JP3786537B2 - 半導体装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置に係り、詳しくはボード実装後に行われる導通試験のテストコマンドが入力されると該テストモードに移行する半導体装置に好適な半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、半導体装置においては、製品出荷前に各種のテストが行われてテストに合格したものが製品となって出荷される。例えば、半導体記憶装置の出荷前のテストは、ある入力ピンに通常の値より高い値の電圧(いわゆるスーパー・ハイ電圧)を加えることによって、該半導体記憶装置をテストモードにし、各種のコマンドやデータ等を該装置に入力して各種のテストが実行されている。
【0003】
しかしなから、高電圧回路が必要になること及び試験装置が高くなること等の理由で、スーパー・ハイ電圧を使用してテストモードにする方法に代えて、ユーザが使用しない特殊なアドレスを使ってテストモードにする方法が考えられている。例えば、事前にユーザに対して使用の禁止を提示しているコマンド(いわゆるイリーガルコマンド)をテストモードへのエントリーコマンドとし、そのイリーガルコマンドを使ってテストモードにするものである。
【0004】
一方、近年、ボードの実装効率を上げるために半導体デバイスのパッケージも小型化が要求され、そのパッケージにおいてはチップサイズパッケージ(CSP)が普及している。このCSP、例えばグリッドアレイ型CSPは、一般にパッケージの一側面に端子(はんだボール)が格子状に配列されていて、その端子が配列されている一側面をボード上の微細化された配線パターンに対して接続(実装)する。このCSPの出現は、端子間隔が益々狭く多ピン化の一途をたどるパッケージをボード上の微細化された配線パターンに対して接続(実装)するのを可能している。
【0005】
ところで、一般にボードに各半導体デバイスを実装した時、パッケージの端子とボード上の配線との間で確実に接続(導通)されているか否かの検査が行われている。この検査は導通試験ともいわれ、従来ではプローブを端子とボード上の配線に当てて導通の有無を検査している。
【0006】
従って、このCSPにおいてもボードに実装した時、CSPの端子とボード上の配線との間で確実に接続(導通)されているか否か検査する必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、CSPをボードに実装した時、CSPの端子はCSPとボードとの間に隠れてしまいプローブ等を当てて導通試験を行うことができなかった。又、仮にプローブを当てて試験が行えたとしても、CSPは一般的に端子が多く多ピンであるため、一つ一つプローブを当てて導通試験を行うことは効率が非常に悪い。
【0008】
そこで、CSPをボードに実装した状態で、同CSPに収容された半導体装置に対してボード上の配線から何らかの信号を送出し、その信号に対する応答を確認することによって、CSPの各端子がボード上の配線と接続(導通)されているかを検査する方法が考えられている。
【0009】
このボードに実装した後に行われる試験は、前記した出荷前(ボードに実装される前)に半導体装置自身の性能及び耐久試験等の試験とその性質上相違することからテストモードへのエントリー方法を代えることが好ましい。
【0010】
つまり、出荷前の試験におけるテストモードのエントリーでは、多数(例えば15個)の信号の組み合わせからなるイリーガルコマンドを使用して通常使用中に誤エントリーされないようにしている。一方、実装後の導通試験におけるテストモードのエントリーでは、出荷前の試験のように多数の信号の組み合わせからなるイリーガルコマンドを使用したときエントリーされない場合が生じる。詳述すると、実装後の導通試験は、パッケージの各端子とボードの配線との接続を検査するものであるので、ボードの配線に接続されていない端子が存在することを考慮する必要がある。その結果、テストモードのためのイリーガルコマンドを多数(例えば15個)の信号の組み合わせから構成すると、そのイリーガルコマンドを構成する信号を入力する端子が接続されていない場合が生じる。これは、イリーガルコマンドを構成する信号が多いほど確率が高くなる。
【0011】
従って、実装後に行う導通試験のテストモードをエントリーする場合には、出荷前に行う各試験のテストモードのためのイリーガルコマンドを構成する信号の数より、少ないほど好ましいことがわかる。
【0012】
しかしながら、信号の数が少ないと偶発的に導通試験のテストモードの組み合わせが発生する確率が高くなることを意味する。従って、通常使用時に導通試験のテストモードが誤エントリーされる確率が高くなるといった問題が生じる。
【0013】
本発明は上記問題点を解消するためになされたものであって、その目的は通常使用中には該テストモードにエントリーされにくい半導体装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明によれば、電源投入後、電源投入信号により第1動作モードへのエントリーを保持する第1及び第2ラッチ回路が初期セットされ、前記第1ラッチ回路を外部信号の特定の論理レベルの変化に応答して初期セットされた状態から反転し保持して第1動作モード信号を出力し、次いで前記第2ラッチ回路を前記外部信号の論理レベルの変化に応答して初期セットされた状態から反転し保持して前記第1動作モード信号の出力を停止し、以降電源を切るまで前記第1動作モード信号の出力停止状態を維持する第1動作モードエントリー回路を有し、前記電源投入後に1度だけ前記第1動作モードにエントリーされるため、通常の使用時の前に1度だけ第1動作モードにエントリーされる可能性があるだけなので、通常の使用に障害になることはない。
