JP3784351B2 - 廃棄物焼却装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は廃棄物焼却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
産業、経済の発展にともない大量に発生する廃棄物を焼却処理する廃棄物焼却装置が色々と開発されている。例えば、本願出願人が先に出願した特開平11−337031号に記載の廃棄物焼却装置がある。これはガス化炉(1次燃焼室)と燃焼炉(2次燃焼室)を上下一対の連結管で連結し、ガス化炉でタイヤ等の廃棄物を燃焼して可燃性ガスを生成し、この可燃性ガスを連結管内で着火させ、燃焼火炎を燃焼炉の火格子の上下に導き、火格子の上に導入される廃棄物を燃やすものである。
【0003】
上記装置は、燃焼炉に導入される廃棄物に、火格子の上と下から燃焼火炎を当てて廃棄物を高温で燃やし、有害な物質を発生させないすぐれたものである。
ところが、廃棄物には汚泥、家畜の糞のような水分が多い廃棄物があり、このような廃棄物の焼却処理も求められている。しかしながら、上記公報の装置ではこのような水分の多い廃棄物を充分に燃やすことができなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題に鑑み、汚泥、家畜の糞のような水分の多い廃棄物を充分に燃やすことのできる廃棄物焼却装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明によれば、ガス化炉で第1の廃棄物を燃焼して可燃性ガスを生成し、燃焼炉でガス化炉で生成された可燃性ガスを燃焼せしめ、可燃性ガスが燃焼している燃焼炉に第2の廃棄物を投入して燃やす廃棄物焼却装置であって、
傾斜ダクトを燃焼炉の外面に燃焼炉側を低くして取り付け、第2の廃棄物を傾斜ダクトを滑り落として燃焼炉内に投入するとともに、傾斜ダクトを介して燃焼排ガスを排出し、 燃焼炉の上部から、傾斜ダクト内に燃焼排ガスを導入する燃焼排ガス導入管を備え、
燃焼排ガス導入管が、燃焼炉の上端付近の側壁に接続された入口から傾斜ダクトの上壁を貫通して傾斜ダクトの内部まで延伸し、その出口が傾斜ダクトの下壁の中央よりも上側にあるようにし、第2の廃棄物の燃焼排ガスを第2の廃棄物を乾燥するために循環させることを特徴とする廃棄物焼却装置が提供される。
このように構成される廃棄物焼却装置では、第2の廃棄物は傾斜ダクトを滑り落ちて燃焼炉に投入されるが傾斜ダクトは燃焼排ガスの通路となっているので、傾斜ダクトを滑り落ちる間に加熱されて予乾燥されてから燃焼炉に投入され、燃焼炉内で充分に燃え、燃焼炉の上部から燃焼排ガス導入管で、傾斜ダクト内に燃焼排ガスが導入され第2の廃棄物は傾斜ダクト内でより一層加熱されて、乾燥されてから燃焼炉に投入されるのでより充分に燃える。
【0007】
請求項2の発明では、傾斜ダクトは第2の廃棄物を燃焼炉の底部に導くように燃焼炉に取り付けられ、該燃焼炉の底部に導かれた第2の廃棄物に、ガス化炉で燃焼せしめられる可燃性ガスの燃焼火炎が当たるように、ガス化炉から燃焼炉へ可燃性ガスを導入する連結管が配設されており、第2の廃棄物が燃焼炉内で効率よく燃える。
【0008】
請求項3の発明によれば、第1の廃棄物が所定条件の燃焼により可燃性ガスを発生し得る可燃性ガス発生性廃棄物とされ、第2の廃棄物が水分を多く含む高水分廃棄物とされ、異なる種類の廃棄物を処理できる。
【0009】
請求項4の発明によれば、傾斜ダクトの傾斜角が可変とされ、第2の廃棄物の水分が多い場合には傾斜角が小さく、第2の廃棄物の水分が少ない場合には傾斜角が大きくされるので、第2の廃棄物の水分が多い場合には傾斜ダクトを滑り落ちる時間が長くされ、第2の廃棄物の水分が少ない場合には傾斜ダクトを滑り落ちる時間が短くされ、燃焼炉に入る第2の廃棄物の乾燥状態が一定にされ、第2の廃棄物の処理結果がばらつかない。
