JP3784165B2 - 移動体の位置検出設備 - Google Patents

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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定エリア内を移動する移動体の位置検出設備、特に広いエリアを移動する荷役装置において使用される位置検出設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、移動体の位置検出設備としては下記の方式が知られている。
a.被検出体による方式
移動体の移動経路に沿って、磁石や鏡などの被検出体を所定間隔に設置し、移動体にこれら被検出体を検出する、近接スイッチや光電スイッチなどからなる検出手段を設け、検出した被検出体の数をカウントすることにより移動経路に沿った位置を認識する。
【0003】
b.GPSによる方式
移動体にGPSを設置し、自分の位置を認識する。
c.自律方式
走行距離と進行方向を計測する手段を設け、進行方向と走行距離を積算することによって自分の位置を算出する。
【0004】
d.光学方式
固定局から走査される光線を移動体に設けた光検出手段で検出し、移動体の位置を測定する。
【0005】
e.放射能による方式
移動体に放射能を発生する物体を設け、外部において測定された放射能の強度により自分の位置を認識する。
【0006】
f.画像方式
エリアの平面画像を撮影し、画像処理により移動体の位置を検出する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記移動体の位置検出設備において、被検出体による方式では、移動経路が固定されてしまい、ランダムに移動する移動体に対して対応できなかった。
【0008】
またGPSによる方式では、屋内など衛星の影に移動体の移動経路が入る場合に使用できず、また高精度の位置計測のためには演算量が多く必要であり、応答に時間がかかるという問題があった。
【0009】
さらに自律方式では、累積誤差が生じるために、何らかの位置補正手段を設けなければならないという問題があった。
さらに光学方式では、光線の直線性のために、少しでも影に入ると測定することができなくなるという問題があった。
【0010】
また放射能による方式では、取扱いに免許が必要であり、安全面で問題があった。
さらに画像による方式では、複雑な背景の中で、移動体を見いだすことが難しいという問題があった。
【0011】
そこで、本発明は、移動経路に沿った被検出体を必要とせず、屋内/屋外で自由に移動する移動体においてその位置を検出できる位置検出設備を提供することを目的としたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、所定エリア内を移動する移動体の位置検出設備であって、
前記エリアに、複数の再帰型の第1光反射体を設け、
前記移動体に、再帰型の第2光反射体と、回転しながら全周に渡って水平に光線を照射し、この光線の前記第1光反射体または他の移動体の前記第2光反射体から再帰した光を検出する水平回転光線装置と、前記水平回転光線装置の回転角度を検出する角度検出手段と、前記第2光反射体の平面座標データを発信する発信手段と、前記他の移動体から発信される、他の移動体の第2光反射体の平面座標データを受信する受信手段と、前記水平回転光線装置より照射できる光の照射範囲にある、前記第1光反射体と前記受信手段により前記座標データを受信した他の移動体の中から3台を選択し、これら選択した第1光反射体と他の移動体の第2光反射体から再帰した光を前記水平回転光線装置により検出したとき、前記角度検出手段により検出される水平回転光線装置の回転角度を記憶し、これら記憶した回転角度、および選択した第1光反射体と他の移動体の第2光反射体の座標データにより、水平回転光線装置の現在位置の平面座標を計測し、この水平回転光線装置の平面座標より第2光反射体の平面座標データを求め、前記発信手段を介して発信する計測手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0013】
上記構成により、光線の照射範囲内にある、第1光反射体、他の移動体の中から3台が選択され、水平回転光線装置より全周囲に光線が照射され、前記選択された第1光反射体、他の移動体の第2光反射体から再帰した光が検出され、そのときの回転角度が検出される。そして、これら回転角度と、前記選択された3台の第1光反射体、他の移動体の第2光反射体の座標から水平回転光線装置の現在位置の平面座標が計測される。この水平回転光線装置の現在位置の平面座標より第2光反射体の平面座標が求められ、発信手段より他の移動体に向けて発信される。