請求項2の発明によれば、電源投入後、電源投入信号により第1動作モードへのエントリーを禁止する第2ラッチ回路が初期セットされ、複数の外部信号の論理レベルの組み合わせに応答して第1動作モード信号を出力し、次いで前記外部信号の特定の論理レベルの変化に応答して前記第2ラッチ回路を初期セットされた状態から反転し保持して前記第1動作モード信号の出力を禁止し、以降電源を切るまで前記第1動作モード信号の出力禁止状態を維持する第1動作モードエントリー回路を有し、前記電源投入後に1度だけ前記第1動作モードにエントリーされる。
請求項3の発明によれば、特定の外部コマンドに応答して第2動作モード信号を出力する第2動作モード認識部と、外部信号の特定の論理レベルを検知して第1動作モード検出信号を出力する第1動作モード判定部を含み、電源投入信号により第1動作モードへのエントリーを保持する第1ラッチ回路が初期セットされ、前記第1ラッチ回路を外部信号の特定の論理レベルの変化に応答して初期セットされた状態から反転し保持して第1動作モード信号を出力し、その後、前記第2動作モード認識部が一旦前記第2動作モードを検出すると前記第2動作モード信号に応答して第1動作モード信号の出力を禁止し、以降電源を切るまで、前記第1動作モード検出信号にかかわらず前記第1動作モード信号の出力禁止状態を維持する。
請求項4の発明によれば、特定の外部コマンドに応答して第2動作モード信号を出力する第2動作モード認識部と、複数の外部信号の論理レベルの第1の組み合わせを検知して第1動作モード検出信号を出力する第1動作モード判定部を含み、電源投入信号により第1動作モードへのエントリーを保持する第1ラッチ回路が初期セットされ、前記第1ラッチ回路を外部信号の特定の論理レベルの変化に応答して初期セットされた状態から反転し保持して第1動作モード信号を出力し、その後、前記第2動作モード認識部が一旦前記第2動作モードを検出すると前記第2動作モード信号に応答して第1動作モード信号の出力を禁止し、以降電源を切るまで、前記第1動作モード検出信号にかかわらず前記第1動作モード信号の出力禁止状態を維持する。
【0015】
請求項5の発明によれば、第1動作モード信号に応答して外部配線との導通試験が通常の使用時の前に1度だけ実行されるため、通常の使用に障害になることはない。
請求項6〜8の発明によれば、特定の外部コマンドは試験以外の動作のためのコマンドであって電源投入後、極めて早い時期に外部装置から出力されることから、第1モードに入る確率は極めて低くすることができ、第2動作モードに基づく通常の動作を直ちに実行することができる。
請求項9の発明によれば、第1モードエントリー回路は、電源投入時から特定の外部コマンド入力時までの間に、論理レベルが第1の組み合わせの複数の外部信号が入力された時のみ第1動作モード信号を出力するため、特定の外部コマンド入力後に第1動作モードに誤エントリーすることが防がれる。
請求項10の発明によれば、複数の外部信号は、コラムアドレスストローブ信号、チップセレクト信号及びクロックイネーブル信号である。したがって、3つという非常に少ない数の信号の組み合わせで第1モードにエントリーすることができる。
請求項11の発明によれば、複数の外部信号の数は、出荷前試験モードのエントリのために入力する外部信号の数より少ないので、第1動作モードにエントリーしやすい。
請求項12の発明によれば、複数の外部信号のいずれか1つは、コラムアドレスストローブ信号である。
【0016】
請求項13の発明によれば、第1動作モードエントリー回路は、組み合わせを検知して第1動作モード開始信号を出力する第1の判定部と、組み合わせからの変化を検知して第1動作モード終了信号を出力する第2の判定部と、第1動作モード開始信号に応答して第1動作モード信号を出力し、第1動作モード終了信号に応答して第1動作モード信号の出力を停止する第1動作モード判定部を有する。
請求項14の発明によれば、複数の外部信号のうちのいずれか1つはコラムアドレスストローブ信号である。
請求項15の発明によれば、第2の判定部は、第1動作モード終了信号を保持するラッチ回路を有する。
請求項16の発明によれば、第1動作モード終了信号は、電源投入に応答して初期セットされ、且つ一旦出力状態に遷移すると、電源を切るまで該出力状態を維持する。
【0017】
請求項17の発明によれば、第2動作モード信号は、電源投入に応答して初期セットされ、且つ一旦出力状態に遷移すると、電源を切るまで該出力状態を維持する。
請求項18の発明によれば、第2動作モード認識部は、特定のコマンドを保持するラッチ回路を有する。したがって、電源が切れるまで第2動作モード信号の出力状態が維持される。
請求項19の発明によれば、第2動作モード認識部は、第2動作モード信号に応答してラッチ回路をコマンド入力端子から切り離すスイッチを有する。したがって、特定のコマンド以降に入力されるコマンドは受け付けられないため、第2動作モード信号の出力状態が維持される。
【0018】
請求項20に記載の発明によれば、第1動作モード信号及び第2動作モード信号の少なくともいずれか一方に応答してアクティブ電源発生回路が活性化される。従って、回路規模の拡大を抑えることかできる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を半導体装置としての半導体記憶装置に具体化した実施形態を図1〜図6に従って説明する。
【0022】
図1は、半導体記憶装置としてのSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)に設けられたテストモードエントリー回路の回路図である。図1において、テストモードエントリー回路は、電源投入検出回路としてのスタータ回路11、通常動作モード認識回路部12、テストモード認識回路部13及びテストモード判定回路部14を備えている。
【0023】
