JPH1060947A - 油圧ショベルの操作装置 - Google Patents

油圧ショベルの操作装置

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JPH1060947A
JPH1060947A JP23734796A JP23734796A JPH1060947A JP H1060947 A JPH1060947 A JP H1060947A JP 23734796 A JP23734796 A JP 23734796A JP 23734796 A JP23734796 A JP 23734796A JP H1060947 A JPH1060947 A JP H1060947A
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JP
Japan
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operating
boom
offset
turning
offset boom
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Application number
JP23734796A
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English (en)
Inventor
Yoshihisa Haraoka
良尚 原岡
Masafumi Tsuji
雅文 辻
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1本の操作手段の同一操作方向に操作してオ
フセットブーム駆動あるいは車体を旋回駆動させるよう
にする。 【解決手段】 第1操作手段あるいは第2操作手段のい
ずれかと、同一の操作方向で駆動する旋回装置あるいは
オフセットブームのうちのいずれかを選択する選択スイ
ッチ62と選択された操作手段からの信号を受けて、選
択された旋回装置あるいはオフセットブームの電磁式方
向切換弁50,51に指令を出力する制御手段70とか
らなる構成としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油圧ショベル等の建
設機械の作業機や旋回のアクチュエータを操作する操作
装置に係り、特にオフセットブーム式作業機あるいは旋
回の各アクチュエータを1本の操作手段にて選択して駆
動操作可能とした油圧ショベルの操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の油圧ショベルの上部旋回体の旋回
駆動するために旋回用アクチュエータの操作を行うよう
になっている。また、上部旋回体に取着される作業機
は、車体から順次連結されるブーム、アームおよびバケ
ットからなり、ブームを上げ方向または下げ方向、アー
ムの掘削方向またはダンプ方向およびバケットの掘削方
向またはダンプ方向の操作を行うようになっている。現
在の都市土木作業においては、各種のアタッチメントを
備えた油圧ショベルが用いられている。この都市土木作
業には、道路を作るための掘削作業、掘削した土砂のダ
ンプトラックへの積込み作業、転石やコンクリートを破
砕するブレーカ作業、道路に側溝を作るための側溝堀り
作業等の多くの作業がある。最近、これらの多くの作業
が1台の油圧ショベルで行えるようにした、オフセット
ブーム式作業機が用いられている。このオフセットブー
ム式作業機は前述のブーム、アームおよびバケットの3
つの関節形に加えて、ブームを横方向へオフセットする
機能が追加となっている。
【0003】次に、従来の油圧ショベルの車体の旋回駆
動、および車体から順次連結されるブーム、アームおよ
びバケットの作業機の駆動を操作する操作装置について
図5により説明する。左操作レバー20(以下、第1操
作手段20と言う。)一方向の左旋回と右旋回と、他方
向のアームダンプとアーム掘削の4方向を操作するよう
にしている。この第1操作手段20の操作方向に連動す
るパイロツト弁20aを備えている。このパイロツト弁
20aはパイロット油圧源20bと接続している。この
