JP2000284987A - コンピュータ、コンピュータネットワークシステム及び記録媒体 - Google Patents

コンピュータ、コンピュータネットワークシステム及び記録媒体

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JP2000284987A
JP2000284987A JP11094056A JP9405699A JP2000284987A JP 2000284987 A JP2000284987 A JP 2000284987A JP 11094056 A JP11094056 A JP 11094056A JP 9405699 A JP9405699 A JP 9405699A JP 2000284987 A JP2000284987 A JP 2000284987A
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JP11094056A
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Toshio Komasaka
俊雄 駒坂
Norikatsu Bando
慎勉 坂東
Katsuto Yasutomi
勝人 安富
Takashi Miyamoto
隆志 宮本
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
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    • G06F11/14Error detection or correction of the data by redundancy in operation
    • G06F11/1402Saving, restoring, recovering or retrying
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/07Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
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    • G06F11/1402Saving, restoring, recovering or retrying
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  • Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータのシステムが巨大化し、また複
雑化しているため、コンピュータの利用開始時点から終
了時点までを一括して診断するというバッチ処理的なセ
ルフメンテナンスでは、処理時間を要すると共に本来修
復する必要が無い部分まで修復してしまう虞がある。 【解決手段】 運用システムファイル21のデータに対す
る書き込みを監視する書き込み監視部212 と、データの
書き込みが行なわれることを検出した場合に更新データ
を記憶する更新データファイル27と、更新データが記憶
された場合に、その履歴情報を記憶する更新ログファイ
ル25と、運用システムファイル21から読み出されるべき
データに関する履歴情報が記憶されている場合は更新デ
ータファイル27からデータを読み出し、履歴情報が記憶
されていない場合は運用システムファイル21からデータ
を読み出す読み出し監視部213 とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータに関
し、特に運用システムの状態を過去の任意の時点の状態
に容易に復元することが可能なコンピュータ及び汎用コ
ンピュータにそのような機能を備えさせるためのコンピ
ュータプログラムを記録した記録媒体に関し、またその
ような機能を有するコンピュータが接続されたコンピュ
ータネットワークシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータが使用するデータ、たとえ
ばOS(Operating System)、アプリケーションプログラム
のファイル、データファイル等に対して書き込みが行な
われた場合、それらのデータが格納された運用システム
ファイルに対して、データ(OS、アプリケーションファ
イル,データファイル等)の書き換えを行なう。従っ
て、それ以降にあるデータの読み出しが行なわれる場合
には、書き換えられた運用システムファイルから対応す
るデータの読み出しが行なわれるため、常時最新の状態
の運用システムファイルが使用されることになる。
【0003】一方、コンピュータのセルフメンテナンス
システムは、上述のような運用システムファイルの内容
をバックアップデータとしてバックアップ領域に保存し
ておき、自己診断を行なった際にあるデータに損傷が生
じていることが判明した場合、またコンピュータウィル
スに感染している場合等にそのデータをバックアップ領
域に保存されているデータで書き換えることにより直ち
に修復することを可能にするためのシステムである。
【0004】また、近年ではパーソナルコンピュータの
性能向上に伴ってクライアント/サーバシステムが普及
している。クライアント/サーバシステムにおいては、
ユーザの操作ミス、または単純な環境設定ミス等が引金
となってネットワークシステム全体に影響するトラブル
が発生し易く、そのような場合には、トラブルが解消す
るまでの間はメンテナンス作業自体が不可能になると共
にシステムダウンの状態に陥る虞もある。このような虞
はネットワークに接続するコンピュータの数が増加する
に伴って大きくなるため、ネットワークシステムが大き
くなるに伴って、経済的な面での損失も無視出来なくな
る。従って、クライアント/サーバシステムのようなネ
ットワークシステムでは、孤立して使用されるスタンド
アローンのコンピュータに比して、よりセルフメンテナ
ンスが重要になる。
【0005】更に、クライアント/サーバシステムのよ
うな複数のコンピュータをクライアント及びサーバとし
て使用するネットワークシステムでは、コンピュータウ
ィルスの伝染が近年の重要な問題となっている。即ち、
クライアント/サーバシステムの複数のコンピュータの
内の一つのコンピュータにコンピュータウィルスが侵入
すると、ネットワークを介して全てのクライアント及び
サーバに伝染するため、重大な損失を招来する。このた
め、クライアント/サーバシステムを快適に運用するた
めには、システムのメンテナンスが効率よく行なえるこ
とが非常に重要になる。このことはスタンドアローンの
コンピュータでも同様である。
【0006】このような事情から、クライアント/サー
バシステムの個々のコンピュータは勿論のこと、スタン
ドアローンのコンピュータにおいてもメンテナンスの一
環として、それぞれのバックアップ作業、具体的には各
コンピュータが使用しているデータ(アプリケーション
ファイル,データファイル等)のコピーをバックアップ
データとして保存しておく作業が実施される。そのよう
なバックアップデータを保存しておき、セルフメンテナ
ンスを実行することにより、各コンピュータにおいてあ
るデータに損傷が生じた場合、またコンピュータウィル
スに感染している場合等にも直ちに修復することを可能
にしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年ではコ
ンピュータのハードウェア、OS(オペレーティングシス
テム)、アプリケーションソフトウェアが巨大化し、ま
た複雑化しているため、セルフメンテナンスに要する時
間が長大化している。更に、コンピュータが事業所での
業務活動に使用される機会も多くなっており、上述のよ
うなコンピュータの利用開始時点から終了時点までを一
括して診断するというバッチ処理的なセルフメンテナン
スでは、処理時間を要すると共に本来修復する必要が無
い部分まで診断して無だな時間を消費する虞がある。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウ
ェアに対する書き込みを監視しておくことにより、初期
状態をも含む任意の時点の状態に復元可能なコンピュー
タ及び汎用コンピュータにそのような機能を備えさせる
ためのコンピュータプログラムを記録した記録媒体の提
供を目的とする。また、そのような機能を有するコンピ
ュータが接続されたコンピュータネットワークシステム
の提供をも目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は端的には、スタ
ンドアローンのコンピュータ、またはコンピュータネッ
トワークネットワークシステムに接続されたコンピュー
タにおいて、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウ
ェア等のデータを保存している運用システムファイルに
対する書き込みを監視し、書き込みが行なわれた場合に
は書き込み対象となった古いデータ及び履歴を保存して
おき、両者から初期状態をも含む任意の時点の状態に復
元可能にする。
【0010】請求項1の本発明に係るコンピュータは、
自身の運用に使用するデータが更新データの書き込みに
より置換された場合の更新データと、更新データにより
置換された被更新データと、未更新のデータとを記憶す
るデータ記憶手段と、該データ記憶手段からデータの読
み出しが行なわれる際に、読み出されるべきデータに対
応する更新データが存在する場合にはそれを、存在しな
い場合には対応する未更新のデータを読み出す読み出し
監視手段と、前記データ記憶手段の初期状態への復元が
指示された場合に、更新データを廃棄し、前記データ記
憶手段の任意の時点の状態への復元が指示された場合
に、指示された時点よりも後に前記データ記憶手段に記
憶された更新データを廃棄し、前記データ記憶手段の更
新が指示された場合に、更新データで対応する被更新デ
ータを置換する修復手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】また請求項1の本発明に係るコンピュータ
はより具体的には、記憶部と、該記憶部に接続されてお
り、自身の運用に使用するデータが更新データの書き込
みにより置換された場合の更新データと、更新データに
より置換された被更新データと、未更新のデータとを前
記記憶部に記憶させる操作と、前記記憶部からデータの
読み出しが行なわれる際に、読み出されるべきデータに
対応する更新データが存在する場合にはそれを、存在し
ない場合には対応する未更新のデータを読み出す操作
と、前記記憶部の初期状態への復元が指示された場合
に、更新データを廃棄し、前記記憶部の任意の時点の状
態への復元が指示された場合に、指示された時点よりも
後に前記データ記憶手段に記憶された更新データを廃棄
し、前記記憶部の更新が指示された場合に、更新データ
で対応する被更新データを置換する操作とを実行するこ
とが可能な制御部とを備えたことを特徴とする。
【0012】このような請求項1のコンピュータでは、
自身の運用に使用するデータが更新データの書き込みに
より置換された場合の更新データと、更新データにより
置換された被更新データと、未更新のデータとの全てを
記憶しているため、初期状態への復元が指示された場合
は、更新データを廃棄し、任意の時点の状態への復元が
指示された場合は、指示された時点よりも後に記憶した
更新データを廃棄し、データの更新が指示された場合
は、更新データで対応する被更新データを置換すること
により、容易に対応することが可能になる。
【0013】また、請求項2の本発明に係るコンピュー
タは、自身の運用に使用するデータを記憶する運用シス
テム記憶手段と、該運用システム記憶手段が記憶してい
るデータがその更新データの書き込みにより置換される
ことを監視する書き込み監視手段と、該書き込み監視手
段が更新データの書き込みが行なわれることを検出した
場合に、更新データを記憶する更新データ記憶手段と、
前記更新データ記憶手段が更新データを記憶した場合
