JP3782754B2 - ディスクドライブ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は,ディスクドライブに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より,ディスクドライブは,重要なデータ貯蔵技術である。記録−再生ヘッドは,ディスク表面上のトラック上においてデータ貯蔵媒体を含むディスク表面と直接的に通信する。
【0003】
図1Aは,典型的な従来のハードディスクドライブを示し,このディスクドライブは,例えば高容量ディスクドライブ10である。このディスクドライブ10は,アクチュエータアーム30を有しており,このアクチュエータアーム30は,ボイスコイル32,アクチュエータ軸40,サスペンション又はヘッドアーム50をさらに有する。また,スライダー/ヘッドユニット60は,データ貯蔵ディスク12の間に位置する。
【0004】
図1Bは,典型的な従来の高容量ディスクドライブ10を示す。アクチュエータ20は,ボイスコイル32,アクチュエータ軸40,ヘッドアーム50及びスライダー/ヘッドユニット60を具備したアクチュエータアーム30を有する。スピンドルモータ80は,ディスク12を回転するために提供される。
【0005】
1980年代より,高容量ディスクドライブ10は,ボイスコイルアクチュエータ20を用いて記録−再生ヘッドを特定のトラック上に位置づけてきている。前記ヘッドは,ヘッドスライダー60上に装着され,このヘッドスライダーは,ディスクドライブ10が作動時に回転ディスク12の表面12−1からやや離隔されて浮揚される。一般的に,一つのディスクドライブには複数のヘッドがあるが,経済的な理由から一般的にヘッドアーム50を位置づけるために,ただ一つのボイスコイルアクチュエータ20がある。
【0006】
ボイスコイルアクチュエータ20は,アクチュエータ軸40を通じてのレバー動作を提供するためにボイスコイル32により誘導されて経時的に変化する電磁気場と作用する固定磁石アクチュエータ20をさらに具備する。前記レバー動作は,特定のトラック上にヘッドスライダーユニット60を位置づけるようにヘッドアーム50を移動させるように動作する。アクチュエータアーム30は,例えばボイスコイル32,アクチュエータ軸40,ヘッドアーム50及びスウェージマウント70を含むことができる。スウェージマウントは,ヘッドスライダー60をアクチュエータアーム30に機械的に結合させる。アクチュエータアーム30は単一ヘッドアーム50を具備することもある。単一ヘッドアーム52は,図1Bに示すように,二つのヘッドスライダー60と連結されることもある。
【0007】
図1Cは,従来のディスクドライブ10の単一プラッタの断面図であり,図1Dは,従来のディスクドライブ10の二重プラッタの断面図である。
【0008】
各ディスクドライブ10は,スピンドルモータ80により回転されるディスク12を包むディスクベース100及びカバー110を含む。
【0009】
記録−再生ヘッドのポジショニングエラーは,失敗及び性能低下の重要な点である。ポジショニングエラーは,部分的にディスクフラッタリングに起因する。ディスクフラッタリングは,ディスクの回転時にディスクが反ったり,あるいは揺れたりすることである。このようなディスクのフラッタリング問題は,前記ディスクを回転させるモータの不安定性に起因することもある。かかるフラッタリング問題は,一般的にスピンドルモータの製作会社が原因で発生する。
【0010】
従来において,ディスクフラッタリング問題を提起する試みがあった。米国特許第62239,943 B1号公報(題目”Squeeze film dampening for a hard disc drive”)は,ディスクフラッタリング問題を提起するための試みが開示している。この特許は,“スピンドルモータ...単一又は多重ディスク又はディスクのスタックを引き起こす...装着された...回転する底面又はトップ(あるいは両方とも)ディスク表面がディスクドライブキャスティング表面に密接に近づく。残存するエアーギャップにおいて,スキーズフィルムアクションはディスク振動の顕著な低減を提供する...典型的な実行は2.5インチ[ディスク]ドライブ用0.004〜0.006インチ及び3.5インチ[ディスク]ドライブ用0.006〜0.010インチのエアーギャップを用いる”を開示している(コラム2,ライン12〜21)。”紹介された理論によれば...ディスク及びベースプレート間のスキーズフィルムにより提供された減衰はスピニング速度の関数になるべきではない。”コラム5,ライン53〜55)。”二つのディスクシステムにおいてトップディスクの振動の顕著な減少は底面ディスクだけスキーズフィルムダンピングを供給することにより成し遂げられる。実際のデザインにおいて底面ディスク以外のダンピングディスクは難しいこともあるために,これは重要である。”(コラム5,ライン65〜コラム6,ライン2)。