第1操作手段20の操作によりパイロット油圧源20b
から吐出されるパイロット圧はパイロツト弁20aから
図示しない方向切換弁の操作部に作用するようになって
いる。右操作レバー21(以下、第2操作手段と言
う。)は一方向のバケット掘削とバケットダンプと、他
方向のブーム下げとブーム上げの4方向を操作するよう
にしている。この第2操作手段21の操作方向に連動す
るパイロツト弁21aを備えている。このパイロツト弁
21aはパイロット油圧源21bと接続している。この
第2操作手段21の操作によりパイロット油圧源21b
から吐出されるパイロット圧はパイロツト弁21aから
図示しない方向切換弁の操作部に作用するようになって
いる。 このように、従来の油圧ショベルの車体の旋回
駆動と作業機の駆動を2本の操作手段20,21により
行っている。ところが、前記オフセット式作業機の場合
は、前述のブーム、アームおよびバケットの3つの関節
形に加えて、オフセットブームを横方向へオフセットす
る機能が追加となっている。このため、前記2本の操作
手段20,21に加えて、オフセットブームを駆動する
ために図示しないペダルを設置している。このペダルは
図5に示す操作手段20,21に換えるものであって、
このペダルの踏込量に対応してパイロット油圧源から吐
出されるパイロット圧は操作手段からオフセットブーム
用方向切換弁の操作部に作用するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
オフセットブーム式作業機を備えた油圧ショベルにおい
ては、ブームの上げ方向または下げ方向、アームの掘削
方向またはダンプ方向およびバケットの掘削方向または
ダンプ方向の操作は手で2本の操作手段で行い、これに
加えて、オフセットブームの横方向のオフセット操作を
ペダルで行うことになる。このため、オフセットブーム
式作業機を備えた油圧ショベルは2本の操作手段20,
21の操作に加えて、ペダルの操作が必要であり3つの
操作をすることになり操作が繁雑で、しかもペダルの微
操作がしづらいとの問題がある。また、オフセット式作
業機を装着することにより、ペダル、パイロット弁や方
向切換弁等を新設するためコスト高となる問題がある。
【0005】すなわち、オフセットブーム式作業機によ
る道路に連続的に溝を掘る側溝掘作業等においては車体
を旋回させることはほとんど無い。側溝掘作業中は図5
に示す第1操作手段20を誤って左旋回または右旋回に
操作して車体が旋回し建物の塀や電柱に作業機が衝突す
ることを回避するためには、寧ろ、車体が旋回しないよ
うにした方が安全である。
【0006】本発明は上記従来の問題点に着目し、1本
の操作手段の同一操作方向に操作してオフセットブーム
駆動あるいは車体を旋回駆動させるために、選択スイッ
チを備えて、ワンタッチで切換え可能とした油圧ショベ
ルの操作パターン切換装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用効果】上記目的
を達成するために、本発明に係る油圧ショベルの操作パ
ターン切換装置の第1発明は、車体より順次連結される
ブーム、オフセットブーム、アームおよびバケットから
なる作業機と車体を旋回駆動する旋回装置からなる作業
部材と、作業部材を駆動する各アクチュエータと、エン
ジンにより駆動される油圧ポンプの吐出油を操作手段か
らの指令により前記各アクチュエータに給排する電磁式
方向切換弁と、前後方向および/あるいは左右方向に操
作されると共に、各操作方向に応じて各々の作業部材を
作動する運転席に配設された左側第1操作手段、および
右側第2操作手段とを有する油圧ショベルの操作装置に
おいて、旋回装置およびオフセットブームを操作する同
一の操作方向を有する第1操作手段あるいは第2操作手
段のいずれかと、同一の操作方向で駆動する旋回装置あ
るいはオフセットブームのうちのいずれかを選択する選
択スイッチ62と、この選択スイッチ62と選択された
操作手段60からの信号を受けて、選択された旋回装置
あるいはオフセットブームの電磁式方向切換弁50,5
1に指令を出力する制御手段70とからなる構成とした
