JP3796164B2 - 圧縮性スラリーの脱水方法および脱水設備 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば製紙工業界におけるパルプ処理物、化学工業界における炭酸カルシウム処理物、更には、食品工業界における澱粉、オカラ処理物等、処理物の中に気泡が存在するいわゆる圧縮性スラリーの脱水を行うフィルタープレスを使用した脱水方法および脱水設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、各種の産業界において、発生する種々の汚泥、残土等を分離・減容化し、例えば埋立て材としての利用、土壌改良材への各種用材化等として活用する装置として、フィルタープレスが各種の産業界に幅広く利用されている。 このフィルタープレスの濾過工程において、濾過時間を短縮し、濾過効率の向上を目的として、まず原液を低圧大容量型ポンプである渦巻きポンプで圧送して濾室を急速に充填し、その後、高圧小容量型ポンプに運転を切換えて原液を圧送して濾過を実施している。
【0003】
かかる濾過工程における両ポンプでの運転切換え時期を適正化し、それにより濾過効率の向上をはかる技術として、例えば特開2000−61213号公報に開示されている。
この技術の概要は、低圧大容量型ポンプ運転時における濾水の単位時間あたりの流量を検出し、該流量が、予め設定している設定流量より小さくなった時期に低圧大容量型から高圧小容量型ポンプへと運転を自動的に替える。
また、低圧大容量型ポンプ運転時における濾水の積算流量を検出し、該積算流量が、予め設定している設定積算流量に達した時期に前記両ポンプの運転を自動的に切換える。
【0004】
さらに、原液の圧送圧力を検出し、該検出圧力が予め設定している設定圧力に達した時期に前記両ポンプの運転を自動的に切換える。
これにより、フィルタープレスの処理能力や原液の性状等に関係なく、ポンプの切換え時期を適切に制御でき、その結果濾過効率を高めることが可能と開示されている。
しかしながら、前記特開2000−61213号公報に開示されている技術のものは、以下の課題を有しており、実用技術としては、まだまだ改良の余地を有していた。
【0005】
即ち産業界において、フィルタープレスで処理が可能な処理対象物とは、各種の汚泥・残土等の非圧縮性物の他に、例えば、前記のとおり、製紙工業界におけるパルプ処理物、化学工業界における炭酸カルシウム処理物、更には、食品工業界における澱粉、オカラ処理物等があり、これらの処理物の中には、気泡が存在するいわゆる圧縮性スラリーがある。
このような圧縮性スラリーであるパルプ、炭酸カルシウム、澱粉、オカラ等の処理物を前記特開2000−61213号公報に開示されている低圧大容量型ポンプである渦巻きポンプで圧送すると、該処理物の中に気泡が存在しているため圧送することが非常に難しい。
【0006】
従って、このような処理部をフィルタープレスにて、実際に脱水するためには、渦巻きポンプで圧送する前に、対象とする処理物に多量の注水を行うと共に、攪拌・混合し、該処理物の中に存在している気泡を完全に除去し、その後前記渦巻きポンプで圧送している。
このため、注水による処理対象物の容量・重量が大きくなり、その分、後工程である該スラリーの圧送、脱水における設備が大きくなると共に、全体の脱水時間が長くなり、該工程でのランニングコストも大きくなり実用上、大きな問題となっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前述のような従来技術の問題点を解決し、フィルタープレスによって脱水を行う処理対象物が、圧縮性スラリーであっても、注水、攪拌・混合等の前処理を不要とし、かつ、脱水効率の良い脱水方法および脱水設備を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明は、圧縮性スラリーを圧送するポンプの組み合わせを最適化することにより、処理対象物が圧縮性のスラリーであっても、該スラリーへの注水・攪拌・混合等の前処理が一切不要となり、極めて脱水効率の良い脱水方法および脱水装置を提供するものであり、その要旨とするところは、特許請求の範囲に記載した通りの下記内容である。