【0011】
発明者らは,米国特許第6,239,943号を高く評価するが,彼らはいくつかの短所を発見した。回転するディスクのディスク表面にアクセスするアクチュエータ上の記録−再生ヘッドの結合された関係はディスクドライブに作動成功をもたらすということは良く知られている。また,アクセスされるディスクの回転速度に起因して,記録−再生ヘッドアセンブリ及びアクチュエータに作用する重大な空気力学力があるということも良く知られている。アクチュエータに作用する重大な空気力学力,前記記録−再生ヘッド,又は両方とも引用された特許では説明されていない。また,回転速度に関わりうる重大なギャップ間隔が前記引用特許には説明されていない。音響的に,且つ機械的に物理的システムにおいて波動と関わる現象の発達を見ることから得る重大な通察力があるが,これらは引用特許では言及されていない。
【0012】
増加された貯蔵密度及び増加されたスピンドル速度はディスクドライブ産業における競争の重要な要因である。貯蔵密度及びスピンドル速度が速まるに伴い,ヘッドポジショニング正確度及びヘッド−フライング安定性を共に必ず増加されなければならない。なお,ヘッドポジショニング正確度とは,磁気ヘッドがトラッキングシーキング動作及びトラックフォローイング動作を正確なす程度をいう。しかしながら,スピンドル速度が速くなるに伴い,空気流れに誘導された振動も増えて記録−再生ヘッドのポジショニングエラーを引き起こすヘッド−スライダーサスペンションの大きい振動を引き起こすこともある。加えて,回転するディスクに作用する空気流れに誘導された振動がディスクフラッタリングを引き起こし,このディスクフラッタリングはポジショニングエラーを招くこともある。従って,空気流れにより誘導された振動を低減することがヘッド−ポジショニング及び記録−再生エラーを減らす上で必須的である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は,上記課題を解決するために案出されたものであり,本発明の目的は,貯蔵デバイスのディスク振動を減少させることが可能な新規かつ改良されたディスクドライブ,及びディスクドライブのトラッキングポジショニングエラーの減少方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は,貯蔵デバイスにおいて少なくとも一枚の回転するディスクに作用する空気力学力を減少させる減衰メカニズムを具備する。本発明はディスクフラッタリング及びアクチュエータアーム周りの少なくとも幾つかの形のエアーフロー誘導振動を減少させてヘッドポジショニング及び記録−再生エラーを減少させる。
【0015】
回転ディスク又は回転ディスクのディスク表面の回転速度は,ディスク又はディスクが回転する所において空気キャビティに重大な空気力学力を及ぼすこともある。これらの空気力学力は記録−再生ヘッドアセンブリ,そのアクチュエータ,そしてヘッド−ポジショニング及び記録−再生エラーとディスクフラッタリングを招く回転ディスクに作用することもある。
【0016】
境界層は,堅い表面に関わる相対速度を有さない堅い表面近傍の空気領域であるとここでは定義される。この領域は前記堅い表面及び空気間の摩擦効果に起因する。この領域の深さは,略前記表面速度で割った粘着性の自乗根に比例する。
【0017】
空気力学力理論は,下記のことを示す。回転ディスク表面は,回転する空気境界層を生成する。この境界層は,前記ディスク表面の運動に平行に回転する傾向にある。ベース又はカバーのように,回転ディスクと対向するディスクドライブキャビティの静的な表面も境界層を生成する傾向にある。前記静的な表面及び前記ディスク表面間の距離が回転ディスク表面の前記境界層の厚みよりも長い場合には,前記回転ディスク表面からのフロー方向と反対方向にバックフローが生成される。このエアーバックフローは,ディスク表面に作用してディスクをフラッタリングさせることがあり,また,記録−再生ヘッドに作用してヘッドアセンブリを揺らすこともある。他の空気力学力のように,このエアーバックフローディスクもディスクフラッタリング,ヘッド−ポジショニング及び記録−再生エラーを誘導することもある。
【0018】
