JP3783953B2 - カップル桟の仕切具及び引き戸と開き戸 - Google Patents

カップル桟の仕切具及び引き戸と開き戸 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は障子・襖等或いは木製・金属性の引き戸又は開き戸、仕切壁、縁側のガラス戸内側の遮光引き戸等の代わりに使用できる仕切具或いは仕切戸に関し、より詳細には、内部に空気層を設けたプラスチック板体を少なくとも一枚を有して成る仕切板体を、上下の横枠と左右の竪枠とに設けた支持溝に周辺において嵌設し、かつ該枠で囲む板体部分を貫通する多数の結合支持具で多数のカップルの桟を該板体の両面に係止し該板体を平面状に支持して成るカップル桟の仕切具及びその引き戸及び開き戸に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、日本の代表的な仕切具としては障子・襖・衝立等があり、その他に木製・金属ドアー・ガラス戸・ガラスはめ込み戸、そして間仕切壁等がある。和紙による障子は破れ易く・汚れやすく・変色し易いために美しさを保つには毎年張り替えねばならず、維持に手数がかかり、容易に着火して燃え上がるので防火上も問題がある。和紙の代りに利用される塩化ビニール強化紙は和紙より光を強く反射するので目を刺激して和らかさに欠けるし、経年変色で醜く変色し着火し難いが火炎にあたると窒息性の有毒ガスを発生する。ガラスは割れた場合の危険性があるので、使用場所は限定される。和紙より引火し難く有毒ガスの発生が少なく割れる危険性のより少ない半透明の合成樹脂、ポリプロピレン・エポキシ樹脂・テフロン樹脂・アクリル樹脂等のうちでポリプロピレン素材によるナチュラル色のプラスチックス段ボールには和紙に近い透光性と不変色性があり、本発明のカップル仕切具の仕切板体の素材として好ましいが、従来の木枠の格子構造の障子の片面に和紙の代わりに取り付けて使用される程度であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、紙で一瞬に燃えやすい家屋造作を変えるために障子・襖等を着火し難い前記透光性合成樹脂を主として構成して湾曲面に成りやすい合成樹脂板体を平面状に維持せしめて仕切機能を具備させるのが本発明の主たる課題である。
【0004】
第2には、量産しやすく組立・分解の便利な仕切具の構造を提供するのが課題である。
【0005】
第3には使用する合成樹脂で断熱空気層を構えた仕切板体に用途に適した手段を加えて目的対応の機能性の仕切板体を提供することが課題である。
【0006】
第4には仕切板体の両面にカップル桟で平面に維持する構成の提供である。
【0007】
第5にはカップル桟の結合支持具を外部から見えなくする構成の提供である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は和紙の代わりに、仕切板体として断熱空気層を設けた断熱性樹脂板体、例えば着火しにくく燃焼時に有毒ガスの発生が少なく、和らかな透光性のポリプロピレン製プラスチック段ボール或いは該樹脂板間に断熱隔離層を設けて成る断熱性樹脂板体の少なくとも1枚を有する仕切板体の周囲を竪枠と横枠の支持溝内で支持させるとともに該枠に囲まれる内方部分の仕切板体の両面を多数のカップルの桟相互を結合支持具、例えばネジ・ビス・係止ピン等で結合支持し該板体を平面状に支持せしめてカップル桟の仕切具を構成せしめる。
【0009】
該仕切板体は機能板、例えば電磁波遮蔽板を加え、複合仕切板体を構成し、障子以外の各種の用途に使用可能である。
【0010】
カップル桟はカップル相互の断面が同一形の場合と、異なる形の場合とがあるが仕切り板体を平面状に支持する作用効果を有することが必要で或る。
【0011】
複合仕切板体では強く押さえるためにナット・ビス等で締め付ける押さえ桟と結合支持具の頭を隠すカバー桟を組合せたカップル桟を利用するのが好ましい。
【0012】