【0009】
(1)複数の濾板間に濾布を張設したフィルタープレスの濾布間の空隙に、圧縮性スラリーを圧送して脱水する方法であって、該圧縮性スラリーを前記フィルタープレスに充填する際および脱水前期においては、該圧縮性スラリーを容積式ポンプにて圧送し、ひき続き低圧大容量型ポンプにて圧送して、該圧縮性スラリーをフィルタープレスに供給して脱水し、その後の工程である脱水後期においては、該圧縮性スラリーを容積式ポンプにて圧送し、ひき続き、高圧小容量型ポンプに切換えて圧送して、該圧縮性スラリーをフィルタープレスに供給して脱水することを特徴とする圧縮性スラリーの脱水方法。
(2)低圧大容量型ポンプから高圧小容量型ポンプへの圧送切換えを、フィルタープレスでの脱水圧力が0.8MPa以上1MPa以下の間に実施することを特徴とする(1)に記載の圧縮性スラリーの脱水方法。
(3)圧縮性スラリーを予め攪拌した後に圧送することを特徴とする(1)または(2)に記載の圧縮性スラリーの脱水方法。
【0010】
(4)圧縮性スラリーを圧送する容積式ポンプ、低圧大容量型ポンプおよび高圧小容量型ポンプと、複数の濾板間に張設した濾布にて圧縮性スラリーを脱水するフィルタープレスと、前記低圧大容量型ポンプと高圧小容量型ポンプとの圧送を切換える切換え手段とを有することを特徴とする圧縮性スラリーの脱水設備。
(5)容積式ポンプを、ヒドロスタルポンプ、チューブポンプ、ギヤポンプのいずれか1種とし、低圧大容量型ポンプを渦巻きポンプとすることを特徴とする(4)に記載の圧縮性スラリーの脱水設備。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の内容を図面に基づいて説明する。まず、本発明における脱水設備の構成について、図1乃至図3を用いて説明する。図1および図2は、共に本発明における脱水設備の全体該要図および脱水フローを示す。同図において、1は、複数の濾板間に濾布を張設したフィルタープレスである。脱水を対象とする圧縮性スラリー19は図示していない前工程から搬送され、スラリー槽6に搬入される。該スラリー槽6には先端に攪拌羽根10を有し、電動機7により該攪拌羽根10を回転させる機構の攪拌機8が設けられている。この攪拌機8により前記スラリー槽6へ搬入された圧縮性スラリー19は、該スラリー槽6での上下方向に均一な濃度となり、これにより以降の工程において、脱水を常時・安定的に行うことができる。
【0012】
2、3、4は前記スラリー槽6に貯留されている圧縮性スラリー19を前記フィルタープレス1へ圧送するポンプであって、夫々定容量型ポンプ2、低圧大容量型ポンプ3、高圧小容量型ポンプ4から構成されている。5は管路9に配設されている切換弁であり、該切換弁5により一連の脱水工程の途中で、前記低圧大容量型ポンプ3から高圧小容量型ポンプ4へのスラリーの圧送切換えを行うことができる。20は、フィルタープレス1での脱水時の脱水圧力を検出する圧力計を示す。
尚、前記定容量型ポンプ2としては、一般的に従来から工業界において、高濃度な流体の輸送に使用されている容積式ポンプであるヒドロスタルポンプ、チューブポンプ、ギヤポンプから選ばれる一つが望ましく、また低圧大容量型ポンプ3としては、渦巻きポンプを使用することが望ましい。
本発明において、従来用いられていたポンプの前段に、容積式ポンプを配置することにより、圧縮性スラリーを前処理せずにフィルタープレスへ圧送することが可能な理由は定かではないが、以下のような現象が発生し効率のよい脱水が可能となるものと考えられるので、発明の技術上の意義を理解するために参考情報として記載する。
