JP3784435B2 - トラス反転機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、戸建住宅や、集合住宅、その他の建物における屋根トラスなどのトラスの製造過程で、溶接作業時等に使用するトラス反転機に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
鉄骨系の工業化住宅では、工場生産による屋根トラスが一般に使用される。この屋根トラスを溶接組立する場合、各部材を仮付け溶接してトラス形状に組んだ後、各部を本付け溶接する方法が一般に採られる。本付け溶接は、トラスを水平に寝かせた状態で上面側から行うが、トラスの表裏両面に行う必要がある。そのため、トラスを表裏反転させることが必要となる。
この反転作業は、従来は手作業またはクレーン作業で行っているが、集合住宅等の大型物件では、反転作業が非常に重労働であり、クレーン作業で行うことが多い。
しかし、このようにクレーン作業で反転を行う場合、玉掛けの有資格者や補助作業員が必要で、非常に手間がかかる。そのため、トラスの生産性が低い。
【0003】
この発明の目的は、手作業やクレーン作業によらず、製造過程におけるトラスの反転作業を簡単にかつ短時間で行うことのできるトラス反転機を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明のトラス反転機は、基台と、この基台に基端近傍で起倒回動自在に支持されて屋根用のトラスを載置可能な第1の持上アームと、この第1の持上アームと起立姿勢同士で対面するように起倒回動自在に前記基台に支持されて第1の持上アームからトラスを受け取る第2の持上アームと、第1および第2の持上アームを起倒させる反転駆動装置とを備えたものである。
反転作業に際しては、両持上アームを倒れ姿勢とした状態で、トラスを第1の持上アーム上に載置する。この後、反転駆動装置により両持上アームを互いに対面する角度まで起立回動させ、トラスを第2の持上アームに受け取らせる。この後、両持上アームを再度元の倒れ姿勢まで回動させることにより、トラスは第2の持上アーム上に反転姿勢で載置された状態となる。
この構成のトラス反転機において、次のように搬入側架台と搬出側架台とを設ける。搬入側架台は、トラスを第1の持上アームへ受渡し可能に載置する架台であり、第1の持上アームが倒れ姿勢で沈み込み可能なように設ける。搬出側架台は、第2の持上アームからトラスが受け渡される架台であり、第2の持上アームが倒れ姿勢で沈み込み可能なように設ける。
このように構成した場合、反転動作を行う部分と別の搬入側架台にトラスを載せることにより、搬出側架台に反転済みのトラスが載せられることになるため、トラスを反転のための所定位置に搬入する作業や、反転済みのトラスを搬出する作業が行い易く、作業性の向上、および反転所要時間の短縮が図れる。第1および第2の持上アームは、各々一対の縦アーム材間に複数の横アーム材を連結した枠組体で構成されたものとし、搬入側架台および搬出側架台は、溶接架台を兼用するものとする。この場合、各架台の上でトラスの表側および裏側の溶接を各々行うようにしても良い。
また、このトラス反転機において、前記反転駆動装置を、各持上アームの基端付近の下面に設けられた半円状部材およびこの半円状部材の外周に固定されたチェーンからなる一対の半円状ギヤと、駆動源と、この駆動源に接続され前記両半円状ギヤに噛み合って前記両持上アームを互いに略対称に起倒回動させる同期伝達機構とを備えたものとしてもよい。
この構成の場合、半円状部材およびその外周に固定したチェーンからなる半円状ギヤを用いるので、前記半円状ギヤを容易に大径のものに形成できる。そのため、減速段数の少ない簡単な構成で駆動源の減速率を大きくし、小出力の駆動源を用いて大重量のトラスを反転させることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施形態を図1ないし図3に基づいて説明する。
