JP3792159B2 - 口腔用筋圧測定装置、口腔用筋圧測定装置用アダプター、及び口腔用筋圧測定装置用マウスピース - Google Patents

口腔用筋圧測定装置、口腔用筋圧測定装置用アダプター、及び口腔用筋圧測定装置用マウスピース Download PDF

Info

Publication number
JP3792159B2
JP3792159B2 JP2001575908A JP2001575908A JP3792159B2 JP 3792159 B2 JP3792159 B2 JP 3792159B2 JP 2001575908 A JP2001575908 A JP 2001575908A JP 2001575908 A JP2001575908 A JP 2001575908A JP 3792159 B2 JP3792159 B2 JP 3792159B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mouthpiece
measuring device
muscle pressure
pressure measuring
oral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001575908A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2001078602A1 (ja
Inventor
誠 中尾
Original Assignee
誠 中尾
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 誠 中尾 filed Critical 誠 中尾
Publication of JPWO2001078602A1 publication Critical patent/JPWO2001078602A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3792159B2 publication Critical patent/JP3792159B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/22Ergometry; Measuring muscular strength or the force of a muscular blow
    • A61B5/224Measuring muscular strength
    • A61B5/228Measuring muscular strength of masticatory organs, e.g. detecting dental force

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、人の口唇部、及び口腔周囲筋、或は頬筋・口輪筋複合体の歯列及び歯槽部に対する圧力の強さ、舌体の圧力の強さ等を測定可能な口腔用筋圧測定装置、この口腔用筋圧測定装置に用いる口腔用筋圧測定装置用アダプター及び口腔用筋圧測定装置用マウスピースに関する。
【背景技術】
【0002】
口唇周囲の軟組織或は筋組織が、口腔機能に関与するばかりでなく、正常な歯列弓形態の維持等に強い関連性を有することが知られている。
【0003】
ところで、強い口腔周囲筋圧、いわゆる口唇圧、頬筋圧等による歯列への圧迫が、一般歯科治療におけるインプラント、歯周病、補綴治療等や、特に矯正治療に大きな影響を与えることが知られている。
【0004】
口腔周囲筋及び口唇圧は、その強さの程度により矯正治療中は勿論、歯列矯正後の保定、すなわち予後の安定にも影響を与える。
【0005】
したがって、この口腔周囲筋及び口唇圧を無視して矯正治療を行うと、目的どおりの矯正治療が行われず、或は一度矯正治療しても予後の安定が悪く、後戻りを生じてしまう場合がある。
【0006】
このため、歯列矯正を受ける患者の口唇圧ならびに口腔周囲筋圧の強さを術前に知っておくことは、矯正診断における治療方針決定の際に必要である。また、口腔筋機能療法(M.F.T)の効果判定に有効であり必要不可欠である。
【0007】
例えば、従来、このような口唇圧を測定する方法として、小型の圧力センサを口腔前庭に挿入し、口唇部内側と歯及び歯肉との間に位置させ、唇を閉じた時、安定位、笑った時、あるいはジュースを飲んだ時等、日常生活での機能時の口唇圧を測定を行ってきたが、いずれも実験的要素が多く、日常臨床では一般的でなかった。
【0008】
他の方法として、軟組織が顎、顔面の骨格系、歯牙、歯列弓等に与える影響を研究する場等において、リップピースを被験者にくわえさせ、筋圧測定装置を連結して電動モータで一定方向へリップピースが口唇より離脱するまで牽引し、離脱した時の牽引力(最大値)を測定すること等も行われている。
【0009】
しかしながら、小型圧力センサを使用する方法では、データを収集するに要する時間、即ち、チェアータイムが長くなり、患者への負担が大きい。
また、得られるデータにバラツキが多く、データとしては不充分なものである。
【0010】
一方、リップピースをモータで牽引する方法では、装置が大掛かりなものとなり、また、検査開始前のセッティング等に時間がかかり、やはり被験者への負担が大きい。この方法では、リップピースが口唇より離脱する時の牽引力を計ることとなり、この場合の牽引力には、口腔周囲筋の強さのみでなく、唇の形状、柔軟性等他の要素も大きく影響している。
【0011】
また、歯列のアーチは、口唇圧のみならず頬圧も関係している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は、上記事実を考慮して、患者に大きな負担を掛けずに、チェアサイドで簡単かつ正確に口腔内の上又は下口唇圧、頬圧等の口腔周囲筋の圧力等を測定することができる(最大口唇圧・安静位口唇圧、及び最大頬筋圧・安静位頬筋圧、ならびに各機能時の筋圧を測定出来る。)口腔用筋圧測定装置、口腔用筋圧測定装置に用いる口腔用筋圧測定装置用アダプター、口腔用筋圧測定装置に用いる口腔用筋圧測定装置用マウスピースを提供することが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0013】
請求項1に記載の口腔用筋圧測定装置は、互いに対向する一対のマウスピースと、一対のマウスピースに接続され一対のマウスピースが互いに接近する際に一対のマウスピース間に作用する力の大きさを測定する力測定装置と、を有し、マウスピースは、前記力測定装置に対して着脱可能とされ、かつ形状や大きさが異なる複数種類のものが設けられ、上又は下口唇圧、上下口唇の閉鎖力、口腔周囲筋圧、及び頬筋圧の少なくとも一つを測定可能なことを特徴としている。
【0014】
次に、請求項1に記載の口腔用筋圧測定装置の効果を説明する。
請求項1に記載の口腔用筋圧測定装置では、一対のマウスピースを口腔内、例えば、口唇と歯列の間に配置する。一対のマウスピースは口唇と歯列との間に挟まれ、一対のマウスピース間に作用する力(この場合は口唇圧)が、力測定装置によって測定される。
【0015】
【0016】
また、マウスピースを頬と歯列との間に配置させることにより、測方歯群(犬歯、小臼歯、大臼歯等)に当たる頬筋の圧の大きさを測定することができる。
【0017】
さらに、上唇と下唇とで一対のマウスピースを挟めば、上下口唇の閉鎖力を測定することができる。
【0018】
したがって、患者に大きな負担を掛けずに、チェアサイドで簡単かつ正確に口腔の筋圧を測定することができる、という効果がある。
【0019】
大人、子供、上顎、下顎及び個人差等により歯列の形状や大きさ(曲率等)が異なる。したがって、形状や大きさが異なる複数のマウスピースを予め用意しておき、被験者の歯列に合ったマウスピースを選択して用いることにより、正確な測定を行うことができる。
【0020】
また、請求項1に記載の口腔用筋圧測定装置では、一対のマウスピースを力測定装置から取り外せるので、マウスピースのみの消毒を簡単に行うことができる。
【0021】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の口腔用筋圧測定装置において、一対のマウスピースは、歯列に合わせて湾曲していることを特徴としている。
【0022】
次に、請求項2に記載の口腔用筋圧測定装置の効果を説明する。
請求項2に記載の口腔用筋圧測定装置では、一対のマウスピースが歯列に合わせて湾曲しているので、例えば、歯列と口唇との間に一対のマウスピースを配置したときに、歯列と口唇との間隔をほぼ一定に保つことができ、一対のマウスピースの一方と他方との間に作用する力(口唇圧)を正確に測定することができる。
