JP3795388B2 - ラミネーター - Google Patents

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、長尺透明ラミネートフィルムの間に、不連続な紙葉体を挟み込んで加熱圧着するラミネーターに関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】
従来のラミネーターの一例としては、一対の熱可塑性の長尺透明ラミネートフィルムを巻回した上下一対の巻きロールと、巻きロールから導き出された上下の長尺透明ラミネートフィルムの間に紙葉体を送り込むベルトコンベヤと、上下の長尺透明ラミネートフィルムの少なくとも一方を加熱する加熱装置と、上記巻きロールの下流側に配置され、加熱された上下の長尺透明ラミネートフィルム同士を圧着する上下一対の圧着ローラと、圧着ローラより下流側に送り方向に並べて配設された、上流側から順に第一、第二の送りローラと、第二の送りローラの下流側に配設された、圧着された長尺透明ラミネートフィルムを一定間隔で切断してラミネート完成体を作り出すカッターとを備えるものがある。
【0003】
このようなラミネーターにおいては、第一、第二の送りローラによってラミネートフィルムを上流側から下流側に送りながら、カッターでラミネートフイルムを切断すると、ラミネートフィルムの切断面が、ラミネートフィルムの側辺に対して直交しなくなってしまうとともに、カッターによるラミネートフィルムの切断位置の制御を高精度で行なえなくなってしまう。
【0004】
このような問題を解決するためには、全ての送りローラを一旦停止させてからカッターを作動させればよいが、全ての送りローラを停止させてしまうと、ラミネートフィルムに圧着ローラが接触した跡が残ってしまい、ラミネート完成体の仕上がりが悪くなってしまう。
【0005】
【発明の目的】
本発明は、ラミネートフィルムに圧着ローラが接触した跡が残らないようにしつつ、ラミネートフィルムの切断面が、ラミネートフィルムの側辺に対して直交するようにし、かつ、カッターによるラミネートフィルムの切断位置の制御を高精度で行なえるようにしたラミネーターを提供することを目的とする。
【0006】
【発明の概要】
本発明は、長尺透明ラミネートフィルムを巻回した一対の巻きロール;この一対の巻きロールから導き出された長尺透明ラミネートフィルムの間に、不連続な紙葉体を挟み込んで圧着する一対の圧着ローラ;この一対の圧着ローラの下流側に、送り方向に位置を異ならせて配置された上流側から順に第一、第二の送りローラ;該第二の送りローラの下流側に配置されたカッター;上記第一、第二の送りローラによって送られる長尺透明ラミネートフィルムに挟着されている紙葉体の前後位置を検知するセンサ;及び上記センサが紙葉体の前後端縁位置を検知したとき、同じ速度で高速回転している第一、第二の送りローラの送り速度をともに同じ速度まで減速してから第二の送りローラの送り速度をゼロにして、上記第一の送りローラと第二の送りローラとの間で上記長尺透明ラミネートフィルムをたるませながらカッターを動作させ、先に第二の送りローラの送り速度を元の高速回転に戻して、その後に第一の送りローラの送り速度を元の高速回転に戻して、第一の送りローラと第二の送りローラとの間の上記長尺透明ラミネートフィルムのたるみを取る送り速度制御機構;を有することを特徴としている。
【0007】
別の態様によると、本発明は、長尺透明ラミネートフィルムを巻回した一対の巻きロール;この一対の巻きロールから導き出された長尺透明ラミネートフィルムの間に、不連続な紙葉体を挟み込んで圧着する一対の圧着ローラ;この一対の圧着ローラの下流側に、送り方向に位置を異ならせて配置された上流側から順に第一、第二の送りローラ;該第二の送りローラの下流側に配置されたカッター;上記第一、第二の送りローラによって送られる長尺透明ラミネートフィルムに挟着されている紙葉体の前後位置を検知するセンサ;及び上記センサが紙葉体の前後端縁位置を検知したとき、同じ速度で高速回転している第一、第二の送りローラの送り速度をともに同じ速度まで減速してから第二の送りローラの送り速度をゼロにして、上記第一の送りローラと第二の送りローラとの間で上記長尺透明ラミネートフィルムをたるませながらカッターを動作させ、その後、第一の送りローラの送り速度を元の高速回転に戻すのと同時に、第二の送りローラの回転速度を第一の送りローラの回転速度より速くして、第一の送りローラと第二の送りローラとの間の上記長尺透明ラミネートフィルムのたるみを取り、その後、第二の送りローラの送り速度を減速して第一の送りローラの送り速度と同じ回転速度とする速度制御機構;を有することを特徴としている。