ものである。上記構成によれば、旋回装置あるいはオフ
セットブームのうちのいずれかを選択する選択スイッチ
62を備えたので、車体の旋回駆動とオフセットブーム
の駆動の切換えがワンタッチで行うことができる。この
選択スイッチ62の操作によりオフセットブームの駆動
を選択したときは旋回駆動はできないようになってい
る。すなわち、オフセットブームの駆動は、前述のごと
く側溝掘作業を行うときに有用であって、この時に車体
が旋回しないようにしてある。したがって、従来の油圧
ショベルの作業機に加えてオフセットブームを追加して
も、オフセットブームは手で1本の操作手段を操作する
ことにより駆動することが可能であり、微操作がし易く
なり作業性が向上する。また、従来のようにオフセット
ブームの追加によりペダル、パイロット弁および方向切
換弁等の新設する必要がなく旋回駆動とオフセットブー
ム駆動を1本の操作手段の同一操作方向で操作可能とし
たので、ペダル、パイロット弁および方向切換弁等を共
用することによりコストが安価となる。
【0008】第2発明は、第1発明の構成において、前
記選択スイッチ62により選択された旋回装置あるいは
オフセットブームを表示する表示装置70a,70bを
備えた構成としたものである。上記構成によれば、選択
スイッチ62により選択される旋回装置の場合は表示装
置70aが点灯し、オフセットブームの場合は表示装置
70bが点灯するようになっている。したがって、選択
された旋回装置あるいはオフセットブームのアクチュエ
ータを確認することができるので安全に作業することが
できる。
【0009】第3発明は、車体より順次連結されるブー
ム、オフセットブーム、アームおよびバケットからなる
作業機と車体を旋回駆動する旋回装置からなる作業部材
と、作業機および旋回装置を駆動する各アクチュエータ
と、エンジンにより駆動される油圧ポンプの吐出油を前
記各アクチュエータに給排し、かつ、各パイロット管路
からのパイロット圧により切換わる前記作業部材の各方
向切換弁と、前後方向および/あるいは左右方向に操作
されると共に、各操作方向に応じて各々の作業部材を作
動する運転席に配設された左側第1操作手段、および右
側第2操作手段とを有する油圧ショベルの操作装置にお
いて、旋回装置およびオフセットブームを操作する同一
の操作方向を有する第1操作手段あるいは第2操作手段
のいずれかと、同一の操作方向で駆動する旋回装置ある
いはオフセットブームのうちのいずれかを選択する選択
スイッチ48と、前記パイロット管路43a,46a,
47a,43b,46b,47bに配設される切換弁4
5a,45bとを有し、前記選択スイッチ48を操作し
て旋回装置あるいはオフセットブームの駆動に切換えた
ときは、前記切換弁45a,45bが切換わり選択され
た旋回装置あるいはオフセットブームの方向切換弁3
3,36を作動するように構成したものである。上記構
成によれば、旋回装置あるいはオフセットブームのうち
のいずれかを選択する選択スイッチ48を備えたので、
車体の旋回駆動とオフセットブームの駆動の切換えがワ
ンタッチで行うことができる。したがって、従来の油圧
ショベルの作業機に加えてオフセットブームを追加して
も、オフセットブームは手で1本の操作手段を操作する
ことにより駆動することが可能であり、微操作がし易く
なり作業性が向上する。また、従来のようにオフセット
ブームの追加によりペダル、操作手段および方向切換弁
等の追加の必要がなく、1本の操作手段と、操作手段お
よび方向切換弁を共用することによりコストが安価とな
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る油圧ショベ
ルの操作パターン切換装置の一実施例を図1乃至図4に
より説明する。先ず、オフセット式作業機を備えた油圧
ショベルについて図3,図4により説明する。図3に示
す油圧ショベル1の下部走行体2は図示しない走行モー
タにより走行自在となっている。この下部走行体2の上
部にはスイングサークル4を介して図示しない旋回用モ
ータにより旋回可能な上部旋回体3(以下、車体3と言
う。)を装着している。次に、オフセットブーム式作業
機について説明する。第1ブーム5の一端は車体3に取
