JP2003307081A - カップル桟の仕切具及び引き戸と開き戸 - Google Patents

カップル桟の仕切具及び引き戸と開き戸

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は仕切具に防火性と安全性を具有させ
るとともに機能の多様性をもたせて、障子・襖・ガラス
戸その他の扉以上に便利な仕切壁・間仕切・引き戸・開
き戸等を提供するのが課題である。 【解決手段】 所要の機能を具える空気層を設けた仕切
板体を竪枠と横枠の支持溝で四周を嵌設し、該枠内方部
分の仕切板体の両面をカップル桟の多数で平面状に支持
して成る仕切具とその引き戸及び開き戸。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は障子・襖等或いは木製・
金属性の引き戸又は開き戸、仕切壁、縁側のガラス戸内
側の遮光引き戸等の代わりに使用できる仕切具或いは仕
切戸に関し、より詳細には、内部に空気層を設けたプラ
スチック板体を少なくとも一枚を有して成る仕切板体
を、上下の横枠と左右の竪枠とに設けた支持溝に周辺に
おいて嵌設し、かつ該枠で囲む板体部分を貫通する多数
の結合支持具で多数のカップルの桟を該板体の両面に係
止し該板体を平面状に支持して成るカップル桟の仕切具
及びその引き戸及び開き戸に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、日本の代表的な仕切具としては障
子・襖・衝立等があり、その他に木製・金属ドアー・ガ
ラス戸・ガラスはめ込み戸、そして間仕切壁等がある。
和紙による障子は破れ易く・汚れやすく・変色し易いた
めに美しさを保つには毎年張り替えねばならず、維持に
手数がかかり、容易に着火して燃え上がるので防火上も
問題がある。和紙の代りに利用される塩化ビニール強化
紙は和紙より光を強く反射するので目を刺激して和らか
さに欠けるし、経年変色で醜く変色し着火し難いが火炎
にあたると窒息性の有毒ガスを発生する。ガラスは割れ
た場合の危険性があるので、使用場所は限定される。和
紙より引火し難く有毒ガスの発生が少なく割れる危険性
のより少ない半透明の合成樹脂、ポリプロピレン・エポ
キシ樹脂・テフロン(登録商標)樹脂・アクリル樹脂等
のうちでポリプロピレン素材によるナチュラル色のプラ
スチックス段ボールには和紙に近い透光性と不変色性が
あり、本発明のカップル仕切具の仕切板体の素材として
好ましいが、従来の木枠の格子構造の障子の片面に和紙
の代わりに取り付けて使用される程度であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、紙で一瞬に燃
えやすい家屋造作を変えるために障子・襖等を着火し難
い前記透光性合成樹脂を主として構成して湾曲面に成り
やすい合成樹脂板体を平面状に維持せしめて仕切機能を
具備させるのが本発明の主たる課題である。
【0004】第2には、量産しやすく組立・分解の便利
な仕切具の構造を提供するのが課題である。
【0005】第3には使用する合成樹脂で断熱空気層を
構えた仕切板体に用途に適した手段を加えて目的対応の
機能性の仕切板体を提供することが課題である。
【0006】第4には仕切板体の両面にカップル桟で平
面に維持する構成の提供である。
【0007】第5にはカップル桟の仕切具用の竪枠横枠
の組立断面構造の提供であり、第6には遮光性気密性を
高める召し合わせ形状の提供である。
【0008】第7には断熱性を高めるため、枠部材を木
材で代える構造の提供である。
【0009】第8にはカップル桟の結合支持具を外部か
ら見えなくする構成を提供する事である。
【0010】第9には透光性のカップル仕切具に必要に
応じての遮光機能その他の機能を具えしめることであ
る。
【0011】第10には仕切板体に覗き窓を設ける構成
を提供することである。
【0012】第11には仕切具を引き戸又は開き戸にす
る構成の提供である。
【0013】第12には戸車、例えばフラッター戸車を
