JP2003292144A - アキュムレート機能を有するローラコンベヤ - Google Patents

アキュムレート機能を有するローラコンベヤ

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JP2003292144A JP2002278909A JP2002278909A JP2003292144A JP 2003292144 A JP2003292144 A JP 2003292144A JP 2002278909 A JP2002278909 A JP 2002278909A JP 2002278909 A JP2002278909 A JP 2002278909A JP 2003292144 A JP2003292144 A JP 2003292144A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送距離が変化しても容易に対応でき、且つ
ローラの駆動状態とフリー状態の切り替えが即座に行
え、しかも簡素な機構で被搬送物同士が前詰め状態で整
列させることが可能な、いわゆるアキュムレート機能を
有するローラコンベヤを提供すること。 【解決手段】 一対のコンベヤフレーム間に複数のロー
ラ2が遊転自在に軸支され、各ローラ2が、あるいは連
設した各ローラ群が別設の回転駆動手段1a、3により
それぞれ駆動されることにより被搬送物(AからD)が
駆動搬送され、該駆動の停止後は被搬送物(AからD)
を前詰めで揃えることが可能なアキュムレート機能を有
するローラコンベヤにおいて、回転駆動手段1a、3の
回動を順次停止することだけでその回動停止にかかわる
前記ローラ、あるいはローラ群を外力により前後に回動
可能なフリーローラに変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対のコンベヤフ
レーム間に複数のローラが遊転自在に軸支され、前記各
ローラが、あるいは連設した各ローラ群が別設の回転駆
動手段によりそれぞれ駆動されることにより被搬送物が
駆動搬送され、該駆動の停止後は被搬送物群を前詰めで
揃えることが可能なアキュムレート機能を有するローラ
コンベヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のローラコンベヤとして、例えば図
7(a)に示すようなゼノロール方式あるいは図7
(b)のアキュロール方式のものが知られている。ゼノ
ロール方式を示した図7(a)において、01はモータ
等によって駆動される回転軸であり、この回転軸01に
はローラ02に対応するだけの複数の駆動プーリ03が
固設されている。駆動プーリ03とローラ02間にはベ
ルト04が配設され、回転軸01が回転駆動されるとベ
ルト04を介して各ローラ02がその上部にある被搬送
物A,B,C,D・・・を搬送できるように駆動され
る。
【0003】図7(a)には02−aから02−rまで
合計18個のロールが示されており、4個のロール毎に
同時にブレーキが掛けられるように構成されている。本
従来例においては、4個のロール02−a、02−b、
02−c、02−dがブレーキ体05−1により押圧係
合され制動状態になっている。隣の4つのロール02−
eから02−hも同様にブレーキ体05−2によりブレ
ーキが掛けられ、制動状態になっている。従って被搬送
物AとBは停止状態にある。一方、残りのロール02−
iから02−rは、ブレーキ体05−3と05−4が下
方に降りていて非制動状態であるので、被搬送物C、D
は搬送状態にある。
【0004】また図7(b)のアキュロール方式は、駆
動プーリ07の回転によりベルト08を循回移送し、こ
のベルト08と摩擦接触している複数のローラ09がベ
ルト08の循回移送に応じて回動するもので、ベルト0
8とローラ09の摩擦係合の断接がクラッチロール01
0により制御されるように構成されている。即ち、図7
(b)に示すように、クラッチロール010−1と01
0−2は下方に位置しており、ベルト08とローラ09
は非接触状態にある。従ってローラ09−aより09−
iは回転駆動手段側(07,08)から切り離されてい
るので、前後方向に自由に回動できるフリーローラとな
っている。残りのローラ09−j・・・09−rはクラ
ッチロール010−3と010−4が上方に位置してお
り、ベルト08とローラ09は接触状態にあるので各ロ
ーラは駆動状態にある。この状態から、例えば、クラッ
チロール010−3を下方に移動してベルト08との接
続を断てば、被搬送物Dはフリーローラとなったローラ
上で転がして停止している被搬送物Cの後端に前詰め状
態になるようD’まで移動して整列させることができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
図7(a)に示したゼノロール方式のローラコンベヤ
は、ブレーキ体05を作動させると、ローラ02は慣性
力で回転したあと停止するので被搬送物CがC’に、被
