JP3794771B2 - 油圧ショベルの作業機制御装置 - Google Patents

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    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/28Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging tools mounted on a dipper- or bucket-arm, i.e. there is either one arm or a pair of arms, e.g. dippers, buckets
    • E02F3/36Component parts
    • E02F3/42Drives for dippers, buckets, dipper-arms or bucket-arms
    • E02F3/43Control of dipper or bucket position; Control of sequence of drive operations
    • E02F3/435Control of dipper or bucket position; Control of sequence of drive operations for dipper-arms, backhoes or the like

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は油圧ショベル等の建設機械に装着する作業機部材の関節部の角度を演算して、作業機の姿勢制御を自動的に行う作業機制御装置に係り、特に2ピースブームや2ピースブーム付きオフセットブーム式作業機を備えた油圧ショベルの作業機制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の油圧ショベルの作業機は、車体から順次連結されるブーム、アームおよびバケットの3つの関節形となっている。このバケットの先端を作業対象物に位置決めするときは、ブームを上げ方向または下げ方向、アームの掘削方向またはダンプ方向およびバケットの掘削方向またはダンプ方向を複合操作を行う必要があり、その操作には熟練を要する。
【0003】
現在の都市土木作業においては、各種のアタッチメントを備えた油圧ショベルが用いられている。この都市土木作業には、道路を作るための掘削作業、掘削した土砂のダンプトラックへの積込み作業、転石やコンクリートを破砕するブレーカ作業、道路に側溝を作るための側溝堀り作業等の多くの作業がある。
最近、これらの多くの作業が1台の油圧ショベルで行えるようにした、オフセットブーム式作業機が用いられている。このオフセットブーム式作業機は前述のブーム、アームおよびバケットの3つの関節形に加えて、ブームを横方向へオフセットする機能が追加となっている。
【0004】
このようなオフセットブーム式作業機を装着した油圧ショベルは図8に示すように、油圧ショベル1の下部走行体2は図示しない走行モータにより走行自在となっている。この下部走行体2の上部にはスイングサークル4を介して図示しない旋回モータにより旋回可能な上部旋回体3(以下、車体3と言う。)を装着している。次に、オフセットブーム式作業機について説明する。ブーム80の一端は車体3に取着されている。このブーム80を駆動するブームシリンダ81のボトム側は車体3に取着し、ロッド側はブーム80の上端部に取着している。ブーム80はブームシリンダ81の伸縮駆動により上下揺動自在となっている。
オフセットブーム82の一端はブーム80と連結し、他端はブラケット85と連結している。このオフセットブーム82を駆動するオフセットシリンダ83のボトム側はブーム80に取着し、ロッド側はブラケット85に取着している。
オフセットブーム82はオフセットシリンダ83の伸縮駆動により横方向に揺動自在となっている。ロッド84の一端はブーム80に取着し、他端はブラケット85に取着している。このロッド84はブーム80に対してブラケット85が回転、揺動させないために配設しているものである。ブラケット85はアーム86と連結している。このアーム86を駆動するアームシリンダ87はブラケット85に支承され、ロッド側はアーム86に取着している。アーム86はアームシリンダ87の伸縮駆動により掘削・ダンプ方向に揺動自在となっている。