【0010】
請求項5の発明によれば、傾斜ダクトを出た燃焼排ガスの未燃焼成分を燃焼するために燃焼排ガスを再加熱する排ガス再加熱部を備え、排ガス再加熱部は副ガス化炉で第1の廃棄物を燃焼して生成した可燃性ガスを燃焼して燃焼排ガスを再加熱するようにされ、傾斜ダクトを出た燃焼排ガスの未燃焼成分が燃焼されるがそのために使用される燃料は第1の廃棄物を燃焼して生成した可燃性ガスとされより多くの第1の廃棄物を処理でき、燃料コストもかからない。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1、2が第1の実施の形態の構造を示す側面図、および、上面図であって、ガス化炉10、連結管20、燃焼炉30、傾斜ダクト40、排ガス再加熱部50、サイクロン60、煙突70を備える。
【0012】
ガス化炉10は、第1の廃棄物Fとしてタイヤ、プラスチック等を投入する開閉可能な第1廃棄物投入口11と灰を排出するための開閉可能な灰出し口12が取り付けられている。さらに、ガス化炉10内に空気を供給する第1ブロワー14と初期点火用の第1バーナー15を備える。第1バーナー15はプロパンガスボンベ80から供給されるプロパンガスを燃焼させて火炎を発生させる。また、炉内温度を検出する第1温度センサ16が取り付けられている。なお、図示しないがガス化炉10は過熱を防止するための水冷構造を有する。
【0013】
連結管20はガス火炉10の側壁10aと燃焼炉30の図中左側の側壁30aを連結するように配設されていて、連結管20の上面には連結管20の内部に空気を供給するためのブロワー21が取り付けられ、連結管20の側面には初期点火用の第2バーナー22が取り付けられている。第2バーナー22はプロパンガスボンベ80から供給されるプロパンガスを燃焼させて火炎を発生させる。
【0014】
燃焼炉30は耐火煉瓦で構成され、下部に灰を排出するための開閉可能な灰出し口31が取り付けられている。また、炉内温度を検出する第2温度センサ32が取り付けられている。そして、この燃焼炉30内でガス化炉10内で生成された可燃性ガスが連結管20内部に供給された空気とともに燃焼せしめられる。第2バーナー22はその初期着火のために使用される。
【0015】
傾斜ダクト40は、下端側に横向きの第1開口部41を有し、上端側に上向きの第2開口部42を有する。第1開口部41は燃焼炉30の図中右側の側壁30bに結合され、第2開口部42の上方には第2の廃棄物Rとして水分の多い汚泥、家畜の糞等を投入する第2廃棄物投入ガイド43が取り付けられ、第2開口部42と第2廃棄物投入ガイド43のつなぎ目部分には水平方向に移動可能なスライド蓋44が配設され、第2廃棄物投入ガイド43の上面には上部蓋45が取り付けられている。
【0016】
また、燃焼ガス導入ダクト46が燃焼炉30の上端付近の側壁30bに接続された入口46aから傾斜ダクト40の上壁40aを貫通して傾斜ダクト40の内部まで延伸し、その出口46bは傾斜ダクト40の下壁40bの中央より第2開口部42に近い部分に向かって開口している。
【0017】
排ガス再加熱部50は、排ガス導入ダクト51を介して、傾斜ダクト40の第2開口部42の直ぐ下の部分に結合される入口52と、サイクロン60に接続される出口53を有し、内部にはセラミックフィルタ54が配設されている。そして、外側には火炎がセラミックフィルタ54に当たるようなバーナー55が取り付けられている。バーナー55はプロパンガスボンベ80から供給されるプロパンガスを燃焼させて火炎を発生させる。また、第3温度センサ56がセラミックフィルタ54の直前に取り付けられている。
【0018】
サイクロン60は周知の形式のものであるので説明は省略する。煙突70には排ガス吸引用のブロワ71が付設されている。
【0019】