【0023】
【0024】
なお、一対のマウスピースは、被験者の歯列の形状に合うように形成されていても良い。
【0025】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の口腔用筋圧測定装置において、一対のマウスピースの中央部には、上、下口唇小帯を逃げる逃げ部が設けられていることを特徴としている。
【0026】
次に、請求項4に記載の口腔用筋圧測定装置の効果を説明する。
請求項4に記載の口腔用筋圧測定装置では、マウスピースの中央部に、上、下唇小帯を逃げる逃げ部を設けたので、マウスピースを歯列と口唇との間に配置したときに、口唇小帯にマウスピースが当たらなくなり、被験者の不快感を無くすことができる。
【0027】
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の口腔用筋圧測定装置において、一対のマウスピースは、歯列に沿って配置したときに歯茎の基部側へ向かうにしたがって互いの間隔が狭くなっていることを特徴としている。
【0028】
次に、請求項5に記載の口腔用筋圧測定装置の効果を説明する。
これは、計測時、歯列と口唇との形態を考慮し、計測時により自然な状態に近づけて計測する事を目的としている。また、こうすることで口唇と歯列との間に挿入しやすくもなる。
【0029】
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の口腔用筋圧測定装置において、マウスピースは、少なくとも歯と接触する部分に弾性体が設けられていることを特徴としている。
【0030】
次に、請求項6に記載の口腔用筋圧測定装置の効果を説明する。
請求項6に記載の口腔用筋圧測定装置では、マウスピースを口腔内に配置したときに、マウスピースが弾性体を介して歯(及び歯肉)と接触するので、被験者の不快感を無くすことができる。
【0031】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の口腔用筋圧測定装置において、弾性体は、マウスピースに対して着脱可能に設けられていることを特徴としている。
【0032】
次に、請求項7に記載の口腔用筋圧測定装置の効果を説明する。
請求項7に記載の口腔用筋圧測定装置では、弾性体がマウスピースに対して着脱可能であるため、マウスピースと弾性体とを別々に清掃したり消毒できる。また、弾性体が劣化したり損傷した場合に、弾性体のみを新品と容易に交換することができる。
【0033】
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の口腔用筋圧測定装置において、マウスピースは、金属で形成されていることを特徴としている。
【0034】
次に、請求項8に記載の口腔用筋圧測定装置の効果を説明する。
請求項8に記載の口腔用筋圧測定装置では、マウスピースを金属で形成したので、変形し難く、さらに煮沸、オートクレーブ等の高熱殺菌に対して耐久性がある。
【0035】
請求項9に記載の発明は、請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の口腔用筋圧測定装置において、マウスピースは、ステンレススチール、セラミックスおよび合成樹脂の内の少なくとも一つの素材で形成されていることを特徴としている。
【0036】
次に、請求項9に記載の口腔用筋圧測定装置の効果を説明する。
請求項9に記載の口腔用筋圧測定装置では、マウスピースをステンレススチール、セラミックスおよび合成樹脂の内の少なくとも一つの素材で形成したので、錆の発生がなく、薬品に対しても耐久性があり、人体に対しても安全である。
【0037】
請求項10に記載の口腔用筋圧測定装置は、壁面が可撓性材料から形成され内部に流体が充填された流体室を歯列に沿って複数備え、口腔内で歯列に沿って配置されるマウスピースと、
流体室にチューブを介して接続され、流体室に充填された流体に作用する圧力を測定する圧力測定装置と、を有し、口唇、及び口腔周囲筋圧の少なくとも一つを測定可能なことを特徴としている。
【0038】
次に、請求項10に記載の口腔用筋圧測定装置の効果を説明する。
請求項10に記載の口腔用筋圧測定装置では、マウスピースを口腔内、例えば、口唇と歯列の間に配置する。
【0039】
マウスピースは口唇と歯列との間に挟まれ、流体室内の流体の圧力がチューブを介して圧力測定装置に伝達され計測される。圧力測定装置で計測される圧力は、マウスピースに作用する力(この場合は口唇圧)に対応しているので、計測した圧力から口唇圧を得ることができる。
【0040】
【0041】
また、マウスピースを頬と歯列との間に配置させることにより、測方歯群に当たる頬筋の圧の大きさを測定することができる。
【0042】
さらに、マウスピースを歯列全体に当たるように構成することで、口唇圧と頬筋の圧の大きさを同時に測定することもできる。
【0043】
さらに、上唇と下唇とで一対のマウスピースを挟めば、上下口唇の閉鎖力を測定することができる。
【0044】
この請求項10に記載の口腔用筋圧測定装置では、流体室を歯列に沿って複数設けたことにより、歯列の各部位に作用する圧力を個別に測定することができる。また、各歯に対応させて流体室を複数設けることにより、各歯に作用する圧力を個別に測定することもできる。
【0045】
請求項11に記載の口腔用筋圧測定装置用アダプターは、力測定装置の本体に接続される第1の接続部を備え、口腔内へ配置される第1のマウスピースと、力測定装置の力測定部に接続される第2の接続部を備え、口腔内へ配置される第2のマウスピースと、を有し、第1の接続部を本体に接続し、かつ第2の接続部を力測定部に接続したときに、第1のマウスピースと第2のマウスピースとが接触せずに互いに対向し、力測定装置が第1のマウスピースと第2のマウスピースとの互いに接離する方向の力を測定することで上又は下口唇圧、上下口唇の閉鎖力、口腔周囲筋圧、及び頬筋圧の少なくとも一つを測定可能なことを特徴としている。
【0046】
次に、請求項11に記載の口腔用筋圧測定装置用アダプターの効果を説明する。
請求項11に記載の口腔用筋圧測定装置用アダプターでは、第1の接続部を力測定装置の本体に接続し、第2の接続部を力測定装置の力測定部に接続すると、第1のマウスピースと第2のマウスピースとが接触せずに互いに対向する。
【0047】
互いに対向した第1のマウスピースと第2のマウスピースを口腔内、例えば、口唇と歯列の間に配置する。第1のマウスピースと第2のマウスピースは口唇と歯列との間に挟まれ、第1のマウスピースと第2のマウスピースとの間に作用する力(この場合は口唇圧)が、力測定装置によって測定される。
【0048】
【0049】
また、第1のマウスピースと第2のマウスピースを頬と歯列との間に配置させることにより、測方歯群に当たる頬筋の圧の大きさを測定することができる。
【0050】
さらに、上唇と下唇とで一対のマウスピースを挟めば、上下口唇の閉鎖力を測定することができる。
【0051】
請求項12に記載の口腔用筋圧測定装置用マウスピースは、 壁面が可撓性材料から形成され内部に液体を充填可能とされた各々独立した複数の流体室が歯列に沿って連続的に配置され、各流体室には流体室の内外を連通する接続口が設けられて口唇、及び口腔周囲筋圧の少なくとも一つを測定可能なことを特徴としている。
【0052】
次に、請求項12に記載の口腔用筋圧測定装置用マウスピースの効果を説明する。
請求項12に記載の口腔用筋圧測定装置用マウスピースは、予め接続口にチューブの一端を接続し、チューブの他端を圧力測定装置に接続する。また、流体室及びチューブにはエアー、水等の流体を充填しておく。
【0053】
口腔内、例えば、口唇と歯列の間にこの口腔用筋圧測定装置用マウスピースを配置すると、口腔用筋圧測定装置用マウスピースは口唇と歯列との間に挟まれ、流体室内の流体の圧力がチューブを介して圧力測定装置に伝達され計測される。
【0054】
圧力測定装置で計測される圧力は、口腔用筋圧測定装置用マウスピースに作用する力(この場合は口唇圧)に対応しているので、計測した圧力から口唇圧を得ることができる。
【0055】
【0056】
また、口腔用筋圧測定装置用マウスピースを頬と歯列との間に配置させることにより、測方歯群に当たる頬筋の圧の大きさを測定することができる。
【0057】
さらに、口腔用筋圧測定装置用マウスピースを歯列全体に当たるように構成することで、口唇圧と頬筋の圧の大きさを同時に測定することもできる。
【0058】
また、請求項12に記載の口腔用筋圧測定装置用マウスピースでは、流体室を歯列に沿って複数設けたことにより、歯列の各部位に作用する圧力を個別に測定することができる。また、各歯に対応させて流体室を複数設けることにより、各歯に作用する圧力を個別に測定することもできる。
