JP3785386B2 - 筆記具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャップが脱落しないようにした筆記具に関し、特に携帯電話やデジカメ等の携帯用電子機器のストラップに装着して吊り下げるのに適した筆記具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の筆記具は、軸筒の筆記先端側にキャップが嵌合されており、使用時にはキャップが軸方向へ引っ張られることで軸筒から外されるようになっている。
携帯電話やデジカメ等の携帯用電子機器に筆記具を具備するには、上記筆記具のキャップに、携帯用電子機器に付けられたストラップを結ぶための取付け孔を設け、使用時に軸筒のみを外して用いるようにすることが考えられる。
【0003】
しかしながら、上記従来の筆記具では、携帯用電子機器のストラップに吊り下げられた状態で、不意の衝撃を受けた場合に、ストラップに結ばれたキャップから軸筒が外れてしまうことが懸念された。
そこで、例えば、意匠727226号公報に開示されている筆記具のように、ストラップ等を結ぶための取付け孔を有するキャップと軸筒とを螺合接続することにより、軸筒がキャップから容易に外れないようにしたものもあるが、この態様では、軸筒を回して取り外すのが面倒な上、吊り下げ時の振動により軸筒が回り外れてしまうという懸念もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その目的とする処は、不意の衝撃や振動等により軸筒またはキャップが外れるようなことがない上、軸筒とキャップとの着脱を容易に行うことができる筆記具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために第一の発明は、軸筒とキャップとの何れか一方の部材から係合片部を突出させるとともに、他方の部材に、前記係合片部を係脱させる被係合部を形成している筆記具であって、前記係合片部は、前記他方の部材内へ挿入されるとともに軸筒求心方向へ弾性的に撓み可能な弾性片部の先端に、軸筒遠心方向へ突出する係合凸部を設けてなり、前記被係合部は、前記他方の部材の周壁に貫通孔を形成し、該貫通孔に内側から挿入された前記係合片部の係合凸部を露出させ、上記軸筒と上記キャップとの何れか一方の部材には、撓んだ際の上記係合片部に当接することで、上記係合片部の撓み量を制限する撓み制限部が設けられていることを特徴とする。
【0006】
更に、第二の発明では、上記被係合部は、上記係合片部の係合凸部を摺接させて上記貫通孔へ導く案内傾斜面を具備し、該案内傾斜面は、上記係合片部を形成した上記一方の部材側へ行くにしたがって、軸筒遠心方向へ傾斜していることを特徴とする。
【0008】
更に、第の発明では、軸筒と尾栓との何れか一方の部材から掛止片部を突出させるとともに、他方の部材には前記掛止片部を係脱させる被掛止孔を形成し、前記掛止片部は、前記他方の部材内へ挿入されるとともに軸筒求心方向へ弾性的に撓む弾性片部の先端に、軸筒遠心方向へ突出する掛止凸部を設けてなり、前記被掛止孔は、前記他方の部材の周壁に貫通形成され、内側から挿入された前記掛止凸部を露出させることを特徴とする。
【0009】
また、第の発明では、軸筒から上記係合片部を突出させるとともに、キャップに上記被係合部を形成している筆記具であって、上記係合片部は、前記軸筒の後端開口部を覆う尾栓部と同軸筒の側壁に嵌め込まれる側壁部とを有する着脱可能なスペーサの前端部に、一体的に形成されていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
この筆記具A1は、係合片部11を有する軸筒10と、該軸筒10に被係合部21を係脱させるキャップ20と、軸筒10の後端に着脱される尾栓30とを備え、軸筒10に交換可能にリフィール40を内在しているボールペンである。
【0011】
軸筒10は、略横断面矩形筒状を呈し、その前端面10aから係合片部11及び先口部12を突出させるとともに、後端側壁面には、後述する尾栓30を掛止するための被掛止孔13を貫通形成してなり、前記係合片部11を弾性的に撓ませるように、ポリアセタール(POM)等の強靭性に優れた樹脂材料から一体成形されている。
