JP3788047B2 - 記録用ヘッド、インクジェットヘッド及びインクジェットプリンタ - Google Patents
記録用ヘッド、インクジェットヘッド及びインクジェットプリンタ Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、静電力により振動板を駆動してインク滴を飛翔させ、このインク滴により記録媒体上に画像を記録する記録用ヘッド、インクジェットヘッド及びインクジェットプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、静電アクチュエータ方式のインクジェットヘッドとして、図29に示すものが提案されている。このインクジェットヘッド100は、カバープレート112、チャンネルプレート114及び基板116を一体接合して構成されている。
【0003】
上記チャンネルプレート114はシリコンプレートからなり、異方性エッチングにより複数の溝部が形成されている。これら溝部が上記カバープレート112によって覆われることによりそれぞれ、インクを収容するインク室118、インク室118内のインクを液滴として吐出するノズル120、インク室118に補給されるインクを収容するインク供給室122、及びインク室118とインク供給室122とを連通させるインレット126になっている。
【0004】
インク室118の底部は振動板128となっており、この振動板128のインク室118とは反対側の表面に共通電極130が形成されている。一方、基板116のインク室118に対応する位置には凹部132が形成され、この凹部132の底面には駆動電極134が上記共通電極130に対向して形成されている。
【0005】
上記構成のインクジェットヘッド100では、共通電極130と駆動電極134とに異なる極性の電圧をそれぞれ印加すると、静電吸引力により両電極130,134が引き合うために振動板128が駆動電極134側に撓み変形する。この変形によってインク室118内の容積が増加し、それに伴ってインレット126を介してインク供給室122からインク室118にインクが引き込まれる。そして、各電極130,134への電圧印加が解除されると、振動板128はそれ自体の弾性により元の状態に復帰する。このとき、インク室118内のインクが加圧され、ノズル120からインク滴136が吐出されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した静電アクチュエータ方式のインクジェットヘッド100は、消費電力が低く、構成も簡単であることから低価格で多ノズル化が可能なヘッドとして期待されている。
しかしながら、上記インクジェットヘッド100では各電極130,134間のギャップが狭いほど低電圧駆動が可能であり、汎用ICでの駆動を想定すると、実用的には0.05〜0.2μm程度の微小ギャップにする必要がある。そして、そのギャップ精度は一般的に±0.005μm程度の誤差範囲内で形成することが要求される。そのため、微小ギャップを形成する共通電極130や駆動電極134の僅かな歪、あるいは組立時の僅かな会合誤差が必要精度に大きく悪影響を及ぼしてしまうという問題があった。
【0007】
そこで、本発明は非常に高い精度での電極形成や組立を必要としない製造が容易な静電アクチュエータ方式の記録用ヘッド、インクジェットヘッド、及びインクジェットプリンタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、インク供給室から供給されたインクを収容したインク室と、このインク室に隣接して配置された振動板とを備え、この振動板の変形により上記インク室内のインクを加圧してノズルから吐出する記録用ヘッドにおいて、
上記振動板の表面にそれぞれ電極を有する複数の突起を設け、これらの突起部の電極に電圧を印加することによって上記各突起部間に作用する静電気力により上記振動板を変形させるようにしたものである(請求項1)。
【0009】
本発明の記録用ヘッドでは、上記振動板のインク室とは反対側の面に上記突起部を設けるのが好ましい(請求項2)。
【0010】
上記突起部を交互に隣接する第1の突起部と第2の突起部とに分け、第1及び第2の突起部にそれぞれ異なる極性の電圧を印加するようにしてもよいし(請求項3)、上記各突起部に同極性の電圧をそれぞれ印加するようにしてもよい(請求項4)。また、上記振動板の変形量を規制する規制板を上記振動板に対向して配置してもよい(請求項5)。
【0011】
