JP3784787B2 - 半導体装置用ソケット - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置の試験に用いられる半導体装置用ソケットに関する。
電子機器などに実装される半導体装置は、実装される以前の段階で種々の試験が行われその潜在的欠陥が除去される。その試験は、熱的および機械的環境試験などに対応した電圧ストレス印加、高温動作、高温保存などにより非破壊的に実施される。その種々の試験のうちで初期動作不良集積回路の除去に有効とされる試験としては、高温条件のもとで一定時間の動作試験を行うバーンイン(burn in)試験が行われている。
このような試験に供される半導体装置用ソケットは、例えば、特許文献1および特許文献2にも示されるように、所定の試験電圧が供給されるとともに被検査物としての半導体装置からの短絡等をあらわす異常検出信号を送出する入出力部を有するプリント配線基板と、プリント配線基板上に固定され後述するコンタクト偏移部材をコンタクト端子の一対の可動接点部に対し相対的に移動可能に収容するソケット本体と、半導体装置として、例えば、BGA型(Ball Grid Array)の半導体素子が装着される収容部を有する位置決め部材と、所定の方向に沿って往復動可能にソケット本体内に配され位置決め部材の底部を支持するとともに後述するコンタクト端子の一方の可動接点部を他方の可動接点部に対し近接または離隔させるコンタクト偏移部材と、作用される操作力を図示が省略されるコンタクト偏移部材の駆動機構を介して駆動力としてコンタクト偏移部材に伝達するフレーム部材とを含んで構成されている。
各コンタクト端子は、装着される半導体素子の各電極部に対応してソケット本体に設けられる基端側の端子と、その端子に結合され半導体素子の各電極部を選択的に挟持する一対の可動接点部と、を含んでなる。相対向して配される一対の可動接点部は、コンタクト偏移部材の移動に応じて互いに近接し半導体素子の各電極部を挟持し、または、互いに所定距離、離隔し半導体素子の各電極部を解放状態とするものとされる。一対の可動接点部における離隔する距離(開き量)は、例えば、半導体素子の装着または取り外しが可能となるように、半導体素子の各電極部の直径の値に所定の隙間を加算した値に設定されている。
コンタクト偏移部材は、ソケット本体の収容部に、各コンタクト端子の可動接点部の運動方向に沿って移動可能に配されている。コンタクト偏移部材は、各コンタクト端子の可動接点部がそれぞれ突出する開口部を有している。隣接する各開口部は、それぞれ、隔壁により仕切られている。
コンタクト偏移部材における各コンタクト端子の可動接点部が突出する各開口部には、可動接点押圧部としての隔壁部がそれぞれ設けられている。その隔壁部は、一方の可動接点部と他方の可動接点部との間の空間を仕切るように形成される。
かかる構成において、半導体素子が位置決め部材の収容部に収容される場合、先ず、上述のフレーム部材が下降せしめられる。これにより、コンタクト偏移部材が移動せしめられる。次に、可動接点押圧部としての隔壁部が各コンタクト端子の一方の可動接点部を他方の可動接点部に対して離隔させるように移動せしめられ保持される状態において、半導体素子が位置決め部材の収容部の底部に載置されることにより、半導体素子の電極部が各コンタクト端子の可動接点部相互間に対し位置決めされる。
そして、フレーム部材が上昇せしめられるとき、コンタクト偏移部材が可動接点部の復元力等により初期の位置まで移動せしめられることにより、隔壁部が一方の可動接点部から離隔し他方の可動接点部に対して接触することとなる。その際、各コンタクト端子の一対の可動接点部は、互いに近接することとなる。
従って、半導体素子の各電極部が各コンタクト端子の一対の可動接点部により挟持されることにより、半導体素子の各電極部が各コンタクト端子に電気的に接続状態となる。
その後、プリント配線基板に所定の検査信号が供給されることにより、上述の
バーンイン試験が行われることとなる。
特開平10−302925号公報
特開2000−9752号公報
上述のバーンイン試験終了後、半導体素子を位置決め部材の収容部の底部から取り外すために再び、上述のフレーム部材が下降せしめられる。これにより、コンタクト偏移部材の隔壁部が、各コンタクト端子の一方の可動接点部を他方の可動接点部に対して離隔させるように移動せしめられる。
しかしながら、バーンイン試験の温度条件によっては、複数のコンタクト端子のうちの一部のコンタクト端子における他方の可動接点部が半田等により作られる半導体素子の電極部に食い付き、従って、半導体素子を位置決め部材の収容部の底部から取り外すことが困難となる場合がある。
また、例えば、図18に示されるように、可動接点部6Aおよび6Bを有する各コンタクト端子6が半導体素子の各電極部10に対応して一列に配列される場合がある。なお、図18においては、可動接点部6Aおよび6Bの相互間に配されるコンタクト偏移部材2の隔壁部4Aおよび4Bが一方向に移動せしめられ、コンタクト端子6の可動接点部6Aが他方の可動接点部6Bに対して離隔した状態を示す。
可動接点部6Aと可動接点部6Bとの間には、それぞれ、半導体素子の各電極部10が位置決めされている。また、隔壁部4Aと隔壁部4Bとの間には、可動接点部6Aおよび6Bが突出する開口部8が形成されている。