【0014】
また請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明であって、計測手段は、水平回転光線装置により照射できる光の照射範囲にある、前記第1光反射体と他の移動体の内、前記第1光反射体を優先して選択することを特徴とするものである。
【0015】
上記構成により、固定して設置されている第1光反射体の座標より、精度よく移動体の水平回転光線装置の現在位置の平面座標が求められる。
また請求項3記載の発明は、上記請求項1の発明であって、移動体は、第2光反射体と水平回転光線装置を同一平面座標上に設置したことを特徴とするものである。
【0016】
上記構成により、移動体の第2光反射体の平面座標を、水平回転光線装置の平面座標より求める必要がなくなる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施の形態における移動体の位置検出設備を設けたエリアの平面図である。
【0018】
図1において、1は移動体(たとえば、フォークリフトや無人搬送車など)2が移動するエリア(たとえば、倉庫や工場や港湾など)であり、このエリア1の外周に、垂直面が開口した再帰型の第1光反射体3を1台取り付けた柱4が、所定間隔で立設されている。再帰型の光反射体3は、たとえばコーナキューブ(コーナレフレクター)から形成される。コーナキューブは、立方体の1つの角を切り取ったように互いに直交する3つの平らな反射面で構成される三角錐形のプリズムであり、入射した光線を3つの面で反射させた後、正確に入射した方向に送り返す働きをする。
【0019】
移動体2には、2台の再帰型の第2光反射体6,7と、レーザー光線を発生し、このレーザー光線を水平に全周に渡って照射し、第1光反射体3および他の移動体2の第2の光反射体6,7から再帰した光を検出する水平回転レーザー装置8と、水平回転レーザー装置8の回転角度を検出する角度検出手段と、計測手段と、送受信手段が備えられている。
【0020】
図2に示すように、水平回転レーザー装置8は、レーザー光線を垂直上方へ照射する半導体レーザ11およびその駆動回路12と、半導体レーザ11から照射されたレーザー光線を平行光線とするコリメータレンズ13と、コリメータレンズ13から出射されたレーザー光線の通路となる垂直な筒状の導管14と、この導管14が中心下方に接続され、リング状の軸受15上に載置された筒体16と、この筒体16内に配置された、導管14から導かれたレーザー光線を水平な光線に屈折させ、筒体16の側面に設けた窓部16Aへ導く第1反射ミラー17と、この第1反射ミラー17より導かれたレーザー光線を広げる凹レンズ18と、前記導管14を中心に嵌合して導管14を回転する第1プーリー19と、DCモータ20と、DCモータ20の駆動回路21と、DCモータ20の回転軸に直結された第2プーリー22と、この第2プーリー22の回転力を第1プーリー19へ伝達するベルト23と、前記第1反射ミラー17に対向して導管14外方に固定され、筒体16の窓部16A、凹レンズ18、および第1反射ミラー17を介して導かれた、柱4の光反射体3および他の移動体2の光反射体6,7から再帰した光を水平に屈折させる第2反射ミラー25と,この第2反射ミラー25より導かれた光を収束する凸レンズ26および干渉フィルタ27と、これら凸レンズ26および干渉フィルタ27により収束した反射光を受光するフォトダイオード28と、このフォトダイオード28の受光信号により光反射体3,6,7を検出する受光回路29とから構成されている。
【0021】
この構成により、半導体レーザ11から照射されたレーザー光線はコリメータレンズ13により平行なレーザー光線とされ、コリメータレンズ13の上方へ照射される。DCモータ20が駆動回路21により駆動されると、DCモータ20の回転力は第2プーリー22、ベルト23、第1プーリー19を介して導管14へ伝達され、導管14が回転し、よって筒体16とともに第1反射ミラー17が回転し、導管14内に照射されたレーザー光線は、第1反射ミラー17の回転により、導管14の中心位置を中心として移動体2の全周に、広がり角を有して照射される。上記導管14の回転によって第1反射ミラー17とともに第2反射ミラー25が回転し、第1反射ミラー17を介して導かれた光反射体3,6,7から再帰した光は、第2反射ミラー25により凸レンズ26および干渉フィルタ27を介してフォトダイオード28へ入射され、このフォトダイオード28の受光信号により受光回路29により光反射体3,6,7がそれぞれ検出される。すなわち、レーザー光線を照射する第1反射ミラー17が、光反射体3,6,7に対向したとき、フォトダイオード28が光を検出し、受光回路29により、光反射体3,6,7が検出される。
