JP3795204B2 - ファイル管理装置、コンピュータシステム、ファイル管理方法および記録媒体 - Google Patents
ファイル管理装置、コンピュータシステム、ファイル管理方法および記録媒体 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、データをコンテンツファイルとして記憶するとともにコンテンツファイルの所在を示すパスを別途記憶しているコンピュータシステムのためのファイル管理装置、当該ファイル管理装置を有するコンピュータシステム、ファイル管理方法、および当該ファイル管理方法を実現する記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数のユーザがアクセスを行い、かつ画像ファイル等の容量の大きなデータのファイルを多数取り扱うコンピュータシステムでは、データの取り扱いが煩雑となる。そこで、別途設けられたデータベースシステムにデータの管理をさせる手法がしばしば用いられている。このようなコンピュータシステムでは、データの実体を格納するファイル(以下、「コンテンツファイル」という。)を所定箇所に記憶しておくとともに、このコンテンツファイルの所在位置を示すパスの情報(以下、「パス情報」という。)を別途データベースに記憶しておくという手法が用いられている。すなわち、コンピュータシステムのオペレーティングシステムが一元的にコンテンツファイルの取り扱いを管理するのではなく、別途設けられたデータベースシステムがパス情報を参照しながらコンテンツファイルの登録、削除、更新等を行うようになっている。
【0003】
このようにコンテンツファイルとは別にパス情報を記憶しているコンピュータシステムでは、コンピュータシステムの故障に備えてコンテンツファイルの予備の情報(以下、「バックアップ情報」という。)を取得する際にはデータベース内のパス情報についても別途バックアップ情報を取得することが必要となる。また、コンピュータシステムに異常が発生した際の復旧作業ではコンテンツファイルのバックアップ情報とパス情報のバックアップ情報とがそれぞれ個別にコンピュータシステムに読み込ませるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、コンテンツファイルとデータベースのパス情報とを個別にバックアップする場合には両バックアップ作業に時間差が生じるので、バックアップ作業中にコンテンツファイルの登録、削除、更新等が行われてしまうとコンテンツファイルのバックアップ情報とパス情報のバックアップ情報とが整合しなくなってしまう。
【0005】
この不整合はコンテンツファイルのバックアップ作業とデータベースのパス情報のバックアップ作業とをほぼ同時に行っても完全に防止することはできない。コンテンツファイルのバックアップ作業はオペレーティングシステムが行うが、データベースのパス情報のバックアップ作業はデータベースのシステムが行うために両バックアップ作業は独立して行われるようになっているからである。
【0006】
したがって、コンピュータシステムの故障後の復旧作業において、このように整合性を有しない2つのバックアップ情報をコンピュータシステムに読み込ませた場合には、その後の運用中にコンテンツファイルとデータベース内のパス情報との不整合から問題が頻繁に生じることとなる。例えば、コンテンツファイルとして存在しているにもかかわらずデータベース内にパス情報が記憶されていないためにユーザがコンテンツファイルにアクセスできなかったり、ユーザーがアクセスしようとしたコンテンツファイルが実際には存在しないという問題が生じてしまう。
【0007】
このような問題を防止する一つの方法として、バックアップ作業中はコンピュータシステムの運用を停止するという方法がある。しかし、コンピュータシステムの稼働率のアップを図るために終日運用が広く一般的になっている今日において運用の停止は好ましいことではなく、上記不整合の問題は避けることができない課題となっている。
【0008】
一方、コンテンツファイルとパス情報との不整合は上述のようにコンピュータシステムの故障後の復旧作業後に頻繁に生じるものであるが、通常運用下においても生じうる問題である。
【0009】
例えば、ユーザがあるコンテンツファイルを登録しようとした場合に、データベースには登録すべきコンテンツファイルのパス情報が登録されたにもかかわらずコンテンツファイルを記憶すべき領域に物理的あるいは論理的障害が生じていたためにコンテンツファイルが登録されないといった場合である。また逆にコンテンツファイルは登録されたが、パス情報が登録されなかったという場合である。これらの場合においてもユーザが目的とするコンテンツファイルにアクセスできないと気付いた際に初めてコンテンツファイルとパス情報との不整合が判明することとなる。
【0010】
そこで、この発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、コンテンツファイルとパス情報との整合性を効率的に管理し、コンピュータシステムの円滑な運用を図ることができるファイル管理装置、ファイル管理方法等を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、コンピュータシステムが取り扱うコンテンツファイルを管理するファイル管理装置であって、前記コンピュータシステムにおいてコンテンツファイルがファイル記憶手段に記憶されているとともにコンテンツファイルのパス情報が別途パス記憶手段に記憶されており、前記ファイル記憶手段内のコンテンツファイル名のリストである第1ファイルリストを生成する手段と、前記パス記憶手段内のパス情報が指し示すコンテンツファイル名のリストである第2ファイルリストを生成する手段と、前記第1ファイルリストと前記第2ファイルリストとを比較して、前記第1ファイルリストが示すコンテンツファイル名の集合と前記第2ファイルリストが示すコンテンツファイル名の集合との排他的論理和を求めることにより前記コンテンツファイルと前記パス情報との整合性についての比較結果を生成する比較手段と、前記比較結果に基づいて前記ファイル記憶手段に記憶されているコンテンツファイルと前記パス記憶手段に記憶されているパス情報との整合性を保守するための入力を受け付ける手段と、前記入力に従って前記コンテンツファイルと前記パス情報との整合性の保守処理を行う手段と、を備える。