各コンタクト端子6の開き量Lは、半導体素子の各電極部10の相互間距離により一定の限界がある。従って、半導体素子の各電極部10の高密度化に伴い各コンタクト端子6の開き量Lが十分に取れない虞がある。
以上の問題点を考慮し、本発明は、半導体装置の試験に用いられる半導体装置用ソケットであって、半導体素子の電極部の密度に左右されることなく、各コンタクト端子の開き量を十分に確保することができ、しかも、コンタクト端子の可動接点部を半導体素子の電極部から確実に離隔させることができる半導体装置用ソケットを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明に係る半導体装置用ソケットは、第一の可動接点部と、第一の可動接点部の移動方向に対して斜めに相対向して配され半導体素子の電極を選択的に第一の可動接点部と協働して挟持する第二の可動接点部とを有し、半導体素子の電極の電気的な接続をそれぞれ、行う複数のコンタクト端子部と、隣接する一方のコンタクト端子部の第一の可動接点部と他方のコンタクト端子の第二の可動接点部とが隣接するように複数のコンタクト端子部の基端部をそれぞれ、支持する支持体と、支持体に対し相対的移動可能に配されコンタクト端子部の第一の可動接点部を選択的に押圧し第二の可動接点部に対し近接または離隔させるとともに、半導体素子の電極が第一の可動接点部の背面部で当接しつつ押圧され、隣接する他方のコンタクト端子の第二の可動接点部から所定距離、離隔した所定位置まで移動されるように第一の可動接点部を押圧する押圧部を有するコンタクト偏移部材と、コンタクト偏移部材を支持体に対し相対的に移動させる駆動手段と、を備えて構成される。
また、隣接する複数のコンタクト端子部は、半導体素子の電極を第二の可動接点部から引き離すように第一の可動接点部が押圧されるとき、隣接するコンタクト端子部の第二の可動接点部が、押圧された第一の可動接点部に隣り合うように配置されるものでもよい。
さらに、第一の可動接点部が、第二の可動接点部に対向して間隙を有する二股状に形成されるものでもよい。
以上の説明から明らかなように、本発明に係る半導体装置用ソケットによれば、第一の可動接点部と、第一の可動接点部の移動方向に対して斜めに相対向して配され半導体素子の電極を選択的に第一の可動接点部と協働して挟持する第二の可動接点部とを有し、半導体素子の電極の電気的な接続をそれぞれ行う複数のコンタクト端子部が設けられ、また、コンタクト偏移部材が、支持体に対し相対的移動可能に配されコンタクト端子部の第一の可動接点部を選択的に押圧し第二の可動接点部に対し近接または離隔させるとともに、半導体素子の電極が第一の可動接点部の背面部で当接しつつ押圧され、隣接する他方のコンタクト端子の第二の可動接点部から所定距離、離隔した所定位置まで移動されるように第一の可動接点部を押圧する押圧部を有するので半導体素子の電極部の密度に左右されることなく、各コンタクト端子の開き量を十分に確保することができ、しかも、コンタクト端子の可動接点部を半導体素子の電極部から確実に離隔させることができる。
図2は、本発明に係る半導体装置用ソケットの第1実施例を示す。
半導体装置用ソケットは、所定の試験電圧が供給されるとともに被検査物としての半導体装置からの短絡等をあらわす異常検出信号を送出する入出力部を有するプリント配線基板22と、プリント配線基板22上に固定され後述するコンタクト偏移部材28をコンタクト端子36aiの一対の可動接点部に対し相対的に移動可能に収容するソケット本体24と、半導体装置として、例えば、BGA型(Ball Grid Array)の半導体素子26が装着される収容部30aを有する位置決め部材30と、所定の方向に沿って往復動可能にソケット本体24内に配され位置決め部材30の底部を支持するとともに後述するコンタクト端子36aiの一方の可動接点部36A2を他方の可動接点部36A1に対し近接または離隔させるコンタクト偏移部材28と、作用される操作力を図示が省略されるコンタクト偏移部材28の駆動機構を介して駆動力としてコンタクト偏移部材28に伝達するフレーム部材32とを含んで構成されている。
プリント配線基板22における所定位置には、その入出力部に導体層を通じて電気的に接続される電極群が、複数、ソケット本体24に対応して形成されている。その電極群には、プリント配線基板22上に配されるソケット本体24に設けられる複数のコンタクト端子36ai(i=1〜n,nは自然数)の基端側の端子36Bが接続されている。
ソケット本体24は、複数のコンタクト端子36aiの可動接点部36A2および36A1が突出する収容部24aを内側に有している。収容部24aの底部には、各コンタクト端子36aiの基端部がそれぞれ圧入される貫通孔24bが複数設けられている。各貫通孔24bは、装着される半導体素子26の電極26aに対応して設けられている。各貫通孔24bを形成する壁面における収容部24aの底部側には、斜面部24sが形成されている。斜面部24sは、後述する図3に示されるように、コンタクト端子36aiの一方の可動接点部36A2を案内するように右下方に向けて傾斜している。
各コンタクト端子36aiは、装着される半導体素子26の各電極部26aに対応してソケット本体24に設けられる基端側の端子36Bと、その端子36Bに結合され半導体素子26の各電極部26aを選択的に挟持する一対の可動接点部36A1および36A2とからなる。