搬送物DがD’に若干前進移動して停止することにな
る。従って、被搬送物A、B、C、Dは互いに空間を保
有して整列停止し、被搬送物同士が前詰め状態で整列さ
せることはできなかった。
【0006】一方、従来の図7(b)に示したアキュロ
ール方式のローラコンベヤは、クラッチロール010の
作動によりローラ09を駆動ロールあるいはフリーロー
ルとすることができるので、停止している被搬送物の後
端に前詰め状態で整列させることができるが、ベルト0
8自体は一つでも被搬送物があればフルパワーで駆動し
なければならず、しかもローラコンベヤの搬送距離に応
じてその長さに見合ったコンベヤベルトを用意しなけれ
ばならなかった。
【0007】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たもので、搬送距離が変化しても容易に対応でき、且つ
ローラの駆動状態とフリー状態の切り替えが即座に行
え、しかも簡素な機構で被搬送物同士が前詰め状態で整
列させることが可能な、いわゆるアキュムレート機能を
有するローラコンベヤを提供することを目的とするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、一対のコンベヤフレーム間に複数のローラが遊転自
在に軸支され、前記各ローラが、あるいは連設した各ロ
ーラ群が別設の回転駆動手段によりそれぞれ駆動される
ことにより被搬送物が駆動搬送され、該駆動の停止後は
被搬送物を前詰めで揃えることが可能なアキュムレート
機能を有するローラコンベヤであって、前記回転駆動手
段の回動を順次停止することだけでその回動停止にかか
わる前記ローラ、あるいはローラ群を外力により前後に
回動可能なフリーローラに変換可能であることを特徴と
している。この特徴によれば、ローラコンベヤの搬送長
さはローラの配設長さで対応することができ、回転駆動
手段からの駆動力があるかないかで駆動ローラをフリー
ローラに変換できるので、切り替えが即座に行え、しか
もローラ停止後はアキュウムレート機能を発揮すること
ができる。
【0009】本発明のアキュムレート機能を有するロー
ラコンベヤは、前記ローラが、被搬送物を搬送する固定
のローラ軸に遊転自在に軸支されたローラ本体と、前記
回転駆動手段により回転駆動力を受け取る駆動力受動体
から成り、該駆動力受動体が回転駆動力を受け取った場
合のみ該回転駆動力を前記ローラ本体に伝達する駆動力
伝達手段が設けられていることが好ましい。このように
すれば、ローラ自体に駆動力伝達手段が設けられている
から、回転駆動手段とローラ間に従来設けていたブレー
キ体やクラッチロールのごとき制御機構を介在させる必
要がない。
【0010】本発明のアキュムレート機能を有するロー
ラコンベヤは、前記駆動力伝達手段が、前記駆動力受動
体からの回転駆動力により前記ローラの軸線方向に移動
する移動体と、該移動体の移動により駆動連結可能なロ
ーラ本体と連接している受け体とで構成されていること
が好ましい。このようにすれば、駆動力受動体からの回
転駆動力を移動体の軸線方向移動に変換するという単純
な作動だけでクラッチ作用が実現できる。
【0011】本発明のアキュムレート機能を有するロー
ラコンベヤは、前記移動体と前記受け体の駆動連結が、
前記ローラの軸線に直交する両者のピン同士の噛み込み
であることが好ましい。このようにすれば、ピン同士に
よる駆動連結であるので駆動力が確実に伝達される。
【0012】本発明のアキュムレート機能を有するロー
ラコンベヤは、前記移動体と前記受け体の駆動連結が、
前記ローラの軸線に対して同じ傾斜角で切り欠かれた両
者の傾斜面同士の押圧であることが好ましい。このよう
にすれば、傾斜面全体で受け体に駆動力を伝えることが
できるので、受け体に対して偏心力が作用せず、円滑に
駆動力が伝達される。
【0013】本発明のアキュムレート機能を有するロー
ラコンベヤは、前記移動体と前記受け体の駆動連結は、
噛み合い歯部を有する一対の移動体側及び受け体側クラ
ッチで構成されていることが好ましい。このようにすれ
ば、噛み合い歯部での駆動連結により、確実で、伝達ロ
スが少ない連結が実現できる。
【0014】本発明のアキュムレート機能を有するロー
ラコンベヤは、前記駆動力受動体と一体回転する転動体
が、前記移動体に形成した該転動体を収納する傾斜凹部
の傾斜部に乗り上げることにより前記移動体がローラの
軸線方向に移動することが好ましい。このようにすれ
ば、転動体が傾斜凹部の傾斜部を乗り上げるように構成
されているから、少ない回転移動で移動体を確実に軸線
方向の移動に変換できる。
【0015】本発明のアキュムレート機能を有するロー
ラコンベヤは、前記駆動力受動手段と一体回転し、かつ
ローラの軸線方向に可動である前記移動体と、前記ロー
ラ軸に設けた固定カラーの傾斜面との間に転動体を配置
し、該固定傾斜面に対し前記移動体を回転させることに
より、前記移動体が前記転動体を介してローラの軸線方
向に移動することが好ましい。このようにすれば、傾斜
面の角度に応じて移動体が徐々に回動しながらローラの