に、その履歴情報を記憶する更新ログ記憶手段と、前記
運用システム記憶手段からデータの読み出しが行なわれ
る際に、読み出されるべきデータに関する履歴情報を前
記更新ログ記憶手段が記憶している場合は前記更新デー
タ記憶手段から対応する更新データを読み出し、読み出
されるべきデータに関する履歴情報を前記更新ログ記憶
手段が記憶していない場合は前記運用システム記憶手段
から対応する未更新のデータを読み出す読み出し監視手
段と、前記運用システム記憶手段の初期状態への復元が
指示された場合に、前記更新データ記憶手段及び前記更
新ログ記憶手段の記憶内容を廃棄し、前記運用システム
記憶手段の任意の時点の状態への復元が指示された場合
に、前記更新ログ記憶手段の指示された時点よりも後の
履歴情報及びそれに対応して前記更新データ記憶手段が
記憶している更新データを廃棄し、前記運用システム記
憶手段の更新が指示された場合に、前記更新データ記憶
手段が記憶している更新データで前記運用システム記憶
手段の対応する未更新のデータを置換すると共に、前記
更新データ記憶手段及び前記更新ログ記憶手段の記憶内
容を廃棄する修復手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】また請求項2の本発明に係るコンピュータ
はより具体的には、記憶部と、該記憶部に接続されてお
り、自身の運用に使用するデータを前記記憶部に記憶さ
せる操作と、前記記憶部が記憶しているデータがその更
新データの書き込みにより置換されることを監視する操
作と、前記記憶部へ更新データの書き込みが行なわれる
ことを検出した場合に、更新データを前記記憶部に記憶
させる操作と、前記記憶部に更新データが記憶させた場
合に、その履歴情報を前記記憶部に記憶させる操作と、
前記記憶部からデータの読み出しが行なわれる際に、読
み出されるべきデータに関する履歴情報を前記記憶部が
記憶している場合は前記記憶部から対応する更新データ
を読み出し、読み出されるべきデータに関する履歴情報
を前記記憶部が記憶していない場合は前記記憶部から対
応する未更新のデータを読み出す操作と、前記記憶部の
初期状態への復元が指示された場合に、更新データ及び
履歴情報を廃棄する操作と、前記記憶部の任意の時点の
状態への復元が指示された場合に、指示された時点より
も後に記憶させた履歴情報及びそれに対応する更新デー
タを廃棄する操作と、前記記憶部の更新が指示された場
合に、更新データで対応する未更新のデータを置換する
と共に、更新データ及び履歴情報を廃棄する操作とを実
行することが可能な制御部とを備えたことを特徴とす
る。
【0015】このような請求項2のコンピュータでは、
自身の運用に使用するデータが更新データの書き込みに
より置換された場合の更新データ及びその履歴情報が、
更新データにより置換されるべきデータとは別に記憶さ
れているため、初期状態への復元が指示された場合は、
更新データを廃棄し、任意の時点の状態への復元が指示
された場合は、履歴情報に従って指示された時点よりも
後に記憶した更新データを廃棄し、データの更新が指示
された場合は、更新データで対応する被更新データを置
換することにより、容易に対応することが可能になる。
【0016】更に、請求項3の本発明に係るコンピュー
タは、自身の運用に使用するデータを記憶する運用シス
テム記憶手段と、該運用システム記憶手段が記憶してい
るデータがその更新データの書き込みにより置換される
ことを監視する書き込み監視手段と、該書き込み監視手
段が更新データの書き込みが行なわれることを検出した
場合に、前記運用システム記憶手段が記憶しているデー
タの内の更新データによって置換される被更新データを
記憶する被更新データ記憶手段と、該被更新データ記憶
手段が被更新データを記憶した場合に、その履歴情報を
記憶する被更新ログ記憶手段と、前記運用システム記憶
手段の初期状態への復元が指示された場合に、前記被更
新データ記憶手段が記憶している被更新データで前記運
用システム記憶手段の対応する更新データを置換すると
共に、前記被更新データ記憶手段及び前記被更新ログ記
憶手段の記憶内容を廃棄し、前記運用システム記憶手段
の任意の時点の状態への復元が指示された場合に、前記
被更新ログ記憶手段が記憶している履歴情報に従って、
前記被更新データ記憶手段が記憶している被更新データ
の内の指示された時点よりも後に記憶した被更新データ
で前記運用システム記憶手段の対応する更新データを置
換すると共に、前記被更新ログ記憶手段の指示された時
点よりも後の履歴情報及びそれに対応して前記被更新デ
ータ記憶手段が記憶している被更新データを廃棄し、前
記運用システム記憶手段の更新が指示された場合に、前
記被更新データ記憶手段及び前記被更新ログ記憶手段の
記憶内容を廃棄する修復手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0017】また請求項3の本発明に係るコンピュータ
はより具体的には、記憶部と、該記憶部に接続されてお
り、自身の運用に使用するデータを前記記憶部に記憶さ
せる操作と、前記記憶部が記憶しているデータがその更
新データの書き込みにより置換されることを監視する操
作と、前記記憶部へ更新データの書き込みが行なわれる
ことを検出した場合に、前記記憶部が記憶しているデー
タの内の更新データによって置換される被更新データを
前記記憶部に記憶させる操作と、前記記憶部が被更新デ
ータを記憶した場合に、その履歴情報を前記記憶部に記
憶させる操作と、前記記憶部の初期状態への復元が指示
された場合に、前記記憶部に記憶させてある被更新デー
タで対応する更新データを置換すると共に、被更新デー
タ及び履歴情報を廃棄する操作と、前記記憶部の任意の
時点の状態への復元が指示された場合に、前記記憶部に
記憶させてある履歴情報に従って、指示された時点より
も後に記憶させた被更新データで対応する更新データを
置換すると共に、指示された時点よりも後の履歴情報及
びそれに対応する被更新データを廃棄する操作と、前記
記憶部の更新が指示された場合に、被更新データ及び履
歴情報を廃棄する操作とを実行することが可能な制御部
とを備えたことを特徴とする。
【0018】このような請求項3のコンピュータでは、
自身の運用に使用するデータが更新データの書き込みに
より置換された場合の被更新データ及びその履歴情報
が、更新データとは別に記憶されているため、初期状態
への復元が指示された場合は、被更新データで対応する
更新データを置換することにより、任意の時点の状態へ
の復元が指示された場合は、履歴情報に従って指示され
た時点よりも後に記憶した被更新データで更新データを
置換すると共に、指示された時点よりも後の履歴情報及
びそれに対応する被更新データを廃棄し、データの更新
が指示された場合は、更新データを廃棄することによ
り、容易に対応することが可能になる。
【0019】更に請求項4の本発明に係るコンピュータ
ネットワークシステムは、自身の運用に使用するデータ
を記憶する運用システム記憶手段と、該運用システム記
憶手段が記憶しているデータがその更新データの書き込
みにより置換されることを監視する書き込み監視手段
と、前記運用システム記憶手段からのデータの読み出し
を監視する読み出し監視手段とを備えた監視対象のコン
ピュータを含む複数のコンピュータと、前記書き込み監
視手段が更新データの書き込みが行なわれることを検出
した場合に、更新データを記憶する更新データ記憶手段
と、前記更新データ記憶手段が更新データを記憶した場
合に、その履歴情報を記憶する更新ログ記憶手段とを相
互に接続したコンピュータネットワークシステムであっ
て、前記読み出し監視手段は、前記運用システム記憶手
段からデータの読み出しが行なわれる際に、読み出され
るべきデータに関する履歴情報を前記更新ログ記憶手段
が記憶している場合は前記更新データ記憶手段から対応
する更新データを読み出し、読み出されるべきデータに
関する履歴情報を前記更新ログ記憶手段が記憶していな
い場合は前記運用システム記憶手段から対応する未更新
のデータを読み出すべくなしてあり、前記運用システム
記憶手段の初期状態への復元が指示された場合に、前記
更新データ記憶手段及び前記更新ログ記憶手段の記憶内
容を廃棄し、前記運用システム記憶手段の任意の時点の
状態への復元が指示された場合に、前記更新ログ記憶手
段の指示された時点よりも後の履歴情報及びそれに対応
して前記更新データ記憶手段が記憶している更新データ
を廃棄し、前記運用システム記憶手段の更新が指示され
た場合に、前記更新データ記憶手段が記憶している更新
データで前記運用システム記憶手段の対応する未更新の
データを置換すると共に、前記更新データ記憶手段及び
前記更新ログ記憶手段の記憶内容を廃棄する修復手段を
前記複数のコンピュータのいずれかに備えたことを特徴
とする。
【0020】また請求項4の本発明に係るコンピュータ
ネットワークシステムはより具体的には、第1の記憶部
と、第2の記憶部と、第3の記憶部と、監視対象のコン
ピュータを複数複数のコンピュータとを相互に接続した
コンピュータネットワークシステムであって、前記監視
対象のコンピュータは、自身の運用に使用するデータを
前記第1の記憶部に記憶させる操作と、前記第1の記憶
部が記憶しているデータがその更新データの書き込みに
より置換されることを監視する操作と、前記第1の記憶
部からのデータの読み出しを監視する操作と、前記第1
の記憶部への更新データの書き込みが行なわれることが
検出された場合に、更新データを前記第2の記憶部に記
憶させる操作と、前記第2の記憶部が更新データを記憶
した場合に、その履歴情報を前記第3の記憶部に記憶さ
せる操作と、前記第1の記憶部からデータの読み出しが
行なわれる際に、読み出されるべきデータに関する履歴
情報を前記第3の記憶部が記憶している場合は対応する
更新データを前記第2の記憶部から読み出す操作と、読
み出されるべきデータに関する履歴情報を前記第3の記
憶部が記憶していない場合は対応する未更新のデータを
前記第2の記憶部から読み出す操作とを実行することが
可能な制御部を備え、前記第1の記憶部の初期状態への
復元が指示された場合に、前記第2の記憶部が記憶して
いる更新データ及び前記第3の記憶部が記憶している履
歴情報を廃棄する操作と、前記第1の記憶部の任意の時
点の状態への復元が指示された場合に、前記第3の記憶
部が記憶している履歴情報の内の指示された時点よりも
後の履歴情報及びそれに対応して前記第2の記憶部が記
憶している更新データを廃棄する操作と、前記第1の記
憶部の更新が指示された場合に、前記第2の記憶部が記
憶している更新データで対応する前記第1の記憶部が記
憶している未更新のデータを置換すると共に、前記第2
の記憶部が記憶している更新データ及び前記第3の記憶
部が記憶している履歴情報を廃棄する操作とを実行する
ことが可能な制御部を前記複数のコンピュータのいずれ
かに備えたことを特徴とする。
【0021】このような請求項4のコンピュータネット
ワークシステムでは、監視対象のコンピュータの運用に
使用するデータが更新データの書き込みにより置換され
た場合の更新データ及びその履歴情報が、更新データに
より置換されるべきデータとは別の記憶手段に記憶され
ているため、初期状態への復元が指示された場合は、更
新データを廃棄し、任意の時点の状態への復元が指示さ
れた場合は、履歴情報に従って指示された時点よりも後
に記憶した更新データを廃棄し、データの更新が指示さ
れた場合は、更新データで対応する被更新データを置換
することにより、容易に対応することが可能になる。
【0022】また請求項5の本発明に係るコンピュータ
ネットワークシステムは、自身の運用に使用するデータ
を記憶する運用システム記憶手段と、該運用システム記
憶手段が記憶しているデータがその更新データの書き込
みにより置換されることを監視する書き込み監視手段と
を備えた監視対象のコンピュータを含む複数のコンピュ
ータと、前記書き込み監視手段が更新データの書き込み
が行なわれることを検出した場合に、前記運用システム