作動するハードディスクドライブの同封されたディスク囲いにおいて回転するディスクの物理的システムを,音響的及び機械的振動のための共鳴キャビティを形成すると見なすことが有益である。発明者らのシミュレーション及び実験により理論又は従来の技術報告のいずれよりも遠い距離においてスピニングディスク近傍の減衰表面を提供するのに基づきそのようなキャビティのための共鳴周波数が減衰されることを発見した。
【0019】
発明された減衰メカニズムは,減衰表面及びディスク表面間の距離又はギャップにおいて回転ディスク表面近傍に位置する不動の減衰表面を含む。ディスクフラッタリングの改善は境界層に同じ,又はそれよりも小さいエアーギャップによる。しかし,発明者らは,理論又は従来の技術が指すエアーギャップよりも大きいエアーギャップにおいて作動する密封された内部のディスクドライブと整合する実験条件で重大な減衰効果を観察した。
【0020】
減衰メカニズムの減衰表面及び回転ディスク表面間の減少された距離又はエアーギャップは,回転ディスク表面及び減衰表面間のエアーバックフローの生成を抑制する。前記エアーギャップは,ディスク表面及びそのアクチュエータを含む記録−再生ヘッドアセンブリに作用するエアーバックフロー及び他の空気力学力を最小化させることもある。これは,ディスクフラッタリングを減少させ,ヘッド−ポジショニングを向上させ,ディスクドライブ性能の全体に亘っての品質を向上させる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0022】
回転ディスク又は回転ディスクのディスク表面の回転速度は,ディスク又はディスクが回転する所において空気キャビティに重大な空気力学力を及ぼすこともある。これらの空気力学力は記録−再生ヘッドアセンブリ,そのアクチュエータ,そしてヘッド−ポジショニング及び記録−再生エラーとディスクフラッタリングを招く回転ディスクに作用することもある。
【0023】
前記のように,境界層は堅い表面に関わる相対速度を有しない堅い表面近傍の空気領域である。この領域は前記堅い表面及び空気間の摩擦効果に起因する。この領域の深さは略前記表面速度で割った粘着性の自乗根に比例する。
【0024】
図2Aは,ディスクの下部表面12−2及び底面ディスクキャビティ面間のエアーフローだけではなく,ディスクの上部表面12−1及びトップディスクキャビティ面間のエアーフローを有する一枚のディスク12とスピンドルモータ80の断面を示す。前記ディスク表面は,一定の速度で回転する。
【0025】
理論的に,回転ディスク表面は,ディスク表面の運動に平行に回転する空気境界層を生成する傾向にある。ベース又はカバーのように,回転ディスクと対向するディスクドライブキャビティの静的な表面も境界層を生成する傾向にある。前記静的な表面及び前記ディスク表面間の距離が回転ディスク表面の前記境界層よりも長い場合には,前記回転ディスク表面からのフロー方向と反対方向にバックフローが生成される。このエアーバックフローは,ディスク表面に作用してディスクをフラッタリングさせることがあり,また,記録−再生ヘッドに作用してヘッドアセンブリを揺らすこともある。ディスクが速く回転するほど,記録−再生ヘッドアセンブリ及び取り付けられたアクチュエータに対する空気力学効果は一層大きくなる。
【0026】
図2Aは,音響的及び機械的な共鳴を共に表示するようにそのような物理的システムの傾向に通察力を提供することもある。作動するハードディスクドライブの同封した状態で回転するディスクの物理的システムを音響的及び機械的振動のための共鳴キャビティを形成すると見なすことが有益である。発明者らのシミュレーション及び実験により理論又は従来の技術報告のいずれよりも遠い距離において,スピニングディスク近傍の減衰表面を提供するのに基づき,そのようなキャビティのための共鳴周波数が減衰されることを発見した。
【0027】
図2Bは,韓国のソウルの延世大学,Center for Information Storage Device(CISD), HDD Dynamics and Vibration国際シンポジウムにおいて,2001年11月9日の金デウン教授のプレゼンテーション(題目”Research and Development Issues in HDD Technology:Activities of CISD”)から改作したものであり,ディスク振動の励起に導く,回転するエアーフローにより生じる外径領域近傍の強い動力(または動圧)を示す。ディスク12及び14間の外径近傍のエアーフローは不安定で且つ周期的な渦流を経験し,共鳴調和機械的振動を引き起こし,ディスク12及び/又は14をフラッタリングする。さらに,ディスクベース100及び/又はカバー110(図1C及び図1Dに最適に示されている。)により形成された囲い領域近傍には,強くて荒いエアー領域が形成される。図2C及び図2Dに基づいて,このような現象をより詳細に説明する。
