JP3790541B2 - 陰イオン吸着炭素材料の製造に用いられるカルシウムまたは金属塩化物導入植物,炭化物ならびにそれらの製造方法 - Google Patents
陰イオン吸着炭素材料の製造に用いられるカルシウムまたは金属塩化物導入植物,炭化物ならびにそれらの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3790541B2 JP3790541B2 JP2004348909A JP2004348909A JP3790541B2 JP 3790541 B2 JP3790541 B2 JP 3790541B2 JP 2004348909 A JP2004348909 A JP 2004348909A JP 2004348909 A JP2004348909 A JP 2004348909A JP 3790541 B2 JP3790541 B2 JP 3790541B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- anion
- solution
- charcoal
- calcium
- carbon material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E50/00—Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
- Y02E50/10—Biofuels, e.g. bio-diesel
Landscapes
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
- Coke Industry (AREA)
- Water Treatment By Sorption (AREA)
Description
カルシウムを含む溶液としては、石灰水、石灰乳の他、酢酸カルシウム溶液や塩化カルシウム溶液等が挙げられ、カルシウムとして0.03〜30重量%、より好ましくは0.1〜7.0重量%含まれるものが好適である。
前記原料を接触させる溶液として吸着対象陰イオンとイオン交換可能な陰イオン(例えば塩化物イオン等)をほとんど含まずカルシウムイオンを含む溶液(例えば石灰水や石灰乳等)を用いる場合、前記原料としては、カルシウムを導入した後炭化すると、その炭化物の微細孔に100nm以下の粒径のCa化合物が無数に形成されるようなものが好ましい。
また、吸着対象陰イオンとイオン交換可能な陰イオン(例えば塩化物イオン等)とカルシウムイオンを共に含む溶液(例えば塩化カルシウム溶液や酢酸カルシウム溶液等)を用いる場合は、前記原料として、溶液に浸漬する際、溶液が染み込み易いようなものが望ましい。
図1,2において、陰イオン吸着炭素材料の一例である酸処理Ca炭32は、麻等の天然繊維や木材等の植物性の木質材料(植物からなる原料の一例)2をCa導入装置(植物からなる原料にカルシウムイオンを含む溶液Hである適宜濃度の石灰水または石灰乳を接触させる手段)9に用意されているカルシウムイオンを含む溶液Hに浸漬した後乾燥機12で乾燥させ、続いて、炭化炉(炭化手段の一例)1で炭化し、その後、炭化手段1で生成した炭化物を酸溶液に浸漬する酸処理装置3でHCl,H2 SO4 等の酸溶液3aに浸漬させ、更に、乾燥機6で乾燥させることにより得られる。
(硝酸性窒素、亜硝酸性窒素の吸着に関して)
(1)水質浄化のために用いられる[前記Ca炭31との組み合わせによりリンも同時に吸着することが可能となる〔図3(A)参照〕。また、微生物担体としても機能する。]。
(2)畜産による汚染の防止のために用いられる[畜産糞尿堆積地、堆肥化設備近傍等糞尿の流出するおそれのある地域への適用〔図3(B)参照〕。]。
(3)農業用として過剰施肥汚染防止のために用いられる[過剰施肥により植物に利用されない窒素分を吸着し、その後の木炭は緩効性肥料として利用可能〔図3(C)参照〕。。また、特に、火災が発生した場合には大量の窒素肥料、アミノ酸の散布など窒素汚染が激しく、そのような地域への適用も可能。]。
(フッ素吸着に関して)
(1)排水(廃水)処理のために用いられる[フッ酸による洗浄を行っている半導体、ガラス、メッキ工場などの最終処理設備への適用〔図3(D)参照〕。]。
〔試験方法〕
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素の濃度が50mg/L(50ppm)の硝酸溶液及び亜硝酸溶液50ml(ミリリットル)(標準液)をそれぞれ五つ用意し、
(1)木質チップ2を700℃で炭化させた比較例に用いる木炭200mg(単に木炭という)
(2)木質チップ2を700℃で炭化させた木炭を1mol/LのFeCl3 溶液に浸漬させた後、水洗いした比較例に用いる塩化鉄木炭200mg、
(3)前記木質チップ2を700℃で炭化させた木炭を5mol/LのHCl溶液に浸漬させた後、水洗いした酸処理木炭200mg、