着されている。この第1ブーム5を駆動する第1ブーム
用アクチュェータ6のボトム側は車体3に取着し、ロッ
ド側は第1ブーム5の上端部に取着している。第1ブー
ム5は第1ブームシリンダ6の伸縮駆動により上下揺動
自在となっている。第1ブーム5は第2ブーム7と連結
している。この第2ブーム7を駆動する第2ブームシリ
ンダ8のボトム側は第1ブーム5に取着し、ロッド側は
第2ブーム7の端部に取着している。第2ブーム7は第
2ブームシリンダ8の伸縮駆動により上下揺動自在とな
っている。
【0011】図3のZ視図を図4により説明する。オフ
セットブーム11の一端は第2ブーム7と連結し、他端
はブラケット9と連結している。このオフセットブーム
11を駆動するオフセットシリンダ10のボトム側は第
2ブーム7に取着し、ロッド側はブラケット9に取着し
ている。オフセットブーム11はオフセット用シリンダ
10の伸縮駆動により横方向に揺動自在となっている。
ロッド11aの一端は第2ブーム7に取着し、他端はブ
ラケット9に取着している。このロッド11aは第2ブ
ーム7に対してブラケット9が回転、揺動させないため
に配設しているものである。ブラケット9はアーム12
と連結している。このアーム12を駆動するアームシリ
ンダ13はブラケット9に支承され、ロッドはアーム1
2に取着している。図3に示すアーム12はアームシリ
ンダ13の伸縮駆動により掘削・ダンプ方向に揺動自在
となっている。前記オフセットブーム11がオフセット
しないとき、あるいは、横方向に揺動してオフセット角
θが0°以上となっても、前記ロッド11aによりブラ
ケット9に連結されるアーム12の作業姿勢は変わらな
いようにしてある。これにより、オフセットブーム11
がオフセットしたとき、あるいは、オフセットしないと
きでもアーム12は掘削・ダンプ方向に揺動自在となっ
ている。このアーム12はバケット14と連結してい
る。バケット14を駆動するバケットシリンダ15のボ
トム側はアーム12に取着し、ロッド側はリンク15
a,リンク15bを介してバケット14と連結してい
る。バケット14はバケットシリンダ15の伸縮駆動に
より掘削・ダンプ方向に揺動自在となっている。
【0012】本発明の油圧ショベルの操作装置の第1実
施例を図1を参照して説明する。先ず、本発明の第1実
施例の油圧ショベルの操作装置においても図5に示す第
1操作手段20,第2操作手段21と同様に2本の操作
手段を備えており、パイロット油圧式に換えて電気式操
作手段としたものである。図5の第1操作手段20に相
当するものが図1では電気式操作手段60(以下、第1
操作手段60と言う。)として説明する。エンジン30
は油圧ポンプ31を駆動している。この油圧ポンプ31
は管路32を介して第1電磁式方向切換弁50と接続し
ている。この第1電磁式方向切換弁50は管路34a,
34bを介して旋回モータ35と接続している。油圧ポ
ンプ31は管路32から分岐する管路32aを介して第
2電磁式方向切換弁51と接続している。この第2電磁
式方向切換弁51は管路37a,37bを介してオフセ
ットシリンダ38と接続している。ポテンショメータ6
1は第1操作手段60の操作変位に対応する電圧信号V
1を発生し、この電圧信号V1 を制御手段70に出力す
る。この制御手段70はポテンショメータ61から入力
される信号V1 に基づき第1電磁式方向切換弁50およ
び第2電磁式方向切換弁51を作動させるための指令信
号i01, i02, i03, i04を演算し、これらの指令信号
i01, i02, i03, i04は増幅器71a,71b,71
c,71dに入力され、増幅器によって増幅された後、
指令信号i01は増幅器71aから第1電磁式方向切換弁
50の操作部50aに入力する。 指令信号i02は増幅
器71bから第1電磁式方向切換弁50の操作部50b
に入力する。指令信号i03は増幅器71cから第2電磁
式方向切換弁51の操作部51aに入力する。指令信号
i04は増幅器71dから第2電磁式方向切換弁51の操
作部51bに入力する。選択スイッチ62からの信号を
制御手段70に入力している。制御手段70は旋回モー
タ35の駆動時に点灯する第1表示装置70a,および
