JP3785129B2 - アキュムレート機能を有するローラコンベヤ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一対のコンベヤフレーム間に複数のローラが遊転自在に軸支され、前記各ローラが、あるいは連設した各ローラ群が別設の回転駆動手段によりそれぞれ駆動されることにより被搬送物が駆動搬送され、該駆動の停止後は被搬送物群を前詰めで揃えることが可能なアキュムレート機能を有するローラコンベヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のローラコンベヤとして、例えば図7(a)に示すようなゼノロール方式あるいは図7(b)のアキュロール方式のものが知られている。ゼノロール方式を示した図7(a)において、01はモータ等によって駆動される回転軸であり、この回転軸01にはローラ02に対応するだけの複数の駆動プーリ03が固設されている。駆動プーリ03とローラ02間にはベルト04が配設され、回転軸01が回転駆動されるとベルト04を介して各ローラ02がその上部にある被搬送物A,B,C,D・・・を搬送できるように駆動される。
【0003】
図7(a)には02−aから02−rまで合計18個のロールが示されており、4個のロール毎に同時にブレーキが掛けられるように構成されている。本従来例においては、4個のロール02−a、02−b、02−c、02−dがブレーキ体05−1により押圧係合され制動状態になっている。隣の4つのロール02−eから02−hも同様にブレーキ体05−2によりブレーキが掛けられ、制動状態になっている。従って被搬送物AとBは停止状態にある。一方、残りのロール02−iから02−rは、ブレーキ体05−3と05−4が下方に降りていて非制動状態であるので、被搬送物C、Dは搬送状態にある。
【0004】
また図7(b)のアキュロール方式は、駆動プーリ07の回転によりベルト08を循回移送し、このベルト08と摩擦接触している複数のローラ09がベルト08の循回移送に応じて回動するもので、ベルト08とローラ09の摩擦係合の断接がクラッチロール010により制御されるように構成されている。即ち、図7(b)に示すように、クラッチロール010−1と010−2は下方に位置しており、ベルト08とローラ09は非接触状態にある。従ってローラ09−aより09−iは回転駆動手段側(07,08)から切り離されているので、前後方向に自由に回動できるフリーローラとなっている。残りのローラ09−j・・・09−rはクラッチロール010−3と010−4が上方に位置しており、ベルト08とローラ09は接触状態にあるので各ローラは駆動状態にある。この状態から、例えば、クラッチロール010−3を下方に移動してベルト08との接続を断てば、被搬送物Dはフリーローラとなったローラ上で転がして停止している被搬送物Cの後端に前詰め状態になるようD’まで移動して整列させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の図7(a)に示したゼノロール方式のローラコンベヤは、ブレーキ体05を作動させると、ローラ02は慣性力で回転したあと停止するので被搬送物CがC’に、被搬送物DがD’に若干前進移動して停止することになる。従って、被搬送物A、B、C、Dは互いに空間を保有して整列停止し、被搬送物同士が前詰め状態で整列させることはできなかった。
【0006】
一方、従来の図7(b)に示したアキュロール方式のローラコンベヤは、クラッチロール010の作動によりローラ09を駆動ロールあるいはフリーロールとすることができるので、停止している被搬送物の後端に前詰め状態で整列させることができるが、ベルト08自体は一つでも被搬送物があればフルパワーで駆動しなければならず、しかもローラコンベヤの搬送距離に応じてその長さに見合ったコンベヤベルトを用意しなければならなかった。