このアーム86はバケット88と連結している。バケット88を駆動するバケットシリンダ89のボトム側はアーム86に取着し、ロッド側はリンク90a,リンク90bを介してバケット88と連結している。バケット88はバケットシリンダ89の伸縮駆動により掘削・ダンプ方向に揺動自在となっている。
【0005】
ところで、都市土木作業で用いられるオフセットブーム式作業機や2ピースブームを備えた油圧ショベルは、作業現場が市街地であるため通行人や電柱、建物の壁等の障害物に接触しないようにするために作業機を車幅内に折り畳めるようにしているので、作業機を車幅内に折り畳むときに車体や運転室に干渉しないようにするための、オフセットブーム式作業機や2ピースブームを備えた作業機の軌跡制御、減速制御および干渉防止制御装置に関する先行特許(実公平3−72767号、実開平3−5751号、特開平2−308018号、特開平4−254625号、特開平7−109748号)が多数出願されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のオフセットブーム式作業機を備えた油圧ショベルにおいては、ブームの上げ方向または下げ方向、アームの掘削方向またはダンプ方向およびバケットの掘削方向またはダンプ方向の操作に加えてブームを横方向にオフセットする4方向の複合操作が必要となり、また、2ピースブームとオフセットブームを備えた作業機の場合は、さらに操作が難しくなり熟練オペレータでないと運転ができないとの問題がある。
特に、第1ブーム及び第2ブームからなる2ピースブームを備えた作業機や第1ブーム、第2ブームからなる2ピースブーム及びオフセットブームを備えた作業機においては、いずれも作業機が長くなり、又作業機の重量が大きくなるので、作業機を最大リーチ付近まで伸ばして、上方掘削するときに車体が転倒しないようにして、しかも迅速な作業を行うことは作業機の操作が難しい。
このように、2ピースブームを備えた作業機や2ピースブームとオフセットブームを備えた作業機は、上方掘削するときに車体が転倒しないように、オペレータが作業機の操作を手動操作で行うことは難しいとの問題がある。
【0007】
特に、2ピースブームを備えた作業機や2ピースブームとオフセットブームを備えた作業機を備えた油圧ショベルを未熟練のオペレータが運転して上方掘削するときでも車体が転倒しないようにして、しかも未熟練のオペレータでも簡単に操作できるようにする必要がある。また、前述のようにオフセットブーム式作業機や2ピースブームに関する先行特許が多数出願されているが、本発明に係る作業機制御装置に関する出願内容は開示されていない。
【0008】
本発明は上記従来の問題点に着目し、2ピースブームとオフセットブームからなる作業機や2ピースブームを備えた作業機による上方掘削時に車体が転倒しないようにすると共に、未熟練のオペレータでも運転操作が容易となるようにした油圧ショベルの作業機制御装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用効果】
上記目的を達成するために、本発明に係る油圧ショベルの作業機制御装置の第1発明は、車体より順次連結される第1ブーム、第2ブームおよびアームからなる作業部材と、この作業部材を揺動させる各シリンダと、油圧ポンプから吐出する圧油を前記各シリンダへ供給する各方向切換弁とを備え、前記作業部材の作業姿勢を制御する油圧ショベルの作業機制御装置であって、
前記車体と第1ブームとがなす第1ブーム角θ1を検知する第1検知手段と、
第1ブームと第2ブームとがなす第2ブーム角θ2を検知する第2検知手段と、
第1ブームと第2ブームとを連結する連結点とアームを揺動する支点とを結ぶ線LA、および、アームを揺動する支点とアームとバケットを連結する連結点とを結ぶ線LBとがなすアーム角θ4を検知する第3検知手段とを備え、
前記第1検知手段、第2検知手段および第3検知手段からの信号を受けて、予め記憶されている第1ブーム角θ1およびアーム角θ4と第2ブーム角θ2との関数「θ2≦f(θ1,θ4)」により第2ブーム角θ2の限界角f(θ1,θ4)を演算し、その演算結果に基づいて第2ブーム角θ2を限界角f(θ1,θ4)を超えない角度に制御するために第2ブームシリンダを伸長あるいは短縮駆動するように方向切換弁へ指令信号を出力する制御手段と、からなる構成としたものである。
上記構成によれば、第1ブーム角θ1およびアーム角θ4に対応して第2ブーム角θ2の限界角を予め記憶されている関数fによって、