【0028】
図2Cは,二つの分離された境界層の形成を示すディスク表面及び回転しない表面間の典型的なエアーフローを示す。
【0029】
従来のハードディスクドライブにおいて,フローパターンは二次的フロー,ディスク近傍における半径外側方向,ハウジングにおける内側方向を有し,これらはエアーフローを支配する。エアーフローは,外周近傍及び軸近傍の軸方向フローに連結される。ディスク及び停止された表面間のギャップが,境界層の厚みのそれよりも大きい場合には,内部領域において多量の空気がメインフローから隔離される。前記隔離されたエアーは,略ディスクの1/2の角速度で堅い胴体として回転する。かかるフロー特性は,大きい渦流を作り,ディスク−チルト効果を加速し,これは深刻なポジションエラー信号(Position Error Signal: PES)の問題をきたす。
【0030】
半径方向の表面運動を含む状態において,境界層はしばしば1秒当たりラジアン単位の半径方向速度で割った粘着性の自乗根に比例すると公式として表われる。表1は,分当り回転数(RPM)による境界層の厚みを表わす。
【0031】
【表1】
【0032】
図2Cは,ただ一枚のディスクよりなりうるディスクスタックのトップディスクの領域上に大きい渦流の存在を示す傾向である。この渦流は,ディスクフラッタリングを増やす機械的な力を提供する。回転するディスク表面近傍において,その縁部側に,エアーフロー速度は,シミュレーションにおいて10m/秒近傍と認識された。境界層のエッジにおいて,ディスク表面から約一つの境界層の厚みにおいて空気速度は0である。ディスク表面からさらに行けば,不動の表面との摩擦によりバックフローが形成される。
【0033】
ディスク表面近傍の前記渦流を取り除ければ,機械的安定性が向上すると知られている。2次的なフローが存在すべく極めて狭いギャップを形成することにより,図2Dに示すように,エアーは,略直線の,ハウジング及びディスク間の接線速度プロファイルを有したクエットフローパターンを採用する。
【0034】
従って,本発明の一実施形態において,固定された表面及び回転するディスク表面間の距離を顕著に狭めるべく回転するディスクの表面に近づくように減衰メカニズムを位置づける。このように減少された減衰メカニズム及びディスク表面間の距離,又はギャップが回転するディスクの境界層の厚みに近づくこともある。選択的に,前記エアーギャップはほとんど境界層よりも薄いこともある。
【0035】
減衰メカニズム及びディスク表面間の減少された距離,又はギャップは回転するディスク表面及び不動の表面間のエアーのバックフロー生成を妨げることもある。また,前記エアーギャップは,エアーのバックフロー効果及びディスク表面及びアクチュエータを含む記録−再生ヘッドアセンブリに作用する空気力学力を最小化させることもある。これは,ディスクフラッタリングを減らすこともあり,ヘッド−ポジショニングを向上させることもある。前記エアーギャップが境界層の厚みよりも薄い場合には,ヘッドポジショニングがさらに向上され,ディスクプロッタリングが減少されることもある。
【0036】
図3のグラフは,ディスク振動を分当り7200回転速度で作動する従来の3.5インチの二つのプラッタディスクドライブ(図1D及び図2B参照)の回転速度の高調波を示し,ここで,ディスク12及び14は流体力学ベアリングモータ80により駆動される1.27mm厚みのアルミニウムディスクである。測定は,レーザドップラー速度計により測定されたトップディスクの外径における軸ディスク振動である。垂直軸は,100ピコメートルから100ナノメートルまでログスケールでメートル単位に測定された外径の変位を示す。左側の円により包まれたピークは,回転速度の調和波を表わし,右側の円に包まれたピークは,ディスク振動モードを表わす。
【0037】
図4は,従来の技術で示した従来57,000トラック当りインチ(TPI)ディスクドライブシステムにおいて,Non−Repeatable Run Out(NRRO)PESスペクトルで実験的に定まるPESスペクトルを示すグラフである。左側の軸は,ナノメートル単位のNRRO PESを表わし,右側の軸は,トラックピッチの百分率単位にNRRO PESを等価で表わす。トレースは,PESのための3標準偏差範囲内において目盛りを表わし,これは略35.7ナノミリメートルまたはトラックピッチの7%である。PESピーク400は,フロー−渦流誘導結果に起因する。領域410内のPESピークは,ディスク振動により誘導される。
