JP3795403B2 - 釣竿収納アダプタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術の分野】
この発明は、ロッドケースへ釣竿を収納する際に使用するアダプタに関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
ロッドケースは、釣竿を複数収納して釣り場への搬入の便を図ったものであるが、雑然と収納するのみでは釣り場で必要な釣竿を取り出す際に不便となり、また釣竿にリールを装着したまま収納した場合には、リール同士が接触して傷が付いてしまう場合がある。そのために従来のロッドケースでは、釣竿を別々に保持し、整列させて収納できるものがある。そのようなロッドケースは、たとえば特開2000−4745号公報や、特開平11−75654号公報に開示されている。
【0003】
前者公報には、釣竿の後端部を収容できる竿受部をロッドケース内に設け、これをベルベット式面ファスナを介してロッドケース内で上下に移動可能とした構成が開示されている。これによれば、釣竿の後端部を竿受部に収容することによて、当該釣竿の後端位置を他の釣竿の後端位置と異ならせることができ、リール同士の接触を回避して複数の釣竿を収納することができる。
【0004】
また後者公報には、ロッドケース内に、当該ロッドケース内の空間を仕切る仕切部材を設けた構成が開示されている。これによれば、仕切部材によって釣竿に装着されたリールを囲繞保持することによって、リール同士の接触を回避して複数の釣竿を収納することができる。
【0005】
しかし、上記前者公報に開示された構成では、竿受部をベルベット式面ファスナを介してロッドケース内に装着しなければならず、そのためにロッドケースは専用の複雑な構造とする必要があり、ロッドケース全体の製造コストが上昇する。
【0006】
一方、後者公報に開示された構成では、仕切部材はリールを保持するためのものであることから、仕切部材を配設するためにロッドケース内に広いスペースが必要となり、ロッドケース内のスペース効率が悪い。また、仕切部材はリールを保持するものであるところ、その外形寸法が大きくならざるを得ず、ロッドケース全体としての重量も重くなる。さらに、仕切部材は釣竿に装着されたリールを保持するものであるから、ロッドケース内で釣竿をしっかりと保持することができず、釣竿同士の衝突が激しくなる。
【0007】
そこで、本発明の目的は、ロッドケース内部の収容空間のスペース効率を向上させ、複数の釣竿をリールをつけたまま整列収納するための釣竿収納アダプタを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1) 上記目的を達成するため、本願に係る釣竿収納アダプタは、釣竿を収納するロッドケース内に配置される釣竿収納アダプタであって、底面を有する棒状の基部と、釣竿の後端部を囲繞する囲繞部とを備えたことを特徴とするものである。
【0009】
この釣竿収納アダプタは、ロッドケース内に配置することにより、釣竿をロッドケース内で整列させ収納することができる。すなわち、基部の底面をロッドケースの内底面に当接させて当該ロッドケース内に配置する。そして、囲繞部によって釣竿の後端部を囲繞し、釣竿を支持することができる。また、基部は棒状に形成されているから、ロッドケースに収納される釣竿は、ロッドケースの内面から持ち上げられた状態で配置される。しかも、上記基部が棒状に形成されるから、釣竿収納アダプタをロッドケース内に配置するために広いスペースを必要としない。
【0010】
また、上記囲繞部は、釣竿の後端部を一定の保持力で囲繞保持するように構成することができる。このようにすれば、釣竿収納アダプタをロッドケース内に配置することにより、囲繞部により釣竿の後端部を保持することができる。したがって、釣竿と釣竿収納アダプタとの間のがたつきを無くすことができる。これにより、釣竿をロッドケースに収納する際に、予め釣竿収納アダプタを釣竿の後端部に装着し、その状態で当該釣竿をロッドケースに収納することができるので、釣竿の収納作業が容易となる。
【0011】
(2) 上記囲繞部は、釣竿の後端部が挿入される開口部を有する有底筒状に形成し、上記開口部の内径を縮径させる縮径部材を備えることもできる。
【0012】
この構成によれば、釣竿の後端部を開口部から囲繞部に挿入することにより、釣竿の後端部を囲繞保持することができる。そして、縮径部材により上記開口部の内径を縮径することができるので、釣竿の後端部を一定の保持力で確実に保持することができる。さらに、このように上記開口部の内径を拡縮させることができるので、釣竿の後端部の外径が異なる場合にも対応することができる。
【0013】