スタータ回路11は、図3に示すように、NMOSトランジスタT1と3個の抵抗R1〜R3とを有している。抵抗R1と抵抗R2とを直列に接続して分圧回路を形成しその分圧回路を外部電源電圧Vccが供給される電源線とグランド電圧が供給される電源線との間に接続させている。そして、その分圧回路からの分圧電圧は、NMOSトランジスタT1のゲート端子に供給されている。NMOSトランジスタT1のドレイン端子は抵抗R3を介して外部電源電圧Vccが供給される電源線に接続されている。NMOSトランジスタT1のソース端子はグランド電圧が供給される電源線に接続されている。
【0024】
従って、図5に示すように、外部装置からSDRAMに外部電源電圧Vccが投入され、その外部電源電圧Vccが基準の電圧値まで上昇する過程において分圧回路の分圧電圧は相対的に上昇する。そして、外部電源電圧Vccが基準の電圧値のほぼ半分の値になった時、NMOSトランジスタT1がオフ状態からオン状態となる。つまり、NMOSトランジスタT1のドレイン端子の電位は、LレベルからHレベル、続いてHレベルからLレベルに立ち下がり、以後Lレベルの状態が保持される。そして、NMOSトランジスタT1のドレイン端子にかかる電位が電源投入信号φonとして出力される。つまり、スタータ回路11は、外部電源Vccが投入されると、外部電源電圧Vccが基準の電圧値に到達する前までに、LレベルからHレベルに立ち上がり、再びHレベルからLレベルに立ち下がる電源投入信号φonを通常動作モード認識回路部12及びテストモード認識回路部13に出力する。
【0025】
通常動作モード認識回路部12は、第2モードとしての通常動作モードであってオールプリチャージ(PALL)モードを検出する回路である。通常動作モード認識回路部12は、外部装置からクロック信号CLK、チップセレクト信号/CS、ロウアドレスストローブ信号/RAS、コラムアドレスストローブ信号/CAS及びライトイネーブル信号/WEを入力端子を介して入力し、その各信号に基づいて検出する。尚、各信号/CS、/RAS、/CAS、/WEの「/」は、負論理の信号を表し、その他は正論理の信号を表す。そして、通常動作モード認識回路部12は、クロック信号CLKに基づいて、チップセレクト信号/CS、ロウアドレスストローブ信号/RAS、コラムアドレスストローブ信号/CAS及びライトイネーブル信号/WEを外部装置から取り込み、その取り込んだ各信号の組み合わせが予め定めたオールバンクプリチャージ(PALL)コマンドの組み合わせかどうか判定するようになっている。
【0026】
PALLコマンドは、SDRAMに出力される通常コマンドの1つであって、全てのバンクをプリチャージさせるためのコマンドである。そして、PALLコマンドは電源投入後、外部装置から出力されるリードコマンド、ライトコマンド等の前に発行するアクティブコマンドより前に発行される。そして、その取り込んだ各信号の組み合わせがPALLコマンドの組み合わせであるとき、通常動作モード認識回路部12はPALLコマンドを外部装置から入力した旨の第2モード検出信号としてのHレベルの通常動作モード検出信号φsxを出力する。又、通常動作モード認識回路部12はPALLコマンド以外の組み合わせの信号であるとき、PALLコマンドではない旨のLレベルの通常動作モード検出信号φsxを出力する。
【0027】
そして、本実施形態では、チップセレクト信号/CSがLレベル、ロウアドレスストローブ信号/RASがLレベル、コラムアドレスストローブ信号/CASがHレベル及びライトイネーブル信号/WEがLレベルのとき、PALLコマンドとしている。
【0028】
図2は、通常動作モード認識回路部12の回路構成を説明するための回路図である。図2において、通常動作モード認識回路部12は、第1〜第4ラッチ回路21〜24を備えている。第1ラッチ回路21は、ロウアドレスストローブ信号/RASをインバータ回路25及びNMOSトランジスタよりなる第1ゲートトランジスタTG1を介して入力しラッチする。そのラッチしたロウアドレスストローブ信号/RASはインバータ回路26を介してナンド回路27に入力される。
【0029】
第2ラッチ回路22は、コラムアドレスストローブ信号/CASをインバータ回路28及びNMOSトランジスタよりなる第2ゲートトランジスタTG2を介して入力しラッチする。そのラッチしたコラムアドレスストローブ信号/CASはナンド回路27に入力される。
【0030】
第3ラッチ回路23は、ライトイネーブル信号/WEをインバータ回路29及びNMOSトランジスタよりなる第3ゲートトランジスタTG3を介して入力しラッチする。そのラッチしたライトイネーブル信号/WEはインバータ回路29aを介してナンド回路27に入力される。
【0031】
第4ラッチ回路24は、チップセレクト信号/CSをインバータ回路30及びNMOSトランジスタよりなる第4ゲートトランジスタTG4を介して入力しラッチする。そのラッチしたチップセレクト信号/CSはインバータ回路31を介してナンド回路27に入力される。
【0032】
ナンド回路27は、ロウアドレスストローブ信号/RASを反転させた信号、コラムアドレスストローブ信号/CAS、ライトイネーブル信号/WE及びチップセレクト信号/CSを反転させた信号を入力し、各信号が全てHレベルの時にLレベルの信号を出力する。つまり、ロウアドレスストローブ信号/RAS、ライトイネーブル信号/WE及びチップセレクト信号/CSがLレベル、コラムアドレスストローブ信号/CASがHレベルの時(即ち、外部装置からPALLコマンドが入力された時)、ナンド回路27はLレベルの信号SG1を出力する。尚、ナンド回路27は、各信号のうち少なくとも1つの信号がLレベルの時には、ナンド回路27はHレベルの信号を出力する。
【0033】
