JP3789971B2 - 商品の仕分けシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品の流通過程において商品の仕分け作業に用いられるソーティングシステムやピッキングシステム等の仕分けシステムに関し、具体的には、その商品の仕分け作業の効率改善を図るものに関する。
【0002】
【従来の技術】
スーパーマーケットやコンビニエンスストア向けの商品の配送センター等においては、各店舗からの注文に応じて各種商品を受注個数づつ取り揃える仕分け作業が行われるが、近年においては、この仕分け作業をソーティングシステムやピッキングシステム等の仕分けシステムを用いて行なうことが多くなっている。
【0003】
このうちソーティングシステムは、仕分けする商品を搬送してこれを各店舗毎に設けられた集品コンテナに順次投入していくものであり、またピッキングシステムは、集品コンテナの方を搬送してこれに各商品棚から商品を取り出して投入していくものであるが、いずれの場合も、一般に、図33に示すような個数表示器xが用いられる。
【0004】
この個数表示器xは、点灯することにより商品の投入を指示する投入指示ランプaと、投入すべき商品の個数、すなわち受注個数を表示する個数表示部bと、商品の投入が完了したときに押下する投入完了ボタンcとを有し、さらに、例えば搬送中の商品の数あるいは商品棚の商品の数が表示個数に満たず、不足した状態で商品を投入した場合に押下する欠品ボタンd等が設けられた構成とされている。
【0005】
そして、ソーティングシステムにおいては、この個数表示器xを集品エリア(各店舗毎に集品コンテナを配置して、発注した商品を集品するエリアをいう。以下同じ。)毎に備えて、現在搬送中の商品を発注した店舗の指示ランプaを点灯させると共にその受注個数を表示部bに表示させ、これに従って商品を上記コンテナに投入していくことにより、店舗毎に受注商品が受注個数づつ仕分けられることになる。
【0006】
また、ピッキングシステムにおいては、この個数表示器xを商品棚毎に備えて、現在搬送中の集品コンテナの店舗が発注した商品の指示ランプaを点灯させると共にその受注個数を表示部bに表示させ、これに従って商品を商品棚から取り出して上記コンテナに投入していくことにより、同じく店舗毎に受注商品が受注個数づつ仕分けられることになる。
【0007】
しかしながら、このとき、上記個数表示器xにおいては、一の受注個数しか個数表示部bに表示できないようになっているため、一回の作業で処理できる商品が一品種、あるいは処理できる店舗(コンテナ)が一店舗に限られ、一度に複数種類の商品や複数店舗のコンテナについて仕分け作業を行なうことができず、近年における商品の多様化や店舗数の増大に伴う仕分け作業のスピードアップが望まれているところ、その要望に答えることができない。
【0008】
そこで、最近では、例えば図34や図35に示すような構成の所謂マルチソーティング用、あるいはマルチピッキング用の表示器y,zが用いられるようになってきている。
【0009】
このうち図34に示したマルチ表示器yは、表示部bの上の桁で順位を、下の桁で受注個数を表示すると共に(図例では順位3、受注個数15が表示されている。)、完了ボタンc又は欠品ボタンdの押下によって、次の順位とその受注個数が表示されるようになっている。これによれば、ソーティングシステムにおいては、複数の異なる商品を予め順位付けしておくことにより、その複数種類の商品を一度に搬送して仕分けることが可能となり、またピッキングシステムにおいても、同じく、複数の異なる店舗を予め順位付けしておくことにより、その複数店舗のコンテナを一度に搬送して仕分け作業を行なうことが可能となる。
【0010】
一方、図35に示したマルチ表示器zは、複数の指示ランプa…a及び完了ボタンc…cを色分けして備えると共に、各組に表示操作ボタンe…eが設けられて(図例では3組の指示ランプa、完了ボタンcおよび表示操作ボタンeがそれぞれ上から赤、白、緑に色分けされている。)、いずれかの表示操作ボタンeの押下によって、その組に対応する特定の受注個数が表示部bに表示されるようになっている。これによっても、ソーティングシステムにおいては、複数の異なる商品を予め各色と対応付けしておくことにより、またピッキングシステムにおいては、複数の異なる店舗を予め各色と対応付けしておくことにより、それぞれ複数種類の商品、あるいは複数店舗のコンテナを一度に搬送して仕分け作業を行なうことが可能となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの従来のマルチ表示器y,zにおいても、仕分け作業の効率化、スピード化を図る意味において、なお改良すべき点がある。
【0012】
すなわち、いずれの場合も複数の受注個数の表示が可能ではあるが、表示部bが一つで共用となっているため、そのときの仕分け作業に必要な個数表示をさせるには、完了ボタンcもしくは欠品ボタンd又は操作ボタンeを押下操作しなければならず、そのための余分な時間がかかると共に、複数人の作業者がそれぞれ自己の作業に必要な個数表示をさせようとして一つの表示器でバッティングした場合には、そのうちの一人分しか表示されず、それ以外の作業者に無駄な待ち時間が発生することになる。
【0013】
しかも、その場合に、図34に示した表示器yにあっては、先行する順位の仕分け作業が完了して完了ボタンc又は欠品ボタンdが押下されないと後続順位の個数表示がされないので、たとえ後続順位の作業が早く進んでもここで待ち時間が発生し、作業上の制約を受けることになって好ましくない。
【0014】
そこで、本発明は、個数表示器を用いて複数種類あるいは複数店舗についての仕分け作業を同時に行なう場合の上記不具合に対処するもので、作業の無駄を排除してスピードアップを図ることのできる商品の仕分けシステムの提供を課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は次のように特定したことを特徴とする。
【0016】
まず、本発明のうち請求項1に記載の発明(以下「第1発明」という。)は、各店舗からの各商品に対する受注個数を表示する個数表示器を用いて、その表示個数づつ商品を集品することにより、店舗毎に受注商品を受注個数づつ仕分ける商品の仕分けシステムであって、上記個数表示器が、それぞれ各店舗と対応して用いられる場合に、その店舗からの複数の商品に対する各受注個数を同時に表示し、それぞれ各商品と対応して用いられる場合に、その商品に対する複数の店舗からの各受注個数を同時に表示するように構成されていると共に、該個数表示器は一の個数表示部を有し、該個数表示部を分割して、各分割域にそれぞれ一の受注個数を表示することにより、複数の受注個数を同時に表示することを特徴とする。
【0017】
次に、請求項2に記載の発明(以下「第2発明」という。)は、上記第1発明において、商品の仕分けシステムは、店舗毎に設けられた多数の集品エリアに沿って商品を搬送し、この商品を発注した店舗の集品エリアに該商品を受注個数だけ投入していくことにより、店舗毎に受注商品を受注個数づつ仕分けるソーティングシステムであると共に、個数表示器がそれぞれ各集品エリアに備えられて、その集品エリアの店舗からの複数の商品に対する各受注個数を個数表示部の複数の分割域に同時に表示することを特徴とする。
【0018】
次に、請求項3に記載の発明(以下「第3発明」という。)は、同じく上記第1発明において、商品の仕分けシステムは、品種毎に商品を収容した多数の商品棚に沿って店舗の集品コンテナを搬送し、このコンテナの店舗が発注した商品を受注個数だけ商品棚から取り出して該コンテナに投入していくことにより、店舗毎に受注商品を受注個数づつ仕分けるピッキングシステムであると共に、個数表示器がそれぞれ各商品棚に備えられて、その商品棚の商品に対する複数の店舗からの各受注個数を個数表示部の複数の分割域に同時に表示することを特徴とする。
【0019】
これらの第1発明から第3発明によれば、個数表示器が、例えばソーティングのときのように、それぞれ各集品エリアに備えられて、各店舗と対応して用いられる場合には、その店舗からの複数の商品に対する各受注個数を同時に表示するので、ボタン操作等の個数表示のための余分な操作をする必要がなくなる。
【0020】
そして、例えば複数人の作業者がそれぞれ一種類の商品を担当していて、ある集品エリアに集まってしまった場合等においても、すでに複数の受注個数が同時に表示されているので、担当商品の順位等に関係なく、全員が直ちにこの集品エリアに各自担当の商品を投入することができて、無駄な待ち時間の発生がない。
【0021】
一方、個数表示器が、例えばピッキングのときのように、それぞれ各商品棚に備えられて、各商品と対応して用いられる場合には、その商品に対する複数の店舗からの各受注個数を同時に表示するので、やはり、ボタン操作等の個数表示のための余分な操作をする必要がなくなる。
【0022】