【0007】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、搬送距離が変化しても容易に対応でき、且つローラの駆動状態とフリー状態の切り替えが即座に行え、しかも簡素な機構で被搬送物同士が前詰め状態で整列させることが可能な、いわゆるアキュムレート機能を有するローラコンベヤを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、一対のコンベヤフレーム間に複数のローラが遊転自在に軸支され、前記各ローラが、あるいは連設した各ローラ群が別設の回転駆動手段によりそれぞれ駆動されることにより被搬送物が駆動搬送され、該駆動の停止後は被搬送物を前詰めで揃えることが可能なアキュムレート機能を有するローラコンベヤであって、前記回転駆動手段の回動を順次停止することだけでその回動停止にかかわる前記ローラ、あるいはローラ群を外力により前後に回動可能なフリーローラに変換可能であり、前記ローラは、被搬送物を搬送する固定のローラ軸に遊転自在に軸支されたローラ本体と、前記回転駆動手段により回転駆動力を受け取る駆動力受動体から成り、該駆動力受動体が回転駆動力を受け取った場合のみ該回転駆動力を前記ローラ本体に伝達する駆動力伝達手段が設けられ、前記駆動力伝達手段は、前記駆動力受動体からの回転駆動力により前記ローラの軸線方向に移動する移動体と、該移動体の移動により駆動連結可能なローラ本体と連接している受け体とで構成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、ローラコンベヤの搬送長さはローラの配設長さで対応することができ、回転駆動手段からの駆動力があるかないかで駆動ローラをフリーローラに変換できるので、切り替えが即座に行え、しかもローラ停止後はアキュウムレート機能を発揮することができる。そしてローラ自体に駆動力伝達手段が設けられているから、回転駆動手段とローラ間に従来設けていたブレーキ体やクラッチロールのごとき制御機構を介在させる必要がない。また駆動力受動体からの回転駆動力を移動体の軸線方向移動に変換するという単純な作動だけでクラッチ作用が実現できる。
【0011】
本発明のアキュムレート機能を有するローラコンベヤは、前記移動体と前記受け体の駆動連結が、前記ローラの軸線に直交する両者のピン同士の噛み込みであることが好ましい。
このようにすれば、ピン同士による駆動連結であるので駆動力が確実に伝達される。
【0012】
本発明のアキュムレート機能を有するローラコンベヤは、前記移動体と前記受け体の駆動連結が、前記ローラの軸線に対して同じ傾斜角で切り欠かれた両者の傾斜面同士の押圧であることが好ましい。
このようにすれば、傾斜面全体で受け体に駆動力を伝えることができるので、受け体に対して偏心力が作用せず、円滑に駆動力が伝達される。
【0013】
本発明のアキュムレート機能を有するローラコンベヤは、前記移動体と前記受け体の駆動連結は、噛み合い歯部を有する一対の移動体側及び受け体側クラッチで構成されていることが好ましい。
このようにすれば、噛み合い歯部での駆動連結により、確実で、伝達ロスが少ない連結が実現できる。
【0014】
本発明のアキュムレート機能を有するローラコンベヤは、前記駆動力受動体と一体回転する転動体が、前記移動体に形成した該転動体を収納する傾斜凹部の傾斜部に乗り上げることにより前記移動体がローラの軸線方向に移動することが好ましい。
このようにすれば、転動体が傾斜凹部の傾斜部を乗り上げるように構成されているから、少ない回転移動で移動体を確実に軸線方向の移動に変換できる。
【0015】
本発明のアキュムレート機能を有するローラコンベヤは、前記駆動力受動手段と一体回転し、かつローラの軸線方向に可動である前記移動体と、前記ローラ軸に設けた固定カラーの傾斜面との間に転動体を配置し、該固定傾斜面に対し前記移動体を回転させることにより、前記移動体が前記転動体を介してローラの軸線方向に移動することが好ましい。
このようにすれば、傾斜面の角度に応じて移動体が徐々に回動しながらローラの軸線方向に移動するので、受け体に対して衝撃の少ない接続が実現できる。
【0016】
本発明のアキュムレート機能を有するローラコンベヤは、前記駆動力受動体と一体回転し、かつローラの軸線方向に可動である前記移動体に、前記ローラの軸線に対して傾斜するカム面を設け、該カム面がローラ軸上の固定のピンと摺接回動することにより、前記移動体がローラの軸線方向に移動することが好ましい。このようにすれば、カム面の形状を変えることにより、移動体の回動量に対するローラ本体の軸方向移動を容易に設定することができる。
【0017】
本発明のアキュムレート機能を有するローラコンベヤは、前記移動体側のクラッチは前記ローラの軸線に対して傾斜した摺動溝が形成され、駆動力受動体と一体回転するローラ軸線に直交するピンが該摺動溝と係合し、かつ前記移動体側クラッチは前記ローラ軸に設けた固定カラーとの相対回転により受け体側クラッチに向かって周期的に移動するクランク運動を行うことが好ましい。