カップル桟の仕切具は明かり取りや装飾的間仕切壁として固定できるが、引き戸としては下枠に滑動体、例えば摩擦係数の小なる固形樹脂体例えば、テフロン樹脂、ナイロン樹脂片を取り付けたり、桧・松・スプルース等滑りのよい木で構成したりして鴨居・敷居に滑動させたり、戸車例えばフラッター戸車等滑移動自在にする手段により鴨居とレールで開閉自在とし、障子・襖以上の便利さを付加するのが望ましい。更に障子にない機能例えば、電磁波遮蔽性・防火性・絵柄模様の表出や暗やみ時の浮き出し等を具備させるために、2層のプラスチックダンボール間に機能性板体例えば、ステンレス薄板・アルミ薄板・色柄板・パンチング板・ネット等を介在させたり、樹脂板体を絵柄模様にしたり、又は電磁波遮蔽に効果的でもある網目・孔目模様等を遮蔽機能性微粒子を利用して塗装・蒸着・印刷・ラミネート等の手段で表面加工したり、或いは又、遮蔽機能性微粒子を混入した合成樹脂を板体に成形して前記機能を加えることも好ましい。
【0013】
カップル桟において、木製の桟のストレートではスクリュー釘或いは細長いビス類で仕切板体を貫通させてカップル桟を係止するのが好ましく、露出する頭をカバーする手段例えば、塗装又はカバー材を後付けするのも好ましい。
【0014】
アルミ合金性のカップル桟では係止構造としてストレートの桟の断面は、C型又は角型等のチャンネルの係止縁片を具有せしめるとともに結合支持具として既製のビスや段付異型ビスを使用することも可能である。
【0015】
塵の積もる横桟は省略して竪桟でカップル桟の仕切具を構成すると障子・襖等より不汚染性の仕切具或いは間仕切装置、たとえば引き戸或いは開き戸を提供できる。
更に、必要に応じて遮光可能とするために、2枚の仕切板間或いはその外面に遮光機能板を設け、該機能板を所定間隔移動可能として、該仕切板の一方又は双方の内向き面の一部を遮光手段で形成し、透光部分を前記遮光機能板の移動で閉塞又は透光可能とする構成を提供できる。仕切板体に窓を設けるのも好ましい。外部の様子がわかるし、開閉自在ならより便利である。引き戸の召し合わせ部の気密性を高める断面に竪枠の断面を構成するのが好ましい。
【0016】
仕切具にエレクトリックルミネッセンス手段を加えて電源に接続し照明にできるし、枠を堅固に一体化し、竪枠に蝶番を複数設けて開き戸を提供できる。
【0017】
木製の複数のカップル桟の仕切具を建物に設けた明かり取り枠に上下方向にスライド可能にキッチリと填め込み上下の引き違い仕切窓が提供できる。
上記を本発明によるほんの一実施例により詳述すると
【0018】
【実施例1】
図1より図5に於いて、カップル仕切具1は断熱空気層を設けたプラスチック板体を少なくとも1枚を有して成る仕切板体5を、上下の横枠3a、3bと左右の竪枠2aに設けた支持溝6(図3、図5)に周辺において嵌設し、かつ該枠2a、3a、3bで囲む板体部分を貫通する多数の結合支持具8で多数のカップルの桟4a、4bを該板体の両面に係止し該板体を平面状に支持して成る。該仕切具1の枠3a、3b及び桟4a、4bは木製である。該竪桟は断面四角形であるが、角丸とか半円形等手触りや美感性ある形は一層好ましい(図19)。該仕切具の下枠3bを滑りの良い木を用いて敷居の溝を滑移動自在である(図19)。該仕切具の下枠の下面に滑動体として戸車14aを戸車設定位置41に取り付けてレ−ル上をより軽快に開け閉て可能な引き戸にできる(後述)。
【0019】
結合支持具は細長いネジ8aか又はスクリュー釘を使うのも好ましい。
【0020】
竪枠は木だから、簡単で図に示さないが竪枠の適宜の位置に蝶番を複数取り付けて、開き戸にもできる。
【0021】
桟4bは片面5本で、該桟の外面側から反対側の、ネジで止め可能の堅い木の桟4a5本に、細いネジ8aの結合支持具を仕切板体5を貫通させて固定させてある。
【0022】
この仕切具には真ん中よりやや下に丸い透明の窓38が設けてあって、窓枠39は竪桟の部分だけ切除して二分してあり、透明板を両面の窓枠39で挟み、止め具40で固定してある(図31参照)。
【0023】
本例では桟を竪方向にのみ設けてあるが、横方向に限定して同じく構成可能だが、竪桟にはチリが積もり難いので本例は横桟の仕切具より一層、好ましい。
