JP3787170B2 - 内視鏡の対物レンズ部 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、内視鏡の挿入部先端に内蔵された内視鏡の対物レンズ部に関する。
【0002】
【従来の技術】
内視鏡の挿入部先端には対物レンズが内蔵されており、フレアやゴースト等の発生を防止するために、対物レンズの後端部分に、光路周辺部の不要光を遮るための遮光用マスクが設けられている。そのような遮光用マスクは一般に筒体に接合されていて、遮光用マスクと一体化された筒体が対物レンズ枠に接着固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、対物レンズ部の全長は、図3に破線で例示されるように、レンズ加工のばらつき等によって変動する。したがって、遮光用マスク91と一体化された筒体92を対物レンズ枠93に対して単に接着固定すると、対物レンズ93と遮光用マスク91との間に隙間があきすぎ、不要光の遮光が不完全になって観察画質が低下してしまったり、逆に対物レンズ93に遮光用マスク91がぶつかって、使用時の振動等により遮光用マスク91が脱落する原因になる場合がある。
【0004】
そこで本発明は、遮光用マスクを対物レンズに対して正しい位置にセットして正しい遮光状態を得ることができる内視鏡の対物レンズ部を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡の対物レンズ部は、挿入部先端に内蔵された対物レンズの後端部分に、光路周辺部の不要光を遮るための遮光用マスクを設けた内視鏡の対物レンズ部において、上記遮光用マスクを筒体に取り付けてその筒体を上記対物レンズを保持する対物レンズ枠に対して光軸方向に移動自在に配置し、上記対物レンズに対する上記遮光用マスクの光軸方向の位置を調整した状態で上記筒体を上記対物レンズ枠に接着固定したことを特徴とする。
【0006】
【実施例】
図面を参照して実施例を説明する。
図1は内視鏡の挿入部先端を示しており、先端部本体1が、細長い可撓管によって形成された挿入部の先端に遠隔操作によって屈曲自在に設けられた湾曲部2の先端部分に連結されている。
【0007】
湾曲部2は、多数の節輪3をリベット4によって回動自在に連結し、その外周に網状管5を被覆して、さらにゴムチューブ6等によって外装し、その端部を先端部本体1の外周面に緊縛、接合させて構成されている。
【0008】
先端部本体1は、湾曲部2の先端に連結されて外面には露出しないステンレス鋼製の金属ブロック部1aと、金属ブロック部1aの前側に固着されて外面に露出するプラスチックブロック部1bとによって形成されている。
【0009】
50は、例えばポリウレタン樹脂等のように導電性のないプラスチック材料によって形成された先端キャップであり、先端部本体1のプラスチックブロック部1bの外周面に、先端部本体1の先端側から被せて取り付けられている。
【0010】
本実施例の内視鏡は、管軸の前方を観察するようにしたいわゆる前方視型内視鏡であり、先端部本体1の先端面に、観察窓11、照明窓12及び図示されていない鉗子チャンネル出口孔及び送気送水ノズル等が設けられている。
【0011】
照明光の配光角を拡げるために照明窓12に取り付けられた凹レンズ37の内側には、内視鏡挿入部内に通された照明用ライトガイドファイババンドル38の出射端が配置されている。
【0012】
観察窓11の内側には、対物レンズ16が金属製の対物レンズ枠17内に固着されて配置されている。表面の第1レンズ16aは、その外周面の途中に形成された段差部において、対物レンズ枠17にカシメ固定されている。18は明るさ絞り、19はスペーサである。
【0013】
対物レンズ枠17の前半部外周部分には、電気絶縁性のプラスチック材からなる絶縁環21が接合されている。絶縁環21の外周面は、先端部本体1のプラスチックブロック部1bに形成された孔内に嵌合していて、その嵌合部にはシール用のOリング23が装着されている。
【0014】
絶縁環21の後端面には、金属製のシールドパイプ25が突き当て接合されていて、シールドパイプ25内には、例えば電荷結合素子(CCD)からなる固体撮像素子26が、受像面を前向きにして固定されている。
【0015】
そして、その前側には、透明なカバーガラス27が密着して配置され、さらにその前面にYAGレーザ光カットフィルタ28が貼着されている。このような透明部材27,28を通って、対物レンズ16によって観察光像が固体撮像素子26の受像面に結像する。
【0016】
29は、対物レンズ16の後端部において光路周辺部の不要光を遮るための遮光用マスクであり、艶消しの黒色に表面処理された薄い金属板によって、図2に示されるように光透過部29aが打ち抜かれて形成されている。
【0017】
遮光用マスク29は、筒体30の後面に接合されている。その筒体30は、内周面が対物レンズ枠17の外周面に嵌合し、前半側の外周面が絶縁環21の内周面に嵌合し、後半側の外周面がシールドパイプ25の内周面に嵌合するように形成されていて、軸方向(即ち、光軸方向)にスライド自在に配置されている。
【0018】
そこで、この部分を組み立てる際には、予め遮光用マスク29を筒体30に接合して一体化しておき、それを対物レンズ16等その他の部分が組み付けられたユニットに組み込み、遮光用マスク29が対物レンズ16の後端面に接触しないぎりぎりの位置に筒体30をセットして、その状態で筒体30を対物レンズ枠17、絶縁環21及びシールドパイプ25に接着固定する。
【0019】
そのようにすることによって、遮光用マスク29を、対物レンズ16に接触せず、しかも光路周辺部の不要光を残さず遮ることができる最も望ましい位置に固定することができる。
【0020】
シールドパイプ25内には、固体撮像素子26の後側に、固体撮像素子26に入出力される信号を処理するための電子部品31が配線基板32に取り付けて配置され、信号ケーブル33がそこから後方に引き通されている。
【0021】
シールドパイプ25内に配置された部品の外周面とシールドパイプ25の外周面には、各々絶縁テープ34,35が巻き付けられていて、シールドパイプ25とその内外との間を電気絶縁している。シールドパイプ25外面側の絶縁テープ35の後端は、信号ケーブル33の前端外周面まで連続的に被覆している。
【0022】
なお本発明は、固体撮像素子26を用いた電子的像伝送手段に代えて、イメージガイドファイババンドルを用いた光学的像伝送手段を用いた内視鏡に適用してもよく、硬性内視鏡に適用してもよい。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、遮光用マスクを取り付けた筒体をレンズ枠に対して光軸方向に移動自在に配置し、対物レンズに対する遮光用マスクの光軸方向の位置を調整した状態で筒体を対物レンズ枠に接着固定したので、遮光用マスクを対物レンズに接触せずしかも不要光を残さず遮ることのできる最も望ましい位置に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の側面断面図である。
【図2】実施例の遮光用マスクの正面図である。
【図3】従来の対物レンズ周辺の側面断面図である。
【符号の説明】
1 先端部本体
16 対物レンズ
17 対物レンズ枠
29 遮光用マスク
30 筒体

Claims (1)

  1. 挿入部先端に内蔵された対物レンズの後端部分に、光路周辺部の不要光を遮るための遮光用マスクを設けた内視鏡の対物レンズ部において、
    上記遮光用マスクを筒体の後面に接合して、その筒体の内周面を、上記対物レンズを保持する対物レンズ枠の外周面に対して光軸方向に移動自在に嵌合配置し、上記対物レンズに対する上記筒体の光軸方向の位置を上記遮光用マスクが上記対物レンズの後端面に接触しない程度に接近した位置に調整した状態で、上記筒体を上記対物レンズ枠に接着固定したことを特徴とする内視鏡の対物レンズ部。
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