軸線方向に移動するので、受け体に対して衝撃の少ない
接続が実現できる。
【0016】本発明のアキュムレート機能を有するロー
ラコンベヤは、前記駆動力受動体と一体回転し、かつロ
ーラの軸線方向に可動である前記移動体に、前記ローラ
の軸線に対して傾斜するカム面を設け、該カム面がロー
ラ軸上の固定のピンと摺接回動することにより、前記移
動体がローラの軸線方向に移動することが好ましい。こ
のようにすれば、カム面の形状を変えることにより、移
動体の回動量に対するローラ本体の軸方向移動を容易に
設定することができる。
【0017】本発明のアキュムレート機能を有するロー
ラコンベヤは、前記移動体側のクラッチは前記ローラの
軸線に対して傾斜した摺動溝が形成され、駆動力受動体
と一体回転するローラ軸線に直交するピンが該摺動溝と
係合し、かつ前記移動体側クラッチは前記ローラ軸に設
けた固定カラーとの相対回転により受け体側クラッチに
向かって周期的に移動するクランク運動を行うことが好
ましい。このようにすれば、クランク運動により数回の
回転でクラッチが相互に噛み合うことができ、噛み合い
後は直交ピンにより受け体側クラッチを介してローラ本
体に駆動力を伝達することができるので、耐久性のある
伝達ロスの少ない駆動が実現できる。
【0018】本発明のアキュムレート機能を有するロー
ラコンベヤは、前記摺動溝はハの字状で、円周方向に複
数形成されていることが好ましい。このようにすれば、
駆動力回転方向が左右どちらであっても対応できる。
【0019】本発明のアキュムレート機能を有するロー
ラコンベヤは、前記クランク運動は、該クラッチの端面
に形成した突起部と、前記固定カラーに設けた前記突起
部と当接可能な転動体との相対回転で行われることが好
ましい。このようにすれば、固定カラーを利用して簡素
な構成でクランク運動を生起させることができる。
【0020】本発明のアキュムレート機能を有するロー
ラコンベヤは、前記受け体側クラッチが前記移動体側ク
ラッチに向かってバネ負荷され、かつローラ本体とロー
ラ軸線方向に摺動可能であることが好ましい。このよう
にすれば、受け体側クラッチがローラ軸方向に可動であ
るから、衝撃の少ないスムーズな連結が可能である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を挙げ図面に基
づいて、本発明のアキュムレート機能を有するローラコ
ンベヤについて説明する。図1は、本発明のローラコン
ベヤの作用を説明するための模式図であり、一つのモー
タ1a、1b、1c、1dがそれぞれで4つのローラ群
2を同時に回転駆動できるように一つのモータに対して
4本の駆動ベルト3を掛け回したものが4グループ(I
からIV)示されている。
【0022】いま、モータ1aにより駆動される第1グ
ループ(I)について説明すると、モータ1aが回転駆
動している間は駆動ベルト3により4つのローラ2は同
時駆動している。そのためローラ2上の被搬送物AやB
を搬送することができる。しかし、モータ1aの回転を
停止すると、回転駆動力のローラ2への伝達は遮断され
る。この時、ローラ2は回転駆動手段(1a、3)側か
ら完全に切り離され、前後回転が自由なフリーローラと
して機能することができる。
【0023】したがって、モータ1aを停止させれば、
被搬送物Aを手で自由にどちらの方向にも運ぶことがで
きる。それ故、図1に示すように、モータ1aと1bが
既に停止状態にあり、被搬送物A,B、Cは手動で前詰
めされている。その後、モータ1cを停止させ被搬送物
DをD’の位置まで移動させると、被搬送物AからDま
で前詰め状態で整列させることがことができる。
【0024】次に、回転駆動手段(1a、3)側からの
駆動状態によって駆動ローラとフリーローラに切り替え
ることができるローラの構造と作用について、図2に基
づき説明する。図2はローラの一部断面図であり、
(a)はローラの停止状態を示し、(b)はローラに回
転駆動力が伝わってる駆動状態を示し、(c)はピンに
よる駆動連結及び解除状態を表した詳細説明図である。
【0025】図2(a)において、一対のコンベヤフレ
−ム(図示せず)間に設けたローラ2は、被搬送物を駆
動搬送する固定のローラ軸15に遊転自在に軸支したロ
ーラ本体4と、モータ等により駆動される適宜の回転駆
動手段により回転駆動力を受け取る駆動力受動体6で構
成されている。
【0026】伝動ロープ6aにより駆動力受動体6が受
け取った回動駆動力は、駆動力伝達手段12を介してロ
ーラ本体4に伝達される。駆動力伝達手段12は駆動力
受動体6とローラ本体4間に配置された移動体13と、
ローラ本体4と一体回転する受け体14から成ってい
る。
【0027】移動体13の外周面に配置したボール体1
3aは駆動力受動体6内面に形成した溝6bに嵌入して
おり、駆動力受動体6の回転が移動体13に伝達される
と共に、移動体13のローラ軸線X−X方向への移動も
できるように構成されている。また、移動体13の内側
はコンベヤフレームに固定したローラ軸15に設けた軸