ナンド回路27の出力信号SG1は、インバータ回路32を介して反転されて通常動作モード検出信号φsxとして出力される。従って、外部装置からPALLコマンドが入力された時、通常動作モード検出信号φsxはHレベルとなり、外部装置からPALLコマンド以外のコマンドが入力された時、同検出信号φsxはLレベルとなる。
【0034】
ノア回路33は、前記通常動作モード検出信号φsxを入力するとともに、外部装置からクロック信号CLKを入力する。ノア回路33は、通常動作モード検出信号φsxがLレベルの時には、クロック信号CLKを反転させて次段のノア回路34に出力するとともに、3個のインバータ回路35〜37を介してノア回路34に出力される。従って、ノア回路34は、クロック信号CLKがHレベルに立ち上がる毎に、パルス幅が3個のインバータ回路35〜37によって決まる遅延時間と一致するゲートパルス信号GPを前記第1〜第4ゲートトランジスタTG1〜TG4のゲート端子に出力する。
【0035】
従って、第1〜第4ゲートトランジスタTG1〜TG4はゲートパルス信号GPに応答してチップセレクト信号/CS、ロウアドレスストローブ信号/RAS、コラムアドレスストローブ信号/CAS及びライトイネーブル信号/WEをそれぞれ取り込み、それぞれの第1〜第4ラッチ回路21〜24にラッチさせる。
【0036】
尚、ノア回路33は、通常動作モード検出信号φsxがHレベルの時には、クロック信号CLKを出力せず、常にHレベルの信号を出力する。従って、次段のノア回路34は、ゲートパルス信号GPを出力しない。
【0037】
つまり、通常動作モード認識回路部12は外部装置からPALLコマンド以外のコマンドが入力されている間は、ゲートパルス信号GPに基づいてその時々の外部コマンドを取り込む。そして、通常動作モード認識回路部12は外部装置から初めてPALLコマンドが入力されると、Hレベルの通常動作モード検出信号φsxを出力し、以後の外部コマンドを取り込みを行わないようになっている。言い換えれば、通常動作モード認識回路部12は、PALLコマンドが入力されるまで判定動作を続け、PALLコマンドが入力されると、Hレベルの通常動作モード検出信号φsxを出力し続けた状態で認識動作を終了する。
【0038】
前記第4ゲートトランジスタTG4と第4ラッチ回路24とを結ぶ信号線は、NMOSトランジスタT2を介してグランド電圧が供給される電源線に接続されている。NMOSトランジスタT2のゲートには、前記スタータ回路11からの電源投入信号φonを入力する。即ち、外部電源Vccの投入とともにHレベルに立ち上がり続いてLレベルに立ち下がる電源投入信号φonに基づいてNMOSトランジスタT2は一瞬オンする。このNMOSトランジスタT2のオンに基づいて第4ラッチ回路24はHレベルをラッチさせる。言い換えれば、外部電源Vccの投入時に基づいて偶発的に、PALLコマンドと同じ組み合わせの信号がラッチされないようにラッチ回路24は初期セットされる。
【0039】
次に、テストモード認識回路部13について説明する。
図1において、テストモード認識回路部13は、第1モードとしての導通試験モードを検出する回路であって、本実施形態では、外部装置から出力されてくるチップセレクト信号/CS、コラムアドレスストローブ信号/CAS及びクロックイネーブル信号CKEを入力端子を介して入力し、その各信号に基づいて検出する。そして、本実施形態では、チップセレクト信号/CS、コラムアドレスストローブ信号/CAS及びクロックイネーブル信号CKEが共にLレベルの時、導通試験モードにエントリーされるものとする。
【0040】
コラムアドレスストローブ信号/CASは、4個のインバータ回路41〜44を介してナンド回路45に入力される。ナンド回路45は2入力端子のナンド回路であって、もう一方の入力端子はインバータ回路41を介してコラムアドレスストローブ信号/CASを入力する。従って、ナンド回路45の出力端子に接続されたインバータ回路46は、コラムアドレスストローブ信号/CASがHレベルからLレベルに立ち下がると、3個のインバータ回路42〜44によって決まる遅延時間だけ、Hレベルに立ち上がる1ショットパルス信号S1を出力する。
【0041】
インバータ回路46はNMOSトランジスタT3のゲートに接続されている。従って、NMOSトランジスタT3は、コラムアドレスストローブ信号/CASがHレベルからLレベルに立ち下がると、1ショットパルス信号S1に基づいて3個のインバータ回路42〜44によって決まる遅延時間だけオン状態になる。
【0042】
NMOSトランジスタT3はラッチ回路47に接続されている。そして、NMOSトランジスタT3がオンすると(コラムアドレスストローブ信号/CASがHレベルからLレベルに立ち下がると)、出力信号がHレベルとなる信号をラッチする。ラッチ回路47のHレベル出力信号は検出信号SGXとして出力される。そして、このHレベルの検出信号SGXは、以後、前記コラムアドレスストローブ信号/CASがHレベルに立ち上がり再度Lレベルに立ち下がって1ショットパルス信号S1が生成されてもHレベルが保持される。
【0043】
尚、ラッチ回路47の出力端子はNMOSトランジスタT4を介してグランド電圧が供給される電源線に接続されている。NMOSトランジスタT4のゲート端子には、前記スタータ回路11からの電源投入信号φonが入力される。即ち、外部電源Vccの投入とともにHレベルに立ち上がり続いてLレベルに立ち下がる電源投入信号φonに基づいてNMOSトランジスタT4は一瞬オンする。このNMOSトランジスタT4のオンに基づいてラッチ回路47は出力信号がLレベルとなる信号をラッチする。言い換えれば、外部電源Vccの投入時に、ラッチ回路47は初期セットされる。
【0044】
