JP3783549B2 - レーダ信号処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、高PRF(Pulse Repetition Frequency)パルスドップラ方式のレーダ信号処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図11は、従来のレーダ信号処理装置を示す図であり、1は、パルス状の送信波を放射し、目標の反射波を受信するアンテナ、2は、パルス状の送信信号を発生する送信機、3は、上記アンテナ1へ上記送信機2からの送信信号を供給し、受信された受信信号を受信機へ供給するサーキュレータ、4は、上記サーキュレータ3から出力される受信信号を増幅・検波し、ビデオ信号として出力する受信機、5は、上記受信機4から出力されるビデオ信号に対して、A/D(Analog/Digital)変換処理を行い、ディジタルビデオデータを出力するA/D変換器、6は、上記A/D変換器5から出力されるディジタルビデオデータの周波数分析において、FFT(Fast Fourier Transform)結果でのサイドローブを抑圧するためにディジタルビデオデータに重み付けを行い、時系列複素データを出力するWeight処理器、7は、上記Weight処理器6から出力される時系列複素データに対してFFT処理を行い、FFT後複素データを出力するFFT演算器、8は、上記FFT演算器7から出力されるFFT後複素データに対し振幅検出を行い、振幅データに変換する振幅検出器、9は、上記振幅検出器8から出力される振幅データに対して平均振幅レベルを算出し、振幅データとの比較を行い、振幅データが平均振幅レベルより一定以上の大きさの場合、Hit振幅データを出力する目標検出器、10は、上記目標検出器9から出力されるHit振幅データの並びから極大点を検出し、Hit/Miss論理データを出力するピーク検出器、11は、上記ピーク検出器10から出力されるHit/Miss論理データに対して、ターゲット数及びターゲット周波数ビンの検出を行うターゲット情報抽出器である。
【0003】
従来のレーダ信号処理装置は上記のように構成される。送信機2は、図12(a)に示すようなパルス状の送信信号39を発生し、アンテナ1からパルス状の送信信号を目標に対して放射する。目標で反射された電波は、アンテナ1で受信され、サーキュレータ3を通って、受信信号として受信機4へ供給される。受信信号は受信機4で増幅・検波され、図12(b)に示すようなビデオ信号40となる。
【0004】
このビデオ信号40は、A/D変換器5で図12(c)に示すようなディジタルビデオデータ41に変換される。ディジタルビデオデータ41の周波数分析において、FFT出力のサイドローブを抑圧するために、Weight処理器6で、FFT処理の前に図12(d)の窓関数42で重み付けを行い、FFT処理器7において、重み付け後の時系列複素データに対してFFT処理を行う。振幅検出器8において、FFT後複素データに対し振幅検出を行い、振幅データ43に変換する(図12(e))。
【0005】
目標検出器9で図12(e)に示すように振幅データ43に対して平均振幅レベル44の算出を行い、振幅データ43と平均振幅レベル44との比較を行い、振幅データ43が、平均振幅レベル44に対して一定以上の大きさの場合、図12(f)に示すように振幅データ43をHit振幅データ45として出力する。
【0006】
ピーク検出器10により、Hit振幅データ45の並びから極大点を検出し、Hit/Miss論理データ46として出力する(図12(g))。ターゲット情報抽出器11において、上記ピーク検出器から出力されるHit/Miss論理データ46からターゲット数及びターゲット周波数ビン47を検出し、ターゲット情報として出力する(図12(g))。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の高PRFパルスドップラレーダにおいては、例えば航空機に搭載された場合、図13(a)に示すように、自機48が相手機の反射波49と近接周波数を使用する相手機50のパルスドップラレーダの送信波51を受信した場合に、自機の送信PRFと相手機の送信PRFの差に起因する干渉波52(図13(b))が、図13(c)に示すように、周波数領域で多数の干渉波によるフォルス53を発生させ、本来の相手機の反射信号54と区別が付かなくなるという問題があった。
【0008】
また、ターゲット情報抽出器11からの出力情報量に制約がある場合、干渉波のみの情報しか出力されず、相手機の探知が困難になるという問題があった。
【0009】