このようにすれば、クランク運動により数回の回転でクラッチが相互に噛み合うことができ、噛み合い後は直交ピンにより受け体側クラッチを介してローラ本体に駆動力を伝達することができるので、耐久性のある伝達ロスの少ない駆動が実現できる。
【0018】
本発明のアキュムレート機能を有するローラコンベヤは、前記摺動溝はハの字状で、円周方向に複数形成されていることが好ましい。
このようにすれば、駆動力回転方向が左右どちらであっても対応できる。
【0019】
本発明のアキュムレート機能を有するローラコンベヤは、前記クランク運動は、該クラッチの端面に形成した突起部と、前記固定カラーに設けた前記突起部と当接可能な転動体との相対回転で行われることが好ましい。
このようにすれば、固定カラーを利用して簡素な構成でクランク運動を生起させることができる。
【0020】
本発明のアキュムレート機能を有するローラコンベヤは、前記受け体側クラッチが前記移動体側クラッチに向かってバネ負荷され、かつローラ本体とローラ軸線方向に摺動可能であることが好ましい。
このようにすれば、受け体側クラッチがローラ軸方向に可動であるから、衝撃の少ないスムーズな連結が可能である。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態を挙げ図面に基づいて、本発明のアキュムレート機能を有するローラコンベヤについて説明する。図1は、本発明のローラコンベヤの作用を説明するための模式図であり、一つのモータ1a、1b、1c、1dがそれぞれで4つのローラ群2を同時に回転駆動できるように一つのモータに対して4本の駆動ベルト3を掛け回したものが4グループ(IからIV)示されている。
【0022】
いま、モータ1aにより駆動される第1グループ(I)について説明すると、モータ1aが回転駆動している間は駆動ベルト3により4つのローラ2は同時駆動している。そのためローラ2上の被搬送物AやBを搬送することができる。しかし、モータ1aの回転を停止すると、回転駆動力のローラ2への伝達は遮断される。この時、ローラ2は回転駆動手段(1a、3)側から完全に切り離され、前後回転が自由なフリーローラとして機能することができる。
【0023】
したがって、モータ1aを停止させれば、被搬送物Aを手で自由にどちらの方向にも運ぶことができる。それ故、図1に示すように、モータ1aと1bが既に停止状態にあり、被搬送物A,B、Cは手動で前詰めされている。その後、モータ1cを停止させ被搬送物DをD’の位置まで移動させると、被搬送物AからDまで前詰め状態で整列させることがことができる。
【0024】
次に、回転駆動手段(1a、3)側からの駆動状態によって駆動ローラとフリーローラに切り替えることができるローラの構造と作用について、図2に基づき説明する。図2はローラの一部断面図であり、(a)はローラの停止状態を示し、(b)はローラに回転駆動力が伝わってる駆動状態を示し、(c)はピンによる駆動連結及び解除状態を表した詳細説明図である。
【0025】
図2(a)において、一対のコンベヤフレ−ム(図示せず)間に設けたローラ2は、被搬送物を駆動搬送する固定のローラ軸15に遊転自在に軸支したローラ本体4と、モータ等により駆動される適宜の回転駆動手段により回転駆動力を受け取る駆動力受動体6で構成されている。
【0026】
伝動ロープ6aにより駆動力受動体6が受け取った回動駆動力は、駆動力伝達手段12を介してローラ本体4に伝達される。駆動力伝達手段12は駆動力受動体6とローラ本体4間に配置された移動体13と、ローラ本体4と一体回転する受け体14から成っている。
【0027】
移動体13の外周面に配置したボール体13aは駆動力受動体6内面に形成した溝6bに嵌入しており、駆動力受動体6の回転が移動体13に伝達されると共に、移動体13のローラ軸線X−X方向への移動もできるように構成されている。また、移動体13の内側はコンベヤフレームに固定したローラ軸15に設けた軸受け16に回動自在に支持されている。
【0028】
軸受け16はローラ軸15に対して摺動自在に装架され、ローラ本体4側に配した戻りコイルバネ17により常に図2(a)において右方向に付勢されている。したがって、駆動力受動体6に回転駆動力が伝わっていない停止状態においては、移動体13は軸受け16を介して右方向に付勢され、移動体13の右側端面に形成した傾斜カム面13bがローラ軸15に突設したピン18と当接している。
【0029】