さらに、上記振動板のインク室側の面にもそれぞれ電極を有する複数の突起部を設けてもよい(請求項6)。この場合、上記振動板のインク室側の突起部を防水部材で覆ってもよい(請求項7)。
【0012】
さらにまた、上記突起部は平板状でもよいし(請求項8)、針状であってもよい(請求項9)。これらの場合、上記突起部について根元が他の部分より太く形成されているのが好ましい(請求項10)。
【0013】
そして、上記請求項1から9のいずれかの記録用ヘッドを複数並べてマルチノズル化したインクジェットヘッドを構成してもよい(請求項11)。この場合、各インク室に対応する振動板の突起部形成部分を周辺部材によりそれぞれシールドするのが好ましい(請求項12)。また、請求項11又は12のインクジェットヘッドを含むインクジェットプリンタを構成してもよい(請求項13)。
【0014】
【発明の作用及び効果】
請求項1の記録用ヘッドによれば、振動板に設けた複数の突起部間における静電力によって振動板を変形させるようにしたため、従来の静電アクチュエータ式のインクジェットヘッドように平行に対向する2つの電極間の微小ギャップを厳密に設定しなければならないということがなくなり、ヘッドの製造及び組立が非常に容易になる。
【0015】
請求項2の記録用ヘッドによれば、振動板のインク室とは反対側の面に突起部が設けてあるため、電極を有する突起部がインクに直接接触することがなく、導電性インクの使用も可能である。
【0016】
請求項3の記録用ヘッドによれば、交互に隣接する第1及び第2の突起部にそれぞれ異なる極性の電圧を印加することによって第1と第2の突起部間には互いに引き合う方向の静電力が作用する。この静電力により各突起部が互いに接近するようとするのに伴って振動板がインク室側に凸状に変形する。この変形によってインク室内のインクを加圧され、ノズルからインク滴を吐出することができる。以下、振動板のこのようなインク吐出動作を「押し打ち」という。
【0017】
請求項4の記録用ヘッドによれば、振動板の各突起部に同極性の電圧を印加することによって各突起部間に互いに反発する方向の静電力が作用する。この静電力により各突起部が互いに離れようとするのに伴って振動板がインク室に対して凹状に変形する。これにより、インク室内の容積が増加し、インク供給室からインク室にインクが引き込まれる。その後、各突起部への電圧印加が解除されると振動板はそれ自体の弾性によって復元し、このときインク室内のインクが加圧されてノズルからインク滴を吐出することができる。以下、振動板のこのようなインク吐出動作を「引き打ち」という。
【0018】
請求項5の記録用ヘッドによれば、振動板の変形量を規制する規制板を振動板に対向して配置することによって、引き打ちする際の振動板の変形量を常に一定にすることができ、インク吐出量が安定する。
【0019】
請求項6の記録用ヘッドによれば、押し打ちの際の振動板の変形時にインク室側の各突起部間に互いに反発し合う方向の静電力を発生させることによって、又は、引き打ちの際の振動板の変形時にインク室側の各突起部間に互いに引き合う方向の静電力を発生させることによって、振動板の変形量をさらに大きくすることができ、インク吐出量を増加させることができる。また、振動板が変形した後に復元するときにインク室側の各突起部に電圧を印加することによって振動板を強制的に復元させることができ、これにより応答周波数を上げられる。
【0020】
請求項7の記録用ヘッドによれば、インク室側の突起部を防水部材で覆うことで、インク室内におけるインクの流れが円滑になると共に、導電性インクの使用が可能となる。
【0021】
請求項8の記録用ヘッドによれば、突起部が平板状であるため製造が容易である。また、請求項9の記録用ヘッドによれば、突起部が針状に形成されているため振動板を略球面状に変形させることができる。
【0022】
請求項10の記録用ヘッドによれば、突起部について根元が他の部分より太く形成されているため、耐久性が向上する。
【0023】
請求項11のインクジェットヘッドによれば、記録用ヘッドの構造が簡単であるため、複数の記録用ヘッドを並べてマルチノズル化したヘッドを製造するのが容易になる。
【0024】
請求項12のインクジェットヘッドによれば、各インク室に対応する振動板の突起部形成部分を周辺部材によりそれぞれシールドしてあるため、各インク室間における電磁障害を防止できると共に、コントローラや駆動回路等への電磁障害も防止できる。
【0025】