θ2≦f(θ1,θ4)
求める。
これにより、作業機を上方に操作して上方掘削するときの第1ブーム角θ1およびアーム角θ4に対応して、第2ブームは第2ブームシリンダのストロークエンドの手前の所定位置(第2ブーム角θ2=f(θ1,θ4)に対応した位置)までしか作動しないように制御される。このため、作業部材の先端(バケットの刃先)は最上方位置の手前で、油圧ショベルが転倒しない作業範囲に制限される。したがって、第2ブームは最上方位置の手前までしか作動できないようにしたので車体が転倒することもなく、安全に作業が可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る油圧ショベルの作業機制御装置の一実施例を図1乃至図7を参照して説明する。
先ず、油圧ショベルの第1ブームと第2ブームからなる2ピースブーム及びオフセットブームを備えた作業機について図4,図5により説明する。尚、一実施例として図4,図5の第1ブーム、第2ブーム及びオフセットブームを備えた作業機により説明するが、既知のオフセットブームを用いない第1ブームと第2ブームからなる2ピースブームを備えた作業機にも適用できるものである。
先ず、図4に示す油圧ショベル1の下部走行体2は図示しない走行モータにより走行自在となっている。この下部走行体2の上部にはスイングサークル4を介して図示しない旋回モータにより旋回可能な上部旋回体3(以下、車体3と言う。)を装着している。次に、オフセットブーム式作業機について説明する。第1ブーム5の一端は車体3に取着されている。この第1ブーム5を駆動する第1ブームシリンダ6のボトム側は車体3に取着し、ロッド側は第1ブーム5の上端部に取着している。第1ブーム5は第1ブームシリンダ6の伸縮駆動により上下揺動自在となっている。第1ブーム5は第2ブーム7と連結している。この第2ブーム7を駆動する第2ブームシリンダ8のボトム側は第1ブーム5に取着し、ロッド側は第2ブーム7の端部に取着している。第2ブーム7は第2ブームシリンダ8の伸縮駆動により上下揺動自在となっている。
【0011】
図4のA視図を図5により説明する。オフセットブーム11の一端は第2ブーム7と連結し、他端はブラケット9と連結している。このオフセットブーム11を駆動するオフセットシリンダ10のボトム側は第2ブーム7に取着し、ロッド側はブラケット9に取着している。オフセットブーム11はオフセットシリンダ10の伸縮駆動により横方向に揺動自在となっている。ロッド11aの一端は第2ブーム7に取着し、他端はブラケット9に取着している。このロッド11aは第2ブーム7に対してブラケット9が回転、揺動させないために配設しているものである。図5に示すブラケット9はアーム12と連結している。このアーム12を駆動するアームシリンダ13はブラケット9に支承され、ロッドはアーム12に取着している。図4に示すアーム12はアームシリンダ13の伸縮駆動により掘削・ダンプ方向に揺動自在となっている。前記オフセットブーム11がオフセットしないとき、あるいは、横方向に揺動してオフセット角(θ3)が0°以上となっても、前記ロッド11aによりブラケット9に連結されるアーム12の作業姿勢は変わらないようにしてある。これにより、オフセットブーム11がオフセットしたとき、あるいは、オフセットしないときでもアーム12は掘削・ダンプ方向に揺動自在となっている。このアーム12はバケット14と連結している。バケット14を駆動するバケットシリンダ15のボトム側はアーム12に取着し、ロッド側はリンク15a,リンク15bを介してバケット14と連結している。バケット14はバケットシリンダ15の伸縮駆動により掘削・ダンプ方向に揺動自在となっている。
図4に示す17は第1ブーム角センサ、18は第2ブーム角センサ、19はアーム角センサ、図5に示す16はオフセット角センサである。
【0012】
次に、本発明に係る油圧ショベルの作業機制御装置の制御回路について、図6,図7により説明する。図6は2ピースブームを備えた作業機の制御回路を示し、図7は、図6にオフセットブームシリンダ、オフセット用方向切換弁およびオフセット角センサが追加したものである。
先ず、図6に示す、エンジン20により駆動される可変容量型油圧ポンプ21(以下、油圧ポンプ21と言う。)を備えている。この油圧ポンプ21は管路22から分岐する管路22aを介して第1ブーム用方向切換弁23と接続している。この油圧ポンプ21は管路22から分岐する管路22bを介して第2ブーム用方向切換弁24と接続している。油圧ポンプ21は管路22から分岐する管路22dを介してアーム用方向切換弁26と接続している。