そして、例えば複数人の作業者がそれぞれ一つの店舗を担当していて、ある商品棚に集まってしまった場合等においても、すでに複数の受注個数が同時に表示されているので、担当店舗の順位等に関係なく、全員が直ちにこの商品棚から商品を取り出すことができて、無駄な待ち時間の発生がない。
【0023】
さらに、各作業者がそれぞれ複数の店舗を担当している場合には、一度にその複数の店舗分の数だけの商品を持ち出すことができて、作業時間が短縮する。
【0025】
また、第1発明から第3発明によれば、個数表示器が複数の受注個数を同時に表示する場合に、単に複数の個数表示部を有して各々に一づつ受注個数を表示するという構成ではなく、従来のように一の個数表示部を有し、これを複数に分割したうえで各分割域にそれぞれ一の受注個数を表示するように構成されているので、この個数表示器を一の個数表示のみ行なう通常のシングルソーティングやシングルピッキング用の仕分けシステムとの間で共用することができる。
【0026】
次に、請求項4に記載の発明(以下「第4発明」という。)は、上記第1発明から第3発明のいずれかにおいて、個数表示器は、複数の受注個数をそれぞれ色分けして各分割域に表示することを特徴とする。
【0027】
この第4発明によれば、各受注個数がそれぞれ分割域に色分けされて表示されるので、同時に表示された複数の数字の中から容易に必要なものだけを区別して目視で読み取ることができて、受注個数の読違えがない。
【0028】
次に、請求項5に記載の発明(以下「第5発明」という。)は、上記第1発明から第4発明のいずれかにおいて、個数表示器は、商品の仕分けシステムがソーティングシステムであって各集品エリア毎に備えられている場合に、複数の受注個数をそれぞれ商品名もしくはその商品の担当者名を付して各分割域に表示することを特徴とする。
【0029】
この第5発明によれば、各受注個数に商品名もしくはその商品の担当者名が付されるので、例えば各作業者が複数種類の商品を担当してソーティングを行なう場合や、複数人の作業者が一種類づつ商品を担当してソーティングを行なう場合等に、同時に表示された複数の受注個数の中から容易に必要なものだけを識別できて、受注個数の取違えがない。
【0030】
次に、請求項6に記載の発明(以下「第6発明」という。)は、同じく上記第1発明から第4発明のいずれかにおいて、個数表示器は、商品の仕分けシステムがピッキングシステムであって各商品棚毎に備えられている場合に、複数の受注個数をそれぞれ店舗名もしくはその店舗の担当者名を付して各分割域に表示することを特徴とする。
【0031】
この第6発明によれば、各受注個数に店舗名もしくはその店舗の担当者名が付されるので、例えば各作業者が複数の店舗を担当してピッキングを行なう場合や、複数人の作業者が一店舗づつ担当してピッキングを行なう場合等に、同時に表示された複数の受注個数の中から容易に必要なものだけを識別できて、受注個数の取違えがない。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0033】
まず、本発明をソーティングシステムに適用した場合について説明する。
【0034】
図1に示すように、このソーティングシステムは、作業者A(又はB)が仕分け商品を台車3に積み込んで矢印ア、イ、ウのように搬送する商品搬送経路Rが複数(図例では三つ)設けられ、各搬送経路Rの両側に、仕向け先店舗毎に受注商品を集品する多数の集品エリア1…1が一列づつ配置されていると共に、図2にも示すように、各集品エリア1…1には個数表示器2…2と集品コンテナC…Cとがそれぞれ設けられて、作業者がこれらの表示器2…2に表示された受注個数に従って商品を集品コンテナC…Cに投入していくようになっている。
【0035】
また、集品エリア1…1の各列はゾーンと称され、作業者はそれぞれ第1ゾーンZ1と第2ゾーンZ2とを受け持って仕分け作業を行なうと共に、各ゾーンZ1,Z2には、その列内で受注個数の表示があった集品エリア1が一以上あると点灯して作業の便に資するゾーン代表ランプ6,6が設けられている。さらに、各搬送経路Rのスタート位置には、商品に付されたバーコードを読み取るバーコードスキャナ5を有し、また種々のファンクションキー等が設けられた作業管理用の操作卓4が備えられている。
【0036】
上記個数表示器2は、図3に示すように、中央部に6桁の表示窓21を有し、ここに商品の受注個数が表示されると共に、その両側に、点灯することにより商品の投入を作業者に指示する投入指示ランプ22r,22g、及び商品の投入が完了したときに作業者が押下する投入完了ボタン23r,23gがそれぞれ備えられている。
【0037】
その場合に、この個数表示器2においては、表示窓21の下3桁の部分21rと上3桁の部分21gとにそれぞれ受注個数が一づつ個別に表示されると共に、右側の指示ランプ22r及び完了ボタン23rが上記右表示窓21rと連動して、該表示窓21rに受注個数が表示されたときに右指示ランプ22rが点灯する一方、右完了ボタン23rの押下で該受注個数が消去され、かつ右指示ランプ22rが消灯する第1ユニットU1を構成し、また、左側の指示ランプ22g及び完了ボタン23gが上記左表示窓21gと連動して、該表示窓21gに受注個数が表示されたときに左指示ランプ22gが点灯する一方、左完了ボタン23gの押下で該受注個数が消去され、かつ左指示ランプ22gが消灯する第2ユニットU2を構成している。
【0038】
そして、例えば発光ダイオードによって、第1ユニットU1の表示窓21rには受注個数が赤色で、また第2ユニットU2の表示窓21gには受注個数が緑色で表示されると共に、これらの着色表示に合わせて、第1ユニットU1の指示ランプ22r及び完了ボタン23rが赤色に、第2ユニットU2の指示ランプ22g及び完了ボタン23gが緑色に着色されている。
【0039】
なお、この個数表示器2は、表示窓21を左右に分割せず、全桁を対象として一の受注個数のみを表示することもでき、その場合は、該受注個数を赤色で表示すると共に、同じく赤色に着色された第1ユニットU1の指示ランプ22r及び完了ボタン23rを有効として機能させ、第2ユニットU2の指示ランプ22g及び完了ボタン23gを無効として機能させないようになっている。
【0040】
一方、このソーティングシステムは図4に示すような制御系統によって統括管理されている。
【0041】
まず、この制御系統の上流部には、取引先店舗名、取扱い商品名、各集品エリア1…1のアドレス、各個数表示器2…2のIDコード、及び各集品エリア1…1(各個数表示器2…2)に対応する店舗名等の基本データが登録されていると共に、店舗毎の受注商品名や受注個数等の仕分け情報がインプットされた仕分けコントローラ7が備えられ、この仕分けコントローラ7に前述の操作卓4…4が中継器8を介して接続されている。なお、図4にはそのうちの一の操作卓4のみを示してある。
【0042】
さらに、この操作卓4から下流に上記のゾーン代表ランプ6,6と個数表示器2…2とが表示コントローラ9を介して接続されている。ここで、各代表ランプ6,6は、赤色で点灯する赤色点灯部61rと緑色で点灯する緑色点灯部61gとからなり、各ゾーンZ1,Z2内の個数表示器2…2のうち、第1ユニットU1の表示窓21rに受注個数が表示され、右指示ランプ22rが点灯した個数表示器2が一以上あると赤色点灯部61rが点灯し、第2ユニットU2の表示窓21gに受注個数が表示され、左指示ランプ22gが点灯した個数表示器2が一以上あると緑色点灯部61gが点灯するようになっている。
【0043】
また、各個数表示器2…2は、表示コントローラ9と双方向の通信回線で接続されていると共にそれぞれワンチップのマイクロコンピュータ(図示せず)が搭載されて仕分けコントローラ7との間で個別に交信を行ない、仕分けコントローラ7からの受信信号に基づいて指示ランプ22r,22gを点灯させたり表示窓21r,21gに受注個数を表示し、また完了ボタン23r,23gが押下されたときに集品完了信号を仕分けコントローラ7へ送信するようになっている。
【0044】
その場合に、仕分けコントローラ7及び各個数表示器2…2は、相互に前述の個数表示器2毎に登録されたIDコードを付して交信し、各個数表示器2…2は、自己のIDコードが付された通信電文のみを自己宛の通信電文として取り込んで指示ランプ22r,22gの点灯や受注個数の表示を行ない、また各個数表示器2…2から仕分けコントローラ7へ集品完了信号を送信する場合も、その信号に自己のIDコードを付して送信し、仕分けコントローラ7がどの個数表示器2からの完了信号であるかが認識できるようになっている。
【0045】
この個数表示器2が行なう外部機器との交信動作のメインフローを図5に示す。この交信動作は制御系統のメインスイッチがONされて電源が投入されるとスタートし、まずステップS1で電源投入時のイニシャル処理が行なわれたのち、ステップS2の受信モニタ及びステップS3の送信モニタが繰り返される。そして、この受信モニタ及び送信モニタ実行時に、図6に示すように、伝送区分を始めとする各種の通信項目がレイアウトされた通信電文が仕分けコントローラ7との間でやり取りされる。