(4)木質チップ2を5重量%の石灰水に浸漬した後700℃で炭化させた木炭を5mol/LのHCl溶液に浸漬させた酸処理Ca炭32(陰イオン吸着炭素材料)200mg、
(5)比較例に用いる陰イオン交換樹脂200mgの五つのサンプルを、それぞれ対応する標準液に入れ、例えば200rpm、20℃の条件下で、10時間振とう後、前記硝酸溶液及び亜硝酸溶液中の硝酸性窒素の濃度及び亜硝酸性窒素の濃度をそれぞれ測定し、吸着量を計算した。
図4は、上記各サンプルの硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素吸着能の比較を表す。
(1)の700℃炭化の木炭は、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素をほとんど吸着しないのに対して、(2)の塩化鉄木炭は、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素をそれぞれ2.75mg/g及び2.35mg/g吸着した。また、(3)の酸処理木炭は、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素をそれぞれ2.50mg/g及び2.20mg/g吸着した。(5)の陰イオン交換樹脂は、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素をそれぞれ10.80mg/g及び10.00mg/g吸着した。
〔試験方法〕
前記硝酸性窒素吸着試験を行った後の酸処理Ca炭32の試料を1mol/LのKCl(またはNaCl)溶液で洗浄し、さらに水洗いした。続いて、標準液を交換して硝酸性窒素濃度が50mg/Lの硝酸溶液50ml(ミリリットル)を用意し、水洗いした200mgの前記試料の一回目の再生試験を行った。すなわち、前記試料を硝酸溶液に入れ、例えば200rpm、20℃の条件下で、10時間振とう後、前記硝酸溶液中の硝酸性窒素濃度を測定し、吸着量を計算する一回目の再生試験を前記試料を用いて行った。
酸処理Ca炭32による硝酸性窒素の吸着量
初回…10.8mg/g
再生一回目…10.6mg/g
再生二回目…10.9mg/g
再生三回目…10.7mg/g
〔試験方法〕
フッ化物イオン濃度が50mg/Lの溶液50ml(ミリリットル)(標準液)を用意し、
(1)木質チップ2を700℃で炭化させた比較例に用いる木炭100mg(単に木炭という)、
(2)木質チップ2を700℃で炭化させた木炭を1mol/LのFeCl3 溶液に浸漬させた後、水洗いした比較例に用いる塩化鉄木炭100mg、
(3)前記木質チップ2を700℃で炭化させた木炭を5mol/LのHCl溶液に浸漬させた後、水洗いした酸処理木炭100mg、
(4)木質チップ2を5重量%の石灰水に浸漬した後700℃で炭化させた木炭を5mol/LのHCl溶液に浸漬させた陰イオン吸着炭素材料(以下、酸処理Ca炭32という)100mg、
(5)比較例に用いる陰イオン交換樹脂100mgの五つのサンプルを、それぞれ対応する標準液に入れ、例えば200rpm、20℃の条件下で、10時間振とう後、前記溶液中のフッ化物イオン濃度をそれぞれ測定し、吸着量を計算した。
図5は、上記各サンプルのフッ化物イオン吸着能の比較を表す。
(1)の700℃炭化の木炭は、フッ化物イオンをほとんど吸着しないのに対して、(2)の塩化鉄木炭は、7.50mg/gのフッ化物イオンを吸着した。また、(3)の酸処理木炭は、5.00mg/gのフッ化物イオンを吸着した。(5)の陰イオン交換樹脂は、8.50mg/gのフッ化物イオンを吸着した。
一方、木質チップ2を石灰水に浸漬した後炭化し、続いて、HCl溶液に浸漬させてなる(4)の酸処理Ca炭32は、19.00mg/gのフッ化物イオンを吸着し、(5)の陰イオン交換樹脂を大きく越える吸着能力を示した。
〔試験方法〕
次に、前記フッ素吸着試験を行った後の酸処理Ca炭32の試料を1mol/Lの塩酸(または硫酸)で洗浄し、さらに水洗いした。続いて、標準液を交換してフッ化物イオン濃度が50mg/Lの溶液50ml(ミリリットル)を用意し、前記水洗いした200mgの前記試料の一回目の再生試験を行った。すなわち、前記試料を前記溶液に入れ、例えば200rpm、20℃の条件下で、10時間振とう後、前記溶液中のフッ化物イオン濃度を測定し、吸着量を計算する一回目の再生試験を前記試料を用いて行った。
次に、一回目の再生試験で用いた前記試料を1mol/Lの塩酸(または硫酸)で洗浄し、さらに水洗いした。続いて、標準液を交換してフッ化物イオン濃度が50mg/Lの前記溶液50ml(ミリリットル)を用意し、前記水洗いした200mgの前記試料の再生試験を行った。すなわち、前記試料を、前記溶液50ml(ミリリットル)に入れ、例えば200rpm、20℃の条件下で、10時間振とう後、前記溶液中のフッ化物イオン濃度を測定し、吸着量を計算する二回目の再生試験を前記試料を用いて行った。この処理をあと二回繰り返した。
酸処理Ca炭32によるフッ化物イオン濃度の吸着量