受け16に回動自在に支持されている。
【0028】軸受け16はローラ軸15に対して摺動自
在に装架され、ローラ本体4側に配した戻りコイルバネ
17により常に図2(a)において右方向に付勢されて
いる。したがって、駆動力受動体6に回転駆動力が伝わ
っていない停止状態においては、移動体13は軸受け1
6を介して右方向に付勢され、移動体13の右側端面に
形成した傾斜カム面13bがローラ軸15に突設したピ
ン18と当接している。
【0029】この状態にあっては、図2(c)に示すよ
うに、移動体13の受け体14側に設けたローラ軸線X
−Xと直交する移動体ピン20と、受け体14の移動体
13側に設けた同じくローラ軸線X−Xと直交する受け
体ピン21は軸方向に所定距離aだけ離れている。
【0030】駆動力受動体6に動力が伝達されていない
図2(a)の停止状態から、伝動ロープ6aに駆動力が
伝達され、駆動力受動体6が例えば図2(b)に示すよ
うに、矢印P方向に回転すると、ボール体13aを介し
て移動体13も同方向に回転し、このとき移動体13の
傾斜カム面13bがピン18に当接しながら回転するの
で、移動体13は傾斜カム面13bのカム形状に基づ
き、ローラ軸線X−X方向に沿って受け体14側に戻り
コイルバネ17を圧縮しながら前進する。
【0031】移動体13が受け体14側に回転しながら
前進し、傾斜カム面13bが上死点に達すると、移動体
ピン20は図2(c)で示す破線位置20’まで移動
し、受け体14の受け体ピン21とo点で線接触する。
この位置は両ピン20と21のカミコミ位置であり、こ
の状態に至ると駆動力受動体6は両ピン20,21を介
して受け体14に回転駆動力Kが発生し、この受け体1
4と一体のローラ本体4に矢印Pと同方向の矢印P’方
向に回動する駆動力が伝達される。
【0032】このように、伝動ロープ6aにより駆動力
受動体6が回転すれば、自動的に駆動力伝達手段12を
介してローラ本体4に駆動力が伝達され、ローラ本体4
上の被搬送物を搬送させることができる。
【0033】一方、伝動ロープ6aからの駆動力が断た
れ、駆動力受動体6に回転駆動力が伝達されないと、回
転駆動力Kの分力によって生じていた移動体13のロー
ラ軸線方向の前進力が戻りコイルバネ17の力に屈し、
移動体13は駆動力受動体6側に後退する。
【0034】移動体13が後退すると、移動体ピン20
も後退し、カミコミ位置から外れて受け体ピン21から
aだけ離れた初期位置に戻る。したがってローラ本体4
は駆動力受動体6との連結が断たれ、しかもその回転を
拘束するものが何もないので、何れの方向にも回転でき
るフリーの状態(フリーローラ)となる。それ故、所定
の位置まで被搬送物をローラ本体の回動で移動させた
後、被搬送群を前詰めで揃えるようなアキュムレート操
作時にも、ローラ本体4に回転抵抗がかかることなく軽
快に操作することができる。
【0035】図3は本発明の第2の実施形態を示すロー
ラコンベヤのローラ23内に配置した駆動力伝達手段2
4の詳細図であり、図3(a)はその断面図と別角度か
ら見たその一部詳細断面図であり、図3(b)はその分
解斜視図である。
【0036】図3(a)において、固定のローラ軸25
の一端に軸受け26を介して駆動力受動体27が回動自
在に軸支されている。この駆動力受動体27の前端面に
はボール等の転動体28を受け入れる球面受け座27a
が形成され、駆動力受動体27が回動すると転動体28
も一緒に回動する。
【0037】転動体28の突出部は移動体29の一端面
に形成された傾斜凹部29Aに収納され、また、図3
(b)に示すように、移動体29の他端面29Bはロー
ラの軸線に対して傾斜した切り欠き傾斜面となってお
り、この切り欠き傾斜面と同じ傾斜角で切り欠かれた受
け体30の切り欠き傾斜面30Aと相対峙している。そ
して受け体30の他端面30Bはローラ本体31と一体
回転するストッパ32の端面32aとの当接により、軸
方向の移動が規制されている。
【0038】次に、駆動力伝達手段24の作動について
説明すると、駆動力受動体27に回転駆動力が付与され
ているときは、駆動力受動体27の回転が転動体28に
伝達され、この転動体28は移動体の傾斜凹部29Aの
傾斜部29aに乗り上げる。駆動力受動体27は軸方向
の移動が拘束されているので、移動体29が受け体30
に向かって軸方向移動し、移動体29の切り欠き傾斜面
29Bと、受け体30の切り欠き傾斜面30Aとが面同
士で摩擦接触する。この傾斜面全体で受け体30に駆動
力を伝えることができるので、受け体30に対して偏心
力が作用せず、円滑に駆動力が伝達される。
【0039】転動体28は傾斜凹部29Aの傾斜部29
aに直ちに乗り上げるように構成されているから、少な
い回転移動で移動体29を確実に軸線方向の移動に変換
できる。そして、受け体30はストッパ32によりその
移動が拘束されているので、受け体30の他端面30B
がストッパ32の端面32aと強く摩擦係合し、駆動力
受動体27の回転駆動力をローラ本体31に伝達するこ
とになる。