【0046】
その場合に、この実施の形態のソーティングシステムにおいては、上記通信電文の伝送区分の項には、仕分けコントローラ7からの通信電文であれば受注個数の表示指示あるいは消去指示が書き込まれ、個数表示器2からの通信電文であれば集品完了の通知が書き込まれる。また、モードの項には、当該ソーティングシステムによる仕分け作業を表示窓21の全桁を対象に一の受注個数を表示するシングル制御で行なうのか、あるいは表示窓21を左右に分割して各表示窓21r,21gに一づつ受注個数を個別表示するマルチ制御で行なうのかが書き込まれ、区域番号の項には、例えばマルチ制御の場合であれば、この通信電文がどの分割域を対象とするものであるのか、つまり第1ユニットU1か第2ユニットU2かが各分割域に付された番号(例えば第1ユニットU1は1、第2ユニットU2は2)で指定される。さらに、色番号の項には、例えば仕分けコントローラ7からの通信電文であれば、受注個数の表示を何色で行なうのか、つまり赤色か緑色かが各色に付された番号(例えば赤色は1、緑色は2)で指定され、そして伝送データの項には、例えば仕分けコントローラ7からの通信電文であれば、表示窓21(21r,21g)に表示すべき数字(受注個数)が書き込まれる。
【0047】
図7及び図8に、ステップS2の受信モニタ及びステップS3の送信モニタのフローチャートをそれぞれ示す。個数表示器2は、まず受信モニタのステップS11で仕分けコントローラ7から自己宛に通信電文があるか否かを判定し、自己宛の通信電文があればその内容をチェックしたのち(ステップS12)、モードの項をみて(ステップS13)、シングル制御であればステップS14に、マルチ制御であればステップS18に進む。
【0048】
シングル制御の場合は、上記ステップS14で伝送区分をみて、受注個数の消去が指示されていれば、表示窓21の全桁を対象に表示されている一の受注個数を消去したうえで横バー状態に変えると共に、点灯している第1ユニットU1の指示ランプ22rを消灯する(ステップS15)。一方、受注個数の消去ではなく受注個数の表示が指示されていれば(ステップS16)、伝送データの受注個数を、表示窓21の全桁を対象にして、色番号に指定された色で表示する(この実施の形態においては色番号の項に1が指定され、前述したように受注個数を赤色で表示する)と共に、第1ユニットU1の指示ランプ22rを点灯する(ステップS17)。なお、伝送区分が受注個数の消去指示でも表示指示でもないときは(ステップS16でNOのとき)、無効電文としてこの受信モニタから終了する。
【0049】
またマルチ制御の場合は、上記ステップS18で伝送区分をみて、受注個数の消去が指示されていれば、区域番号に指定された左右いずれかのユニットU1又はU2の受注個数を消去したうえで横バー状態に変えると共に、そのユニットU1又はU2の指示ランプ22r又は22gを消灯する(ステップS19)。一方、受注個数の消去ではなく受注個数の表示が指示されていれば(ステップS20)、伝送データの受注個数を、区域番号に指定された左右いずれかのユニットU1又はU2の表示窓21r又は21gに、色番号に指定された赤又は緑のいずれかの色で表示する(この実施の形態においては、区域番号で第1ユニットU1が指定されたときは色番号の項に1が指定され、前述したように受注個数を赤色で表示し、区域番号で第2ユニットU2が指定されたときは色番号の項に2が指定され、前述したように受注個数を緑色で表示する)と共に、そのユニットU1又はU2の指示ランプ22r又は22gを点灯する(ステップS21)。なお、伝送区分が受注個数の消去指示でも表示指示でもないときは(ステップS20でNOのとき)、無効電文としてこの受信モニタから終了する。
【0050】
次に、個数表示器2は送信モニタに移り、そのステップS31でボタンの押下があるか否かを判定し、ボタン押下があれば、現在の制御モードが何であるかをみて(ステップS32)、シングル制御であればステップS33に、マルチ制御であればステップS35に進む。
【0051】
シングル制御の場合は、上記ステップS33で、押下されたボタンが有効か否かを判定し、例えば無効な第2ユニットU2の完了ボタン23gが押下されたようなときは入力無効としてこの送信モニタから終了する一方で、有効な第1ユニットU1の完了ボタン23rが押下されたときは、伝送区分の項に集品完了の通知を書き込んで通信電文を仕分けコントローラ7に送信する(ステップS34)。
【0052】
そして、仕分けコントローラ7がこの通信電文を受信して集品完了を認識すると、伝送区分の項に受注個数の消去指示を書き込んで通信電文を個数表示器2に送信し、該個数表示器2がこの指示に基づいて前述のステップS15を実行することにより、受注個数が消去され、右指示ランプ22rが消灯されることになる。
【0053】
またマルチ制御の場合は、上記ステップS35で、押下されたボタンが有効か否かを判定し、例えば第1ユニットU1にも第2ユニットU2にも属さない他の操作用ボタンが押下されたようなときは入力無効としてこの送信モニタから終了する一方で、有効な第1ユニットU1又は第2ユニットU2の完了ボタン23r又は23gが押下されたときは、そのユニットU1又はU2に付された番号を区域番号の項に指定したうえで、伝送区分の項に集品完了の通知を書き込んで通信電文を仕分けコントローラ7に送信する(ステップS36)。
【0054】
そして、仕分けコントローラ7がこの通信電文を受信して集品完了を認識すると、同じ番号を区域番号の項に指定したうえで、伝送区分の項に受注個数の消去指示を書き込んで通信電文を個数表示器2に送信し、該個数表示器2がこの指示に基づいて前述のステップS19を実行することにより、対象とされた左右いずれかの受注個数が消去され、左右いずれかの指示ランプ22r又は22gが消灯されることになる。
【0055】
なお、個数表示器2は、この送信モニタの上記ステップS34又はステップS36において、仕分けコントローラ7への集品完了信号の送信と共に、自ら受注個数の消去及び指示ランプの消灯をこのとき行なってもよい。その場合は、仕分けコントローラ7は、受注個数の消去指示信号を改めて送信する必要がなく、個数表示器2側において受信モニタのステップS14ないしS15又はステップS18ないしS19が省略できる。
【0056】
次に、このような構成とされたソーティングシステムによる仕分け作業について説明する。前述したように、このソーティングシステムに備えられた個数表示器2…2は、仕分けコントローラ7からの指令により、その表示窓21…21の全桁を使って一の受注個数だけを表示することも、その表示窓21…21を左右に分割して二つの表示窓21r,21gに一づつ受注個数を個別に色分け表示することもできるので、通常のシングルソーティングとマルチソーティングの両方に兼用することができる。まず、一人の作業者が一種類の商品を搬送して仕分けていく通常のシングルソーティングの場合を説明する。このとき、通信電文にはシングル制御の指令が書き込まれ、その仕分け作業は図9に示す作業手順のフローチャートに従って概略次のようになる。
【0057】
すなわち、図1に示す作業者Aが搬送経路Rのスタート位置において商品に付されているバーコードをバーコードスキャナ5で読み取ると(ステップT1)、この商品を発注した店舗名や受注個数等の仕分け情報が仕分けコントローラ7から呼び出されて、その店舗の集品エリア1…1に配設された個数表示器2…2の右指示ランプ22r…22rが一斉に点灯し、各表示窓21…21に受注個数が赤色単表示される(ステップT2)。
【0058】
次に、作業者Aは台車3に商品を積み込んで集品エリア1…1に沿って搬送経路Rを移動し(ステップT3)、上記指示ランプ22rが点灯している集品エリア1のコンテナCに商品をその表示個数だけ投入していく。また、作業者Aは商品投入が済むとその右完了ボタン23rを押下する(ステップT4)。このような作業を繰り返しながら作業者Aは第1ゾーンZ1及び第2ゾーンZ2を経由して搬送経路Rを一巡し、スタート位置に戻る(ステップT5)。
【0059】
そして、作業者Aは以上の作業を担当する全仕分け商品について一回づつ繰り返し行なうことになる(上記ステップT1からT5までを担当商品の種類の数だけ繰返し)。したがって、作業者Aは仕分け商品の品種数だけ搬送経路Rを歩行一巡しなければならず、時間がかかって仕分け作業がなかなかはかどらない。
【0060】
また、他に別の商品を担当する作業者Bがいたとしても、この作業者Bは先発作業者Aが戻って来なければ自己の作業のための受注個数を個数表示器2…2に表示させることができないため、スタートできない。
【0061】
しかしながら、このソーティングシステムにおいては、各個数表示器2…2の表示窓21…21に二つの受注個数を同時に表示することができるため、次のようなマルチソーティングが可能となる。まず、一人の作業者が一度に二種類の商品を搬送して仕分けていくマルチソーティングの場合を図10に示す作業手順のフローチャートに従って詳しく説明する。