【0009】
さらに、上記カッターの下流側に、上記第二の送りローラと同期しながら回転する第三の送りローラを配設するのが好ましい。
【0010】
【発明の実施形態】
以下、添付図面を参照して、本発明を事務用卓上型ローラ式ラミネーター10に適用した一実施形態について説明する。
【0011】
ハウジング12の前面(図1の右側を「前方」、左側を「後方」とする)には、紙葉体P1、P2、P3、P4・・・を挿入するための挿入口12aが設けられており、ハウジング12の後面には、後述するラミネート完成体Rを排出するための排出口12bが形成されている。
【0012】
ハウジング12の内部には、左右方向(図2の上下方向)を向く上下一対の圧着ローラ14A、14Bが配設されており、圧着ローラ14A、14Bの後方には、左右方向を向く上下一対の第一の送りローラ16A、16Bと、第二の送りローラ18A、18Bと、第三の送りローラ20A、20Bが配設されている。各ローラ14A、14B、16A、16B、18A、18B、20A、20Bは互いに平行関係にある。対をなす各ローラ14A、14B、16A、16B、18A、18B、20A、20Bの対向面はそれぞれ互いに接触しており、対をなす各ローラ14A、14B、16A、16B、18A、18B、20A、20Bの接触線を全て含む平面は、挿入口12aおよび排出口12bと同じ高さに位置するほぼ水平な送り平面22を構成している。
圧着ローラ14A、14Bと第一の送りローラ16A、16Bは、モータM1に共通のベルト(図示略)を介して連係されており、全ローラ14A、14B、16A、16Bは同期しながら回転する。
また、第二の送りローラ18A、18Bと第三の送りローラ20A、20Bは、モータM2に共通のベルト(図示略)を介して連係されており、全ローラ18A、18B、20A、20Bは同期しながら回転する。
【0013】
ハウジング12の内部には、一対の圧着ローラ14A、14Bの上方と下方とにそれぞれ位置する左右方向を向く上下一対のラミネートフィルムロール(巻きロール)22A、22Bが、上記各ローラ14A、14B、16A、16B、18A、18B、20A、20Bと平行をなすように配設されており、上下のラミネートフィルムローラ22A、22Bには長尺透明のラミネートフィルムF1、F2が巻回されている。
【0014】
上方のラミネートフィルムロール22Aから下方に向かって延出するラミネートフィルムF1は、上方の圧着ローラ14Aに巻き付けられて方向をほぼ90°変換し、上下の圧着ローラ14A、14Bの間を通って、送り平面22に沿って後方に向かい、上下の各送りローラ16A、16B、18A、18B、20A、20Bの間に挟まれる。下方のラミネートフィルムロール22Bから上方に向かって延出するラミネートフィルムF2は、下方の圧着ローラ14Bに巻き付けられて方向をほぼ90°変換し、上下の圧着ローラ14A、14Bの間を通って、送り平面22に沿って後方に向かい、上下の送りローラ16A、16B、18A、18B、20A、20Bの間に挟まれる。
【0015】
ハウジング12内部の圧着ローラ14A、14Bの前方には、モータM3により図1の矢印方向に移動して、紙葉体Pを、圧着ローラ14A、14Bの間に送り込むベルトコンベヤ24が配設されており、このベルトコンベヤ24の上面は送り平面22とほぼ同じ高さに位置している。
【0016】
上方の圧着ローラ14Aの近傍には、上方のラミネートフィルムロール22Aを出て圧着ローラ14Aに至るラミネートフィルムF1を加熱する赤外線加熱器(図示略)が配設されている。すなわち、この実施形態は、紙葉体P1、P2、P3・・・を挟着する一対のラミネートフィルムF1、F2の一方のみを加熱するタイプである。ラミネートフィルムF1は、加熱されることで接着性を生じる熱可塑性のものであり、その具体的構造は問わない。
【0017】
第一の送りローラ16Aの直前と、第二の送りローラ18Aの直後には、紙葉体P1、P2、P3・・・の前端縁と後端縁が近接したことをそれぞれ検知するセンサS1、S2が配設されている。
