JP3792107B2 - プラスチック選別装置 - Google Patents
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- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラスチック片からなる被選別粉砕ごみを種類ごとに選別するためのプラスチック選別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ごみのリサイクル化が急速に推進されつつある中で、粉砕されたプラスチック片を選別する技術として、図4に示すようなプラスチック選別装置がある。
【0003】
このプラスチック選別装置101は、複数種のプラスチック片102を貯留するホッパ103と、このホッパ103の下方に配置されてホッパ103から投入されたプラスチック片102同士をそれぞれの極性・帯電量に帯電させるための摩擦帯電装置104と、この摩擦帯電装置104の下方に配置されて帯電したプラスチック片102を極性・帯電量に応じて分離するための静電分離装置105とから構成されている。そして、この静電分離装置105は、摩擦帯電装置104の下方に配置された金属製のドラム電極106と、このドラム電極106の斜め上方に配置された円弧状の板状電極107と、ドラム電極106の外周面に付着したプラスチック片102を掻き落とすためのブラシ108とを備えている。また、ドラム電極106は、水平軸心回りに所定方向に回転自在に構成されて回転駆動装置(図示せず)により所定速度で矢印方向に回転駆動される。さらに、このドラム電極106は接地され、高圧電源装置109の例えば陽極が接地されるとともに、陰極が板状電極107に接続されており、これにより板状電極107を陰極としドラム電極106を陽極として、板状電極107とドラム電極106との間に選別用静電場110が形成される。そして、選別用静電場110を通過したプラスチック片102を種類別に回収するため、ドラム電極106の下方に、第1回収室112〜第3回収室114が配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記プラスチック選別装置101において、例えば異なる2種類のプラスチック片102をホッパ103から摩擦帯電装置104へ投入すると、これら2種類のプラスチック片102が攪拌され、その種類による帯電列に従って一方の種類のプラスチック片102が(+)の極性に、他方の種類のプラスチック片102が(−)の極性に帯電される。その後、これらのプラスチック片102は、静電分離装置105のドラム電極106に落下して選別用静電場110に移動し、(+)の極性に帯電したプラスチック片102は陽極であるドラム電極106に対して反発して陰極である板状電極107側に吸引されて板状電極107から跳ね返り、かつ、ドラム電極106からの遠心力を受けつつ飛翔して落下し、第2回収室113に回収され、一方、(−)の極性に帯電されたプラスチック片102はドラム電極106の外周面に吸着され、ドラム電極106の回転に伴ってその吸着面が下方を向くにつれて落下し、又はブラシ108にて掻き落されて第1回収室112に回収される。また、(+)の極性に帯電したプラスチック片102と(−)の極性に帯電したプラスチック片102のうち、帯電量が少ない未分離のプラスチック片102はドラム電極106の表面からそのまま落下して第3回収室114に回収される。
【0005】
しかし、選別すべき2種類のプラスチック片102のうち、(+)の極性に帯電したプラスチック片102は、上記のようにドラム電極106に対して反発して板状電極107側に吸引されて板状電極107から跳ね返り、かつ、ドラム電極106からの遠心力を受けて落下回収されるため、その落下軌跡が所定の範囲から外れ、これを分離して回収すべき第2回収室113とは異なる回収室例えば帯電量が少ない未分離のプラスチック片102を回収すべき第3回収室114などに回収されることがあり、その結果、所望の分離精度を確保することができないことがあった。
【0006】