次に上記のように構成される第1の実施の形態の運転方法、および、作用を説明する。
まず、ガス化炉10の第1廃棄物投入口11から第1の廃棄物Fをガス化炉10内に投入する。そして第1バーナー14を点火し、その火炎で第1の廃棄物Fに着火して第1の廃棄物Fの燃焼を開始する。第1バーナー14は第1の廃棄物Fが燃焼しはじめたら止めてよい。
【0020】
このガス化炉の燃焼は可燃性ガス(例えば、CO)を生成することであるので、第1の廃棄物Fはタイヤ、プラスチック等の可燃性ガスを生成可能な可燃性ガス発生性廃棄物とされ、燃焼温度も比較的低い温度(350℃程度)とされる。温度の制御は、第1温度センサ16の値をチェックしながら、第1ブロワ13の調整でおこなわれるが温度が下がり過ぎたら第1バーナー14を使用する。
【0021】
ガス化炉10で生成された可燃性ガスは連通管20を通って第2ブロワー21で供給される空気とともに燃焼炉30に導かれ燃焼炉30内で燃焼せしめられる。第2バーナー22がその初期着火のために使用され、可燃性ガスが着火したら第2バーナー22は止められる。この燃焼炉30は後述する水分の多い第2の廃棄物Rを燃やすのが目的でありガス化炉10とは異なり高温(約1300℃)が保たれるように可燃性ガスの燃焼を調整する。この調整は第2温度センサ32の値をチェックしながら、ガス化炉10と同様に第2ブロワー21、および、必要ならば、さらに第2バーナー22を使用しておこなわれる。燃焼火炎Fは、概ね、図示されるように拡がる。
【0022】
燃焼炉30が上記のような温度で燃焼するようになったら、スライド蓋44を閉めた状態で、第2廃棄物投入ガイド43の上蓋45をあけて、水分の多い第2の廃棄物R、例えば、汚泥、家畜の糞等をスライド蓋44の上に投入する。次に、上蓋45を閉じ、スライド蓋43を開けることにより、上記第2の廃棄物Rは傾斜ダクト40の下壁40bの上に落下する。傾斜ダクト40の下壁40bの上に落下した第2の廃棄物Rは傾斜ダクト40の下壁40b上を滑り落ちて燃焼炉30の底部に入る。
【0023】
一方、燃焼炉30内で発生した燃焼排ガスが、傾斜ダクト40を通って下流側に流れるとともに、燃焼炉30の上部より燃焼ガス導入ダクト46を通って傾斜ダクト40の中間、好ましくは、上方寄りの部分に供給される。
したがって、第2の廃棄物Rは傾斜ダクト40の下壁40b上を滑り落ちる間に、これらのガスで加熱されて、予乾燥されてから、燃焼炉30に導入される。その結果、第2の廃棄物Rは、燃焼炉30内で充分に燃える。
【0024】
燃焼炉30から、傾斜ダクト40に、直接、あるいは、燃焼ガス導入ダクト46を介して、流入した燃焼排ガスは、排ガス導入ダクト51を通って排ガス再加熱部50の入口52からその内部に流入する。排ガス再加熱部50内に流入した排ガスはバーナー55の火炎で加熱され未燃焼成分が燃焼される。その後、排ガスはセラミックフィルタ54を通過せしめられ、排ガス中の浮遊粒子はセラミックフィルタ54により捕捉される。セラミックフィルタ54で捕捉された浮遊粒子はバーナー55の火炎で加熱分解される。
【0025】
セラミックフィルタ54を通過した排ガスは出口53からサイクロン60内に流入し、サイクロン60で排ガス中の不燃成分を分離除去されてから煙突70を通って大気中に放出される。
【0026】
第1の実施の形態は上記のように構成され、作用し、汚泥、家畜の糞のような水分の多い第2の廃棄物Rを充分に燃やすことができる。
なお、ガス化炉10、燃焼炉30で発生する灰は、それぞれ灰出し口12、31から採取され必要に応じて処理を加えて処分される。
【0027】
ここで、傾斜ダクト40の長さと傾斜角の設定について説明する。