請求項13のインクジェットプリンタによれば、低電力駆動が可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態であるインクジェットプリンタ1の主要部を示す斜視図である。このインクジェットプリンタ1は、ベースプレート2を備えている。ベースプレート2上には、支持プレート3が立設されている。支持プレート3の長手方向の両端側には、2つのサイドプレート3a,3aが所定間隔をおいてそれぞれ設けてある。これらサイドプレート3a,3a間には、2本のガイドロッド4a,4bが平行に架け渡してある。ガイドロッド4a,4bには、キャリッジ5がスライド移動可能に係合している。キャリッジ5の下部には、複数のインクジェットヘッド10がノズル面を下方に向けた状態で固定されている。
【0027】
支持プレート3の長手方向両側には、2つのプーリ6a,6bが取り付けられている。これらプーリ6a,6b間に無端状のベルト7が張り渡されている。このベルト7に対してキャリッジ5が固定されている。これにより、ベルト7を駆動することによりキャリッジ5がガイドロッド4a,4bに沿って矢印a方向に往復移動するようにしてある。
【0028】
一方、記録媒体である記録紙Pは送りローラ8aにより矢印b方向に送られる。その途中で記録紙P上には、キャリッジ5と共に移動するインクジェットヘッド10から吐出されるインク滴によって画像が記録される。画像が記録された記録紙Pは送りローラ8aによってさらに送られ、排出ローラ8bにより排紙トレイ9上に排出される。
【0029】
上記インクジェットヘッド10は、複数の記録用ヘッドを並列に配置することにより構成されている。図2は、その記録用ヘッド12の断面図である。記録用ヘッド12は、カバープレート14、チャンネルプレート16及び基板18を一体接合して構成されている。
【0030】
上記チャンネルプレート16はシリコンプレートからなり、異方性エッチングにより複数の溝部が形成されている。これら溝部が上記カバープレート14によって覆われることによりそれぞれ、インクを収容するインク室20、インク室20内のインクをインク滴22として吐出するノズル24、インク室20に供給されるインクを収容するインク供給室26、及びインク室20とインク供給室26とを連通させるインレット28になっている。
【0031】
上記チャンネルプレート16の一部であって上記インク室20に隣接する底部が振動板30となっている。振動板30のインク室20とは反対側の面には、表面にそれぞれ電極34を有する複数の突起部32が設けられている。これら突起部32は基板18に形成された凹部18a内に位置しているが、凹部18aの壁面とは非接触状態にある。上記突起部32はそれぞれ交互に隣接する第1の突起部32aと第2の突起部32bとに分けられている。そして、第1の突起部32aの電極34aと第2の突起部32bの電極34bとには、それぞれ異なる極性の電圧が印加できるようにしてある。
【0032】
それぞれ平板状の上記各突起部32は振動板30と一体成形されており、図3の三面図に示すように、それぞれ平行に等間隔dでインク室20の長手方向(図2の左右方向、以下に同じ。)に配列されている。このように突起部32を平板状に形成すれば、製造が容易になる。
突起部32の幅cは、0.5μm〜500μm程度の範囲とするのが好ましいが、突起部32の強度を十分なものとするためには3μm以上とするのがさらに好適であり、また、後述するように振動板30について十分な変位量を得るべく、突起部32を多数配置するためには100μm以下とするのがさらに好適である。
突起部32の間隔dについては、0.05μm〜5μm程度の範囲が好ましい。突起部32の間隔dは基本的には近接していればいるほど高い駆動力を得られるので好ましいが、後述するように各突起部32が互いに接近する方向に変形した場合に各突起部32が接触しないようにするには0.2μm以上とするのがさらに好適である一方、十分な駆動力を得るためには2μm以下とするのがさらに好適である。
突起部32の振動板30からの突出高さtについては、突起物32の間隔dの1倍〜20倍程度の範囲とするのが好ましい。突起部32の高さは基本的には高ければ高いほど、高い駆動力が得られるため好ましいが、突起部の強度を確保するために10倍以下とするのがさらに好適である一方、十分な駆動力を得るために5倍以上とするのがさらに好適である。
【0033】