また、油圧ポンプ21は管路22を介してバケット用方向切換弁27と接続している。前記第1ブーム方向切換弁23は管路23c,23dを介して第1ブームシリンダ6と接続している。前記第2ブーム用方向切換弁24は管路24c,24dを介して第2ブームシリンダ8と接続している。前記アーム用方向切換弁26は管路26c,26dを介してアームシリンダ13と接続している。前記バケット用方向切換弁27は管路27c,27dを介してバケットシリンダ15と接続している。
【0013】
図6に示す第1ブーム5の揺動角を検出する第1ブーム角センサ17(以下、第1検出手段17と言う。),第2ブーム7の揺動角を検出する第2ブーム角センサ18(以下、第2検出手段18と言う。),アーム12の揺動角を検出するアーム角センサ19(以下、第3検出手段19と言う。)で検出された信号は制御手段30に入力している。前記作業部材の操作を自動に切換える自動切換スイッチ31は制御手段30と接続している。
次に、図6に示す、自動切換スイッチ31をOFFの状態で、作業部材の操作を手動により行うときの操作手段について説明する。ポテンショメータ36は電気式操作手段35の操作変位に対応する電圧信号VAを発生し、この電圧信号VAは制御手段30に出力する。この制御手段30はポテンショメータ36から入力される信号VAに基づき前記各方向切換弁23,24,26,27のうちのいずれかを作動するための指令信号i01〜i04,i07〜i10を演算し、これらの信号i01〜i04,i07〜i10は制御手段30内の増幅器によって増幅された後、指令信号i01〜i04,i07〜i10が各方向切換弁23,24,26,27の各操作部23a,23b,24a,24b,26a,26b,27a,27bに入力される。
【0014】
次に、図7の制御回路について説明する。図7は、図6の構成に加えてオフセットシリンダ10、オフセットブーム用方向切換弁25およびオフセット角センサ16を追加したものである。図6と同一符号を付したものは同一構成であり説明は省略する。油圧ポンプ21は管路22から分岐する管路22cを介してオフセットブーム用方向切換弁25と接続している。オフセットブーム用方向切換弁25は管路25c,25dを介してオフセットシリンダ10と接続している。
オフセット角センサ16で検出された信号は制御手段30に入力している。
本発明に係る油圧ショベルの作業機制御装置は、図6に示すように、第1ブーム、第2ブームを有する2ピースブームを備えた作業機、あるいは、図7に示す第1ブーム、第2ブームおよびオフセットブームを有するオフセット式作業機に適用されるものである。
【0015】
本発明に係る油圧ショベルの作業機制御装置の一実施例を図1乃至図3により説明する。尚、作業機制御の基本回路は図6,図7で説明したものと同じであり、詳細な説明は省略する。
先ず、図1に示す第1ブーム角を検知する第1検知手段17、第2ブーム角を検知する第2検知手段18、およびアーム角を検知する第3検知手段19からの信号は制御手段30Cに入力されている。
次に、図1の作動について説明する。第1ブーム5,第2ブーム7,およびアーム12を同時に操作したときに、制御手段30Cは第1ブーム揺動角θ1,第2ブーム揺動角θ2およびアーム揺動角θ4予め定められた関数「θ2≦f(θ1・θ4)を有し、この関数に基づき第1ブーム5およびアーム12の揺動角θ1,θ4に対応して上方掘削作業するときの第2ブーム7は第2ブームシリンダ8のストロークエンドの手前の所定位置(第2ブーム揺動角θ2の限界角=f(θ1・θ4)に対応した位置)までしか作動しないように制御される。
これにより、第2ブームシリンダ8は、図3の座標図に示すように、従来アーム12が2点鎖線で示すB部の位置となるまで作動すると車両が不安定となっていたものを、本発明によれば、アーム12実線のA部の位置をB部の位置方向へ越えようとしたときにA部の位置で停止するように第2ブームシリンダ8の作動は制御されるようになっている。したがって、油圧ショベルの上方掘削作業時に、第2ブームは最上方位置の手前までしか作動できないようにしたので車体が転倒することもなく、未熟練の運転者でも操作が簡単に行えるので安全性が向上し、2ピースブームを備えた作業機や2ピースブームとオフセットブームを備えた作業機を装着する油圧ショベルとして有用である。
【0016】