【0018】
また、第三の送りローラ20Bの直前には、各ローラ14A、14B、16A、16B、18A、18B、20A、20Bの軸方向を向くとともに、その上面にラミネートフィルムF2の下面を支持する垂直な固定刃26が配設されており、この固定刃26の右側(図2の上側)には、下端に形成された刃部が固定刃26の上端部と同じ高さに位置するカッター28が配設されている。このカッター28は、モータM4により、固定刃26の前縁部に沿って、各ローラ14A、14B、16A、16B、18A、18B、20A、20Bの軸方向を往復移動し、固定刃26と協働してラミネートフィルムF1、F2を直線的に切断する。
【0019】
上述した赤外線加熱器、モータM1乃至M4とセンサS1、S2は、ハウジング12内に配設された制御回路に接続されており、制御回路は図示を省略した電源スイッチに接続されている。
【0020】
上記の第一、第二、第三の送りローラ16A、16B、18A、18B、20A、20B、モータM1、M2、M4とセンサS1、S2、及び制御回路により送り速度制御機構が構成されている。
【0021】
第二の送りローラ18Aの近傍にはエンコーダー(図示略)が配設されている。このエンコーダーは制御回路に接続されており、第二の送りローラ18Aの回転数から算出したラミネートフィルムF1、F2の走行距離情報を制御回路に伝達する。
【0022】
次に、上記構成のローラ式ラミネーター10の使用要領について説明する。
【0023】
先ず、第1の使用要領について図1乃至図5を参照しながら説明する。
電源スイッチをONにすると、赤外線加熱器が作動し、制御回路からモータM1乃至M3とセンサS1、S2に信号が送られ、センサS1、S2が作動するとともに、モータM1乃至M3が作動して、各ローラ14A、14B、16A、16B、18A、18B、20A、20Bとベルトコンベヤ24が回転する。
【0024】
複数の紙葉体P1、P2、P3、P4・・・・を一定間隔で挿入口12aに挿入すると、各紙葉体P1、P2、P3・・・は、順次、挿入口12aを通ってベルトコンベヤ24の上面に載せられ、移動するベルトにより上下の圧着ローラ14A、14Bの間に送られ、上下のラミネートフィルムF1、F2の間に挟まれる。
【0025】
紙葉体Pが上下のラミネートフィルムF1、F2の間に挟まれると、上方のラミネートフィルムF1の紙葉体P1、P2、P3・・・の周辺部分が下方のラミネートフィルムF2に溶着するとともに、上方のラミネートフィルムF1が紙葉体P1、P2、P3・・・の上面に接着する。ラミネートフィルムF1、F2と紙葉体P1、P2、P3・・・は、圧着ローラ14A、14B及び各送りローラ16A、16B、18A、18B、20A、20Bの回転力により、送り平面22に沿って排出口12b側に水平移動する。
【0026】
図5の上段のグラフは、圧着ローラ14A、14Bと第一の送りローラ16A、16Bの回転速度の時間ごとの変化を示しており、下段のグラフは、第二、第三の送りローラ18A、18B、20A、20Bの回転速度の時間ごとの変化を示している。
圧着ローラ14A、14Bと第一、第二、第三の送りローラ16A、16B、18A、18B、20A、20Bは最初高速回転しているが(グラフ中の(1)、(1’)参照)、センサS1、S2が先頭の紙葉体P1の前端縁と後端縁が近接したことを同時に検知すると、センサS1、S2から制御回路に検知信号が送られ、検知信号を受けた制御回路は、モータM1、M2に信号を送り、圧着ローラ14A、14Bと第一、第二、第三の送りローラ16A、16B、18A、18B、20A、20Bの回転速度を減速し、圧着ローラ14A、14Bと第一、第二、第三の送りローラ16A、16B、18A、18B、20A、20Bを低速回転させる(グラフ中の(2)、(2’)参照)。
【0027】
この後、エンコーダーからの走行距離情報により、制御回路が、ラミネートフィルムF1、F2が所定距離だけ走行したと判断すると、圧着ローラ14A、14Bと第一の送りローラ16A、16Bを低速回転させたまま、制御回路からモータM2へ信号が送られ第二、第三の送りローラ18A、18B、20A、20Bの回転速度がゼロになる(グラフ中の(2’’)参照)。すると、ラミネートフィルムF1、F2が第一の送りローラ16A、16Bと第二の送りローラ18A、18Bの間で下向きに撓み(図示略)、制御回路からモータM4に信号が送られ、カッター28が、ラミネートフィルムF1、F2の後端縁の直後を図2の実線で示す初期位置から仮想線で示す切断完了位置まで直線的に移動し、その後、初期位置に復帰する。