この状態にあっては、図2(c)に示すように、移動体13の受け体14側に設けたローラ軸線X−Xと直交する移動体ピン20と、受け体14の移動体13側に設けた同じくローラ軸線X−Xと直交する受け体ピン21は軸方向に所定距離aだけ離れている。
【0030】
駆動力受動体6に動力が伝達されていない図2(a)の停止状態から、伝動ロープ6aに駆動力が伝達され、駆動力受動体6が例えば図2(b)に示すように、矢印P方向に回転すると、ボール体13aを介して移動体13も同方向に回転し、このとき移動体13の傾斜カム面13bがピン18に当接しながら回転するので、移動体13は傾斜カム面13bのカム形状に基づき、ローラ軸線X−X方向に沿って受け体14側に戻りコイルバネ17を圧縮しながら前進する。
【0031】
移動体13が受け体14側に回転しながら前進し、傾斜カム面13bが上死点に達すると、移動体ピン20は図2(c)で示す破線位置20’まで移動し、受け体14の受け体ピン21とo点で線接触する。この位置は両ピン20と21のカミコミ位置であり、この状態に至ると駆動力受動体6は両ピン20,21を介して受け体14に回転駆動力Kが発生し、この受け体14と一体のローラ本体4に矢印Pと同方向の矢印P’方向に回動する駆動力が伝達される。
【0032】
このように、伝動ロープ6aにより駆動力受動体6が回転すれば、自動的に駆動力伝達手段12を介してローラ本体4に駆動力が伝達され、ローラ本体4上の被搬送物を搬送させることができる。
【0033】
一方、伝動ロープ6aからの駆動力が断たれ、駆動力受動体6に回転駆動力が伝達されないと、回転駆動力Kの分力によって生じていた移動体13のローラ軸線方向の前進力が戻りコイルバネ17の力に屈し、移動体13は駆動力受動体6側に後退する。
【0034】
移動体13が後退すると、移動体ピン20も後退し、カミコミ位置から外れて受け体ピン21からaだけ離れた初期位置に戻る。したがってローラ本体4は駆動力受動体6との連結が断たれ、しかもその回転を拘束するものが何もないので、何れの方向にも回転できるフリーの状態(フリーローラ)となる。それ故、所定の位置まで被搬送物をローラ本体の回動で移動させた後、被搬送群を前詰めで揃えるようなアキュムレート操作時にも、ローラ本体4に回転抵抗がかかることなく軽快に操作することができる。
【0035】
図3は本発明の第2の実施形態を示すローラコンベヤのローラ23内に配置した駆動力伝達手段24の詳細図であり、図3(a)はその断面図と別角度から見たその一部詳細断面図であり、図3(b)はその分解斜視図である。
【0036】
図3(a)において、固定のローラ軸25の一端に軸受け26を介して駆動力受動体27が回動自在に軸支されている。この駆動力受動体27の前端面にはボール等の転動体28を受け入れる球面受け座27aが形成され、駆動力受動体27が回動すると転動体28も一緒に回動する。
【0037】
転動体28の突出部は移動体29の一端面に形成された傾斜凹部29Aに収納され、また、図3(b)に示すように、移動体29の他端面29Bはローラの軸線に対して傾斜した切り欠き傾斜面となっており、この切り欠き傾斜面と同じ傾斜角で切り欠かれた受け体30の切り欠き傾斜面30Aと相対峙している。そして受け体30の他端面30Bはローラ本体31と一体回転するストッパ32の端面32aとの当接により、軸方向の移動が規制されている。
【0038】
次に、駆動力伝達手段24の作動について説明すると、駆動力受動体27に回転駆動力が付与されているときは、駆動力受動体27の回転が転動体28に伝達され、この転動体28は移動体の傾斜凹部29Aの傾斜部29aに乗り上げる。駆動力受動体27は軸方向の移動が拘束されているので、移動体29が受け体30に向かって軸方向移動し、移動体29の切り欠き傾斜面29Bと、受け体30の切り欠き傾斜面30Aとが面同士で摩擦接触する。この傾斜面全体で受け体30に駆動力を伝えることができるので、受け体30に対して偏心力が作用せず、円滑に駆動力が伝達される。
【0039】
転動体28は傾斜凹部29Aの傾斜部29aに直ちに乗り上げるように構成されているから、少ない回転移動で移動体29を確実に軸線方向の移動に変換できる。そして、受け体30はストッパ32によりその移動が拘束されているので、受け体30の他端面30Bがストッパ32の端面32aと強く摩擦係合し、駆動力受動体27の回転駆動力をローラ本体31に伝達することになる。
【0040】
また、移動体29が軸方向に強く押されると切り欠き傾斜面に沿って移動体29と受け体30が半径方向外方に移動し、ストッパ32の内周面32bと接触し、この箇所においても駆動力が伝達される。