1)圧縮性スラリーをまず容積式ポンプで圧送することにより、ポンプ内の滑り等の吐出 ロスがなく、ポンプ内に入った量と同じ量を後段の低圧大容量型ポンプへ圧送するこ とができる。
2)低圧大容量ポンプはそれ自身、圧縮性スラリーの圧送は困難であるが、容積式ポンプ は、圧縮性スラリーに圧力を与え、スラリー中の気泡を潰し、見かけ上、非圧縮性ス ラリーに変換してしまう。
3)低圧大容量ポンプの入口ではスラリーの性状が圧縮性から非圧縮性に変換されている ので、通常のスラリーの圧送のごとく、インペラーとケーシング内で圧力が発生し、 吐出口からの圧送が可能となる。
4)よって、これら異なる機構の2種類の直列したポンプにより圧縮性スラリーの圧送が 可能となり、脱水機で脱水が可能となるものと考えられる。
5)その結果、圧縮性スラリーにわざわざ前処理をすることなく、非圧縮性スラリーの圧 送のごとく、脱水機への圧送が可能となり、効率よく脱水が可能となるものと考えら れる。
【0013】
つづいて、本発明に使用する高圧小容量型ポンプ4の主要部を構成する圧送装置11について、図3を用いて説明する。圧送装置11としては特許第2762011号公報に開示されているものであって、その概要を簡単に説明すると、外筒の12内部には、一対の可撓性弾性体膜13が取付けられており、該可撓性弾性体膜13により、図示していない定量シリンダーからの油が入出する14の被駆動流体室と、圧縮性スラリー19が入出する被圧送流体室15と、中間流体室16が、形成されている。17.18は圧縮性スラリー19が被圧送流体室15へ入出する場合の吸入弁および吐出弁である。
つづいて、本発明の脱水方法における作用・効果を確証するため、種々の圧縮性スラリー19を用いて1からの予備テストを実施した。以下にその内容と結果について説明する。
【0014】
<テスト1:従来法での脱水データー>
まず、テスト1として、従来の方法における脱水データーを以下の方法で取得した。
設備としては、図6および図7に示している実際の汚泥処理用として現存する脱水設備、即ち複数の濾板間に濾布を張設したフィルタープレス1を、低圧大容量型ポンプ3としては、渦巻きポンプを、高圧小容量型4ポンプとしては、前記図3で説明したものからなる高圧ポンプにより構成されている脱水設備を使用した。スラリー槽6としては、攪拌機8付きの既存の設備を流用した。
【0015】
また、圧縮性スラリー19の種類としては、パルプ処理工程で発生した圧縮性スラリー濃度:約7%、比重約1.2のものを使用した。
<テストの要領>
まず前記の濃度が約7%、比重が約1.2のパルプ処理圧縮性スラリー中には気泡が多く存在し、前記のとおり現有の渦巻きポンプではフィルタープレス1への圧送が困難である。従って、スラリー槽6において、系外から水を加えると共に攪拌機8にて、充分に攪拌・混合し、濃度が約4%、比重が約2.2である非圧縮性に近いスラリーになるように調整した。
【0016】
次に、前記調整後のスラリーを用いて、脱水の前期、即ち、フィルタープレス1の濾布間の空隙への該スラリーの充填とその後の一部脱水には、図6の太線に示すように、前記スラリー槽6から低圧大容量型ポンプ3によりフィルタープレス1に圧送して脱水し、圧力計20で検出される脱水時の圧力が、約0.6MPaに到達した時点で、切換弁5を切換え、以降のスラリーの圧送は、図7の太線に示すように、低圧大容量型ポンプ3に引き続き高圧ポンプ4により直接フィルタープレス1へ圧送を続け、前記圧力計20で検出される脱水時の圧力が約4MPaに到達した時点で、前記低圧大容量型ポンプ3および高圧ポンプ4の運転を停止し、フィルタープレスでの脱水を完了した。この時の各々の経過時間と脱水圧力との相関を図4の曲線Dに示す。尚、この場合、得られた脱水ケーキの含水率は、約48%であった。
【0017】
<テスト2:本願発明法での脱水データー>