上記突起部を形成するための加工方法としては、以下のような手法を適宜用いればよい。エッチング系加工法としては、X線リソグラフィ、イオンビームリソグラフィ、フォトファブリケーション加工等でパターニングを行った後に行うウェットエッチングやドライエッチング(例えば、イオンエッチング、プラズマエッチング、反応性イオンエッチング、ECRイオン流エッチングなど)があり、または、レーザ加工(例えば、YAGレーザ加工、SHGレーザ加工、FHGレーザ加工、エキシマレーザ加工、CO2レーザ加工など)や放電加工(例えば、マイクロEDM加工など)がある。また、機械系加工法としては、ダイシング加工やサンドブラスト加工などがある。
【0034】
なお、本実施形態の記録用ヘッド12では、各突起部32をインク室20の長手方向に配列形成したが、図4に示すように、各突起部32を上記長手方向に沿って延びる平板状に形成すると共に上記長手方向と直交する方向に配列して形成してもよい。このように形成しても製造が容易である。
また、突起部23を結晶シリコンの異方性エッチングなどで作製した場合、特定のエッチング角度が発現するが、そのような場合には図5に示すように、各突起部32がインク室20の長手方向に対して特定の傾斜角を有した形状としてもよい。
さらに、図6に示すように、突起部32について根元を他の部分より太く形成してもよく、この場合には突起部32の耐久性が向上する。
さらにまた、本実施形態では図7(a)に示すように振動板30と各突起部32を一体に形成したが、図7(b)に示すように振動板30及び突起部32を少なくとも2つの部材を接合することによって構成してもよい。
【0035】
図8は上記記録用ヘッド12の駆動回路40の一例を示す。この駆動回路40によって、第1の突起部32aの電極34aには駆動時にパルス電圧が印加され、第2の突起部32bの電極34bには接地電圧が常時印加されるようになっている。この駆動回路40では、クロック回路42からクロック信号がスイッチ回路44に送られる。また、何クロック目でスイッチSを切り替えるかのタイミングを指示する信号がタイマー回路46からスイッチ回路44に入力される。この信号に基づきスイッチ回路44は、電源回路48に接続された充電回路50側の端子52と、グラウンドに接続された放電回路54側の端子56との間でスイッチSを切り替える信号を出力するようになっている。
【0036】
次に、上記記録用ヘッド12において、振動板30を押し上げてインクを吐出させる「押し打ち」によるインク吐出動作について説明する。記録用ヘッド12では、インク供給室26からインレット28を介して供給されたインクがインク室20に収容されている。この状態で、上記駆動回路40から第1の突起部32aの電極34aにパルス電圧が印加されると、それぞれ交互に隣接して配置された第1の突起部32aと第2の突起部32bとの間に互いに引き合う方向の静電力が作用する。この静電力により図9(a)に示すように各突起部32が互いに接近しようとするのに伴って、振動板30がインク室20側に凸状に変形する。この変形によってインク室20内のインクが加圧され、ノズル24からインク滴22が吐出される。吐出されたインク滴22は記録紙P上に付着して画像が記録される。そして、第1の突起部32aへの電圧印加が解除されると、図9(b)に示すように振動板30はそれ自体の弾性によって元の形状に復元する。このとき、インク室20内に負圧が発生し、これによりインク供給室26から引き込まれたインクがインク室20に補給される。
【0037】
ここで、上記振動板30の変形時の変位体積及び発生圧力は図10に示す振動板30及び突起部32に関する各種値を用いて表した下記の▲1▼式及び▲2▼式によって概算値を求めることができる。したがって、これらの変位体積及び発生圧力が所望の値となるように、図10に示す振動板30と突起部32に関する各種値及び電極間電位を決定すればよい。
【0038】
【数1】
【0039】
このように、本実施形態の記録用ヘッド12によれば、振動板30の側だけに設けた複数の突起部32間に作用する静電力により振動板30を変形させてインクを吐出させている。したがって、従来の静電アクチュエータ式のインクジェットヘッドのように、平行に対向する2つの電極間の微小ギャップを厳密に設定しなければならないということがなくなり、ヘッドの製造及び組立が非常に容易になる。
【0040】