取り付けた引き戸用レールの提供である。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は和紙の代わり
に、仕切板体として断熱空気層を設けた断熱性樹脂板
体、例えば着火しにくく燃焼時に有毒ガスの発生が少な
く、和らかな透光性のポリプロピレン製プラスチック段
ボール或いは該樹脂板間に断熱隔離層を設けて成る断熱
性樹脂板体の少なくとも1枚を有する仕切板体の周囲を
竪枠と横枠の支持溝内で支持させるとともに該枠に囲ま
れる内方部分の仕切板体の両面を多数のカップルの桟相
互を結合支持具、例えばネジ・ビス・係止ピン等で結合
支持し該板体を平面状に支持せしめてカップル桟の仕切
具を構成せしめる。
【0015】該仕切板体は機能板、例えば電磁波遮蔽板
・遮音板・模様板・遮光板・エレクトリックルミネッセ
ンス機能板等を選択して加え、複合仕切板体を構成し、
障子以外の各種の用途に使用可能である。
【0016】カップル桟はカップル相互の断面が同一形
の場合と、異なる形の場合とがあるが仕切り板体を平面
状に支持する作用効果を有することが必要で或る。
【0017】複合仕切板体では強く押さえるためにナッ
ト・ビス等で締め付ける押さえ桟と結合支持具の頭を隠
すカバー桟を組合せたカップル桟を利用するのが好まし
い。
【0018】カップル桟の仕切具は明かり取りや装飾的
間仕切壁として固定できるが、引き戸としては下枠に滑
動体、例えば摩擦係数の小なる固形樹脂体例えば、テフ
ロン(登録商標)樹脂、ナイロン樹脂片を取り付けた
り、桧・松・スプルース等滑りのよい木で構成したりし
て鴨居・敷居に滑動させたり、戸車例えばフラッター戸
車等滑移動自在にする手段により鴨居とレールで開閉自
在とし、障子・襖以上の便利さを付加するのが望まし
い。更に障子にない機能例えば、防音性・電磁波遮蔽性
・防火性・絵柄模様の表出や暗やみ時の浮き出し等を具
備させるために、2層のプラスチックダンボール間或い
は片面に機能性板体例えば、ステンレス薄板・アルミ薄
板・色柄板・パンチング板・ネット等を介在させたり、
樹脂板体を絵柄模様にしたり、又は電磁波遮蔽に効果的
でもある網目・孔目模様等を遮蔽機能性微粒子を利用し
て塗装・蒸着・印刷・ラミネート等の手段で表面加工し
たり、或いは又、遮蔽機能性微粒子を混入した合成樹脂
を板体に成形して前記機能を加えることも好ましい。
【0019】カップル桟において、木製の桟のストレー
トではスクリュー釘或いは細長いビス類で仕切板体を貫
通させてカップル桟を係止するのが好ましく、露出する
頭をカバーする手段例えば、塗装又はカバー材を後付け
するのも好ましい。
【0020】アルミ合金製のカップル桟では係止構造と
してストレートの桟の断面は、C型又は角型等のチャン
ネルの係止縁片を具有せしめるとともに結合支持具とし
て既製のビスや段付異型ビスを使用することも可能であ
る。
【0021】塵の積もる横桟は省略して竪桟でカップル
桟の仕切具を構成すると障子・襖等より不汚染性の仕切
具或いは間仕切装置、たとえば引き戸或いは開き戸を提
供できる。更に、必要に応じて遮光可能とするために、
2枚の仕切板間或いはその外面に遮光機能板を設け、該
機能板を所定間隔移動可能として、該仕切板の一方又は
双方の内向き面の一部を遮光手段で形成し、透光部分を
前記遮光機能板の移動で閉塞又は透光可能とする構成を
提供てきる。仕切板体に窓を設けるのも好ましい。外部
の様子がわかるし、開閉自在ならより便利である。引き
戸の召し合わせ部の気密性を高める断面に竪枠の断面を
構成するのが好ましい。
【0022】仕切具にエレクトリックルミネッセンス手
段を加えて電源に接続し照明にできるし、枠を堅固に一
体化し、竪枠に蝶番を複数設けて開き戸を提供できる。
【0023】木製の複数のカップル桟の仕切具を建物に
設けた明かり取り枠に上下方向にスライド可能にキッチ
リと填め込み上下の引き違い仕切窓が提供できる。上記
を本発明によるほんの一実施例により詳述すると
【0024】
【実施例1】図1より図5に於いて、カップル仕切具1
は内部に空気層を設けたプラスチック板体を少なくとも