【0041】
駆動力受動体27に回転駆動力が与えられなくなりその回転が停止すると、転動体28は再び傾斜凹部29Aに収納され、移動体29に与えていた軸方向の力が解除される。この軸方向の力の解除により、受け体30も移動体29もストッパ32との摩擦係合が解かれ、ローラ本体31へ回転駆動力が伝達されることはない。この時、ローラ本体31はその回転を拘束するものが何もないので、何れの方向にも回転できるフリーの状態となる。したがって、ローラ23上で停止している被搬送物の後端に前詰め状態になるように他の被搬送物を手で移動して整列させることができる。
【0042】
図4は本発明の第3の実施形態を示すローラコンベヤのローラ33内に配置した駆動力伝達手段34の断面図であって、この図4に基づいて駆動力伝達手段34の構造と作用について説明する。
【0043】
図4において、固定のローラ軸35は、一端面が傾斜面36aとなった固定カラー36を有し、この固定カラー36上に軸受け37を配して駆動力受動体38をローラ軸35上で回動可能に支持している。移動体40は駆動力受動体38とスプライン嵌合しており、駆動力受動体38と軸受け39を介して一体回転すると共にローラ軸線方向X−Xに移動できるように構成されている。
【0044】
また、移動体40の固定カラー36側は、傾斜面36aと相補完する同じ傾斜角の傾斜面40aが形成され、この傾斜面40aに設けたボールポケット40bにより転動体であるボール41を保持している。移動体40が駆動力受動体38の駆動力により回動されると、ボール41も移動体40と共につれ周りするので、移動体40は回転しながらローラ軸線X−X方向に戻り用コイルバネ42を間欠的に圧縮しながら前後運動することになる。
【0045】
この移動体40の前後運動は受け体43側に伝達され、移動体40と受け体43のそれぞれの係合端面40cと43aが摩擦係合し、移動体40の回転運動とローラ軸線方向移動が受け体43にも伝達される。したがって受け体43も軸受け44を介して回転しながらり押し付け用コイルバネ45を間欠的に圧縮しながら前後運動する。この押し付け用コイルバネ45のバネ力により係合端面40c、43a間の摩擦係力を任意に設定できる。受け体43はローラ本体46とスプライン嵌合しているから、受け体43の回転はそのままローラ本体46を回転駆動することになる。
【0046】
駆動力受動体38の回転が停止すると、戻り用コイルバネ42により移動体40は後退し、係合端面40c、43a間の摩擦係力が解放されて、ローラ本体46側への回転駆動力はもはや伝達されなくなる。そしてローラ本体46は外部からの力により前後どちらにも回転可能な拘束されないフリーの状態となる。したがって、ローラ33上で停止している被搬送物の後端に前詰め状態になるよう他の被搬送物を手で移動して整列させることができる。
【0047】
図5は本発明の第4の実施形態を示すローラコンベヤのローラ53内に配置した駆動力伝達手段54の断面図であり、図6は第4の実施形態で用いられている駆動力伝達手段54を構成する一対のクラッチの部分斜視図である。本発明の第4の実施形態を図5,6に基づいて説明する。
【0048】
一対のクラッチ(後で詳記する)を有する駆動力伝達手段54の詳細が示されている図5において、固定のローラ軸55の一端に固定カラー56が一体的に固着され、この固定カラー56には軸受け57を介して駆動力受動体58が回動自在に軸支されている。この固定カラー56の前端面(図5において左側を前側とする)にはボール等の転動体60を受け入れる球体受け座が形成されている。
【0049】
駆動力受動体58の端部にはローラ軸線X−Xと直交する4本の直交ピン62が円周方向に等間隔で配置され、移動体を構成するクラッチ63(以下、移動体側クラッチという)に形成した4つのハの字状摺動溝64にそれぞれ摺動できるように嵌合している。
【0050】
移動体側クラッチ63の固定カラー56後端面63aには一部傾斜突起部63bが形成されていて、移動体側クラッチ63が一回転すると、傾斜突起部63bが固定カラー56に設けた転導体60に乗り上げ前方に移動する。
【0051】
しかしながらこの傾斜突起部63bが転動体60から離れると、軸受け65と移動体側クラッチ63間に配置したバネ66により再び元の位置に移動体側クラッチ63がもどるので、駆動力受動体58が回転している間はこの移動体側クラッチ63は受け体を構成するクラッチ67(以下、受け体側クラッチという)に対して回転しながら近接離間のクランク運動を周期的に繰り返すことになる。