そこで、本発明は上記問題点を解決して、ドラム電極に対して反発する極性に帯電されたプラスチック片をドラム電極から十分に引き離して分離することができ、分離精度を確実に向上させることができるプラスチック選別装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、本発明は、粉砕され帯電された複数種のプラスチック片を搬送するドラム電極と、このドラム電極に対向して配置されてドラム電極との間に選別用静電場を形成する対向電極と、極性と帯電量に応じて分離されたプラスチック片を回収する回収部とを備えたプラスチック選別装置であって、上記対向電極を一対のローラ間に巻き掛けされてプラスチック片の搬送方向へ回転駆動される導電性材料からなる無端駆動体により構成し、この無端駆動体を上記一対のローラ間に配置された複数のローラにて支持して、その搬送方向上流側にドラム電極の外周面に沿って所定距離はなれた円弧状の対向電極部を形成するとともに、この対向電極部の下流側にドラム電極から離れる方向へ延出した下向きの離間部を形成し、上記離間部は、ドラム電極に反発したプラスチック片を回収すべき方向に跳ね返す所定の跳ね返し角度を有する第1離間部と、この第1離間部の下流側で第1離間よりさらにドラム電極から離れる方向に延出されて無端駆動体に吸着されたプラスチック片を搬送する第2離間部とで構成し、上記第2離間部の下流端に、無端駆動体に吸着されたプラスチック片を掻き落とすための掻き取り部を設けたものである。
【0008】
上記構成によれば、対向電極を無端駆動体により構成して円弧状の対向電極部を形成したので、無端駆動体を対向電極とするプラスチック選別装置にあって、無端駆動体から形成した直線状のものと比べると、対向電極部によってこれとドラム電極との間の間隔が一定に保たれて選別用静電場における電界の強さが一定に保持され、ドラム電極に対して反発する極性に帯電されたプラスチック片を長い時間吸引することができ、対向電極側に吸引されることなくそのまま落下することを減らすことができる。また、無端駆動体に第1離間部と第2離間部とを形成したので、ドラム電極に反発したプラスチック片が無端駆動体側に吸引されて、この第1離間部に衝突して跳ね返っても、従来の対向電極である板状電極に比べると、ドラム電極から離れる分離すべき方向へ落下させることができ、さらに第2離間部により、無端駆動体に吸着されたプラスチック片をドラム電極からさらに引き離す方向に搬送して分離することができる。また掻き取り部により、無端駆動体に吸着されたプラスチック片を確実に掻き落すことができる。
【0009】
したがって、選別すべき異なる複数種のプラスチック片からドラム電極に対して反発する極性に帯電されたプラスチック片をより確実に分離することができ、それによって分離精度を確実に向上させることができる。
【0012】
また請求項2に記載された発明は、上記構成において、無端駆動体の両側端部にこの無端駆動体の中央部側に開口した開口部を有する端部収納部をそれぞれ設け、上記各端部収納部内に上記無端駆動体の側端部と上記各ローラの端部とをそれぞれ収納し、上記開口部と無端駆動体との間に形成された間隙に沿って変形可能な材料からなる間隙閉塞部を設けたものである。
【0013】
上記構成によれば、間隙閉塞部により、無端駆動体と各ローラとに間にプラスチック片、粉塵などが入り込むことが防止され、無端駆動体が回転駆動中に変形したり、跳ねたりすることがなく、安定した状態で回転駆動させることができ、対向電極としての機能が変動することがない。また、間隙閉塞部が変形可能な材料から形成されているので、この間隙閉塞部が回転駆動中の無端駆動体に接触して変形され、無端駆動体の回転駆動に支障を来すこともない。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るプラスチック選別装置の実施の形態を図1〜図3に基づき説明する。
【0015】
図1は本発明に係るプラスチック選別装置の一実施の形態を示す全体構成図、図2はその一部切欠断面図、図3は図2のX−X線矢視図であって、このプラスチック選別装置1は、異なる2種類のプラスチック片2を各種類ごとに分離回収するものである。プラスチック片2は、摩擦帯電装置3により摩擦帯電させると、帯電列に従いプラスあるいはマイナスのどちらかの極性に帯電するが、例えばプラスチック片2としてポリプロピレン(PP)とポリエチレン(PE)を摩擦帯電装置3で攪拌して帯電させると、PPは(−)の極性に、PEは(+)の極性に帯電し、種類ごとに分離回収される。なお、PP、PEは、例えば予め5mm以下に破砕されたものが用いられる。