【0028】
カッター28が初期位置に復帰すると、制御回路からモータM2に信号が送られ、第二、第三の送りローラ18A、18B、20A、20Bが再び高速回転する(グラフ中の(3’)参照)。エンコーダからの走行距離情報により、第二の送りローラ18AによってラミネートフィルムF1、F2が所定距離だけ走行したと制御回路が判断すると、制御御回路からモータM1に信号が送られ、圧着ローラ14A、14Bと第一の送りローラ16A、16Bも再び高速回転し(グラフ中の(3)、(3’)参照)、ラミネートフィルムF1、F2の下向きの撓みが無くなる。
【0029】
圧着ローラ14A、14Bと各送りローラ16A、16B、18A、18B、20A、20Bが再び高速回転する(グラフ中の(1)(1’)参照)ことにより、図1乃至図3に示すように、ラミネートフィルムF1、F2の後端部が排出口12bからハウジング12の外部に突出し、2枚目の紙葉体P2の前端縁と後端縁が前後のセンサS1、S2によって同時に検知されると、圧着ローラ14A、14Bと第一、第二、第三の送りローラ16A、16B、18A、18B、20A、20Bの回転速度が低速となり(グラフ中の(2)(2’)参照)、その後、第二、第三の送りローラ18A、18B、20A、20Bの回転速度がゼロとなり(グラフ中の(2’’)参照)、第一、第二の送りローラ16A、16B、18A、18Bの間でラミネートフィルムF1、F2が下向きに撓み(図3参照)、カッター28が各ローラ14A、14B、16A、16B、18A、18B、20A、20Bの軸方向(ラミネートフィルムF1、F2に直交する方向)に往復移動することにより、ラミネートフィルムF1、F2の第二、第三の送りローラ18A、18B、20A、20Bによって支持された部分が直線的に切断され、ラミネート完成体Rが得られる(図3参照)。
【0030】
その後、第二、第三の送りローラ18A、18B、20A、20Bが再び高速回転し(グラフ中の(3’)参照)、これに少し遅れて第一の送りローラ16A、16Bが再び高速回転する(グラフ中の(3)参照)と、第三の送りローラ20A、20Bによってラミネート完成体Rが排出口12Bからハウジング12の外部に排出される(図4参照)とともに、第一、第二の送りローラ16A、16B、18A、18Bの間のラミネートフィルムF1、F2の撓みが無くなり、ラミネートフィルムは直線状になる(図4参照)。
【0031】
このような手順により、上下のラミネートフィルムF1、F2の間に紙葉体P1、P2、P3・・・を挟んだラミネート完成体Rが、次々と排出口12bから排出される。
【0032】
図6は、第2の使用要領における圧着ローラ14A、14Bと第一、第二、第三の送りローラ16A、16B、18A、18B、20A、20Bと第三の送りローラ20A、20Bの時間ごとの回転速度を示すグラフである。上段のグラフは、圧着ローラ14A、14Bと第一の送りローラ16A、16Bの回転速度の時間ごとの変化を示しており、下段のグラフは、第二、第三の送りローラ18A、18B、20A、20Bの回転速度の時間ごとの変化を示している。
この使用要領では、圧着ローラ14A、14Bと第一、第二、第三の送りローラ16A、16B、18A、18B、20A、20Bの回転速度の制御方法が、第1の使用要領のそれとは異なる。
【0033】
圧着ローラ14A、14Bと第一、第二、第三の送りローラ16A、16B、18A、18B、20A、20Bは最初の高速回転(グラフ中の(1)、(1’)参照)から低速回転(グラフ中の(2)、(2’)参照)を経て、第二、第三の送りローラ18A、18B、20A、20Bが停止して(グラフ中の(2’’)参照)、ラミネートフィルムF1、F2が第一の送りローラ16A、16Bと第二の送りローラ18A、18Bの間で下向きに撓むまでは第1の使用要領と同様であるが、カッター28が、初期位置と切断完了位置の間を直線的に往復移動した後、圧着ローラ14A、14Bと第一の送りローラ16A、16Bは高速回転し(グラフ中の(3)参照)、これと同時に、第二、第三の送りローラ18A、18B、20A、20Bが、圧着ローラ14A、14Bと第一の送りローラ16A、16Bよりもさらに速い速度で回転する(グラフ中の(3’)参照)。