なお、図11に示すように、上記記録用ヘッド12において各突起部32の周囲すなわち基板18の凹部18a内に誘電材料58を充填すれば、各突起部32間の電界強度が強くなって振動板30の駆動力を高めることができ、これにより一層の低電圧駆動が可能になる。このような誘電材料58としては、絶縁性油や絶縁性ゴムなどが使用できる。具体的には、絶縁性油として、例えば、石油系鉱油、アルキルベンゼン系オイル、ポリブテン系オイル、アルキルナフタレン系オイル、アルキルフェニルエタン系オイル、シリコンオイルなどがある。また、絶縁性ゴムとして、例えば、天然ゴム、※フッ素ゴム、※スチレンブタジエンゴム、アクリルゴム、アルフィンゴム、クロロスルフォン化ポリエチレンゴム、※ブタジエンゴム、エピクロルヒドリンゴム、イソプロピレンゴム、プロピレンオキシドゴム、※エチレン−プロピレンゴム、ポリオレフィンスルフィド、ニトリルブタジエンゴム、エチレン−酢酸ビニルゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム、アクリロニトリル−イソプレンゴム、クロロプレンゴム、交互重合ポリマ、※ブチルゴム、ポリペテナマ、ウレタンゴム、ポリエステルゴム、※シリコーンゴム、ネオプレンゴム、多硫化ゴム、ヒドリンゴムなどがある。これらのゴム材料のうち、特に※印を付けた材料は極性が小さい化合物であるため、高湿時における第1及び第2の突起部32a,32b間の電気的短絡を防止するという耐湿性の効果にも優れている。
【0041】
次に、振動板30を一旦引き下げてからインクを吐出させる「引き打ち」によるインク吐出動作が可能な記録用ヘッドについて図12を参照して説明する。
この記録用ヘッド60では、振動板30に設けた各突起部32の電極34がそれぞれ導通するように形成されている。これにより、各突起部32には同極性の電圧がそれぞれ印加されるようになっている。これ以外の構成は、上記記録用ヘッド12と同様である。また、図13に記録用ヘッド60の駆動回路62を示す。この駆動回路62は、上記駆動回路40とほぼ同様の構成を有しているが、各突起部32の表面の電極34に同極性の電圧が印加されるようしてある点だけが異なる。
【0042】
上記記録用ヘッド60では、次のようにして引き打ちによるインク吐出動作が行われる。インク供給室26から供給されたインクがインク室20に収容されている状態で、上記駆動回路62により各突起部32の電極34にパルス電圧が印加されると、各突起部32間に互いに反発する方向の静電力が作用する。この静電力により、図14(a)に示すように、各突起部32が互いに離れようとするのに伴って、振動板30がインク室20に対して凹状に変形する。これにより、インク室20内の容積が増加し、インク供給室26からインク室20にインクが引き込まれる。その後、各突起部32への電圧印加が解除されると、図14(b)に示すように振動板30はそれ自体の弾性によって復元し、このときインク室20内のインクが加圧されてノズル24からインク滴22が吐出される。このように吐出されたインク滴22は記録紙P上に付着して画像が記録される。
【0043】
このように、引き打ち式の記録用ヘッド60でもまた、振動板30の側だけに設けた複数の突起部32間に作用する静電力により振動板30を変形させてインクを吐出させている。したがって、上記記録用ヘッド12の場合と同様に、従来の静電アクチュエータ式のインクジェットヘッドのように、平行に対向する2つの電極間の微小ギャップを厳密に設定しなければならないということがなくなり、ヘッドの製造及び組立が非常に容易になる。
【0044】
なお、引き打ち式の記録用ヘッド60では、図15に示すように、振動板30の変形量を規制する規制板64を上記振動板30に対向して配置してもよい。これにより、引き打ちする際の振動板30の変形量を常に一定にすることができ、インク吐出量が安定する。
また、上記各記録用ヘッド12,60では、振動板30のほぼ全面にわたって突起部32を形成しているが、図16に示すように、振動板30に対して部分的(この場合は両側部分)に突起部32を形成してその部分を湾曲変形させることによって振動板30全体を変位させるようにしてもよい。
【0045】
さらに、以上に説明した記録用ヘッド12,60では、いずれも突起部32が平板状に形成されているが、図17,18に示すように、突起部32を針状に形成してもよい。図17,18は理解を容易にするために、振動板30を上下逆に描いてある。図17は、押し打ち式の記録用ヘッドに用いる振動板30を示す。この振動板30は第1の振動板30aと第2の振動板30bを接合して構成される。第2の振動板30b上には複数の第2の突起部32bが一体形成されており、第2の振動板30b及び各第2の突起部32bの表面には電極(図示せず)が形成されている。一方、第1の振動板30a上には複数の第1の突起部32aが一体形成されている。これら第1の突起部32aは第2の振動板30bに形成された複数の貫通孔66を介して第2の振動板30b上に突出し、第2の突起部32bと交互に隣接している。また、第1の振動板30a及び各第1の突起部32aの表面には電極(図示せず)が形成されている。これにより、第1の振動板30a上の電極と第2の振動板30b上の電極とにそれぞれ異なる電圧を印加することによって第1の突起部32aと第2の突起部32bとにそれぞれ異極性の電圧を印加することができる。その結果、図17の右図に示すように各突起部32a,32b間に作用する吸引静電力により各突起部32a,32bが互いに接近しようとするのに伴って、振動板30をインク室20に対して凸状の略球面状に変形させることができる。