この発明は、かかる問題を解決するために成されたものであり、相手機からの干渉波の影響を低減し、干渉波が存在する場合の目標検出能力を向上させることが出来るレーダ信号処理装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
第1の発明によるレーダ信号処理装置は、パルス状の送信波を放射し、目標の反射波を受信する送受信手段と、上記送受信手段の受信信号を処理し、Hit振幅データを出力する目標検出手段と、上記目標検出手段から出力されるHit振幅データに基づき、Hit/Miss論理データを出力するピーク検出手段と、上記ピーク検出手段から出力されるHit/Miss論理データを格納するメモリと、上記メモリから出力されるHit/Miss論理データに対して、ターゲット数及びターゲット周波数ビンを検出するターゲット情報抽出手段と、上記ターゲット情報抽出手段から出力されるターゲット数及びターゲット周波数ビンから少なくとも2個のターゲットの情報を抽出し、当該抽出されたターゲット情報により干渉波を判定する干渉波判定手段と、上記干渉波判定手段の判定結果により上記ピーク検出結果格納メモリ上のHit/Miss論理データに対して干渉波を除去する干渉波ブランキング手段とを備えたものである。
【0011】
第2の発明によるレーダ信号処理装置は、パルス状の送信波を放射し、目標の反射波を受信する送受信手段と、上記送受信手段で受信された受信信号の振幅を検出し、振幅データに変換する振幅検出手段と、上記振幅検出手段から出力された振幅データを格納するメモリと、上記振幅データに基づきHit振幅データを出力する目標検出手段と、上記目標検出手段から出力されるHit振幅データに基づき、Hit/Miss論理データを出力するピーク検出手段と、上記Hit/Miss論理データに対して、ターゲット数及びターゲット周波数ビンを検出するターゲット情報抽出手段と、上記ターゲット情報抽出手段から出力されるターゲット数及びターゲット周波数ビンから少なくとも2個のターゲットの情報を抽出し、当該抽出されたターゲット情報により干渉波を判定する干渉波判定手段と、上記干渉波判定手段の判定結果により上記振幅データ格納メモリ上の振幅データに対して干渉波と判定された周波数の振幅を抑圧する干渉波ブランキング手段とを備えたものである。
【0012】
第3の発明によるレーダ信号処理装置は、パルス状の送信波を放射し、目標の反射波を受信する送受信手段と、上記送受信手段の受信信号をディジタル信号に変換するA/D変換手段と、上記A/D変換手段の出力信号を格納するメモリと、上記メモリの出力を処理し、Hit振幅データを出力する目標検出手段と、上記目標検出手段から出力されるHit振幅データに基づき、Hit/Miss論理データを出力するピーク検出手段と、上記ピーク検出手段から出力されるHit/Miss論理データに対して、ターゲット数及びターゲット周波数ビンを検出するターゲット情報抽出手段と、上記ターゲット情報抽出手段から出力されるターゲット数及びターゲット周波数ビンから少なくとも2個のターゲットの情報を抽出し、当該抽出されたターゲット情報により干渉波を判定する干渉波判定手段と、上記メモリ上のディジタルデータに対してフィルタリングを行い干渉波を除去する阻止周波数可変フィルタと、上記干渉波判定手段により判定された干渉波の周波数が阻止周波数可変フィルタの阻止域となるように阻止域を設定する阻止周波数設定手段とを備えたものである。
【0013】
第4の発明によるレーダ信号処理装置は、パルス状の送信波を放射し、目標の反射波を受信する送受信手段と、上記送受信手段の受信信号をディジタル信号に変換するA/D変換手段と、上記A/D変換手段の出力信号を格納するメモリと、上記メモリの出力を処理し、Hit振幅データを出力する目標検出手段と、上記目標検出手段から出力されるHit振幅データに基づき、Hit/Miss論理データを出力するピーク検出手段と、上記ピーク検出手段から出力されるHit/Miss論理データに対して、ターゲット数及びターゲット周波数ビンを検出するターゲット情報抽出手段と、上記ターゲット情報抽出手段から出力されるターゲット数及びターゲット周波数ビンから少なくとも2個のターゲットの情報を抽出し、当該抽出されたターゲット情報により干渉波を判定する干渉波判定手段と、上記メモリ上のディジタルデータを周波数シフトする周波数変換手段と、上記周波数変換手段により出力されたディジタルデータに対してフィルタリングを行い干渉波を除去する阻止周波数固定フィルタと、上記干渉波判定手段により判定された干渉波の周波数から上記周波数変換手段でシフトする周波数を設定する周波数設定手段とを備えたものである。
