ送信処理を可能とし、
    前記検索応答処理は、前記通信カラオケ装置から検索要求データを受信した際、当該検索要求データに対応する複数の要求データを抽出して検索応答データとして当該通信カラオケ装置に送信し、
    前記演奏データ送信処理は、前記通信カラオケ装置から要求データを受信した際、当該要求データに対応する演奏データを抽出して当該通信カラオケ装置に送信し、
    前記入力手段は、利用者から検索要求データを受け付け可能とし、
    前記演奏手段は、演奏データの演奏を可能とし、
    前記制御手段は、第1−3処理を実行し、
    前記第1処理は、前記入力手段から受け付けた検索要求データを前記ホストコンピュータに送信して、検索応答データを受信し、
    前記第2処理は、受信した検索応答データ中の1要求データを前記ホストコンピュータに送信して、演奏データを受信し、
    前記第3処理は、受信した演奏データを前記演奏手段に演奏させ、演奏終了後、前記第2処理に戻る
    ことを特徴とする通信カラオケ装置。
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