各コンタクト端子36aiの可動接点部36A2は、可動接点部36A1に対し相対的に図2において左右方向に移動可能に並設されている。即ち、図3(A)に示されるように、各コンタクト端子36aiの可動接点部36A2は、その位置が可動接点部36A1に対し斜め向かいとなるように配されている。また、各可動接点部36A1は、初期状態において隣接するコンタクト端子36aiの可動接点部36A2の相互間に配されている。なお、図3(A)および後述する図3(B)は、複数のコンタクト端子36aiの一部を示す。
従って、一対の可動接点部36A1および36A2は、図3(B)および図4(B)に示されるように、コンタクト偏移部材38の移動に応じて互いに近接し半導体素子26の各電極部26aを挟持し、または、互いに離隔し半導体素子26の各電極部26aを解放状態とするものとされる。
コンタクト偏移部材28は、ソケット本体24の収容部24aに、各コンタクト端子36aiの可動接点部36A1および36A2の運動方向に沿って移動可能に配されている。コンタクト偏移部材28は、図3(A)に示されるように、各コンタクト端子36aiの可動接点部36A1および36A2がそれぞれ突出する開口部28Ai(i=1〜n、nは整数)を縦横に複数所定の間隔をもって有している。
L字状の各開口部28Aiは、可動接点部36A1が干渉することなく移動する長方形状の部分28aと、部分28aに連通し可動接点部36A2が干渉することなく移動し、端に当接するコ字状の部分28bとを含んでなる。各開口部28Aiは、図3(A)に示されるように、その部分28aが一列で所定の間隔で離隔するように配列形成されている。
隣接する開口部28Aiの部分28aと部分28aとの間は、図3(A)および(B)に示されるように、隔壁部28waにより仕切られている。また、隣接する開口部28Aiの部分28bと部分28bとの間は、図3(A)および(B)に示されるように、可動接点押圧部としての隔壁部28wbにより仕切られている。隔壁部28waおよび28wbは、他の部分と一体に形成されている。
従って、コンタクト偏移部材28が図3(A)における矢印の方向にニ点鎖線で示されるように、移動せしめられるとき、可動接点部36A2が、図3(A)における第1の位置から図4(A)に示されるように、開口部28Aiの部分28bの周縁に当接されコンタクト偏移部材28とともに、隣接するコンタクト端子36aiの可動接点部36A1と隣り合う第2の位置まで移動せしめられる。これにより、可動接点部36A1と可動接点部36A2との間の距離は、半導体素子26の電極部26aの直径以上の距離となる。
さらに、コンタクト偏移部材28の一端とソケット本体24の収容部24aの内周部との間には、図4(A)に示される状態のコンタクト偏移部材28を、図3(A)に実線で示される状態の初期位置に戻すべく付勢する付勢部材としてのコイルスプリング34が設けられている。
また、コンタクト偏移部材28における位置決め部材30の底部が載置される上端部には、位置決め部材30の突起部に係合される円筒状断面形状を有する凹部28aが4箇所に設けられている。
従って、位置決め部材30の底部と収容部24aの底面との間に配されるコンタクト偏移部材28は、位置決め部材30を伴ってその収容部24aの底面に対して所定の範囲、相対的に摺動可能とされる。
さらに、図示が省略されるが、コンタクト偏移部材28の外周部に一対設けられる係合ピンは、フレーム部材32の昇降動に応じてコンタクト偏移部材28を移動させる駆動機構のレバー部材の長孔にそれぞれ連結されている。係合ピンは、例えば、コンタクト偏移部材28の一方の端部側に設けられている。
その駆動機構の各レバー部材の基端部は、ソケット本体24の収容部24aの内周部に設けられる支持軸に回動可能に係合される透孔を有している。
各レバー部材の先端は、常にフレーム部材32の下端面に当接もしくは所定の隙間をもって対向配置されている。
これにより、図2に二点鎖線で示されるように、フレーム部材32の下降動作に応じて各レバー部材の先端は、例えば、反時計回り方向に回動される。従って、コンタクト偏移部材28は、図2における矢印Moの示す方向にコイルスプリング34の付勢力に抗して移動せしめられる。
その際、図4(A)および図4(B)に示されるように、コンタクト偏移部材28の各隔壁部28Wbが各コンタクト端子36aiの可動接点部36A2を可動接点部36A1に対して離隔させ、隣接するコンタクト端子36aiの可動接点部36A1に隣り合うように移動せしめられる。
一方、コンタクト偏移部材28は、フレーム部材32の上昇動作に応じてコイルスプリング34の付勢力および可動接点部36A2の復元力により、上述の方向とは反対方向に、移動せしめられる。
コンタクト偏移部材28の上端に配される位置決め部材30の内周面は、正方形の半導体素子26における一方側の辺の端面およびその連なる両側面がそれぞれ当接する平坦面30fと、その上端面とその平坦面30fとを結合する斜面部30sと、平坦面30fに交叉する底面部30bとにより囲まれて形成されている。底面部30bの中央には、開口部30dが形成されている。
位置決め部材30における相対向する平坦面30fの相互間距離は、装着される半導体素子26の一辺の長さよりも所定の公差をもって大に設定されている。