【0024】
【実施例2】
図6より図10では、断熱空気層を設けたプラスチック板体を少なくとも1枚を有して成る仕切板体5を上下の横枠3c、3dと左右の竪枠2bに設けた支持溝6に周辺において嵌設し、かつ該枠で囲む板体5部分を貫通する多数の結合支持具とした係止ピン8bで多数のカップルの桟4cを該板体の両面に係止し該板体を平面状に支持して成るカップル桟の仕切具1である。
【0025】
該仕切具の下枠に滑動体を設けて引き戸としたり、竪枠に蝶番を設けて開き戸にできる。
【0026】
より詳しくは図10乃至図16に於いて、該カップル仕切具を引き戸に構成してある。竪枠2cは内向きに開いた支持溝(図15参照)とともにその支持枠壁内に、ビスによる横枠係止用のCチャンネル12を支持溝内該板体の制止片として設けた竪枠部材であり、横枠3dには内方に向いて開いた支持溝(図16参照)と該支持溝の溝底である支持壁11を設けるとともに外方に開く解放溝を設けて成るカップル仕切具で、該仕切り具の組み立ては、左右の竪枠2cの両端で横枠3dの支持空間10を構成する前後のL型壁の開放壁を所定区間部分的に切除して露出させた支持壁11に、該支持壁を貫通させた固定ビス9を制止C溝12にねじ込んで、竪枠2cを固定し四周の枠を構成してある(図14)。
【0027】
該四周の枠のうち竪枠2cと横枠3c、3dの支持溝には仕切板体5としてポリプロピレン製のプラスチック段ボール7の上下左右の端縁部が所定の深さまで差し入れてあり、枠から外れない。
【0028】
該プラスチック段ボール7による仕切板体5は隔壁が上下に通ずる方向で枠内に設けてあるので微細な塵の堆積を予防してあり、かつ断熱性で四周の枠の範囲内の両面には、該プラスチック段ボールを貫通させた結合支持具である係止ピン8bにより竪桟4が両面に係止されていて(図10参照)、5対ある。ただし、5対に限定するものでなく、必要な多数の対を設けるものとする。
【0029】
該係止ピン8bは2本の周溝をプラスチック段ボールの厚みの寸法に等しい間隔で離して両端より等間隔で設けてあり、該周溝にアルミ合金製のCチャンネルであるカップル竪桟4cの開溝縁片が係止して両面から該板面の湾曲を押さえて平面状を維持している。該係止ピン8bは該段ボールと竪桟にカバーされて外見では見えないのでスマートで、横枠を外して竪桟をスライドさせると竪桟は該ピンから外れる構成である。
【0030】
尚、ストレートのアルミ合金製の桟の結合支持具及び桟の他の一例をあげる。
【0031】
第2例として図11の結合支持具は異形二段ビス8cである。2枚のプラスチック段ボール間に断熱性・電磁波遮蔽性・防火性・遮光性等いろいろの機能をもたせる機能性板体20、例えばアルミ合金薄板・ステンレス泊等を挟んで要所で該段ボールに固着してあるが、全体として異形二段ビス8cにより反対面より支持する竪桟4dの固定用のチャンネル19に捩じ込んでカバーする竪桟4cの係止溝片を該ビスのクビの部分に差し込んでスライドさせ、該ビスの直列全個に差し込んで係止してある。本例はビスの捩じ込み作業が必要であるが、前記例と同様に外見からは見えない。
【0032】
第3例としては図12で一般に使用される丸頭ビスを結合支持具とし、固定側の竪桟4dの半アーク形断面の外壁内面側にはビス固定用のCチャンネル19が設けてあり、反対面から該Cチャンネル溝に台形の木又はアルミ合金性の押縁22と仕切板体とを貫通せしめて該チャンネル溝に捩じ込んで該押縁220反対面につよく固定している。したがってカバー竪桟4fの溝縁片を該押縁の両斜面に沿わせてスライドさせて該ビスの頭部分と押縁とをカバーして外見から見えなくできる。
【0033】
更に、横枠3c、3dには半開放溝があり、下枠3dの半開放溝13には滑動体14としてフラッター戸車14aが支持壁11にビス固定してある。
【0034】
該滑動体14は敷居部材15のV溝に嵌まりその上部のカップル仕切具1全体を支えつつ滑移動自在で引き戸を構成せしめる(図15、16参照)。
【0035】