記憶手段が記憶しているデータの内の更新データによっ
て置換される被更新データを記憶する被更新データ記憶
手段と、前記被更新データ記憶手段が被更新データを記
憶した場合に、その履歴情報を記憶する被更新ログ記憶
手段とを相互に接続したコンピュータネットワークシス
テムであって、前記運用システム記憶手段の初期状態へ
の復元が指示された場合に、前記被更新データ記憶手段
が記憶している被更新データで前記運用システム記憶手
段の対応する更新データを置換すると共に、前記被更新
データ記憶手段及び前記被更新ログ記憶手段の記憶内容
を廃棄し、前記運用システム記憶手段の任意の時点の状
態への復元が指示された場合に、前記被更新ログ記憶手
段が記憶している履歴情報に従って、前記被更新データ
記憶手段が記憶している被更新データの内の指示された
時点よりも後に記憶した被更新データで前記運用システ
ム記憶手段の対応する更新データを置換すると共に、前
記被更新ログ記憶手段の指示された時点よりも後の履歴
情報及びそれに対応して前記被更新データ記憶手段が記
憶している被更新データを廃棄し、前記運用システム記
憶手段の更新が指示された場合に、前記被更新データ記
憶手段及び前記被更新ログ記憶手段の記憶内容を廃棄す
る修復手段を前記複数のコンピュータのいずれかに備え
たことを特徴とする。
【0023】また請求項5の本発明に係るコンピュータ
ネットワークシステムはより具体的には、第1の記憶部
と、第2の記憶部と、第3の記憶部と、監視対象のコン
ピュータを含む複数のコンピュータとを相互に接続した
コンピュータネットワークシステムであって、前記監視
対象のコンピュータは、自身の運用に使用するデータを
前記第1の記憶部に記憶させる操作と、前記第1の記憶
部が記憶しているデータがその更新データの書き込みに
より置換されることを監視する操作と、前記第1の記憶
部へ更新データの書き込みが行なわれることを検出した
場合に、前記第1の記憶部が記憶しているデータの内の
更新データによって置換される被更新データを前記第2
の記憶部に記憶させる操作と、前記第1の記憶部が被更
新データを記憶した場合に、その履歴情報を前記第3の
記憶部に記憶させる操作とを実行することが可能な制御
部を備え、前記第1の記憶部の初期状態への復元が指示
された場合に、前記第2の記憶部が記憶している被更新
データで対応する前記第1の記憶部が記憶している更新
データを置換すると共に、前記第2の記憶部が記憶して
いる被更新データ及び前記第3の記憶部が記憶している
履歴情報を廃棄する操作と、前記第1の記憶部の任意の
時点の状態への復元が指示された場合に、前記第3の記
憶部が記憶している履歴情報に従って、指示された時点
よりも後に前記第2の記憶部が記憶した被更新データで
対応する前記第1の記憶部が記憶している更新データを
置換すると共に、前記第3の記憶部が記憶している履歴
情報の内の指示された時点よりも後の履歴情報及びそれ
に対応する前記第2の記憶部が記憶している被更新デー
タを廃棄する操作と、前記第1の記憶部の更新が指示さ
れた場合に、前記第2の記憶部が記憶している被更新デ
ータ及び前記第3の記憶部が記憶している履歴情報を廃
棄する操作とを実行することが可能な制御部を前記複数
のコンピュータのいずれかに備えたことを特徴とする。
【0024】このような請求項5のコンピュータネット
ワークシステムでは、監視対象のコンピュータの運用に
使用するデータが更新データの書き込みにより置換され
た場合の被更新データ及びその履歴情報が、更新データ
とは別の記憶手段に記憶されているため、初期状態への
復元が指示された場合は、被更新データで対応する更新
データを置換することにより、任意の時点の状態への復
元が指示された場合は、履歴情報に従って指示された時
点よりも後に記憶した被更新データで更新データを置換
すると共に、指示された時点よりも後の履歴情報及びそ
れに対応する被更新データを廃棄し、データの更新が指
示された場合は、更新データを廃棄することにより、容
易に対応することが可能になる。
【0025】また更に請求項6の本発明に係る記録媒体
は、自身の運用に使用するデータを記憶したコンピュー
タのためのコンピュータプログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体であって、コンピュータ
に、記憶しているデータがその更新データを書き込むこ
とにより置換されることを監視させるプログラムコード
手段と、コンピュータに、更新データの書き込みが行な
われることが検出された場合に、更新データを記憶させ
るプログラムコード手段と、コンピュータに、更新デー
タを記憶させた場合に、その履歴情報を記憶させるプロ
グラムコード手段と、コンピュータに、記憶しているデ
ータの読み出しを監視させるプログラムコード手段と、
コンピュータに、記憶しているデータの読み出しが行な
われる際に、読み出されるべきデータに関する履歴情報
が記憶されている場合は対応する更新データを読み出さ
せるプログラムコード手段と、コンピュータに、記憶し
ているデータの読み出しが行なわれる際に、読み出され
るべきデータに関する履歴情報が記憶されていない場合
は対応する未更新のデータを読み出させるプログラムコ
ード手段と、コンピュータに、記憶しているデータの初
期状態への復元が指示された場合に、記憶させてある更
新データ及び履歴情報を廃棄させるプログラムコード手
段と、コンピュータに、記憶しているデータの任意の時
点の状態への復元が指示された場合に、記憶させてある
履歴情報の内の指示された時点よりも後の履歴情報及び
それに対応して記憶させてある更新データを廃棄させる
プログラムコード手段と、コンピュータに、記憶してい
るデータの更新が指示された場合に、記憶させてある更
新データで対応する未更新のデータを置換させると共
に、記憶させてある更新データ及び履歴情報を廃棄させ
るプログラムコード手段とを含むコンピュータプログラ
ムを記録したことを特徴とする。
【0026】このような請求項6の記録媒体に記録され
たコンピュータプログラムが汎用コンピュータに読み込
まれた場合、前述の請求項2のコンピュータが実現され
る。
【0027】また、このような記録媒体に記録されたコ
ンピュータプログラムを構成する各プログラムコードが
ネットワークシステムで相互に接続された複数の汎用コ
ンピュータに分散させて読み込まれた場合、前述の請求
項4のコンピュータネットワークシステムが実現され
る。
【0028】更にまた請求項7の本発明に係る記録媒体
は、自身の運用に使用するデータを記憶したコンピュー
タのためのコンピュータプログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体であって、コンピュータ
に、記憶しているデータがその更新データを書き込むこ
とにより置換されることを監視させるプログラムコード
手段と、コンピュータに、更新データの書き込みが行な
われることを検出した場合に、記憶しているデータの内
の更新データによって置換される被更新データを記憶さ
せるプログラムコード手段と、コンピュータに、被更新
データを記憶させた場合に、その履歴情報を記憶させる
プログラムコード手段と、コンピュータに、記憶してい
るデータの初期状態への復元が指示された場合に、記憶
させてある被更新データで対応する更新データを置換さ
せると共に、記憶させてある被更新データ及び履歴情報
を廃棄させるプログラムコード手段と、コンピュータ
に、記憶しているデータの任意の時点の状態への復元が
指示された場合に、記憶させてある履歴情報に従って、
記憶させてある被更新データの内の指示された時点より
も後に記憶させた被更新データで対応する更新データを
置換させると共に、指示された時点よりも後に記憶させ
た被更新データ及び履歴情報を廃棄させるプログラムコ
ード手段と、コンピュータに、記憶しているデータの更
新が指示された場合に、記憶させてある被更新データ及
び履歴情報を廃棄させるプログラムコード手段とを含む
コンピュータプログラムを記録したことを特徴とする。
【0029】このような請求項7の記録媒体に記録され
たコンピュータプログラムが汎用コンピュータに読み込
まれた場合、前述の請求項3のコンピュータが実現され
る。
【0030】また、このような記録媒体に記録されたコ
ンピュータプログラムを構成する各プログラムコードが
ネットワークシステムで相互に接続された複数の汎用コ
ンピュータに分散させて読み込まれた場合、前述の請求
項5のコンピュータネットワークシステムが実現され
る。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて詳述する。図1は本発明に係るコン
ピュータの第1の実施の形態の構成例を示す模式図であ
る。
【0032】図1において、参照符号2はコンピュータ
を示しており、ハードウェアとしてはCPU,メモリ, ディ
スクユニット (ハードディスク, フレキシブルディスク
等),プリンタ, ディスプレイ,キーボード,マウス等を
備えた汎用のコンピュータであり、ハードディスク,磁
気テープ等のハードウェアを利用した大容量記憶媒体20
が接続されている。この記憶媒体20にはOS(Operating S
ystem)及び種々のソフトウェアがインストールされてい
る。
【0033】コンピュータ2の記憶媒体20には、運用シ
ステムファイル21、マスタログファイル22、バックアッ
プファイル23、セルフメンテナンスシステムファイル2
4、更新ログファイル25、修復方法ファイル26、更新デ
ータファイル27等のファイル化された情報が格納されて
いる。
【0034】運用システムファイル21には、コンピュー
タ2の通常の運用に必要なOS及び種々のアプリケーショ
ンソフトウェアがファイル化されて格納されており、そ
れらがコンピュータ2により実行された場合には、運用
部211 、書き込み監視部212及び読み出し監視部213 と
して機能する。運用部211 は運用システムファイル21に
格納されているOS及びたとえばワードプロセッサ、スプ
レッドシート等の一般的なアプリケーションソフトウェ
アがコンピュータ2により実行された場合にそれらの機
能を実行する。
【0035】マスタログファイル22はこのコンピュータ
2の運用履歴を保持しており、セルフメンテナンスに際
して参照される。バックアップファイル23にはこのコン
ピュータ2自身のセルフメンテナンス時に修復対象とさ
れるフォルダ/ファイルのバックアップデータが格納さ
れている。
【0036】セルフメンテナンスシステムファイル24に
はコンピュータ2自身のセルフメンテナンスに必要な種
々のソフトウェアがファイル化されて格納されており、
それらがコンピュータ2により実行された場合には、自
己診断部214 、修復処理部215 として機能する。
【0037】更新ログファイル25には書き込み処理によ
り更新されたデータの履歴がログ情報として格納されて
いる。修復方法ファイル26には後述するような運用シス
テムファイル21の修復方法が記憶されている。更新デー
タファイル27には書き込み処理が行なわれる場合に新た
に書き込まれるべきデータが更新データとして書き込ま
れれる。即ち、通常は運用システムファイル21に書き込
まれるべき更新データは本発明のコンピュータの第1の
実施の形態では更新データファイル27に書き込まれ、運
用システムファイル21には古いデータがそのまま保持さ
れる。なお、更新されないデータ、即ち未更新データも
そのまま運用システムファイル21に保持されることは言
うまでもない。
【0038】次に、運用部211 以外のコンピュータ2の
内部機能、即ち書き込み監視部212、読み出し監視部213
、自己診断部214 、修復処理部215 の機能について説
明する。
【0039】書き込み監視部212 は運用部211 、即ちO
S, アプリケーションによるハードウェア、ファームウ
ェア及び運用システムファイル21へのデータの書き込み
を監視し、データの書き込みが発生した場合にはその新
たなデータを運用システムファイル21ではなく更新デー
タファイル27に更新データとして書き込んで保存すると