かかる構成において、半導体素子26を半導体装置用ソケットに装着するにあたっては、例えば、図示が省略されるロボットハンドにより保持される半導体素子26が、フレーム部材32の開口部32aを通じて位置決め部材30の収容部30aに収容される状態の場合、先ず、図2のニ点鎖線で示される位置まで、フレーム部材32が図示が省略されるロボットハンドにより下降せしめられる。その際、フレーム部材32の下端面とソケット本体24の上端面との間に所定の隙間が形成されている。
これにより、コンタクト偏移部材28がコンタクト偏移部材28の移動機構により、コイルスプリング34の付勢力に抗して移動せしめられる。従って、コンタクト偏移部材28が矢印Moの示す方向にコイルスプリング34の付勢力に抗して移動せしめられる場合、図3(A)に示される第1の位置の状態の隔壁部28Wbが、可動接点36A2を押圧し、図4(A)および(B)に示されるように、それを可動接点36A1に対し離隔させ、隣接するコンタクト端子36aiの可動接点36A1と隣り合う第2の位置まで可動接点36A2を移動させる。
次に、図4(A)および(B)に示されるように、各コンタクト端子36aiの可動接点部36A2が可動接点部36A1に対して離隔され保持される状態において、半導体素子26が位置決め部材30の収容部30aの底部に載置されることにより位置決めされることによって、半導体素子26の電極部26aが、各コンタクト端子36aiの可動接点部36A1と可動接点部36A2との間に対しその底部の開口部30dを介して位置決めされる。
そして、図示が省略されるロボットハンドによりフレーム部材32が上昇せしめられ図2の実線で示される位置に停止するとき、コンタクト偏移部材28が矢印Moの示す方向とは反対方向に、コイルスプリング34の付勢力および可動接点36A2の復元力により移動せしめられた後、コンタクト偏移部材28は、停止せしめられる。従って、図5(A)および図5(B)に示されるように、半導体素子26の電極部26aが、各コンタクト端子36aiの可動接点部36A1と可動接点部36A2との間に挟持される。
その後、所定の雰囲気の中で、所定の検査信号が、プリント配線基板22およびコンタクト端子36ai群を通じて半導体素子26に供給されることにより、半導体素子26に対する試験が実行される。
さらに、試験終了後、試験済みの半導体素子26を半導体装置用ソケットから取り外すにあたっては、再度、上述のように、図2のニ点鎖線で示される位置まで、図示が省略されるロボットハンドによりフレーム部材32が下降せしめられた後、図6(A)および(B)に示されるように、各コンタクト端子36aiの可動接点部36A2が半導体素子26の電極部26aから離隔せしめられ、隣接するコンタクト端子36aiの可動接点部36A1に隣り合う第2の位置まで移動せしめられる。
続いて、フレーム部材32がさらに所定量、下降せしめられることにより、各コンタクト端子36aiの可動接点部36A2が、上述の第2の位置を越えて図1(B)に拡大して実線で示されるように、第3の位置まで移動せしめられる。
これにより、図1(B)に拡大して示されるように、可動接点部36A2における突起のない平坦な背面部が、半導体素子26における隣接する電極部26aを押圧し、それを可動接点部36A1から所定距離Lだけ引き離すように移動せしめられる。
その際、可動接点部36A2における背面部は、図1(A)に示されるように、隣接する電極部26aに対し離隔する第2の位置からその隣接する電極部26aにおける可動接点部36A1が接触している部分近傍、即ち、その電極部26aの中心線近傍に対し当接した後、図1(B)に二点鎖線で示される位置から実線で示される位置、即ち、その電極部26aが可動接点部36A1に対し所定距離Lだけ離隔される第3の位置まで移動せしめられる。
従って、半導体素子26の電極部26aがコンタクト端子36aiの可動接点部36A1に対し確実に引き離されるので所謂、コンタクト端子36aiの可動接点部36A1の食い付きが回避される。しかも、半導体素子26の電極部26aの表面が、可動接点部36A2における平坦な背面部で押圧されるので傷つけられる虞もない。
図7は、本発明に係る半導体装置用ソケットの第2実施例に用いられるコンタクト偏移部材を示す。
なお、図示が省略されるが、本実施例においても、第1実施例と同様なプリント配線基板と、コンタクト偏移部材をコンタクト端子の一対の可動接点部に対し相対的に移動可能に収容するソケット本体と、上述のような半導体素子26が装着される収容部を有する位置決め部材と、作用される操作力をコンタクト偏移部材の駆動機構を介して駆動力としてコンタクト偏移部材に伝達するフレーム部材とを含んで構成されている。
コンタクト偏移部材40は、図10に示されるように、上述の例において構成される同様なソケット本体24の収容部24a内に摺動可能に配されている。
上述のような位置決め部材が固定されるコンタクト偏移部材40の上面部における両端には、それぞれ、所定の間隔をもって2箇所に凹部40aが設けられている。環状の断面形状を有する凹部40aには、その位置決め部材の底部に設けられる円筒状の突起が嵌合される。
また、図7の矢印の示す方向、即ち、コンタクト偏移部材40の移動方向に沿ったコンタクト偏移部材40における各辺の2箇所には、それぞれ、ソケット本体24の溝に往復移動可能に係合される爪部40Aおよび40Bが設けられている。爪部40Aおよび40Bは、それぞれ、ソケット本体24に向けて突出している。