1枚を有して成る仕切板体5を、上下の横枠3a、3b
と左右の竪枠2aに設けた支持溝6(図3、図5)に周
辺において嵌設し、かつ該枠2a、3a、3bで囲む板
体部分を貫通する多数の結合支持具8で多数のカップル
の桟4a、4bを該板体の両面に係止し該板体を平面状
に支持して成る。該仕切具1の枠3a、3b及び桟4
a、4bは木製である。該竪桟は断面四角形であるが、
角丸とか半円形等手触りや美感性ある形は一層好ましい
(図19)。該仕切具の下枠3bを滑りの良い木を用い
て敷居の溝を滑移動自在である(図19)。該仕切具の
下枠の下面に滑動体として戸車14aを戸車設定位置4
1に取り付けてレ−ル上をより軽快に開け閉て可能な引
き戸にできる(後述)。
【0025】結合支持具は細長いネジ8aか又はスクリ
ュー釘を使うのも好ましい。
【0026】竪枠は木だから、簡単で図に示さないが竪
枠の適宜の位置に蝶番を複数取り付けて、開き戸にもで
きる。
【0027】桟4bは片面5本で、該桟の外面側から反
対側の、ネジで止め可能の堅い木の桟4a5本に、細い
ネジ8aの結合支持具を仕切板体5を貫通させて固定さ
せてある。
【0028】この仕切具には真ん中よりやや下に丸い透
明の窓38が設けてあって、窓枠39は竪桟の部分だけ
切除して二分してあり、透明板を両面の窓枠39で挟
み、止め具40で固定してある(図31参照)。
【0029】本例では桟を竪方向にのみ設けてあるが、
横方向に限定して同じく構成可能だが、竪桟にはチリが
積もり難いので本例は横桟の仕切具より一層、好まし
い。
【0030】
【実施例2】図6より図10では、内部に空気層を設け
たプラスチック板体を少なくとも1枚を有して成る仕切
板体5を上下の横枠3c、3dと左右の竪枠2bに設け
た支持溝6に周辺において嵌設し、かつ該枠で囲む板体
5部分を貫通する多数の結合支持具とした係止ピン8b
で多数のカップルの桟4cを該板体の両面に係止し該板
体を平面状に支持して成るカップル桟の仕切具1であ
る。
【0031】該仕切具の下枠に滑動体を設けて引き戸と
したり、竪枠に蝶番を設けて開き戸にできる。
【0032】より詳しくは図10乃至図16に於いて、
該カップル仕切具を引き戸に構成してある。竪枠2cは
内向きに開いた支持溝(図15参照)とともにその支持
枠壁内に、ビスによる横枠係止用のCチャンネル12を
支持溝内該板体の制止片として設けた竪枠部材であり、
横枠3dには内方に向いて開いた支持溝(図16参照)
と該支持溝の溝底である支持壁11を設けるとともに外
方に開く解放溝を設けて成るカップル仕切具で、該仕切
り具の組み立ては、左右の竪枠2cの両端で横枠3dの
支持空間10を構成する前後のL型壁の開放壁を所定区
間部分的に切除して露出させた支持壁11に、該支持壁
を貫通させた固定ビス9を制止C溝12にねじ込んで、
竪枠2cを固定し四周の枠を構成してある(図14)。
【0033】該四周の枠のうち竪枠2cと横枠3c、3
dの支持溝には仕切板体5としてポリプロピレン製のプ
ラスチック段ボール7の上下左右の端縁部が所定の深さ
まで差し入れてあり、枠から外れない。
【0034】該プラスチック段ボール7による仕切板体
5は隔壁が上下に通ずる方向で枠内に設けてあるので微
細な塵の堆積を予防してあり、かつ断熱性で四周の枠の
範囲内の両面には、該プラスチック段ボールを貫通させ
た結合支持具である係止ピン8bにより竪桟4が両面に
係止されていて(図10参照)、5対ある。ただし、5
対に限定するものでなく、必要な多数の対を設けるもの
とする。
【0035】該係止ピン8bは2本の周溝をプラスチッ
ク段ボールの厚みの寸法に等しい間隔で離して両端より
等間隔で設けてあり、該周溝にアルミ合金製のCチャン
ネルであるカップル竪桟4cの開溝縁片が係止して両面
から該板面の湾曲を押さえて平面状を維持している。該
係止ピン8bは該段ボールと竪桟にカバーされて外見で
は見えないのでスマートで、横枠を外して竪桟をスライ
ドさせると竪桟は該ピンから外れる構成である。
【0036】尚、ストレートのアルミ合金製の桟の結合
支持具及び桟の他の一例をあげる。