図17、18に示すアルミ合金製のダブルのVレールを設けた敷居部材15は戸車14aを滑動体として設けたカップル仕切具の引き戸に用いることができる
好ましい一例で、鴨居部材16とペアーで使用できる。
【0036】
図17の敷居部材15は両側に床板を固定できる特徴を備えているが、図18の敷居部材は床板に直かに固定可能な形態である。
【0037】
該2例のアルミ合金製の敷居部材15は所定間隔で設けた平行な二条のV型溝を設けるとともに該所定間隔の両端部下面に設けた支持用L型片縁を向き合わせて構成チャンネルを具有していて床板の上にも固定でき、二条のV溝間にビス差し入れ用の穴を穿孔して該穴より差し入れた固定ビスでチャンネルの間隙より床板に捩じ込んで止めるが、該穴には穴蓋23が取り付けてある。
【0038】
【実施例3】
図19は実施例2のアルミ合金製の横枠3c、3dと竪枠2cを在来の鴨居17と敷居18に適用すべくカップル仕切具を組み立てた一例で、木製の鴨居17には二条の深溝を設けてあって上の横枠3cが滑移動自在に嵌めてあり、下の横枠3dにはナイロン樹脂・テフロン樹脂又は滑りの良い木材、例えば桧・松・桜等の滑動体14を取り付けてあって下方の敷居18の浅溝に嵌まって滑移動自在である。本例は従来から一般的に使用されてきた鴨居と敷居に合わせて構成してあるが、枠に木材を用いて本発明のカップル桟の仕切具及び引き戸及び開き戸が提供できるのも明白である。
【0039】
【実施例4】
図20、21は2枚の仕切板間に所定高さLまで遮光手段としてステンレス箔を間在せしめ、該ステンレス箔の高さ以上に於いて透光可能としたもので、仕切板体の上方の透光部分がダブルチェックの遮光板を竪桟4及び両側の竪枠2に設けたスライド溝に上下にスライドさせて遮光と解除可能とした構成である。遮光板の素材は軽量が好ましく例えば、ステンレス薄板・化粧ベニヤ・合成樹脂とアルミ合金の複合板等で遮光可能のものが望ましい。
【0040】
該遮光板26は最下方の手動操作板24に嵩上板25を介して遮光板26を5枚取り付けたもので、各遮光板の中の両側の各1枚の片側は竪枠2のスライド溝27内に嵌まり(図22参照)、他側は押さえ側の竪桟4のスライド溝27に嵌まって(図23)上下に滑移動自在であり、中よりの3枚は押さえ側の竪桟4のスライド溝に両側が嵌まり上下に滑移動自在である。従って遮光の場合は手動操作板24を引き上げ、竪枠のストッパー28上に手動操作板を係止させれば、下方の仕切板体部分も前記ステンレス箔を間在させる機能性板体であるから遮光するので、全面が遮光する効果が生ずる。逆に遮光を解除するには両枠のストッパー28を枠内に押して手動操作板の係止を外して下方に引き下げると遮光ライン部分1より上の仕切板体部分が光を導入することになる。該竪枠2は外側面の断面が波形で、隣り合うカップル仕切具を召し合わせると、図24、図25に示すように密着し光の遮蔽に好都合である。これは竪枠の片側を上下逆にして可能である。
【0041】
図25に示すアーク形の竪溝を設けてあれば、一方の竪枠の竪溝に断面円形のシール33、例えばゴム、ポリウレタン素材品等を接着・固定することにより遮光機能とともに気密度も高めることができる。
【0042】
上述のストッパー30のほんの一例を示すと、埋め込みボックス29は図26、27に於いて、ストッパー30は軸32を中心に矢印方向に回動可能であるがバネ31で弾力的に押し出されているが、枠孔にとりつければ、手動操作板24にあたって引っ込み圧力が解除されると出っ張って該操作板を下から支持する。該操作板を下げるためには該ストッパーを押し込めばよい。
【0043】
【実施例5】
図28は桟固定段落溝34を設けた横枠の一実施例で、段差により、仕切板体5の面に加わる直角方向の衝撃を竪桟4で支持できる。
【0044】
カッブル桟の仕切具の下枠に該桟固定段落溝を設けて、かつ戸車を取り付けた引き戸及び蝶番を設けた開き戸は頑丈である。
【0045】
【実施例6】
図29のカップル桟の引き戸は下から腰板42、ガラス窓43を設け、上半分は仕切板体5をカップ。桟で平面状に支持して成る窓付き引き戸44の一例である。