【0016】
すなわち、本発明の実施の形態に係るプラスチック選別装置1は、PPとPEが混合されたプラスチック片2を貯留するホッパ4と、このホッパ4の下方に配置されてプラスチック片2同士を摩擦帯電させる摩擦帯電装置3と、この摩擦帯電装置3の下方に配置されて帯電したプラスチック片2を極性・帯電量に応じて分離するための静電分離装置5とから構成されている。そして、この静電分離装置5は、摩擦帯電装置3の下方近傍で水平軸回りに回転自在に設けられかつ接地された金属製のドラム電極6と、このドラム電極6の斜め上方の分離用空間7に選別用静電場を形成する対向電極8と、この対向電極8に例えば陰極が接続されるとともに陽極が接地されて対向電極8に電圧を印加するための高圧電源装置9と、上記ドラム電極6の外周面下部に配置されてドラム電極6に付着したプラスチック片2を掻き落とすための回転ブラシ10と、上記分離用空間7の下方に、これを通過して極性・帯電量ごとに分離されたプラスチック片2を別々に分離して回収する回収部11とから構成されている。この回収部11は、ドラム電極6の下方に配置されて、(−)の極性に帯電されたPPなどのプラスチック片2を分離回収する第1回収室12と、(+)の極性に帯電されたPEなどのプラスチック片2を分離回収する第2回収室13と、第1回収室12及び第2回収室13の間で帯電量の少ないPP、PEなどの未分離のプラスチック片2を回収する第3回収室14とで構成されている。
【0017】
上記対向電極8は、無端の金属ベルト(無端駆動体の一例)21により構成され、この金属ベルト21は、金属ベルト21の一側端部から他側端部にわたって設けられた上端ローラ22と下端ローラ23間に所定の張力で巻き掛けされている。この上端ローラ22は、その回転駆動軸47に取り付けたプーリ48とモータなどの駆動装置25に取り付けたプーリ49とにベルト又はチェーンなどの動力伝達部材24を巻回して駆動装置25に連結されてプラスチック片2の搬送方向(落下方向)と一致するA方向へ回転駆動するように設けられている。この金属ベルト21は電圧印加ブラシ36を介して上記高圧電源装置9に電気的に接続されている。
【0018】
そして、上端ローラ22と下端ローラ23間には、金属ベルト21のプラスチック片搬送方向上流側に円弧状の対向電極部26を形成するための複数の円弧形成用ローラ27が円弧状に配置されるとともに、その下流側には金属ベルト21に第1離間部28、第2離間部29を形成するための複数の変角ローラ30、31が配置されている。金属ベルト21はその内周面側がこれらの円弧形成用ローラ27に接触して支持されるとともに外周面側が複数の押えローラ32によって支持され、上記上端ローラ22と円弧形成用ローラ27の下流側に配置された変角ローラ30との間にドラム電極6の外周面に沿って所定距離はなれた円弧状の対向電極部26が形成されている。そして、対向電極部26の下流側において、金属ベルト21の内周面側が上記変角ローラ30、31に接触して変角ローラ30と変角ローラ31との間にドラム電極6から離れる方向へ延出した下向きの直線状の第1離間部28が形成されており、この第1離間部28はドラム電極6に反発したプラスチック片2を回収すべき方向へ跳ね返すための所定の跳ね返し角度を有するように形成されている。この第1離間部28の下流側には、金属ベルト21の内周面側が上記変角ローラ31、下端ローラ23に接触して変角ローラ31と下端ローラ23の間に第1離間部からさらにドラム電極6から離れる方向へ延出した下向きの直線状の第2離間部29が形成されており、この第2離間部29は第1離間部28よりも水平方向に対する傾斜角度は小さくなるように形成されている。
【0019】
上記円弧形成用ローラ27及び変角ローラ30、31は、図2に示すように、上端ローラ22及び下端ローラ23と同様に金属ベルト21の一側端部から他側端部にわたって設けられ、上記押えローラ32は金属ベルト21の両側端部のみを支持するように設けられている。
【0020】