【0062】
この場合は通信電文にマルチ制御の指令が書き込まれる。そして作業者Aは図2に示したように第1の商品G1と第2の商品G2とを台車3に積み込んでスタート位置に立つ。また、このとき、作業開始前においては、全ての個数表示器2…2の左右の表示窓21r,21gには何も表示されておらず、左右の指示ランプ22r,22gは消灯している(ステップT11)。
【0063】
作業者Aは、まず第1の商品G1のバーコードを読み取る(ステップT12)。これにより、この第1商品G1を発注した全ての店舗の個数表示器2…2において、その第1ユニットU1の右表示窓21rに各受注個数が赤色表示され、右指示ランプ22rが赤色点灯する(ステップT13)。また、ゾーン代表ランプ6,6の赤色点灯部61rが点灯する(ステップT14)。
【0064】
作業者Aは、続いて第2の商品G2のバーコードを読み取る(ステップT15)。これにより、この第2商品G2を発注した全ての店舗の個数表示器2…2において、その第2ユニットU2の左表示窓21gに各受注個数が緑色表示され、左指示ランプ22gが緑色点灯する(ステップT16)。また、ゾーン代表ランプ6,6の緑色点灯部61gが点灯する(ステップT17)。
【0065】
したがって、これらの第1商品G1及び第2商品G2の両方を発注した店舗の個数表示器2においては、各受注個数が右表示窓21rと左表示窓21gとに区分けされ、かつ色分けされて同時に表示されることになる。また、ゾーン代表ランプ6において、赤色点灯部61rと緑色点灯部61gの両方が点灯する場合があることもいうまでもない。
【0066】
この状態で作業者Aは上記二種類の商品G1,G2を台車3に積み込んで仕分け作業に出かける(ステップT18)。作業者Aは、右指示ランプ22rが赤色点灯している個数表示器2の赤色表示個数を読み取って、その数だけ第1商品G1を該集品エリア1のコンテナCに投入し、右完了ボタン23rを押下していく作業と、左指示ランプ22gが緑色点灯している個数表示器2の緑色表示個数を読み取って、その数だけ第2商品G2を該集品エリア1のコンテナCに投入し、左完了ボタン23gを押下していく作業とを同時併行して行なう(ステップT19)。
【0067】
このとき個数表示器2…2側においては、各完了ボタン23r,23gが押下されたときに、そのユニットU1,U2に属する指示ランプ22r,22gが消灯すると共に、表示窓21r,21gの受注個数が消去されて横バー表示に変わる(ステップT20)。この動作は各ユニットU1,U2で個別に行なわれる。また、各ゾーンZ1,Z2内で第1商品G1あるいは第2商品G2の集品が全て完了すると、ゾーン代表ランプ6,6の赤色点灯部61rあるいは緑色点灯部61gが消灯する(ステップT21)。さらに、両ゾーンZ1,Z2を通じて最後の完了ボタン23r,23gが押下されたときには、全ての個数表示器2…2の表示窓21r,21gが消灯して横バー表示から無表示となる(ステップT22)。この動作も左右のユニットU1,U2で個別に行なわれる。
【0068】
作業者Aは上記作業を各集品エリア1…1について繰り返し行ない、最後の完了ボタン23r,23gを押下してスタート位置に戻る(ステップT23)。そして、次の二種類の商品について以上と同様に仕分け作業を行なう(上記ステップT11からT23までを繰返し)。
【0069】
これから明らかなように、このマルチソーティング作業においては、個数表示器2…2に、二種類の商品G1,G2に対する各店舗の受注個数が二つ同時に表示されるので、作業者Aは一回の搬送経路Rの巡回歩行で二種類の商品G1,G2を一度に仕分けることができて、歩行回数が半分で済み、作業時間が短縮化する(上記ステップT11からT23までを担当する仕分け商品の全種類数の半数だけ繰返し)。
【0070】
また、二つの受注個数がそれぞれ色分けされて表示されるので、同時表示された二つの数字の中から容易に必要な数字だけを区別して目視で読み取ることができて、受注個数の読違えがない。その場合に、図2に示す第1商品G1の収容コンテナGC1を赤色に、第2商品G2の収容コンテナGC2を緑色に着色しておくと、表示個数と商品との照合がさらに簡単となる。
【0071】
そして、作業開始当初から二つの受注個数が表示窓21に同時表示されているので、従来のマルチソーティングのように、特定の受注個数を表示させるための余分なボタン操作を仕分け作業中に行なう必要がない。その場合に、各商品G1,G2の集品が全て完了したことを仕分けコントローラ7にそれぞれ通知する「終了1」のファンクションキー及び「終了2」のファンクションキーを操作卓4に設けて、搬送経路R途上の仕分け作業中には、完了ボタン23r,23gを操作せず放置して、最後にスタート位置に戻ったときに操作卓4の上記ファンクションキーを押下するように構成すると、作業中のボタン操作がさらに省略できて、そのための歩行導線が大幅に減り、作業時間をより短縮化することが可能となる。このように、仕分け作業中に完了ボタンの押下操作を一切せずに済ませられる構成がマルチソーティングにおいて可能なのは、仕分け作業に必要な受注個数がすでに最初から全て表示されているからであることはいうまでもない。
【0072】
次に、二人の作業者がそれぞれ一種類の商品を担当して仕分け作業を同時に行なうマルチソーティングの場合を図11の作業手順のフローチャートに従って説明する。すなわち、この場合は、図1の最下搬送経路Rに示した作業者Aが第1商品G1を、作業者Bが第2商品G2をそれぞれ台車3,3に積み込んで相次いでスタートする。なお、以下の作業説明において、先の場合と同様のステップについては図面に示すがその説明は省略する。
【0073】
まず作業者A(第1作業者)が自己の第1商品G1のバーコードを読み取ったのち操作卓4に設けられた「表示1」のファンクションキーを押下操作し(ステップT32)、この第1商品G1について受注個数を赤色表示させて(ステップT33)、仕分け作業に出かける(ステップT35)。
【0074】
次に作業者B(第2作業者)が自己の第2商品G2のバーコードを読み取って操作卓4で「表示2」のファンクションキーを押下操作し(ステップT36)、この第2商品G2について受注個数を緑色表示させて(ステップT37)、仕分け作業に出かける(ステップT39)。
【0075】
両作業者A,Bはそれぞれ担当商品G1,G2を仕分けながら搬送経路Rを一巡してスタート位置に戻る(ステップT40〜T44)。
【0076】
したがって、上記第1商品G1及び第2商品G2の両方を発注した店舗の集品エリア1においては、作業者Aと作業者Bの両者がそれぞれ自己の担当商品の仕分け作業を競合して行なうことになる。そして、その場合に、該集品エリア1の個数表示器2には、すでに各人の仕分け作業に必要な二つの受注個数が表示されているため、この集品エリア1に両作業者A,Bが同時に集まってしまっても、従来のマルチソーティングのように、後発の作業者Bが先発の作業者Aの作業が済むまで待機したり、特定の受注個数を表示させるための余分なボタン操作を行なったりする必要がなく、各人が他方の作業状況に縛られず、いつでも自由に自己の仕分け作業を続けていくことができる。
【0077】
また、後発の作業者Bが先発の作業者Aを途中で追い越すことも可能となり、搬送経路Rを一巡して終了した者から次の担当商品の仕分け作業に出かける(上記ステップT44から作業者AはT32に、作業者BはT36に戻る)ことができて、時間当りの作業性が高まり、短時間に全仕分け作業が終了することになる。
【0078】
次に、本発明をピッキングシステムに適用した場合について説明する。なお、基本的に前述のソーティングシステムと同様の構成要素は該ソーティングシステムの場合に準じてこのピッキングシステムに合致した動作を行なうものとし、また同じ符号で表すことにする。
【0079】
図12に示すように、このピッキングシステムは、作業者A(又はB)が担当店舗の集品コンテナを台車3に積み込んで矢印カ、キ、ク、ケのように搬送するコンテナ搬送経路Rが複数(図例では二つ)設けられ、各搬送経路Rの両側に、品種毎に仕分け商品を収容した多数の商品棚1…1が一列づつ配置されていると共に、図13にも示すように、各商品棚1…1には前述と同様の構成の個数表示器2…2がそれぞれ設けられて、作業者がこれらの表示器2…2に表示された受注個数だけ各商品棚1…1から商品G…Gを取り出して各人搬送する集品コンテナC1(又はC2)に投入していくようになっている。
【0080】
また、商品棚1…1の各列はゾーンと称され、作業者はそれぞれ第1ゾーンZ1と第2ゾーンZ2との間、及び第3ゾーンZ3と第4ゾーンZ4との間を通過して集品作業を行なうと共に、各ゾーンZ1〜Z4には、その列内で受注個数の表示があった商品棚1が一以上あると点灯して作業の便に資する前述と同様の構成のゾーン代表ランプ6…6が設けられている。さらに、各搬送経路Rのスタート位置には作業管理用の操作卓4が備えられている。