【0038】
図3及び図4は共に,共鳴又は定常波現象を示す。図3のディスク振動モードの共鳴周波数は,図4の領域410内のPESピークと高い相関関係を有している。
【0039】
図5は,単一ヘッドを用いた典型的な薄いディスクドライブ10の概略的な展開図である。
【0040】
薄いディスクドライブは,マルチメディアエンターテイメントセンター及びセットトップボックスなどの応用において好まれることもある。前記薄いディスクドライブは,好ましくは,唯一のヘッドを用い,表面,例えばベース100及びディスク12表面間のギャップの減少をさらに許すこともある。ディスクドライブにおいて単一ヘッドを用いれば,製造コストが低減されると共に,製造信頼性が向上する。
【0041】
図5に示された典型的な構成において,ドライブ10は,印刷回路基板アセンブリ102,ディスクドライブベース100,スピンドルモータ80,ディスク12,ボイスコイルアクチュエータ30,ディスククランプ82及びディスクドライブカバー110を有する。ボイスコイルアクチュエータ30は,ヘッド/スライダー60上の単一記録−再生ヘッドをさらに含むことができ,ディスクドライブカバー110はディスク12の上部表面近傍のトップ固定表面を提供する少なくとも一つの領域112をさらに含むことができる。
【0042】
図6は,図5の薄いディスクドライブ10の概略的な平面図である。
【0043】
領域112が,アクチュエータアーム50及びボイスコイルアクチュエータ30のヘッドスライダー60が組み立てられて正常動作時に移動する領域外方でもありうるということに注目する。領域112が,ブレーキ無しに連結された領域(領域のうち切断部分のない箇所)を提供することもある。領域112は,ある穿孔或いはホールのない単純に連結された表面をさらに提供することもある。
【0044】
図7は,減衰表面(図示せず)がディスク12の第1ディスク表面の第1ギャップ内に位置する所において180°以上の半径カバーリッジを提供する減衰メカニズム120を採用したディスクドライブ10の概略的な平面図である。
【0045】
図8は,ディスクドライブ10に組み立てられる時に回転ディスク12の第1ディスク表面近傍に第1ギャップを提供する少なくとも第1表面122を提供する少なくとも一枚のプレートを具備する減衰メカニズム120のある好ましい実施形態の斜視図であり,図11A〜図12Aに詳細に示されている。本発明の各種の実施形態は他のディスク表面に1以上の減衰表面を提供することもあるということに注目する。
【0046】
図9は,減衰表面(図示せず)がディスク12の第1ディスク表面の第1ギャップ内に位置する所において180°以下の半径カバーレッジを提供する本発明の他の実施形態の減衰メカニズム120を採用したディスクドライブ10の概略的な平面図である。
【0047】
いくつかの実施形態において,減衰表面は一つ又は二つ以上のプレートを形成することもある。図7及び図9に示した減衰表面は各々好ましく切頭環又は”C”形状を形成することがあり,各々スピンドルモータに向いて離れている外部境界142及び内部境界140を具備する。減衰表面は第1及び第2の非半径境界144及び146をさらに含むこともある。各種の好ましいプレートが図23A〜23Eに示されている。
【0048】
減衰メカニズム120は,また,ここではディスクダンパー,ディスクダンピング装置,減衰手段及びエアーフロースタビライザーとも呼ばれる。減衰メカニズム120は,図8に示されたプレートの少なくとも一つに堅く取り付けられ,図22において詳細に説明するある好ましいケースにおいて,回転軸から離れて配された壁又は測板をさらに具備することもある。
【0049】
図10A及び図10Bは,図8及び図9に示された減衰メカニズム120と類似したエアーフロースタビライザーを用いたオフラインサーボトラック記録セットアップから得たトラックポジションエラーに関わる実験結果を示す。
【0050】
図10Aの垂直軸は,マイクロインチ単位の平均自乗エラーの自乗根トラックポジションを示す。ボックス520は,減衰メカニズム120のない実験的なトラックポジションエラー結果を指し,0.056マイクロインチ平均自乗エラー自乗根を示す。ボックス522は,減衰メカニズム120を用いた実験的なトラックポジションエラー結果を指し,0.036マイクロインチ平均自乗エラー自乗根を示す。
【0051】