【0012】
係合片部11は、軸筒10の前端面10aから軸方向前方へ突出した弾性片部11aの先端に、軸筒遠心方向(図1における軸心の左右方向)へ突出する係合凸部11bを形成してなり、先口部12を挟むようにして左右対称に二つ設けられる。
【0013】
弾性片部11aは、その先端側が弾性的に軸筒求心方向(軸心方向)へ撓み、且つキャップ20内へ挿入されるように、適度な長さに形成されている。
【0014】
係合凸部11bは、その先端側における外側の面を、軸筒求心方向へ傾斜させた案内傾斜面11b1としている。
該案内傾斜面11b1は、係合片部11がキャップ20内へ挿入される際に、キャップ20の開口端内縁部20aに摺接することで、係合片部11の先端側を軸心方向へ徐々に撓ます。
【0015】
また、同案内傾斜面11b1は、係合片部11がキャップ20内から外部へ抜き出される際には、撓んだ係合片部11が復帰する際の弾発力により、キャップ20を軸後方へ導く。
すなわち、撓んだ係合片部11が復帰する際、係合凸部11bは軸筒遠心方向へ変位しようとするが、係合凸部11bの案内傾斜面11b1がキャップ20の開口端内縁部20aに当接している状態(図1(b)参照)においては、係合凸部11bは、案内傾斜面11b1を開口端内縁部20aで滑らすことにより、キャップ20から離れる方向へ移動させられる。
【0016】
軸筒10前端の先口部12は、略円筒状を呈し、その内周面にリフィール40の前端側を支持している。
【0017】
キャップ20は、軸筒10に対し着脱可能な略横断面矩形筒状を呈し、その後端側に被係合部21を、内部に撓み制限部22を、前端側に第一及び第二ストラップ取付け孔23,24を一体に形成している。
【0018】
被係合部21は、キャップ20の後端側の側壁に貫通孔21aを形成するとともに、同側壁の内面における貫通孔21aよりも後端側に案内傾斜面21bを形成してなり、軸筒10の左右の係合片部11,11に対応するように、左右の側壁にそれぞれ配設されている。
【0019】
貫通孔21aは、係合片部11の係合凸部11bを係合可能で、且つキャップ20の外方から指で押圧可能な大きさに開口された角孔であり、該貫通孔21aに内側から挿入された係合凸部11bの外側面をキャップ20外に露出させている。
【0020】
案内傾斜面21bは、軸筒10側へ行くにしたがって、軸筒遠心方向へ傾斜する面であり、軸筒10がキャップ20に接続される際に、軸筒10前端における係合片部11の係合凸部11bを摺接させて貫通孔21aへ導き、軸筒10がキャップ20から外される際には、弾発力により先端側を広げようとする両係合片部11,11をキャップ20後方へ移動させる。
【0021】
すなわち、軸筒10がキャップ20から外される際、両係合片部11,11が両外方側から指で押される。すると、両係合片部11,11は、両係合凸部11b,11bの両案内傾斜面11b1,11b1が指面で滑ることで、軸後方へ移動する。そして、両係合凸部11b,11bが両案内傾斜面21bに当接すると、両係合凸部11b,11bは、両弾性片部11a,11aの弾発力により広がろうとする力で、両案内傾斜面21b,21b上を軸後方へ滑る。
更に、上述したように、係合凸部11bの案内傾斜面11b1がキャップ20の開口端内縁部20aに当接した状態(図1(b)参照)においては、係合凸部11bは、案内傾斜面11b1を開口端内縁部20aで滑らすことにより、キャップ20から離れる方向へ移動させられる。
したがって、両係合片部11,11は、弾性的に撓まれた両弾性片部11a,11aの弾発力に補助されながら、被係合部21から外されることになる。
【0022】
撓み制限部22は、キャップ20内で軸筒10の係合片部11と略平行になるように、軸筒10の先口部12を挟んで左右対称に2枚配置された板状の部位であり、軸筒10がキャップ20から外される際に、係合片部11の撓み量を制限する。
すなわち、軸筒10がキャップ20から外される際、キャップ20の両側面から露出した両係合片部11が指で押圧される。その際に撓んだ各係合片部11は、撓み制限部22に当接することで、その撓み量が制限されて、撓み過ぎによる破損が防止されることになる。