共に、その履歴を更新ログファイル25に記録する。
【0040】読み出し監視部213 は運用部211 、即ちO
S, アプリケーションによるハードウェア、ファームウ
ェア及び運用システムファイル21からデータの読み出し
を監視し、データの読み出しが発生した際には、そのデ
ータの更新データが更新データファイル27に存在する場
合は対応するデータを更新データファイル27から、その
データの更新データが更新データファイル27に存在しな
い場合は対応するデータを運用システムファイル21から
それぞれ読み出す。
【0041】自己診断部214 は、たとえば電源投入時ま
たはユーザからの指示があった場合等の適宜のタイミン
グにおいてコンピュータ2自身の自己診断を実行し、バ
ックアップデータによって修復すべきデータの有無を判
断する。修復処理部215 は、上述の自己診断部214 によ
り修復すべきデータが存在すると判断された場合に、バ
ックアップファイル23から必要なデータを読み出して書
き換えることによりそのデータを修復すると共に、後述
するように修復方法ファイル26に記憶されている修復方
法に従って運用システムの修復を行なう。
【0042】次に、上述のような構成の本発明に係るコ
ンピュータの第1の実施の形態の動作について、フロー
チャートを参照して説明する。図2は本発明に係るコン
ピュータの第1の実施の形態の通常の運用状態における
動作手順を示すフローチャートである。
【0043】通常の運用状態においては、コンピュータ
2はデータの書き込み又は読み出しを待機する状態にあ
り、書き込み監視部212 によりデータの書き込みを、読
み出し監視部213 によりデータの読み出しをそれぞれ監
視している。
【0044】データの書き込みが発生すると (ステップ
S11 で”YES")、書き込み監視部212 は新たに書き込ま
れるデータを更新データとしてそのデータ名及び時刻を
更新ログファイル25に記録し (ステップS12)、更新デー
タそのものを更新データファイル27に保存する (ステッ
プS13)。従って、この時点では同一の名前のデータの更
新前のデータが本来の保存場所である運用システムファ
イル21に保存されている他に更新データファイル27にも
更新後のデータが更新データとして保存されることにな
る。この後、終了の指示が有った場合には (ステップS1
4 で”YES")、コンピュータ2の運用は終了するが、終
了の指示がない場合には (ステップS14で”NO" )、ス
テップS11 へ処理が戻されてそのまま運用状態が継続さ
れる。
【0045】図3(a) は更新ログファイル25の記憶内容
を、図4(a) は更新データファイル27の記憶内容をそれ
ぞれ示す模式図である。更新ログファイル25には、たと
えば図3(a) に示されているように、No.1の情報として
「A」という名前のデータが1999年01月12日の0100時
(午前1時00分)に更新されたこと、No.2の情報として
「B」という名前のデータが1999年01月12日の0130時
(午前1時30分)に更新されたこと、No.3の情報として
「C」という名前のデータが1999年01月12日の0131時
(午前1時31分)に更新されたこと、No.4の情報として
No.1の情報の「A」という名前のデータが1999年01月12
日の0200時(午前2時00分)に更新されたことがそれぞ
れ記録されている。
【0046】更新データファイル27には図4(a) に示さ
れているように、更新ログファイル25の各No. の情報に
対応付けられてデータ「A」、「B」、「C」、「A」
の更新データそのものが保存される。従って、「A」と
いう名前のデータは本来のデータが運用システムファイ
ル21に保存されている他に、その1回目の更新データが
更新データファイル27にNo.1のデータとして、また2回
目の更新データが更新データファイル27にNo.4のデータ
としてそれぞれ保存されている。
【0047】一方、データの読み出しが発生すると (ス
テップS11 で”NO" 、ステップS15で”YES")、読み出
し監視部213 は更新ログファイル25を参照して読み出し
対象のデータが更新データとして存在するか否かを探し
(ステップS16)、更新データとして存在する場合には
(ステップS17 で”YES") 、更新データファイル27から
そのデータを読み出す (ステップS18)。しかし、読み出
し対象のデータが更新データとしては存在しない場合に
は (ステップS17 で”NO")、読み出し監視部213は読み
出し対象のデータを運用システムファイル21から読み出
す (ステップS19)。この後、終了の指示が有った場合に
は (ステップS14 で”YES")、コンピュータ2の運用は
終了するが、終了の指示がない場合には (ステップS14
で”NO" )、ステップS11 へ処理が戻されてそのまま運
用状態が継続される。
【0048】なお、データの書き込みでも読み出しでも
ない処理が指示された場合 (ステップS11 で”NO" 、ス
テップS15 で”NO" )、指示に対応する処理が実行され
る (ステップS20)。
【0049】通常の運用状態においてはコンピュータ2
は上述のような動作を行なうが、メンテナンスが指示が
された場合の動作について、図5のフローチャートを参
照して説明する。図5は本発明に係るコンピュータの第
1の実施の形態のメンテナンス時の動作手順を示すフロ
ーチャートである。
【0050】コンピュータ2の電源が投入されて起動す
ると、そのコンピュータ2のセルフメンテナンスシステ
ムファイル24に保存されている自己診断を行なうための
ソフトウェアにより自己診断部214 が起動する。そし
て、まず自己診断部214 によるコンピュータ2の自己診
断が実行される (ステップS31)。但し、このコンピュー
タ2においては電源投入時のみならず、メンテナンス処
理が可能な時点であれば任意の時点においてユーザが指
示を与えることにより同様のメンテナンスの実行が可能
である。
【0051】この自己診断部214 による自己診断は、コ
ンピュータ2が起動することが可能であるか否かを診断
し (ステップS32)、起動不可能である場合には (ステッ
プS32 で”NO" )、修復処理部215 によりバックアップ
ファイル23から対応するデータが読み出されて置換され
ることにより修復処理が行なわれるが (ステップS33)、
この処理自体は従来公知の処理である。この後、コンピ
ュータ2は運用状態になる (ステップS34)。
【0052】一方、起動可能である場合には (ステップ
S32 で”YES")、修復方法ファイル26が記憶している以
下の修復方法を選択して実行することが可能である。
【0053】まず、初期状態への復元が指示された場合
(ステップS35 で”YES")、修復処理部215 は更新ログ
ファイル25と更新データファイル27の記憶内容を全て廃
棄する (ステップS36)。これにより、前述の図2のフロ
ーチャートに示されているステップS15 のデータの読み
出しの処理が行なわれた場合、更新ログファイル25には
何らの情報も記録されていないため (ステップS17 で”
NO" )、運用システムファイル21から読み出し対象のデ
ータが読み出されることになり、コンピュータ2は運用
システムファイル21に保存されているデータのみで運用
される初期状態に復元されたことになる。
【0054】次に、任意時点への復元が指示された場合
(ステップS37 で”YES") 、修復処理部215 は更新ログ
ファイル25に記録されている情報の内の指示された時点
より後の情報を廃棄すると共に、それらの廃棄した情報
に対応する更新データファイル27の更新データをも廃棄
する (ステップS38)。たとえば、更新ログファイル25の
記憶内容が図3(a) に示されているような状態である場
合に、1999年01月12日午前1時30分が指示されたとする
と、修復処理部215 は更新ログファイル25に記録されて
いる情報の内の指示された時刻よりも後の情報であるN
o.3及びNo.4の情報を廃棄すると共に、それらの情報に
対応して更新データファイル27に保存されているNo.3の
更新データ「C」及びNo.4の更新データ「A」を廃棄す
る。この結果、更新ログファイル25の記憶内容は図3
(b) に、更新データファイル27の記憶内容は図4(b) に
それぞれ示されているようになる。
【0055】これにより、前述の図2のフローチャート
に示されているステップS15 のデータの読み出しの処理
が行なわれた場合、更新ログファイル25にはNo.1及びN
o.2の情報のみが記録されているため、読み出し対象の
データが「A」である場合には指示された1999年01月12
日午前1時30分よりも以前の1999年01月12日午前1時00
分に更新されたNo.1の更新データが更新データファイル
27から読み出される。従って、コンピュータ2は更新デ
ータファイル27に保存されているNo.1及びNo.2の更新デ
ータと、運用システムファイル21のデータの内の更新デ
ータファイル27に保存されているNo.1及びNo.2の更新デ
ータに対応するデータを除いたデータとで運用されるこ
とになり、指示された時点である1999年01月12日午前1
時30分の状態へ復元されたことになる。この後、コンピ
ュータ2は運用状態になる (ステップS34)。
【0056】更に、運用システムの更新が指示された場
合 (ステップS39 で”YES") 、修復処理部215 は更新ロ
グファイル25の記憶内容に従って更新データファイル27
から更新データを読み出し、それらのデータで運用シス
テムファイル21の記憶内容を更新する (ステップS40)。
このような処理により、運用システムファイル21の記憶
内容は、更新データファイル27に更新データが保存され
ている場合にはそれらによって置換され、更新データフ
ァイル27に更新データが保存されていない場合には本の
ままにされることにより、最近の状態に更新される。こ
の後、コンピュータ2は運用状態になる (ステップS3
4)。
【0057】以上のいずれの処理も指示されない場合に
は、修復処理部215 は更新ログファイル25及び更新デー
タファイル27の記憶内容を前回の状態のままに維持し
(ステップS41)、コンピュータ2は運用状態になる (ス
テップS34)。
【0058】次に、本発明のコンピュータの第2の実施
の形態について説明する。図6は本発明に係るコンピュ
ータの第2の実施の形態の構成例を示す模式図である。
【0059】図6において、参照符号2はコンピュータ
を示しており、ハードウェアとしてはCPU,メモリ, ディ
スクユニット (ハードディスク, フレキシブルディスク
等),プリンタ, ディスプレイ,キーボード,マウス等を
備えた汎用のコンピュータであり、ハードディスク,磁
気テープ等のハードウェアを利用した大容量記憶媒体20
が接続されている。この記憶媒体20にはOS(Operating S
ystem)及び種々のソフトウェアがインストールされてい
る。
【0060】コンピュータ2の記憶媒体20には、運用シ
ステムファイル21、マスタログファイル22、バックアッ
プファイル23、セルフメンテナンスシステムファイル2
4、被更新ログファイル250 、修復方法ファイル260 、
被更新データファイル270 等のファイル化された情報が
格納されている。
【0061】運用システムファイル21には、コンピュー
タ2に必要なOS及び種々のアプリケーションソフトウェ
アがファイル化されて格納されており、それらがコンピ
ュータ2により実行された場合には、運用部211 、書き
込み監視部212 、読み出し監視部213 として機能する。
運用部211 は運用システムファイル21に格納されている
OS及びたとえばワードプロセッサ、スプレッドシート等
の一般的なアプリケーションソフトウェアがコンピュー
タ2により実行された場合にそれらの機能を実行する。
【0062】マスタログファイル22はこのコンピュータ
2の運用履歴を保持しており、セルフメンテナンスに際