【0059】
請求項13に記載の発明は、請求項1に記載の口腔用筋圧測定装置において、一対のマウスピースは、上唇に当接する上側マウスピースと、下唇に当接する下側マウスピースから構成されていることを特徴としている。
【0060】
次に、請求項13に記載の口腔用筋圧測定装置の効果を説明する。
請求項13に記載の口腔用筋圧測定装置では、一対のマウスピースは、上側マウスピースを上唇に当接させ、下側マウスピースを下唇に当接させて上唇と下唇を閉じることにより、上下口唇の閉鎖力の大きさを測定することができる。
【0061】
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の口腔用筋圧測定装置において、前記上側マウスピース及び下側マウスピースは、ステンレススチールを含む金属、セラミックスおよび合成樹脂の内の少なくとも一つの素材で形成されていることを特徴としている。
【0062】
次に、請求項14に記載の口腔用筋圧測定装置の効果を説明する。
上側マウスピース及び下側マウスピースを金属で形成すれば、変形し難く、さらに煮沸、オートクレーブ等の高熱殺菌に対して耐久性があり、ステンレススチール、セラミックスおよび合成樹脂の内の少なくとも一つの素材で形成すれば、錆の発生がなく、薬品に対しても耐久性があり、人体に対しても安全である。
【発明の効果】
【0063】
以上説明したように、本発明の口腔用筋圧測定装置、口腔用筋圧測定装置用アダプター、及び口腔用筋圧測定装置用マウスピースによれば、患者に大きな負担を掛けずに、チェアサイドで簡単かつ正確に口腔内の上又は下口唇圧、頬圧等の口腔周囲筋の圧力等を測定することができる、という優れた効果を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0064】
[第1の実施形態]
以下、図面を参照して本発明の第1の実施形態に係る口腔用筋圧測定装置10を説明する。
【0065】
図1に示すように、口腔用筋圧測定装置10は、被験者の口腔内に配置されるマウスピース12と力測定装置11とを備えている。
【0066】
図2に示すように、マウスピース12は、内側マウスピース14と外側マウスピース16とから構成されている。
【0067】
内側マウスピース14及び外側マウスピース16は細長い板状で、その長手方向において湾曲している。
【0068】
本実施形態の内側マウスピース14及び外側マウスピース16は、口腔内の前庭内で、上唇内側と上顎前歯部及び歯肉との間、及び下唇内側と下顎前歯部及び歯肉との間に納まるような幅寸法(W)を有している。
【0069】
図3に示すように、内側マウスピース14は口腔内の前庭内で歯列側に配置され、外側マウスピース16は口腔内の前庭内で唇側に配置される。
【0070】
内側マウスピース14、16は、歯列のアーチに合わせて湾曲形成されている。なお、外側マウスピース16は、内側マウスピース14よりも若干大きな曲率半径とされた円弧形状に湾曲形成されており、唇の内側と抵抗無く接触できるようになっている。
【0071】
内側マウスピース14及び外側マウスピース16は、殺菌(煮沸、オートクレーブ、アルコール消毒等)や耐久性等を考慮し、ステンレススチール等の金属材料で形成することが好ましい。本実施形態の内側マウスピース14及び外側マウスピース16は、ステンレススチールで形成されている。
【0072】
図3及び図4に示すように、本実施形態の内側マウスピース14の内面には、弾性体からなるシート状のクッション18が接着剤等で貼り付けられている。
【0073】
なお、クッション18は、図5に示すように、内側マウスピース14の両端部に引っ掛ける帯部18Aを設け、内側マウスピース14に対して着脱可能に構成しても良い。
【0074】
また、クッション18の材質は、殺菌等を考慮し、耐熱性、耐薬品性等に優れる、軟質の合成樹脂やゴム(例えば、シリコンゴム)等が好ましい。
【0075】
図2及び 図3に示すように、内側マウスピース14、クッション18及び外側マウスピース16には、歯肉の基部側と対応する縁部中央に、口唇小帯を逃げるための略V字形状の切欠20が形成されている。
【0076】
図1に示すように、内側マウスピース14には、後述する力測定装置11のマウスピース取付金具38と連結するための連結軸22が一体的に連結されている。この連結軸22も、内側マウスピース14と同じステンレススチールで形成されている。
【0077】
図2及び図6に示すように、連結軸22は、内側マウスピース14の中央部分から内側マウスピース14の長手方向と直角方向に延び、その後ほぼ直角に近い角度で曲げられて内側マウスピース14の湾曲部分の半径方向外側へ延びている。なお、連結軸22の先端付近は太く形成されており、先端には雌ねじが24が形成されている。
【0078】
また、外側マウスピース16には、後述する力測定装置11のシャフト26と連結するための連結軸28が一体的に連結されている。この連結軸28も、外側マウスピース16と同じステンレススチールで形成されている。
【0079】
連結軸28は、外側マウスピース16の中央部分から外側マウスピース16の長手方向と直角方向に延び、その後、90度より若干大きな角度で曲げられて外側マウスピース16の湾曲部分の半径方向外側へ延びている。なお、連結軸28の先端付近は太く形成されており、先端には雌ねじが30が形成されている。
【0080】
本実施形態の力測定装置11は、例えば、歪ゲージ等を利用したデジタル式力測定器であり、図1に示すように、シャフト26を介して軸方向に作用する力の大きさが、本体34の表示部36にデジタル表示される。
【0081】
この力測定装置11は、計測した力の最大値を記憶し、表示する機能を有している。
このような力測定装置11としては、例えば、株式会社エー・アンド・デイ、株式会社イマダ等から市販されており、公知であるので、詳細な説明は省略する。
【0082】
また、この力測定装置11は、シャフト26に作用する引張力及び圧縮力の両方を計測可能である。
【0083】
力測定装置11の本体34には、マウスピース取付金具38が図示しないネジで取り付けられている。
【0084】
図6に示すように、マウスピース取付金具38には、内側マウスピース14の連結軸22を取り付けるための取付孔40A、Bと、外側マウスピース16の連結軸28を挿通させるための逃げ孔42が形成されている。
【0085】
内側マウスピース14の連結軸22に形成された雌ねじ24にマウスピース取付金具38の取付孔40Aを挿通させたボルト44を締め付けることで、内側マウスピース14が連結軸22及びマウスピース取付金具38を介して力測定装置11の本体34に接続される。
【0086】
また、力測定装置11のシャフト26の先端には雄ねじ46が形成されており、外側マウスピース16の連結軸28に形成された雌ねじ30にこの雄ねじ46がねじ込まれることにより、外側マウスピース16が連結軸28を介してシャフト26に接続される。
【0087】
図7に示すように、内側マウスピース14と外側マウスピース16とは力測定装置11に接続された状態において若干の間隔が設けられており、自然な状態に近づけて測定でき、また、口唇と歯との間に挿入し易いように内側マウスピース14と外側マウスピース16との間には若干の角度θが付けられており、歯茎の基部側の間隔が連結軸側の間隔よりも狭くなっている。
【0088】
次に、本実施形態の口腔用筋圧測定装置10の使用方法を説明する。
図3は、口腔用筋圧測定装置10を用いて下口唇圧を測定している状態を示す側面図である。
【0089】
(1) 先ず、口腔前庭内で、下唇50と前歯を中心とした数本の歯52及び歯肉54との間に、マウスピース12を配置する。
【0090】
また、このときに、内側マウスピース14を若干押し気味にして歯52(及び歯肉54)に押さえ付けるようにして固定する。なお、内側マウスピース14が歯52(または歯肉54)から離れていると、正確な測定を行うことが出来なくなる。
【0091】
(2) この状態で被験者が口唇を閉鎖そして緊張させると、内側マウスピース14と外側マウスピース16とが下唇50と歯52及び歯肉54との間に挟まれ、力測定装置11のシャフト26が引っ張られる。
【0092】
このとき、シャフト26に作用する力が下唇50の口唇圧であり、表示部36にはシャフト26に作用した力の大きさ、即ち、口唇圧の大きさがデジタル表示(例えば、グラム表示。)される。
【0093】
また、内側マウスピース14及び外側マウスピース16に口唇小帯56を逃げる切欠20を設けたので、口唇を閉鎖そして緊張させた時、内側マウスピース14及び外側マウスピース16に口唇小帯56が当たらず、被験者に不快感を与えることが無い。