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1に記載のファイル管理装置であって、前記入力を受け付ける手段が、前記ファイル記憶手段に記憶されているコンテンツファイルであるが前記パス記憶手段に記憶されているパス情報が指し示さないコンテンツファイルについて、パス情報の登録もしくは当該コンテンツファイルの削除のいずれかの選択指定の入力を受け付けるとともに、前記パス記憶手段に記憶されているパス情報であるが前記ファイル記憶手段に記憶されていないコンテンツファイルを指し示すパス情報について、コンテンツファイルの登録もしくは当該パス情報の削除のいずれかの選択指定の入力を受け付ける。
【0013】
請求項3の発明は、請求項1または2記載のファイル管理装置であって、前記比較結果を表示する手段をさらに備える。
【0015】
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載のファイル管理装置であって、前記コンテンツファイルと前記パス情報との整合性の保守内容の選択肢を表示する手段をさらに備える。
【0016】
請求項5の発明は、コンピュータシステムが取り扱うコンテンツファイルを管理するファイル管理装置であって、前記コンピュータシステムにおいてコンテンツファイルがファイル記憶手段に記憶されているとともにコンテンツファイルのパス情報が別途パス記憶手段に記憶されており、前記ファイル記憶手段内のコンテンツファイル名のリストである第1ファイルリストを生成する手段と、前記パス記憶手段内のパス情報が指し示すコンテンツファイル名のリストである第2ファイルリストを生成する手段と、前記第1ファイルリストと前記第2ファイルリストとを比較して、前記第1ファイルリストが示すコンテンツファイル名の集合と前記第2ファイルリストが示すコンテンツファイル名の集合との排他的論理和を求めることにより前記コンテンツファイルと前記パス情報との整合性についての比較結果を生成する比較手段と、前記比較結果に基づいて前記ファイル記憶手段に記憶されているコンテンツファイルであるが前記パス記憶手段に記憶されているパス情報が指し示さないコンテンツファイルを自動的に削除し、前記パス記憶手段に記憶されているパス情報であるが前記ファイル記憶手段に記憶されていないコンテンツファイルを指し示すパス情報を自動的に削除する手段と、を備える。
【0017】
請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載のファイル管理装置を前記コンピュータシステムの一部とするコンピュータシステムであって、前記ファイル記憶手段と第1記録媒体との間でコンテンツファイルを転送する手段と、前記パス記憶手段と第2記録媒体との間でパス情報を転送する手段とを備える。
【0018】
請求項7の発明は、コンテンツファイルがファイル記憶手段に記憶されているとともにコンテンツファイルのパス情報が別途パス記憶手段に記憶されているコンピュータシステムに用いられるファイル管理方法であって、第1リスト生成手段が前記ファイル記憶手段内のコンテンツファイル名のリストである第1ファイルリストを生成する工程と、第2リスト生成手段が前記パス記憶手段内のパス情報が指し示すコンテンツファイル名のリストである第2ファイルリストを生成する工程と、比較手段が前記第1ファイルリストと前記第2ファイルリストとを比較して、前記第1ファイルリストが示すコンテンツファイル名の集合と前記第2ファイルリストが示すコンテンツファイル名の集合との排他的論理和を求めることにより前記コンテンツファイルと前記パス情報との整合性についての比較結果を生成する比較工程と、前記比較結果に基づいて前記ファイル記憶手段に記憶されているコンテンツファイルと前記パス記憶手段に記憶されているパス情報との整合性の保守内容の入力を受け付ける工程と、整合性保守手段が前記入力に従って前記コンテンツファイルと前記パス情報との整合性の保守処理を行う工程と、を有する。
【0021】
請求項8の発明は、請求項7に記載のファイル管理方法であって、前記第1ファイルリストを生成する工程および前記第2ファイルリストを生成する工程の前に、予め第1記録媒体にバックアップされている前記コンテンツファイルを前記コンピュータシステムに読み込む工程と、予め第2記録媒体にバックアップされている前記パス情報を前記コンピュータシステムに読み込む工程とをさらに有する。
【0022】
請求項9の発明は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、コンテンツファイルがファイル記憶手段に記憶されているとともにコンテンツファイルのパス情報が別途パス記憶手段に記憶されているコンピュータシステムにおいて、請求項7または8に記載のファイル管理方法をコンピュータに実行させるプログラムが記録される。
【0023】
【発明の実施の形態】
<1. 第1の実施の形態>