【0052】
ハ字状の摺動溝64は上記クランク運動に対して直交ピン62が摺動溝64から外れないように傾斜しており、かつ駆動力受動体58が左右どちらの回転に対しても対応できるように後方に向かって広がるハの字に形成されている。
【0053】
移動体側クラッチ63と受け体側クラッチ67との噛み合いは図6に示されている。移動体側クラッチ63には一対の噛み合い歯部63cが、受け体側クラッチ67には噛み合い歯部63cと嵌合可能な一対の噛み合い歯部67cがそれぞれ形成され、移動体側クラッチ63がクランク運動をすると、両歯部63cと67cが噛み合うことができる。
【0054】
両歯部63cと67cが噛み合うと、両歯の凹凸嵌合で回転駆動力が作用している限り移動体側クラッチ63の後退が阻止され、回動力は受け体側クラッチ67を介してローラ本体70に伝達される。ローラ本体70には軸受け支持体71が一体的の固着され、この軸受け支持体71、軸受け65を介してローラ本体70はローラ軸55に回動自在に支持されている。
【0055】
受け体側クラッチ67には軸方向に延びるキー溝が形成され、軸受け支持体71に設けたピン体72、73がこのキー溝に嵌合している。また、受け体側クラッチ67と軸受け65間にはバネ74が配設され、受け体側クラッチ67を常に移動体側クラッチ63に向けて付勢しているがその飛び出しはピン体73により阻止されている。
【0056】
このように構成されているので、噛み合い歯部63cが噛み合い歯部67cの端面と当接して移動体側クラッチ63が受け体側クラッチ67との連結に失敗しても、受け体側クラッチ67がバネ74に抗して前方(左方)に退避できるので激しい衝突音が回避できる。
【0057】
数回のクランク運動で噛み合い歯部63cが噛み合い歯部67cと噛み合えば、移動体側クラッチ63の後退は阻止され、4本の直交ピン62が摺動溝64の後方部に係合した状態で移動体側クラッチ63を駆動して、噛み合い歯部63c、67cを介して受け体側クラッチ67が駆動され、ピン体72、73を経てローラ本体70が駆動されることになる。
【0058】
駆動力受動体58からの回動駆動力が絶たれれば、ばね66が移動体側クラッチ63に作用して、噛み合い歯部63cが噛み合い歯部67cから外れ、移動体側クラッチ63は回転しながら初期位置に後退する。このときローラ本体70は外部からの力により前後どちらにも回転可能な拘束されないフリーの状態となり、ローラ53上で停止している被搬送物の後端に前詰め状態になるよう他の被搬送物を手で移動して整列させることができる。
【0059】
本発明の第4の実施形態によれば、移動体側クラッチ63の軸方向の移動と駆動力の伝達を転動体60と直立ピン62の別部材で構成したので、駆動力伝達手段54の耐久性の向上が図れる。また、動力伝達部も噛み合い歯部嵌合であるから確実なトルク伝達ができる。
【0060】
以上述べたように、本発明のローラコンベヤに用いられるローラ3,23,33,53は、被搬送物を搬送するローラ本体4,31,46,70と、駆動力受動体6,27,38,58とから成り、この駆動力受動体6,27,38,58が回転駆動力を受け取る場合のみ、その回転駆動力によってローラ本体4,31,46,70に駆動力を伝えることができ、駆動力受動体6,27,38,58の回転が停止すると、ローラ本体4,31,46,70は外力により前後どちらにも回転可能な拘束されないフリーローラとなることができる。
【0061】
したがって、ローラの駆動状態とフリー状態の切り替えが即座に行え、しかも簡素な機構で被搬送物同士が前詰め状態で整列させることができる。また、ローラコンベヤの搬送長さが変化しても、駆動力伝達手段を有するローラを搬送長さに応じて増減させるだけですむ。
【0062】
本発明の実施の形態例を図面に基づき説明してきたが、具体的な構成はこれら実施形態例に限られるものではなく、例えば、モータによりローラを駆動するに際し、一つのモータで数個のローラを駆動する方式に代えて、一つのモータで一つのローラを駆動するようにしても良い。また、移動体の軸方向移動形態としては、回転運動を軸方向運動に代える変換機構であれば従来のどのような機構のものを採用しても良く、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
【0063】
【発明の効果】
本発明は以下の効果を奏する。
【0064】