【0094】
さらに、内側マウスピース14及び外側マウスピース16を前庭内に配置したときには、金属製の内側マウスピース14がクッション18を介して歯52及び歯肉54に当たるので、被験者へ不快感を与えることが無い。
【0095】
(3) 図示は省略するが、図3とはマウスピース12が上下逆になるように口腔用筋圧測定装置10の向きを変え、マウスピース12を上唇と歯及び歯肉との間に配置させることにより、上唇の口唇圧を測定することができる。
【0096】
(4) なお、内側マウスピース14及び外側マウスピース16の歯列に沿った長さL( 図2参照)は、上顎用で20mm〜30cm程度(好ましくは25mm程度)であり、下顎用で25mm程度である。
【0097】
(5) なお、形状や大きさ、例えば曲率半径や長さの異なる複数種類の内側マウスピース14及び外側マウスピース16を予め用意しておき、被験者の歯列の形状に合う内側マウスピース14及び外側マウスピース16を力測定装置11に取り付けるようにしても良い。これにより、より正確に口唇圧の測定を行うことができる。
【0098】
(6) また、使用後の内側マウスピース14及び外側マウスピース16は、力測定装置11から取り外して殺菌消毒することができるので衛生的である。
【0099】
なお、測方歯群(犬歯、小臼歯、大臼歯等)に当たる頬筋の圧を測定するためのマウスピースを別途用意しても良い。このマウスピースに関しては、後の第5の実施形態で詳しく説明する。
【0100】
また、本実施形態では、内側マウスピース14及び外側マウスピース16がステンレススチール製であったが、他の金属で形成されていても良く、表面にテフロン等の合成樹脂
をコーティングしても良い。また、内側マウスピース14及び外側マウスピース16は、金属以外の材質、例えば、セラミックス、硬質の合成樹脂等で形成されていても良い。
【0101】
また、本実施形態では、連結軸22及び連結軸28を力測定装置11に対してねじ止めしているが、連結軸22及び連結軸28と力測定装置11とをワンタッチジョイントを介して着脱可能に連結しても良い。
【0102】
また、マウスピース12は消毒できるように作製されているが、消毒の手間を省くためにマウスピース12全体をビニール等で形成された袋状のカバーで覆い、測定毎(被験者毎)にカバーを交換しても良い。
【0103】
[参考例]
参考例に係る口腔用筋圧測定装置60を説明する。
【0104】
参考例に係る口腔用筋圧測定装置60は、舌体からの歯列へ作用する圧力、いわゆる舌圧を測定するものである。
【0105】
本参考例では、図8に示すように、力測定装置11のシャフト26に内側マウスピース14が接続され、マウスピース取付金具38に外側マウスピース16が接続されている。
【0106】
また、本参考例では、外側マウスピース16にクッション18が貼り付けられている。
【0107】
次に、本参考例の口腔用筋圧測定装置60の使用方法を説明する。
【0108】
図9は、口腔用筋圧測定装置60を用いて舌圧を測定している状態を示す側面図である。
【0109】
(1) 先ず、口腔内で、舌体62と歯52及び歯肉54との間に、マウスピース12を配置する。
【0110】
(2) この状態で被験者が唇を閉じると、内側マウスピース14と外側マウスピース16とが舌体62と歯52及び歯肉54との間に挟まれ、力測定装置11のシャフト26が押される。
【0111】
このとき、シャフト26に作用する力が舌圧であり、表示部36にはシャフト26に作用した力の大きさ、即ち、舌圧の大きさがデジタル表示される。
【0112】
なお、内側マウスピース14及び外側マウスピース16を口腔内に配置したときには、金属製の外側マウスピース16がクッション18を介して歯52及び歯肉54に当たるので、被験者へ不快感を与えることが無い。
【0113】
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態に係る口腔用筋圧測定装置70を説明する。
【0114】
図10に示すように、本実施形態の口腔用筋圧測定装置70は、マウスピース72と圧力測定装置74を備えている。
【0115】
マウスピース72は、正方形または長方形で一定の厚さの流体室76を歯列(本実施形態では前歯〜大臼歯の全て)に沿って複数連結したものである。
【0116】
マウスピース72は、薄肉で柔軟な合成樹脂やゴム等で形成されており、流体室76の壁面は容易に変形可能となっている。
【0117】
各流体室76には接続口78が一体的に形成されている。
【0118】
接続口78には、チューブ80の一端が着脱可能に接続されている。
【0119】
チューブ80の他端は、圧力測定装置74の圧力センサ82に接続されている。
【0120】
圧力測定装置74には、圧力センサ82に作用する圧力を表示する表示部84が設けられている。
【0121】
次に、本実施形態の口腔用筋圧測定装置70の使用方法を説明する。
【0122】
図11は、口腔用筋圧測定装置70を用いて口唇圧を測定している状態を示す側面図である。
【0123】
(1) 先ず、口腔前庭内で、下唇50及び頬と下顎の歯列(歯52及び歯肉54)との間に、マウスピース72を配置する。なお、マウスピース72の各流体室76及びチューブ80には、一定のエアー又は、注射器等を用いて予め蒸留水等の人体に影響を及ぼさない液体を充填しておく。
【0124】
(2) この状態で被験者が口唇を閉鎖そして緊張させると、マウスピース72が下唇50及び頬と下顎の歯列との間に挟まれ、各流体室76に作用する力がチューブ80を介して圧力センサ82に伝達される。
【0125】
表示部84には各流体室76に作用した力の大きさ、即ち、口唇圧および下顎の測方歯群(犬歯、小臼歯、大臼歯等)に当たる頬筋の圧の大きさがデジタル表示(例えば、MPa(メガパスカル)表示。)される。
【0126】
なお、マウスピース72は、一つの歯に一つの流体室76を対応させることにより、各歯に作用する圧力を個別に測定することもできる。
【0127】
本実施形態のマウスピース72は、柔軟な合成樹脂等で成型されているので、腔内に配置した際に被験者へ不快感を与えることが無い。
【0128】
(3) なお、図示は省略するが、マウスピース72を上唇と上顎の歯列との間に配置させることにより、上唇の口唇圧及び上顎の測方歯群に当たる頬筋の圧の大きさを測定することができる。
【0129】
(4) また、マウスピース72は、複数種類の大きさ(例えば、大人用、子供用等)のものを用意しておいても良い(なお、必要に応じて各流体室76の大きさも変更する)。被験者の歯列の大きさに合うマウスピース72を用いることにより、より正確に口唇圧の測定を行うことができる。
【0130】
なお、本実施形態のマウスピース72は、柔軟性があるので 図10に示すようにある程度湾曲していれば良い(場合によっては湾曲していなくても良い。)。
【0131】
また、マウスピース72の湾曲の程度が被験者の歯列の湾曲の程度と一致していなくても、柔軟なマウスピース72は口腔内に配置したときに歯列の形状になじむので測定上問題はない。
【0132】
また、マウスピース72は、合成樹脂の成型品とすることにより安価に大量生産できる。したがって、マウスピース72を使い捨てとすることができ、殺菌消毒の手間を省くことができる。
【0133】
なお、このマウスピース72を舌体62と歯52との間に配置して舌圧の測定を行えることは勿論である。
【0134】
また、本実施形態の場合、マウスピース72を2個用いて口唇圧と舌圧とを同時に計測することもできる。この場合、歯列を跨ぐように一対のマウスピース72を連結してもよい。
【0135】
[第3の実施形態]
本発明の第3の実施形態に係る口腔用筋圧測定装置90を説明する。
【0136】
図12に示すように、本実施形態の口腔用筋圧測定装置90は、内側マウスピース14と外側マウスピース16との間に小型の圧力センサ92を設けたマウスピース94と、内側マウスピース14と外側マウスピース16との間に作用する力の大きさを表示する表示装置96を備えている。
【0137】
圧力センサ92は、圧の大きさに対応した電気信号を表示装置96に出力し、表示装置96の表示部98に力の大きさが表示される。
【0138】
なお、マウスピース94の使用方法は前述したマウスピース12等と同じであり、マウスピース94を唇と歯及び歯茎との間に配置すれば口唇圧を測定でき、マウスピース94を舌体と歯及び歯茎との間に配置すれば舌圧を測定でき、また、測方歯群の外側に配置(この場合のマウスピース94は、測方歯列の湾曲に合わせたものを使用)すれば測方歯群に当たる頬筋の圧を測定することもできる。
【0139】
[第4の実施形態]