【0022】
上記角度検出手段は、前記導管14に連結され、導管14の回転によりパルスを発生する第1エンコーダ31と、この第1エンコーダ31から出力されるパルス信号を加算して進行方向を0°とする第1反射ミラー17の回転角度(レーザー光線の照射角度)Θを計測し、受光回路29により光反射体3,6,7が検出されたときの回転角度Θを出力するミラー回転角度検出器32から構成されている。
【0023】
この構成により、受光回路29により光反射体3,6,7が検出されたときの第1反射ミラー17の回転角度(レーザー光線の照射角度)Θがミラー回転角度検出器32により検出される。
【0024】
また上記光反射体6,7は、垂直面を開口させて、水平回転レーザー装置8の筒体16の上下にそれぞれ設置され、光反射体6,7と水平回転レーザー装置8は同一平面座標としている。
【0025】
この構成により、水平回転レーザー装置8の第1反射ミラー17から広がりを有して水平方向に照射された光は、上記柱4の光反射体3から再帰されるとともに、図3(a)(b)に示すように、他の移動体2の光反射体6,7から再帰されて、水平回転レーザー装置8の受光回路29により検出される。
【0026】
また上記計測手段は、コンピュータからなる演算処理部37と、第2光反射体6(7)の現在位置の平面座標と移動体2の姿勢を記憶する第1記憶部38と、前記各柱4の平面座標および他の各移動体2の第2光反射体6(7)の現在位置の平面座標と移動体2の姿勢を記憶する第2記憶部39から構成されている。詳細は後述する。
【0027】
また送受信手段は、アンテナ40と、ランダムにタイミング信号を出力するランダムタイマ41と、このランダムタイマ41のタイミング信号に応じて、第1記憶部38に記憶されている移動体2の第2光反射体6(7)の平面座標と姿勢、および移動体毎に設定された識別番号からなるデータを電波で送信する送信回路42と、アンテナ40により捕らえられた移動体2の電波を受信し、電波に含まれる他の移動体2の第2光反射体6(7)の平面座標と姿勢と識別番号からなるデータを検出し、第2記憶部39に記憶された、検出された識別番号の移動体2の第2光反射体6(7)の平面座標と姿勢のデータを更新する受信回路43とから構成されている。
【0028】
この構成により、ランダムに移動体2の第2光反射体6(7)の平面座標と姿勢および識別番号からなるデータを含む電波が、他の移動体2に向けて発信され、他の移動体2の第2光反射体6(7)の平面座標と姿勢と識別番号からなるデータを含む電波が受信され、第2記憶部39の、各移動体2の第2光反射体6(7)の平面座標と姿勢のデータが更新される。
【0029】
上記演算処理部37における水平回転レーザー装置8の現在位置の座標と移動体2の姿勢の演算方法を図4により説明する。
図4において、(Xv,Yv)は水平回転レーザー装置8の現在位置の平面座標、ψは移動体2のX軸からの姿勢角度、(X1 ,Y1 )、(X2 ,Y2 )、(X3 ,Y3 )は3ヵ所(A点、B点、C点)の光反射体3(あるいは6,7)の座標である。またL12はA点−B点間の距離、L13はA点−C点間の距離、Θ1 はA点を検出したときの回転角度、Θ2 はB点を検出したときの回転角度、Θ3 はC点を検出したときの回転角度、ε1 はA点を原点としたB点のX軸からの角度、ε2 はA点を原点としたB点−C点間の角度である。
【0030】
水平回転レーザー装置8の座標(Xv,Yv)と移動体2の姿勢角度ψは次の式(1)〜(10)により求められる。(詳細は、「システムと制御」第29巻第8号(1985)p.553 〜560 参照。)
Xv=X1 +k・(Q2 −Q1 ) …(1)
Yv=Y1 −k・(P2 −P1 ) …(2)
ψ=π−Θ1 +tan-1{(Yv−Y1 )/(Xv−X1 )} …(3)
k=2(P1 ・Q2 −P2 ・Q1 )
/{(P2 −P1 )2 +(Q2 −Q1 )2 } …(4)