【0046】
また、図18は引き打ち式の記録用ヘッドに用いる振動板30を示す。その構成は上述した第2の振動板30bとほぼ同様であり、振動板30上には複数の突起部32が形成されており、振動板30及び各突起部32の表面には電極(図示せず)が形成されている。この電極に電圧を印加することによって各突起部32に同極性の電圧を印加することができる。その結果、図18の右図に示すように、各突起部32間に作用する反発静電力により互いに離れようとするのに伴って、振動板30をインク室20に対して凹状の略球面状に変形させることができる。
【0047】
なお、各突起部32を針状に形成した場合、その一本の形状は円柱状に限らず、例えば図19(a)〜(d)に示すように円錐、円錐台、角柱、根元を太くして補強した柱状体であってもよい。
【0048】
また、以上に説明した記録用ヘッドでは振動板のインク室とは反対側の面に突起部を設けたが、振動板のインク室側の面だけに突起部を設けて同様の原理により振動板を変形させるようにしてもよい。
【0049】
次に、振動板30の両面に複数の突起部32をそれぞれ設けたタイプの記録用ヘッドについて説明するが、振動板30及び突起部32以外の構成は上記記録用ヘッド12と同様であるため説明を省略する。
【0050】
図20に示すように、振動板30の両面すなわち振動板30のインク室20側の面にもそれぞれ電極を有する複数の突起部32を形成すれば、押し打ちの際の振動板30の変形時にインク室20側の各突起部32c間に互いに反発し合う方向の静電力を発生させることによって、又は、引き打ちの際の振動板30の変形時にインク室20側の各突起部32c間に互いに引き合う方向の静電力を発生させることによって、振動板30の変形量をさらに大きくすることができ、インク吐出量を増加させることができる。また、振動板30が変形した後に復元するときにインク室20側の各突起部32cに電圧を印加することによって振動板30を強制的に復元させることができ、これにより応答周波数を上げられる。
【0051】
振動板30の両面に突起部32を形成する場合、図20に示すように両面の突起部32を必ずしも対称に形成する必要はなく、図21(a)〜(c)に示すように、上下の突起部32を千鳥状に配置したり、上下の突起部32の配列ピッチを異ならせたり、あるいは、上下の突起部32の形状を変えてもよい。また、図21(d)に示すように、同一形状の2つの部材を貼り合わせることによって両面に突起部32を有する振動板30を構成してもよい。
【0052】
また、振動板30のインク室20側の面にも突起部32を形成した場合には、突起部32表面の電極がインクと直接接触することになる。絶縁性インクの場合には問題ないが、導電性インクを使用する場合には図22に示すようにインク室20側の突起部32cの周囲を弾性絶縁体(防水部材)68で覆えばよい。これにより、各突起部32c間が絶縁されると共に、弾性絶縁体68が誘電体として働くため各突起部32c間の静電力を強めて振動板30の駆動力を高めることができ、しかも、インク室20内のインクの流れが円滑になる。または、図23に示すように、弾性絶縁体68に変えて防水可撓性フィルム(防水部材)70でインク室20側の突起部32cを覆ってもよいし、図24に示すように弾性絶縁体68と防水可撓性フィルム70を併用してもよい。上記弾性絶縁体68の具体的な材料としては、上述した絶縁性ゴム、特に※印を付したゴム材料を好適に使用できる。