JP3185130U - 濁水処理機 - Google Patents

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Abstract

【課題】動力源を小型化でき、濁水処理機全体の重量や寸法も小さくして運搬を容易に行えるようにした濁水処理機を提供する。
【解決手段】フィルタープレス3における脱水室に汚泥を圧入する圧入ユニットは、受圧面積が大きく吐出口面積が小さい容器であって、内部に汚泥を収容する汚泥貯留塔2と、汚泥貯留塔2の受圧側に空気圧を供給するコンプレッサー4と、汚泥貯留塔2の吐出口23とフィルタープレス3の受入れ口との間に接続された汚泥供給パイプ24とを有する。圧入ユニット、汚泥貯留塔2は圧縮空気の圧力により貯留塔内の汚泥の大きさや形状を変えることなく脱水機に圧入することができる。大きさや形状が変らなく打込めることにより脱水時間の短縮、更に含水率の低いケーキができ、産廃コストの低減化が実現した。
【選択図】図1

Description

本考案は濁水処理機に関する。さらに詳しくは、生産工程や製造工程に生じる排水、トンネル工事、ダム建設工事、シールド工事、地下鉄工事、その他一般土木工事の現場において生じる泥を含んだ排水、濁水を脱水処理し、泥分を脱水ケーキにして運搬廃棄しやすくする濁水処理機に関する。本処理機は、濁水を泥分と水分に分離する凝集沈殿装置と共に使用され、凝集沈殿装置により原水から分離された濁水をさらに脱水して含水率の低い脱水ケーキを作る。本考案は、このような濁水処理機に関する。
従来の濁水処理機として、特許文献1のものがある。
特許文献1の濁水処理機は、脱水するフィルタープレスには、脱水ポンプユニットで高圧をかけて濁水をフィルタープレスに押し込んでいる。
このため、脱水ポンプユニットの動力源(モータ等)には大馬力(使用電力量の大きい)のものが必要とされ、かつそれらのポンプユニット自体、エネルギー消費量が多くなったり、特殊なポンプである為消耗部品が高く、非常にランニングコストが高くなり、また濁水処理機の重量や寸法が大きくなって運搬が困難となるという問題もあった。
また、従来よりの汚泥を脱水機に圧入する方法には、スクリュー式、渦巻き式、圧力ポンプを使用する。それらのポンプを使用すると沈殿槽内で凝集剤により大きく分離された汚泥がそれらのポンプの回転・摩擦・抵抗等により汚泥自体が細かく粉砕され大きさや形状が変化する。そのため脱水時間が長短にバラついたり、含水率を低くすることが難しかった。
特開平8-299709号公報
本考案は上記事情に鑑み、動力源を小型化でき、濁水処理機全体の重量や寸法も小さくして運搬を容易に行えるようにした濁水処理機を提供することを目的とする。
第1考案の濁水処理機は、濾布を保持した濾板を複数枚重ね合わせて各濾板間に脱水室を形成したフィルタープレスと、該フィルタープレスにおける脱水室に汚泥を圧入する圧入ユニットを備えており、該圧入ユニットは、受圧面積が大きく吐出口面積が小さい密閉容器であって、凝集沈殿装置で凝集された汚泥を一旦貯留する汚泥貯留塔と、前記汚泥貯留塔に貯留された汚泥をフィルタープレスに供給するため、前記汚泥貯留塔の受圧側に空気圧を供給するコンプレッサーと、前記汚泥貯留塔の吐出口と前記フィルタープレスの受入れ口との間を接続する汚泥供給管からなることを特徴とする。
第2考案の濁水処理機は、第1考案において、前記フィルタープレスの前記受入れ口は、前記汚泥貯留塔の吐出口面積より小さいことを特徴とする。
第3考案の濁水処理機は、第2考案において、前記フィルタープレスおよび前記圧入ユニットが、共通の架台に組付けられていることを特徴とする。
第1発明によれば、つぎの効果を奏する。
a)圧入ユニット、汚泥貯留塔は圧縮空気の圧力により貯留塔内の汚泥の大きさや形状を変えることなく脱水機に圧入することができる。大きさや形状が変らなく打込めることにより脱水時間の短縮、更に含水率の低いケーキができ、産廃コストの低減化が実現した。
b)汚泥貯留塔内にコンプレッサーよりエアーを受入れる受圧面積よりも汚泥の吐出口の方が面積が小さいので、少ない力で大きな流速が得られ、脱水室に汚泥を圧入する速度が速くなる。これにより、汚泥貯留塔に加圧空気を圧入するコンプレッサーの容量が小さくて済み、また、コンプレッサー駆動用のモーターもさらに小型化できる。
c)このため、全体の重量や寸法も小さくなるので、運搬コストも低減できる。さらに、コンプレッサーを小型化することにより、消費電力並びに騒音対策にも繋がる。この装置の最大のメリットとしては、全ての面においてコストが低減できることにある。
第2考案によれば、前記フィルタープレスの受入れ口の面積は、汚泥貯留塔の吐出口より面積より小さいので、フィルタープレスの入口でも再度汚泥の流速が早められる。このため、濁水処理機の小形化がより一層可能となる。
第3考案によれば、フィルタープレスも圧入ユニットも共通の架台に組付けられているので、運搬が容易である。
本考案の一実施形態に係る濁水処理機の系統図である。 図1の汚泥貯留塔の拡大断面図である。 図1の濁水処理機の組立状態を示す断面図である。 図1の濁水処理機の組立状態を示す平面図である。