【0081】
一方、このピッキングシステムは図14に示すような制御系統によって統括管理されている。
【0082】
まず、この制御系統の上流部には、取引先店舗名、取扱い商品名、各商品棚1…1のアドレス、各個数表示器2…2のIDコード、及び各商品棚1…1(各個数表示器2…2)に対応する商品名等の基本データが登録されていると共に、店舗毎の受注商品名や受注個数等の仕分け情報がインプットされた仕分けコントローラ7が備えられ、この仕分けコントローラ7に前述の操作卓4…4が中継器8を介して接続されている。なお、図14にはそのうちの一の操作卓4のみを示してある。
【0083】
そして、この操作卓4から下流に上記のゾーン代表ランプ6…6と個数表示器2…2とが対面するゾーンZ1,Z2;Z3,Z4毎に表示コントローラ9,9を介して接続されている。
【0084】
なお、各個数表示器2…2と仕分けコントローラ7との交信は、前述のソーティングシステムの場合に準じて行なわれる。
【0085】
次に、このような構成とされたピッキングシステムによる仕分け作業について説明する。このピッキングシステムにおいても、各個数表示器2…2が仕分けコントローラ7からの指令により、その表示窓21…21の全桁を使って一の受注個数だけを表示することも、その表示窓21…21を左右に分割して二つの表示窓21r,21gに一づつ受注個数を個別に色分け表示することもできるので、通常のシングルピッキングとマルチピッキングの両方に兼用することができる。まず、一人の作業者が一店舗の集品コンテナを搬送して集品していく通常のシングルピッキングの場合を説明する。このときの仕分け作業は図15に示す作業手順のフローチャートに従って概略次のようになる。
【0086】
すなわち、図12に示す作業者Aが搬送経路Rのスタート位置において操作卓4を操作して店舗コードを指定すると(ステップU1)、この店舗が発注した商品名や受注個数等の仕分け情報が仕分けコントローラ7から呼び出されて、その商品の商品棚1…1に配設された個数表示器2…2の右指示ランプ22r…22rが一斉に点灯し、各表示窓21…21に受注個数が赤色単表示される(ステップU2)。
【0087】
次に、作業者Aは図13に示したように台車3に該店舗の集品コンテナC1を積み込んで商品棚1…1に沿って搬送経路Rを移動し(ステップU3)、上記指示ランプ22rが点灯している商品棚1の商品Gをその表示個数だけ取り出して集品コンテナC1に投入していく。また、作業者Aは商品投入が済むとその右完了ボタン23rを押下する(ステップU4)。このような作業を繰り返しながら作業者Aは第1ゾーンZ1と第2ゾーンZ2との間、及び第3ゾーンZ3と第4ゾーンZ4との間を通過して搬送経路Rを一巡し、スタート位置に戻る(ステップU5)。
【0088】
そして、作業者Aは以上の作業を全担当店舗についてそれぞれ一回づつ繰り返し行なうことになる(上記ステップU1からU5までを担当店舗数だけ繰返し)。したがって、作業者Aは担当店舗数だけ搬送経路Rを歩行一巡しなければならず、時間がかかって仕分け作業がなかなかはかどらない。
【0089】
また、他に別の店舗を担当する作業者Bがいたとしても、この作業者Bは先発作業者Aが戻って来なければ自己の作業のための受注個数を個数表示器2…2に表示させることができず、スタートできない。
【0090】
しかしながら、このピッキングシステムにおいては、各個数表示器2…2の表示窓21…21に二つの受注個数を同時に表示することができるため、次のようなマルチピッキングが可能となる。まず、二人の作業者がそれぞれ一店舗を担当して仕分け作業を同時に行なうマルチピッキングの場合を図16に示す作業手順のフローチャートに従って説明する。
【0091】
この場合は、図13に示したように、作業者Aが第1店舗の集品コンテナC1を、作業者Bが第2店舗の集品コンテナC2をそれぞれ台車3,3に積み込んで相次いでスタートする。まず、作業開始前においては、全ての個数表示器2…2の左右の表示窓21r,21gには何も表示されておらず、左右の指示ランプ22r,22gは消灯している(ステップU11)。
【0092】
そして作業者A(第1作業者)はスタート位置において自己が担当する第1店舗の店舗コードを操作卓4で指定したのち該操作卓4に設けられた「表示1」のファンクションキーを押下操作する(ステップU12)。これにより、この第1店舗が発注した全ての商品の個数表示器2…2において、その第1ユニットU1の右表示窓21rに各受注個数が赤色表示され、右指示ランプ22rが赤色点灯する(ステップU13)。また、ゾーン代表ランプ6〜6の赤色点灯部61rが点灯する(ステップU14)。この状態で作業者Aは集品コンテナC1を搬送して仕分け作業に出かける(ステップU15)。
【0093】
次に作業者B(第2作業者)が操作卓4で自己担当の第2店舗コードを指定し、「表示2」のファンクションキーを押下操作する(ステップU16)。これにより、この第2店舗が発注した全ての商品の個数表示器2…2において、その第2ユニットU2の左表示窓21gに各受注個数が緑色表示され、左指示ランプ22gが緑色点灯する(ステップU17)。また、ゾーン代表ランプ6〜6の緑色点灯部61gが点灯する(ステップU18)。この状態で作業者Bが集品コンテナC2を搬送して仕分け作業に出かける(ステップU19)。
【0094】
したがって、これらの第1店舗及び第2店舗の両方が発注した商品の個数表示器2においては、各受注個数が右表示窓21rと左表示窓21gとに区分けされ、かつ色分けされて同時に表示されることになる。
【0095】
そして、作業者Aが右指示ランプ22rが赤色点灯している個数表示器2の赤色表示個数を読み取って、その数だけ商品棚1から商品Gを取り出して集品コンテナC1に投入し、右完了ボタン23rを押下していく作業と、作業者Bが左指示ランプ22gが緑色点灯している個数表示器2の緑色表示個数を読み取って、その数だけ商品棚1から商品Gを取り出して集品コンテナC2に投入し、左完了ボタン23gを押下していく作業とが同時併行して行なわれていく(ステップU20)。
【0096】
このときの個数表示器2…2側の動作及び代表ランプ6〜6側の動作は、前述のソーティングシステムの場合に準じて行なわれる(ステップU21〜U23)。
【0097】
両作業者A,Bは上記集品作業を各商品棚1…1において繰り返し行ない、搬送経路Rを一巡してそれぞれ集品コンテナC1,C2に商品G…Gを集品したのち最後の完了ボタン23r,23gを押下してスタート位置に戻る(ステップU24)。そして、各人次の担当店舗について以上と同様に仕分け作業を行なう(上記ステップU24から作業者AはU12に、作業者BはU16に戻る)。
【0098】
これから明らかなように、上記第1店舗及び第2店舗の両方が発注した商品の商品棚1においては、作業者Aと作業者Bの両者が競合してそれぞれ自己の担当店舗用にその商品を取り出すことになる。そして、その場合に、該商品棚1の個数表示器2には、すでに各人の集品作業に必要な二つの受注個数が表示されているため、この商品棚1に両作業者A,Bが同時に集まってしまっても、従来のマルチピッキングのように、後発の作業者Bが先発の作業者Aの取出し作業が済むまで待機したり、特定の受注個数を表示させるための余分なボタン操作を行なったりする必要がなく、各人が他方の作業状況に縛られず、いつでも自由に自己の仕分け作業を続けていくことができる。
【0099】
また、後発の作業者Bが先発の作業者Aを途中で追い越すことも可能となり、搬送経路Rを一巡して終了した者から次の担当店舗の仕分け作業に出かけることができて、時間当りの作業性が高まり、短時間に全仕分け作業が終了することになる。
【0100】
次に、図17に示すように、一人の作業者が一度に二店舗分の集品コンテナC1,C2を搬送して仕分け作業を行なうマルチピッキングの場合を説明するが、以下の実施の形態においては、さらに、もう一人の作業者も一度に別の二店舗分の集品コンテナを搬送して仕分け作業を行ない、搬送経路途上で二人の作業者A,Bによって同時に計四店舗分のマルチピッキングができるように構成したもので説明する。
【0101】
図18に示すように、このピッキングシステムでは、搬送経路Rのスタート位置に備えられた操作卓4にIDコントローラ(以下「操作卓IDコントローラ」という。)30が接続されていると共に、搬送経路Rの前半部を構成する第1ゾーンZ1と第2ゾーンZ2(以下「第1ブロックBL1」という。)の入口、及び搬送経路Rの後半部を構成する第3ゾーンZ3と第4ゾーンZ4(以下「第2ブロックBL2」という。)の入口にも同じくIDコントローラ(以下「入口IDコントローラ」という。)31,33が、また、第1ブロックBL1の出口、及び第2ブロックBL2の出口には出口スイッチ32,34がそれぞれ設置されて、基本的に、各ブロックBL1,BL2内で一人の作業者A又はBが作業でき、搬送経路R全体として二人の作業者が同時に集品できるようになっている。