【0040】また、移動体29が軸方向に強く押される
と切り欠き傾斜面に沿って移動体29と受け体30が半
径方向外方に移動し、ストッパ32の内周面32bと接
触し、この箇所においても駆動力が伝達される。
【0041】駆動力受動体27に回転駆動力が与えられ
なくなりその回転が停止すると、転動体28は再び傾斜
凹部29Aに収納され、移動体29に与えていた軸方向
の力が解除される。この軸方向の力の解除により、受け
体30も移動体29もストッパ32との摩擦係合が解か
れ、ローラ本体31へ回転駆動力が伝達されることはな
い。この時、ローラ本体31はその回転を拘束するもの
が何もないので、何れの方向にも回転できるフリーの状
態となる。したがって、ローラ23上で停止している被
搬送物の後端に前詰め状態になるように他の被搬送物を
手で移動して整列させることができる。
【0042】図4は本発明の第3の実施形態を示すロー
ラコンベヤのローラ33内に配置した駆動力伝達手段3
4の断面図であって、この図4に基づいて駆動力伝達手
段34の構造と作用について説明する。
【0043】図4において、固定のローラ軸35は、一
端面が傾斜面36aとなった固定カラー36を有し、こ
の固定カラー36上に軸受け37を配して駆動力受動体
38をローラ軸35上で回動可能に支持している。移動
体40は駆動力受動体38とスプライン嵌合しており、
駆動力受動体38と軸受け39を介して一体回転すると
共にローラ軸線方向X−Xに移動できるように構成され
ている。
【0044】また、移動体40の固定カラー36側は、
傾斜面36aと相補完する同じ傾斜角の傾斜面40aが
形成され、この傾斜面40aに設けたボールポケット4
0bにより転動体であるボール41を保持している。移
動体40が駆動力受動体38の駆動力により回動される
と、ボール41も移動体40と共につれ周りするので、
移動体40は回転しながらローラ軸線X−X方向に戻り
用コイルバネ42を間欠的に圧縮しながら前後運動する
ことになる。
【0045】この移動体40の前後運動は受け体43側
に伝達され、移動体40と受け体43のそれぞれの係合
端面40cと43aが摩擦係合し、移動体40の回転運
動とローラ軸線方向移動が受け体43にも伝達される。
したがって受け体43も軸受け44を介して回転しなが
らり押し付け用コイルバネ45を間欠的に圧縮しながら
前後運動する。この押し付け用コイルバネ45のバネ力
により係合端面40c、43a間の摩擦係力を任意に設
定できる。受け体43はローラ本体46とスプライン嵌
合しているから、受け体43の回転はそのままローラ本
体46を回転駆動することになる。
【0046】駆動力受動体38の回転が停止すると、戻
り用コイルバネ42により移動体40は後退し、係合端
面40c、43a間の摩擦係力が解放されて、ローラ本
体46側への回転駆動力はもはや伝達されなくなる。そ
してローラ本体46は外部からの力により前後どちらに
も回転可能な拘束されないフリーの状態となる。したが
って、ローラ33上で停止している被搬送物の後端に前
詰め状態になるよう他の被搬送物を手で移動して整列さ
せることができる。
【0047】図5は本発明の第4の実施形態を示すロー
ラコンベヤのローラ53内に配置した駆動力伝達手段5
4の断面図であり、図6は第4の実施形態で用いられて
いる駆動力伝達手段54を構成する一対のクラッチの部
分斜視図である。本発明の第4の実施形態を図5,6に
基づいて説明する。
【0048】一対のクラッチ(後で詳記する)を有する
駆動力伝達手段54の詳細が示されている図5におい
て、固定のローラ軸55の一端に固定カラー56が一体
的に固着され、この固定カラー56には軸受け57を介
して駆動力受動体58が回動自在に軸支されている。こ
の固定カラー56の前端面(図5において左側を前側と
する)にはボール等の転動体60を受け入れる球体受け
座が形成されている。
【0049】駆動力受動体58の端部にはローラ軸線X
−Xと直交する4本の直交ピン62が円周方向に等間隔
で配置され、移動体を構成するクラッチ63(以下、移
動体側クラッチという)に形成した4つのハの字状摺動
溝64にそれぞれ摺動できるように嵌合している。
【0050】移動体側クラッチ63の固定カラー56後
端面63aには一部傾斜突起部63bが形成されてい
て、移動体側クラッチ63が一回転すると、傾斜突起部
63bが固定カラー56に設けた転導体60に乗り上げ
前方に移動する。
【0051】しかしながらこの傾斜突起部63bが転動
体60から離れると、軸受け65と移動体側クラッチ6
3間に配置したバネ66により再び元の位置に移動体側
クラッチ63がもどるので、駆動力受動体58が回転し
ている間はこの移動体側クラッチ63は受け体を構成す
るクラッチ67(以下、受け体側クラッチという)に対
して回転しながら近接離間のクランク運動を周期的に繰
り返すことになる。
【0052】ハ字状の摺動溝64は上記クランク運動に
対して直交ピン62が摺動溝64から外れないように傾
斜しており、かつ駆動力受動体58が左右どちらの回転