【0023】
また、同撓み制限部22は、軸筒10がキャップ20に接続される際に、軸筒10の先口部12をキャップ20内へ略同軸状に導くことにより、左右の係合片部11,11を略同時に左右の被係合部21,21に係合させるため、一方の係合片部11のみが被係合部21に係合されてしまう不安定な係合状態となるのを防止する。
【0024】
第一及び第二ストラップ取付け孔23,24は、携帯電子機器のストラップS1を取り付けるための孔であり、使用者によって選択的に用いられるようにしている。
【0025】
第一ストラップ取付け孔23は、被係合部21の貫通孔21aに連通することで、ストラップS1の結び目と反対側の端部が貫通孔21aからキャップ20内に挿入され該第一ストラップ取付け孔23から外部へ抜け出されるようにしている。
したがって、この第一ストラップ取付け孔23によれば、ストラップS1の結び目をキャップ20内に隠すことができ、当該筆記具A1の外観上の体裁を向上することができる。
【0026】
第二ストラップ取付け孔24は、当該筆記具A1の正面側から背面側へ貫通する孔であり、例えば結び目の無いボールチェーンストラップS2(図4(a)参照)を取り付けるのに適している。
【0027】
尾栓30は、軸筒10の後端開口部を覆う正面視略U字状を呈し、その一端側(図1における右端側)に、軸筒10内に掛止される掛止片部31を軸方向前方へ突設するとともに、その他端側(図1における左端側)に、軸筒10内に挿入され軸筒10内壁面に当接される挿入部32を突設し、また、内側面の軸心に沿う部位には、リフィール40の後端を支持するためのリフィール支持部33を突設している。
【0028】
掛止片部31は、軸筒10の後端部内へ挿入されるとともに軸筒求心方向へ弾性的に撓む弾性片部31aの先端に、軸筒遠心方向へ突出する掛止凸部31bを設けてなり、該掛止凸部31bを、軸筒10の被掛止孔13に内側から挿入させ軸筒10外に露出させる。
したがって、リフィール40の交換等のために、軸筒10から尾栓30を外す際には、露出されている掛止凸部31bを先細な治具等により押圧しながら、尾栓30を後方へ引っ張ればよい。
【0029】
尚、本実施の形態の好ましい一例によれば、掛止片部31の着脱を容易にするために、掛止片部31を尾栓30の右端側(図1における右端側)に一箇所だけ設け、左端側を軸筒10に掛止されない挿入部32としているが、該挿入部32を前記構成の掛止片部31に置き換えて、掛止片部31が二箇所に設けられるようにすることも可能である。
【0030】
リフィール支持部33は、リフィール40の後端側を嵌合すべく軸筒10と同軸に形成された筒部33aの内面前端側に、リフィール40を押圧するための押圧リブ33a1を複数形成するとともに、同筒部33aの内面後端側に、リフィール40の後端面を受ける複数の受けリブ33a2を形成してなる(図2参照)。
【0031】
押圧リブ33a1は、筒部33aの内面から軸筒求心方向へ突出するとともに軸方向へ延びるリブであり、その軸筒求心方向の突端面により、リフィール40の外周面を押圧している。
また、受けリブ33a2は、筒部33aの内面から軸筒求心方向へ突出するとともに軸方向へ延びるリブであり、その軸方向の前端部により、リフィール40の後端面を受けている。
【0032】
上記構成のリフィール支持部33によれば、リフィール支持部33の内周面とリフィール40の外周面との間に、クリアランスcが形成され、該クリアランスcによって外部とリフィール40内との通気を可能にする。
すなわち、クリアランスcは、リフィール40の後端開口部と連通するとともに、軸筒10の先口部12内周面とリフィール40外周面との隙間、及び先口部12の前端部内周面とリフィール40前端側のチップ41外周面との隙間と連通することで、外部の空気を、軸筒10の前端側からリフィール40の後端開口部へ流通させる。
【0033】
而して、上記構成の筆記具A1によれば、図3に示すように、携帯電話等の携帯用電子機器BのストラップS1に、容易に取付け可能である。
そして、軸筒10とキャップ20とが接続されている状態においては、軸筒10における係合片部11の係合凸部11bが軸筒遠心方向へ突出して被係合部21の貫通孔21aに係合するため、不意の衝撃や振動により軸筒10が外れてしまうことがない。