【0037】第2例として図11の結合支持具は異形二
段ビス8cである。2枚のプラスチック段ボール間に断
熱性・電磁波遮蔽性・防火性・遮光性等いろいろの機能
をもたせる機能性板体20、例えばアルミ合金薄板・ス
テンレス泊等を挟んで要所で該段ボールに固着してある
が、全体として異形二段ビス8cにより反対面より支持
する竪桟4dの固定用のチャンネル19に捩じ込んでカ
バーする竪桟4cの係止溝片を該ビスのクビの部分に差
し込んでスライドさせ、該ビスの直列全個に差し込んで
係止してある。本例はビスの捩じ込み作業が必要である
が、前記例と同様に外見からは見えない。
【0038】第3例としては図12で一般に使用される
丸頭ビスを結合支持具とし、固定側の竪桟4dの半アー
ク形断面の外壁内面側にはビス固定用のCチャンネル1
9が設けてあり、反対面から該Cチャンネル溝に台形の
木又はアルミ合金性の押縁22と仕切板体とを貫通せし
めて該チャンネル溝に捩じ込んで該押縁220反対面に
つよく固定している。したがってカバー竪桟4fの溝縁
片を該押縁の両斜面に沿わせてスライドさせて該ビスの
頭部分と押縁とをカバーして外見から見えなくできる。
【0039】更に、横枠3c、3dには半開放溝があ
り、下枠3dの半開放溝13には滑動体14としてフラ
ッター戸車14aが支持壁11にビス固定してある。
【0040】該滑動体14は敷居部材15のV溝に嵌ま
りその上部のカップル仕切具1全体を支えつつ滑移動自
在で引き戸を構成せしめる(図15、16参照)。
【0041】図17、18に示すアルミ合金製のダブル
のVレールを設けた敷居部材15は戸車14aを滑動体
として設けたカップル仕切具の引き戸に用いることがで
きる好ましい一例で、鴨居部材16とペアーで使用でき
る。
【0042】図17の敷居部材15は両側に床板を固定
できる特徴を備えているが、図18の敷居部材は床板に
直かに固定可能な形態である。
【0043】該2例のアルミ合金製の敷居部材15は所
定間隔で設けた平行な二条のV型溝を設けるとともに該
所定間隔の両端部下面に設けた支持用L型片縁を向き合
わせて構成チャンネルを具有していて床板の上にも固定
でき、二条のV溝間にビス差し入れ用の穴を穿孔して該
穴より差し入れた固定ビスでチャンネルの間隙より床板
に捩じ込んで止めるが、該穴には穴蓋23が取り付けて
ある。
【0044】
【実施例3】図19は実施例2のアルミ合金製の横枠3
c、3dと竪枠2cを在来の鴨居17と敷居18に適用
すべくカップル仕切具を組み立てた一例で、木製の鴨居
17には二条の深溝を設けてあって上の横枠3cが滑移
動自在に嵌めてあり、下の横枠3dにはナイロン樹脂・
テフロン(登録商標)樹脂又は滑りの良い木材、例えば
桧・松・桜等の滑動体14を取り付けてあって下方の敷
居18の浅溝に嵌まって滑移動自在である。本例は従来
から一般的に使用されてきた鴨居と敷居に合わせて構成
してあるが、枠に木材を用いて本発明のカップル桟の仕
切具及び引き戸及び開き戸が提供できるのも明白であ
る。
【0045】
【実施例4】図20、21は2枚の仕切板間に所定高さ
Lまで遮光手段としてステンレス箔を間在せしめ、該ス
テンレス箔の高さ以上に於いて透光可能としたもので、
仕切板体の上方の透光部分がダブルチェックの遮光板を
竪桟4及び両側の竪枠2に設けたスライド溝に上下にス
ライドさせて遮光と解除可能とした構成である。遮光板
の素材は軽量が好ましく例えば、ステンレス薄板・化粧
ベニヤ・合成樹脂とアルミ合金の複合板等で遮光可能の
ものが望ましい。
【0046】該遮光板26は最下方の手動操作板24に
嵩上板25を介して遮光板26を5枚取り付けたもの
で、各遮光板の中の両側の各1枚の片側は竪枠2のスラ
イド溝27内に嵌まり(図22参照)、他側は押さえ側
の竪桟4のスライド溝27に嵌まって(図23)上下に
滑移動自在であり、中よりの3枚は押さえ側の竪桟4の
スライド溝に両側が嵌まり上下に滑移動自在である。従
って遮光の場合は手動操作板24を引き上げ、竪枠のス
トッパー28上に手動操作板を係止させれば、下方の仕