【0014】
第5の発明によるレーダ信号処理装置は、パルス状の送信波を放射し、目標の反射波を受信する送受信手段と、上記送受信手段の受信信号を処理し、Hit振幅データを出力する目標検出手段と、上記目標検出手段から出力されるHit振幅データに基づき、Hit/Miss論理データを出力するピーク検出手段と、上記ピーク検出手段から出力されるHit/Miss論理データに対して、ターゲット数及びターゲット周波数ビンを検出するターゲット情報抽出手段と、上記ターゲット情報抽出手段から出力されるターゲット数及びターゲット周波数ビンの全ターゲット情報から干渉波を判定し、非干渉波のターゲット情報を出力する非干渉波選別手段とを備えたものである。
【0015】
第6の発明によるレーダ信号処理装置は、上記干渉波判定手段において、干渉波が存在しない場合はターゲット数およびターゲット周波数ビンを出力するようにしたものである。
【0016】
第7の発明によるレーダ信号処理装置は、上記干渉波判定手段において、少なくとも2個のターゲットの周波数を抽出し、隣り合うものの周波数の差を求め、当該求めた周波数間隔が一定の間隔又はその整数倍の周波数成分をもつ信号を干渉波と判定するようにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1を示す図であり、図において1〜11は従来装置と全く同一のものである。12は、ターゲット情報抽出器11から出力されるターゲット数及びターゲット周波数ビンより、数個のターゲット周波数情報から干渉波を判定し、干渉波が存在する場合には、干渉波除去の制御を行い、干渉波が存在しない場合には、ターゲット数およびターゲット周波数ビンを出力する干渉波判定器、13は、ピーク検出器10から出力されるHit/Miss論理データ15を格納するピーク検出結果格納メモリ、14は、ピーク検出結果格納メモリ13上のHit/Miss論理データに対して干渉波の除去を行う干渉波ブランキング装置である。
【0018】
前記のように構成されたレーダ信号処理装置においては、ターゲット情報抽出器11により出力されるターゲット情報の内、図2(a)に示すように干渉波判定器12で大きい周波数から、例えば2個のターゲット周波数情報fb1およびfb2を取り出し、隣り合うものの周波数の差を(fb1−fb2)で求める。干渉波は、ある一定の周波数間隔で発生するので、求めた周波数間隔がある一定の間隔または、その整数倍となっている周波数成分を持つ信号を干渉波と判定する。
【0019】
干渉波が存在しない場合には、ターゲット数およびターゲット周波数ビンを出力する。干渉波が存在する場合には、ピーク検出結果格納メモリ13上のHit/Miss論理データ15に対して、干渉波ブランキング装置14により干渉波と判定された周波数成分をマスクし、図2(b)における、Hit/Miss論理データマスク結果16を得る。このHit/Miss論理データマスク結果16をターゲット情報抽出器11の前にフィードバックし、ターゲット情報抽出処理を再度実行する。
【0020】
この処理を干渉波の影響が無くなるまで繰り返すことにより、最終的に図2(c)におけるHit/Miss論理データマスク最終結果17を得ることができ、干渉波が存在する場合の目標検出能力を向上させることが出来る。
【0021】
実施の形態2.
図3は、この発明の実施の形態2を示す図であり、図において1〜11は従来装置と全く同一のものである。12は、実施の形態1と同一のものである。18は、振幅検出器8より出力される振幅データを格納する振幅データ格納メモリ、19は、振幅データ格納メモリ18上の振幅データに対して干渉波の除去を行う干渉波ブランキング装置である。
【0022】
前記のように構成されたレーダ信号処理装置は、ターゲット情報抽出器11により処理されるターゲット情報の内、干渉波判定器12により実施の形態1と同様に干渉波の判定を行う。干渉波が存在しない場合には、ターゲット数およびターゲット周波数ビンを出力する。干渉波が存在する場合には、振幅データ格納メモリ18上の振幅データ20(図4(a))に対して、干渉波ブランキング装置19により干渉波と判定された周波数の振幅レベルを抑圧し、図4(b)に示す干渉波抑圧後振幅データ21を得る。この干渉波抑圧後振幅データ21を目標検出器9の前にフィードバックし、振幅検出以降の処理を再度実行する。
【0023】
この処理を干渉波の影響が無くなるまで繰り返すことにより、最終的に図4(c)における干渉波抑圧後最終振幅データ22を得ることが出来、干渉波が存在する場合の目標検出能力を向上させることが出来る。
【0024】
実施の形態3.