図1はこの発明に係る第1の実施の形態であるファイル管理装置100の配置の様子を示す図である。このファイル管理装置100はコンピュータシステム200に対して用いられるものであり、ファイル管理装置100はコンピュータシステム200のLAN201に接続されるようにして配置される。また、コンピュータシステム200はデータベースサーバ300とファイルサーバ400とがLAN201に接続されるようにして構成されている。
【0024】
ファイル管理装置100の構成について説明する前に、まずコンピュータシステム200のデータベースサーバ300とファイルサーバ400との関係および各サーバの構成について説明する。
【0025】
データベースサーバ300およびファイルサーバ400はそれぞれLAN201に接続された情報処理装置すなわちコンピュータである。なお、ファイル管理装置100も1つのコンピュータであり、このことからデータベースサーバ300、ファイルサーバ400およびファイル管理装置100を全て含めて1つの広義のコンピュータシステムCSと捉えることもできる。以下の説明ではコンピュータシステム200をファイル管理装置100に対応する狭義のコンピュータシステムとして説明する。
【0026】
ファイルサーバ400にはユーザがアクセスするコンテンツファイルが記憶されている。コンテンツファイルとしては、例えば画像データ、構造解析用数値データ、テキストデータ等を格納しておくファイルが該当する。
【0027】
データベースサーバ300はユーザがコンテンツファイルを取り扱う際にその処理を行うコンピュータであり、コンテンツファイルの登録、削除、更新等の動作を行う。また、このような動作をするためにコンテンツファイルの所在を示すパスの情報であるパス情報を記憶しており、ユーザの指示に基づいてデータベースサーバ300がファイルサーバ400に記憶されているコンテンツファイルにアクセスする際にはデータベースサーバ300のデータベースシステムがこのパス情報を参照するようになっている。
【0028】
図2はデータベースサーバ300の構成を示す図である。データベースサーバ300はバスライン309にCPU311、ROM312、RAM313、およびその他の機器が接続された構成となっている。
【0029】
入出力用の機器としては、表示出力用のCRT321、LAN201と通信するための通信部322、およびキーボード等の入力部323が適宜インターフェイス(I/F)を介してバスライン309に接続されている。
【0030】
また、記憶装置としての固定ディスク330もインターフェイスを介してバスライン309に接続されており、固定ディスク330内にはデータベースサーバ300をデータベースとして機能させるためのデータベースシステムファイル331やデータベースとして機能する際に必要となるデータベース用ファイル332が記憶されている。また、データベースサーバ300がコンテンツファイルにアクセスする際に必要となるパス情報はデータベース用ファイル332内のファイルパス管理テーブル332aに格納されている。
【0031】
バスライン309にはさらにデータベース保守用処理部341および外部補助記録部342がインターフェイスを介して接続されており、これらはデータベース用ファイル332の予備であるバックアップ情報を取得したり、既に取得されたバックアップ情報をデータベースサーバ300に取り込む動作を行う。
【0032】
外部補助記録部342は磁気テープ等の読み書き自在な記録媒体343に情報を書き込んだり、逆に記録媒体343から情報を読み出したりするものであり、データベース保守用処理部341はこの外部補助記録部342の動作を制御する役割を担っている。
【0033】
図3はファイルサーバ400の構成を示す図であり、データベースサーバ300と同様にCPU411、ROM412、RAM413、CRT421、通信部422、入力部423がバスライン409に適宜インターフェイスを介して接続された構成となっている。また、これらはデータベースサーバ300と同様の機能を有している。
【0034】
バスライン409には固定ディスク430が記憶装置の一つとしてインターフェイスを介して接続されており、この固定ディスク430にはユーザが取り扱うデータを格納しているコンテンツファイル431が複数記憶されている。
【0035】
また、バスライン409にはインターフェイスを介してコンテンツファイル保守用処理部441および外部補助記録部442が接続されており、コンテンツファイル保守用処理部441が外部補助記録部442を制御してコンテンツファイル431のバックアップ情報を記録媒体443に書き込んだり、記録媒体443からバックアップ情報を読み出して固定ディスク430に記憶させたりするようになっている。
【0036】
以上、コンピュータシステム200について説明してきたが、次にこのコンピュータシステム200に利用されるファイル管理装置100の構成について説明する。
【0037】
ファイル管理装置100はコンピュータシステム200のコンテンツファイル431とファイルパス管理テーブル332a内のパス情報との整合性の管理に利用されるものであり、コンテンツファイル431およびファイルパス管理テーブル332aのバックアップ情報の取得作業、コンピュータシステム200に故障等が生じた後のバックアップ情報の読み取り作業、並びに読み取り後のコンテンツファイル431とパス情報との整合性の検査等の動作を行うようになっている。
【0038】
図4はファイル管理装置100の構成を示す図である。ファイル管理装置100も既述のように1つのコンピュータであり、各種演算処理を実行するCPU111、基本動作プログラム等を記憶しておくROM112、作業記憶領域となるRAM113、表示出力を行うCRT121、LAN201を介してデータベースサーバ300やファイルサーバ400と通信を行う通信部122、キーボード等の入力部123が適宜インターフェイスを介してバスライン109に接続されている。