切板体部分も前記ステンレス箔を間在させる機能性板体
であるから遮光するので、全面が遮光する効果が生ず
る。逆に遮光を解除するには両枠のストッパー28を枠
内に押して手動操作板の係止を外して下方に引き下げる
と遮光ライン部分lより上の仕切板体部分が光を導入す
ることになる。該竪枠2は外側面の断面が波形で、隣り
合うカップル仕切具を召し合わせると、図24、図25
に示すように密着し光の遮蔽に好都合である。これは竪
枠の片側を上下逆にして可能である。
【0047】図25に示すアーク形の竪溝を設けてあれ
ば、一方の竪枠の竪溝に断面円形のシール33、例えば
ゴム、ポリウレタン素材品等を接着・固定することによ
り遮光機能とともに気密度も高めることができる。
【0048】上述のストッパー30のほんの一例を示す
と、埋め込みボックス29は図26、27に於いて、ス
トッパー30は軸32を中心に矢印方向に回動可能であ
るがバネ31で弾力的に押し出されているが、枠孔にと
りつければ、手動操作板24にあたって引っ込み圧力が
解除されると出っ張って該操作板を下から支持する。該
操作板を下げるためには該ストッパーを押し込めばよ
い。
【0049】
【実施例5】図28は桟固定段落溝34を設けた横枠の
一実施例で、段差により、仕切板体5の面に加わる直角
方向の衝撃を竪桟4で支持できる。
【0050】請求項3または4のカッブル桟の仕切具の
下枠に該桟固定段落溝を設けて、かつ戸車を取り付けた
引き戸及び蝶番を設けた開き戸は頑丈である。
【0051】
【実施例6】図29のカップル桟の引き戸は下から腰板
42、ガラス窓43を設け、上半分は仕切板体5をカッ
プル桟で平面上に支持して成る窓付き引き戸44の一例
である。
【0052】
【実施例7】図30はループ形のカップル桟4より放射
状にストレートのカップル桟4を結合支持具で取り付け
てある。ループ内に絵その他も飾れるこの装飾的な仕切
具も本発明に含まれるカップル桟の仕切具の一例であ
る。
【0053】尚、本例に限らず、嵌め殺し部分を(図3
0の仕切具の中心部)エレクトリックルミネッセンス仕
様として(例えば電源45を接続して)照明にも利用で
きる。
【0054】上記の如く請求項1〜4に請求項5乃至1
3を適宜に加えて多様な機能・形態・用途が可能とな
る。
【0055】尚、本発明は上記の各実施例に限定される
ものではない。
【0056】
【発明の効果】本発明に於いては、竪桟のみでも実施可
能なので、塵やゴミが堆積する横桟を省略するとチリが
堆積はわずかとなり汚れにくい効果は大である。次には
内外両面のカップルの桟を仕切板体を貫通せしめた結合
支持具で結合し、柔軟な湾曲し易い仕切板体を平面状に
維持し、内外の温度差によるプラスチックの変形を防止
して、開閉の不具合を解消する効果がある。
【0057】更に仕切板体が空気層を含むから、断熱性
がよく、断熱障子や襖として断熱引き戸として使用でき
る。簡単に破れないので、張り替え不要の障子としての
効果が大きい。ポリプロピレン製のプラスチック段ボー
ルは和紙より着火性が遅く、和紙の障子より防火的でも
あり、かつその自然色は退色性がない点でも優れてい
る。
【0058】カップルの竪桟がアルミ合金部材であれ
ば、防火性が高く木よりも汚れにくく耐久性が高まり、
結合支持具を露出させないで両面に同様の美感性を具有
させる効果が大きい。アルミ合金の竪枠と横枠の組み立
では、簡単な横枠の部分切除とビス止めが可能で解体と
修理が容易であり、竪枠の外側面を上下逆では密着する
召し合わせ断面形状にして断熱性・遮光性等を高められ
る。
【0059】仕切板には断熱性の高いプラスチック段ボ
ールを用いるほかにも、アクリル樹脂板その他用途によ
り適宜に選択して断熱隔離層を直線以外の曲線とした
り、色ものを加える等の手段で絵柄模様を構成させり、
機能性の複合仕切板体として電磁波遮蔽・防火・防音・
不汚染を付与させたり、遮光・絵柄模様の美感による感
覚刺激等の機能性を付与できる効果もえることが可能で
ある。
【0060】更に、部分的に透光性とし、該透光部分を
遮光する手段を加えて暗室に変化させたり夜間遮光して