P1 =L12・sin(α−ε1 )/2sinα …(5)
Q1 =L12・cos(α−ε1 )/2sinα …(6)
P2 =L13・sin(α+ε1 +ε2 )/2sinβ …(7)
Q2 =−L13・cos(α+ε1 +ε2 )/2sinβ …(8)
α=Θ1 −Θ2 …(9)
β=Θ1 −Θ3 …(10)
求められた水平回転レーザー装置8の座標(Xv,Yv)は、水平回転レーザー装置8と第2光反射体6(7)が同一平面上にあることから、変換することなく、第2光反射体6(7)の平面座標として第1記憶部38へ出力され、同時に移動体2の姿勢角度ψが第1記憶部38へ出力され、データが更新される。
【0031】
移動体2は、その照射するレーザー光線の届く範囲(照射範囲;半径r)が限定されていることから、水平回転レーザー装置8の現在位置(Xv,Yv)より前記半径r内に、柱4または他の移動体2が有るかどうかを確認する必要がある。図1に示すように、エリア1の4隅では少なくとも3本の柱4が半径rの範囲にあるように、柱4は設置されている。
【0032】
上記演算処理部37における水平回転レーザー装置8{第2光反射体6(7)}の現在位置の計測方法を図5のフローチャートにより説明する。
(ステップ−1)
第2記憶部39を検索して、水平回転レーザー装置8の現在位置から半径rの光の照射範囲に、柱4、すなわち光反射体3が3個以上あるかどうかを判断する。
(ステップ−2)
光反射体3が3個以上有るとき、3個の光反射体3を選択する。
(ステップ−3)
ステップ−1において、3個以上の光反射体3が確認できないとき、第2記憶部39を検索して、他の移動体2の光反射体6(7)の座標が半径rの光の照射範囲にあるかどうかを判断する。
(ステップ−4)
合計3台の柱4と他の移動体2の組み合わせによる光反射体3,6(7)、あるいは合計3台の他の移動体2の光反射体6(7)を選択する。
(ステップ−5)
選択した3つの光反射体3,6(7)の座標と、移動体2の水平回転レーザー装置8の現在位置の座標(Xv,Yv)と姿勢角度ψから推定される各光反射体3,6(7)の推定回転角度を演算する。
(ステップ−6)
ミラー回転角度検出器32により計測された水平回転レーザー装置8の実回転角度(レーザー光線の照射角度)Θのうち、前記各推定回転角度に近い実回転角度Θを求める。
(ステップ−7)
これら3つの実回転角度Θと3個の光反射体3,6(7)の座標とから上記演算方法により、水平回転レーザー装置8の現在位置の座標(Xv,Yv)と姿勢角度ψを演算する。
(ステップ−8)
演算した座標(Xv,Yv)を第2光反射体6(7)の座標として、姿勢角度ψとともに第1記憶部38へ出力して更新する。
【0033】
このように、移動体2は、第2光反射体6(7)の現在位置の座標(Xv,Yv)と移動体2の姿勢角度ψを演算により推定し、現在位置(Xv,Yv)と姿勢角度ψを他の移動体2へ伝送することにより、固定した外周の柱4の第1光反射体3へレーザー光線が届かない移動体2であっても、エリア1内に存在する各移動体2はそれぞれ、現在位置を検出することができ、よってエリア1内での移動体2のフレキシブルな制御が可能となる。
【0034】
またエリア1の内部に、第1光反射体3を取り付けた柱4を設置する必要がなくなるため、エリアのスペースを有効に利用でき、また移動体2の衝突事故を防止することができる。また第1光反射体3を取り付けた柱4の数を少なくすることができる。
【0035】
また伝送に使用される電波はランダムに発信されるため、各移動体2から発信される電波が干渉する比率は極めて小さく、よってエリア1に存在する移動体2はその位置を精度よく測定することができる。
【0036】
なお、上記実施の形態では、水平回転レーザー装置8と光反射体6,7を同一の平面座標上に設置して演算を簡略化しているが、図6に示すように、水平回転レーザー装置8と光反射体6(7)を別の平面座標に設置することもできる。このとき、他の移動体2へ発信する光反射体6(7)の座標を、水平回転レーザー装置8の現在位置(Xv,Yv)と移動体2の姿勢角度ψからを求める必要がある。姿勢角度ψ上に光反射体6(7)があるとき、光反射体6(7)の座標(Xr ,Yr )は、水平回転レーザー装置8と光反射体6(7)間の距離をSとすると、
Xr =Xv+Scos Θ
Yr =Yv+Ssin Θ
で求められる。この座標を発信する。またこのとき、図7に示すように、光反射体6,7の間をレーザー光線が通り抜けるように、光反射体6,7を配置する必要がある。