コンタクト偏移部材40の略中央部には、図7および9に示されるように、矢印の示す方向に沿って延びる複数の隔壁部42wi(i=1〜n,nは整数)が所定の間隔で互いに平行に形成されている。隔壁部42wiの相互間隔は、上述の半導体素子26の電極部26aの相互間隔に対応して設定されている。
隣接する隔壁部42wiの相互間には、図10に拡大して示されるように、空間42ai(i=1〜n,nは整数)が形成されている。隣接する隔壁部42wi相互間の上部には、隔壁部42wiの配列方向に対し略直交する方向に、各空間42aiを複数に仕切る可動接点押圧部としての仕切壁44bi(i=1〜n,nは整数)が、隣接する隔壁部42wiを連結するように形成されている。
所定の間隔で設けられる仕切壁44biは、後述するコンタクト端子46aiの可動接点相互間に対応するように配されている。仕切壁44biは、図8に示されるように、ソケット本体24側に向かって先細となるような断面形状を有している。
コンタクト端子46ai(i=1〜n,nは整数)は、図11(A)および(B)に示されるように、隣接する空間42aiに跨るように設けられている。コンタクト端子46aiは、可動接点部46A1と、可動接点部46A1に相対向して設けられる二股状の可動接点部46A2とを含んで構成されている。
薄板状の可動接点部46A1の基端部は、図10および図11(B)に示されるように、ソケット本体24の支持部に支持されている。その基端部に設けられる端子は、プリント基板22に電気的に接続されている。電極部26aに選択的に接触する可動接点部46A1の先端部は、その基端部の幅に比して小となる幅を有している。
薄板状の可動接点部46A2は、仕切壁44biを挟んで可動接点部46A1に対向して配されている。可動接点部46A2の先端部における二股状部分の中央には、可動接点部46A1の先端部が通過するような隙間が形成されている。
また、可動接点部46A2の先端部の内側部分および可動接点部46A1の先端部の外側部分には、それぞれ、図13に拡大して示されるように、面取り部が形成されている。これにより、可動接点部46A2の先端部と可動接点部46A1の先端部とが干渉する虞がない。なお、面取り部の代わりに円弧部が形成されてもよい。
可動接点部46A2の基端部は、上述の二股状部分の下端側が合流し、互いに結合されている。可動接点部46A2の基端部は、ソケット本体24の支持部に支持されている。
これにより、コンタクト偏移部材40が、図11(A)および(B)に示される状態から図12(A)および(B)に示される状態に矢印の示す方向に沿って移動せしめられる場合、可動接点部46A2は、仕切壁44biにより押圧され可動接点部46A1に対し離隔し、隣接するコンタクト端子46aiの可動接点部46A1に隣り合う位置まで移動せしめられる。
かかる構成において、半導体素子26を半導体装置用ソケットに装着するにあたっては、上述の例と同様に、例えば、図示が省略されるロボットハンドにより保持される半導体素子26が、フレーム部材32の開口部32aを通じて位置決め部材30の収容部30aに収容される状態の場合、先ず、図2のニ点鎖線で示される位置まで、フレーム部材32が図示が省略されるロボットハンドにより下降せしめられる。その際、フレーム部材32の下端面とソケット本体24の上端面との間に所定の隙間が形成されている。
これにより、コンタクト偏移部材40が、コンタクト偏移部材40の移動機構により、コイルスプリング34の付勢力に抗して移動せしめられる。従って、コンタクト偏移部材40が図12(B)に示される矢印の示す方向にコイルスプリング34の付勢力に抗して移動せしめられる場合、図11(A)および(B)に示される第1の位置の状態の仕切壁44biが、可動接点46A2を押圧し、図12(A)および(B)、図13に実線で示されるように、それを可動接点46A1に対し離隔させ、隣接するコンタクト端子46aiの可動接点46A1と隣り合う第2の位置まで可動接点46A2を移動させる。
次に、図13に実線で示されるように、各コンタクト端子46aiの可動接点部46A2が可動接点部46A1に対して離隔され保持される状態において、半導体素子26が位置決め部材30の収容部30aの底部に載置されることにより位置決めされることによって、半導体素子26の電極部26aが、各コンタクト端子46aiの可動接点部46A1と可動接点部46A2との間に対しその底部の開口部30dを介して位置決めされる。
そして、図示が省略されるロボットハンドによりフレーム部材32が上昇せしめられ図2の実線で示される位置に停止するとき、コンタクト偏移部材40が矢印Moの示す方向とは反対方向に、コイルスプリング34の付勢力および可動接点46A2の復元力により移動せしめられた後、コンタクト偏移部材40は、停止せしめられる。
従って、図13に一点鎖線で示されるように、半導体素子26の電極部26aが、各コンタクト端子46aiの可動接点部46A1と可動接点部46A2との間に挟持される。
その後、所定の雰囲気の中で、所定の検査信号が、プリント配線基板22およびコンタクト端子46ai群を通じて半導体素子26に供給されることにより、半導体素子26に対する試験が実行される。