に対しても対応できるように後方に向かって広がるハの
字に形成されている。
【0053】移動体側クラッチ63と受け体側クラッチ
67との噛み合いは図6に示されている。移動体側クラ
ッチ63には一対の噛み合い歯部63cが、受け体側ク
ラッチ67には噛み合い歯部63cと嵌合可能な一対の
噛み合い歯部67cがそれぞれ形成され、移動体側クラ
ッチ63がクランク運動をすると、両歯部63cと67
cが噛み合うことができる。
【0054】両歯部63cと67cが噛み合うと、両歯
の凹凸嵌合で回転駆動力が作用している限り移動体側ク
ラッチ63の後退が阻止され、回動力は受け体側クラッ
チ67を介してローラ本体70に伝達される。ローラ本
体70には軸受け支持体71が一体的の固着され、この
軸受け支持体71、軸受け65を介してローラ本体70
はローラ軸55に回動自在に支持されている。
【0055】受け体側クラッチ67には軸方向に延びる
キー溝が形成され、軸受け支持体71に設けたピン体7
2、73がこのキー溝に嵌合している。また、受け体側
クラッチ67と軸受け65間にはバネ74が配設され、
受け体側クラッチ67を常に移動体側クラッチ63に向
けて付勢しているがその飛び出しはピン体73により阻
止されている。
【0056】このように構成されているので、噛み合い
歯部63cが噛み合い歯部67cの端面と当接して移動
体側クラッチ63が受け体側クラッチ67との連結に失
敗しても、受け体側クラッチ67がバネ74に抗して前
方(左方)に退避できるので激しい衝突音が回避でき
る。
【0057】数回のクランク運動で噛み合い歯部63c
が噛み合い歯部67cと噛み合えば、移動体側クラッチ
63の後退は阻止され、4本の直交ピン62が摺動溝6
4の後方部に係合した状態で移動体側クラッチ63を駆
動して、噛み合い歯部63c、67cを介して受け体側
クラッチ67が駆動され、ピン体72、73を経てロー
ラ本体70が駆動されることになる。
【0058】駆動力受動体58からの回動駆動力が絶た
れれば、ばね66が移動体側クラッチ63に作用して、
噛み合い歯部63cが噛み合い歯部67cから外れ、移
動体側クラッチ63は回転しながら初期位置に後退す
る。このときローラ本体70は外部からの力により前後
どちらにも回転可能な拘束されないフリーの状態とな
り、ローラ53上で停止している被搬送物の後端に前詰
め状態になるよう他の被搬送物を手で移動して整列させ
ることができる。
【0059】本発明の第4の実施形態によれば、移動体
側クラッチ63の軸方向の移動と駆動力の伝達を転動体
60と直立ピン62の別部材で構成したので、駆動力伝
達手段54の耐久性の向上が図れる。また、動力伝達部
も噛み合い歯部嵌合であるから確実なトルク伝達ができ
る。
【0060】以上述べたように、本発明のローラコンベ
ヤに用いられるローラ3,23,33,53は、被搬送
物を搬送するローラ本体4,31,46,70と、駆動
力受動体6,27,38,58とから成り、この駆動力
受動体6,27,38,58が回転駆動力を受け取る場
合のみ、その回転駆動力によってローラ本体4,31,
46,70に駆動力を伝えることができ、駆動力受動体
6,27,38,58の回転が停止すると、ローラ本体
4,31,46,70は外力により前後どちらにも回転
可能な拘束されないフリーローラとなることができる。
【0061】したがって、ローラの駆動状態とフリー状
態の切り替えが即座に行え、しかも簡素な機構で被搬送
物同士が前詰め状態で整列させることができる。また、
ローラコンベヤの搬送長さが変化しても、駆動力伝達手
段を有するローラを搬送長さに応じて増減させるだけで
すむ。
【0062】本発明の実施の形態例を図面に基づき説明
してきたが、具体的な構成はこれら実施形態例に限られ
るものではなく、例えば、モータによりローラを駆動す
るに際し、一つのモータで数個のローラを駆動する方式
に代えて、一つのモータで一つのローラを駆動するよう
にしても良い。また、移動体の軸方向移動形態として
は、回転運動を軸方向運動に代える変換機構であれば従
来のどのような機構のものを採用しても良く、本発明の
要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本
発明に含まれる。
【0063】
【発明の効果】本発明は以下の効果を奏する。
【0064】(a)請求項1項の発明によれば、ローラ
コンベヤの搬送長さはローラの配設長さで対応すること
ができ、回転駆動手段からの駆動力があるかないかで駆
動ローラをフリーローラに変換できるので、切り替えが
即座に行え、しかもローラ停止後はアキュウムレート機
能を発揮することができる。
【0065】(b)請求項2項の発明によれば、ローラ
自体に駆動力伝達手段が設けられているから、回転駆動
手段とローラ間に従来設けていたブレーキ体やクラッチ
ロールのごとき制御機構を介在させる必要がない。
【0066】(c)請求項3項の発明によれば、駆動力
受動体からの回転駆動力を移動体の軸線方向移動に変換
するという単純な作動だけでクラッチ作用が実現でき