【0046】
【実施例7】
図30はループ形のカップル桟4より放射状にストレートのカップル桟4を結合支持具で取り付けてある。ループ内に絵その他も飾れるこの装飾的な仕切具もカップル桟の仕切具の一例である。
【0047】
尚、本発明は上記の各実施例に限定されるものではない。
【効果】
本発明に於いては、竪桟のみでも実施可能なので、塵やゴミが堆積する横桟を省略するとチリが堆積はわずかとなり汚れにくい効果は大である。次には内外両面のカップルの桟を仕切板体を貫通せしめた結合支持具で結合し、柔軟な湾曲し易い仕切板体を平面状に維持し、内外の温度差によるプラスチックの変形を防止して、開閉の不具合を解消する効果がある。
【0048】
更に仕切板体が空気層を含むから、断熱性がよく、断熱障子や襖として断熱引き戸として使用できる。簡単に破れないので、張り替え不要の障子としての効果
が大きい。ポリプロピレン製のプラスチック段ボールは和紙より着火性が遅く、和紙の障子より防火的でもあり、かつその自然色は退色性がない点でも優れている。
【0049】
カップルの竪桟がアルミ合金部材であれば、防火性が高く木よりも汚れにくく耐久性が高まり、結合支持具を露出させないで両面に同様の美感性を具有させる効果が大きい。アルミ合金の竪枠と横枠の組み立てでは、簡単な横枠の部分切除とビス止めが可能で解体と修理が容易であり、竪枠の外側面を上下逆では密着する召し合わせ断面形状にして断熱性・遮光性等を高められる。
【0050】
仕切板には断熱性の高いプラスチック段ボールを用いるほかにも、アクリル樹脂板その他用途により適宜に選択して断熱隔離層を直線以外の曲線としたり、色ものを加える等の手段で絵柄模様を構成させり、機能性の複合仕切板体として電磁波遮蔽・防火・防音・不汚染を付与させたり、遮光・絵柄模様の美感による感覚刺激等の機能性を付与できる効果もえることが可能である。
【0051】
更に、部分的に透光性とし、該透光部分を遮光する手段を加えて暗室に変化させたり夜間遮光して安眠室に変化させる効果がある。幼児のためには、割れないので安全性が大きい。
【0052】
該仕切具の下枠に戸車を設けて引き戸とすれば軽快である。がフラッター戸車を取り付け、Vレールに滑移動させれば、掃除も楽であり、足元に出っ張りもなく便利である。
カップル桟の結合に結合ピンを利用すれば、カップル桟の取り外しが簡単で、仕切り板体の交換が容易である。
【0053】
仕切板体に窓を設けて、外部の様子を知る手段を加えると一層便利である。四角い窓もよいが、丸い窓だと装飾性があり、一層好ましい。
【0054】
以下の図面は本発明によるほんの一実施例の縮小概略図である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のカップル桟の仕切具の正面図、
【図2】 図1中の断面A−A’の拡大図、
【図3】 図2中の円内の拡大図、
【図4】 実施例1の背面図、
【図5】 図4中の断面B−B’、
【図6】 実施例2のカップル桟の仕切具の縮小正面図、
【図7】 実施例2のカップル桟の仕切具の縮小背面図、
【図8】 仕切板体の内部構造を省略した図6中のD−D’拡大断面図、
【図9】 仕切板体と横桟の内部構造を省略した図6中のC−C’拡大断面図、
【図10】 実施例2中の竪桟の1例で、
(A)図8中の部分拡大断面図
(B)A図中の結合ピンの斜視図
【図11】 実施例2中の竪桟の第1例で、仕切板体の内部構造を省略した図8中の部分拡大断面図、
【図12】 実施例2中の竪桟の第3例で、仕切板体の内部構造を省略した図8中の部分拡大断面図、
【図13】 実施例2の下枠の拡大底面図、
【図14】 実施例2の竪枠と横枠の組み立て完成部分見透図、
【図15】 図14中の竪枠E−E’の水平断面図、
【図16】 図14中の横枠F−F’の垂直断面図、
【図17】 敷居部材の垂直断面とカップル桟の仕切具の引き戸の下の横枠関連部分側面図、
【図18】 鴨居部材と敷居部材とカップル桟の仕切具の引き戸の関連部分側面図、
【図19】 鴨居と敷居とカップル桟の仕切具の引き戸の関連部分側面図、