安眠室に変化させる効果がある。幼児のためには、割れ
ないので安全性が大きい。
【0061】該仕切具の下枠に戸車を設けて引き戸とす
れば軽快である。がフラッター戸車を取り付け、Vレー
ルに滑移動させれば、掃除も楽であり、足元に出っ張り
もなく便利である。カップル桟の結合に結合ピンを利用
すれば、カップル桟の取り外しが簡単で、仕切板体の交
換が容易である。
【0062】仕切板体に窓を設けて、外部の様子を知る
手段を加えると一層便利である。四角い窓もよいが、丸
い窓だと装飾性があり、一層好ましい。
【0063】仕切板体にエレクトリックルミネッセンス
手段を加えて電源に接続し、照明に利用可能である。
【0064】以下の図面は本発明によるほんの一実施例
の縮小概略図である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のカップル桟の仕切具の正面図、
【図2】 図1中の断面A−A’の拡大図、
【図3】 図2中の円内の拡大図、
【図4】 実施例1の背面図、
【図5】 図4中の断面B−B’、
【図6】 実施例2のカップル桟の仕切具の縮小正面
図、
【図7】 実施例2のカップル桟の仕切具の縮小背面
図、
【図8】 仕切板体の内部構造を省略した図6中のD
−D’拡大断面図、
【図9】 仕切板体と横桟の内部構造を省略した図6
中のC−C’拡大断面図、
【図10】 実施例2中の竪桟の1例で、(A)図8中
の部分拡大断面図、(B)A図中の結合ピンの斜視図
【図11】 実施例2中の竪桟の第1例で、仕切板体の
内部構造を省略した図8中の部分拡大断面図、
【図12】 実施例2中の竪桟の第3例で、仕切板体の
内部構造を省略した図8中の部分拡大断面図、
【図13】 実施例2の下枠の拡大底面図、
【図14】 実施例2の竪枠と横枠の組み立て完成部分
見透図、
【図15】 図14中の竪枠E−E’の水平断面図、
【図16】 図14中の横枠F−F’の垂直断面図、
【図17】 敷居部材の垂直断面とカップル桟の仕切具
の引き戸の下の横枠関連部分側面図、
【図18】 鴨居部材と敷居部材とカップル桟の仕切具
の引き戸の関連部分側面図、
【図19】 鴨居と敷居とカップル桟の仕切具の引き戸
の関連部分側面図、
【図20】 実施例3のカップル桟の仕切具の縮小正面
図、
【図21】 実施例3のカップル桟の仕切具の縮小背面
図、
【図22】 仕切板の内部構造を省略した図20中の断
面G−G’の拡大部分断面図、
【図23】 仕切板の内部構造を省略した図20中の断
面H−H’の拡大部分断面図、
【図24】 実施例4の竪枠の召し合わせ状態図、
【図25】 シールによる気密竪枠の召し合わせの一例
の断面図、
【図26】 ストッパー埋め込みボックスの一例の平面
図、
【図27】 図26中の断面I−I’、
【図28】 実施例5の横枠の垂直断面図、
【図29】 実施例6の窓付き引き戸の正面図、
【図30】 実施例7の装飾桟によるカップル桟の仕切
具の正面図である。
【図31】 図1中の窓枠の部分断面図の一例である。
【符号の説明】
1 カップル桟の仕切具、2a 竪枠、2b 竪枠、2
c 竪枠、3 横枠、3a横枠、3b 横枠、3c 横
枠、3d 横枠、4 カップル桟、4a 竪桟、4b
竪桟、4c 竪桟、5 仕切板体、6 支持溝、7 プ
ラスチック段ボール、8 結合支持具、8a 細長いネ
ジ、8b 係止ピン、8c 異形2段ビス、8d ビ
ス、9 固定ビス、10 支持空間、11 支持壁、1
2 制止C溝、13 半開放溝、14 滑動体、14a
戸車、15 敷居部材、16 鴨居部材、17 鴨
居、18 敷居、19 チャンネル、20 機能性板
体、21機能性塗膜、22 押縁、23 穴蓋、24
手動操作盤、25 嵩上板、26遮光板、27 スライ
ド溝、28 ストッパー 29 埋め込みボックス、3
0 ストッパー、31 バネ、32 軸、33 シー
ル、34 桟固定段落溝、35 ループ形装飾桟、36
ストレート装飾桟、37 把手、 38 透明板、3
9 窓枠、40 止め具、41 戸車設定位置42 腰
板、 43、ガラス窓、44 窓付引き戸、45 電源