つぎに、本考案の実施形態を図面に基づき説明する。
図1に示すように、本実施形態の濁水処理機は凝集沈殿槽1とフィルタープレス3との間に汚泥貯留塔2を備えたものである。本考案の特徴は、汚泥貯留塔2を介在させた点にあり、これ以外の要素は基本的に公知のものである。
凝集沈殿槽1は、図示しない反応槽内の反応済み原水を注水パイプ11で導入し、この凝集沈殿槽1で泥を沈殿させている。上澄み水は放水パイプ12から抜き出され、放流または再利用される。反応済み原水とは、原水に凝集剤を添加して原水中の泥分がフロック状になっている原水をいう。
凝集沈殿槽1は槽内に汚泥引抜きポンプ13を備えており、沈殿した泥は汚泥引抜ポンプ13で吸い上げられ、汚泥パイプ14によって汚泥貯留塔2に供給される。なお、15は汚泥パイプ14に介装させた開閉弁である。
汚泥貯留塔2は、筒状の縦長に置かれた密閉タンクであり、上方から汚泥と加圧空気を入れ、下端から加圧汚泥を排出するようになっている。この汚泥貯留塔2の上方部分は円筒形であり、その下方部分は円錐形に成形されている。そして、下方部分の下端には吐出口23が設けられている。
この吐出口23とフィルタープレス3との間は汚泥給送パイプ24で連結されている。
コンプレッサー4は圧力源であり、図示しないモータによって駆動される。コンプレッサー4からの空圧パイプ41は汚泥貯留塔2の上部に接続されている。なお、42は空気圧を調整する調整弁である。
上記の構成により、汚泥貯留塔2内の汚泥にはコンプレッサー4からの高圧空気が汚泥を高圧で押し下げ排出するようになっている。
フィルタープレス3は公知のものであり、開閉自在に直列に並べた複数の角枠状の濾板を有し、各濾板の間に2枚ずつの濾布を挟むようにしている。濾板群の一端の受入れ口31に汚泥給送パイプ24を接続し、汚泥を圧送すると、泥は2枚の濾布によってこされ、水分は濾布からにじみ出て図示しない濾液槽に集められ、脱水されて残った泥は濾布の間に溜められた状態になる。ここで、濾板を互いに開くと、泥が固った状態で濾布から離れて落下し、ベルトコンベヤ等によって機外へ排出される。この排出された泥が脱水ケーキと云われるものである。
つぎに、前記汚泥貯留塔2の詳細を説明する。
図2に示すように、汚泥貯留塔2は筒状の密閉タンクであり、同じ直径の等径部21とその下方で円錐形に成形された円錐部22とからなる。また、円錐部22の下端には吐出口23が形成され、汚泥給送パイプ24が接続されている。
汚泥貯留塔2の内部には汚泥が入れられる。また、コンプレッサー4から供給された高圧空気は汚泥貯留塔2内の上方空間に供給され、汚泥を押し下げる。この汚泥は高圧がかけられた状態でフィルタープレス3に給送される。なお、25は汚泥貯留塔2の圧力計、26は汚泥給送パイプ24に介装された手動開閉弁、27は汚泥給送パイプ24内の圧力を検出する圧力計である。
汚泥貯留塔2の吐出口23の断面積S2は等径部21の断面積S1の数分の一である。また、フィルタープレス3の受入れ口31の断面積は前記吐出口23の断面積S2の数分の一である。
このように、汚泥貯留塔内の受圧面積よりも汚泥の吐出口の方が面積が小さいので、少ない力で大きな流速が得られ、脱水室に汚泥を圧入する速度が速くなる。これにより、汚泥貯留塔に加圧空気を圧入するコンプレッサーの容量が小さくて済み、また、コンプレッサー駆動用のモーターもさらに小型化できる。
汚泥貯留塔2内で汚泥を押し出す力は空気圧であり、汚水中の汚泥は凝集剤によってフロック状(比較的大きな固まり)になったまま押し出される。つまり、大きさや形状が変らないまま圧送できるので、脱水時間を短縮でき、さらに含水率の低いケーキができ、産業廃棄物処理のコスト低減も可能となる。
以上のように、コンプレッサーを小型化することができたので、全体の重量や寸法も小さくなり、運搬コストも低減できる。さらに、消費電力並びに騒音対策にも繋がる。
この装置の最大のメリットとしては、全ての面においてコストが低減できることにある。
つぎに、図3および図4に基づき、濁水処理機の機械的組付け構造を説明する。
図3および図4において、10は機枠であり、四角形の上フレーム11と四角形の下フレーム12と、それらを連結する4本のコラム13とからなる。なお、機枠10の構成は、これに限ることなく任意の形態のものを使ってよい。
上記の構成の機枠10に対し、濁水処理機の全ての構成部品が組み付けられている。凝集沈殿槽1は上下フレーム11,12の中に入れられており、汚泥貯留塔2は凝集沈殿槽1に隣接した位置で縦長の状態で組み付けられている。フィルタープレス3は機枠10の正面側(図中右側)に取付けられ、コンプレッサー4は機枠10の背面側(図中左側)に取付けられている(ただし、図面上は見えない)。
上記のように、本実施形態の濁水処理機は、非常にコンパクトに構成されているので、作業現場への運搬は容易である。
1 凝集沈殿槽
2 汚泥貯留塔
3 フィルタープレス
4 コンプレッサー
21 等径部
22 円錐部
23 吐出口
24 汚泥給送パイプ