【0039】
また、バスライン109にはコンテンツファイル431とファイルパス管理テーブル332a内のパス情報との整合性とを管理するための作業領域となる固定ディスク130がインターフェイスを介して接続されており、さらに実際に整合性の管理動作を行う保守指示部141、整合性チェック部142および整合性処理部143がインターフェイスを介して接続されている。
【0040】
なお、図4では保守指示部141、整合性チェック部142および整合性処理部143がハードウェアとして構成されている場合を示しているが、これらはソフトウェアとして構成されていてもよい。この場合にはバスライン109に接続された読取部151を介して、コンテンツファイル431とパス情報との整合性管理のためのプログラム、すなわち保守指示部141、整合性チェック部142および整合性処理部143と同様の処理をファイル管理装置100に行わせるプログラムが記録媒体152からRAM113等に読み取られることとなる。
【0041】
次に、このファイル管理装置100の動作について説明する。なお、以下の例ではファイルサーバ400の固定ディスク430内に図5に示すような階層構造にてコンテンツファイル431が記憶されているものとする。すなわち、ディレクトリ"Server1"内のディレクトリ"Content"内のディレクトリ"01"または"02"にコンテンツファイル"File1"ないし"File20"等が記憶されているものとする。また、この場合のファイルパス管理テーブル332aの内容の例を表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】
表1に示すように、ファイルパス管理テーブル332aにはファイルIDに関係付けられたファイル名ごとにサーバ名およびファイルパスが記憶されている。また、サーバ名はここではファイルサーバ400に付された名称を指しており、ファイルパスは図5におけるサーバ名のディレクトリ"Server1"より下位のディレクトリを並べることにより表現されるようになっている。
【0044】
図6はファイル管理装置100によるコンピュータシステム200のバックアップ作業を示す流れ図であり、この作業によりデータベースサーバ300のデータベース用ファイル332およびファイルサーバ400のコンテンツファイル431のバックアップ情報がそれぞれ記録媒体343、443に記録される(ステップS10)。
【0045】
バックアップ作業ではまず、ファイル管理装置100の保守指示部141がコンピュータシステム200に対してバックアップ作業を行うよう要求を出す(ステップS11)。
【0046】
このバックアップ要求に対してデータベースサーバ300側ではデータベース保守用処理部341が固定ディスク330内のデータベース用ファイル332のバックアップ情報を取得し(ステップS12)、このバックアップ情報を外部補助記録部342にてデータベース用ファイルのバックアップ用記録媒体343に記録する(ステップS13)。
【0047】
ファイルサーバ400側においてもコンテンツファイル保守用処理部441が固定ディスク430内のコンテンツファイル431のバックアップ情報を取得し(ステップS14)、このバックアップ情報を外部補助記録部442にてコンテンツファイル431のバックアップ用記録媒体443に記録する(ステップS15)。
【0048】
以上のようにバックアップ作業ではデータベース用ファイル332とコンテンツファイル431とのバックアップ情報がそれぞれ個別に記録媒体343および記録媒体443に記録される。
【0049】
なお、保守指示部141からのコンピュータシステム200へのバックアップ要求の指示はコンピュータシステム200の管理者による指示入力により行われるようになっていてもよく、保守指示部141が一定期間毎に自動的に行うようになっていてもよい。
【0050】
また、上記説明では保守指示部141からのバックアップ要求に対してデータベース保守用処理部341およびコンテンツファイル保守用処理部441がバックアップ作業を行うように説明したが、データベース保守用処理部341およびコンテンツファイル保守用処理部441の動作はそれぞれデータベースシステム、オペレーティングシステムが制御するようになっていてもよく、さらに、データベース保守用処理部341やコンテンツファイル保守用処理部441を設けずにデータベースシステムやオペレーティングシステムがソフトウェア的にバックアップ作業の制御を行うようになっていてもよい。
【0051】
次に、コンピュータシステム200が故障等した後の復旧作業について説明する。
【0052】
図7ないし図9はコンピュータシステム200の復旧作業を示す流れ図である(ステップS20、S30)。復旧作業ではまず、管理者の指示入力により保守指示部141がコンピュータシステム200に復旧要求を出す(ステップS21)。
【0053】
この復旧要求に対してデータベースサーバ300側ではデータベース保守用処理部341の制御により外部補助記録部342にてデータベース用ファイルのバックアップ用記録媒体343からデータベース用ファイルのバックアップ情報が読み取られる(ステップS22)。
【0054】
その後、データベース保守用処理部341は読み取られたバックアップ情報に基づいて固定ディスク330にデータベース用ファイル332を復元する(ステップS23)。
【0055】