本発明に係る油圧ショベルの作業機制御装置の制御フローチャートを図2に基づいて説明する。
S30にて自動切換スイッチ31のオンかを判定しており、NOのときはS30に戻り、YESのときは、S31にて第1ブーム角θ1,第2ブーム角θ2,アーム角θ4を検出する。S32にてθ2≦f(θ1,θ4)かを判定しており、YESのときはS30に戻り、NOのときはS33にてθ1,θ4から計算する限界角θ2a(=f(θ1,θ4))とθ2との偏差、
Δθ2=θ2−f(θ1,θ4)
を求める。
S34にて目標角速度dθ2/dt(=fA(Δθ2))を求める。S35にて第2ブーム用方向切換弁24の開口量C2、目標角速度dθ2/dt,及び制御手段30Cに記憶されている所定関数fBにより、
C2=fB(dθ2/dt)
求める。
S36にてθ2を小さくするための方向切換弁24の制御電流値i03を求める。この場合θ1,θ4の増加に対応してθ2を小さくする予め定められた関数に応じて制御電流値i03が求められるようになっている。
制御電流値i03はS37にて図1に示す制御手段30Cから第2ブーム用方向切換弁24の操作部24aへ指令出力する。S38にて自動切換スイッチ31のオンかを判定しており、YESのときはS31に戻り、NOのときはエンドとなる。
【0017】
本願発明は、2ピースブームを備えた作業機、および2ピースブームに加えてオフセットブームを備えた作業機のいずれでも適用可能であり、市街地の狭い所での作業等において、作業機を上方に操作して上方掘削作業しても車体が転倒することなく、未熟練運転者でも操作が可能となり、作業性が向上すると共に、車両の安定性も向上することから油圧ショベルとして有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る油圧ショベルの作業機制御装置の説明図である。
【図2】同、制御フローチャートの説明図である。
【図3】同、X,Y軸の座標図である。
【図4】同、2ピースブームとオフセットブームを備えた油圧ショベルの側面図である。
【図5】同、図4のA視図である。
【図6】同、2ピースブームを備えた作業機の制御回路である。
【図7】同、2ピースブームとオフセットブームを備えた作業機の制御回路である。
【図8】従来の作業機を装着した油圧ショベルの側面図である。
【符号の説明】
1 油圧ショベル
3 上部旋回体(車体)
5 第1ブーム
6 第1ブームシリンダ
7 第2ブーム
8 第2ブームシリンダ
9 ブラケット
10 オフセットシリンダ
11 オフセットブーム
12 アーム
13 アームシリンダ
14 バケット
17 第1検出手段(第1ブーム角)
18 第2検出手段(第2ブーム角)
16 第3検出手段(オフセット角)
19 第4検出手段(アーム角)
23 第1ブーム用方向切換弁
24 第2ブーム用方向切換弁
25 オフセットブーム用方向切換弁
26 アーム用方向切換弁
27 バケット用方向切換弁
30,30C 制御手段
31 自動切換スイッチ
35,操作レバー

Claims (1)

  1. 車体より順次連結される第1ブーム、第2ブームおよびアームからなる作業部材と、この作業部材を揺動させる各シリンダと、油圧ポンプから吐出する圧油を前記各シリンダへ供給する各方向切換弁とを備え、前記作業部材の作業姿勢を制御する油圧ショベルの作業機制御装置であって、
    前記車体と第1ブームとがなす第1ブーム角θ1を検知する第1検知手段と、
    第1ブームと第2ブームとがなす第2ブーム角θ2を検知する第2検知手段と、
    第1ブームと第2ブームとを連結する連結点とアームを揺動する支点とを結ぶ線LA、および、アームを揺動する支点とアームとバケットを連結する連結点とを結ぶ線LBとがなすアーム角θ4を検知する第3検知手段とを備え、
    前記第1検知手段、第2検知手段および第3検知手段からの信号を受けて、予め記憶されている第1ブーム角θ1およびアーム角θ4と第2ブーム角θ2との関数「θ2≦f(θ1,θ4)」により第2ブーム角θ2の限界角f(θ1,θ4)を演算し、その演算結果に基づいて第2ブーム角θ2を限界角f(θ1,θ4)を超えない角度に制御するために第2ブームシリンダを伸長あるいは短縮駆動するように方向切換弁へ指令信号を出力する制御手段と、
    からなることを特徴とする油圧ショベルの作業機制御装置。
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