【0102】
その場合に、各作業者A,Bは、図19の制御系統図に示すように、自己のIDコードが登録されたIDバンド35(特に、作業者AのIDバンドを35A、作業者BのIDバンドを35Bとする。)を例えば腕に装着すると共に、上記入口IDコントローラ31,33が操作卓4と接続されて、作業者A,Bが自己のIDバンド35A,35Bを入口IDコントローラ31,33の検知部31a,33aにかざすと、そのIDコードが読み取られて仕分けコントローラ7に上り、仕分けコントローラ7が該IDコードに基づいて各作業者A,B担当の二つの店舗についての受注個数をそのブロックBL1,BL2内で一斉に表示するようになっている。
【0103】
また、上記出口スイッチ32,34も操作卓4と接続されて、そのブロックBL1,BL2内での一斉個数表示が行なわれたときにランプ32a,34aが点灯して作業中であることを表示すると共に、この出口ランプ32a,34aの点灯中は、ブロックBL1,BL2の入口でIDコードの読取りが行なわれてもその受注個数の表示が禁止される一方、作業者A,BがブロックBL1,BL2内での集品作業を終えて出口ボタン32b,34bを押下すると上記ランプ32a,34aが消灯すると共に、上記の個数表示の禁止が解除されて次の作業者A,B用の受注個数が一斉に表示されるようになっている。
【0104】
以下、図20から図21に示す作業手順のフローチャートに従ってさらに詳しく説明する。
【0105】
まず、先発の作業者Aがスタート位置において操作卓4で自己が担当する第1店舗の店舗コードを指定し、続いて同じく第2店舗の店舗コードを指定したのち、IDバンド35Aを操作卓IDコントローラ30の検知部30aにかざして自己のIDコードの読取りを行なう(ステップU32)。これにより、仕分けコントローラ7は、このIDコード、つまり作業者Aと、これら二つの店舗とを関連付けて一組と認識し(ステップU33)、以下の作業で、このIDコードが読み取られたときには、これら両店舗についての受注個数を各個数表示器2の表示窓21の左右21r,21gに一斉に同時表示する。
【0106】
次いで作業者AはIDバンド35Aを第1ブロックBL1の入口IDコントローラ31にかざして自己のIDコードの読取りを行なう(ステップU34)。そして、このIDコードの読取りによって仕分けコントローラ7から第1ブロックBL1内の各個数表示器2…2に初めて通信電文が送信されて、上記第1、第2の両店舗の受注個数がこの第1ブロックBL1内で一斉に表示される(ステップU35)。ただし、このとき、この第1ブロックBL1の出口ランプ32aが消灯していることが条件となる。この状態で、作業者Aは集品コンテナC1,C2を搬送してピッキングに出かける(ステップU38)。
【0107】
次に後発の作業者Bが上記と同様にして出発準備をするのであるが(ステップU38)、先発作業者Aが第1ブロックBL1内で集品作業をしている間に(ステップU39〜U43)、操作卓IDコントローラ30によるIDコードの読取りまで行なっておいて(上記ステップU32からU33まで)、作業者Aが第1ブロックBL1の出口ボタン32bを押下して出口ランプ32aが消灯してから(ステップU44〜U45)、第1ブロックBL1の入口IDコントローラ31でIDコードを読み取って(上記ステップU34〜U37)、スタートしてもよく(ステップU45)、また、この入口IDコントローラ31でのIDコードの読取りまで済ませておいて(上記ステップU32からU34まで)、出口ランプ32aが消灯すると(ステップU44〜U45)、直ちにスタートしてもよい(上記ステップU35〜U37,U45)。後者の場合は、出口ランプ32aが消灯するまで各個数表示器2…2に通信電文が送信されず、スタンバイ状態が維持されることとなる。
【0108】
先発した作業者Aは、第1ブロックBL1内での集品作業が終了すると(ステップU43)、該ブロックBL1の出口ボタン32bを押下して出口ランプ32aを消灯したのち(ステップU44〜U45)、今度は第2ブロックBL2の入口IDコントローラ33で自己のIDコードを読み取らせて(ステップU46)、この第2ブロックBL2内の個数表示器2…2に自己担当の二店舗分の受注個数を一斉表示させ(ステップU47)、この第2ブロックBL2に配置された商品の集品を開始する(ステップU50)。そして、この第2ブロックBL2の集品作業も終了すると(ステップU51)、出口ボタン34bを押下して最初のスタート位置に戻り(ステップU52)、次の担当二店舗について以上と同様に仕分け作業を繰り返す。
【0109】
一方、後発作業者Bも、作業者Aがこの第2ブロックBL2の出口ボタン34bを押下して出て行ったのち(ステップU52)、同様にしてこの第2ブロックBL2に配置された商品の集品作業を開始して(ステップU53)、終了時に出口ボタン34bを押下すると共に、スタート位置に戻って(ステップU55)、次の担当二店舗について仕分け作業を繰り返す。
【0110】
このようにして二人の作業者A,Bが交互に二つのブロックBL1,BL2を受け持って作業をすることにより、一の搬送経路R上で同時に計四店舗分の集品作業が行なわれることになる。
【0111】
そして、ブロックBL1,BL2内での各作業者A,Bの集品作業については、品種毎に配置された各商品G…Gに対する担当二店舗からの受注個数が二つ同時に個数表示器2…2に表示されるので、作業者A,Bは一回の搬送経路Rの巡回歩行で二店舗分の集品を一度に行なうことができて、歩行回数が半分で済み、作業時間が短縮化する。
【0112】
さらに、作業開始当初から二つの受注個数が表示窓21に同時表示されているので、従来のマルチピッキングのように、特定の受注個数を表示させるための余分なボタン操作を作業中に行なう必要がなく、また、二つの受注個数が表示された商品棚1にあっては、一度に担当二店舗分の個数だけ商品Gを持ち出すことができて、歩行導線が大幅に減少する。
【0113】
次に、複数人の作業者がそれぞれ複数店舗を担当して同時に仕分け作業を行なうマルチピッキングの別の実施の形態を説明する。
【0114】
まず、この実施の形態におけるピッキングシステムの全体構成を説明すると、図22に示すように、このピッキングシステムでは、商品を品種毎に収容した多数の商品棚1…1が第1ゾーンZ1から第5ゾーンZ5まで五列に平行配置されていると共に、これらのゾーンZ1〜Z5の側方に搬送コンベア40が備えられて、仕向け先店舗の各集品コンテナC1,C2,…がこの搬送コンベア40によって第1ゾーンZ1をスタート位置として矢印サの方向に搬送され、各ゾーンZ2〜Z5を逐次通過していくようになっている。
【0115】
また、第1ゾーンZ1から第5ゾーンZ5にはそれぞれ一名づつの作業者A1〜A5が配属されて各々担当ゾーンZ1〜Z5の商品をピッキングすると共に、その場合に、各作業者A1〜A5は、前述の図17に示すように、台車3に仮の集品コンテナ(C1又はC2に相当)を積み込んでそれぞれ作業エリアAr1〜Ar5内でピッキング作業をし、集品中は一旦この仮コンテナに商品を蓄えたのち、集品終了後に台車3をコンベア40に横付けして該コンベア40上の本コンテナC1,C2,…にピッキングした商品を投入するようになっている。
【0116】
一方、第1ゾーンZ1には操作卓4が備えられて、第1作業者A1の操作によりこのピッキング作業の開始及び終了の指示や店舗の指定等が行なわれると共に、各ゾーンZ1〜Z5のコンベア40サイドには、各作業者A1〜A5が集品コンテナC1,C2,…への商品投入終了時に操作するゾーン終了スイッチ41…41が、またコンベア40上には、該終了スイッチ41…41と連動して開閉することにより集品コンテナC1,C2,…をゾーン内に停留させ、又は下流のゾーンへ排出させるコンテナストッパー42…42が設けられている。
【0117】
これらのゾーン終了スイッチ41…41及びストッパー42…42は、図23の制御系統図に示すように、それぞれ表示コントローラ9と接続されて、各ゾーンに集品コンテナC1,C2,…が搬入されてきたときに終了スイッチ41の指示ランプ41aが点灯して該ゾーンにおけるピッキングを指示すると共に、その集品コンテナC1,C2,…への商品投入が終了したときに作業者が終了ボタン41bを押下することにより上記指示ランプ41aが消灯し、かつストッパー42…42が開いて該集品コンテナC1,C2,…が次のゾーンに搬送されるようになっている。
【0118】
その場合に、上記終了ボタン41b…41bの押下及びストッパー42…42の開閉は各ゾーン個別に処理されて、いずれか一のゾーンで終了ボタン41bが押下されるとコンベア駆動装置43が作動して搬送コンベア40は矢印サの方向に流れるようになっている。しかしながら、そのとき指示ランプ41aが点灯中で未だピッキング作業中のゾーンにおいてはストッパー42が閉じられた状態で保持されるので該ゾーンで停留中の集品コンテナは移動しない。そして、終了ボタン41bが押下されたゾーンにおいても、一つ下流のゾーンでストッパー42が未だそのように閉状態で集品コンテナが停留している場合は、そのストッパー42が開かず、該下流ゾーンのストッパー42が開いて空状態となったときに初めて上流ゾーンのストッパー42も開いて集品コンテナが連なって排出されるようになっている。