また、軸筒10をキャップ20から外す際には、キャップ20の両貫通孔21a,21aから露出する両係合凸部11b,11bを指で摘むことにより、軸筒10を容易に外すことができる。
尚、図示例によれば、ストラップS1を第二ストラップ取付け孔24に取り付けているが、使用者の選択によりストラップS1を第一ストラップ取付け孔23に取り付けることも可能である。
【0034】
次に、上記筆記具A1の使用状態の他例、及び本発明に係わる他の実施の形態について説明する。
図4(a)は、上記構成の筆記具A1に、上述した紐状のストラップS1に代えてボールチェーンストラップS2を取り付けた使用状態を示す。
また、図4(b)に示す筆記具A2は、キャップ20の先端側の外観形状を、上記筆記具A1のものと異なる形状に変えた態様であり、第二ストラップ取付け孔24に紐状のストラップS1を取り付けている。
また、図4(c)に示す筆記具A3は、キャップ20の先端側の外観形状を、上記筆記具A1のものと異なる形状に変えた態様であり、該キャップ20は、正面側から裏面側へ貫通する角孔状のストラップ取付け孔24に、帯状のストラップS3を取り付けている。
【0035】
また、図5(a)に示す筆記具A4は、上記筆記具A1における係合片部11を、先端側が略U字状に曲がった形状の係合片部11’に置き換えることで、該係合片部11’の弾力性を向上した態様である。
また、図5(b)に示す筆記具A5は、筆記具A1における係合片部11と先口部12との配置関係を逆にし、キャップ20に係合片部11を設けるとともに軸筒10に被係合部21を設けた態様であり、軸筒10の前端側に指に触れる係合片部11が無いため、筆記時の把持感触を向上することができる。
【0036】
尚、前記筆記具A5においては、キャップ20の左側壁に形成される貫通孔25は、第一ストラップ取付け孔23と協働して、キャップ20内にストラップを挿通させるように作用する。また、軸筒10の前端側内部には、係合片部11の撓み量を抑制する撓み制限部22が設けられる。また、キャップ20内の符号26は、先口部12をキャップ20内へ同軸状に導く案内片として作用する。
【0037】
次に、図6(a)及び(b)に示す態様の筆記具A6は、リフィール40を収納する軸筒50と、該軸筒50の後端開口部を覆い両側面に嵌め込まれるスペーサ60と、上記筆記具A1のものと同構成のキャップ20とを具備してなり、前記スペーサ60に、前記尾栓30及び上記係合片部11の作用を兼ね備えている。
【0038】
軸筒50は、上記筆記具A1の軸筒10から係合片部11を省くとともに、両側壁にスペーサ60を嵌め込むための縦溝51,51を形成してなる。
【0039】
スペーサ60は、正面視略U字状を呈し、軸筒50の後端開口部を覆う尾栓部61と、軸筒50の両側壁に嵌め込まれる左右の側壁部62,62と、両側壁部62,62の前端部からそれぞれ前方へ延出された左右の係合片部63,63とから一体成形されている。
【0040】
尾栓部61は、その軸心側に横断面十字状の受け部61aを突設しており、軸筒50の後端開口部を閉鎖した状態で、リフィール40の後端面を受ける。
また、左右の側壁部62,62は、軸筒50の左右の縦溝51,51内に嵌め込まれて軸筒50の両側壁を構成する。
また、係合片部63は、上記筆記具A1における係合片部11と同構成に、弾性片部63a、及び係合凸部63b、案内傾斜面63b1を形成してなる。
【0041】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
第一の発明によれば、軸筒とキャップとを接続する際には、一方の部材から突出する係合片部を他方の部材内へ挿入し、係合片部の係合凸部を被係合部の貫通孔に係合させる。この係合状態においては、前記係合凸部が軸筒遠心方向へ突出して前記貫通孔に係合しているため、軸筒またはキャップが軸方向へ引っ張られたとしても外れることがない。
また、軸筒とキャップとを分離する際には、被係合部の貫通孔から露出されている係合凸部を押せば、係合片部の弾性片部が弾性的に軸筒求心方向へ撓み、係合凸部と貫通孔との係合状態が解除される。