る。
【0067】(d)請求項4項の発明によれば、ピン同
士による駆動連結であるので駆動力が確実に伝達され
る。
【0068】(e)請求項5項の発明によれば、傾斜面
全体で受け体に駆動力を伝えることができるので、受け
体に対して偏心力が作用せず、円滑に駆動力が伝達され
る。
【0069】(f)請求項6項の発明によれば、噛み合
い歯部での駆動連結により、確実で、伝達ロスが少ない
連結が実現できる。
【0070】(g)請求項7項の発明によれば、転動体
が傾斜凹部の傾斜部を乗り上げるように構成されている
から、少ない回転移動で移動体を確実に軸線方向の移動
に変換できる。
【0071】(h)請求項8項の発明によれば、傾斜面
の角度に応じて移動体が徐々に回動しながらローラの軸
線方向に移動するので、受け体に対して衝撃の少ない接
続が実現できる。
【0072】(i)請求項9項の発明によれば、カム面
の形状を変えることにより、移動体の回動量に対するロ
ーラ本体の軸方向移動を容易に設定することができる。
【0073】(j)請求項10項の発明によれば、クラ
ンク運動により数回の回転でクラッチが相互に噛み合う
ことができ、噛み合い後は直交ピンにより受け体側クラ
ッチを介してローラ本体に駆動力を伝達することができ
るので、耐久性のある伝達ロスの少ない駆動が実現でき
る。
【0074】(k)請求項11項の発明によれば、駆動
力回転方向が左右どちらであっても対応できる。
【0075】(l)請求項12項の発明によれば、固定
カラーを利用して簡素な構成でクランク運動を生起させ
ることができる。
【0076】(m)請求項13項の発明によれば、受け
体側クラッチがローラ軸方向に可動であるから、衝撃の
少ないスムーズな連結が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のローラコンベヤの作用を説明するため
の模式図である。
【図2】ローラの一部断面図であり、(a)はローラの
停止状態を示し、(b)はローラに回転駆動力が伝わっ
てる駆動状態を示し、(c)はピンによる駆動連結及び
解除状態を表した詳細説明図である。
【図3】本発明の第2の実施形態を示すローラコンベヤ
のローラ内に配置した駆動力伝達手段の詳細図で、
(a)はその断面図と別角度から見たその一部詳細断面
図であり、(b)はその分解斜視図である。
【図4】本発明の第3の実施形態を示すローラコンベヤ
のローラ33内に配置した駆動力伝達手段34の断面図
である。
【図5】本発明の第4の実施形態を示すローラコンベヤ
のローラ53内に配置した駆動力伝達手段54の断面図
である。
【図6】本発明の第4の実施形態で用いられている駆動
力伝達手段54を構成する一対のクラッチの部分斜視図
である。
【図7】従来のローラコンベヤの模式図で、(a)はゼ
ノロール方式のローラコンベヤであり、(b)はアキュ
ロール方式のローラコンベヤを示す。
【符号の説明】
1a,b,c,d モータ 2 ローラ 3 駆動ベルト 4 ローラ本体 6 駆動力受動体 6a 伝動ロープ 6b 溝 7 ベルト 8,8A 駆動モータ 9a,10a 駆動ベルト 9b、10b 駆動力受動体 12 駆動力伝達手段 13 移動体 13a ボール体 13b 傾斜カム面 14 受け体 15 ローラ軸 16 軸受け 17 戻りコイルバネ 18 ピン 20 移動体ピン 21 受け体ピン 23 ローラ 24 駆動力伝達手段 25 ローラ軸 26 軸受け 27 駆動力受動体 28 転動体 29 移動体 29A 傾斜凹部 29a 傾斜部 29B 切り欠き傾斜面 30 受け体 30A 切り欠き傾斜面 30B 受け体の他端面 31 ローラ本体 32 ストッパ 32a 端面 32b 内周面 33 ローラ 34 駆動力伝達手段 35 ローラ軸 36 固定カラー 36a 傾斜面 37 軸受け 38 駆動力受動体 39 軸受け 40 移動体 40a 傾斜面 40b ボールポケット 40c 係合端面 41 ボール 42 戻り用コイルバネ 43 受け体 43a 係合端面 44 軸受け 45 押し付け用コイルバネ 46 ローラ本体 53 ローラ本体 54 駆動力伝達手段 55 ローラ軸 56 固定カラー 57 軸受け 58 駆動力受動体 60 転動体 62 直交ピン 63 移動体側クラッチ 63a 後端面 63b 傾斜突起部 63c 噛み合い歯部 64 ハの字状摺動溝 65 軸受け 66 バネ 67 受け体側クラッチ 67c 噛み合い歯部 70 ローラ本体 71 軸受け支持体 72,73 ピン体 74 バネ A,B,C.D 被搬送物 X−X ローラ軸線 K 回転駆動力 P 駆動力受動体の回転方向 P’ ローラ本体の回転方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 浩行 静岡県焼津市栄町3丁目6番9号 株式会 社斎田鉄工所内 Fターム(参考) 3F033 BB01 BC03 BC07 GA06 GB04 GB08 GD09 GE05 3F081 AA01 BD11 BF16 CC12 CE13