【0119】
このような動作の繰り返しにより、全てのゾーンZ1〜Z5で終了ボタン41b…41bが押下されることを待つことなく、早期に集品作業が済んだゾーンから集品コンテナC1,C2,…を次々に先に進めることができて、作業全体が効率化し、短時間で全作業が完了することとなる。
【0120】
そして、集品コンテナC1,C2,…が第1ゾーンZ1から第5ゾーンZ5まで逐次通過し終わり、第5ゾーンZ5から排出された段階で、該集品コンテナC1,C2,…内に受注商品が受注個数づつ取り揃えられることになる。
【0121】
そして、この実施の形態においては、搬送コンベア40によって二店舗分の集品コンテナC1とC2,C3とC4,…が一度に搬送され、作業者A1〜A5は台車3…3にそれぞれ二つの仮コンテナを積み込んでこれら二店舗についての商品のピッキングを作業エリアAr1…Ar5で同時に行なうと共に、そのために、各ゾーンZ1〜Z5の商品棚1…1には前述と同様の構成の個数表示器2…2が備えられて、該二店舗からの受注個数が二つ同時に色分け表示されるようになっている。
【0122】
以下、図24に示す作業手順のフローチャートに従ってさらに詳しく説明する。なお、図24のフローチャート図、及び以下の作業説明においては、ピッキング作業中の個数表示器2…2や代表ランプ6…6等の個々の動作は先に述べた種々の実施形態と同じであるためその説明を省略してある。
【0123】
前述したように、五名の作業者A1〜A5のうち先頭の第1作業者A1だけは、他の作業者A2〜A5と同じく商品のピッキングを行なう以外に、操作卓4の操作、及び集品コンテナC1,C2,…のコンベア40のスタート位置への最初のセッティング等を行なう。
【0124】
まず、作業開始前においては、全ゾーンZ1〜Z5を通じて全ての個数表示器2…2には何も表示されておらず、指示ランプ22r,22gは消灯している(ステップU61)。また、このとき全てのゾーン終了スイッチ41の指示ランプ41aも消灯し、全てのストッパー42は閉状態にある。
【0125】
第1作業者A1は、まず最初の二店舗分の集品コンテナ(第1店舗の集品コンテナC1と第2店舗の集品コンテナC2)を搬送コンベア40の自己担当の第1ゾーンZ1の領域(スタート位置)に載せたのち、操作卓4で第1店舗のコードを指定し、かつ該操作卓4に設けられた「呼出1」のファンクションキーを押下操作する。これにより、第1ゾーンZ1内の個数表示器2…2において、この第1店舗が発注した商品の商品棚1…1で、右表示窓21r…21rにその受注個数が赤色表示され、右指示ランプ22r…22rが赤色点灯する。また、第1ゾーンZ1のゾーン代表ランプ6の赤色点灯部61rが点灯する。作業者Aは、続いて第2店舗コードを指定し、「呼出2」のファンクションキーを押下操作する。これにより、同じく第1ゾーンZ1内の個数表示器2…2において、この第2店舗が発注した商品の商品棚1…1で、左表示窓21g…21gにその受注個数が緑色表示され、左指示ランプ22g…22gが緑色点灯する。また、同じく第1ゾーンZ1のゾーン代表ランプ6の緑色点灯部61gが点灯する。そしてこのとき第1ゾーンZ1の終了スイッチ41の指示ランプ41aが点灯する(以上の作業を「店舗の切り出し」という。ステップU62〜U63)。
【0126】
この状態で第1作業者A1は、前述の図17に示すように、二つの仮コンテナを台車3に積み込んで第1作業エリアAr1で二店舗分の商品のピッキングを行なう(ステップU64)。このとき、作業者Aが、右指示ランプ22rが赤色点灯している個数表示器2の赤色表示個数を読み取って、その数だけ該商品棚1から商品を取り出して一方の仮コンテナに投入し、右完了ボタン23rを押下していく作業と、左指示ランプ22gが緑色点灯している個数表示器2の緑色表示個数を読み取って、その数だけ該商品棚1から商品を取り出して他方の仮コンテナに投入し、左完了ボタン23gを押下していく作業とが同時併行して行なわれる。その場合に、第1店舗用の仮コンテナを赤色に、第2店舗用の仮コンテナを緑色に色分けしておくと、表示個数と店舗との照合が容易となる。
【0127】
そして、このように各個数表示器2…2に二店舗からの受注個数が二つ同時に表示されるので、作業者A1は、従来のマルチピッキングのように特定の受注個数を表示させるための余分なボタン操作をすることなく、この一回のピッキング作業で二店舗分の集品を行なうことができ、また、一度に二店舗分の個数だけ各商品を商品棚1…1から持ち出すことが可能となって、歩行導線が大幅に減少し、作業が効率化することになる。
【0128】
作業者A1は、次に、台車3をコンベア40上の集品コンテナC1,C2の傍まで持って行き、ピッキングして仮コンテナに一時蓄えた商品を上記集品コンテナC1,C2にそれぞれ移し替え、そして終了スイッチ41の終了ボタン41bを押下する(ステップU65)。なお、この場合も、第1店舗の集品コンテナC1を赤色に、第2店舗の集品コンテナC2を緑色に色分けしておくと、商品の移し替え先を誤ることが防止される。
【0129】
そして、この第1ゾーンZ1の終了ボタン41bの押下により、該第1ゾーンZ1内の全ての個数表示器2…2が無表示、無点灯状態に変わると共に、搬送コンベア40が駆動し、かつこの第1ゾーンZ1のストッパー42が開いて上記第1集品コンテナC1と第2集品コンテナC2とが一つ下流の第2ゾーンZ2に搬送され、このとき閉状態にある第2ゾーンZ2のストッパー42によって該第2ゾーンZ2内に停留される(ステップU66)。
【0130】
さらに、このとき、第1ゾーンZ1のストッパー42の開信号に基づいて第2ゾーンZ2の終了スイッチ41の指示ランプ41aが点灯すると共に、この第2ゾーンZ2において各個数表示器2…2に上記第1、第2の店舗の受注個数が二つ同時に表示される(ステップU67)。
【0131】
そして、第2作業エリアArにおいては、第2作業者A2が上記と同様にしてこの二店舗についてのピッキング作業を行なうと共に、第1作業者A1は、次の二店舗についての切り出しを行ない、かつ、そのピッキング作業をする(ステップU68)。このように次々に二店舗分の集品コンテナを送り込んで各ゾーンZ1〜Z5で集品作業を繰り返すことにより、各店舗毎に受注商品が受注個数づつ集品コンテナC1,C2,…に取り揃えられることになる(ステップU69〜U70)。
【0132】
なお、一店舗で搬送する集品コンテナが複数個に及ぶ場合は、店舗の区切りを示すために、例えばその先頭のコンテナに店舗名を表示したカードを立てる等するとよい。
【0133】
次に、個数表示器2の別の様々な形態を図面に列挙して説明する。
【0134】
まず、図25に示す個数表示器2は、以上説明した実施の形態で用いられた図3の個数表示器2において、各ユニットU1,U2の指示ランプ22r,22gと完了ボタン23r,23gとが一体構造とされた例である。このランプ内蔵スイッチを備えると表示器2のコンパクト化を図ることができる。
【0135】
そして、図26に示す個数表示器2は、図3の個数表示器2と同じく、左右に分割され色分けされた表示窓21(21r,21g)及び二つの完了ボタン23r,23gを有するが、指示ランプ22が一つで共用となっている代わりに、左端に欠品ボタン24が備えられた例である。
【0136】
この場合の指示ランプ22は白色でもよく、たとえ一つであっても、受注個数が表示窓21r,21gに色分けされているので、どちらの仕分けであるかが遠目からでも目視確認できる。
【0137】
また、図27に示す個数表示器2は、それぞれ上から赤、黄、緑に色分けされた3桁の表示窓21r,21y,21gの右側に、指示ランプ22r,22y,22gと完了ボタン23r,23y,23gとからなるユニット26r,26y,26gが、また左側に、欠品ボタン24r,24y,24gと、例えば集品コンテナが満杯になったとき等の非常時に押下するその他の特殊ボタン25r,25y,25gとからなるユニット27r,27y,27gが配置された例である。
【0138】
この個数表示器2では、表示窓21に三つの受注個数が三色に色分けされて同時に表示される。
【0139】
次に、図28に示す個数表示器2は、9桁の表示窓21が3桁づつに三分割され、各表示窓21r,21y,21gの下に、指示ランプ22r,22y,22gと完了ボタン23r,23y,23gとからなるユニット26r,26y,26gが設けられた例である。
【0140】
さらに、図29に示す個数表示器2は、10桁の表示窓21が2桁づつに五分割され、各表示窓21r,21o,21y,21b,21gの下に、各ユニット26r,26o,26y,26b,26gが配置された例である。