図10Bの垂直軸は,マイクロインチ当り可能性密度を示す。横軸は,マイクロインチ単位のトラックポジションエラーを示す。トレース524は,減衰メカニズム120を用いず,各種のポジションエラーにおける可能性密度を示す。トレース526は,減衰メカニズム120を用い,各種のポジションエラーにおける可能性密度を示す。
【0052】
図11A及び図11Bは,単一プラッタ12ディスクドライブ10を示す断面図である。
【0053】
図11Cは,本発明の二重プラッタ12及びディスクドライブ10の一つの実施形態の断面図である。
【0054】
図11A〜11Cは,第1ギャップにおいて第1ディスク12に近く少なくとも一枚の減衰表面122を提供するプレートを含むこともある減衰メカニズム120を示す。図11Cは,第2ギャップにおいて第2ディスク14に近く減衰表面124をさらに提供する減衰メカニズム120を示す。
【0055】
図12Aは,図11A〜図11C,特に図11Cと関わる減衰メカニズム120及び近傍のディスク12,14の詳細断面図である。減衰メカニズム120は,図11A〜11Cに示されたように,空気層Gap1によってディスク12の第1ディスク表面12−1から分離された第1減衰表面122を含む。
【0056】
図11Aにおいて,前記第1ディスク表面12−1はディスク12の上部ディスク表面であるということに注目する。図11B及び11Cにおいて,第1ディスク表面12−2は,ディスク12の底面ディスク表面である。
【0057】
減衰メカニズム120は,図11C及び12Aに示すように,空気層Gap2によって第2ディスク14の,この場合には,第2ディスク表面14−1から分離された第2減衰表面124をさらに含むこともある。
【0058】
好ましくは,これらのギャップの各々は長くとも1mm未満の第1距離である。好ましくは,これらのギャップの各々は0.3mmよりも大きい。好ましくは,これらのギャップの各々が0.35〜0.6mmである。
【0059】
好ましくは,少なくとも一つのこれらギャップは境界層よりも薄い。好ましくは,ある実施形態においては,少なくとも一つのこれらのギャップが境界層の一部よりも薄い。
【0060】
ある発明者らは,ディスク12振動の減衰を,ディスク12の弾性−振動波動領域及び第1ディスク表面12−1及び第1減衰表面122を分離するギャップにおける近傍の空気媒体の音響圧力波動領域間の弾性−音響カップリング効果として記述する。これらの発明者らは,弾性−音響カップリング効果を,第1ディスク表面12−1及び第1減衰表面122間のギャップにおける音響圧力波動領域及びディスク12の弾性−振動波動領域間に生成されたカップリングとして定義する。
【0061】
これらの発明者らの実験結果は,ディスク12の弾性−振動波動領域に強い減衰力を提供するエアー層ギャップの音響圧力を指摘する。
【0062】
これらの発明者らは,付加的にディスク14振動の減衰を,ディスク14の弾性−振動波動領域及び第2ディスク表面14−1及び第2減衰表面124を分離するギャップにおける近傍の空気媒体の音響圧力波動領域間の類似した弾性−音響カップリング効果として記述する。
【0063】
下記表2は,シミュレーション及び実験を含む各種の図面と関わる条件を示す。
【0064】
【表2】
【0065】
図12Bは,図12Aの標準化されたギャップ高さGap1と関わる揺れるディスク表面12のダンピング係数に関する弾性−音響カップリング効果の理論的な結果を示す。
【0066】
前記標準化されたギャップ高さは,略0〜10の範囲に対応した無次元単位で表わした。減衰係数は理論的な振動理論において用いられるものと同様に定義する。粘着性減衰において,減衰力は揺れるボディの速度に比例する。粘着性減衰係数cは,c=−F/vで表わされ,ここで,Fは減衰力であり,vは揺れるボディの速度である。負の表示は,減衰力が揺れるボディの速度方向と反対であることを示す。
【0067】
図12Cは,図12Aの標準化された第1減衰表面122に関わる揺れるディスク表面12のダンピング係数に関する弾性−音響カップリング効果の理論的結果を示す。横軸はディスク表面12領域に対する減衰表面122領域にファクター10を乗じた比率を示し,これは図7及び図9の平面図に最もよく示されている。
【0068】
図13A,13B及び図14は,内径,中央径及び外径における実験的に定まった0〜1KHzのアクチュエータ振動スペクトルを示し,これらの各々は,7200RPMで回転する二つのプラッタの3.5インチディスクドライブで作動するアクチュエータにおいてレーザドップラー振動計を用いて得た目盛りである。前記アクチュエータは,サスペンションメカニズム,ヘッド−ジンバルアセンブリ及び4つのチャンネル記録−再生ヘッドを含む完全に組み立てられたアクチュエータである。