さらに、試験終了後、試験済みの半導体素子26を半導体装置用ソケットから取り外すにあたっては、再度、上述のように、図2のニ点鎖線で示される位置まで、図示が省略されるロボットハンドによりフレーム部材32が下降せしめられた後、各コンタクト端子46aiの可動接点部46A2が半導体素子26の電極部26aから離隔せしめられ、隣接するコンタクト端子46aiの可動接点部46A1に隣り合う第2の位置まで移動せしめられる。
続いて、フレーム部材32がさらに所定量、下降せしめられることにより、各コンタクト端子46aiの可動接点部46A2が、上述の第2の位置を越えてコンタクト偏移部材40の移動方向側に隣接する電極26aに当接する第3の位置まで移動せしめられる。
これにより、可動接点部46A2における面取り部を有する背面部が、半導体素子26における隣接する電極部26aを押圧し、それを可動接点部46A1から所定距離だけ引き離すように移動せしめられる。
その際、可動接点部46A2における背面部は、隣接する電極部26aに対し離隔する第2の位置からその隣接する電極部26aにおける可動接点部46A1が接触している部分近傍、即ち、可動接点部46A1を挟んでその電極部26aの中心線近傍に対し当接した後、その電極部26aが可動接点部46A1に対し所定距離だけ離隔される第3の位置まで移動せしめられる。
従って、可動接点部46A2の可動接点部46A1に対する相対的な開き量が十分に確保され、しかも、半導体素子26の電極部26aがコンタクト端子36aiの可動接点部46A1に対し確実に引き離されるので所謂、コンタクト端子36aiの可動接点部46A1の食い付きが回避される。しかも、半導体素子26の電極部26aの表面が、可動接点部46A2における背面部で押圧されるので傷つけられる虞もない。
図14は、本発明に係る半導体装置用ソケットに関連する参考例の構成を、それが適用された半導体装置とともに示す。
なお、図14においては、図2に示される例における構成要素と同一とされる構成要素について同一の符号を付して示し、その重複説明が省略される。
半導体装置用ソケットは、上述のプリント配線基板22と、プリント配線基板22上に固定され後述するコンタクト偏移部材28をコンタクト端子36aiの一対の可動接点部に対し相対的に移動可能に収容するソケット本体50と、半導体素子26が装着される収容部54aを有する位置決め部材54と、上述のコンタクト偏移部材28と、作用される操作力を図示が省略されるコンタクト偏移部材28の駆動機構を介して駆動力としてコンタクト偏移部材28に伝達するフレーム部材52と、フレーム部材52により所定距離移動せしめられることにより、半導体素子26の外郭部を所定の方向に押圧する押圧部材としてのカムフォロア部材56とを含んで構成されている。
ソケット本体50は、複数のコンタクト端子36aiの可動接点部36A2および36A1がコンタクト偏移部材28の内部に突出する収容部50aを内側に有している。収容部50aの底部には、各コンタクト端子36aiの基端部がそれぞれ圧入される貫通孔50bが複数設けられている。各貫通孔50bは、装着される半導体素子26の電極26aに対応して設けられている。各貫通孔50bを形成する壁面における収容部50aの底部側には、斜面部50sが形成されている。斜面部50sは、コンタクト端子36aiの一方の可動接点部36A2を案内するように右下方に向けて傾斜している。
ソケット本体50の収容部50aの周縁部における平坦部50fには、図14および図15に示されるように、カムフォロア部材56が摺動可能に設けられている。平坦部50fにおける一方の端部側には、フレーム部材52のカム部との干渉を避けるための逃げが形成されている。
L字状断面形状を有するカムフォロア部材56は、図15の矢印の示す両方向に沿ってその平坦部50fに摺接される平板状部56Aと、平板状部56Aに対し交差する倒立部56Bとを含んでなる。
倒立部56Bの所定位置には、フレーム部材52側になだらかに隆起するフォロア部56CAが形成されている。フォロア部56CAは、後述するフレーム部材52のカム部に選択的に係合される。また、倒立部56Bの内側には、選択的に半導体素子26の外郭部を押圧する押圧面部56sが形成されている。押圧面部56sは、倒立部56Bの内側における斜面部および平坦面を互いに連結するように形成されている。
平板状部56Aの一端と平坦部50fの閉端部との間には、カムフォロア部材56をソケット本体50からフレーム部材52側に離隔させる方向に付勢するコイルスプリング60が設けられている。
また、コンタクト偏移部材28における位置決め部材54の底部が載置される上端部には、コンタクト偏移部材28が一方向に移動せしめられるとき、位置決め部材54の突起部に係合される円筒状断面形状を有する凹部28aが4箇所に設けられている。
従って、位置決め部材54の底部と収容部50aの底面との間に配されるコンタクト偏移部材28は、その収容部50aの底面に対して所定の範囲、相対的に摺動可能とされる。
さらに、図示が省略されるが、コンタクト偏移部材28の外周部に一対設けられる係合ピンは、フレーム部材52の昇降動に応じてコンタクト偏移部材28を移動させる駆動機構のレバー部材の長孔にそれぞれ連結されている。係合ピンは、例えば、コンタクト偏移部材28の一方の端部側に設けられている。
その駆動機構の各レバー部材の基端部は、ソケット本体50の収容部50aの内周部に設けられる支持軸に回動可能に係合される透孔を有している。