この際の第一の送りローラ16A、16Bと第二の送りローラ18A、18Bの回転速度の差により、第一の送りローラ16A、16Bと第二の送りローラ18A、18Bの間にあるラミネートフィルムF1、F2の撓みが無くなる。
この後、第二、第三の送りローラ18A、18B、20A、20Bは減速され、圧着ローラ14A、14Bと第一の送りローラ16A、16Bと同じ速度で高速回転(グラフ中の(3’’)参照)する。
【0034】
このような本実施形態によれば、第二、第三の送りローラ18A、18B、20A、20BによるラミネートフィルムF1、F2の移動速度を一旦ゼロにした状態で、ラミネートフィルムF1、F2をカッター28により切断しているので、ラミネートフィルムF1、F2を、その側辺に対して直交するように直線的に切断することができるとともに、カッター28によるラミネートフィルムF1、F2の切断位置の制御を高精度で行なうことができる。
【0035】
また、圧着ローラ14A、14Bと全ての送りローラ16A、16B、18A、18B、20A、20Bを同時に停止させるのでなく、圧着ローラ14A、14Bと第一の送りローラ16A、16Bを減速させ、かつ第二、第三の送りローラ18A、18B、20A、20Bを停止させているだけなので、ラミネートフィルムF1、F2に圧着ローラ14A、14Bが接触した跡が残ることはなく、ラミネート完成体Rの仕上がりは良好となる。
【0036】
上記各実施形態は、紙葉体P1、P2、P3・・・を一対のラミネートフィルムF1、F2の間に挟着するタイプであるが、本発明は、1枚の紙葉体と1枚のラミネートフィルムを接着するタイプ、これらの永久接着タイプと剥離可能な剥離タイプ等、熱可塑性のラミネートフィルムと紙葉体を加熱圧着するものであれば、すべて適用できる。
【0037】
なお、本実施形態のラミネーター10は、ベルトコンベヤ24、ラミネートフィルムロール22A、22B、第一、第二、第三の送りローラ16A、16B、18A、18B、20A、20B、固定刃26、カッター28および各モータM1乃至M4を単一のハウジング12内に収納したものであるが、図1の仮想線で示すように、それぞれ個別のハウジングを有する送り部ユニットUA(ベルトコンベヤ24とモータM3を収納)、ラミネート部ユニットUB(ラミネートフィルムロール22A、22B、第一の送りローラ16A、16B、センサS1を収納)、カッター部ユニットUC(第二、第三の送りローラ18A、18B、20A、20B、固定刃26、カッター28、センサS2を収納)に分割し、各ユニットUA、UB、UCを互いに結合させてもよい。この場合も、各モータM1乃至M4を制御回路に接続して、ベルトコンベヤ24、圧着ローラ14A、14B、第一、第二、第三の送りローラ16A、16B、18A、18B、20A、20B、カッター28の動きを互いに連係させる必要がある。
【0038】
また、本実施形態では2つのセンサS1、S2を用いているが、S1またはS2のいずれか一つセンサのみとすることもできる。
【0039】
さらに、モータを一つとし、このモータとベルトコンベヤ24、第一、第二、第三の送りローラ16A、16B、18A、18B、20A、20B、カッター28を、クラッチやギヤ等を介して連係させて、これらの部材が上記と同様の動きをするようにすることも可能である。
【0040】
【発明の効果】
本発明によれば、ラミネートフィルムに圧着ローラが接触した跡が残らないようにしつつ、ラミネートフィルムの切断面が、ラミネートフィルムの側辺に対して直交するようにし、かつ、カッターによるラミネートフィルムの切断位置の制御を高精度で行なえるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した事務用卓上型ラミネーターの一実施形態の、各送りローラが高速回転している状態を示す縦断側面図である。
【図2】同じく、ハウジングを省略した、ラミネーター内部の状態を示す平面図である。
【図3】同じく、圧着ローラと第一の送りローラが低速回転し、第二、第三の送りローラが停止して、カッターがラミネートフィルムを切断している状態を示すラミネーターの縦断側面図である。