【0069】
トレース530及び532は,各々周波数範囲において減衰メカニズム120のないアクチュエータ振動及び減衰メカニズム120のあるアクチュエータ振動を示す。減衰メカニズム120は,図7,8及び図11Cに示すようにプレートであり,二枚のディスク12,14のディスク表面の各々から0.5mmギャップ内に位置する。前記プレートは,2/3インチ又は約17mmの半径幅を有する。
【0070】
ピーク534は,トレース530において約258Hzにおける渦流−サウンド誘導アクチュエータ共鳴であり,これはトレース532においてほとんど完全に取り除かれる。ピーク536は,トレース530において約346Hzにおける渦流−サウンド誘導アクチュエータ共鳴であり,これはトレース532においてほとんど完全に取り除かれる。
【0071】
図15A及び図15Bは,図12Aの各々0.6mm及び0.2mmのギャップ高さGap1と関わる揺れるディスク表面12のパワースペクトルに関する弾性−音響カップリング効果の実験結果を示す。垂直軸は,100ピコメートルから100ナノミリメートルまでログスケールにおいてメートル単位に測定された外径の変位を示す。
【0072】
領域540及び550におけるピークは,発明者らによりディスク振動に起因すると知見された。0.6mmギャップにおけるピーク542は,そのギャップが0.2mmに減少する時にピーク552に減少される。
【0073】
図16A及び図16Bは,各々ディスク回転速度が7200及び5400rpmである図12Aの各種の値Gap1と関わる揺れるディスク表面12のパワースペクトルに関する弾性−音響カップリング効果の実験結果を示す。報告された振動データは,レーザドップラー速度計により測定されたトップディスクの外径から測定された軸方向ディスク振動である。
【0074】
図17は,25mm半径幅の減衰メカニズムを有するもの570と減衰メカニズムのないもの560の揺れるディスク表面12の変位周波数スペクトルに関する弾性−音響カップリング効果の実験結果を示す。
【0075】
図18は,従来の57,000トラック当りインチ(TPI)ディスクドライブシステム580及びPES30%減少を提供する25mm減衰メカニズムを採用したディスクシステム590においてNRROPESスペクトルにより実験的に定まるPESスペクトルを示す。
【0076】
左側の軸は,ナノミリメートル単位のNRROPESを示す。右側の軸は等価的にトラックピッチのNRROPESを示す。トレース580は,略36ナノミリメートル又は同等に7%トラックピッチのPESのための3標準偏差内における目盛りを示す。
【0077】
トレース590は,略24ナノミリメートル又は同等に4.7%トラックピッチのPESのための3標準偏差内における目盛りを示す。
【0078】
図19は,従来の57,000トラック当りインチ(TPI)ディスクドライブシステム600及び可変半径幅を有する減衰メカニズムを採用したディスクシステムにおいて,Non−Repeatable Run Out(NRRO)PESスペクトルにより実験的に定まるヘッドポジションエラー信号(PES)スペクトルを示す。
【0079】
25,17及び12.5mm半径幅の減衰メカニズム120からの結果は各々トレース602,604及び606で表示された。
【0080】
図20は,従来の57,000TPIディスクドライブシステム600及び可変半径幅を有する減衰メカニズムを採用したディスクシステムにおいて実験的に定まるPESスペクトルを示す。
【0081】
図19及び図20に示す実験において,一つのデータトラックのピッチは0.44マイクロメートルである。垂直軸は,3標準偏差のPESレベルを示す。ボックス600は,減衰メカニズムが用いられていない時の実験結果を示す。ボックス602,604及び606は各々半径幅が1インチ,2/3インチ及び1/2インチである減衰メカニズムが用いられた時の実験結果を示す。減衰メカニズム120は,図23Eに示されたように,プレートである。
【0082】
実験結果は,25mm半径幅の減衰メカニズムが最も低いPESレベルを有することを示し,広幅減衰メカニズムは狭幅減衰メカニズムよりもPESレベルを下げるという仮説を支持する。
【0083】
図21は,従来の57,000TPIディスクドライブシステム600及び可変カバーリッジ角度と1インチ又は25mmの半径幅を有する減衰メカニズムを採用したディスクシステムにおいて実験的に定まるPESスペクトルを示す。