次に、本発明の脱水方法によるデーターを得るために、図1および図2に示すように、前記現存の設備のスラリー槽6の近傍にある管路9の途中に、定容量型ポンプ2として選定したヒドロスタルポンプを新規に設け、該設備を本テスト2用として使用した。
次に、本テストに使用した圧縮性スラリー19としては、下記の3種類の物を使用した。1つは、前記テスト1で使用したスラリーと全く同じものであって、パルプ処理工程で、発生した圧縮性スラリー濃度:約7%、比重約1.2のものを使用した。
【0018】
残りの2つのスラリーとしては、本願発明がその適用対象とする各種の圧縮性スラリーの中より選定した澱粉処理物スラリーで、濃度:約9%、比重約1.3のものと、オカラ処理物スラリーで、濃度:約11%、比重約1.4のものを使用した。尚、以下に説明するテストにおいて、前記3種のスラリーは、いずれもスラリー槽6において、前記テスト1で実施したように、水の添加による希釈は全く行わず、スラリー槽6においては、攪拌機8での攪拌のみを行った。
【0019】
次に、前記の各種のスラリーを用いて、脱水の前期、即ち、フィルタープレス1の濾布間の空隙への該スラリーの充填とその後の一部脱水には、図1の太線に示すように、前記各種のスラリーを前記スラリー槽6から定容量型ポンプ2に引き続き、低圧大容量ポンプ3である渦巻きポンプにてフィルタープレス1に圧送して脱水し、圧力計20で検出される脱水時の圧力が、約0.8〜1.0MPaに到達した時点で、切換弁5を切換え、以降のスラリーの圧送は、図2の太線に示すように、定容量ポンプ2に引き続き、高圧ポンプ4により圧送を続け、前記圧力計20で検出される脱水時の圧力が約4MPaに到達した時点で、前記高圧ポンプ4の運転を停止し、フィルタープレス1での脱水を完了した。この時の各々の経過時間と脱水圧力との相関を図4の曲線C、B、Aにそれぞれ示す。尚、この場合得られた脱水ケーキの含水率は、約45〜49%であった。
【0020】
図4において、横軸は本脱水テストにおける経過時間(分)を示し、縦軸は、テスト時の脱水圧力(Mpa)を示す。T1、t1、t2、t3は、前記脱水初期迄の経過時間を夫々示し、同様にT、ta、tb、tc、は脱水完了までの経過時間(分)を夫々示す。
【0021】
尚、前記脱水前期から、脱水後期へのポンプの切換えの基本的な判断としては、継続して圧送・脱水しているフィルタープレス1における濾過水が殆ど発生しなく、即ち、飽和した段階でその切換えを行うことが、望ましい。その時の脱水圧力としては、フィルタープレスでの脱水圧力が0.8MPa以上1MPa以下の間に行う事が望ましい。0.8MPa以下で切換えを行うと次工程での高圧ポンプでのスラリーの圧送量が少ないために、結果的に、脱水が完了するためのトータル脱水時間が長くなり、逆に脱水圧力が1MPa以上になると、空運転のような脱水状態となり、脱水が完了するまでのトータル脱水時間が長くなると共に、両ポンプでの電気エネルギーが、ロスになりその分ランニングコストが上昇する。次に、 前記テスト1およびテスト2のテスト結果データーを総括して表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】
以上の種々のテスト1およびテスト2の結果を示す図4および表1から、明らかなように、本発明の方法によると同じ含水率の脱水ケーキを得る、即ち同じ脱水を実施しようとした場合、本発明法においは、必要な脱水完了までの時間は、従来法に比較した場合、約1/3程度と大幅に短縮され、従って、本発明の作用・効果が大なることであると確証された。
【0024】
<テスト3:本願発明法での脱水データ>
以上のように本発明法での作用・効果が明確に確証できたため、本発明が適用対象とする圧縮性の別のスラリーとして、化学工場で発生する結晶粒を有する圧縮性の他のスラリーを使用して、前記のテストに使用した設備で、同様なテストを実施した。その結果を図5および表2に示す。