初回…18.7mg/g
再生一回目…18.2mg/g
再生二回目…18.9mg/g
再生三回目…18.6mg/g
以上のことから、使用した酸処理Ca炭32を濃い塩酸(または硫酸)で洗浄し、さらに水洗いすることにより、再生することが分かった。すなわち、フッ素吸着試験でフッ化物イオン(陰イオン)を吸着した酸処理Ca炭32(陰イオン吸着炭素材料)を、塩酸(または硫酸)で洗浄し、さらに水洗いすることにより、フッ素吸着試験で吸着したフッ化物イオン(陰イオン)が除去されて、除去されたフッ化物イオン(陰イオン)に替えて、Cl- (またはSO4 - )を結合させることにより、酸処理Ca炭32(陰イオン吸着炭素材料)が再生することが分かった。つまり、一度使用した酸処理Ca炭32(陰イオン吸着炭素材料)を使用後にその都度洗浄と水洗いを行うことにより、複数回使用できることが確認された。
(1)木質チップ2を700℃で1時間加熱し炭化させて得られた木炭
(2)木質チップ2を700℃で1時間加熱し炭化させ、その後、1mol/LのFeCl3 溶液に浸漬し水洗いして得られた塩化鉄木炭
(3)陰イオン交換樹脂
(4)木質チップ2を10重量%のBaCl2 溶液に浸漬した後700℃で1時間加熱し炭化させて得られたBaCl2 炭
(5)木質チップ2を10重量%のBaCl2 溶液に浸漬した後700℃で1時間加熱し炭化させ、その後、5mol/LのHCl溶液に浸漬処理して得られたHCl処理BaCl2 炭
(6)木質チップ2を10重量%のCaCl2 溶液に浸漬した後700℃で1時間加熱し炭化させて得られたCaCl2 炭
(7)木質チップ2を10重量%のCaCl2 溶液に浸漬した後700℃で1時間加熱し炭化させ、その後、5mol/LのHCl溶液に浸漬処理して得られたHCl処理CaCl2 炭
の計七つのサンプルを2組用意した。なお、(4)〜(7)のサンプルは上記炭素材料90に相当するものであり、(1)〜(3)のサンプルは炭素材料90と比較するためのものである。
初回 …9.5mg/g
再生一回目…9.0mg/g
再生二回目…9.1mg/g
再生三回目…8.8mg/g
であった。以上のことから、硝酸性窒素の吸着に使用した炭素材料90(CaCl2 炭)は、濃いKCl(またはNaCl)溶液で洗浄しさらに水洗いすれば再生することが確認された。これは、硝酸性窒素を吸着したCaCl2 炭をKCl(またはNaCl)溶液で洗浄し、さらに水洗いすることにより、CaCl2 炭から硝酸性窒素が除去され、この除去された硝酸性窒素に代わってCl- が官能基に結合されるためであると考えられる。また、上記再生試験の結果から、炭素材料90(CaCl2 炭)は、KCl(またはNaCl)溶液を用いた洗浄と水洗いとを行うことにより再生させれば、硝酸性窒素の吸着に複数回使用することができることも確認された。なお、前記炭素材料90(CaCl2 炭)を亜硝酸性窒素の吸着に使用した場合でも、再生する原理は同じである。
初回 …11.0mg/g
再生一回目…11.0mg/g
再生二回目…10.8mg/g
再生三回目…10.8mg/g
であった。以上のことから、炭化後にHCl溶液に浸漬処理して得られる炭素材料90(HCl処理CaCl2 炭)についても、硝酸性窒素の吸着に使用後、濃いKCl(またはNaCl)溶液で洗浄し、さらに水洗いすることにより、再生することが確認された。また、HCl溶液への浸漬処理によって向上したHCl処理CaCl2 炭の硝酸性窒素吸着能は、KCl(またはNaCl)溶液を用いた洗浄と水洗いとを行ってHCl処理CaCl2 炭を繰り返し再生させても持続すること(向上したままであること)が確認された。
初回 …22.5mg/g
再生一回目…22.4mg/g
再生二回目…21.7mg/g
再生三回目…21.9mg/g
であった。以上のことから、フッ化物イオンの吸着に使用した炭素材料90(CaCl2 炭)は、濃い塩酸(または硫酸)で洗浄しさらに水洗いすれば再生することが確認された。これは、フッ化物イオンを吸着したCaCl2 炭を塩酸(または硫酸)で洗浄し、さらに水洗いすることにより、CaCl2 炭からフッ化物イオンが除去され、この除去されたフッ化物イオンに代わってCl- (またはSO4 2- )が官能基に結合されるためであると考えられる。また、上記再生試験の結果から、炭素材料90(CaCl2 炭)は、塩酸(または硫酸)を用いた洗浄と水洗いとを行うことにより再生させれば、フッ化物イオンの吸着に複数回使用することができることも確認された。
初回 …32.0mg/g
再生一回目…31.5mg/g
再生二回目…31.4mg/g
再生三回目…31.2mg/g
であった。以上のことから、炭化後にHCl溶液に浸漬処理して得られる炭素材料90(HCl処理CaCl2 炭)についても、フッ化物イオンの吸着に使用後、塩酸(または硫酸)溶液で洗浄し、さらに水洗いすることにより、再生することが確認された。また、HCl溶液への浸漬処理によって向上したHCl処理CaCl2 炭のフッ化物イオン吸着能は、塩酸(または硫酸)を用いた洗浄と水洗いとを行ってHCl処理CaCl2 炭を繰り返し再生させても持続すること(向上したままであること)が確認された。