ファイルサーバ400側においても保守指示部141からの復旧要求に基づいてコンテンツファイル保守用処理部441の制御により外部補助記録部442にてコンテンツファイルのバックアップ用記録媒体443からコンテンツファイルのバックアップ情報が読み取られ(ステップS24)、コンテンツファイル保守用処理部441は読み取られたバックアップ情報に基づいて固定ディスク430にコンテンツファイル431を復元する(ステップS25)。
【0056】
コンピュータシステム200内のファイルの復旧作業では、さらにファイル管理装置100がコンテンツファイル431とファイルパス管理テーブル332a内のパス情報との整合性(以下、「ファイルの整合性」という。)の検査およびファイルの整合性を保つための作業が行われる(ステップS30)。図8および図9はファイルの整合性の保守作業を示す流れ図である。
【0057】
ファイルの整合性の保守作業ではまず、整合性チェック部142がデータベースサーバ300のデータベース用ファイル332内のファイルパス管理テーブル332aを参照して固定ディスク130内にデータベースリストファイル131を作成する(ステップS31)。
【0058】
データベースリストファイル131はファイルパス管理テーブル332aにパス情報が登録されているコンテンツファイル名のリストであり、ここではその一例として表2に示すようにファイルID、ファイル名、サーバ名およびファイルパスが記入されているものとする。すなわち、"File1"ないし"File20"のうち、"File16"から"File19"までが存在しないファイルのリストがデータベースリストファイル131の内容となっているものとする。
【0059】
【表2】
【0060】
次に、整合性チェック部142がファイルサーバ400から実在するコンテンツファイル431のリストを取得して固定ディスク130内にコンテンツファイルリストファイル132を作成する(ステップS32)。
【0061】
ここでは、バックアップ情報から復元されたコンテンツファイル431が図10に示す階層構造にてファイルサーバ400に記憶されているものとすると、作成されるコンテンツファイルリストファイル132は表3に示すようになる。すなわち、"File1"ないし"File20"のうち、"File7","File8","File11"および"File12"が存在しないファイルのリストがコンテンツファイルリストファイル132の内容となっているものとする。なお、上記ステップS31とステップS32とはいずれが先でももちろんよい。
【0062】
【表3】
【0063】
次に、データベースリストファイル131とコンテンツファイルリストファイル132とを比較して整合性チェック部142がチェック結果ファイル133を作成し、CRT121にこのチェック結果ファイル133の内容を表示する(ステップS33)。ファイル管理装置100の以上の動作によりバックアップ情報の読み込み後のチェック結果ファイル133の作成が自動的に行われることとなる。表4は表2に示すデータベースリストファイル131と表3に示すコンテンツファイルリストファイル132とから作成されたチェック結果ファイル133の内容の例を示す。
【0064】
【表4】
【0065】
表4に示すようにチェック結果ファイル133にはデータベースリストファイル131またはコンテンツファイルリストファイル132のいずれか一方にのみ記入されているファイル名に関する情報が抽出されて記入される。すなわち、データベースリストファイル131に記入されているファイル名の集合をDDとしてコンテンツファイルリストファイルに記入されているファイル名の集合をFDとすると、チェック結果ファイル133に記入されるファイル名の集合CDは数1にて示す排他的論理和を求める式にて求められることとなる。
【0066】
【数1】
【0067】
ここで、表4中のチェック属性はデータベースリストファイル131のみに記入されているファイル名であるかコンテンツファイルリストファイル132のみに記入されているファイル名であるかを区別する属性を示しており、データベースリストファイル131には記入されているがコンテンツファイルリストファイル132には記入されていないファイル名に関しては「1」が付与され、データベースリストファイル131には記入されていないがコンテンツファイルリストファイル132には記入されているファイル名に関しては「0」が付与される。
【0068】
チェック結果ファイル133に抽出されたファイル名のコンテンツファイルに関してはデータベースサーバ300におけるパス情報の登録内容とファイルサーバ400に実在するコンテンツファイル431との間において整合性が保たれていないため、次に整合性を保守するための復旧作業が必要となる。
【0069】
整合性の復旧作業ではまず、整合性チェック部142がチェック結果ファイル133の内容に基づいて整合性復旧処理の選択肢をCRT121に表示する(図9:ステップS34)。例えば、コンテンツファイル431としては実際には記憶されていないがファイルパス管理テーブル332aにはパス情報が記憶されているものについては、ファイルパス管理テーブル332aからのパス情報の削除または未登録コンテンツファイルの登録を促す指示が表示される。また、コンテンツファイル431は記憶されているがファイルパス管理テーブル332aにはパス情報が記憶されていない場合にはコンテンツファイル431の削除またはファイルパス管理テーブル332aへのパス情報の登録を促す指示が表示される。
【0070】
整合性チェック部142からの指示内容が表示されると、コンピュータシステム200の管理者やユーザは復旧処理の内容をキーボード等の入力部123から選択指定し(ステップS35)、この選択内容に従って整合性処理部143がコンテンツファイル431の登録・削除、パス情報の登録・削除といった整合性復旧処理を行う(ステップS36)。
【0071】