図5はこの発明の実施の形態3を示す図であり、図において1〜11は従来装置と全く同一のものである。12は、実施の形態1と同一のものである。23は、干渉波の周波数を検出し、阻止周波数を設定するディジタルフィルタ阻止周波数設定器、24は、A/D変換器5より出力されるディジタルビデオデータを格納するディジタルビデオデータ格納メモリ、25は、上記ディジタルビデオデータ格納メモリ24上のディジタルビデオデータに対して干渉波の除去を行う阻止周波数可変ディジタルフィルタである。
【0025】
前記のように構成されたレーダ信号処理装置は、ターゲット情報抽出器11により出力されるターゲット情報の内、干渉波判定器12により実施の形態1と同様に干渉波を判定する。干渉波が存在しない場合には、ターゲット数およびターゲット周波数ビンを出力する。干渉波が存在する場合には、判定された干渉波の周波数が阻止周波数可変ディジタルフィルタ25の阻止域となるように、ディジタルフィルタ阻止周波数設定器23により阻止域を設定し、図6(a)に示すような周波数応答26を有する阻止周波数可変ディジタルフィルタ25によりA/D変換後のディジタルビデオデータ(周波数応答27)に対してフィルタリングを行い、干渉波を除去することにより、図6(b)に示す干渉波抑圧後周波数応答28を得る。
【0026】
この干渉波抑圧後周波数応答28を有するデータをWeight処理器6にフィードバックし、ディジタルビデオデータの周波数分析以降の処理を再度実行する。この処理を干渉波の影響が無くなるまで繰り返すことにより、最終的に図6(c)における干渉波抑圧後最終周波数応答29を得ることができ、干渉波が存在する場合の目標検出能力を向上させることが出来る。
【0027】
実施の形態4.
図7はこの発明の実施の形態4を示す図であり、図において1〜11は従来装置と全く同一のものである。12は、実施の形態1、24は実施の形態3と同一のものである。30は、干渉波の周波数から信号の周波数シフトを行うための周波数を設定する変換周波数設定器、31は、ディジタルビデオデータ格納メモリ24上のディジタルビデオデータを周波数シフトする周波数変換器、32は、上記周波数変換器31より出力された周波数シフト後のディジタルビデオデータに対して干渉波の除去を行う阻止周波数固定ディジタルフィルタである。
【0028】
前記のように構成されたレーダ信号処理装置は、ターゲット情報抽出器11により出力されるターゲット情報の内、干渉波判定器12により実施の形態1と同様に干渉波を判定する。干渉波が存在しない場合には、ターゲット数およびターゲット周波数ビンを出力する。干渉波が存在する場合には、その判定された干渉波の周波数を変換周波数設定器30により、周波数変換器31の周波数として設定する。
【0029】
周波数変換器31では、図8(a)に示すようにA/D変換後のディジタルビデオデータの周波数シフトを行い、周波数シフト後ビデオデータ33に対して、図8(a)に示すような阻止周波数固定の周波数応答34を有するディジタルフィルタでフィルタリングを行い、干渉波を除去することにより、図8(b)に示す干渉波抑圧後周波数応答35を得る。この干渉波抑圧後周波数応答35のデータをWeight処理器6にフィードバックし、ディジタルビデオデータの周波数分析以降の処理を再度実行する。
【0030】
この処理を干渉波の影響が無くなるまで繰り返すことにより、最終的に図8(c)における干渉波抑圧後最終周波数応答36を得ることができ、干渉波が存在する場合の目標検出能力を向上させることが出来る。
【0031】
実施の形態5.