各レバー部材の先端は、常にフレーム部材52の下端面に当接もしくは所定の隙間をもって対向配置されている。
開口部52aを有するフレーム部材52は、ソケット本体50に対し昇降動可能に支持されており、また、上述のカムフォロア部材56のフォロア部56CAに係合される尖塔状のカム部52CAをその下端部に有している。カム部52CAの先端は、図15および図16に示されるように、所定の下降位置までカムフォロア部材56の倒立部56Bの外周面に当接している。
位置決め部材54の内周面は、正方形の半導体素子26における一方の辺の端面およびその連なる両側面がそれぞれ当接する平坦面54fと、その上端面とその平坦面54fとを結合する斜面部54sと、平坦面54fに交叉する底面部54bとにより囲まれて形成されている。底面部54bには、開口部54dが形成されている。
位置決め部材54における相対向する平坦面の相互間距離は、装着される半導体素子26の一辺の長さよりも所定の公差をもって大に設定されている。
位置決め部材54におけるカムフォロア部材56の倒立部56Bに対向する部分には、図16に示されるように、その倒立部56Bが通過する開口部54hが形成されている。
これにより、図16に示されるように、カムフォロア部材56のフォロア部56CAが、下降せしめられるフレーム部材52のカム部52CAに係合されるとき、カムフォロア部材56がコイルスプリング60の付勢力にこうして開口部54hを通じて位置決め部材54内に進入せしめられる。
一方、図17に示されるように、フレーム部材52のカム部52CAがさらに下降せしめられるとき、フォロア部56CAがコイルスプリング60の付勢力により、元の位置に戻された後、その先端がカムフォロア部材56の倒立部56Bの内周面に当接されることとなる。従って、カムフォロア部材56が、位置決め部材54から後退することとなる。
かかる構成において、半導体素子26を半導体装置用ソケットに装着するにあたっては、例えば、図示が省略されるロボットハンドにより保持される半導体素子26が、フレーム部材52の開口部52aを通じて位置決め部材54の収容部54aに収容される場合、先ず、図15の実線で示される位置まで、フレーム部材52のカム部52CAが図示が省略されるロボットハンドにより下降せしめられる。その際、フレーム部材52の下端面とソケット本体50の上端面との間に所定の隙間が形成されている。
これにより、コンタクト偏移部材28が、コンタクト偏移部材28の移動機構により、図14に示される矢印Moの示す方向に沿ってコイルスプリング34の付勢力に抗して移動せしめられる。従って、コンタクト偏移部材28が矢印Moの示す方向に移動せしめられる場合、第1の位置の状態の隔壁部28Wbが、可動接点36A2を押圧し、それを可動接点36A1に対し離隔させ、隣接するコンタクト端子36aiの可動接点36A1と隣り合う第2の位置まで可動接点36A2を移動させる。
次に、各コンタクト端子36aiの可動接点部36A2が可動接点部36A1に対して離隔され保持される状態において、図15に示されるように、半導体素子26が位置決め部材54の収容部54aの底部に載置されることにより位置決めされることによって、半導体素子26の電極部26aが、各コンタクト端子36aiの可動接点部36A1と可動接点部36A2との間に対しその底部の開口部54dを介して位置決めされる。
そして、図示が省略されるロボットハンドによりフレーム部材52が上昇せしめられ図14に実線で示される位置に停止するとき、コンタクト偏移部材28が矢印Moの示す方向とは反対方向に、コイルスプリング34の付勢力および可動接点36A2の復元力により移動せしめられた後、コンタクト偏移部材28は、停止せしめられる。
従って、図14に示されるように、半導体素子26の電極部26aが、各コンタクト端子36aiの可動接点部36A1と可動接点部36A2との間に挟持される。
その後、所定の雰囲気の中で、所定の検査信号が、プリント配線基板22およびコンタクト端子36ai群を通じて半導体素子26に供給されることにより、半導体素子26に対する試験が実行される。
さらに、試験終了後、試験済みの半導体素子26を半導体装置用ソケットから取り外すにあたっては、再度、上述のように、図14のニ点鎖線で示される位置まで、図示が省略されるロボットハンドによりフレーム部材52が下降せしめられた後、図15に示されるように、各コンタクト端子36aiの可動接点部36A2が半導体素子26の電極部26aから離隔せしめられ、隣接するコンタクト端子36aiの可動接点部36A1に隣り合う第2の位置まで移動せしめられる。
続いて、フレーム部材52がさらに所定量、下降せしめられることにより、各コンタクト端子36aiの可動接点部36A2が、上述の第2の位置を越えて上述の第3の位置まで移動せしめられる。
その際、カムフォロア部材56のフォロア部56CAの斜面が、下降されるフレーム部材52のカム部52CAの先端に係合され、徐々に位置決め部材54内の半導体素子26に向かって押圧される。
さらに、図16に示されるように、カムフォロア部材56のフォロア部56CAの頂部とフレーム部材52のカム部52CAの頂部とがほぼ一致するとき、カムフォロア部材56の押圧面部56sがコイルスプリング60の付勢力に抗して開口部54hを通じて位置決め部材54内の半導体素子26の外郭部に当接した後、所定量だけ、進入せしめられる。