以上の作業によりデータベースサーバ300に登録されているパス情報が示すファイルサーバ400のパスには必ずコンテンツファイル431が登録されており、ファイルサーバ400に登録されているコンテンツファイル431のパスは必ずデータベースサーバ300にパス情報として登録されているというファイルの整合性の保守が実現される。
【0072】
以上をまとめると、コンピュータシステム200内のファイルの復元後において、ファイル管理装置100が自動的にチェック結果ファイル133を作成し、管理者やユーザが表示される選択肢に従った指示入力をするのみでファイルの整合性が保守されることとなる。その結果、バックアップ時に通常運用の停止等といったファイルの整合性への配慮が不要となり、またファイルの整合性を保守作業も容易に行うことができるので管理者の負担が大幅に低減される。これにより、コンピュータシステム200(広い意味では、コンピュータシステムCS)の運用を円滑に行うことができる。
【0073】
なお、上記実施の形態ではファイルの整合性の検査後に管理者やユーザに整合性保守処理の選択肢を表示するものとして説明したが、不整合なパス情報やコンテンツファイルは整合性処理部143が自動的に削除するようにしてもよい。例えば、表4に示したチェック結果ファイル133においてチェック結果属性が「1」のコンテンツファイル名についてはコンテンツファイル431の実体が存在しないため登録されているパス情報を自動的に削除するようにし、チェック属性が「0」のコンテンツファイル名についてはコンテンツファイル431が存在するがパス情報が存在しないため登録されているコンテンツファイル431を自動的に削除するようにしてもよい。これにより、ファイルの整合性が完全に自動的に保守されることとなる。なお、この場合削除されたパス情報やコンテンツファイルをユーザに知らせるようにしてもよい。
【0074】
<2. 第2の実施の形態>
第1の実施の形態におけるファイル管理装置100は、コンピュータシステム200の故障後の復旧作業時にファイルの整合性を保守するために利用するものである。ところで、このファイル管理装置100はコンピュータシステム200の故障後の復旧作業時に限られず、コンピュータシステム200(広い意味では、コンピュータシステムCS)の通常運用下におけるファイルの整合性の検査および保守のために利用することもできる。
【0075】
図11および図12は、コンピュータシステム200の通常運用下においてファイル管理装置100が行うファイルの整合性の検査および保守動作を示す流れ図である。なお、これらの動作は図8および図9に示した動作と実質的に同様である。また、コンピュータシステム200の構成やファイル管理装置100の構成も第1の実施の形態と同様であり、以下の説明ではこれらの構成については第1の実施の形態と同符号を用いて説明する。但し、図11および図12に示す動作ではデータベースサーバ300のデータベース保守用処理部341および外部補助記録部342、並びに、ファイルサーバ400のコンテンツファイル保守用処理部441および外部補助記録部442は利用されない。
【0076】
通常運用下におけるファイルの整合性の検査および保守(ステップS130)では、まずファイル管理装置100の整合性チェック部142がデータベース用ファイル332内のファイルパス管理テーブル332aに記憶されているパス情報が示すコンテンツファイル名のリストを取得して固定ディスク130にデータベースリストファイル131を作成する(ステップS131)。
【0077】
また、整合性チェック部142はファイルサーバ400に実際に記憶されているコンテンツファイル431のリストを取得して固定ディスク130にコンテンツファイルリストファイル132を作成する(ステップS132)。なお、上記ステップS131とステップS132とはいずれが先でももちろんよい。
【0078】
さらに、整合性チェック部142はデータベースリストファイル131とコンテンツファイルリストファイル132とを比較してチェック結果ファイル133を固定ディスク130に作成し、CRT121に表示する(ステップS133)。このチェック結果ファイル133の作成方法は第1の実施の形態と同様、両リストファイル内のコンテンツファイル名の排他的論理和を求めることにより行われる。
【0079】
以上の整合性チェック部142の動作により、ファイルの整合性の不具合が自動的にチェック結果ファイル133に記入されることとなり、ファイルの整合性の検査が完了する。
【0080】
次に、チェック結果ファイル133にファイルの不整合が示されている場合には、整合性チェック部142はチェック結果ファイル133に基づいて整合性保守処理の選択肢を表示する(ステップS134)。選択肢の内容は第1の実施の形態と同様である。
【0081】
そして、管理者またはユーザが整合性保守処理の内容を選択肢から選択指定することにより(ステップS135)、整合性処理部143がファイルの整合性の保守処理を行う(ステップS136)。
【0082】
以上の動作により、コンピュータシステム200(広い意味では、コンピュータシステムCS)の通常運用下におけるファイルの整合性の自動点検が実現されるととものファイルの整合性の保守作業を容易に行うことが可能となる。その結果、コンピュータシステム200に何らかの問題が発生したとしてもこれを考慮することなくコンピュータシステム200の運用を円滑に行うことができる。
【0083】
なお、ファイル管理装置100によるファイルの整合性の検査動作の開始はコンピュータシステム200の管理者が定期的に指示するようにしてもよく、また、ファイル管理装置100自身が定期的に自動的に開始するようになっていてもよい。
【0084】
<3. 変形例>