ラッチ回路47の検出信号SGXは、ナンド回路48に出力される。ナンド回路48は3入力端子のナンド回路であって、検出信号SGXの他にインバータ回路49を介してチップセレクト信号/CSを入力するとともに、インバータ回路50を介してクロックイネーブル信号CKEを入力する。従って、ナンド回路48の出力は、3入力信号が共にHレベルの時、即ち検出信号SGXがHレベル、チップセレクト信号/CSがLレベル、クロックイネーブル信号CKEがLレベルの時、Lレベルのとなる。そして、ナンド回路48のLレベルの出力信号は、第1モード検出信号としてのテストモード検出信号φ1となってノア回路72に出力される。
【0045】
又、前記ラッチ回路47の検出信号SGXは、7個のインバータ回路51〜57を介してナンド回路58に出力される。ナンド回路58は2入力端子のナンド回路であって、もう一方の入力端子には4個のインバータ回路51〜54を介して検出信号SGXを入力する。従って、ナンド回路58の出力端子に接続されたインバータ回路59は、検出信号SGXがHレベルからLレベルに立ち下がると、3個のインバータ回路55〜57によって決まる遅延時間だけ、Hレベルに立ち上がる1ショットパルス信号S2を出力する。
【0046】
又、前記ラッチ回路47の検出信号SGXは、ナンド回路60に出力される。ナンド回路60は、検出信号SGXの他にコラムアドレスストローブ信号/CASを入力する。そして、ナンド回路51は、両信号SGX,/CASが共にHレベルになった時、HレベルからLとなる出力信号を出力する。つまり、ラッチ回路47からHレベルの検出信号SGXが出力された後にコラムアドレスストローブ信号/CASがLレベルからHレベルに立ち上がると、ナンド回路60の出力はHレベルからLに立ち下がる。
【0047】
ナンド回路60の出力は、3個のインバータ回路61〜63を介してノア回路64に入力される。ノア回路64は2入力端子のノア回路であって、もう一方の入力端子には直接ナンド回路60の出力信号を入力する。従って、ノア回路64は、ナンド回路60の出力信号がHレベルからLに立ち下がると、3個のインバータ回路61〜63によって決まる遅延時間だけ、Hレベルに立ち上がる1ショットパルス信号S3を出力する。
【0048】
1ショットパルス信号S3は、ラッチ回路65の入力端子に接続されたNMOSトランジスタT5のゲート端子に入力される。そして、1ショットパルス信号S3に応答してNMOSトランジスタT5がオンすると、ラッチ回路65の出力がHレベルとなる内容をラッチする。又、ラッチ回路65の入力端子には、前記電源投入信号φonに応答してオンされるNMOSトランジスタT6が接続されている。従って、電源投入信号φonに応答してNMOSトランジスタT6がオンされると、ラッチ回路65の出力がHレベルとなる内容をラッチする。
【0049】
又、ラッチ回路65の出力端子には、前記1ショットパルス信号S2に応答してオンされるNMOSトランジスタT7が接続されている。従って、1ショットパルス信号S2に応答してNMOSトランジスタT7がオンされると、ラッチ回路65の出力がLレベルとなる内容をラッチする。
【0050】
つまり、ラッチ回路65の出力信号SGYは、電源投入時の電源投入信号φonに基づいてHレベルとなり、続いて出力される1ショットパルス信号S2に基づいてLレベルとなり、その1ショットパルス信号S2の後に出力される1ショットパルス信号S3に基づいてHレベルとなる。
【0051】
前記ラッチ回路65の出力信号SGYは、3個のインバータ回路66〜68を介してナンド回路69に出力される。ナンド回路69は2入力端子のナンド回路であって、もう一方の入力端子には出力信号SGYが直接入力される。従って、ナンド回路69の出力端子に接続されたインバータ回路70は、出力信号SGYがLレベルからHレベルに立ち上がると、3個のインバータ回路66〜68によって決まる遅延時間だけ、Hレベルに立ち上がる1ショットパルス信号S4を出力する。
【0052】
1ショットパルス信号S4は、ラッチ回路71の入力端子に接続されたNMOSトランジスタT8のゲート端子に入力される。そして、1ショットパルス信号S4に応答してNMOSトランジスタT8がオンすると、ラッチ回路71の出力がHレベルとなる内容をラッチする。又、ラッチ回路71の出力端子には、前記電源投入信号φonに応答してオンされるNMOSトランジスタT9が接続されている。従って、電源投入信号φonに応答してNMOSトランジスタT9がオンされると、ラッチ回路71は初期セットされその出力がLレベルとなる内容をラッチする。
【0053】
つまり、ラッチ回路71の出力信号は、電源投入時の電源投入信号φonに基づいてLレベルとなり、その後出力される1ショットパルス信号S4に基づいてHレベルとなる。このラッチ回路71のHレベル出力信号は、導通試験終了信号φextとしてノア回路72に出力される。
【0054】
つまり、ラッチ回路71は、最初のコラムアドレスストローブ信号/CASの立ち下がりに基づいて生成されるHレベルの検出信号SGXが出力された後であって、そのLレベルに立ち下がったコラムアドレスストローブ信号/CASの立ち上がりに基づいてHレベルの導通試験終了信号φextをノア回路72に出力する。そして、このHレベルの導通試験終了信号φextは、電源投入信号φonが再度入力され初期セットされるまで保持される。
【0055】
次に、テストモード判定回路部14について説明する。モード判定回路部14はノア回路72から構成されている。ノア回路72は3入力端子のノア回路であって、前記テストモード検出信号φ1、導通試験終了信号φext及び通常動作モード認識回路部12からの通常動作モード検出信号φsxを入力する。ノア回路72の出力は、各信号φ1,φext,φsxが共にLレベルの時にHレベルとなり、各信号φ1,φext,φsxのうち少なくとも1つがHレベルの時にLレベルとなる。ノア回路72の出力は、テストモード信号φtsとして出力される。そして、ノア回路72のテストモード信号φtsがHレベルのとき、SDRASMが導通試験モードとなり導通試験が実行される。又、テストモード信号φtsがLレベルのときには導通試験モードとならい。