第2の廃棄物Rを効率よく充分に燃やすには、燃焼炉30に入る第2の廃棄物Rの乾燥率をその後の燃焼時間で充分な燃焼が完了するような値にすることが望ましい。したがって、第2の廃棄物Rの水分が多い場合には傾斜ダクト40内の通過時間を長くするために傾斜ダクト40の長さが長く、あるいは傾斜角が緩かに形成され、逆に、第2の廃棄物Rの水分が少ない場合には傾斜ダクト40内の通過時間を短くするために傾斜ダクト40の長さが短く、あるいは傾斜角が急に形成される。
【0028】
しかしながら、廃棄物の水分率は変動しやすく、上記のように傾斜ダクト40を形成できるのは、第2の廃棄物Rが特定種類のものに限られ、かつ、その水分も一定である場合に限られる。
そこで、第2の実施の形態では傾斜ダクト40の第2の廃棄物Rが滑り落ちる面の傾斜角が可変にされる。図3が第2の実施の形態の傾斜ダクト40を拡大して示す図であって、傾斜ダクト40の下壁40bの内側に上端が軸支された可動壁40cが配設されている。可動壁40cはハンドル47を回転することにより上端を支点として回動できるので、第2の廃棄物Rの水分率に応じて第2の廃棄物Rが滑り落ちる面の傾斜角を変えることが可能である。
すなわち、第2の廃棄物Rの水分が多い場合には傾斜ダクト40内の通過時間を長くするために傾斜ダクト40の傾斜角が緩かになるように調整され、逆に、第2の廃棄物Rの水分が少ない場合には傾斜ダクト40内の通過時間を短くするために傾斜ダクト40の傾斜角が急になるように調整される。
【0029】
次に、第3の実施の形態について説明する。図4がこの第3の実施の形態の構成を示す上面図であって第1の実施の形態における第3バーナ55の代りに、ガス化炉10と同じ構造、機能を有する副ガス化炉80を、連結管20と同じ構造、機能を有する連結管90で、排ガス再加熱部50に取り付けたものである。
副ガス化炉80ではガス化炉10と同様にタイヤ等の第1の廃棄物を低温で燃焼して可燃性ガスが生成され、その可燃性ガスに連結管90で空気が混合されて排ガス再加熱部50内で燃焼せしめられる。
【0030】
このようにすることにより排ガス再加熱部50内における排ガスの再加熱も廃棄物(第1の廃棄物)から生成した可燃性ガスを燃焼しておこなわれるのでプロパンガスをバーナー55で燃焼させておこなうものに比べるとコストがかからず、また、より多くの第1の廃棄物を焼却できる。
第3の実施の形態では副ガス化炉80は1台のみ排ガス再加熱部50に取り付けられているが、必要に応じて複数の補助燃焼炉80を取り付けてもよい。
【0031】
【発明の効果】
各請求項に記載の発明は、ガス化炉で第1の廃棄物を燃焼して可燃性ガスを生成し、燃焼炉でガス化炉で生成された可燃性ガスを燃焼せしめ、可燃性ガスが燃焼している燃焼炉に第2の廃棄物を投入して燃やす廃棄物焼却装置であるが、傾斜ダクトを燃焼炉の外面に燃焼炉側を低くして取り付け、第2の廃棄物を傾斜ダクトを滑り落として燃焼炉内に投入するとともに、傾斜ダクトを介して燃焼排ガスを排出するようにされており、第2の廃棄物は傾斜ダクトを滑り落ちて燃焼炉に投入されるが傾斜ダクトは燃焼排ガスの通路となっているので、傾斜ダクトを滑り落ちる間に加熱されて予乾燥されてから燃焼炉に投入され、燃焼炉内で充分に燃える。燃焼炉の上部から、傾斜ダクトの下壁の中央よりも上側に燃焼排ガスを循環させる燃焼排ガス導入管を備えることにより、第2の廃棄物は傾斜ダクト内で加熱されて、乾燥されてから燃焼炉に投入されるのでより充分に燃える。しかも、第2の廃棄物の燃焼排ガスで加熱、乾燥されるので無駄がない。
特に、請求項2の発明のように、傾斜ダクトを第2の廃棄物を燃焼炉の底部に導くように燃焼炉に取り付け、該燃焼炉の底部に導かれた第2の廃棄物に、ガス化炉で燃焼せしめられる可燃性ガスの燃焼火炎が当たるように、ガス化炉から燃焼炉へ可燃性ガスを導入する連結管を配設すれば、第2の廃棄物が燃焼炉内で効率よく燃やすことができる。
特に、請求項3の発明のように、第1の廃棄物が所定条件の燃焼により可燃性ガスを発生し得る可燃性ガス発生性廃棄物とされ、第2の廃棄物が水分を多く含む高水分廃棄物とすれば、異なる種類の廃棄物を処理できる。