して参照される。バックアップファイル23にはこのコン
ピュータ2自身のセルフメンテナンス時に修復対象とさ
れるフォルダ/ファイルのバックアップデータが格納さ
れている。
【0063】セルフメンテナンスシステムファイル24に
はコンピュータ2自身のセルフメンテナンスに必要な種
々のソフトウェアがファイル化されて格納されており、
それらがコンピュータ2により実行された場合には、自
己診断部214 、修復処理部215 として機能する。
【0064】セルフメンテナンスシステムファイル24に
はコンピュータ2自身のセルフメンテナンスに必要な種
々のソフトウェアがファイル化されて格納されており、
それらがコンピュータ2により実行された場合には、自
己診断部214 、修復処理部215 として機能する。
【0065】被更新ログファイル250 には書き込み処理
によりデータが更新された場合に、その履歴がログ情報
として格納されている。修復方法ファイル260 には後述
するような運用システムファイル21の修復方法が記憶さ
れている。被更新データファイル270 には書き込み処理
が行なわれる場合に更新対象となった古い方のデータが
被更新データとして書き込まれる。即ち、通常は運用シ
ステムファイル21に更新データが書き込まれた場合、更
新対象となった古い方のデータは廃棄されるが、本発明
のコンピュータの第2の実施の形態では被更新データフ
ァイル270 に書き込まれて保持される。なお、更新され
ないデータ、即ち未更新データもそのまま運用システム
ファイル21に保持されることは言うまでもない。
【0066】次に、運用部211 以外のコンピュータ2の
内部機能、即ち書き込み監視部212、読み出し監視部213
、自己診断部214 、修復処理部215 、被更新データ保
存部216 の機能について説明する。
【0067】書き込み監視部212 は運用部211 、即ちO
S, アプリケーションによるハードウェア、ファームウ
ェア及び運用システムファイル21へのデータの書き込み
を監視し、データの書き込みが発生した場合にはその履
歴を被更新ログファイル250 に記録する。
【0068】読み出し監視部213 は運用部211 、即ちO
S, アプリケーションによるハードウェア、ファームウ
ェア及び運用システムファイル21からデータの読み出し
を監視し、データの読み出しが発生した際には、そのデ
ータに対応するデータを運用システムファイル21から読
み出す。
【0069】自己診断部214 は、たとえば電源投入時ま
たはユーザからの指示があった場合等の適宜のタイミン
グにおいてコンピュータ2自身の自己診断を実行し、バ
ックアップデータによって修復すべきデータの有無を判
断する。修復処理部215 は、上述の自己診断部214 によ
り修復すべきデータが存在すると判断された場合に、バ
ックアップファイル23から必要なデータを読み出して書
き換えることによりそのデータを修復すると共に、後述
するように修復方法ファイル260 に記憶されている修復
方法に従って運用システムの修復を行なう。
【0070】被更新データ保存部216 は、書き込み監視
部212 によりデータの書き込みが発生したことが判明し
た場合には、その書き込み対象となったデータ、即ち運
用システムファイル21に保存されている書き込み前の古
いデータを被更新データとして被更新データファイル27
0 に保存させる。
【0071】次に、上述のような構成の本発明のコンピ
ュータの第2の実施の形態の動作について、フローチャ
ートを参照して説明する。図7は本発明に係るコンピュ
ータの第2の実施の形態の通常の運用状態における動作
手順を示すフローチャートである。
【0072】通常の運用状態においては、コンピュータ
2はデータの書き込み又は読み出しを待機する状態にあ
り、書き込み監視部212 によりデータの書き込みを、読
み出し監視部213 によりデータの読み出しをそれぞれ監
視している。
【0073】データの書き込みが発生すると (ステップ
S51 で”YES")、書き込み監視部212 は新たな書き込み
データを更新データとして運用システムファイル21の対
応するデータと置換して書き込む (ステップS52)。この
際、同時に被更新データ保存部216 は書き込み対象とな
る運用システムファイル21中の古いデータを被更新デー
タとしてそのデータ名及び時刻を被更新ログファイル25
0 に記録し (ステップS53)、被更新データそのものを被
更新データファイル270 に保存する (ステップS54)。
【0074】従って、この時点では同一の名前のデータ
の更新後のデータが本来の保存場所である運用システム
ファイル21に保存されている他に被更新データファイル
270にも更新前のデータが被更新データとして保存され
ることになる。この後、終了の指示が有った場合には
(ステップS55 で”YES")、コンピュータ2の運用は終
了するが、終了の指示がない場合には (ステップS55
で”NO" )、ステップS51へ処理が戻されてそのまま運
用状態が継続される。
【0075】図8(a) は被更新ログファイル250 の記憶
内容を、図9(a) は被更新データファイル270 の記憶内
容をそれぞれ示す模式図である。被更新ログファイル25
0 には、たとえば図8(a) に示されているように、No.1
の情報として「A」という名前のデータが1999年01月12
日の0100時(午前1時00分)に更新されたこと、No.2の
情報として「B」という名前のデータが1999年01月12日
の0130時(午前1時30分)に更新されたこと、No.3の情
報として「C」という名前のデータが1999年01月12日の
0131時(午前1時31分)に更新されたこと、No.4の情報
としてNo.1の情報の「A」という名前のデータが1999年
01月12日の0200時(午前2時00分)に更新されたことが
それぞれ記録されている。
【0076】被更新データファイル270 には図9(a) に
示されているように、被更新ログファイル250 の各No.
の情報に対応付けられて被更新データ「A」、「B」、
「C」、「A」そのものが保存される。従って、「A」
という名前のデータは最新の更新データが運用システム
ファイル21に保存されている他に、その1回前の被更新
データが被更新データファイル270 にNo.4のデータとし
て、また2回前の被更新データが被更新データファイル
270 にNo.1のデータとしてそれぞれ保存されている。
【0077】一方、データの読み出しが発生すると (ス
テップS51 で”NO" 、ステップS56で”YES")、読み出
し監視部213 は読み出し対象のデータを運用システムフ
ァイル21から読み出す (ステップS57)。この後、終了の
指示が有った場合には (ステップS55 で”YES")、コン
ピュータ2の運用は終了するが、終了の指示がない場合
には (ステップS55 で”NO" )、ステップS51 へ処理が
戻されてそのまま運用状態が継続される。
【0078】なお、データの書き込みでも読み出しでも
ない処理が指示された場合 (ステップS51 で”NO" 、ス
テップS56 で”NO" )、指示に対応する処理が実行され
る (ステップS58)。
【0079】通常の運用状態においてはコンピュータ2
は上述のような動作を行なうが、メンテナンスが指示が
された場合の動作についてフローチャートを参照して説
明する。図10及び図11は本発明に係るコンピュータの第
2の実施の形態のメンテナンス時の動作手順を示すフロ
ーチャートである。
【0080】コンピュータ2の電源が投入されて起動す
ると、そのコンピュータ2のセルフメンテナンスシステ
ムファイル24に保存されている自己診断を行なうための
ソフトウェアにより自己診断部214 が起動する。そし
て、まず自己診断部214 によるコンピュータ2の自己診
断が実行される (ステップS61)。但し、このコンピュー
タ2においては電源投入時のみならず、メンテナンス処
理が可能な時点であれば任意の時点においてユーザが指
示を与えることにより同様のメンテナンスの実行が可能
である。
【0081】この自己診断部214 による自己診断は、コ
ンピュータ2が起動することが可能であるか否かを診断
し (ステップS62)、起動不可能である場合には (ステッ
プS62 で”NO" )、修復処理部215 によりバックアップ
ファイル23から対応するデータが読み出されて置換され
ることにより修復処理が行なわれるが (ステップS63)、
この処理自体は従来公知の処理である。この後、コンピ
ュータ2は運用状態になる (ステップS64)。
【0082】一方、起動可能である場合には (ステップ
S62 で”YES")、修復方法ファイル260 が記憶している
以下の修復方法を選択して実行することが可能である。
【0083】まず、初期状態への復元が指示された場合
(ステップS65 で”YES")、修復処理部215 は被更新ロ
グファイル250 の記憶内容に従って被更新データファイ
ル270 から被更新データを読み出し、それらのデータで
運用システムファイル21の記憶内容を更新する (ステッ
プS66)。この後、被更新ログファイル250 及び被更新デ
ータファイル270 の記憶内容が全て廃棄される (ステッ
プS67)。
【0084】これにより、前述の図7のフローチャート
に示されているステップS56 のデータの読み出しの処理
が行なわれた場合、運用システムファイル21から読み出
し対象のデータが読み出されるため、コンピュータ2は
初期状態に復元されたことになる。
【0085】次に、任意時点への復元が指示された場合
(ステップS68 で”YES") 、修復処理部215 は被更新ロ
グファイル250 に記録されている情報の内の指示された
時点より後の情報に従って、それらに対応する被更新デ
ータファイル270 の被更新データで運用システムファイ
ル21を復元する (ステップS69)。
【0086】たとえば、被更新ログファイル250 の記憶
内容が図8(a) に示されているような状態である場合
に、1999年01月12日午前1時30分が指示されたとする
と、修復処理部215 は被更新ログファイル250 に記録さ
れている情報の内のNo.3及びNo.4の情報に従って、それ
らの情報に対応して被更新データファイル270 に保存さ
れているNo.3の被更新データ「C」及びNo.4の被更新デ
ータ「A」で運用システムファイル21を復元し、その後
にそれらの被更新ログファイル250 の情報及び被更新デ
ータファイル270 に保存されている被更新データを廃棄
する。この結果、被更新ログファイル250 の記憶内容は
図8(b) に、被更新データファイル270 の記憶内容は図
9(b) にそれぞれ示されているようになる。
【0087】これにより、前述の図7のフローチャート
に示されているステップS56 のデータの読み出しの処理
が行なわれた場合、運用システムファイル21にはデータ
「C」に関しては1999年01月12日午前1時31分に更新さ
れた際の更新前のデータが戻されており、データ「A」
に関しては1999年01月12日午前2時00分に更新された際
の更新前のデータが戻されているので、コンピュータ2
は指示された時点である1999年01月12日午前1時30分の
状態へ復元されたことになる。この後、コンピュータ2
は運用状態になる (ステップS64)。
【0088】更に、運用システムの更新が指示された場
合 (ステップS71 で”YES") 、修復処理部215 は被更新
ログファイル250 と被更新データファイル270 の記憶内
容を全て廃棄する (ステップS72)。これにより、運用シ
ステムファイル21の記憶内容のみが有効になるため、運
用システムファイル21が更新されたことになる。この
後、コンピュータ2は運用状態になる (ステップS64)。
【0089】以上のいずれの処理も指示されない場合に
は、修復処理部215 は被更新ログファイル250 及び被更
新データファイル270 の記憶内容を前回の状態のままに
維持し (ステップS73)、コンピュータ2は運用状態にな
る (ステップS64)。