2 植物からなる原料
30 カルシウム導入植物
31 炭化物
32 陰イオン吸着炭素材料
H カルシウムイオンを含む溶液
Claims (8)
- 植物からなる原料を炭化した炭化物が有する微細孔壁に形成された官能基に、直接またはカルシウムを介して、吸着対象の陰イオンとイオン交換が可能な陰イオンを結合させた陰イオン吸着炭素材料の製造に用いられるカルシウム導入植物であり、植物からなる原料を炭化する前にカルシウムイオンを含む溶液を接触させてなる、陰イオン吸着炭素材料の製造に用いられるカルシウム導入植物。
- 植物からなる原料を炭化した炭化物が有する微細孔壁に形成された官能基に、直接またはカルシウムを介して、吸着対象の陰イオンとイオン交換が可能な陰イオンを結合させた陰イオン吸着炭素材料の製造に用いられるカルシウム導入植物の製造方法であり、植物からなる原料を炭化する前にカルシウムイオンを含む溶液を接触させることを特徴とする、陰イオン吸着炭素材料の製造に用いられるカルシウム導入植物の製造方法。
- 植物からなる原料を炭化した炭化物が有する微細孔壁に形成された官能基に、直接またはカルシウムを介して、吸着対象の陰イオンとイオン交換が可能な陰イオンを結合させた陰イオン吸着炭素材料の製造に用いられる炭化物であり、植物からなる原料にカルシウムイオンを含む溶液を接触させたカルシウム導入植物を炭化してなる、陰イオン吸着炭素材料の製造に用いられる炭化物。
- 植物からなる原料を炭化した炭化物が有する微細孔壁に形成された官能基に、直接またはカルシウムを介して、吸着対象の陰イオンとイオン交換が可能な陰イオンを結合させた陰イオン吸着炭素材料の製造に用いられる炭化物の製造方法であり、植物からなる原料にカルシウムイオンを含む溶液を接触させたカルシウム導入植物を炭化することを特徴とする、陰イオン吸着炭素材料の製造に用いられる炭化物の製造方法。
- 植物からなる原料を炭化した炭化物が有する微細孔壁に形成された官能基に、直接または金属を介して、吸着対象の陰イオンとイオン交換が可能な塩化物イオンを結合させた陰イオン吸着炭素材料の製造に用いられる金属塩化物導入植物であり、植物からなる原料を炭化する前に金属塩化物を含む溶液を接触させてなる、陰イオン吸着炭素材料の製造に用いられる金属塩化物導入植物。
- 植物からなる原料を炭化した炭化物が有する微細孔壁に形成された官能基に、直接または金属を介して、吸着対象の陰イオンとイオン交換が可能な塩化物イオンを結合させた陰イオン吸着炭素材料の製造に用いられる金属塩化物導入植物の製造方法であり、植物からなる原料を炭化する前に金属塩化物を含む溶液を接触させることを特徴とする、陰イオン吸着炭素材料の製造に用いられる金属塩化物導入植物の製造方法。
- 植物からなる原料を炭化した炭化物が有する微細孔壁に形成された官能基に、直接または金属を介して、吸着対象の陰イオンとイオン交換が可能な塩化物イオンを結合させた陰イオン吸着炭素材料の製造に用いられる炭化物であり、植物からなる原料に金属塩化物を含む溶液を接触させた金属塩化物導入植物を炭化してなる、陰イオン吸着炭素材料の製造に用いられる炭化物。
- 植物からなる原料を炭化した炭化物が有する微細孔壁に形成された官能基に、直接または金属を介して、吸着対象の陰イオンとイオン交換が可能な塩化物イオンを結合させた陰イオン吸着炭素材料の製造に用いられる炭化物の製造方法であり、植物からなる原料に金属塩化物を含む溶液を接触させた金属塩化物導入植物を炭化することを特徴とする、陰イオン吸着炭素材料の製造に用いられる炭化物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004348909A JP3790541B2 (ja) | 2003-12-05 | 2004-12-01 | 陰イオン吸着炭素材料の製造に用いられるカルシウムまたは金属塩化物導入植物,炭化物ならびにそれらの製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003407705 | 2003-12-05 | ||
JP2004093467 | 2004-03-26 | ||
JP2004348909A JP3790541B2 (ja) | 2003-12-05 | 2004-12-01 | 陰イオン吸着炭素材料の製造に用いられるカルシウムまたは金属塩化物導入植物,炭化物ならびにそれらの製造方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005305416A JP2005305416A (ja) | 2005-11-04 |
JP2005305416A5 JP2005305416A5 (ja) | 2006-02-23 |
JP3790541B2 true JP3790541B2 (ja) | 2006-06-28 |
Family
ID=35434785