【0037】
また上記図5のステップ−6において、推定回転角度に近い実回転角度が無いとき、実データを誤データと判断して、測定を中止し、警報を発するようにすることもできる。
【0038】
また、レーザー光線を使用しているが、レーザー光線に限らず、直進性のある光線であればよい。
また図1では再帰型の第1光反射体3をエリア1の外周に配置しているが、必ずしも外周に配置する必要はなく、図8に示すように、エリア1内に設置可能な柱や壁があればそこに設置することも可能である。また所定エリア1は、図1に示すような柱3に囲まれたエリアでなくてもよく、図8に示すように、柱3に囲まれたエリアより広がった拡張エリア1’でも移動体2は現在位置を検出することができ、移動体1が移動する所定エリアとすることができる。
【0039】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、外周に設置した第1光反射体へ光線が届かない移動体であっても、エリア内に存在する各移動体はそれぞれ、現在位置を検出することができる。よって、エリア内での移動体のフレキシブルな制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における移動体の位置検出設備を備えたエリアの平面図である。
【図2】同移動体の位置検出設備の構成図である。
【図3】同移動体の位置検出設備の移動体における光反射体の説明図である。
【図4】同移動体の位置検出設備の移動体における位置演算方法の説明図である。
【図5】同移動体の位置検出設備の移動体における位置演算方法を説明するフローチャートである。
【図6】本発明の他の実施の形態における移動体の位置検出設備の移動体の説明図である。
【図7】同移動体の位置検出設備の移動体における光反射体の説明図である。
【図8】本発明の他の実施の形態における移動体の位置検出設備を備えたエリアの平面図である。
【符号の説明】
1 エリア
1’ 拡張エリア
2 移動体
3 再帰型光反射体
4 柱
6,7 再帰型光反射体
8 水平回転レーザー装置(水平回転光線装置)
11 半導体レーザ
13 コリメータレンズ
14 導管
16 筒体
17,25 反射ミラー
19,22 プーリー
20 DCモータ
23 ベルト
27 干渉フィルタ
28 フォトトランジスタ
29 受光回路
31 エンコーダ
32 回転角度検出器
37 演算処理部
38 第1記憶部
39 第2記憶部
40 アンテナ
42 送信回路
43 受信回路
A,B,C 光反射体の位置

Claims (3)

  1. 所定エリア内を移動する移動体の位置検出設備であって、
    前記エリアに、複数の再帰型の第1光反射体を設け、
    前記移動体に、
    再帰型の第2光反射体と、
    回転しながら全周に渡って水平に光線を照射し、この光線の前記第1光反射体または他の移動体の前記第2光反射体から再帰した光を検出する水平回転光線装置と、
    前記水平回転光線装置の回転角度を検出する角度検出手段と、
    前記第2光反射体の平面座標データを発信する発信手段と、
    前記他の移動体から発信される、他の移動体の第2光反射体の平面座標データを受信する受信手段と、
    前記水平回転光線装置より照射できる光の照射範囲にある、前記第1光反射体と前記受信手段により前記座標データを受信した他の移動体の中から3台を選択し、これら選択した第1光反射体と他の移動体の第2光反射体から再帰した光を前記水平回転光線装置により検出したとき、前記角度検出手段により検出される水平回転光線装置の回転角度を記憶し、これら記憶した回転角度、および選択した第1光反射体と他の移動体の第2光反射体の座標データにより、水平回転光線装置の現在位置の平面座標を計測し、この水平回転光線装置の平面座標より第2光反射体の平面座標データを求め、前記発信手段を介して発信する計測手段と、を備えた
    ことを特徴とする移動体の位置検出設備。
  2. 計測手段は、水平回転光線装置により照射できる光の照射範囲にある、前記第1光反射体と他の移動体の内、前記第1光反射体を優先して選択すること
    を特徴とする請求項1記載の移動体の位置検出設備。
  3. 移動体は、第2光反射体と水平回転光線装置を同一平面座標上に設置したこと、
    を特徴とする請求項1記載の移動体の位置検出設備。
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