オフセットシリンダ38の駆動時に点灯する第2表示装
置70bと接続しいる。
【0013】次に、図1の作動について説明する。先
ず、選択スイッチ62により旋回モータ35の駆動を選
択する。これにより、選択スイッチ62からの信号が制
御手段70に入力される。次いで、第1操作手段60を
左旋回の方向に操作すると、ポテンショメータ61は第
1操作手段60の操作変位に対応する電圧信号V1 を発
生し、この電圧信号V1 を制御手段70に出力する。こ
の制御手段70は選択スイッチ62から入力される信号
とポテンショメータ61から入力される信号V1 に基づ
き演算された指令信号i01は増幅器71aを介して第1
電磁式方向切換弁50の操作部50aに入力する。この
ため、第1電磁式方向切換弁50はa位置に切換わり、
油圧ポンプ31から吐出する圧油は管路32から第1電
磁式方向切換弁50のa位置を通って管路34bから旋
回モータ35に流入する。これにより、旋回モータ35
は左旋回駆動をするようになっている。
【0014】次に、選択スイッチ62が旋回モータ35
の駆動を選択している状態で、第1操作手段60を右旋
回の方向に操作すると、ポテンショメータ61は第1操
作手段60の操作変位に対応する電圧信号V1 を発生
し、この電圧信号V1 を制御手段70に出力する。この
制御手段70は選択スイッチ62から入力される信号と
ポテンショメータ61から入力される信号V1 に基づき
演算された指令信号i02は増幅器71bを介して第1電
磁式方向切換弁50の操作部50bに入力する。このた
め、第1電磁式方向切換弁50はb位置に切換わり、油
圧ポンプ31から吐出する圧油は管路32から第1電磁
式方向切換弁50のb位置を通って管路34aから旋回
モータ35に流入する。これにより、旋回モータ35は
右旋回駆動をするようになっている。
【0015】前記選択スイッチ62によりオフセットシ
リンダ38の駆動を選択する。これにより、選択スイッ
チ62からの信号が制御手段70に入力される。次い
で、第1操作手段60を左オフセットの方向に操作する
と、ポテンショメータ61は第1操作手段60の操作変
位に対応する電圧信号V1 を発生し、この電圧信号V1
を制御手段70に出力する。この制御手段70は選択ス
イッチ62から入力される信号とポテンショメータ61
から入力される信号V1 に基づき演算された指令信号i
03は増幅器71cを介して第2電磁式方向切換弁51の
操作部51aに入力する。このため、第2電磁式方向切
換弁51はa位置に切換わり、油圧ポンプ31から吐出
する圧油は管路32から分岐管路32aを介して第2電
磁式方向切換弁51のa位置を通って管路37bからオ
フセットシリンダ38のボトム室bに流入する。これに
より、オフセットシリンダ38は伸長駆動して、図3,
図4に示すオフセットブーム11は左オフセットとな
る。
【0016】前記選択スイッチ62によりオフセットシ
リンダ38の駆動を選択した状態で、第1操作手段60
を右オフセットの方向に操作すると、ポテンショメータ
61は第1操作手段60の操作変位に対応する電圧信号
V1 を発生し、この電圧信号V1 を制御手段70に出力
する。この制御手段70は選択スイッチ62から入力さ
れる信号とポテンショメータ61から入力される信号V
1 に基づき演算された指令信号i04は増幅器71dを介
して第2電磁式方向切換弁51の操作部51bに入力す
る。このため、第2電磁式方向切換弁51はb位置に切
換わり、油圧ポンプ31から吐出する圧油は管路32か
ら分岐管路32aを介して第2電磁式方向切換弁51の
b位置を通って管路37aからオフセットシリンダ38
のヘッド室aに流入する。これにより、オフセットシリ
ンダ38は短縮駆動して、図3,図4に示すオフセット
ブーム11は右オフセットとなる。
【0017】このような第1実施例によれば、旋回装置
あるいはオフセットブームのうちのいずれかを選択する
選択スイッチ62を備えたので、車体の旋回駆動とオフ
セットブームの駆動の切換えがワンタッチで行うことが
できる。この選択スイッチ62の操作によりオフセット
ブームの駆動を選択したときは旋回駆動はできないよう