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004348909A Active JP3790541B2 (ja) | 2003-12-05 | 2004-12-01 | 陰イオン吸着炭素材料の製造に用いられるカルシウムまたは金属塩化物導入植物,炭化物ならびにそれらの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3790541B2 (ja) |
-
2004
- 2004-12-01 JP JP2004348909A patent/JP3790541B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005305416A (ja) | 2005-11-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100834410B1 (ko) | 음이온 흡착 탄소 재료와 그 제조 방법 | |
JP2007099619A (ja) | 土壌改良肥料およびこれを用いた植物栽培方法 | |
JP3790541B2 (ja) | 陰イオン吸着炭素材料の製造に用いられるカルシウムまたは金属塩化物導入植物,炭化物ならびにそれらの製造方法 | |
JP3718517B1 (ja) | 陰イオン吸着炭素材料およびその製造方法 | |
JP3822888B2 (ja) | 陰イオン吸着炭素材料の製造装置 | |
JP3790538B2 (ja) | 陰イオン吸着炭素材料ならびにその製造方法 | |
JP3790536B2 (ja) | 陰イオン吸着炭素材料ならびにその製造方法 | |
JP3718520B2 (ja) | 陰イオン吸着炭素材料とその製造方法 | |
JP3822894B2 (ja) | 陰イオン吸着炭素材料の製造装置 | |
JP2005305416A5 (ja) | ||
JP3790540B2 (ja) | 中毒防止材 | |
CN101185877B (zh) | 阴离子吸附用炭材料及其制造方法和制造装置 | |
JP2006061770A5 (ja) | ||
JP3828133B2 (ja) | 浄水器用浄化材およびこれを用いた上水浄化方法並びに浄水器 | |
JP4001886B2 (ja) | 土壌改良肥料およびこれを用いた植物栽培方法 | |
JP3828130B2 (ja) | 下水処理場用浄化材およびこれを用いた下水浄化方法並びに下水処理設備 | |
JP2005296927A5 (ja) | ||
JP3828134B2 (ja) | 農牧地排水浄化材およびこれを用いた農牧地排水浄化方法 | |
JP2005295999A5 (ja) | ||
JP2005296930A5 (ja) | ||
JP3828131B2 (ja) | 下水処理場用を除く排廃水処理用浄化材およびこれを用いた排廃水浄化方法並びに排廃水処理装置 | |
JP2005306716A5 (ja) | ||
JP2005296926A5 (ja) | ||
JP2005296931A5 (ja) | ||
JP2005296933A (ja) | 養殖場用浄化材およびこれを用いた養殖場浄化方法並びに養殖場浄化装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051116 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060106 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20060207 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20060306 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060328 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060331 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3790541 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100407 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110407 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120407 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130407 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140407 Year of fee payment: 8 |