(3) 上記囲繞部は、弾性材料により構成し、釣竿の後端部が圧入される開口部を有する有底筒状に形成することもできる。
【0014】
この構成によれば、釣竿の後端部が開口部から囲繞部に圧入されるので、当該開口部が弾性的に拡径し、釣竿の後端部を囲繞する。そして、その状態での緊迫力によって、釣竿の後端部が一定の保持力で確実に囲繞保持される。さらに、このように上記開口部の内径を拡縮させることができるので、釣竿の後端部の外径が異なる場合にも対応することができる。
【0015】
また、上記囲繞部は、上記開口部に連続し、筒軸方向に延びるスリットを有するように形成することができる。このようにすれば、スリットによって上記開口部の内径を一層柔軟に拡縮させることができるから、後端部の外径が異なるさまざまな釣竿に適用することができる。
【0016】
(4) 上記開口部の端部の内径が、漸次拡径されるように形成することができる。このようにすれば、上記開口部の端部がいわゆる漏斗状に形成されるから、釣竿の後端部を囲繞部へ挿入する際に案内することができ、釣竿の収納作業が容易となる。
【0017】
(5) また、上記囲繞部は、弾性部材を介して釣竿を囲繞保持するように構成することができる。このようにすれば、釣竿は弾性部材に囲繞されるから囲繞部と摺接することによって釣竿に傷等がつくのを防止することができる。また、釣竿の後端部の保持が一層確実なものとなる。
【0018】
(6) 上記囲繞部の内底部に、内壁面から内底面の方向へ内径が漸次縮径されるように傾斜面を形成することができる。このようにすれば、傾斜面により囲繞部の内底部の内径が漸次縮径されるから、釣竿の後端部を安定して囲繞することができるという利点がある。
【0019】
また、上記囲繞部の内部に、内径を内底面側へ漸次縮径する内径縮径部材を配設することもできる。このようにすれば、囲繞部自体に設計変更を施さなくても、その内径を簡単に小さくすることができる。これにより、単一の釣竿収納アダプタであっても、外径の大きな釣竿から外径の小さい釣竿まで、安定して囲繞することができるという利点がある。
【0020】
(7) さらに、上記基部と囲繞部とを、合成樹脂により一体的に形成するこもできる。このようにすれば、釣竿収納アダプタをきわめて安価に製造することができるという利点がある。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0022】
図1は、本発明の一実施形態に係る釣竿収納アダプタ(以下、単に「アダプタ」という。)の斜視図である。また、図2はアダプタの断面図であり、(a)図は図1におけるA−A断面およびB−B断面、(b)図は図1におけるC−C断面、(c)図は図1におけるD−D断面、(d)図は図1におけるE−E断面を示している。
【0023】
このアダプタ10は、釣竿を収納するロッドケース内に配置されるものであり、それによって、後に詳述するように、複数の釣竿をリールを装着したまま整列して収納することができるようになっている。
【0024】
アダプタ10は、基部11と囲繞部12とを備えている。本実施形態では、アダプタ10は、たとえばPP(ポリプロピレン)、ABS樹脂(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂)、EVA樹脂(エチレン酢酸ビニル共重合体樹脂)等の合成樹脂により成形されており、基部11および囲繞部12が一体的に形成されている。アダプタ10の成形は、金型等を用いた成型により行うことができる。なお、アダプタ10を構成する材料は上記合成樹脂に限定されるはことなく、後述するように囲繞部12の弾性変形が可能なものであれば他の弾性材料を採用することができる。本実施形態のように、アダプタ10を成型することにより、アダプタ10をきわめて安価に製造することができるという利点がある。
【0025】
基部11は図に示すような棒状に形成されており、平面に形成された底面13を備えている。図2(a)ないし(c)に示すように、本実施形態では基部11は、断面形状が略十字状に形成されている。これは、アダプタ10を成型する場合に肉厚を薄くするためであり、断面形状を円形や多角形状にすることもできる。ただし、本実施形態のように断面形状を略十字状にすることによって、基部11を軽量で剛性の高いものとすることができる。また、基部11の長手方向寸法Lは、適宜設定することができるが、収納されるさまざまな釣竿の寸法に対応させるために100mm〜200mmの範囲で設定するのが好ましい。
【0026】
囲繞部12は、基部11の先端部に連続して形成されている。囲繞部12は、底部14を備えた円筒状に形成されている。囲繞部12は、図1に示すようにその周面にスリット15が設けられている。このスリット15は、囲繞部12の筒軸方向に延びるように形成されており、図2(d)に示すように4方向に設けられている。なお、スリット15は4つに限定されるものではなく、その数に特別の制限はない。