になっている。すなわち、オフセットブームの駆動は、
前述のごとく側溝掘作業を行うときに有用であって、こ
の時に車体が旋回しないようにしてある。これにより、
従来の油圧ショベルの作業機に加えてオフセットブーム
を追加しても、オフセットブームは手で1本の操作手段
を操作することにより駆動することが可能であり、微操
作がし易くなり作業性が向上する。また、従来のように
オフセットブームの追加によりペダルや操作手段および
方向切換弁等の新設する必要がなく旋回駆動とオフセッ
トブーム駆動を1本の操作手段の同一操作方向で操作可
能としたので、操作手段(パイロット弁)および方向切
換弁等を共用することによりコストが安価となる。さら
に、選択スイッチ62により選択される旋回装置の場合
は表示装置70aが点灯し、オフセットブームの場合は
表示装置70bが点灯するようになっている。こりによ
り、選択された旋回装置あるいはオフセットブームのア
クチュエータを確認することができるので安全に作業す
ることができる。
【0018】次に、本発明に係る油圧ショベルの操作パ
ターン切換装置の第2実施例について図2により説明す
る。尚、図1の第1実施例と同一構成部品については同
一符号を付して説明する。先ず、本発明の第2実施例の
油圧ショベルの操作装置においても図5に示す第1操作
手段20,第2操作手段21と同様に2本の操作手段を
備えており、図5の第1操作手段20に相当するものが
図2では操作手段40として説明する。エンジン30は
油圧ポンプ31を駆動している。この油圧ポンプ31は
管路32を介して第1方向切換弁33と接続している。
この第1方向切換弁33は管路34a,34bを介して
旋回モータ35と接続している。油圧ポンプ31は管路
32から分岐する管路32aを介して第2方向切換弁3
6と接続している。この第2方向切換弁36は管路37
a,37bを介してオフセットシリンダ38と接続して
いる。操作手段40は第1パイロット弁41aおよび第
2パイロット弁41bと連動して操作するようになって
いる。このパイロット弁41a,41bはパイロット油
圧源42と接続している。パイロット弁41aは第1パ
イロット管路43a,46a,47aと接続している。
この第1パイロット管路43aと第1パイロット管路4
6a,47aとの間に第1切換弁45aを配設してい
る。この第1切換弁45aはa位置とb位置の2位置切
換えとなっており、選択スイッチ48と接続している。
パイロット弁41bは第2パイロット管路43b,46
b,47bと接続している。この第2パイロット管路4
3bと第2パイロット管路46b,47bとの間に第2
切換弁45bを配設している。この第2切換弁45bは
a位置とb位置の2位置切換えとなっており、選択スイ
ッチ48と接続している。
【0019】次に、第2実施例の作動について説明す
る。先ず、旋回モータ35を駆動するときは、選択スイ
ッチ48を操作せず図2に示すように、第1切換弁45
aは、ばね力でb位置となっている。この状態で、操作
手段40を左旋回の方向に操作すると、パイロット油圧
源42からのパイロット圧は第1パイロット管路43a
から管路46aを通って第1方向切換弁33の操作部3
3aに作用する。このため、第1方向切換弁33はa位
置に切換わり、油圧ポンプ31から吐出する圧油は管路
32から第1方向切換弁33のa位置を通って管路34
bから旋回モータ35に流入する。これにより、旋回モ
ータ35は左旋回駆動をするようになっている。
【0020】選択スイッチ48を操作せず図2に示すよ
うに、第2切換弁45bは、ばね力でb位置となってい
る状態で、操作手段40を右旋回の方向に操作すると、
パイロット油圧源42からのパイロット圧は第2パイロ
ット管路43bから管路46bを通って第1方向切換弁
33の操作部33bに作用する。このため、第1方向切
換弁33はb位置に切換わり、油圧ポンプ31から吐出
する圧油は管路32から第1方向切換弁33のb位置を
通って管路34aから旋回モータ35に流入する。これ
により、旋回モータ35は右旋回駆動をするようになっ
ている。
【0021】次に、オフセットシリンダ38を駆動する
ときは、選択スイッチ48を操作すると、操作信号が第