図9はこの発明の実施の形態5を示す図であり、図において1〜11は従来装置と全く同一のものである。37は、抽出された全ターゲット情報に対して非干渉波の選別を行う非干渉波選別器である。
【0032】
前記のように構成されたレーダ信号処理装置は、ターゲット情報抽出器11により出力される図10(a)におけるターゲット情報fb1〜fb9をすべて取り出し、隣り合うものの周波数の差を求める。求めた周波数間隔がある一定の間隔または、その整数倍となっている周波数成分を持つ信号を干渉波と判定する。
【0033】
干渉波が存在しない場合には、ターゲット数およびターゲット周波数ビンを出力する。干渉波が存在する場合には、その干渉波と判定された周波数成分を除外し、図10(b)におけるfb7のみをターゲット情報38として出力することにより、干渉波が存在する場合の目標検出能力を向上させることが出来る。
【0034】
【発明の効果】
第1、2、3、4、6および7の発明によれば、少なくとも2個のターゲット情報に対して干渉波を判別し、当該干渉波の除去を行うので、干渉波の影響を低減し、干渉波が存在する場合の目標検出能力を向上させることが出来る。
【0035】
第5の発明によれば、全ターゲット情報に対して干渉波と非干渉波の選別を行い、非干渉波を出力することにより、干渉波の影響を低減し、目標検出の精度を向上させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明によるレーダ信号処理装置の実施の形態1を示す図である。
【図2】 実施の形態1における干渉波の除去するまでの経過を示す図である。
【図3】 この発明によるレーダ信号処理装置の実施の形態2を示す図である。
【図4】 実施の形態2における干渉波の除去するまでの経過を示す図である。
【図5】 この発明によるレーダ信号処理装置の実施の形態3を示す図である。
【図6】 実施の形態3における干渉波の除去するまでの経過を示す図である。
【図7】 この発明によるレーダ信号処理装置の実施の形態4を示す図である。
【図8】 実施の形態4における干渉波の除去するまでの経過を示す図である。
【図9】 この発明によるレーダ信号処理装置の実施の形態5を示す図である。
【図10】 実施の形態5における干渉波の除去するまでの経過を示す図である。
【図11】 従来のレーダ信号処理装置を示す図である。
【図12】 従来のレーダ信号処理装置における目標検出までの経過を示す図である。
【図13】 従来のレーダ信号処理装置における干渉波の影響を示す図である。
【符号の説明】
8 振幅検出器、9 ターゲット情報抽出器、10 ピーク検出器、11 ターゲット情報抽出器、12 干渉波判定器、13 ピーク検出結果格納メモリ、14 干渉波ブランキング装置、18 振幅データ格納メモリ、19 干渉波ブランキング装置、23 ディジタルフィルタ阻止周波数設定器、24 ディジタルビデオデータ格納メモリ、25 阻止周波数可変ディジタルフィルタ、30変換周波数設定器、31 周波数変換器、32 阻止周波数固定ディジタルフィルタ、37 非干渉波選別器。

Claims (7)

  1. パルス状の送信波を放射し、目標の反射波を受信する送受信手段と、上記送受信手段の受信信号を処理し、Hit振幅データを出力する目標検出手段と、上記目標検出手段から出力されるHit振幅データに基づき、Hit/Miss論理データを出力するピーク検出手段と、上記ピーク検出手段から出力されるHit/Miss論理データを格納するメモリと、上記メモリから出力されるHit/Miss論理データに対して、ターゲット数及びターゲット周波数ビンを検出するターゲット情報抽出手段と、上記ターゲット情報抽出手段から出力されるターゲット数及びターゲット周波数ビンから少なくとも2個のターゲットの情報を抽出し、当該抽出されたターゲット情報により干渉波を判定する干渉波判定手段と、上記干渉波判定手段の判定結果により上記ピーク検出結果格納メモリ上のHit/Miss論理データに対して干渉波を除去する干渉波ブランキング手段とを備えたことを特徴とするレーダ信号処理装置。