【0027】
囲繞部12の先端部には、開口16を有する開口部17が形成されている。上記スリット15は、この開口部17の開口16に連続している。また、開口部17の端部は図1に示すように漏斗状に拡径されており、開口16の内径が漸次拡径されている。本実施形態では、開口16の内径は25mmに設定されている。ただし、この内径は、収納されるさまざまな釣竿の寸法に対応させるために15mm〜35mmの範囲で適宜設定することができる。また、囲繞部12の内径は、底部14側ほど大きくなるように形成されており、底部14部分の内径は、18mm〜35mm程度(本実施形態では30mm)に設定することができる。
【0028】
なお、本実施形態では、アダプタ10を一体的に形成しているが、基部11と囲繞部12とを別々に構成し、これらを組み付けるようにすることもできる。また、基部11および囲繞部12を合成樹脂で構成するほかに、他の材料、たとえば木材や金属等により構成することもできる。
【0029】
図3は、アダプタ10を用いて釣竿をロッドケースに収納した状態を示している。図1および図3を参照して、アダプタ10の使用方法について説明する。
【0030】
まず、釣竿22の後端部23をアダプタ10の囲繞部12に挿入する。これにより、当該後端部23を一定の保持力で囲繞保持することができる。そして、アダプタ10を装着した釣竿22を、アダプタ10の基部11の底面13がロッドケース20の内底面21に当接するようにロッドケース20内に配置する。
【0031】
基部11は棒状に形成されているから、ロッドケース20に収納された釣竿22は、ロッドケース20の内面21から持ち上げられた状態で配置される。しかも、上記基部11が棒状に形成されるから、アダプタ10をロッドケース20内に配置するために広いスペースを必要としない。
【0032】
このようにして釣竿22をロッドケース20内に収納することによって、釣竿22の両側(図3において、紙面に垂直な方向に沿った釣竿22の両隣)に別の釣竿24(同図では、釣竿22の手前側の釣竿の図示は省略)を配置・収納することができる。この釣竿24は、その後端部25をロッドケース20の内面21に当接させた状態で収納することができ、これにより、ロッドケース20内で釣竿22と釣竿24とを、その配置高さを異ならせて収納することができる。釣竿22の手前側に配置される他の釣竿についても同様である。
【0033】
したがって、釣竿22,24にリール25,26を装着した場合であっても、釣竿22,24を互いにその配置高さを異ならせて収納することができるから、リール25,26同士の衝突を避けて安全に複数の釣竿22,24を収納することができる。しかも、ロッドケース内に設けられた部位(従来のような竿受部)に釣竿22を挿入するのではなく、予めアダプタ10を装着して釣竿22をロッドケースに収納するものであるから、釣竿収納作業がきわめて簡単である。
【0034】
また、アダプタ10は、ロッドケース20内に配置するために広いスペースを必要としないので、ロッドケース20内のスペース効率を向上させ、少なくとも、3本の釣竿をリールを装着したまま収納することができる。また、ロッドケース20の構成を何ら変更することがないので、アダプタ10は従来のロッドケースのすべてに対応することができる。したがって、ロッドケース自体のコストアップにつながることはない。
【0035】
特に、本実施形態に係るアダプタ10によれば、次のような作用効果を奏する。
【0036】
まず、本実施形態では、上記釣竿22の後端部23の外径は、30mmである。囲繞部12は、弾性材料により構成され、開口部17を有する有底筒状に形成されている。したがって、釣竿22を収納する場合には、釣竿22の後端部23を開口部17から圧入することになるが、このとき、開口部17が弾性的に拡径し、当該後端部23を囲繞する。そして、この状態での緊迫力によって、当該後端部23が一定の保持力で確実に囲繞保持される。このように上記開口部17の内径を拡縮させることができるので、後端部の外径が異なる釣竿にも適用することができる。しかも、囲繞部12はスリット15を有するので、開口部17の内径を一層柔軟に拡縮させることができる。したがって、後端部の外径が異なるさまざまな釣竿にも適用することができるという利点がある。もっとも、このスリット15は無くすこともできる。
【0037】
また、開口部17の端部がいわゆる漏斗状に形成されている。これにより、釣竿22の後端部23を囲繞部12へ挿入する際に、挿入を案内することができるので、釣竿22の収納作業が容易となる。もっとも、開口部17の端部をかかる漏斗状に形成しなくてもよい。