以上、このの発明に係るファイル管理装置100について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
【0085】
例えば、上記実施の形態ではファイル管理装置100が自動的にファイルの整合性を検査した後にコンピュータシステム200の管理者やユーザに保守処理の選択肢を表示するようにしているが、単にチェック結果ファイル133の内容を管理者やユーザに表示するのみであってもよい。
【0086】
また、上記実施の形態ではチェック結果ファイル133の作成に際してパス情報が示すコンテンツファイル名の集合と実在するコンテンツファイルの集合との排他的論理和を求めているが、チェック結果ファイル133の作成方法はパス情報とコンテンツファイルとの対応関係によって様々な変形が可能である。
【0087】
例えば、パス情報とコンテンツファイルとが1対1に対応しているのではなく、1つのコンテンツファイルに対して2以上のパス情報が対応している場合、すなわちファイルサーバ400内の実際のパスのパス情報と仮想的なパス情報とがデータベースサーバ300に登録されており、いずれのパス情報を参照してもコンテンツファイル431にアクセスできるようにされている場合には、実際のパス情報とコンテンツファイル431との整合性を検査するとともに仮想的なパス情報と実際のパス情報との整合性も検査するようにしてもよい。
【0088】
このようにこの発明は、コンテンツファイルとパス情報とを個別に記憶している様々なコンピュータシステムにおいて利用することができ、コンピュータシステムの円滑な運用を実現するものである。
【0089】
さらに、上記実施の形態ではコンピュータシステム200を構成するLAN201にファイル管理装置100が接続されるようにして設けられているが、ファイル管理装置100は必ずしも別途設けられている必要はなく、例えばデータベースサーバ300内にハードウェア的に若しくはソフトウェア的に設けられていてもよい。
【0090】
【発明の効果】
請求項1ないし9記載の発明では、コンピュータシステムに記憶されているコンテンツファイルとパス情報との整合性を自動的に検査することができる。これにより、コンピュータシステムの円滑な運用を実現することができる。
【0091】
また、請求項1〜4、7〜9記載の発明では、コンテンツファイルとパス情報との整合性の検査結果である比較結果を参照しながらコンテンツファイルとパス情報との整合性を保守するための入力をすることができるので、コンテンツファイルとパス情報との整合性の保守を容易に行うことができる。
【0092】
また、請求項5記載の発明では、コンテンツファイルとパス情報との整合性が自動的に保守されるので、コンピュータシステムの運用をさらに円滑に行うことができる。
【0093】
また、請求項6および8記載の発明では、第1記録媒体にバックアップされているコンテンツファイルと第2記録媒体にバックアップされいてるパス情報とをコンピュータシステムに読み込んだ後にコンテンツファイルとパス情報との整合性を自動的に検査することができるので、バックアップ時に通常運用の停止等といったコンテンツファイルとパス情報との整合性への配慮が不要となる。その結果、コンピュータシステムの円滑な運用を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るファイル管理装置の配置を示す図である。
【図2】この発明に係るファイル管理装置が利用されるコンピュータシステムのデータベースサーバの構成を示す図である。
【図3】この発明に係るファイル管理装置が利用されるコンピュータシステムのファイルサーバの構成を示す図である。
【図4】この発明に係るファイル管理装置の構成を示す図である。
【図5】ファイルサーバ内のコンテンツファイルの階層構造の例を示す図である。
【図6】ファイル管理装置によるコンピュータシステムのバックアップ処理を示す流れ図である。
【図7】ファイル管理装置によるコンピュータシステムの復旧処理を示す流れ図である。
【図8】ファイル管理装置によるコンピュータシステムの復旧処理を示す流れ図である。
【図9】ファイル管理装置によるコンピュータシステムの復旧処理を示す流れ図である。
【図10】バックアップ情報が読み取られた後のファイルサーバ内のファイルの階層構造の一例を示す図である。
【図11】ファイル管理装置によるコンピュータシステムのファイルの整合性の検査および保守処理を示す流れ図である。
【図12】ファイル管理装置によるコンピュータシステムのファイルの整合性の検査および保守処理を示す流れ図である。
【符号の説明】
100 ファイル管理装置
121 CRT
123 入力部
131 データベースリストファイル
132 コンテンツファイルリストファイル
133 チェック結果ファイル
141 保守指示部
142 整合性チェック部
143 整合性処理部
152 記録媒体
200 コンピュータシステム
330 固定ディスク
332a ファイルパス管理テーブル
341 データベース保守用処理部
342 外部補助記録部
343 記録媒体
430 固定ディスク
431 コンテンツファイル
441 コンテンツファイル保守用処理部
442 外部補助記録部
443 記録媒体
CS (広義の)コンピュータシステム
S23,S25,S31〜S36 ステップ
S131〜S136 ステップ
Claims (9)
- コンピュータシステムが取り扱うコンテンツファイルを管理するファイル管理装置であって、
前記コンピュータシステムにおいてコンテンツファイルがファイル記憶手段に記憶されているとともにコンテンツファイルのパス情報が別途パス記憶手段に記憶されており、
前記ファイル記憶手段内のコンテンツファイル名のリストである第1ファイルリストを生成する手段と、