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のコンベヤフレーム間に複数のロー
    ラが遊転自在に軸支され、前記各ローラが、あるいは連
    設した各ローラ群が別設の回転駆動手段によりそれぞれ
    駆動されることにより被搬送物が駆動搬送され、該駆動
    の停止後は被搬送物を前詰めで揃えることが可能なアキ
    ュムレート機能を有するローラコンベヤであって、前記
    回転駆動手段の回動を順次停止することだけでその回動
    停止にかかわる前記ローラ、あるいはローラ群を外力に
    より前後に回動可能なフリーローラに変換可能であるこ
    とを特徴とするアキュムレート機能を有するローラコン
    ベヤ。
  2. 【請求項2】 前記ローラは、被搬送物を搬送する固定
    のローラ軸に遊転自在に軸支されたローラ本体と、前記
    回転駆動手段により回転駆動力を受け取る駆動力受動体
    から成り、該駆動力受動体が回転駆動力を受け取った場
    合のみ該回転駆動力を前記ローラ本体に伝達する駆動力
    伝達手段が設けられている請求項1に記載のアキュムレ
    ート機能を有するローラコンベヤ。
  3. 【請求項3】 前記駆動力伝達手段は、前記駆動力受動
    体からの回転駆動力により前記ローラの軸線方向に移動
    する移動体と、該移動体の移動により駆動連結可能なロ
    ーラ本体と連接している受け体とで構成されている請求
    項2に記載のアキュムレート機能を有するローラコンベ
    ヤ。
  4. 【請求項4】 前記移動体と前記受け体の駆動連結は、
    前記ローラの軸線に直交する両者のピン同士の噛み込み
    である請求項3に記載のアキュムレート機能を有するロ
    ーラコンベヤ。
  5. 【請求項5】 前記移動体と前記受け体の駆動連結は、
    前記ローラの軸線に対して同じ傾斜角で切り欠かれた両
    者の傾斜面同士の押圧である請求項3に記載のアキュム
    レート機能を有するローラコンベヤ。
  6. 【請求項6】 前記移動体と前記受け体の駆動連結は、
    噛み合い歯部を有する一対の移動体側及び受け体側クラ
    ッチで構成されている請求項3に記載のアキュムレート
    機能を有するローラコンベヤ。
  7. 【請求項7】 前記駆動力受動体と一体回転する転動体
    が、前記移動体に形成した該転動体を収納する傾斜凹部
    の傾斜部に乗り上げることにより、前記移動体がローラ
    の軸線方向に移動する請求項3ないし6のいずれかに記
    載のアキュムレート機能を有するローラコンベヤ。
  8. 【請求項8】 前記駆動力受動体と一体回転しかつロー
    ラの軸線方向に可動である前記移動体と、前記ローラ軸
    に設けた固定カラーの傾斜面との間に転動体を配置し、
    該固定傾斜面に対し前記移動体を回転させることによ
    り、該移動体が前記転動体を介してローラの軸線方向に
    移動する請求項3ないし6のいずれかに記載のアキュム
    レート機能を有するローラコンベヤ。
  9. 【請求項9】 前記駆動力受動体と一体回転しかつロー
    ラの軸線方向に可動である前記移動体に、前記ローラの
    軸線に対して傾斜するカム面を設け、該カム面がローラ
    軸上の固定のピンと摺接回動することにより、前記移動
    体がローラの軸線方向に移動する請求項3ないし6のい
    ずれかに記載のアキュムレート機能を有するローラコン
    ベヤ。
  10. 【請求項10】 前記移動体側のクラッチは前記ローラ
    の軸線に対して傾斜した摺動溝が形成され、駆動力受動
    体と一体回転するローラ軸線に直交するピンが該摺動溝
    と係合し、かつ前記移動体側クラッチは前記ローラ軸に
    設けた固定カラーとの相対回転により受け体側クラッチ
    に向かって周期的に移動するクランク運動を行う請求項
    6に記載のアキュムレート機能を有するローラコンベ
    ヤ。
  11. 【請求項11】 前記摺動溝はハの字状で、円周方向に
    複数形成されている請求項10に記載のアキュムレート
    機能を有するローラコンベヤ。
  12. 【請求項12】 前記クランク運動は、該クラッチの端
    面に形成した突起部と、前記固定カラーに設けた前記突
    起部と当接可能な転動体との相対回転で行われる請求項
    10または11に記載のアキュムレート機能を有するロ
    ーラコンベヤ。
  13. 【請求項13】 前記受け体側クラッチは前記移動体側
    クラッチに向かってバネ負荷され、かつローラ本体とロ
    ーラ軸線方向に摺動可能である請求項6、請求項10、
    請求項11または請求項12のいずれかに記載のアキュ
    ムレート機能を有するローラコンベヤ。
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