  2. パルス状の送信波を放射し、目標の反射波を受信する送受信手段と、上記送受信手段で受信された受信信号の振幅を検出し、振幅データに変換する振幅検出手段と、上記振幅検出手段から出力された振幅データを格納するメモリと、上記振幅データに基づきHit振幅データを出力する目標検出手段と、上記目標検出手段から出力されるHit振幅データに基づき、Hit/Miss論理データを出力するピーク検出手段と、上記Hit/Miss論理データに対して、ターゲット数及びターゲット周波数ビンを検出するターゲット情報抽出手段と、上記ターゲット情報抽出手段から出力されるターゲット数及びターゲット周波数ビンから少なくとも2個のターゲットの情報を抽出し、当該抽出されたターゲット情報により干渉波を判定する干渉波判定手段と、上記干渉波判定手段の判定結果により上記振幅データ格納メモリ上の振幅データに対して干渉波と判定された周波数の振幅を抑圧する干渉波ブランキング手段とを備えたことを特徴とするレーダ信号処理装置。
  3. パルス状の送信波を放射し、目標の反射波を受信する送受信手段と、上記送受信手段の受信信号をディジタル信号に変換するA/D変換手段と、上記A/D変換手段の出力信号を格納するメモリと、上記メモリの出力を処理し、Hit振幅データを出力する目標検出手段と、上記目標検出手段から出力されるHit振幅データに基づき、Hit/Miss論理データを出力するピーク検出手段と、上記ピーク検出手段から出力されるHit/Miss論理データに対して、ターゲット数及びターゲット周波数ビンを検出するターゲット情報抽出手段と、上記ターゲット情報抽出手段から出力されるターゲット数及びターゲット周波数ビンから少なくとも2個のターゲットの情報を抽出し、当該抽出されたターゲット情報により干渉波を判定する干渉波判定手段と、上記メモリ上のディジタルデータに対してフィルタリングを行い干渉波を除去する阻止周波数可変フィルタと、上記干渉波判定手段により判定された干渉波の周波数が阻止周波数可変フィルタの阻止域となるように阻止域を設定する阻止周波数設定手段とを備えたことを特徴とするレーダ信号処理装置。
  4. パルス状の送信波を放射し、目標の反射波を受信する送受信手段と、上記送受信手段の受信信号をディジタル信号に変換するA/D変換手段と、上記A/D変換手段の出力信号を格納するメモリと、上記メモリの出力を処理し、Hit振幅データを出力する目標検出手段と、上記目標検出手段から出力されるHit振幅データに基づき、Hit/Miss論理データを出力するピーク検出手段と、上記ピーク検出手段から出力されるHit/Miss論理データに対して、ターゲット数及びターゲット周波数ビンを検出するターゲット情報抽出手段と、上記ターゲット情報抽出手段から出力されるターゲット数及びターゲット周波数ビンから少なくとも2個のターゲットの情報を抽出し、当該抽出されたターゲット情報により干渉波を判定する干渉波判定手段と、上記メモリ上のディジタルデータを周波数シフトする周波数変換手段と、上記周波数変換手段により出力されたディジタルデータに対してフィルタリングを行い干渉波を除去する阻止周波数固定フィルタと、上記干渉波判定手段により判定された干渉波の周波数から上記周波数変換手段でシフトする周波数を設定する周波数設定手段とを備えたことを特徴とするレーダ信号処理装置。
  5. パルス状の送信波を放射し、目標の反射波を受信する送受信手段と、上記送受信手段の受信信号を処理し、Hit振幅データを出力する目標検出手段と、上記目標検出手段から出力されるHit振幅データに基づき、Hit/Miss論理データを出力するピーク検出手段と、上記ピーク検出手段から出力されるHit/Miss論理データに対して、ターゲット数及びターゲット周波数ビンを検出するターゲット情報抽出手段と、上記ターゲット情報抽出手段から出力されるターゲット数及びターゲット周波数ビンの全ターゲット情報から干渉波を判定し、非干渉波のターゲット情報を出力する非干渉波選別手段とを備えたことを特徴とするレーダ信号処理装置。
  6. 上記干渉波判定手段は、干渉波が存在しない場合はターゲット数およびターゲット周波数ビンを出力することを特徴とする請求項1〜4いずれか記載のレーダ信号処理装置。
  7. 上記干渉波判定手段は、少なくとも2個のターゲットの周波数を抽出し、隣り合うものの周波数の差を求め、当該求めた周波数間隔が一定の間隔又はその整数倍の周波数成分をもつ信号を干渉波と判定することを特徴とする請求項1〜4いずれか記載のレーダ信号処理装置。
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