【0141】
なお、この個数表示器2では、各ユニット26r,26o,26y,26b,26gは右から順に赤、橙、黄、青、緑の五色に色分けされている。そして、これらの着色に合わせて、各分割表示窓21r,21o,21y,21b,21gにも右から順に赤、橙、黄、青、緑の各色で受注個数を表示することが望ましいが、発光ダイオードで橙色と青色とを実現することが困難な場合は、同じ色が隣接しないように、例えば二番目の表示窓21oを緑色で、四番目の表示窓21bを赤色で表示するようにしてもよく、複数の数字の中から必要なものだけを区別して読み取る意味において問題はない。
【0142】
次に、図30に示す個数表示器2では、液晶表示窓21が用いられ、ここに五つの受注個数が上から順に表示されると共に、その表示部位に相当する左右の位置に、前述の両ユニット26r,26o,26y,26b,26g及び27r,27o,27y,27b,27gが配置されている。そして、液晶表示窓21には、各受注個数と共に、それぞれ該受注個数の商品の名称が同時に表示されている。
【0143】
この個数表示器2をマルチソーティングに使用すると、同時に表示された各受注個数と商品との照合が容易となり、必要な数字だけを的確に識別できて、受注個数の取違えがなくなる。
【0144】
さらに、図31に示す個数表示器2では、液晶表示窓21に、各受注個数と共に、それぞれ該受注個数の商品の担当者名が同時に表示される。
【0145】
この個数表示器2を、複数人の作業者が一種類づつ担当して同時に仕分け作業をするマルチソーティングに使用すると、同時に表示された各受注個数と担当者との照合が容易となり、各自必要な数字だけを的確に識別できて、受注個数の取違えがなくなる。
【0146】
また、複数人の作業者が一店舗づつ担当して同時に仕分け作業をするマルチピッキングに使用した場合でも、同時に表示された各店舗毎の受注個数の中から自己担当分の受注個数だけを容易に識別することができて、やはり受注個数の取違えがなくなる。
【0147】
さらに、マルチピッキングの場合は、図32に示す個数表示器2を使用してもよい。この個数表示器2では、液晶表示窓21に、各受注個数と共に、それぞれ該受注個数の店舗名が同時に表示される。
【0148】
これによっても、受注個数と店舗との照合及び確認ができて、同時に表示された複数の受注個数の中から作業対象の店舗についての受注個数を的確に早く読み取ることが可能となる。
【0149】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、マルチソーティングやマルチピッキング等の仕分け作業を効率化してスピードアップを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1、第2の実施の形態に係るソーティングシステムの全体構成図である。
【図2】 その集品エリアの正面図である。
【図3】 本実施の形態を通じて用いられる個数表示器の正面図である。
【図4】 上記ソーティングシステムの制御系統図である。
【図5】 上記個数表示器の内部で実行されるメイン制御ルーティンのフローチャート図である。
【図6】 上記制御中に仕分けコントローラとの間で交信される通信電文のレイアウトを示す説明図である。
【図7】 上記メイン制御ルーティンの受信モニタのフローチャート図である。
【図8】 上記メイン制御ルーティンの送信モニタのフローチャート図である。
【図9】 一般的なシングルソーティングの場合の作業手順のフローチャート図である。
【図10】 第1の実施の形態に係るマルチソーティングの場合の作業手順のフローチャート図である。
【図11】 第2の実施の形態に係るマルチソーティングの場合の作業手順のフローチャート図である。
【図12】 本発明の第3の実施の形態に係るピッキングシステムの全体構成図である。
【図13】 その商品棚の正面図である。
【図14】 上記ピッキングシステムの制御系統図である。
【図15】 一般的なシングルピッキングの場合の作業手順のフローチャート図である。
【図16】 第3の実施の形態に係るマルチピッキングの場合の作業手順のフローチャート図である。
【図17】 本発明の第4の実施の形態に係るマルチピッキングで搬送される台車及び集品コンテナの説明図である。
【図18】 第4の実施の形態に係るピッキングシステムの全体構成図である。
【図19】 上記ピッキングシステムの制御系統図である。
【図20】 第4の実施の形態に係るマルチピッキングの場合の作業手順の前半のフローチャートの図である。
【図21】 第4の実施の形態に係るマルチピッキングの場合の作業手順の後半のフローチャートの図である。
【図22】 本発明の第5の実施の形態に係るピッキングシステムの全体構成図である。
【図23】 上記ピッキングシステムの制御系統図である。
【図24】 第5の実施の形態に係るマルチピッキングの場合の作業手順のフローチャート図である。
【図25】 本実施の形態に使用可能な別の個数表示器の正面図である。
【図26】 本実施の形態に使用可能な別の個数表示器の正面図である。
【図27】 本実施の形態に使用可能な別の個数表示器の正面図である。
【図28】 本実施の形態に使用可能な別の個数表示器の正面図である。
【図29】 本実施の形態に使用可能な別の個数表示器の正面図である。
【図30】 本実施の形態に使用可能な別の個数表示器の正面図である。
【図31】 本実施の形態に使用可能な別の個数表示器の正面図である。
【図32】 本実施の形態に使用可能な別の個数表示器の正面図である。
【図33】 従来用いられているシングル用個数表示器の正面図である。
【図34】 従来用いられているマルチ用個数表示器の正面図である。
【図35】 従来用いられているマルチ用個数表示器の正面図である。
【符号の説明】
1 集品エリア、商品棚
2 個数表示器
4 操作卓
7 仕分けコントローラ
21 表示窓
21r,21o,21y,21b,21g 分割表示窓
22 指示ランプ
23 完了ボタン
A,B 作業者
C 集品コンテナ
G 商品
R 商品搬送経路、コンテナ搬送経路

Claims (6)

  1. 各店舗からの各商品に対する受注個数を表示する個数表示器を用いて、その表示個数づつ商品を集品することにより、店舗毎に受注商品を受注個数づつ仕分ける商品の仕分けシステムであって、上記個数表示器が、それぞれ各店舗と対応して用いられる場合に、その店舗からの複数の商品に対する各受注個数を同時に表示し、それぞれ各商品と対応して用いられる場合に、その商品に対する複数の店舗からの各受注個数を同時に表示するように構成されていると共に、該個数表示器は一の個数表示部を有し、該個数表示部を分割して、各分割域にそれぞれ一の受注個数を表示することにより、複数の受注個数を同時に表示することを特徴とする商品の仕分けシステム。
  2. 商品の仕分けシステムは、店舗毎に設けられた多数の集品エリアに沿って商品を搬送し、この商品を発注した店舗の集品エリアに該商品を受注個数だけ投入していくことにより、店舗毎に受注商品を受注個数づつ仕分けるソーティングシステムであると共に、個数表示器がそれぞれ各集品エリアに備えられて、その集品エリアの店舗からの複数の商品に対する各受注個数を個数表示部の複数の分割域に同時に表示することを特徴とする請求項1に記載の商品の仕分けシステム。
  3. 商品の仕分けシステムは、品種毎に商品を収容した多数の商品棚に沿って店舗の集品コンテナを搬送し、このコンテナの店舗が発注した商品を受注個数だけ商品棚から取り出して該コンテナに投入していくことにより、店舗毎に受注商品を受注個数づつ仕分けるピッキングシステムであると共に、個数表示器がそれぞれ各商品棚に備えられて、その商品棚の商品に対する複数の店舗からの各受注個数を個数表示部の複数の分割域に同時に表示することを特徴とする請求項1に記載の商品の仕分けシステム。
  4. 個数表示器は、複数の受注個数をそれぞれ色分けして各分割域に表示することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の商品の仕分けシステム。
  5. 個数表示器は、商品の仕分けシステムがソーティングシステムであって各集品エリア毎に備えられている場合に、複数の受注個数をそれぞれ商品名もしくはその商品の担当者名を付して各分割域に表示することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の商品の仕分けシステム。
  6. 個数表示器は、商品の仕分けシステムがピッキングシステムであって各商品棚毎に備えられている場合に、複数の受注個数をそれぞれ店舗名もしくはその店舗の担当者名を付して各分割域に表示することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の商品の仕分けシステム。
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