したがって、吊下げ時における不意の衝撃や振動等により軸筒またはキャップが外れるようなことがない上、軸筒とキャップとの着脱を容易に行うことができる。
しかも、撓み制限部により係合片部の撓み量が制限されるため、撓み過ぎによる係合片部の破損を防止することができる。
【0042】
その上、第二の発明によれば、係合片部を被係合部から外す際、係合凸部は、撓んだ係合片部が復帰する際の弾発力により、軸筒遠心方向へ傾斜する案内傾斜面を滑り、被係合部の外部へ抜けることになる。したがって、キャップの取り外しを一層容易にすることがきる。
【0044】
更に、第の発明によれば、吊下げ時における不意の衝撃や振動等により容易に外れるようなことがない着脱可能な尾栓を具備することができ、尾栓の着脱によりリフィール等の内部部品の交換を容易にすることができる。
【0045】
更に、第の発明によれば、スペーサに尾栓及び係合片部の双方の作用を兼ね備えることで、軸筒、キャップ、スペーサの各部品を簡素な構造に形成することができ、ひいては各部品の成形性及び生産性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる筆記具の一例を示す断面図であり、(a)は軸筒とキャップとが接続された状態、(b)は軸筒とキャップとが分離された状態を示す。
【図2】 同筆記具の後端側を示す要部拡大側面図である。
【図3】 同筆記具の使用状態図である。
【図4】 (a)は同筆記具のキャップにボールチェーンストラップを取り付けた状態の正面図であり、(b)と(c)は、それぞれキャップの他例を示す正面図である。
【図5】 係合片部及び被係合部の他例を、(a)と(b)のそれぞれに示す要部正面図である。
【図6】 本発明に係わる筆記具の他例を示し、(a)は軸筒とキャップを分離した状態の正面図、(b)は分解正面図である。
【符号の説明】
10:軸筒 11:係合片部
11a:弾性片部 11b:係合凸部
11b1:案内傾斜面 13:被掛止孔
22:撓み制限部 20:キャップ
21:被係合部 21a:貫通孔
30:尾栓 31:掛止片部
31a:弾性片部 31b:掛止凸部
60:スペーサ 61:尾栓部
62:側壁部 63:係合片部
A1:筆記具 S1:ストラップ

Claims (4)

  1. 軸筒とキャップとの何れか一方の部材から係合片部を突出させるとともに、他方の部材に、前記係合片部を係脱させる被係合部を形成している筆記具であって、
    前記係合片部は、前記他方の部材内へ挿入されるとともに軸筒求心方向へ弾性的に撓み可能な弾性片部の先端に、軸筒遠心方向へ突出する係合凸部を設けてなり、
    前記被係合部は、前記他方の部材の周壁に貫通孔を形成し、該貫通孔に内側から挿入された前記係合片部の係合凸部を露出させ
    上記軸筒と上記キャップとの何れか一方の部材には、撓んだ際の上記係合片部に当接することで、上記係合片部の撓み量を制限する撓み制限部が設けられていることを特徴とする筆記具。
  2. 上記被係合部は、上記係合片部の係合凸部を摺接させて上記貫通孔へ導く案内傾斜面を具備し、
    該案内傾斜面は、上記係合片部を形成した上記一方の部材側へ行くにしたがって、軸筒遠心方向へ傾斜していることを特徴とする請求項1記載の筆記具。
  3. 軸筒と尾栓との何れか一方の部材から掛止片部を突出させるとともに、他方の部材には前記掛止片部を係脱させる被掛止孔を形成し、
    前記掛止片部は、前記他方の部材内へ挿入されるとともに軸筒求心方向へ弾性的に撓む弾性片部の先端に、軸筒遠心方向へ突出する掛止凸部を設けてなり、
    前記被掛止孔は、前記他方の部材の周壁に貫通形成され、内側から挿入された前記掛止凸部を露出させることを特徴とする請求項1又は2記載の筆記具。
  4. 軸筒から上記係合片部を突出させるとともに、キャップに上記被係合部を形成している筆記具であって、
    上記係合片部は、前記軸筒の後端開口部を覆う尾栓部と同軸筒の側壁に嵌め込まれる側壁部とを有する着脱可能なスペーサの前端部に、一体的に形成されていることを特徴とする請求項1乃至何れか1項記載の筆記具。
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