本発明の第4の実施形態に係る口腔用筋圧測定装置100を説明する。
【0140】
図13に示すように、本実施形態の口腔用筋圧測定装置100は、第1の実施形態に係る口腔用筋圧測定装置10の変形例である。なお、第1の実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0141】
図13に示すように、本実施形態の力測定装置11は、圧力の測定を行うセンサ部102が表示部36を備える本体34と分離しており、本体34とセンサ部102とはケーブル104で連結されている。このようなセンサ部102と本体34とが別体とされた力測定装置11としては、例えば、株式会社イマダの「デジタルフォースゲージのセンサーセパレートタイプDPX−DPUシリーズ等を用いることができる。
【0142】
本実施形態ではセンサ部102にマウスピース12が取り付けられており、使用方法は第1の実施形態の口腔用筋圧測定装置10と同一である。
【0143】
なお、本実施形態の口腔用筋圧測定装置100では、本体34とセンサ部102とがケ
ーブル104で連結されているが、センサ部102で得られた圧力測定データを電波や赤外線を用いて無線で本体34へ送信しても良い。
【0144】
また、第1の実施形態では、内側マウスピース14と外側マウスピース16を連結軸22と連結軸28とを介して力測定装置11に連結していたが、連結軸22と連結軸28の代わりに力の伝達を行うワイヤーケーブル等を用いて内側マウスピース14と外側マウスピース16を力測定装置11に対して機械的に連結しても良い。
【0145】
[第5の実施形態]
本発明の第5の実施形態に係る口腔用筋圧測定装置110を図14及び図15にしたがって説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付しその説明は省略する。
【0146】
なお、図14は口腔用筋圧測定装置110を用いて頬筋の圧を測定している状態を示す平面図であり、図15は口腔用筋圧測定装置110を用いて頬筋の圧を測定している状態を示す歯列に対して直角方向の断面図( 図14の15−15線断面図)である。
【0147】
図14及び図15に示すように、本実施形態の口腔用筋圧測定装置110は、測方歯群(犬歯、小臼歯、大臼歯等)に当たる頬筋の圧を測定するためのマウスピース112を装着している。
【0148】
測方歯群用のマウスピース112は外側マウスピース114及び内側マウスピース116からなる。
【0149】
本実施形態では、図14に示すように、力測定装置11のシャフト26に外側マウスピース114が接続され、マウスピース取付金具38に内側マウスピース116が接続されている。
【0150】
外側マウスピース114の連結軸118は、力測定装置11のシャフト26と連結され、内側マウスピース116の連結軸120は、力測定装置11のマウスピース取付金具38と連結される。
【0151】
連結軸118及び連結軸120は、歯列に沿って湾曲した部分を備え、前歯付近で口腔外へ延びるように屈曲形成されている。
【0152】
また、外側マウスピース114及び内側マウスピース116は、測方歯群の曲率に合わせて湾曲している。
【0153】
次に、本実施形態の口腔用筋圧測定装置110の使用方法を説明する。
(1) 先ず、口腔内で、頬122と側方歯群との間に、マウスピース112を配置する。また、内側マウスピース116が動かないように、内側マウスピース116を測方歯群に軽く押し当てておく。
【0154】
(2) この状態で被験者が唇を閉じると、内側マウスピース116と外側マウスピース114が頬122と側方歯群との間に挟まれ、力測定装置11のシャフト26が頬122によって側方歯群側に押される。
【0155】
このとき、シャフト26に作用する力が頬筋圧であり、表示部36にはシャフト26に作用した圧力の大きさ、即ち、頬筋圧の大きさがデジタル表示される。
【0156】
なお、マウスピース112は、大型の大人用、小型の小児用等、大きさや長さの異なるものを複数種類揃えておくことが好ましい。
【0157】
[第6の実施形態]
本発明の第6の実施形態に係る口腔用筋圧測定装置130を図16にしたがって説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付しその説明は省略する。
【0158】
なお、図16(A)は口腔用筋圧測定装置130を用いて上下口唇の閉鎖力(圧)を測定している状態を示す側面図である。
【0159】
図16に示すように、本実施形態の口腔用筋圧測定装置130は、上下口唇の閉鎖力,圧を測定するためのマウスピース132を装着している。
【0160】
このマウスピース132は上側マウスピース134及び下側マウスピース136からなる。
【0161】
力測定装置11のシャフト26には上側マウスピース134が接続され、マウスピース取付金具38に下側マウスピース136が接続されている。
【0162】
上側マウスピース134の連結軸138は、力測定装置11のシャフト26と連結され、下側マウスピース136の連結軸140は、力測定装置11のマウスピース取付金具38と連結される。
【0163】
連結軸138及び連結軸140は、略L字形状に屈曲形成されている。
【0164】
また、上側マウスピース134及び下側マウスピース136は、唇の形状に合わせて湾曲している。
【0165】
次に、本実施形態の口腔用筋圧測定装置130の使用方法を説明する。
上唇と下唇との間にマウスピース132を配置して上唇49と下唇50を閉じると、上側マウスピース134と下側マウスピース136が上唇49と下唇50で挟まれ、表示部36にはシャフト26に作用した力の大きさ、即ち、上下口唇の閉鎖力(圧)の大きさがデジタル表示される。
【0166】
なお、本実施形態では、口腔用筋圧測定装置130を用いて上下口唇の閉鎖力,(圧)の大きさを測定したが、上側マウスピース134及び下側マウスピース136を上顎の歯列と下顎の歯列との間に配置して噛めば、咀嚼力(咀嚼筋の力)を測定することも可能である。この場合、上側マウスピース134と下側マウスピース136の形状は湾曲させずに平板状とすることが好ましく、歯の先端が当接する部分にゴム等の弾性を有するシートを貼り付けることが好ましい。
【0167】
また、咀嚼力は上下口唇の閉鎖力に比較して非常に大きいので、この場合、連結軸138及び連結軸140等は、曲がらないように太くすることが必要である。
【図面の簡単な説明】
【0168】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る口腔用筋圧測定装置の正面である。
【図2】 マウスピースの斜視図である。
【図3】 第1の実施形態に係る口腔用筋圧測定装置を用いて口唇圧を測定している状態を示す側面図である。
【図4】 本発明の第1の実施形態に係る口腔用筋圧測定装置の斜視図である。
【図5】 クションの他の例を示す斜視図である。
【図6】 マウスピースと筋圧測定装置との接続部分を示す正面図である。
【図7】 マウスピースの側面図である。
【図8】 参考例に係る口腔用筋圧測定装置の正面図である。
【図9】 参考例に係る口腔用筋圧測定装置を用いて舌圧を測定している状態を示す側面図である。
【図10】 本発明の第2の実施形態に係る口腔用筋圧測定装置の斜視図である。
【図11】 第2の実施形態に係る口腔用筋圧測定装置を用いて口唇圧を測定している状態を示す側面図である。
【図12】 第3の実施形態に係る口腔用筋圧測定装置を用いて口唇圧を測定している状態を示す側面図である。
【図13】 第4の実施形態に係る口腔用筋圧測定装置の正面図である。
【図14】 第5の実施形態に係る口腔用筋圧測定装置を用いて頬筋圧を測定している状態を示す平面図である。
【図15】 第5の実施形態に係る口腔用筋圧測定装置を用いて頬筋圧を測定している状態を示す図14の15−15線断面図である。
【図16】 (A)は、第6の実施形態に係る口腔用筋圧測定装置を用いて上下口唇の閉鎖力を測定している状態を示す側面図であり、(B)はマウスピースの斜視図である。
【符号の説明】
【0169】
10 口腔用筋圧測定装置
11 力測定装置
12 マウスピース
14 内側マウスピース
16 外側マウスピース
18 クッション
20 切欠
60 口腔用筋圧測定装置
70 口腔用筋圧測定装置
72 マウスピース
74 圧力測定装置
76 流体室
90 口腔用筋圧測定装置
94 マウスピース
100 口腔用筋圧測定装置
110 口腔用筋圧測定装置
112 マウスピース
114 外側マウスピース
116 内側マウスピース
130 口腔用筋圧測定装置
132 マウスピース
134 上側マウスピース
136 下側マウスピース