そして、上記金属ベルト21の第2離間部29の下流側には金属ベルト21に吸着されたプラスチック片2を掻き落とすための掻き取りブラシ(掻き取り部の一例)37が設けられ、この掻き取りブラシ37は駆動装置38にて回転駆動される。
【0021】
さらに、上記金属ベルト21の両側端部に端部収納部として軸受ボックス41がそれぞれ設けられ、図2、図3に示すように、これらの軸受ボックス41には金属ベルト21の中央部側に開口した開口部42が金属ベルト21の外周面に沿ってそれぞれ形成されている。軸受ボックス41内には、上記金属ベルト21の両側端部が開口部42に沿って収納され、この金属ベルト21を支持する上端ローラ22、下端ローラ23、円弧形成用ローラ27及び変角ローラ30、31の両端部がこれらの軸受部43とともに収納され、さらに、押えローラ32がこれらの軸受部44及び軸受部44側と反対側の端部を支持する支持部材45とともに収納されている。そして、軸受ボックス41の開口部42の内周面に沿って、ブラシ状物、スポンジ状物などの変形可能な材料からなる間隙閉塞部46を設け、それによって開口部42の内周面と金属ベルト21との間に形成された間隙が閉塞されている。
【0022】
上記プラスチック選別装置において、ドラム電極6が接地され、対向電極8である金属ベルト21に高圧電源装置9の陰極が接地されるとともにその陽極が接地されているものとする。
【0023】
ホッパ4から摩擦帯電装置3へ例えばPP、PEとの混合物であるプラスチック片2を投入すると、摩擦帯電装置3においてプラスチック片2同士が攪拌されて、PPは(−)の極性に、PEは(+)の極性に帯電され、振動板(図示せず)上を通過して均一に積層されながら、所定速度でB方向へ回転駆動されるドラム電極6上に落下して分離用空間7に形成された選別用静電場に搬送され、(+)の極性に帯電したPEは陽極であるドラム電極6に反発して陰極である金属ベルト21の対向電極部26側に吸引され、この対向電極部26又は第1離間部28に吸着され、これらに吸着されたPEは金属ベルト21の回転駆動につれて第2離間部29へ搬送されてドラム電極6から引き離され、第2離間部29から落下し、又は掻き取りブラシ37によって掻き落とされて第2回収室13に回収され、また、対向電極部26側に吸引されたPEのうち、第1離間部28に衝突して跳ね返るPEは第1離間部28にてその接線方向に跳ね返されて第2回収室13に回収されるべき落下軌跡を描いて落下し、第2回収室13に回収される。
【0024】
一方、(−)の極性に帯電したPPは、ドラム電極6に吸引されて第1回収室12に回収され、また、ドラム電極6に付着したPPは回転ブラシ10によって掻き落とされて第1回収室12に回収される。そして、帯電量が少ない未分離のPP、PEは、第3回収室14に回収される。
【0025】
そして、プラスチックの選別中、プラスチック片2あるいは粉塵が金属ベルト21と各ローラとの間に入り込むことがなく、金属ベルト21は正常に回転駆動される。
【0026】
このプラスチック選別装置によれば、金属ベルト21から形成した円弧状の対向電極部26によってこれとドラム電極6との間の間隔が一定に保たれて選別用静電場における電界の強さが一定に保持され、ドラム電極6に対して反発する極性に帯電されたプラスチック片2が長い時間吸引され、金属ベルト21側に吸引されることなくそのまま落下するプラスチック片2を減らすことができ、しかも、金属ベルト21に吸着したプラスチック片2を第1離間部28、第2離間部29によってドラム電極6から引き離して搬送して回収することができ、さらに、掻き取りブラシ37により金属ベルト21に吸着されたプラスチック片2を確実に掻き落として回収することができ、また、対向電極部26側に吸引されたPEのうち、第1離間部28に衝突して跳ね返されたPEは、第3回収室14又は第回収室12側へ落下することなく、第2回収室13に落下回収される。
【0027】
また、間隙閉塞部46により、金属ベルト21と各ローラとの間にプラスチック片2、粉塵などが入り込むことがなく、金属ベルト21が回転駆動中に変形したり、跳ねたりすることがなく、安定した状態で回転駆動させることができ、対向電極としての機能が変動することがなく、また、間隙閉塞部46が変形可能な材料から形成されているため、間隙閉塞部46が回転駆動中の金属ベルト21に接触して変形され、金属ベルト21の回転駆動に支障を来すこともない。