【0038】
本実施形態では、囲繞部12の開口部17の内径を釣竿22の後端部23の外径よりも小さくし、囲繞部12によって釣竿22の後端部23を一定の保持力(上記緊迫力)で保持するようにしたが、上記開口部17の内径を釣竿22の後端部23の外径と同様またはそれ以上に設定することもできる。
【0039】
このようにすれば、釣竿22は、その後端部23が囲繞部12により支持され、ロッドケース20の内底面21から持ち上げられた状態で収納される。この場合も上述したと同様に、複数の釣竿を複数整列して収納することができる。
【0040】
次に、図4は、本実施形態の変形例に係るアダプタ30の要部斜視図である。
【0041】
同図に示すように本変形例では、囲繞部12の内面に弾性部材31が設けられている。この弾性部材31は、たとえば発泡EVA(エチレン酢酸ビニル共重合体樹脂)等を採用することができる。弾性部材31は、薄肉板状に形成されており、囲繞部12の内面に貼り付けられている。本変形例では、上述したように囲繞部12に上記スリット15が4方に設けられているので、弾性部材31は、囲繞部12の内面の周方向に沿って4枚設けられた状態となっている。なお、このスリット15が設けられないときは、弾性部材31を円筒状に形成し、これを囲繞部12の内面に貼り付けるようにすることができる。
【0042】
この弾性部材31を設けることにより、上記釣竿22(図3参照)は、弾性部材31を介して囲繞部12により囲繞保持される。したがって、釣竿22は囲繞部12と直接摺接することがなく、釣竿12に傷等がつくのを防止することができる。しかも、弾性部材31の弾性変形により、釣竿12の後端部23の保持が一層確実なものとなる。
【0043】
また、本変形例では、図5に示すように、囲繞部12の先端部に締付バンド(縮径部材)33を設けることができる。この締付バンド33は、たとえばマジックテープ(登録商標)により構成することができるが、これに限定されるものではなく、伸縮性のあるゴム材料等を採用することができる。この締付バンド33は、囲繞部12の先端部の外側に取り付けられている。
【0044】
このようにすれば、釣竿22の後端部23(図3参照)を囲繞部12により保持したときに、締付バンド33を囲繞部12の外周面に沿って巻き付けることによって、開口部17の内径を縮径することができる。これにより、釣竿22の後端部23を締め付けて確実に保持することができる。
【0045】
また、かかる締付バンド33を設けることにより、開口部17の内径をほぼすべての釣竿の後端部が挿入できる値に設定しておいても、締付バンド33を囲繞部12に巻き付けることによって、釣竿の後端部を囲繞部12によって確実にほじすることができる。
【0046】
さらに、図6は、本実施形態の第2の変形例に係るアダプタ50の内底部51の要部拡大断面図である。
【0047】
同図に示すように本変形例では、囲繞部12の内底面38と内壁面39とが連続する部分(内底部51)に、傾斜面40が形成されている。この傾斜面40を設けることにより、内底部51の内径は漸次縮径されており、内底面38の内径が25mmに設定されている。もっとも、この寸法は釣竿の後端部の外径に対応させて自由に設計変更することができる。このように傾斜面40を設けることにより、釣竿の後端部を安定して囲繞することができる。
【0048】
また、図7は、本実施形態の第3の変形例に係るアダプタ50の内底部51の要部拡大断面図である。
【0049】
同図に示すように本変形例では、囲繞部12の内底部51に中子41(内径縮径部材)が嵌め込まれている。この中子41は、円形の器状に形成されており、たとえばPP(ポリプロピレン)、ABS樹脂(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂)、EVA樹脂(エチレン酢酸ビニル共重合体樹脂)等の合成樹脂により構成することができる。本変形例では、中子41の外径は30mm、内径は25mmに設定されており、中子41が内底面38に当接する状態で配置されている。もっとも、これらの寸法は、囲繞部12の内径および囲繞する釣竿の外径に応じて自由に設計変更することができる。
【0050】
このように中子41を設けることによって、囲繞部12の内径を簡単に小さくすることができる。これにより、単一のアダプタ30であっても、外径の大きな釣竿から外径の小さい釣竿まで、安定して囲繞することができるという利点がある。