前記パス記憶手段内のパス情報が指し示すコンテンツファイル名のリストである第2ファイルリストを生成する手段と、
前記第1ファイルリストと前記第2ファイルリストとを比較して、前記第1ファイルリストが示すコンテンツファイル名の集合と前記第2ファイルリストが示すコンテンツファイル名の集合との排他的論理和を求めることにより前記コンテンツファイルと前記パス情報との整合性についての比較結果を生成する比較手段と、
前記比較結果に基づいて前記ファイル記憶手段に記憶されているコンテンツファイルと前記パス記憶手段に記憶されているパス情報との整合性を保守するための入力を受け付ける手段と、
前記入力に従って前記コンテンツファイルと前記パス情報との整合性の保守処理を行う手段と、
を備えることを特徴とするファイル管理装置。 - 請求項1に記載のファイル管理装置であって、
前記入力を受け付ける手段が、
前記ファイル記憶手段に記憶されているコンテンツファイルであるが前記パス記憶手段に記憶されているパス情報が指し示さないコンテンツファイルについて、パス情報の登録もしくは当該コンテンツファイルの削除のいずれかの選択指定の入力を受け付けるとともに、前記パス記憶手段に記憶されているパス情報であるが前記ファイル記憶手段に記憶されていないコンテンツファイルを指し示すパス情報について、コンテンツファイルの登録もしくは当該パス情報の削除のいずれかの選択指定の入力を受け付けることを特徴とするファイル管理装置。 - 請求項1または2記載のファイル管理装置であって、
前記比較結果を表示する手段、
をさらに備えることを特徴とするファイル管理装置。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載のファイル管理装置であって、
前記コンテンツファイルと前記パス情報との整合性の保守内容の選択肢を表示する手段、
をさらに備えることを特徴とするファイル管理装置。 - コンピュータシステムが取り扱うコンテンツファイルを管理するファイル管理装置であって、
前記コンピュータシステムにおいてコンテンツファイルがファイル記憶手段に記憶されているとともにコンテンツファイルのパス情報が別途パス記憶手段に記憶されており、
前記ファイル記憶手段内のコンテンツファイル名のリストである第1ファイルリストを生成する手段と、
前記パス記憶手段内のパス情報が指し示すコンテンツファイル名のリストである第2ファイルリストを生成する手段と、
前記第1ファイルリストと前記第2ファイルリストとを比較して、前記第1ファイルリストが示すコンテンツファイル名の集合と前記第2ファイルリストが示すコンテンツファイル名の集合との排他的論理和を求めることにより前記コンテンツファイルと前記パス情報との整合性についての比較結果を生成する比較手段と、
前記比較結果に基づいて前記ファイル記憶手段に記憶されているコンテンツファイルであるが前記パス記憶手段に記憶されているパス情報が指し示さないコンテンツファイルを自動的に削除し、前記パス記憶手段に記憶されているパス情報であるが前記ファイル記憶 手段に記憶されていないコンテンツファイルを指し示すパス情報を自動的に削除する手段と、
を備えることを特徴とするファイル管理装置。 - 請求項1ないし5のいずれかに記載のファイル管理装置を前記コンピュータシステムの一部とするコンピュータシステムであって、
前記ファイル記憶手段と第1記録媒体との間でコンテンツファイルを転送する手段と、
前記パス記憶手段と第2記録媒体との間でパス情報を転送する手段と、
を備えることを特徴とするコンピュータシステム。 - コンテンツファイルがファイル記憶手段に記憶されているとともにコンテンツファイルのパス情報が別途パス記憶手段に記憶されているコンピュータシステムに用いられるファイル管理方法であって、
第1リスト生成手段が前記ファイル記憶手段内のコンテンツファイル名のリストである第1ファイルリストを生成する工程と、
第2リスト生成手段が前記パス記憶手段内のパス情報が指し示すコンテンツファイル名のリストである第2ファイルリストを生成する工程と、
比較手段が前記第1ファイルリストと前記第2ファイルリストとを比較して、前記第1ファイルリストが示すコンテンツファイル名の集合と前記第2ファイルリストが示すコンテンツファイル名の集合との排他的論理和を求めることにより前記コンテンツファイルと前記パス情報との整合性についての比較結果を生成する比較工程と、
前記比較結果に基づいて前記ファイル記憶手段に記憶されているコンテンツファイルと前記パス記憶手段に記憶されているパス情報との整合性の保守内容の入力を受け付ける工程と、
整合性保守手段が前記入力に従って前記コンテンツファイルと前記パス情報との整合性の保守処理を行う工程と、
を有することを特徴とするファイル管理方法。 - 請求項7に記載のファイル管理方法であって、
前記第1ファイルリストを生成する工程および前記第2ファイルリストを生成する工程の前に、予め第1記録媒体にバックアップされている前記コンテンツファイルを前記コンピュータシステムに読み込む工程と、
予め第2記録媒体にバックアップされている前記パス情報を前記コンピュータシステムに読み込む工程と、
をさらに有することを特徴とするファイル管理方法。 - コンテンツファイルがファイル記憶手段に記憶されているとともにコンテンツファイルのパス情報が別途パス記憶手段に記憶されているコンピュータシステムにおいて、
請求項7または8に記載のファイル管理方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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