【0090】本発明のコンピュータの第1及び第2の実
施の形態では、従来同様のセルフメンテナンスを行なう
ことが可能である他、上述のような運用システムファイ
ル21の修復処理が可能であるが、ここで従来の一般的な
セルフメンテナンスをも含めた第1及び第2の実施の形
態の利用用途に付いて説明する。
【0091】従来のセルフメンテナンスでは、メンテナ
ンス時において運用システムファイル21を現状維持のま
まにする場合及び更新する場合の処理と、運用時におい
て運用システムファイル21に対するデータの書き込み及
び読み出しが迅速に行なえる。これに対して、本発明の
第1の実施の形態では、メンテナンス時において運用シ
ステムファイル21を初期状態及び任意の時点の状態に復
元する場合及び現状維持のままにする場合の処理が迅速
に行なえる。更に、本発明の第2の実施の形態では、メ
ンテナンス時において運用システムファイル21を現状維
持のままにする場合の処理と、運用時において運用シス
テムファイル21に対するデータの読み出しが迅速に行な
える。
【0092】以上のことから、従来のセルフメンテナン
スは運用時に高速な処理が要求される場合及び運用時に
処理速度を低下させたくない場合に向いている。これに
対して、本発明の第1の実施の形態は、メンテナンス時
に高速な処理が要求される場合に向いている。更に本発
明の第2の実施の形態は、メンテナンス時に任意の時点
の状態への復元をしばしば必要とするが運用時に処理速
度を低下させたくない場合に向いている。
【0093】なお、上述の第1及び第2の実施の形態で
は、スタンドアローンのコンピュータに本発明を適用し
ているが、それ自体で上述のような処理を行なう場合に
はネットワークに接続されたコンピュータであってもよ
いことは言うまでもない。
【0094】上述の実施の形態では、スタンドアローン
のコンピュータに本発明を適用しているが、クライアン
ト/サーバシステムのようなコンピュータネットワーク
システムに適用することも勿論可能であることは言うま
でもない。まず、図1に示されている本発明のコンピュ
ータの第1の実施の形態をコンピュータネットワークシ
ステムに接続した場合について説明する。図12は本発明
のコンピュータネットワークシステムの第1の実施の形
態の構成例を示すブロック図である。
【0095】図12において、参照符号1はサーバコンピ
ュータとしてのサーバユニットを、200 はクライアント
コンピュータとしてのクライアントユニットをそれぞれ
示しており、 LAN回線100 で接続されたコンピュータネ
ットワークシステムを構成している。なお、図12にはサ
ーバユニット1及びクライアントユニット200 ともに1
個ずつが示されているが、いずれも複数を LAN回線100
を介して接続することが可能である。なお、クライアン
トユニット200 が監視対象のコンピュータである。
【0096】サーバユニット1は、ハードウェアとして
はCPU,メモリ, ディスクユニット (ハードディスク, フ
レキシブルディスク等),プリンタ, ディスプレイ,キー
ボード,マウス等を備えた汎用のコンピュータであり、
ハードディスク,磁気テープ等のハードウェアを利用し
た大容量記憶媒体10が接続されている。この記憶媒体10
にはOS(Operating System)及び種々のソフトウェアがイ
ンストールされている。
【0097】サーバユニット1の記憶媒体10には、サー
バユニット1自身の動作に必要なOS及び種々のアプリケ
ーションソフトウェアがファイル化されて格納されたサ
ーバシステムファイル11の他に、図1に示されているコ
ンピュータ2では自身に備えているバックアップファイ
ル23、更新ログファイル25、修復方法ファイル26、更新
データファイル27を、それぞれバックアップファイル1
2、更新ログファイル13、修復方法ファイル14、更新デ
ータファイル15として個々のクライアントユニット200
に代わって保持している。
【0098】従って、図12に示されているクライアント
ユニット200 の記憶媒体20には運用システムファイル2
1、マスタログファイル22、セルフメンテナンスシステ
ムファイル24が保持されている。また、クライアントユ
ニット200 の機能自体は図1に示されているコンピュー
タ2と同様である。
【0099】なお、サーバユニット1には自身の運用を
司る運用部111 の他に、コンピュータ2に備えられてい
る修復処理部215 を修復処理部112 として備えている。
【0100】このような図12に示されているコンピュー
タネットワークシステムの各クライアントユニット200
での処理は基本的には前述の図1に示されているコンピ
ュータ2の場合と同様であり、異なる点は更新データ及
びそのログ情報を自身の記憶媒体20にではなく、サーバ
ユニット1の更新ログファイル13、更新データファイル
15に LAN回線100 を介して保存し、また必要に応じてそ
れらから LAN回線100を介して読み出すことである。ま
た、修復方法も修復方法ファイル14から LAN回線100 を
介して読み出し、これに従って修復処理部215 が修復処
理を行なう。
【0101】なお、図12に示されている構成例では、ク
ライアントユニット200 が修復処理部215 を備えている
他、サーバユニット1も同様の機能を有する修復処理部
112を備えている。この場合、サーバユニット1の修復
処理部112 が自身の記憶媒体10の修復方法ファイル14に
従って各クライアントユニット200 の修復処理を行なう
ことも可能である。
【0102】図13は本発明のコンピュータネットワーク
システムの第1の実施の形態の他の構成例を示すブロッ
ク図である。
【0103】この例では、 LAN回線100 にサーバユニッ
ト1ともクライアントユニット200とも異なるネットワ
ークシステムの管理者用のクライアントユニット200-1
が接続されている。この管理者用のクライアントユニッ
ト200-1 には管理部220 が備えられており、またその記
憶媒体20-1に更新ログファイル25、修復方法ファイル2
6、更新データファイル27が保存されるようになってい
る。
【0104】このような図13に示されているようなネッ
トワークシステムの構成例では、管理者用のクライアン
トユニット200-1 の管理部220 の指示に従ってメンテナ
ンス処理が行なわれるので、管理者がクライアントユニ
ット200-1 を介して種々の設定を行なうことが容易にな
る。
【0105】次に、図6に示されている本発明のコンピ
ュータの第2の実施の形態をコンピュータネットワーク
システムに接続した場合について説明する。図14は本発
明のコンピュータネットワークシステムの第2の実施の
形態の構成例を示すブロック図である。
【0106】図14において、参照符号1はサーバコンピ
ュータとしてのサーバユニットを、200 はクライアント
コンピュータとしてのクライアントユニットをそれぞれ
示しており、 LAN回線100 で接続されたコンピュータネ
ットワークシステムを構成している。なお、図14にはサ
ーバユニット1及びクライアントユニット200 ともに1
個ずつが示されているが、いずれも複数を LAN回線100
を介して接続することが可能である。なお、クライアン
トユニット200 が監視対象のコンピュータである。
【0107】サーバユニット1は、ハードウェアとして
はCPU,メモリ, ディスクユニット (ハードディスク, フ
レキシブルディスク等),プリンタ, ディスプレイ,キー
ボード,マウス等を備えた汎用のコンピュータであり、
ハードディスク,磁気テープ等のハードウェアを利用し
た大容量記憶媒体10が接続されている。この記憶媒体10
にはOS(Operating System)及び種々のソフトウェアがイ
ンストールされている。
【0108】サーバユニット1の記憶媒体10には、サー
バユニット1自身の動作に必要なOS及び種々のアプリケ
ーションソフトウェアがファイル化されて格納されたサ
ーバシステムファイル11の他に、図6に示されているコ
ンピュータ2では自身に備えているバックアップファイ
ル23、被更新ログファイル250 、修復方法ファイル260
、被更新データファイル270 を、それぞれバックアッ
プファイル12、被更新ログファイル16、修復方法ファイ
ル17、被更新データファイル18として個々のクライアン
トユニット200 に代わって保持している。
【0109】従って、図14に示されているクライアント
/サーバシステムにおいては、クライアントユニット20
0 の記憶媒体20には運用システムファイル21、マスタロ
グファイル22、セルフメンテナンスシステムファイル24
が保持されている。
【0110】このような図14に示されているコンピュー
タネットワークシステムの各クライアントユニット200
での処理は基本的には前述の図6に示されているコンピ
ュータ2の場合と同様であり、異なる点は被更新データ
及びそのログ情報を自身の記憶媒体20にではなく、サー
バユニット1の被更新ログファイル16、被更新データフ
ァイル18に LAN回線100 を介して保存し、また必要に応
じてそれらから LAN回線100 を介して読み出すことであ
る。また、修復方法も修復方法ファイル17からLAN回線1
00 を介して読み出し、これに従って修復処理部215 が
修復処理を行なう。
【0111】なお、図14に示されている構成例では、ク
ライアントユニット200 が修復処理部215 を備えている
他、サーバユニット1も同様の機能を有する修復処理部
112を備えている。この場合、サーバユニット1の修復
処理部112 が自身の記憶媒体10の修復方法ファイル14に
従って各クライアントユニット200 の修復処理を行なう
ことも可能である。
【0112】図15は本発明のコンピュータネットワーク
システムの第2の実施の形態の他の構成例を示すブロッ
ク図である。
【0113】この例では、 LAN回線100 にサーバユニッ
ト1ともクライアントユニット200とも異なるたとえば
ネットワークシステムの管理者用のクライアントユニッ
ト200-1 が接続されている。この管理者用のクライアン
トユニット200-1 には管理部220 が備えられており、ま
たその記憶媒体20-1に被更新ログファイル256 、修復方
法ファイル260 、被更新データファイル270 が保存され
るようになっている。
【0114】このような図15に示されているようなネッ
トワークシステムの構成例では、管理者用のクライアン
トユニット200-1 の管理部220 の指示に従ってメンテナ
ンス処理が行なわれるので、管理者がクライアントユニ
ット200-1 を介して種々の設定を行なうことが容易にな
る。
【0115】ところで、上述のような本発明のコンピュ
ータ2及びサーバユニット1、更には管理者用のクライ
アントユニット200-1 はたとえばパーソナルコンピュー
タのような汎用コンピュータに、記録媒体に記録されて
いるバックアップ処理のためのソフトウェアプログラム
をインストールすることにより実現される。
【0116】図16は汎用コンピュータしてのパーソナル
コンピュータPCの外観を示す模式図である。このパーソ
ナルコンピュータPCには、上述のような本発明のコンピ
ュータ2またはサーバユニット1、更には管理者用のク
ライアントユニット200-1 として機能させるためのプロ
グラムPGが記録されたフレキシブルディスク205Mからそ
の記録内容 (プログラムコード) を読み取るためのフレ
キシブルディスクドライブ205 及び/又は上述のような
処理プログラムPGが記録されたCD-ROM206Mからその記録
内容 (プログラムコード) を読み取るためのCD-ROMドラ
イブ206 が備えられている。
【0117】なお、参照符号201 は CRTディスプレイ等
の表示装置を、203 はマウス等のポインティングデバイ
スを、204 はキーボード等の入力装置を示している。
【0118】フレキシブルディスクドライブ205 により
フレキシブルディスク205Mから読み取られたプログラム
PGのコードまたはCD-ROMドライブ206 によりCD-ROM206M