【0056】
従って、図5に示すように、外部電源電圧Vccが投入された後であって通常動作モード認識回路部12がPALLコマンドを判定する前に、コラムアドレスストローブ信号/CAS、チップセレクト信号/CS及びクロックイネーブル信号CKEが初めて共にHレベルになった時、ノア回路72は、Hレベルのテストモード信号φtsを出力する。
【0057】
その後、Hレベルの導通試験終了信号φextが出力された時、ノア回路72は、HレベルからLレベルのテストモード信号φtsを出力する。つまり、Hレベルの導通試験終了信号φextは、導通試験を終了する信号であって、コラムアドレスストローブ信号/CASをLレベルからHレベルに立ち上げることによって導通試験が終了することになる。しかも、Hレベルの導通試験終了信号φextは、電源投入に出力される電源投入信号φonを入力されるまでHレベルのままなので、以後SDRAMは、外部電源電圧Vccが切られるまで導通試験モードとなることはない。
【0058】
また、Hレベルの通常動作モード検出信号φsxが出力された時も同様に、ノア回路72はHレベルからLレベルのテストモード信号φtsを出力する。従って、この場合にも導通試験は終了される。しかも、Hレベルの通常動作モード検出信号φsxは、前記したように電源投入に出力される電源投入信号φonを入力されるまでHレベルのままなので、以後SDRAMは、外部電源電圧Vccが切られるまで導通試験モードとなることはない。
【0059】
一方、図6に示すように、外部電源電圧Vccが投入された後であってコラムアドレスストローブ信号/CAS、チップセレクト信号/CS及びクロックイネーブル信号CKEが初めて共にHレベルになる前に、通常動作モード認識回路部12がPALLコマンドを判定した時、テストモード信号φtsはLレベルのままである。つまり、テストモード信号φtsがHレベルからLレベルになる前に、Hレベルの通常動作モード検出信号φsxが出力された時には、導通試験モードとなることはない。
【0060】
ところで、このテストモード信号φtsは、SDRAMに設けた導通試験を実行するための各内部回路に供給される。図4は、その内部回路の一つであって外部電源電圧Vccからアクティブ電源電圧Vssを生成するアクティブ電源発生回路75を示す。アクティブ電源発生回路75は通常の動作において動作される各内部回路部の動作電源(アクティブ電源電圧Vss)を供給回路である。
【0061】
図4において、アクティブ電源発生回路75はノア回路76を備えている。ノア回路76は、前記テストモード信号φtsと通常動作モード検出信号φsxを入力する。
【0062】
従って、ノア回路76の出力端子に接続されたインバータ回路77の出力は、テストモード信号φtsと通常動作モード検出信号φsxが共にLレベルの時、Lレベルとなる。又、インバータ回路77の出力は、テストモード信号φts及び通常動作モード検出信号φsxの少なくともいずれか一方がHレベルになると、Hレベルとなる。
【0063】
インバータ回路76の出力信号は、NMOSトランジスタT10に接続されている。NMOSトランジスタT10のドレインには差動増幅部を構成するNMOSトランジスタT11,T12のソース端子が接続され、その各NMOSトランジスタT11,T12のドレイン端子にはカレントミラー回路を構成するPMOSトランジスタT13,T14を介して外部電源電圧Vccが供給される電源線に接続されている。又、カレントミラー回路を構成するPMOSトランジスタT13,T14に対してそれぞれPMOSトランジスタT15,T16が並列に接続され、そのPMOSトランジスタT15,T16のゲート端子には、前記インバータ回路77の出力端子に接続されている。
【0064】
前記差動増幅部の一方のNMOSトランジスタT11のゲート端子には予め設定された基準電圧Vrefが印加されている。又、同NMOSトランジスタT11のドレイン端子には、出力部を構成するPMOSトランジスタT17のゲート端子に接続されている。PMOSトランジスタT17のソース端子は外部電源電圧Vccが供給される電源線に接続されている。又、PMOSトランジスタT17のドレイン端子は前記NMOSトランジスタT12のゲート端子に接続されているとともに、抵抗R4を介してグランド電圧が供給される電源線に接続されている。
【0065】
従って、NMOSトランジスタT10がオンすると、増幅部のNMOSトランジスタT11,T12が動作し、出力部のPMOSトランジスタT17のオン抵抗と抵抗R4の分圧比で決まる電圧をアクティブ電源電圧Vssとして各内部回路に供給する。アクティブ電源電圧VssはNMOSトランジスタT12のゲート端子に出力され、基準電圧Vrefとで差動増幅され、出力部のPMOSトランジスタT17を制御する。従って、アクティブ電源電圧Vssは基準電圧 Vrefと同じ値になるように制御されている。
【0066】
従って、アクティブ電源発生回路75は、PALLコマンドが発生して通常動作モード検出信号φsxがHレベルになると、通常の動作を行うために各内部回路にアクティブ電源電圧Vssを生成し供給する。
【0067】
又、アクティブ電源発生回路75は、テストモード信号φtsがHレベルになると、導通試験の動作を行うために各内部回路にアクティブ電源電圧Vssを生成し供給する。つまり、導通試験モードとなった時でも、アクティブ電源発生回路75は、アクティブ電源電圧Vssを生成することができるようになっている。
【0068】
次に上記のように構成したSDRAMの特徴を以下に記載する。
(1)SDRAMに設けられたテストモードエントリー回路は、テストモード認識回路部13において、コラムアドレスストローブ信号/CAS、チップセレクト信号/CS及びクロックイネーブル信号CKEの3個の信号、即ち、3個という非常に少ない数の信号の組み合わせで導通試験モードをエントリーすることができる。