1切換弁45a,および第2切換弁45bに入力され
る。このため、同弁45a,および45bは、ばね力に
抗してそれぞれa位置に切換わる。この状態で、操作手
段40を左オフセットの方向に操作すると、パイロット
油圧源42からのパイロット圧は第1パイロット管路4
3aから管路47aを通って第2方向切換弁36の操作
部36aに作用する。このため、第2方向切換弁36は
a位置に切換わり、油圧ポンプ31から吐出する圧油は
管路32から分岐管路32aを介して第2方向切換弁3
6のa位置を通って管路37bからオフセットシリンダ
38のボトム室bに流入する。これにより、オフセット
シリンダ38は伸長駆動して、図3,図4に示すオフセ
ットブーム11は左オフセットとなるようになってい
る。
【0022】選択スイッチ48を操作して操作信号が第
1切換弁45a,および第2切換弁45bに入力され
て、同弁45a,および45bは、ばね力に抗してそれ
ぞれa位置に切換わっている状態で、操作手段40を右
オフセットの方向に操作すると、パイロット油圧源42
からのパイロット圧は第2パイロット管路43bから管
路47bを通って第2方向切換弁36の操作部36bに
作用する。このため、第2方向切換弁36はb位置に切
換わり、油圧ポンプ31から吐出する圧油は管路32か
ら分岐管路32aを介して第2方向切換弁36のb位置
を通って管路37aからオフセットシリンダ38のヘッ
ド室aに流入する。これにより、オフセットシリンダ3
8は短縮駆動して、図3,図4に示すオフセットブーム
11は右オフセットとなるようになっている。
【0023】この第2実施例は第1実施例の電気レバー
に換えて、パイロット油圧により方向切換弁を作動させ
る全油圧式の構成で説明するものである。旋回装置ある
いはオフセットブームのうちのいずれかを選択する選択
スイッチ48を備えたので、車体の旋回駆動とオフセッ
トブームの駆動の切換えがワンタッチで行うことができ
る。これにより、従来の油圧ショベルの作業機に加えて
オフセットブームを追加しても、オフセットブームは手
で1本の操作手段を操作することにより駆動することが
可能であり微操作がし易くなり作業性が向上する。ま
た、従来のようにオフセットブームの追加によりペダル
や操作手段および方向切換弁等の追加の必要がなく、1
本の操作手段と、操作手段および方向切換弁を共用する
ことによりコストが安価となる。
【0024】以上の通り本発明はの選択スイッチ等によ
り図5に示す、第1操作手段の旋回駆動とオフセット駆
動を例として説明したが、第2操作手段を用いても可能
であり、また各作業部材の組み合わせにより適用できる
ものである。そして、従来のオフセットブーム式作業機
を装着した油圧ショベルでは、図5に示す、左右の操作
手段20,21に加えて、オフセットブームを駆動する
ためのペダルを追加する必要があり、オペレータは左右
の操作手段20,21の操作に加えて、ペダルの操作が
必要であり3つの操作をすることになり操作が繁雑で、
しかもペダルの微操作がしづらいとの問題に対して、本
発明により解決される。本発明は油圧ショベルにて説明
したが、これ以外の建設車両に適用できることは言うま
でもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る操作パターン切換装置の第1実施
例の説明図である。
【図2】同、操作パターン切換装置の第2実施例の説明
図である。
【図3】オフセット式作業機を備えた油圧ショベルの側
面図である。
【図4】図3のZ視図である。
【図5】従来の操作手段の説明図である。
【符号の説明】
3…上部旋回体(車体)11…オフセットブーム、20
…左操作レバー(第1操作手段)、21…右操作レバー
(第2操作手段)、31…油圧ポンプ、33…第1方向
切換弁、36…第2方向切換弁、35…旋回モータ、3
8…オフセットシリンダ、40…第1操作手段、41a
…第1パイロット弁、41b…第2パイロット弁、45
a…第1切換弁、45b…第2切換弁、48,62…選
択スイッチ、43a,46a,47a…第1パイロット
管路、43b46b,47b…第2パイロット管路、5
0…第1電磁式方向切換弁、51…第2電磁式方向切換