から読み取られたプログラムPGのコードはたとえばハー
ドディスクを利用した記憶媒体20(10)にインストールさ
れ、前述の如く、運用部211 等の種々の機能部として機
能する。
【0119】なお、ここでは記録媒体としてはフレキシ
ブルディスク及び/又はCD-ROMを示したが、これらに限
られることはなく、適宜のドライブ (読み取り手段) と
組み合わせることにより、磁気テープ, 光磁気ディスク
等の利用も勿論可能であることは言うまでもない。
【0120】また参照符号100 は LAN回線であり、他の
コンピュータ(サーバユニット)または管理センタとこ
のパーソナルコンピュータPCとを接続している。従っ
て、この LAN回線100 を介して他のコンピュータまたは
管理センタから処理プログラムPGをインストールするこ
とも可能である。
【0121】図17は記録媒体の一例としてのフレキシブ
ルディスク205Mに記録されている本発明のコンピュータ
2の第1の実施の形態の機能を実現させるためのプログ
ラムPGの内容、即ちプログラムコードを示す模式図であ
る。
【0122】図17に示されているフレキシブルディスク
205Mは、自身の運用に使用するデータを記憶したコンピ
ュータのためのコンピュータプログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体であって、そのコンピ
ュータプログラムの具体的な内容は以下の如くである。
【0123】フレキシブルディスク205Mには、記憶して
いるデータがその更新データを書き込むことにより置換
されることを監視させるプログラムコードPC11と、更新
データの書き込みが行なわれることが検出された場合
に、更新データを記憶させるプログラムコードPC12と、
更新データを記憶させた場合に、その履歴情報を記憶さ
せるプログラムコードPC13と、記憶しているデータの読
み出しを監視させるプログラムコードPC14と、記憶して
いるデータの読み出しが行なわれる際に、読み出される
べきデータに関する履歴情報が記憶されている場合は対
応する更新データを読み出させるプログラムコードPC15
と、記憶しているデータの読み出しが行なわれる際に、
読み出されるべきデータに関する履歴情報が記憶されて
いない場合は対応する未更新のデータを読み出させるプ
ログラムコードPC16と、記憶しているデータの初期状態
への復元が指示された場合に、記憶させてある更新デー
タ及び履歴情報を廃棄させるプログラムコードPC17と、
記憶しているデータの任意の時点の状態への復元が指示
された場合に、記憶させてある履歴情報の内の指示され
た時点よりも後の履歴情報及びそれに対応して記憶させ
てある更新データを廃棄させるプログラムコードPC18
と、記憶しているデータの更新が指示された場合に、記
憶させてある更新データで対応する未更新のデータを置
換させると共に、記憶させてある更新データ及び履歴情
報を廃棄させるプログラムコードPC19とを含むコンピュ
ータプログラムが記録されている。
【0124】このような記録媒体の一例としてのフレキ
シブルディスク205Mに記録されているプログラムPGをコ
ンピュータ2が読み出すことにより、そのコンピュータ
2は前述のような本発明のコンピュータの第1の実施の
形態として機能する。
【0125】図18は記録媒体の一例としてのフレキシブ
ルディスク205Mに記録されている本発明のコンピュータ
2の第2の実施の形態の機能を実現させるためのプログ
ラムPGの内容、即ちプログラムコードを示す模式図であ
る。
【0126】図18に示されているフレキシブルディスク
205Mは、自身の運用に使用するデータを記憶したコンピ
ュータのためのコンピュータプログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体であって、そのコンピ
ュータプログラムの具体的な内容は以下の如くである。
【0127】フレキシブルディスク205Mには、記憶して
いるデータがその更新データを書き込むことにより置換
されることを監視させるプログラムコードPC21と、更新
データの書き込みが行なわれることを検出した場合に、
記憶しているデータの内の更新データによって置換され
る被更新データを記憶させるプログラムコードPC22と、
被更新データを記憶させた場合に、その履歴情報を記憶
させるプログラムコードPC23と、記憶しているデータの
初期状態への復元が指示された場合に、記憶させてある
被更新データで対応する更新データを置換させると共
に、記憶させてある被更新データ及び履歴情報を廃棄さ
せるプログラムコードPC24と、記憶しているデータの任
意の時点の状態への復元が指示された場合に、記憶させ
てある履歴情報に従って、記憶させてある被更新データ
の内の指示された時点よりも後に記憶させた被更新デー
タで対応する更新データを置換させると共に、指示され
た時点よりも後に記憶させた被更新データ及び履歴情報
を廃棄させるプログラムコードPC25と、記憶しているデ
ータの更新が指示された場合に、記憶させてある被更新
データ及び履歴情報を廃棄させるプログラムコードPC26
とを含むコンピュータプログラムが記録されている。
【0128】このような記録媒体の一例としてのフレキ
シブルディスク205Mに記録されているプログラムPGをコ
ンピュータ2が読み出すことにより、そのコンピュータ
2は前述のような本発明のコンピュータの第2の実施の
形態として機能する。
【0129】なお、上述のような図17及び図18に示され
ている記録媒体の一例としてのフレキシブルディスク20
5Mに記録されている各プログラムコードを、図12乃至図
15に示されている本発明のコンピュータネットワークシ
ステムのサーバユニット1またはクライアントユニット
200-1 に分散させて読み込ませることにより、それらの
機能を汎用コンピュータでの機能を実現させることが可
能であることは言うまでもない。
【0130】なお以上の本発明のコンピュータ、コンピ
ュータネットワークシステム及び記録媒体のいずれの説
明においても、運用システムファイル21にはそのコンピ
ュータを運用するために必要なOS, アプリケーションプ
ログラム等は勿論のこと、アプリケーションプログラム
によって作成されたデータファイルが含まれていてもよ
いことは言うまでもない。一般的なアプリケーションプ
ログラムでは「元に戻す」処理を行なうことが可能では
あるが、それは今回ファイルを開いた時点以降に限られ
ている。しかし、運用システムファイル21にデータファ
イルをも保持しておいて本発明の適用対象とした場合に
は、データファイルを新規に作成した当初からの全ての
時点に溯って復元することが可能になる。
【0131】
【発明の効果】以上に詳述したように本発明のコンピュ
ータによれば、運用システムファイルに対する書き込み
を監視しておくことにより、初期状態をも含む任意の時
点の状態に復元可能なコンピュータが実現される。
【0132】また本発明のコンピュータネットワークシ
ステムによれば、ネットワークシステムに接続している
各コンピュータの運用システムファイルに対する書き込
みを監視しておくことにより、初期状態をも含む任意の
時点の状態に復元可能なコンピュータネットワークシス
テムが実現される。
【0133】更に本発明の記録媒体によれば、上述のよ
うなコンピュータ及びコンピュータネットワークシステ
ムを構成するコンピュータが実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンピュータの第1の実施の形態
の構成例を示す模式図である。
【図2】本発明に係るコンピュータの第1の実施の形態
の通常の運用状態における動作手順を示すフローチャー
トである。
【図3】本発明に係るコンピュータの第1の実施の形態
の更新ログファイルの記憶内容を示す模式図である。
【図4】本発明に係るコンピュータの第1の実施の形態
の更新データファイルの記憶内容を示す模式図である。
【図5】本発明に係るコンピュータの第1の実施の形態
のメンテナンス時の動作手順を示すフローチャートであ
る。
【図6】本発明に係るコンピュータの第2の実施の形態
の構成例を示す模式図である。
【図7】本発明に係るコンピュータの第2の実施の形態
の通常の運用状態における動作手順を示すフローチャー
トである。
【図8】本発明に係るコンピュータの第2の実施の形態
の被更新ログファイルの記憶内容を示す模式図である。
【図9】本発明に係るコンピュータの第2の実施の形態
の被更新データファイルの記憶内容を示す模式図であ
る。
【図10】本発明に係るコンピュータの第2の実施の形
態のメンテナンス時の動作手順を示すフローチャートで
ある。
【図11】本発明に係るコンピュータの第2の実施の形
態のメンテナンス時の動作手順を示すフローチャートで
ある。
【図12】本発明のコンピュータネットワークシステム
の第1の実施の形態の構成例を示すブロック図である。
【図13】本発明のコンピュータネットワークシステム
の第1の実施の形態の他の構成例を示すブロック図であ
る。
【図14】本発明のコンピュータネットワークシステム
の第2の実施の形態の構成例を示すブロック図である。
【図15】本発明のコンピュータネットワークシステム
の第2の実施の形態の他の構成例を示すブロック図であ
る。
【図16】本発明に係るコンピュータとしての汎用コン
ピュータの構成例を示す模式図である。
【図17】本発明に係る記録媒体に記録されたコンピュ
ータプログラムの内容を示す模式図である。
【図18】本発明に係る記録媒体に記録されたコンピュ
ータプログラムの内容を示す模式図である。
【符号の説明】
1 サーバユニット 2 コンピュータ 10 記憶媒体 13 更新ログファイル 14 修復方法ファイル 15 更新データファイル 16 被更新ログファイル 17 修復方法ファイル 18 被更新データファイル 20 記憶媒体 21 運用システムファイル 24 セルフメンテナンスシステムファイル 25 更新ログファイル 26(260) 修復方法ファイル 27 更新データファイル 200 (200-1) クライアントユニット 211 運用部 212 書き込み監視部 213 読み出し監視部 214 自己診断部 215 修復処理部 205M フレキシブルディスク 206M CD-ROM 250 被更新ログファイル 270 被更新データファイル PG コンピュータプログラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂東 慎勉 徳島県徳島市寺島本町西一丁目7番地1 株式会社富士通徳島システムエンジニアリ ング内 (72)発明者 安富 勝人 徳島県徳島市寺島本町西一丁目7番地1 株式会社富士通徳島システムエンジニアリ ング内 (72)発明者 宮本 隆志 徳島県徳島市寺島本町西一丁目7番地1 株式会社富士通徳島システムエンジニアリ ング内 Fターム(参考) 5B042 GA12 GA21 JJ09 MC39 MC40 5B048 CC17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自身の運用に使用するデータが更新デー
    タの書き込みにより置換された場合の更新データと、更
    新データにより置換された被更新データと、未更新のデ
    ータとを記憶するデータ記憶手段と、 該データ記憶手段からデータの読み出しが行なわれる際
    に、読み出されるべきデータに対応する更新データが存
    在する場合にはそれを、存在しない場合には対応する未
    更新のデータを読み出す読み出し監視手段と、 前記データ記憶手段の初期状態への復元が指示された場
    合に、更新データを廃棄し、 前記データ記憶手段の任意の時点の状態への復元が指示
    された場合に、指示された時点よりも後に前記データ記
    憶手段に記憶された更新データを廃棄し、 前記データ記憶手段の更新が指示された場合に、更新デ
    ータで対応する被更新データを置換する修復手段とを備
    えたことを特徴とするコンピュータ。