【0069】
しかも、電源投入後のHレベルのテストモード信号φtsを生成し導通試験モードをエントリーされた後に、Hレベルの導通試験終了信号φext又はHレベルの検出信号φsxが出力されると、導通試験モードが停止される。
【0070】
つまり、Hレベルの導通試験終了信号φext又はHレベルの通常動作モード検出信号φsxは電源が切られるまではそのHレベルの状態が保持されるため、SDRAMは電源が切られるまで、導通試験モードにならない。従って、誤エントリーされる確率が高い3個という非常に少ない数の信号の組み合わせでエントリーされる導通試験モードはであっても、確実に通常使用時には誤エントリーされることはない。
【0071】
しかも、通常の使用時の前に1度だけ、SDRAMは導通試験モードにエントリーされる可能性があるだけなので、通常の使用に障害になることはない。
また、導通試験モード信号φtsがHレベルになる前にHレベルの通常動作モード検出信号φsxが発生した時には、導通試験モードにならないように構成した。従って、直ちに通常の動作に移ることができ、通常に使用する際には無用な導通試験モードが省略されてスムースに通常動作を実行することができる。
【0072】
(2)さらに、電源投入後において他の通常コマンドより先だって外部装置から出力されるPALLコマンドを検出してHレベルの通常動作モード検出信号φsxを得るようにした。従って、導通試験モードに入る確率は極めて低くすることができ、直ちにPALLコマンド及びそれに続く種々のコマンドに基づく通常の動作を直ちに実行することができる。
【0073】
(3)又、本実施形態では、通常動作のときに使用されるアクティブ電源発生回路75を、導通試験の場合にも使用することができるようにした。従って、導通試験のためだけのアクティブ電源発生回路を設ける必要がなく、回路規模の拡大を抑えることかできる。
【0131】
発明の実施の形態は、上記実施形態に限定されるものでなく、以下のように実施してもよい。
○前記実施形態では、PALLコマンドが発生した時、Hレベルの検出信号φsxを得るようにしたが、これに限定されるものではなく、通常のコマンド、例えば、シングルバンクプリチャージコマンド、バンクアクティブコマンド、モードレジスタセットコマンド、リフレッシュコマンド、リードコマンド、ライトコマンド等の各種の通常コマンドを用いてもよい。特に、電源立ち上げ後により早く出力されるコマンドがより効果的である。
○前記実施形態では、通常動作モード認識回路部12はテストモードのためだけに設けられているように説明したが、SDRAMに設けられているコマンドデコーダのから検出信号φsxを得るようにしてもよい。
【0132】
○前記実施形態では、コラムアドレスストローブ信号/CAS、チップセレクト信号/CS及びクロックイネーブル信号CKEの3個の信号の組み合わせで導通試験モードをエントリーするようにした。これを、この3個の信号の一部とこの3個以外の信号の組み合わせで導通試験モードをエントリーするようにしたり、4個以外の信号の組み合わせで導通試験モードをエントリーするようにしたりしてもよい。尚、4個以上の組み合わせの場合、数が少ないほうが実際に導通試験を行う場合に都合がよい。
【0133】
○前記実施形態では、3個の信号の組み合わせで導通試験モードをエントリーするようにした。これを、2個、又は、4個以上の信号の組み合わせでもよい。勿論、1個の信号で導通試験モードをエントリーするようにしてもよい。
【0134】
○前記実施形態では、通常の動作のためのアクティブ電源Vssを生成するために設けられたアクティブ電源発生回路75を導通試験の時にも使用できるように構成したが、導通試験のためだけの電源発生回路を設けて実施してもよい。
【0135】
○前記実施形態では、SDRAMに具体化したが、試験が可能な第1モードと、それ以外の動作を行う第2モードとを備えるものあるならばその他の半導体記憶装置や、半導体記憶装置以外の半導体装置に具体化してもよい。
【0136】
○第1モードの試験は上記実施形態で示した導通試験に限定されるものではなく、通常の動作時には行われない試験であれば何でもよい。
【0137】
【発明の効果】
本発明によれば、試験が可能な第1動作モードが通常の使用時の前に1度だけエントリーされる可能性があるだけなので、通常の使用に障害になることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】テストモードエントリー回路の回路図
【図2】通常動作モード認識回路部の回路図
【図3】スタート回路の回路図
【図4】アクティブ電源発生回路の回路図
【図5】導通試験モード信号が生成される場合の動作波形図
【図6】導通試験モード信号が生成されない場合の動作波形図
【符号の説明】
11 スタータ回路
12 通常動作モード認識回路部
13 テストモード認識回路部
14 テストモード判定回路部
75 アクティブ電源発生回路
φts テストモード信号
φ1 テストモード検出信号
φsx 通常動作モード検出信号
Claims (20)
- 電源投入後、電源投入信号により第1動作モードへのエントリーを保持する第1及び第2ラッチ回路が初期セットされ、前記第1ラッチ回路を外部信号の特定の論理レベルの変化に応答して初期セットされた状態から反転し保持して第1動作モード信号を出力し、次いで前記第2ラッチ回路を前記外部信号の論理レベルの変化に応答して初期セットされた状態から反転し保持して前記第1動作モード信号の出力を停止し、以降電源を切るまで前記第1動作モード信号の出力停止状態を維持する第1動作モードエントリー回路を有し、