また、上記防水可撓性フィルム70の材料としては、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、イオノマーフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、ポリ酢酸ビニルフィルム、エチレン酢酸ビニル共重合体フィルム、ポリメタクリル酸メチルフィルム、ポリカーボネイトフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリイミドフィルム、ポリスルホンフィルム、ポリエーテルスルホンフィルム、ポリアミド系フィルム(ナイロン6フィルム、ナイロン66フィルム、ナイロン11フィルム、ナイロン12フィルムなど)、アクリロニトリル−アクリル酸メチル共重合体フィルム、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体フィルム、ポリテレフタル酸エチレンフィルム、ポリウレタンエラストマーフィルム、セルロース系フィルム(硝酸セルロースフィルム、酢酸セルロースフィルム、三酢酸セルロースフィルム、プロピオン酸セルロースフィルム、酢酸酪酸セルロースフィルム、エチルセルロース、再生セルロースなど)、ポリ塩化ビニルフィルム、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体フィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体フィルム、ビニルニトリルゴム合金フィルムなどが好適に使用できる。
【0053】
次に、本実施形態の記録用ヘッドを用いて行ったインク吐出実験について説明する。この実験では、図25(a)に示す記録用ヘッド80を使用した。この記録用ヘッド80では、カバープレート14を厚さ2.5mmの石英ガラス板とした。また、インク室20は幅120μm、高さ80μm、長さ5mmとした。チャンネルプレート16は、流路部材16aと振動板30の2つの部材で構成した。流路部材16aは、結晶シリコンを異方性エッチングすることによって作製した。また、振動板30は、硼素をドーピングした厚さ5μmの結晶シリコン板とした。突起部32は結晶シリコンを異方性エッチングすることにより上記振動板30と一体形成してあり、その長さを4.9mmとした。基板18は、ダシシング加工にて作製した厚さ1mmの結晶シリコン板とした。
【0054】
図25(b)に示すように、インク室20に臨む振動板30の幅は100μmとした。突起部32は、その厚さを5μm、振動板30からの突出高さを10μmとした。これらの厚さと高さには、突起部32の表面に形成されているCr製電極の厚さ0.1μmが含まれる。また、各突起部32の間隔は、0.5μmとした。図25(c)に示すように、ノズル24及びインレット28はいずれも、幅40μm、高さ28の三角形状の開口部とした。
【0055】
上記記録用ヘッド80は、カバープレート14、流路部材16a、振動板30及び基板18を陽極接合法により一体に接合して構成されている。このように構成された記録用ヘッド80について、突起部32の電極が交互に別電極となっている押し打ちタイプ(図2参照)と、各突起部32の電極が導通している引き打ちタイプ(図12参照)の2種類のヘッドを作製した。そして、インクには、20℃で表面張力が35dyn、粘度が2.7cpの物性のものを使用した。
【0056】
押し打ちタイプの記録用ヘッド80には図26に示す波形のパルス電圧を駆動電圧として使用した。このパルス電圧の電圧値は、隣接する突起部32間の電位差を示している。このパルス電圧を一つ置きの突起部32に印加したところ、ノズル24からインク滴が飛翔するのを確認できた。
一方、引き打ちタイプの記録用ヘッド80では、図27に示すパルス電圧を各突起部32に印加したところ、この場合にもノズル24からインク滴が飛翔するのを確認できた。
【0057】
以上に説明したように、本実施形態の記録用ヘッド12,60は構造が簡単であるため、複数の記録用ヘッドを並べてマルチノズル化したインクジェットヘッドを製造するのが容易である。このようにマルチノズル化したインクジェットヘッドを構成する場合、図28に示すように、各インク室20に対応する振動板30の突起部形成部分が収容される基板18の各凹部18aの内面に金属製導電層をそれぞれ形成し、それら導電層を引き出し配線82によりそれぞれ接地することで、各記録用ヘッドの突起部形成部分をそれぞれシールドすることが好ましい。これにより、各インク室20間における電磁障害を防止できると共に、コントローラや駆動回路等への電磁障害も防止できる。
【0058】
また、本実施形態の記録用ヘッドは低電圧駆動が可能であるため、この記録用ヘッドを配列したインクジェットヘッド10を含むインクジェットプリンタ1もまた低電圧駆動が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 インクジェットプリンタの主要部を示す斜視図。
【図2】 押し打ち式の記録用ヘッドの部分断面図。
【図3】 振動板及び突起部を示す三面図。
【図4】 突起部の変形例を示す三面図。