(a)請求項1項の発明によれば、ローラコンベヤの搬送長さはローラの配設長さで対応することができ、回転駆動手段からの駆動力があるかないかで駆動ローラをフリーローラに変換できるので、切り替えが即座に行え、しかもローラ停止後はアキュウムレート機能を発揮することができる。そしてローラ自体に駆動力伝達手段が設けられているから、回転駆動手段とローラ間に従来設けていたブレーキ体やクラッチロールのごとき制御機構を介在させる必要がない。また駆動力受動体からの回転駆動力を移動体の軸線方向移動に変換するという単純な作動だけでクラッチ作用が実現できる。
【0067】
(b)請求項2項の発明によれば、ピン同士による駆動連結であるので駆動力が確実に伝達される。
【0068】
(c)請求項3項の発明によれば、傾斜面全体で受け体に駆動力を伝えることができるので、受け体に対して偏心力が作用せず、円滑に駆動力が伝達される。
【0069】
(d)請求項4項の発明によれば、噛み合い歯部での駆動連結により、確実で、伝達ロスが少ない連結が実現できる。
【0070】
(e)請求項5項の発明によれば、転動体が傾斜凹部の傾斜部を乗り上げるように構成されているから、少ない回転移動で移動体を確実に軸線方向の移動に変換できる。
【0071】
(f)請求項6項の発明によれば、傾斜面の角度に応じて移動体が徐々に回動しながらローラの軸線方向に移動するので、受け体に対して衝撃の少ない接続が実現できる。
【0072】
(g)請求項7項の発明によれば、カム面の形状を変えることにより、移動体の回動量に対するローラ本体の軸方向移動を容易に設定することができる。
【0073】
(h)請求項8項の発明によれば、クランク運動により数回の回転でクラッチが相互に噛み合うことができ、噛み合い後は直交ピンにより受け体側クラッチを介してローラ本体に駆動力を伝達することができるので、耐久性のある伝達ロスの少ない駆動が実現できる。
【0074】
(i)請求項9項の発明によれば、駆動力回転方向が左右どちらであっても対応できる。
【0075】
(j)請求項10項の発明によれば、固定カラーを利用して簡素な構成でクランク運動を生起させることができる。
【0076】
(k)請求項11項の発明によれば、受け体側クラッチがローラ軸方向に可動であるから、衝撃の少ないスムーズな連結が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のローラコンベヤの作用を説明するための模式図である。
【図2】ローラの一部断面図であり、(a)はローラの停止状態を示し、(b)はローラに回転駆動力が伝わってる駆動状態を示し、(c)はピンによる駆動連結及び解除状態を表した詳細説明図である。
【図3】本発明の第2の実施形態を示すローラコンベヤのローラ内に配置した駆動力伝達手段の詳細図で、(a)はその断面図と別角度から見たその一部詳細断面図であり、(b)はその分解斜視図である。
【図4】本発明の第3の実施形態を示すローラコンベヤのローラ33内に配置した駆動力伝達手段34の断面図である。
【図5】本発明の第4の実施形態を示すローラコンベヤのローラ53内に配置した駆動力伝達手段54の断面図である。
【図6】本発明の第4の実施形態で用いられている駆動力伝達手段54を構成する一対のクラッチの部分斜視図である。
【図7】従来のローラコンベヤの模式図で、(a)はゼノロール方式のローラコンベヤであり、(b)はアキュロール方式のローラコンベヤを示す。
【符号の説明】
1a,b,c,d モータ
2 ローラ
3 駆動ベルト
4 ローラ本体
6 駆動力受動体
6a 伝動ロープ
6b 溝
7 ベルト
8,8A 駆動モータ
9a,10a 駆動ベルト
9b、10b 駆動力受動体
12 駆動力伝達手段
13 移動体
13a ボール体
13b 傾斜カム面
14 受け体
15 ローラ軸
16 軸受け
17 戻りコイルバネ
18 ピン
20 移動体ピン
21 受け体ピン
23 ローラ
24 駆動力伝達手段
25 ローラ軸
26 軸受け
27 駆動力受動体
28 転動体
29 移動体
29A 傾斜凹部
29a 傾斜部
29B 切り欠き傾斜面
30 受け体
30A 切り欠き傾斜面
30B 受け体の他端面
31 ローラ本体
32 ストッパ
32a 端面
32b 内周面
33 ローラ
34 駆動力伝達手段
35 ローラ軸
36 固定カラー
36a 傾斜面
37 軸受け
38 駆動力受動体
39 軸受け
40 移動体
40a 傾斜面
40b ボールポケット
40c 係合端面