【0029】
また、掻き取りブラシ37は駆動装置38によって回転駆動するようにしたが、金属ベルト21の回転駆動によって摩擦回転するようにしてもよい。また、上記掻き取りブラシ37、間隙閉塞部46は必要に応じて設けられる。
【0030】
【発明の効果】
以上に述べたごとく本発明によれば、無端駆動体に円弧状の対向電極部を形成したので、選別用静電場の電界を均一に保持でき、ドラム電極に対して反発する極性に帯電されたプラスチック片が対向電極側に吸引されることなくそのまま落下することを減らすことができる。また対向電極部の下流側に第1離間部を形成したので、ドラム電極に対して反発する極性に帯電されたプラスチック片がこの離間部に衝突して跳ね返っても、ドラム電極から離れる分離すべき方向へ落下させることができる。さらに第1離間部の下流側に第2離間部を形成したので、無端駆動体に吸着されたプラスチック片をドラム電極から引き離して搬送し、掻き落し部により無端駆動体からプラスチック片を分離することができ、それによって分離精度を確実に向上させることができる。
【0031】
また請求項2記載の発明によれば、対向電極としての無端駆動体を安定した状態で回転駆動させることができ、対向電極としての機能が変動することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るプラスチック選別装置の一実施の形態を示す全体構成図である。
【図2】 同プラスチック選別装置の一部切欠断面図である。
【図3】 図2のX−X線矢視図である。
【図4】 従来のプラスチック選別装置を示す全体構成図である。
【符号の説明】
1 プラスチック選別装置
2 プラスチック片
3 摩擦帯電装置
4 ポッパ
5 静電分離装置
6 ドラム電極
7 分離用空間
8 対向電極
9 高圧電源装置
10 回転ブラシ
11 回収部
12 第1回収室
13 第2回収室
14 第3回収室
21 金属ベルト
22 上端ローラ
23 下端ローラ
24 動力伝達部材
25 駆動装置
26 対向電極部
27 円弧形成用ローラ
28 第1離間部
29 第2離間部
30 変角ローラ
31 変角ローラ
32 押えローラ
36 電圧印加用ブラシ
37 掻き取りブラシ
38 駆動装置
41 軸受ボックス
42 開口部
43 軸受部
44 軸受部
45 支持部材
46 間隙閉塞部
47 回転駆動軸
48 プーリ
49 プーリ
Claims (2)
- 粉砕され帯電された複数種のプラスチック片を搬送するドラム電極と、このドラム電極に対向して配置されてドラム電極との間に選別用静電場を形成する対向電極と、極性と帯電量に応じて分離されたプラスチック片を回収する回収部とを備えたプラスチック選別装置であって、
上記対向電極を一対のローラ間に巻き掛けされてプラスチック片の搬送方向へ回転駆動される導電性材料からなる無端駆動体により構成し、
この無端駆動体を上記一対のローラ間に配置された複数のローラにて支持して、その搬送方向上流側にドラム電極の外周面に沿って所定距離はなれた円弧状の対向電極部を形成するとともに、この対向電極部の下流側にドラム電極から離れる方向へ延出した下向きの離間部を形成し、
上記離間部は、ドラム電極に反発したプラスチック片を回収すべき方向に跳ね返す所定の跳ね返し角度を有する第1離間部と、この第1離間部の下流側で第1離間よりさらにドラム電極から離れる方向に延出されて無端駆動体に吸着されたプラスチック片を搬送する第2離間部とで構成し、
上記第2離間部の下流端に、無端駆動体に吸着されたプラスチック片を掻き落とすための掻き取り部を設けた
ことを特徴とするプラスチック選別装置。 - 上記無端駆動体の両側端部にこの無端駆動体の中央部側に開口した開口部を有する端部収納部をそれぞれ設け、
上記各端部収納部内に上記無端駆動体の側端部と上記各ローラの端部とをそれぞれ収納し、
上記開口部と上記無端駆動体との間に形成された間隙に沿って変形可能な材料からなる間隙閉塞部を設けた
ことを特徴とする請求項1記載のプラスチック選別装置。
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