【0025】
【表2】
【0026】
従来この種の結晶粒を有する圧縮性流体の脱水時間は、前記の理由、即ち、該結晶粒を有する圧縮性流体に存在する気泡を除くため注水を行うこと等により、約3.5〜4時間程度所有していたが、 前記の図5および表2から、明らかなように、上記のテスト結果においても、今回の脱水時間は、約1時間程度の極めて短時間での脱水が可能となっていることが明らかである。
【0027】
なお以上の実施例において、使用するフィルタープレス1の型式としては、特許第2889092に開示されている圧入式のもので説明したが本発明の適用はこれに限られることは、なく例えば、特開昭61-82815号公報に開示されているよな圧搾式の型式のフィルタープレスを用いてもよい。
【0028】
【発明の効果】
本発明の効果は次のとおりである。
フィルタープレスによって脱水を行うスラリーの処理対象物が、圧縮性のスラリーであっても、該スラリへの注水・攪拌・混合等の前処理が一切不要となり、極めて脱水効率の良い脱水方法が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における脱水設備の全体該要図および脱水フローを示す図である。
【図2】本発明の実施例における脱水設備の全体該要図および脱水フローを示す図である。
【図3】本発明の実施例における高圧ポンプを構成する圧送装置の概要を示す図である。
【図4】本発明のテスト1およびテスト2の結果を示すグラフである。
【図5】本発明のテスト3の結果を示すグラフである。
【図6】従来の脱水設備の全体該要図および脱水フローを示す図である。
【図7】従来の脱水設備の全体該要図および脱水フローを示す図である。
【符号の説明】
1 フィルタープレス
2 定容量型ポンプ
3 低圧大容量型ポンプ
4 高圧小容量型ポンプ
5 切換え弁
6 スラリー槽
7 電動機
8 攪拌機
9 管路
10 攪拌羽根
11 圧送装置
12 外筒
13 可撓性弾性体膜
14 被駆動流体室
15 被圧送流体室
16 中間流体室
17 吸入弁
18 吐出弁
19 圧縮性スラリー
20 圧力計
Claims (5)
- 複数の濾板間に濾布を張設したフィルタープレスの濾布間の空隙に、圧縮性スラリーを圧送して脱水する方法であって、該圧縮性スラリーを前記フィルタープレスに充填する際および脱水前期においては、該圧縮性スラリーを容積式ポンプにて圧送し、ひき続き低圧大容量型ポンプにて圧送して、該圧縮性スラリーをフィルタープレスに供給して脱水し、その後の工程である脱水後期においては、該圧縮性スラリーを容積式ポンプにて圧送し、ひき続き、高圧小容量型ポンプに切換えて圧送して、該圧縮性スラリーをフィルタープレスに供給して脱水することを特徴とする圧縮性スラリーの脱水方法。
- 低圧大容量型ポンプから高圧小容量型ポンプへの圧送切換えを、フィルタープレスでの脱水圧力が0.8MPa以上1MPa以下の間に実施することを特徴とする請求項1に記載の圧縮性スラリーの脱水方法。
- 圧縮性スラリーを予め攪拌した後に圧送することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の圧縮性スラリーの脱水方法。
- 圧縮性スラリーを圧送する容積式ポンプ、低圧大容量型ポンプおよび高圧小容量型ポンプと、複数の濾板間に張設した濾布にて圧縮性スラリーを脱水するフィルタープレスと、前記低圧大容量型ポンプと高圧小容量型ポンプとの圧送を切換える切換え手段とを有することを特徴とする圧縮性スラリーの脱水設備。
- 容積式ポンプを、ヒドロスタルポンプ、チューブポンプ、ギヤポンプのいずれか1種とし、低圧大容量型ポンプを渦巻きポンプとすることを特徴とする請求項4に記載の圧縮性スラリーの脱水設備。
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