41 ボール
42 戻り用コイルバネ
43 受け体
43a 係合端面
44 軸受け
45 押し付け用コイルバネ
46 ローラ本体
53 ローラ本体
54 駆動力伝達手段
55 ローラ軸
56 固定カラー
57 軸受け
58 駆動力受動体
60 転動体
62 直交ピン
63 移動体側クラッチ
63a 後端面
63b 傾斜突起部
63c 噛み合い歯部
64 ハの字状摺動溝
65 軸受け
66 バネ
67 受け体側クラッチ
67c 噛み合い歯部
70 ローラ本体
71 軸受け支持体
72,73 ピン体
74 バネ
A,B,C.D 被搬送物
X−X ローラ軸線
K 回転駆動力
P 駆動力受動体の回転方向
P’ ローラ本体の回転方向
Claims (11)
- 一対のコンベヤフレーム間に複数のローラが遊転自在に軸支され、前記各ローラが、あるいは連設した各ローラ群が別設の回転駆動手段によりそれぞれ駆動されることにより被搬送物が駆動搬送され、該駆動の停止後は被搬送物を前詰めで揃えることが可能なアキュムレート機能を有するローラコンベヤであって、前記回転駆動手段の回動を順次停止することだけでその回動停止にかかわる前記ローラ、あるいはローラ群を外力により前後に回動可能なフリーローラに変換可能であり、前記ローラは、被搬送物を搬送する固定のローラ軸に遊転自在に軸支されたローラ本体と、前記回転駆動手段により回転駆動力を受け取る駆動力受動体から成り、該駆動力受動体が回転駆動力を受け取った場合のみ該回転駆動力を前記ローラ本体に伝達する駆動力伝達手段が設けられ、前記駆動力伝達手段は、前記駆動力受動体からの回転駆動力により前記ローラの軸線方向に移動する移動体と、該移動体の移動により駆動連結可能なローラ本体と連接している受け体とで構成されていることを特徴とするアキュムレート機能を有するローラコンベヤ。
- 前記移動体と前記受け体の駆動連結は、前記ローラの軸線に直交する両者のピン同士の噛み込みである請求項1に記載のアキュムレート機能を有するローラコンベヤ。
- 前記移動体と前記受け体の駆動連結は、前記ローラの軸線に対して同じ傾斜角で切り欠かれた両者の傾斜面同士の押圧である請求項1に記載のアキュムレート機能を有するローラコンベヤ。
- 前記移動体と前記受け体の駆動連結は、噛み合い歯部を有する一対の移動体側及び受け体側クラッチで構成されている請求項1に記載のアキュムレート機能を有するローラコンベヤ。
- 前記駆動力受動体と一体回転する転動体が、前記移動体に形成した該転動体を収納する傾斜凹部の傾斜部に乗り上げることにより、前記移動体がローラの軸線方向に移動する請求項1ないし4のいずれかに記載のアキュムレート機能を有するローラコンベヤ。
- 前記駆動力受動体と一体回転しかつローラの軸線方向に可動である前記移動体と、前記ローラ軸に設けた固定カラーの傾斜面との間に転動体を配置し、該固定傾斜面に対し前記移動体を回転させることにより、該移動体が前記転動体を介してローラの軸線方向に移動する請求項1ないし4のいずれかに記載のアキュムレート機能を有するローラコンベヤ。
- 前記駆動力受動体と一体回転しかつローラの軸線方向に可動である前記移動体に、前記ローラの軸線に対して傾斜するカム面を設け、該カム面がローラ軸上の固定のピンと摺接回動することにより、前記移動体がローラの軸線方向に移動する請求項1ないし4のいずれかに記載のアキュムレート機能を有するローラコンベヤ。
- 前記移動体側のクラッチは前記ローラの軸線に対して傾斜した摺動溝が形成され、駆動力受動体と一体回転するローラ軸線に直交するピンが該摺動溝と係合し、かつ前記移動体側クラッチは前記ローラ軸に設けた固定カラーとの相対回転により受け体側クラッチに向かって周期的に移動するクランク運動を行う請求項4に記載のアキュムレート機能を有するローラコンベヤ。
- 前記摺動溝はハの字状で、円周方向に複数形成されている請求項8に記載のアキュムレート機能を有するローラコンベヤ。
- 前記クランク運動は、該クラッチの端面に形成した突起部と、前記固定カラーに設けた前記突起部と当接可能な転動体との相対回転で行われる請求項8または9に記載のアキュムレート機能を有するローラコンベヤ。
- 前記受け体側クラッチは前記移動体側クラッチに向かってバネ負荷され、かつローラ本体とローラ軸線方向に摺動可能である請求項8ないし請求項10のいずれかに記載のアキュムレート機能を有するローラコンベヤ。
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