Claims (14)

  1. 互いに対向する一対のマウスピースと、
    一対のマウスピースに接続され一対のマウスピースが互いに接近する際に一対のマウスピース間に作用する力の大きさを測定する力測定装置と、を有し、
    マウスピースは、前記力測定装置に対して着脱可能とされ、かつ形状や大きさが異なる複数種類のものが設けられ、
    上又は下口唇圧、上下口唇の閉鎖力、口腔周囲筋圧、及び頬筋圧の少なくとも一つを測定可能なことを特徴とする口腔用筋圧測定装置。
  2. 一対のマウスピースは、歯列に合わせて湾曲していることを特徴とする請求項1に記載の口腔用筋圧測定装置。
  3. 一対のマウスピースは、被験者の歯列の形状に合うように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の口腔用筋圧測定装置。
  4. 一対のマウスピースの中央部には、上、下唇小帯を逃げる逃げ部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の口腔用筋圧測定装置。
  5. 一対のマウスピースは、歯列に沿って配置したときに歯茎の基部側へ向かうにしたがって互いの間隔が狭くなっていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の口腔用筋圧測定装置。
  6. マウスピースは、少なくとも歯と接触する部分に弾性体が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の口腔用筋圧測定装置。
  7. 弾性体は、マウスピースに対して着脱可能に設けられていることを特徴とする請求項6に記載の口腔用筋圧測定装置。
  8. マウスピースは、金属で形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の口腔用筋圧測定装置。
  9. マウスピースは、ステンレススチール、セラミックスおよび合成樹脂の内の少なくとも一つの素材で形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の口腔用筋圧測定装置。
  10. 壁面が可撓性材料から形成され内部に流体が充填された流体室を歯列に沿って複数備え、口腔内で歯列に沿って配置されるマウスピースと、
    流体室にチューブを介して接続され、流体室に充填された流体に作用する圧力を測定する圧力測定装置と、を有し、口唇、及び口腔周囲筋圧の少なくとも一つを測定可能なことを特徴とする口腔用筋圧測定装置。
  11. 力測定装置の本体に接続される第1の接続部を備え、口腔内へ配置される第1のマウスピースと、
    力測定装置の力測定部に接続される第2の接続部を備え、口腔内へ配置される第2のマウスピースと、を有し、
    第1の接続部を本体に接続し、かつ第2の接続部を力測定部に接続したときに、第1のマウスピースと第2のマウスピースとが接触せずに互いに対向し、力測定装置が第1のマウスピースと第2のマウスピースとの互いに接離する方向の力を測定することで上又は下口唇圧、上下口唇の閉鎖力、口腔周囲筋圧、及び頬筋圧の少なくとも一つを測定可能なことを特徴とする口腔用筋圧測定装置用アダプター。
  12. 壁面が可撓性材料から形成され内部に液体を充填可能とされた各々独立した複数の流体室が歯列に沿って連続的に配置され、各流体室には流体室の内外を連通する接続口が設けられて口唇、及び口腔周囲筋圧の少なくとも一つを測定可能なことを特徴とする口腔用筋圧測定装置用マウスピース。
  13. 一対のマウスピースは、上唇に当接する上側マウスピースと、下唇に当接する下側マウスピースから構成されていることを特徴とする請求項1に記載の口腔用筋圧測定装置。
  14. 前記上側マウスピース及び下側マウスピースは、ステンレススチールを含む金属、セラミックスおよび合成樹脂の内の少なくとも一つの素材で形成されていることを特徴とする請求項13に記載の口腔用筋圧測定装置。
JP2001575908A 2000-04-17 2001-04-17 口腔用筋圧測定装置、口腔用筋圧測定装置用アダプター、及び口腔用筋圧測定装置用マウスピース Expired - Lifetime JP3792159B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000115676 2000-04-17
JP2000115676 2000-04-17
PCT/JP2001/003266 WO2001078602A1 (fr) 2000-04-17 2001-04-17 Instrument de mesure de la pression musculaire destine a la cavite buccale, et adaptateur et piece buccale destines a un instrument de mesure de la pression musculaire de la cavite buccale