弁、60…第1操作手段、61…ポテンショメータ、7
0…制御手段、70a,70b…表示装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体より順次連結されるブーム、オフセ
    ットブーム、アームおよびバケットからなる作業機と車
    体を旋回駆動する旋回装置からなる作業部材と、作業部
    材を駆動する各アクチュエータと、エンジンにより駆動
    される油圧ポンプの吐出油を操作手段からの指令により
    前記各アクチュエータに給排する電磁式方向切換弁と、
    前後方向および/あるいは左右方向に操作されると共
    に、各操作方向に応じて各々の作業部材を作動する運転
    席に配設された左側第1操作手段、および右側の第2操
    作手段とを有する油圧ショベルの操作装置において、旋
    回装置およびオフセットブームを操作する同一の操作方
    向を有する第1操作手段あるいは第2操作手段のいずれ
    かと、同一の操作方向で駆動する旋回装置あるいはオフ
    セットブームのうちのいずれかを選択する選択スイッチ
    (62)と、この選択スイッチ(62)と選択された操作手段か
    らの信号を受けて、選択された旋回装置あるいはオフセ
    ットブームの電磁式方向切換弁(50,51) に指令を出力す
    る制御手段(70)とからなることを特徴とする油圧ショベ
    ルの操作装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の油圧ショベルの操作装置
    において、前記選択スイッチ(62)により選択された旋回
    装置あるいはオフセットブームを表示する表示装置(70
    a,70b) を備えたことを特徴とする油圧ショベルの操作
    パターン切換装置。
  3. 【請求項3】 車体より順次連結されるブーム、オフセ
    ットブーム、アームおよびバケットからなる作業機と車
    体を旋回駆動する旋回装置からなる作業部材と、作業機
    および旋回装置を駆動する各アクチュエータと、エンジ
    ンにより駆動される油圧ポンプの吐出油を前記各アクチ
    ュエータに給排し、かつ、各パイロット管路からのパイ
    ロット圧により切換わる前記作業部材の各方向切換弁
    と、前後方向および/あるいは左右方向に操作されると
    共に、各操作方向に応じて各々の作業部材を作動する運
    転席に配設された左側第1操作手段、および右側第2操
    作手段とを有する油圧ショベルの操作装置において、旋
    回装置およびオフセットブームを操作する同一の操作方
    向を有する第1操作手段あるいは第2操作手段のいずれ
    かと、同一の操作方向で駆動する旋回装置あるいはオフ
    セットブームのうちのいずれかを選択する選択スイッチ
    (48)と、前記パイロット管路(43a,46a,47a,43b,46b,47
    b) に配設される切換弁(45a,45b) とを有し、前記選択
    スイッチ(48)を操作して旋回装置あるいはオフセットブ
    ームの駆動に切換えたときは、前記切換弁(45a,45b) が
    切換わり選択された旋回装置あるいはオフセットブーム
    の方向切換弁(33,36) を作動するようにしたことを特徴
    とする油圧ショベルの操作装置。
JP23734796A 1996-08-21 1996-08-21 油圧ショベルの操作装置 Pending JPH1060947A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015028272A (ja) * 2013-07-30 2015-02-12 ヤンマー株式会社 建設機械

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JP2015028272A (ja) * 2013-07-30 2015-02-12 ヤンマー株式会社 建設機械

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