従って、半導体素子26は、図16に実線で示されるように、その電極部26aが可動接点部36A1から引き離されるように移動せしめられる。
加えて、上述の例と同様に、可動接点部36A2における突起のない平坦な背面部が、半導体素子26における隣接する電極部26aを押圧し、それを可動接点部36A1から所定距離Lだけ引き離すように移動せしめられる。
従って、半導体素子26の電極部26aがコンタクト端子36aiの可動接点部36A1に対し確実に引き離されるので所謂、コンタクト端子36aiの可動接点部36A1の食い付きが回避される。しかも、半導体素子26の電極部26aの表面が可動接点部36A2における平坦な背面部により押圧され、または、カムフォロア部材56の押圧面部56sにより半導体素子26の外郭部が押圧されるので半導体素子26の電極部26aの表面が傷つけられる虞もない。
そして、さらに、図17に示されるように、フレーム部材52のカム部52CAの頂部が下降せしめられるとき、カムフォロア部材56が半導体素子26の外郭部に対し離隔され開口部54hを通じて後退され初期の位置に戻される。
(A)および(B)は、それぞれ、本発明に係る半導体装置用ソケットの第1実施例の動作説明に供される図である。 本発明に係る半導体装置用ソケットの第1実施例の構成の要部を、それに装着される半導体素子とともに概略的に示す断面図である。 (A)は、図2に示される例における動作説明に供される図であり、(B)は、(A)における部分断面図である。 (A)は、図2に示される例における動作説明に供される図であり、(B)は、(A)における部分断面図である。 (A)は、図2に示される例において半導体素子の電極を挟持した状態のコンタクト端子の配置を示す平面図であり、(B)は、(A)における部分断面図である。 (A)は、図2に示される例における動作説明に供される図であり、(B)は、(A)における部分断面図である。 本発明に係る半導体装置用ソケットの第2実施例において用いられるコンタクト偏移部材の外観を示す平面図である。 図7におけるVIII−VIII線に沿って示される断面図である。 図7におけるIX−IX線に沿って示される断面図である。 本発明に係る半導体装置用ソケットの第2実施例において用いられるコンタクト端子、コンタクト偏移部材およびソケット本体の構成を拡大して示す部分断面図である。 (A)は、図10に示される例におけるコンタクト偏移部材をコンタクト端子とともに示す平面図であり、(B)は、(A)における部分断面図である。 (A)は、図10に示される例における動作説明に供される図であり、(B)は、(A)における部分断面図である。 図12(A)を部分的に拡大して示す図である。 本発明に係る半導体装置用ソケットに関連する参考例の構成の要部を、それに装着される半導体素子とともに概略的に示す断面図である。 図14に示される例における要部を部分的に拡大して示す部分断面図である。 図14に示される例における動作説明に供される、部分的に拡大して示す断面図である。 図14に示される例における動作説明に供される、部分的に拡大して示す断面図である。 従来の装置におけるコンタクト偏移部材に配されるコンタクト端子の配列を部分的に示す平面図である。
符号の説明
24,50 ソケット本体
26 半導体素子
26a 電極部
28,40 コンタクト偏移部材
28wa,28wb 隔壁部
30,54 位置決め部材
36ai,46ai コンタクト端子
36A1,36A2,46A1,46A2 可動接点部
44bi 仕切壁部
52 フレーム部材
56 カムフォロア部材
52CA カム部

Claims (3)

  1. 第一の可動接点部と、該第一の可動接点部の移動方向に対して斜めに相対向して配され半導体素子の電極を選択的に該第一の可動接点部と協働して挟持する第二の可動接点部とを有し、該半導体素子の電極の電気的な接続をそれぞれ、行う複数のコンタクト端子部と、
    隣接する一方のコンタクト端子部の前記第一の可動接点部と他方のコンタクト端子の前記第二の可動接点部とが隣接するように前記複数のコンタクト端子部の基端部をそれぞれ、支持する支持体と、
    前記支持体に対し相対的移動可能に配され前記コンタクト端子部の前記第一の可動接点部を選択的に押圧し前記第二の可動接点部に対し近接または離隔させるとともに、前記半導体素子の電極が該第一の可動接点部の背面部で当接しつつ押圧され、隣接する前記他方のコンタクト端子の第二の可動接点部から所定距離、離隔した所定位置まで移動されるように前記第一の可動接点部を押圧する押圧部を有するコンタクト偏移部材と、
    前記コンタクト偏移部材を前記支持体に対し相対的に移動させる駆動手段と、
    を具備して構成される半導体装置用ソケット。
  2. 前記隣接する複数のコンタクト端子部は、前記半導体素子の電極を該第二の可動接点部から引き離すように前記第一の可動接点部が押圧されるとき、隣接するコンタクト端子部の第二の可動接点部が、該押圧された第一の可動接点部に隣り合うように配置されることを特徴とする請求項1記載の半導体装置用ソケット。
  3. 前記第一の可動接点部が、前記第二の可動接点部に対向して間隙を有する二股状に形成されることを特徴とする請求項1記載の半導体装置用ソケット。
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