特に、請求項4の発明のように、傾斜ダクトの傾斜角が可変とされ、第2の廃棄物の水分が多い場合には傾斜角を小さく、第2の廃棄物の水分が少ない場合には傾斜角を大きくすれば、第2の廃棄物の水分が多い場合には傾斜ダクトを滑り落ちる時間が長くなり、第2の廃棄物の水分が少ない場合には傾斜ダクトを滑り落ちる時間が短くなり、燃焼炉に入る第2の廃棄物の乾燥状態が一定にされ、第2の廃棄物の処理結果がばらつかない。
特に、請求項5の発明のように、傾斜ダクトを出た燃焼排ガスの未燃焼成分を燃焼するために燃焼排ガスを再加熱する排ガス再加熱部を備え、排ガス再加熱部は副ガス化炉で第1の廃棄物を燃焼して生成した可燃性ガスを燃焼して燃焼排ガスを再加熱するようにされ、傾斜ダクトを出た燃焼排ガスの未燃焼成分が燃焼されるがそのために使用される燃料は第1の廃棄物を燃焼して生成した可燃性ガスとされより多くの第1の廃棄物を処理でき、燃料コストもかからない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の側面図である。
【図2】第1の実施の形態の上面図である。
【図3】第2の実施の形態の傾斜ダクトの拡大図である。
【図4】第3の実施の形態の上面図である。
【符号の説明】
10…ガス化炉
13…ブロワ
14…バーナー
20…連結管
21…ブロワ
22…バーナ
30…燃焼炉
30a、30b…側壁
40…傾斜ダクト
40a…上壁
40b…下壁
41…第1開口部
42…第2開口部
43…第2廃棄物投入ガイド
44…スライド蓋
46…燃焼ガス導入ダクト
50…排ガス再加熱部
51…排ガス導入ダクト
54…セラミックフィルタ
55…バーナー
60…サイクロン
70…煙突
71…ブロワ
80…補助燃焼炉
90…連結炉
Claims (5)
- ガス化炉で第1の廃棄物を燃焼して可燃性ガスを生成し、燃焼炉でガス化炉で生成された可燃性ガスを燃焼せしめ、可燃性ガスが燃焼している燃焼炉に第2の廃棄物を投入して燃やす廃棄物焼却装置であって、
傾斜ダクトを燃焼炉の外面に燃焼炉側を低くして取り付け、第2の廃棄物を傾斜ダクトを滑り落として燃焼炉内に投入するとともに、傾斜ダクトを介して燃焼排ガスを排出し、
燃焼炉の上部から、傾斜ダクト内に燃焼排ガスを導入する燃焼排ガス導入管を備え、
燃焼排ガス導入管が、燃焼炉の上端付近の側壁に接続された入口から傾斜ダクトの上壁を貫通して傾斜ダクトの内部まで延伸し、その出口が傾斜ダクトの下壁の中央よりも上側にあるようにし、第2の廃棄物の燃焼排ガスを第2の廃棄物を乾燥するために循環させる、ことを特徴とする廃棄物焼却装置。 - 傾斜ダクトは第2の廃棄物を燃焼炉の底部に導くように燃焼炉に取り付けられ、該燃焼炉の底部に導かれた第2の廃棄物に、ガス化炉で燃焼せしめられる可燃性ガスの燃焼火炎が当たるように、ガス化炉から燃焼炉へ可燃性ガスを導入する連結管が配設されている、ことを特徴とする請求項1に記載の廃棄物焼却装置。
- 第1の廃棄物が所定条件の燃焼により可燃性ガスを発生し得る可燃性ガス発生性廃棄物で、第2の廃棄物が水分を多く含む高水分廃棄物である、ことを特徴とする請求項1に記載の廃棄物焼却装置。
- 傾斜ダクトの傾斜角が可変とされ、第2の廃棄物の水分が多い場合には傾斜角が小さく、第2の廃棄物の水分が少ない場合には傾斜角が大きくされる、ことを特徴とする請求項1に記載の廃棄物焼却装置。
- 傾斜ダクトを出た燃焼排ガスの未燃焼成分を燃焼するために燃焼排ガスを再加熱する排ガス再加熱部を備え、排ガス再加熱部は副ガス化炉で第1の廃棄物を燃焼して生成した可燃性ガスを燃焼して燃焼排ガスを再加熱する、ことを特徴とする請求項1に記載の廃棄物焼却装置。
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