図1(A)〜(C)はトラス反転機の正面図、平面図、および駆動部の平面図を示す。基台1の中間部に、第1および第2の持上アーム2A,2Bが、それらの基端近傍で回動支軸9A,9B回りに起倒回動自在に支持されている。第1の持上アーム2Aは、反転前の住宅用の屋根トラスAを載せて、倒れ姿勢から起立姿勢まで回動するものである。また、第2の持上アーム2Bは、起立姿勢において前記第1の持上アーム2Aと対面してこの持上アーム2AからトラスAを受け取り、倒れ姿勢まで回動復帰することによりトラスAを反転させるものである。各持上アーム2A,2Bは、各々一対の縦アーム材2a,2a間に複数の横アーム材2bを連結した枠組体で構成される。これら両持上アーム2A,2Bの起倒は反転駆動装置3によって行われる。
【0006】
基台1の一側部には、第1の持上アーム2Aが倒れ姿勢で沈み込み可能となる高さに設定された搬入側架台4が設けられ、反転前のトラスAがこの搬入側架台4上に載置されて前記第1の持上アーム2Aに受け渡される。基台1の他側部には、第2の持上アーム2Bが倒れ姿勢で沈み込み可能となる高さに設定された搬出側架台5が設けられ、第2の持上アーム2Bが受け取った反転後のトラスAがこの搬出側架台5上に受け渡される。各架台4,5は、各持上アーム2A,2Bを挟む位置に設置された一対の平行な形鋼製の架台上端フレーム材4a,4a,5a,5aで各々構成されている。
【0007】
反転駆動装置3は、各持上アーム2A,2Bの基端付近の下面に設けられた一対の半円状ギヤ6A,6Bと、駆動源であるモータ7と、このモータ7の回転出力を前記両半円状ギヤ6A,6Bに伝達して前記両持上アーム2A,2Bを互いに略対称に起倒回動させる同期伝達機構8とからなる。両半円状ギヤ6A,6Bは、対応する各持上アーム2A,2Bの回動支軸9A,9Bを中心とする鋼板製の半円状部材10の外周にチェーン11を固定してそれぞれ構成される。
【0008】
同期伝達機構8は、図1(C)のようにモータ7の回転出力を駆動部フレーム12に支持された第1の回転軸13に伝達するスプロケット14,16およびチェーン15と、前記回転軸13に固定され第2の半円状ギヤ6Bに噛み合う反転駆動ギヤ17Bと、前記回転軸13の回転を第2の回転軸18に伝達するスプロケット19,20およびチェーン21と、次のアイドルギヤ23,24および反転駆動ギヤ17A等を備える。アイドルギヤ23,24は、第2の回転軸18の回転を逆転させて第3の回転軸22に伝達するものである。第3の回転軸22の回転は、スプロケット26,27およびチェーン28を介して第4の回転軸25に伝達され、反転駆動ギヤ17Aは第4の回転軸25に固定されて第1の半円状ギヤ6Aに噛み合う。各反転駆動ギヤ17A,17Bには半円状ギヤ6A,6Bの固定チェーン11に噛み合うスプロケットが用いられている。第2ないし第4の回転軸18,22,25はいずれも駆動部フレーム12に支持されている。
【0009】
上記構成の動作を説明する。
第1および第2の持上アーム2A,2Bを、対応する搬入側架台4および搬出側架台5の下に沈み込む倒れ姿勢にした状態で、搬入側架台4上にトラスAを載置する(図2(A))。このとき、トラスAは、反転中に動かないように、重心線が持上アーム2Aのアーム幅の中心線L(図1(B))と一致するように置く。トラスAの形状は、図示の例では山形のものとしてあるが、台形状(いわゆる富士形)のものや、分割形のものであっても良い。トラスAは形状や大きさにより重心が変わるため、重心位置が分かり易いように目印等を施しておいても良い。なお、トラスAは、仮付け溶接でトラス形状に組まれ、かつ表側の本溶接が行われた状態のものである。搬入側架台4は、溶接架台を兼用させても良く、その場合、搬入側架台4の上で前記の表側の本付け溶接を行う。
このようにトラスAを搬入側架台4上の所定位置に載置した後、反転スイッチを入れて反転駆動装置3を起動させ、両持上アーム2A,2Bを互いに対称に起立回動させる(図2(B))。これにより、搬入側架台4上のトラスAは、持上アーム2Aに持ち上げられて起立して行き、起立姿勢に近くなると、下端が基台1上に載る(図2(C),図3)。両持上アーム2A,2Bが互いに対面する起立姿勢になると、トラスAが第1の持上アーム2Aから第2の持上アーム2Bに受け渡される。すなわち、基台1を支点としてトラス1Aは、第1の持上アーム2Aから第2の持上アーム2Bに受け渡される。この受け渡しは、第1の持上アーム2Aの起立角度を90°以上とすること等でトラスAが自重で第2の持上アーム2B上に倒れかかるようにしても良く、また作業者の補助でトラスAを第2の持上アーム2B側へ倒すようにしても良い。