前記電源投入後に1度だけ前記第1動作モードにエントリーされることを特徴とする半導体装置。 - 電源投入後、電源投入信号により第1動作モードへのエントリーを禁止する第2ラッチ回路が初期セットされ、複数の外部信号の論理レベルの組み合わせに応答して第1動作モード信号を出力し、次いで前記外部信号の特定の論理レベルの変化に応答して前記第2ラッチ回路を初期セットされた状態から反転し保持して前記第1動作モード信号の出力を禁止し、以降電源を切るまで前記第1動作モード信号の出力禁止状態を維持する第1動作モードエントリー回路を有し、
前記電源投入後に1度だけ前記第1動作モードにエントリーされることを特徴とする半導体装置。 - 特定の外部コマンドに応答して第2動作モード信号を出力する第2動作モード認識部と、
外部信号の特定の論理レベルを検知して第1動作モード検出信号を出力する第1動作モード判定部を含み、
電源投入信号により第1動作モードへのエントリーを保持する第1ラッチ回路が初期セットされ、前記第1ラッチ回路を外部信号の特定の論理レベルの変化に応答して初期セットされた状態から反転し保持して第1動作モード信号を出力し、その後、前記第2動作モード認識部が一旦前記第2動作モードを検出すると前記第2動作モード信号に応答して第1動作モード信号の出力を禁止し、以降電源を切るまで、前記第1動作モード検出信号にかかわらず前記第1動作モード信号の出力禁止状態を維持する第1動作モードエントリー回路
を有することを特徴とする半導体装置。 - 特定の外部コマンドに応答して第2動作モード信号を出力する第2動作モード認識部と、
複数の外部信号の論理レベルの第1の組み合わせを検知して第1動作モード検出信号を出力する第1動作モード判定部を含み、
電源投入信号により第1動作モードへのエントリーを保持する第1ラッチ回路が初期セットされ、前記第1ラッチ回路を外部信号の特定の論理レベルの変化に応答して初期セットされた状態から反転し保持して第1動作モード信号を出力し、その後、前記第2動作モード認識部が一旦前記第2動作モードを検出すると前記第2動作モード信号に応答して第1動作モード信号の出力を禁止し、以降電源を切るまで、前記第1動作モード検出信号にかかわらず前記第1動作モード信号の出力禁止状態を維持する第1動作モードエントリー回路
を有することを特徴とする半導体装置。 - 前記第1動作モード信号に応答して、前記半導体装置はその端子と外部配線との導通試験を実行することを特徴とする請求項1又は2記載の半導体装置。
- 前記第2動作モード認識部は、前記特定の外部コマンドを、電源投入後であってアクティブコマンド入力前に受けることを特徴とする請求項3又は4記載の半導体装置。
- 前記特定の外部コマンドは、オールバンクプリチャージコマンドであることを特徴とする請求項6記載の半導体装置。
- 前記特定の外部コマンドは、オールバンクプリチャージコマンド、シングルバンクプリチャージコマンド、プリチャージコマンド、バンクアクティブコマンド、リードコマンド、ライトコマンド、リフレッシュコマンド又はモードレジスタセットコマンドのいずれかであることを特徴とする請求項3又4記載の半導体装置。
- 前記第1モードエントリー回路は、電源投入時から前記特定の外部コマンド入力時までの間に、論理レベルが前記第1の組み合わせの前記複数の外部信号が入力された時のみ前記第1動作モード信号を出力することを特徴とする請求項4記載の半導体装置。
- 前記複数の外部信号は、コラムアドレスストローブ信号、チップセレクト信号及びクロックイネーブル信号であることを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
- 前記複数の外部信号の数は、出荷前試験モードのエントリのために入力する外部信号の数より少ないことを特徴とする請求項2又は4記載の半導体装置。
- 前記複数の外部信号のいずれか1つは、コラムアドレスストローブ信号であることを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
- 前記第1動作モードエントリー回路は、
前記組み合わせを検知して第1動作モード開始信号を出力する第1の判定部と、
前記組み合わせからの変化を検知して第1動作モード終了信号を出力する第2の判定部と、
前記第1動作モード開始信号に応答して前記第1動作モード信号を出力し、前記第1動作モード終了信号に応答して前記第1動作モード信号の出力を停止する第1動作モード判定部
を有することを特徴とする請求項2記載の半導体装置。 - 前記複数の外部信号のうちのいずれか1つはコラムアドレスストローブ信号であることを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
- 前記第2の判定部は、前記第1動作モード終了信号を保持するラッチ回路を有することを特徴とする請求項13記載の半導体装置。
- 前記第1動作モード終了信号は、電源投入に応答して初期セットされ、且つ一旦出力状態に遷移すると、電源を切るまで該出力状態を維持することを特徴とする請求項13記載の半導体装置。
- 前記第2動作モード信号は、電源投入に応答して初期セットされ、且つ一旦出力状態に遷移すると、電源を切るまで該出力状態を維持することを特徴とする請求項3又は4記載の半導体装置。
- 前記第2動作モード認識部は、前記特定のコマンドを保持するラッチ回路を有することを特徴とする請求項3又は4記載の半導体装置。
- 前記第2動作モード認識部は、前記第2動作モード信号に応答して前記ラッチ回路をコマンド入力端子から切り離すスイッチを有することを特徴とする請求項18記載の半導体装置。
- 前記第1動作モード信号及び前記第2動作モード信号の少なくともいずれか一方に応答して活性化されるアクティブ電源発生回路をさらに有することを特徴とする請求項3又は4記載の半導体装置。
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