【図5】 突起部の別の変形例を示す平面図。
【図6】 (a)〜(d)は突起部の根元を太くした変形例を示す側面図。
【図7】 (a)は一体形成された振動板と突起部、(b)は2つの部材を接合して形成した振動板と突起部をそれぞれ示す側面図。
【図8】 押し打ち式の記録用ヘッドの駆動回路を示す回路図。
【図9】 (a)は振動板の変形時の状態、(b)は振動板の復元時の状態をそれぞれ示す側面図。
【図10】 振動板及び突起部の各種値を示す斜視図。
【図11】 突起部の周囲に誘電材料を充填した記録用ヘッドの部分断面図。
【図12】 引き打ち式の記録用ヘッドの部分断面図。
【図13】 引き打ち式の記録用ヘッドの駆動回路を示す回路図。
【図14】 (a)は引き打ちする際の振動板の変形時の状態、(b)は振動板の復元時の状態を示す側面図。
【図15】 振動板の変形量を規制する規制板を設けた状態を示す側面図。
【図16】 振動板に突起部を部分的に設けた変形例を示す側面図。
【図17】 突起部を針状に形成した押し打ち式の振動板及び突起部の斜視図。
【図18】 突起部を針状に形成した引き打ち式の振動板及び突起部の斜視図。
【図19】 (a)〜(d)は、針状の突起部の各種形状を示す斜視図。
【図20】 振動板の両面に突起部を設けた例を示す側面図。
【図21】 (a)〜(d)は、両面に突起部を設けた振動板の各種変形例を示す側面図。
【図22】 インク室側の突起部を弾性絶縁部材で覆った状態を示す側面図。
【図23】 インク室側の突起部を防水可撓性フィルムで覆った状態を示す側面図。
【図24】 インク室側の突起部を弾性絶縁部材及び防水可撓性フィルムで覆った状態を示す側面図。
【図25】 (a)はインク吐出実験で使用した記録用ヘッドの部分断面図、(b)は(a)におけるA−A線断面図、(c)はノズル及びインレットの形状を示す図。
【図26】 インク吐出実験で用いた押し打ち用のパルス電圧の波形図。
【図27】 インク吐出実験で用いた引き打ち用のパルス電圧の波形図。
【図28】 マルチノズル化したときの基板の各凹部内にシールド用の導電層を設けた状態を示す斜視図。
【図29】 従来の静電アクチュエータ方式のインクジェットヘッドの一例を示す部分断面図。
【符号の説明】
1…インクジェットプリンタ、10…インクジェットヘッド、12…記録用ヘッド、20…インク室、24…ノズル、26…インク供給室、30…振動板、32(32a,32b)…突起部、34(34a,34b)…電極。
Claims (13)
- インク供給室から供給されたインクを収容したインク室と、このインク室に隣接して配置された振動板とを備え、この振動板の変形により上記インク室内のインクを加圧してノズルから吐出する記録用ヘッドにおいて、
上記振動板の表面にそれぞれ電極を有する複数の突起を設け、これらの突起部の電極に電圧を印加することによって上記各突起部間に作用する静電気力により上記振動板を変形させるようにしたことを特徴とする記録用ヘッド。 - 上記振動板のインク室とは反対側の面に上記突起部を設けたことを特徴とする請求項1の記録用ヘッド。
- 上記突起部を交互に隣接する第1の突起部と第2の突起部とに分け、第1及び第2の突起部にそれぞれ異なる極性の電圧を印加するようにしたことを特徴とする請求項1又は2の記録用ヘッド。
- 上記各突起部に同極性の電圧をそれぞれ印加するようにしたことを特徴とする請求項1又は2の記録用ヘッド。
- 上記振動板の変形量を規制する規制板を上記振動板に対向して配置した請求項1から4のいずれかの記録用ヘッド。
- 上記振動板のインク室側の面にもそれぞれ電極を有する複数の突起部を設けたことを特徴とする請求項2の記録用ヘッド。
- 上記振動板のインク室側の突起部を防水部材で覆ったことを特徴とする請求項6の記録用ヘッド。
- 上記突起部が平板状であることを特徴とする請求項1から7のいずれかの記録用ヘッド。
- 上記突起部が針状であることを特徴とする請求項1から7のいずれかの記録用ヘッド。
- 上記突起部について根元が他の部分より太く形成されていることを特徴とする請求項8又は9の記録用ヘッド。
- 上記請求項1から10のいずれかの記録用ヘッドを複数並べてマルチノズル化したインクジェットヘッド。
- 各インク室に対応する振動板の突起部形成部分を周辺部材によりそれぞれシールドしたことを特徴とする請求項11のインクジェットヘッド。
- 上記請求項11又は12のインクジェットヘッドを含むインクジェットプリンタ。
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