である。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に空気層を設けたプラスチック板体
    を少なくとも1枚を有して成る仕切板体を、上下の横枠
    と左右の竪枠とに設けた支持溝に周辺において嵌設し、
    かつ該枠で囲む板体部分を貫通する多数の結合支持具で
    多数のカップル桟を該板体の両面に係止し該板体を平面
    状に支持して成るカップル桟の仕切具。
  2. 【請求項2】 内部に空気層を設けたプラスチック板体
    を少なくとも1枚を有して成る仕切板体を、上下の横枠
    と左右の竪枠とに設けた支持溝に周辺において嵌設し、
    かつ該枠で囲む板体部分を貫通する多数の結合支持具で
    多数のカップル竪桟を該板体の両面に係止し該板体を平
    面状に支持して成るカップル桟の仕切具。
  3. 【請求項3】 内部に空気層を設けたプラスチック板体
    を少なくとも1枚を有して成る仕切板体を、上下の横枠
    と左右の竪枠とに設けた支持溝に周辺において嵌設し、
    かつ該枠で囲む板体部分を貫通する多数の結合支持具で
    多数のカップル桟を該板体の両面に係止し該板体を平面
    状に支持し、かつ該カップル桟がアルミ合金製でかつ該
    仕切板面側に結合支持具の係止溝を設けてあり、かつそ
    の係止溝に結合支持具を係止して成るカップル桟の仕切
    具。
  4. 【請求項4】 内部に空気層を設けたプラスチック板体
    を少なくとも1枚を有して成る仕切板体を、上下の横枠
    と左右の竪枠とに設けた支持溝に周辺において嵌設し、
    かつ該枠で囲む板体部分を貫通する多数の結合支持具で
    多数のカップル桟を該板体の両面に係止し該板体を平面
    状に支持して成るカップル桟の仕切具において該竪枠は
    内向きに開いた支持溝とともにその支持枠壁内に、ビス
    による横枠係止用のCチャンネルを支持溝内該板体の制
    止片として設けた竪枠部材であり、横枠には内方に向い
    て開いた支持溝と該支持溝の溝底である仕切壁を設ける
    とともに外方に開く解放溝を設けて成るカップル桟の仕
    切具。
  5. 【請求項5】 下枠に滑動体を設けて成る請求項1乃至
    請求項4に記載のカップル桟の仕切具による引き戸。
  6. 【請求項6】 引き戸のレール部材が所定間隔で平行な
    2条のV溝を設けるとともに該所定間隔の両端部下面側
    に設けた支持用L型片縁を向き合わせて構成するチャン
    ネルを具有し、該レールに滑移動自在である請求項1乃
    至4に記載のカップル桟の仕切具による引き戸のレール
    部材。
  7. 【請求項7】 竪枠の外側面が召し合わせにより、上下
    逆で密着する断面形状である請求項1乃至4の何れかに
    記載のカップル桟の仕切具による引き戸。
  8. 【請求項8】 仕切板体が機能性板体を加えたものであ
    る請求項1乃至4に記載のカップル桟の仕切具及びその
    引き戸。
  9. 【請求項9】 仕切板体が絵柄模様を加えたものである
    請求項1乃至4に記載のカップル桟の仕切具及びその引
    き戸。
  10. 【請求項10】 竪枠に複数の蝶番を設けてなる請求項
    1乃至4に記載のカップル桟の仕切具による開き戸。
  11. 【請求項11】 仕切板の所定部分を遮光手段で遮光す
    るとともに、該仕切板の透光部分を遮光機能板の移動操
    作で遮蔽可能とするカップル桟の仕切具及びその引き
    戸。
  12. 【請求項12】 仕切板の所定部分に窓を設けて成る請
    求項1乃至4のいずれかに記載のカッブル仕切具及びそ
    の引き戸。
  13. 【請求項13】 仕切板体にエレクトリックルミネッセ
    ンス手段を加えた請求項1〜4に記載のカップル仕切
    具。
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