このように、両持上アーム2A,2Bが起立姿勢まで回動すると、図示しないリミットスイッチが働いて、反転駆動装置3を構成するモータ7が逆回転に転じる。これにより、両持上アーム2A,2Bは、倒れ姿勢に向けて回動し、最後は対応する搬入側架台4および搬出側架台5の下に沈み込む倒れ姿勢となって停止する(図2(D)。これにより、トラスAは反転して搬出側架台5上に載置される。搬出側架台5も溶接架台として兼用でき、この上でトラスAの裏面の溶接作業を行うことができる。
【0010】
【発明の効果】
この発明のトラス反転機は、トラスを載置可能な第1の持上アームおよび第2の持上アームを、起立姿勢同士で対面するように基台に起倒回動自在に設置し、その反転駆動装置を設けたものであるため、製造過程におけるトラスの反転作業を簡単にかつ短時間で行うことができる。そのため、作業者の重作業が削減され、安全性が向上し、トラスの生産性も向上する。
このトラス反転機において、各持上アームが倒れ姿勢で沈み込み可能な搬入側架台および搬出側架台を設けたため、トラスを反転のための所定位置に搬入する作業や、反転済みのトラスを搬出する作業が行い易く、作業性が一層向上する。また、前記第1および第2の持上アームを、各々一対の縦アーム材間に複数の横アーム材を連結した枠組体で構成されたものとし、かつ前記搬入側架台および搬出側架台を各々トラスの表裏面の溶接架台として兼用されるものとしたため、各架台上でトラスの表側および裏側の溶接を各々行うことができる。
前記反転駆動装置に半円状部材およびその外周に固定されたチェーンからなる一対の半円状ギヤを用いた場合は、半円状ギヤを容易に大径のものに形成できて、減速段数の少ない簡単な構成で駆動源の減速率を大きくし、小出力の駆動源で大重量のトラスを反転させることができる。そのため低コストで済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの発明の実施形態に係るトラス反転機の正面図、(B)は同トラス反転機の平面図、(C)は同トラス反転機の同期伝達機構の平面図である。
【図2】同トラス反転機の動作説明図である。
【図3】同トラス反転機の動作を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…基台、2A…第1の持上アーム、2B…第2の持上アーム、3…反転駆動装置、4…搬入側架台、5…搬出側架台、6A,6B…半円状ギヤ、7…モータ(駆動源)、8…同期伝達機構、10…半円状部材、11…チェーン、A…トラス

Claims (2)

  1. 基台と、この基台に基端近傍で起倒回動自在に支持されて屋根用のトラスを載置可能な第1の持上アームと、この第1の持上アームと起立姿勢同士で対面するように起倒回動自在に前記基台に支持されて前記第1の持上アームから前記トラスを受け取る第2の持上アームと、前記第1および第2の持上アームを起倒させる反転駆動装置とを備え、前記第1の持上アームが倒れ姿勢で沈み込み可能なように設けられて前記トラスを前記第1の持上アームへ受渡し可能に載置する搬入側架台と、前記第2の持上アームが倒れ姿勢で沈み込み可能なように設けられて前記第2の持上アームから前記トラスが受け渡される搬出側架台とを設け、前記第1および第2の持上アームを、各々一対の縦アーム材間に複数の横アーム材を連結した枠組体で構成されたものとし、かつ前記搬入側架台および搬出側架台が溶接架台を兼用するものであり、前記トラスが仮付け溶接でトラス形状に組まれ、かつ表側の本溶接が行われたものであるトラス反転機。
  2. 前記反転駆動装置が、各持上アームの基端付近の下面に設けられた半円状部材およびこの半円状部材の外周に固定されたチェーンからなる一対の半円状ギヤと、駆動源と、この駆動源に接続され前記両半円状ギヤに噛み合って前記両持上アームを互いに略対称に起倒回動させる同期伝達機構とを備えたものである請求項1記載のトラス反転機。
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