  2. 【請求項2】 自身の運用に使用するデータを記憶する
    運用システム記憶手段と、 該運用システム記憶手段が記憶しているデータがその更
    新データの書き込みにより置換されることを監視する書
    き込み監視手段と、 該書き込み監視手段が更新データの書き込みが行なわれ
    ることを検出した場合に、更新データを記憶する更新デ
    ータ記憶手段と、 前記更新データ記憶手段が更新データを記憶した場合
    に、その履歴情報を記憶する更新ログ記憶手段と、 前記運用システム記憶手段からデータの読み出しが行な
    われる際に、読み出されるべきデータに関する履歴情報
    を前記更新ログ記憶手段が記憶している場合は前記更新
    データ記憶手段から対応する更新データを読み出し、読
    み出されるべきデータに関する履歴情報を前記更新ログ
    記憶手段が記憶していない場合は前記運用システム記憶
    手段から対応する未更新のデータを読み出す読み出し監
    視手段と、 前記運用システム記憶手段の初期状態への復元が指示さ
    れた場合に、前記更新データ記憶手段及び前記更新ログ
    記憶手段の記憶内容を廃棄し、 前記運用システム記憶手段の任意の時点の状態への復元
    が指示された場合に、前記更新ログ記憶手段の指示され
    た時点よりも後の履歴情報及びそれに対応して前記更新
    データ記憶手段が記憶している更新データを廃棄し、 前記運用システム記憶手段の更新が指示された場合に、
    前記更新データ記憶手段が記憶している更新データで前
    記運用システム記憶手段の対応する未更新のデータを置
    換すると共に、前記更新データ記憶手段及び前記更新ロ
    グ記憶手段の記憶内容を廃棄する修復手段とを備えたこ
    とを特徴とするコンピュータ。
  3. 【請求項3】 自身の運用に使用するデータを記憶する
    運用システム記憶手段と、 該運用システム記憶手段が記憶しているデータがその更
    新データの書き込みにより置換されることを監視する書
    き込み監視手段と、 該書き込み監視手段が更新データの書き込みが行なわれ
    ることを検出した場合に、前記運用システム記憶手段が
    記憶しているデータの内の更新データによって置換され
    る被更新データを記憶する被更新データ記憶手段と、 該被更新データ記憶手段が被更新データを記憶した場合
    に、その履歴情報を記憶する被更新ログ記憶手段と、 前記運用システム記憶手段の初期状態への復元が指示さ
    れた場合に、前記被更新データ記憶手段が記憶している
    被更新データで前記運用システム記憶手段の対応する更
    新データを置換すると共に、前記被更新データ記憶手段
    及び前記被更新ログ記憶手段の記憶内容を廃棄し、 前記運用システム記憶手段の任意の時点の状態への復元
    が指示された場合に、前記被更新ログ記憶手段が記憶し
    ている履歴情報に従って、前記被更新データ記憶手段が
    記憶している被更新データの内の指示された時点よりも
    後に記憶した被更新データで前記運用システム記憶手段
    の対応する更新データを置換すると共に、前記被更新ロ
    グ記憶手段の指示された時点よりも後の履歴情報及びそ
    れに対応して前記被更新データ記憶手段が記憶している
    被更新データを廃棄し、 前記運用システム記憶手段の更新が指示された場合に、
    前記被更新データ記憶手段及び前記被更新ログ記憶手段
    の記憶内容を廃棄する修復手段とを備えたことを特徴と
    するコンピュータ。
  4. 【請求項4】 自身の運用に使用するデータを記憶する
    運用システム記憶手段と、 該運用システム記憶手段が記憶しているデータがその更
    新データの書き込みにより置換されることを監視する書
    き込み監視手段と、 前記運用システム記憶手段からのデータの読み出しを監
    視する読み出し監視手段とを備えた監視対象のコンピュ
    ータを含む複数のコンピュータと、 前記書き込み監視手段が更新データの書き込みが行なわ
    れることを検出した場合に、更新データを記憶する更新
    データ記憶手段と、 前記更新データ記憶手段が更新データを記憶した場合
    に、その履歴情報を記憶する更新ログ記憶手段とを相互
    に接続したコンピュータネットワークシステムであっ
    て、 前記読み出し監視手段は、前記運用システム記憶手段か
    らデータの読み出しが行なわれる際に、読み出されるべ
    きデータに関する履歴情報を前記更新ログ記憶手段が記
    憶している場合は前記更新データ記憶手段から対応する
    更新データを読み出し、読み出されるべきデータに関す
    る履歴情報を前記更新ログ記憶手段が記憶していない場
    合は前記運用システム記憶手段から対応する未更新のデ
    ータを読み出すべくなしてあり、 前記運用システム記憶手段の初期状態への復元が指示さ
    れた場合に、前記更新データ記憶手段及び前記更新ログ
    記憶手段の記憶内容を廃棄し、 前記運用システム記憶手段の任意の時点の状態への復元
    が指示された場合に、前記更新ログ記憶手段の指示され
    た時点よりも後の履歴情報及びそれに対応して前記更新
    データ記憶手段が記憶している更新データを廃棄し、 前記運用システム記憶手段の更新が指示された場合に、
    前記更新データ記憶手段が記憶している更新データで前
    記運用システム記憶手段の対応する未更新のデータを置
    換すると共に、前記更新データ記憶手段及び前記更新ロ
    グ記憶手段の記憶内容を廃棄する修復手段を前記複数の
    コンピュータのいずれかに備えたことを特徴とするコン
    ピュータネットワークシステム。
  5. 【請求項5】 自身の運用に使用するデータを記憶する
    運用システム記憶手段と、 該運用システム記憶手段が記憶しているデータがその更
    新データの書き込みにより置換されることを監視する書
    き込み監視手段とを備えた監視対象のコンピュータを含
    む複数のコンピュータと、 前記書き込み監視手段が更新データの書き込みが行なわ
    れることを検出した場合に、前記運用システム記憶手段
    が記憶しているデータの内の更新データによって置換さ
    れる被更新データを記憶する被更新データ記憶手段と、 前記被更新データ記憶手段が被更新データを記憶した場
    合に、その履歴情報を記憶する被更新ログ記憶手段とを
    相互に接続したコンピュータネットワークシステムであ
    って、 前記運用システム記憶手段の初期状態への復元が指示さ
    れた場合に、前記被更新データ記憶手段が記憶している
    被更新データで前記運用システム記憶手段の対応する更
    新データを置換すると共に、前記被更新データ記憶手段
    及び前記被更新ログ記憶手段の記憶内容を廃棄し、 前記運用システム記憶手段の任意の時点の状態への復元
    が指示された場合に、前記被更新ログ記憶手段が記憶し
    ている履歴情報に従って、前記被更新データ記憶手段が
    記憶している被更新データの内の指示された時点よりも
    後に記憶した被更新データで前記運用システム記憶手段
    の対応する更新データを置換すると共に、前記被更新ロ
    グ記憶手段の指示された時点よりも後の履歴情報及びそ
    れに対応して前記被更新データ記憶手段が記憶している
    被更新データを廃棄し、 前記運用システム記憶手段の更新が指示された場合に、
    前記被更新データ記憶手段及び前記被更新ログ記憶手段
    の記憶内容を廃棄する修復手段を前記複数のコンピュー
    タのいずれかに備えたことを特徴とするコンピュータネ
    ットワークシステム。
  6. 【請求項6】 自身の運用に使用するデータを記憶した
    コンピュータのためのコンピュータプログラムを記録し
    たコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、 コンピュータに、記憶しているデータがその更新データ
    を書き込むことにより置換されることを監視させるプロ
    グラムコード手段と、 コンピュータに、更新データの書き込みが行なわれるこ
    とが検出された場合に、更新データを記憶させるプログ
    ラムコード手段と、 コンピュータに、更新データを記憶させた場合に、その
    履歴情報を記憶させるプログラムコード手段と、 コンピュータに、記憶しているデータの読み出しを監視
    させるプログラムコード手段と、 コンピュータに、記憶しているデータの読み出しが行な
    われる際に、読み出されるべきデータに関する履歴情報
    が記憶されている場合は対応する更新データを読み出さ
    せるプログラムコード手段と、 コンピュータに、記憶しているデータの読み出しが行な
    われる際に、読み出されるべきデータに関する履歴情報
    が記憶されていない場合は対応する未更新のデータを読
    み出させるプログラムコード手段と、 コンピュータに、記憶しているデータの初期状態への復
    元が指示された場合に、記憶させてある更新データ及び
    履歴情報を廃棄させるプログラムコード手段と、 コンピュータに、記憶しているデータの任意の時点の状
    態への復元が指示された場合に、記憶させてある履歴情
    報の内の指示された時点よりも後の履歴情報及びそれに
    対応して記憶させてある更新データを廃棄させるプログ
    ラムコード手段と、 コンピュータに、記憶しているデータの更新が指示され
    た場合に、記憶させてある更新データで対応する未更新
    のデータを置換させると共に、記憶させてある更新デー
    タ及び履歴情報を廃棄させるプログラムコード手段とを
    含むコンピュータプログラムを記録したことを特徴とす
    るコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  7. 【請求項7】 自身の運用に使用するデータを記憶した
    コンピュータのためのコンピュータプログラムを記録し
    たコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、 コンピュータに、記憶しているデータがその更新データ
    を書き込むことにより置換されることを監視させるプロ
    グラムコード手段と、 コンピュータに、更新データの書き込みが行なわれるこ
    とを検出した場合に、記憶しているデータの内の更新デ
    ータによって置換される被更新データを記憶させるプロ
    グラムコード手段と、 コンピュータに、被更新データを記憶させた場合に、そ
    の履歴情報を記憶させるプログラムコード手段と、 コンピュータに、記憶しているデータの初期状態への復
    元が指示された場合に、記憶させてある被更新データで
    対応する更新データを置換させると共に、記憶させてあ
    る被更新データ及び履歴情報を廃棄させるプログラムコ
    ード手段と、 コンピュータに、記憶しているデータの任意の時点の状
    態への復元が指示された場合に、記憶させてある履歴情
    報に従って、記憶させてある被更新データの内の指示さ
    れた時点よりも後に記憶させた被更新データで対応する
    更新データを置換させると共に、指示された時点よりも
    後に記憶させた被更新データ及び履歴情報を廃棄させる
    プログラムコード手段と、 コンピュータに、記憶しているデータの更新が指示され
    た場合に、記憶させてある被更新データ及び履歴情報を
    廃棄させるプログラムコード手段とを含むコンピュータ
    プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体。
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