Claims (3)

  1. 濾布を保持した濾板を複数枚重ね合わせて各濾板間に脱水室を形成したフィルタープレスと、該フィルタープレスにおける脱水室に汚泥を圧入する圧入ユニットを備えており、
    該圧入ユニットは、
    受圧面積が大きく吐出口面積が小さい密閉容器であって、凝集沈殿装置で凝集された汚泥を一旦貯留する汚泥貯留塔と、
    前記汚泥貯留塔に貯留された汚泥をフィルタープレスに供給するため、前記汚泥貯留塔の受圧側に空気圧を供給するコンプレッサーと、
    前記汚泥貯留塔の吐出口と前記フィルタープレスの受入れ口との間を接続する汚泥供給管からなる
    ことを特徴とする濁水処理機。
  2. 前記フィルタープレスの前記受入れ口は、前記汚泥貯留塔の吐出口面積より小さい
    ことを特徴とする請求項1記載の濁水処理機。
  3. 前記フィルタープレスおよび前記圧入ユニットが、共通の架台に組付けられている
    ことを特徴とする請求項2記載の濁水処理機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104649458A (zh) * 2013-11-19 2015-05-27 江苏昌鑫基础工程有限公司 一种新型泥浆泥水分离方法
CN110066084A (zh) * 2019-05-06 2019-07-30 百盛建设有限公司 施工废泥浆的处理系统

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