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2001078602A1 JPWO2001078602A1 (ja) 2004-01-08
JP3792159B2 true JP3792159B2 (ja) 2006-07-05

Family

ID=18627266

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001575908A Expired - Lifetime JP3792159B2 (ja) 2000-04-17 2001-04-17 口腔用筋圧測定装置、口腔用筋圧測定装置用アダプター、及び口腔用筋圧測定装置用マウスピース

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6786092B2 (ja)
JP (1) JP3792159B2 (ja)
AU (1) AU4692701A (ja)
DE (1) DE10196092B3 (ja)
WO (1) WO2001078602A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016214427A (ja) * 2015-05-18 2016-12-22 株式会社東京技研 口腔内接触圧力測定装置,口腔内接触圧力測定システム,及び口腔内接触圧力測定方法
CN110638475A (zh) * 2019-09-30 2020-01-03 山东大学 一种基于单片机控制的高精度咬合力测量仪及方法

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001078602A1 (fr) * 2000-04-17 2001-10-25 Makoto Nakao Instrument de mesure de la pression musculaire destine a la cavite buccale, et adaptateur et piece buccale destines a un instrument de mesure de la pression musculaire de la cavite buccale
JP2006000234A (ja) * 2004-06-15 2006-01-05 Osaka Univ 舌圧センサシート
JP4554630B2 (ja) * 2007-03-07 2010-09-29 学校法人松本歯科大学 口唇力測定装置
DE102007024479A1 (de) 2007-05-25 2008-11-27 Universität des Saarlandes Campus Saarbrücken Verfahren zur Dimensionierung von Zahnbrücken unter Berücksichtigung der auf ein antagonistisches Zahnpaar wirkenden Kraft sowie Apparatur zu deren Messung und Verwendung derselben
MY159356A (en) 2008-06-04 2016-12-30 Colgate Palmolive Co Oral care implement with cavitation system
BR112012004181A2 (pt) 2009-08-26 2016-08-23 Univ Kansas dispositivo, sistema e método para medir rigidez orofacial em uma pessoa
US20110195373A1 (en) * 2010-02-03 2011-08-11 Waugh Robert L Template for Selecting Orthodontic Arch Wires and Method of Placement
KR101152709B1 (ko) 2010-05-13 2012-06-15 (주)덴토스 압력측정용 감지센서를 이용한 치아압력 측정장치
WO2011136427A1 (ko) * 2010-04-29 2011-11-03 (주)덴토스 치아교정 및 관리를 위한 치아 압력측정용 감지센서 및 감지센서를 이용한 치아압력 측정장치
KR101157506B1 (ko) * 2010-04-29 2012-06-15 (주)덴토스 치아교정 및 관리를 위한 구강내 압력측정용 감지센서
WO2013085038A1 (ja) * 2011-12-09 2013-06-13 国立大学法人東京大学 口腔センサ
CN103565447B (zh) * 2013-10-10 2015-09-16 南京神源生智能科技有限公司 用于测量咬合力的传感器
CN104188673B (zh) * 2014-09-11 2016-08-17 厦门大学 一种舌肌压力传感器及牙套模型
JP6510853B2 (ja) * 2015-03-27 2019-05-08 株式会社ジェイ・エム・エス 口唇閉鎖力測定用プローブ
RU2623309C2 (ru) * 2015-12-14 2017-06-23 Екатерина Михайловна Сибгатулина Способ измерения силы давления мышц языка на сегменты смежных анатомических образований полости рта
US11278763B2 (en) * 2015-12-29 2022-03-22 Cornell University System and method for training tongue as a treatment for obstructive sleep apnea
DE102017103950A1 (de) * 2017-02-24 2018-08-30 Bianca Berk Behandlungsvorrichtung zur intraoralen Anwendung und Betriebsverfahren einer solchen Behandlungsvorrichtung
GB201704545D0 (en) * 2017-03-22 2017-05-03 Univ Dublin Oral appliance
EP3644898B1 (en) 2017-06-28 2022-11-23 Kube Innovation Inc Bite force measuring system and method of calibration.
TWI673041B (zh) * 2018-08-30 2019-10-01 蔡淑真 嘴唇開閉力量測量裝置
RU199777U1 (ru) * 2020-02-26 2020-09-21 Федеральное государственное бюджетное военное образовательное учреждение высшего образования "Военно-медицинская академия имени С.М. Кирова" Министерства обороны Российской Федерации (ВМедА) Устройство для определения прочности анатомических образований нижней челюсти
DE102020108683A1 (de) 2020-03-30 2021-09-30 Bredent Gmbh & Co. Kg Beißkraftmessgerät und Verfahren zur Beißkraftmessung
JP6805442B1 (ja) * 2020-06-09 2020-12-23 株式会社スクリエ マウスピース型口腔内圧力測定モジュール及び当該モジュールを備えた口腔内圧力測定装置
JP1705672S (ja) * 2021-04-27 2022-01-21 診断器