【図20】 実施例3のカップル桟の仕切具の縮小正面図、
【図21】 実施例3のカップル桟の仕切具の縮小背面図、
【図22】 仕切板の内部構造を省略した図20中の断面G−G’の拡大部分断面図、
【図23】 仕切板の内部構造を省略した図20中の断面H−H’の拡大部分断面図、
【図24】 実施例4の竪枠の召し合わせ状態図、
【図25】 シールによる気密竪枠の召し合わせの一例の断面図、
【図26】 ストッパー埋め込みボックスの一例の平面図、
【図27】 図26中の断面I−I’、
【図28】 実施例6の横枠の垂直断面図。
【図29】 実施例7の装飾桟によるカップル仕切具の正面図である。
【図30】 窓枠の一例
【符号の説明】
1 カップル桟の仕切具、2a 竪枠、2b 竪枠、2c 竪枠、3 横枠、3a横枠、3b 横枠、3c 横枠、3d 横枠、4 カップル桟、4a 竪桟、4b 竪桟、4c 竪桟、5 仕切板体、6 支持溝、7 プラスチック段ボール、8 結合支持具、8a 細長いネジ、8b 係止ピン、8c 異形2段ビス、8d ビス、9 固定ビス、10 支持空間、11 支持壁、12 制止C溝、13 半開放溝、14 滑動体、14a 戸車、15 敷居部材、16 鴨居部材、17 鴨居、18 敷居、19 チャンネル、20 機能性板体、21 機能性塗膜、22 押縁、23 穴蓋、24 手動操作盤、25 嵩上板、26 遮光板、27 スライド溝、28 ストッパー、29 埋め込みボックス、30 ストッパー、31 バネ、32 軸、33 シール、34 桟固定段落溝、35 ループ形装飾桟、36 ストレート装飾桟、37 把手、38 透明板、39 窓枠、40 止め具、41 戸車設定位置 である。

Claims (5)

  1. 断熱空気層を設けたプラスチック板体から成る仕切板体を、上下の横枠と左右の竪枠とに設けた支持溝に周辺において嵌設し、かつ該枠で囲む板体部分を貫通する多数の結合支持具で多数のカップル桟を該板体の両面に係止し該板体を平面状に支持して成る家屋造作用のカップル桟の仕切具。
  2. 断熱空気層を設けたプラスチック板体から成る仕切板体を、上下の横枠と左右の竪枠とに設けた支持溝に周辺において嵌設し、かつ該枠で囲む板体部分を貫通する多数の結合支持具で多数のカップル桟を該板体の両面に係止し該板体を平面状に支持して成るカップル桟の仕切具を用いて成る引き戸又は開き戸
  3. 断熱空気層を設けたプラスチック板体から成る仕切板体を、上下の横枠と左右の竪枠とに設けた支持溝に周辺において嵌設し、かつ該枠で囲む板体部分を貫通する多数の結合支持具で多数のカップル桟を該板体の両面に係止し該板体を平面状に支持しかつ、該カップル桟がアルミ合金製でかつ該仕切板面側に結合支持具の係止溝を設けてあり、かつその係止溝に結合支持具を係止して成るカップル桟の仕切具を用いて成る引き戸又は開き戸
  4. 断熱空気層を設けたプラスチック板体から成る仕切板体を、上下の横枠と左右の竪枠とに設けた支持溝に周辺において嵌設し、かつ該枠で囲む板体部分を貫通する多数の結合支持具で多数のカップル桟を該板体の両面に係止し該板体を平面状に支持して成るカップル桟の仕切具において、該竪枠は内向きに開いた支持溝とともにその支持枠壁内に、ビスによる横枠係止用のCチャンネルが設けられており、該Cチャンネルは支持溝内で該板体の制止片として機能する竪枠部材であり、横枠には内方に向いて開いた支持溝と該支持溝の溝底である支持壁を設けるとともに外方に開く解放溝を設けて成るカップル桟の仕切具を用いて成る引き戸又は開き戸
  5. 断熱空気層を設けたプラスチック板体2枚の間に電磁波遮蔽性の板又は塗膜を挟んで複合仕切板体を構成し、上下の横枠と左右の竪枠とに設けた支持溝に周辺において嵌設し、かつ該枠で囲む複合仕切板体部分を貫通する多数の結合支持具で多数のカップル桟を該板体の両面に係止して該板体を平面状に支持して成るカップル桟の仕切具を用いて成る引き戸又は開き戸。
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