【0051】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、釣竿をロッドケースの内面から底上げした状態で収納することができる。したがって、釣竿にリールを装着した場合であっても、釣竿を長手方向にずらせて収納することができるから、リール同士の衝突を避けて安全に釣竿を収納することができる。しかも、予め釣竿にアダプタを装着することによって、ロッドケースへの釣竿の収納がきわめて簡単である。
【0052】
また、釣竿収納アダプタの基部が棒状に形成されており、収納される釣竿をロッドケース内で持ち上げるためのものであるから、その配置のためにロッドケース内に広い配置スペースを要することがなく、ロッドケース内のスペース効率を向上させ、複数の釣竿を収納することができる。
【0053】
さらに、従来のロッドケースのすべてに対応することができるので、ロッドケース自体のコストアップとなることはないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る釣竿収納アダプタの斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る釣竿収納アダプタの断面図であり、(a)図は図1におけるA−A断面およびB−B断面、(b)図は図1におけるC−C断面、(c)図は図1におけるD−D断面、(d)図は図1におけるE−E断面を示す。
【図3】本発明の一実施形態に係る釣竿収納アダプタを用いて釣竿をロッドケースに収納した状態を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態の変形例に係るアダプタの要部斜視図である。
【図5】本発明の一実施形態の他の変形例に係るアダプタの要部斜視図である。
【図6】本発明の一実施形態の第2の変形例に係るアダプタの内底部の要部拡大断面図である。
【図7】本発明の一実施形態の第3の変形例に係るアダプタの内底部の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
10 アダプタ
11 基部
12 囲繞部
13 底面
14 底部
15 スリット
16 開口
17 開口部
20 ロッドケース
21 内定面
22 釣竿
23 後端部
24 釣竿
30 アダプタ
31 弾性部材
33 締付バンド
38 内底面
39 内壁面
40 傾斜面
50 アダプタ
51 内底部

Claims (10)

  1. 釣竿を収納するロッドケース内に配置される釣竿収納アダプタであって、
    底面を有する棒状の基部と、釣竿の後端部を囲繞する囲繞部とを備えたことを特徴とする釣竿収納アダプタ。
  2. 請求項1記載の釣竿収納アダプタにおいて、
    上記囲繞部は、釣竿の後端部を一定の保持力で囲繞保持するように構成されていることを特徴とする釣竿収納アダプタ。
  3. 請求項1または2記載の釣竿収納アダプタにおいて、
    上記囲繞部は、釣竿の後端部が挿入される開口部を有する有底筒状に形成されており、
    上記開口部の内径を縮径させる縮径部材が備えられていることを特徴とする釣竿収納アダプタ。
  4. 請求項1または2記載の釣竿収納アダプタにおいて、
    上記囲繞部は、弾性材料により構成され、釣竿の後端部が圧入される開口部を有する有底筒状に形成されていることを特徴とする釣竿収納アダプタ。
  5. 請求項4記載の釣竿収納アダプタにおいて、
    上記囲繞部は、
    上記開口部に連続し、筒軸方向に延びるスリットが設けられていることを特徴とする釣竿収納アダプタ。
  6. 請求項3ないし5のいずれかに記載の釣竿収納アダプタにおいて、
    上記開口部の端部は、漸次拡径されていることを特徴とする釣竿収納アダプタ。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の釣竿収納アダプタにおいて、
    上記囲繞部は、弾性部材を介して釣竿を囲繞するように構成されていることを特徴とする釣竿収納アダプタ。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の釣竿収納アダプタにおいて、
    上記囲繞部の内底部には、内壁面から内底面の方向へ内径が漸次縮径されるように傾斜面が形成されていることを特徴とする釣竿収納アダプタ。
  9. 請求項1ないし7のいずれかに記載の釣竿収納アダプタにおいて、
    上記囲繞部の内部には、内径を内底面側へ漸次縮径する内径縮径部材が配設されていることを特徴とする釣竿収納アダプタ。
  10. 請求項1ないし7のいずれかに記載の釣竿収納アダプタにおいて、
    上記基部と囲繞部とは、合成樹脂により一体的に形成されていることを特徴とする釣竿収納アダプタ。
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