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3349489A (en) * 1963-02-07 1967-10-31 Shackelford John Hinton Multiple celled pressure sensitive dental device for measuring relative occlusal pressures
JPS5826541B2 (ja) 1977-09-05 1983-06-03 ダイヤメデイカルシステム株式会社 咬合力測定装置
US4432376A (en) * 1980-01-30 1984-02-21 Huszar Gabor B Method for determining the extensibility of selected non-excised tissue of the uterine cervix, ear or skin
JPS57168635A (en) 1981-04-08 1982-10-18 Kureha Chemical Ind Co Ltd Biting pressure measuring apparatus
US4631469A (en) 1981-04-14 1986-12-23 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Device for driving electrical current generator for use in motorcycle
GB2153540B (en) * 1984-01-24 1987-12-02 Mie Medical Research Apparatus for measurement of grip strength
US4697601A (en) * 1986-12-12 1987-10-06 Durkee Darryl L Tongue force measuring device
DE3702808A1 (de) * 1987-01-30 1988-08-11 Theodor Dipl Chem Dr Bruhn Geraet zur beurteilung und messung menschlicher sinneswahrnehmungen
DE8812555U1 (ja) * 1988-10-05 1988-11-17 Rudolf Riester Gmbh & Co Kg, Fabrik Med. Apparate, 7455 Jungingen, De
DE3844523A1 (de) * 1988-12-12 1990-06-21 Horst Konzelmann Myostatik-testverfahren und vorrichtung zu seiner durchfuehrung
US5001884A (en) 1989-06-30 1991-03-26 Toshiyuki Hanagata Packaging machine
JP2506869Y2 (ja) * 1990-01-31 1996-08-14 富士システムズ株式会社 咬合圧測定用器具
JPH06341912A (ja) 1993-05-31 1994-12-13 Nec San-Ei Instr Co Ltd 生体圧力分布測定装置
US5452727A (en) * 1994-01-21 1995-09-26 Tura; Ronald E. Orofacial myographic measurement apparatus
JP3522409B2 (ja) 1995-08-31 2004-04-26 長野計器株式会社 咬合力計
US5957133A (en) * 1997-07-21 1999-09-28 Hart; William T. Oral appliance with negative air supply for reducing sleep apnea and snoring
JP2000042009A (ja) 1998-07-28 2000-02-15 Makoto Nakao 口唇圧測定装置及び該装置用マウスピース
US6050961A (en) * 1998-11-13 2000-04-18 Arnold; Robert J. Oromotor dynamometer
JP3497111B2 (ja) * 1999-12-03 2004-02-16 株式会社コスモ計器 口輪筋力測定装置
WO2001078602A1 (fr) * 2000-04-17 2001-10-25 Makoto Nakao Instrument de mesure de la pression musculaire destine a la cavite buccale, et adaptateur et piece buccale destines a un instrument de mesure de la pression musculaire de la cavite buccale

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016214427A (ja) * 2015-05-18 2016-12-22 株式会社東京技研 口腔内接触圧力測定装置,口腔内接触圧力測定システム,及び口腔内接触圧力測定方法
CN110638475A (zh) * 2019-09-30 2020-01-03 山东大学 一种基于单片机控制的高精度咬合力测量仪及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2001078602A1 (ja) 2004-01-08
DE10196092B3 (de) 2011-12-08
AU4692701A (en) 2001-10-30
US20030163065A1 (en) 2003-08-28
US6786092B2 (en) 2004-09-07
DE10196092T1 (de) 2003-04-30
WO2001078602A1 (fr) 2001-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3792159B2 (ja) 口腔用筋圧測定装置、口腔用筋圧測定装置用アダプター、及び口腔用筋圧測定装置用マウスピース
Samuels et al. A comparison of the rate of space closure using a nickel-titanium spring and an elastic module: a clinical study
Kieser et al. Measuring intraoral pressure: adaptation of a dental appliance allows measurement during function
US20150216641A1 (en) Multifunctional ortodontic bracket cover
JPH0562546B2 (ja)
WO2015115117A2 (ja) 口腔関連圧力測定用デバイス
CN110198689B (zh) 睡眠呼吸暂停综合症症状改善用辅助器具
US4959014A (en) Dental space measuring instrument
JP6514356B2 (ja) 歯科用牽引装置
Hashim et al. Prediction of the size of un-erupted permanent cuspids and bicuspids in a Saudi sample: a pilot study
KR101720640B1 (ko) 교합 측정용 게이지
WO2011136427A1 (ko) 치아교정 및 관리를 위한 치아 압력측정용 감지센서 및 감지센서를 이용한 치아압력 측정장치
KR101157506B1 (ko) 치아교정 및 관리를 위한 구강내 압력측정용 감지센서
KR101152709B1 (ko) 압력측정용 감지센서를 이용한 치아압력 측정장치
CN113413223B (zh) 一种基于柔性电子系统的可动态监测矫治力值的功能矫治器及其制备方法
Blamphin et al. A simple instrument for the measurement of maximum occlusal force in human dentition
Kassem et al. Bite force evaluation of acetal resin denture base in Kennedy class I partially edentulous patients
Chakraborty et al. Devices used for measuring tongue force: A review
Ré et al. Reconstruction of the curve of Spee
CN103356303A (zh) 牙齿外伤松动脱位固定装置及其制作方法
Begum et al. Tooth size and arch parameter discrepancies among different malocclusions in young permanent dentition of 13-15-year-old school children of Nalgonda District-South Indian population
Ogushi et al. Lip and cheek resting pressure on the maxillary dentition in adults with normal occlusion
RU71232U1 (ru) Стоматологический угловой зонд
RU169018U1 (ru) Внутриротовая каппа для пневмостимуляции
KR20180092325A (ko) 치과용 견인장치

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050712

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050912

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051018

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051216

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060314

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060404

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3792159

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051216

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100414

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110414

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120414

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130414

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140414

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250