【図4】同じく、カッターによりラミネートフィルムが切断され、圧着ローラ、第一、第二、第三の送りローラが高速回転状態に復帰した状態を示すラミネーターの縦断側面図である。
【図5】同じく、第1の使用要領における圧着ローラ、第一、第二、第三の送りローラの各時間ごとの回転速度を比較して示すグラフである。
【図6】同じく、第2の使用要領における圧着ローラ、第一、第二、第三の送りローラの各時間ごとの回転速度を比較して示すグラフである。
【符号の説明】
10 ラミネーター
12 ハウジング
12a 挿入口
12b 排出口
14A 圧着ローラ
14B 圧着ローラ
16A 第一の送りローラ
16B 第一の送りローラ
18A 第二の送りローラ
18B 第二の送りローラ
20A 第三の送りローラ
20B 第三の送りローラ
22A ラミネートフィルムロール(巻きロール)
22B ラミネートフィルムロール(巻きロール)
22 送り平面
24 ベルトコンベヤ
26 固定刃
28 カッター
F1 ラミネートフィルム
F2 ラミネートフィルム
M1 モータ
M2 モータ
M3 モータ
M4 モータ
R ラミネート完成体
S1 センサ
S2 センサ
P1 紙葉体
P2 紙葉体
P3 紙葉体

Claims (3)

  1. 長尺透明ラミネートフィルムを巻回した一対の巻きロール;
    この一対の巻きロールから導き出された長尺透明ラミネートフィルムの間に、
    不連続な紙葉体を挟み込んで圧着する一対の圧着ローラ;
    この一対の圧着ローラの下流側に、送り方向に位置を異ならせて配置された上流側から順に第一、第二の送りローラ;
    該第二の送りローラの下流側に配置されたカッター;
    上記第一、第二の送りローラによって送られる長尺透明ラミネートフィルムに挟着されている紙葉体の前後位置を検知するセンサ;
    及び
    上記センサが紙葉体の前後端縁位置を検知したとき、同じ速度で高速回転している第一、第二の送りローラの送り速度をともに同じ速度まで減速してから第二の送りローラの送り速度をゼロにして、上記第一の送りローラと第二の送りローラとの間で上記長尺透明ラミネートフィルムをたるませながらカッターを動作させ、先に第二の送りローラの送り速度を元の高速回転に戻して、その後に第一の送りローラの送り速度を元の高速回転に戻して、第一の送りローラと第二の送りローラとの間の上記長尺透明ラミネートフィルムのたるみを取る送り速度制御機構
    を有することを特徴とするラミネーター。
  2. 長尺透明ラミネートフィルムを巻回した一対の巻きロール;
    この一対の巻きロールから導き出された長尺透明ラミネートフィルムの間に、
    不連続な紙葉体を挟み込んで圧着する一対の圧着ローラ;
    この一対の圧着ローラの下流側に、送り方向に位置を異ならせて配置された上流側から順に第一、第二の送りローラ;
    該第二の送りローラの下流側に配置されたカッター;
    上記第一、第二の送りローラによって送られる長尺透明ラミネートフィルムに挟着されている紙葉体の前後位置を検知するセンサ;
    及び
    上記センサが紙葉体の前後端縁位置を検知したとき、同じ速度で高速回転している第一、第二の送りローラの送り速度をともに同じ速度まで減速してから第二の送りローラの送り速度をゼロにして、上記第一の送りローラと第二の送りローラとの間で上記長尺透明ラミネートフィルムをたるませながらカッターを動作させ、その後、第一の送りローラの送り速度を元の高速回転に戻すのと同時に、第二の送りローラの回転速度を第一の送りローラの回転速度より速くして、第一の送りローラと第二の送りローラとの間の上記長尺透明ラミネートフィルムのたるみを取る送り、その後、第二の送りローラの送り速度を減速して第一の送りローラの送り速度と同じ回転速度とする速度制御機構;
    を有することを特徴とするラミネーター。
  3. 請求項1または2記載のラミネーターにおいて、上記カッターの下流側に、上記第二の送りローラと同期しながら回転する第三の送りローラを配設したラミネーター。
JP2001379847A 2001-12-13 2001-12-13 ラミネーター Expired - Lifetime JP3795388B2 (ja)

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