【0084】
これらの実験において,一つのデータトラックのピッチは0.44マイクロメートルである。垂直軸は3標準偏差におけるPESレベルを示す。ボックス600は,減衰メカニズムが用いられていない時の実験結果を示す。ボックス602,604及び606は各々カバーリッジ角度が200,130及び80°である減衰メカニズムが用いられた時の実験結果を示す。
【0085】
図21に示された実験結果は広角減衰メカニズムが狭角減衰メカニズムよりもPESをさらに減少させるという仮説を支持するものである。
【0086】
図22は,本発明のさらに他の好ましい実施形態のための図2A及び図12Aの分析及び材料の拡張を示す。
【0087】
図11A及び12Aでのように,減衰メカニズムは図11A〜11Cに示されたように,空気層Gap1によってディスク12の第1ディスク表面12−1から分離された第1減衰表面122を含む。減衰メカニズム120は,空気層Gap2によって第1ディスク12の,この場合には,第2ディスク表面12−2から分離された第2減衰表面124をさらに含むこともある。
【0088】
減衰メカニズム120は,HGapによりディスク12の外側エッジ12−3から分離された第1垂直表面130を含む”垂直面”ディスクダンパーを含む。第1垂直表面130及びディスク12の外側エッジ間の前記水平ギャップは空気媒体にディスクエッジを取り囲む波動領域を生成し,ディスク12を安定化させるのにさらに寄与する。
【0089】
図12Aに示すように,これらGaps1−4各々は,長くとも第1距離であり,これは,好ましくは,1mm未満である。好ましくは,各ギャップが0.35mm〜0.6mmである。
【0090】
好ましくは,少なくとも一つのこれらのギャップは境界層の厚みよりも短い。好ましくは,ある実施形態では,少なくとも一つのこれらのギャップが境界層の一部よりも短い。
【0092】
図22は,第3ギャップGap3によって第2ディスク14に属する第3ディスク表面14−1から分離された第3減衰表面126を含む減衰メカニズム120をさらに示す。
【0093】
減衰メカニズム120は,HGap2によりディスク14の外側エッジ14−3から分離された第2垂直表面132を含む”垂直面”ディスクダンパーを含むこともある。第2垂直表面132及びディスク14の外側エッジ14−3間の前記水平ギャップは空気媒体においてディスクエッジを取り囲む波動領域を生成し,ディスク14を安定化させるのにさらに寄与する。
減衰メカニズム120は,第4ギャップGap4によって第4ディスク表面14−2から分離された第4減衰表面128をさらに含むこともある。
【0094】
好ましくは,各水平ギャップは長くとも1mm未満の第2距離である。好ましくは,これらギャップの各々は,0.3mmよりも大きい。好ましくは,これらギャップの各々は,0.35〜0.6mmである。好ましくは,少なくとも一つのこれら水平ギャップは,境界層の厚みよりも短い。好ましくは,ある実施形態では,少なくとも一つのこれらのギャップが境界層の厚みの一部よりも短い。
【0095】
本発明は,ディスクベース100を用い,少なくとも第4減衰表面128を減衰メカニズム120の部分に提供して,またディスクベース100を用い,第2垂直表面130をさらに提供することができる。
【0096】
図23A〜図23Eは,先行図面の減衰メカニズムに用いられたプレート用各種の模様,エッジ及び材料を示す。
【0097】
境界140〜146は,他の図面を簡単にするために図23Eだけに表示されており,これは請求範囲を限定しようとするものではないということに注目する。
【0098】
図23Aは,穿孔を有した境界140,144及び146上において鋭い階段エッジを含むアルミニウムプレート120を示す。好ましくは,前記穿孔は,アクチュエータ振動を最適に減少させるように直径が約5mmである。
【0099】
図23Bは,境界140,144及び146上においてウェッジ形状のエッジを含む堅いプラスチック,好ましくは,LEXAN(商標名)のようなポリカーボネート物質製のプレートを示したものである。図23Cは,境界140,144及び146上において鋭い階段エッジを含む堅いプラスチックプレートを示したものである。図23Dは,境界140,144及び146上においてラウンディング丸溝エッジを含むアルミニウムプレートを示したものである。
【0100】
図23Eは,境界140,144及び146上において鋭い階段エッジを含むアルミニウムプレートを示したものである。アルミニウムプレートを用いる実施形態においては,前記プレートは,好ましくは,少なくとも一つの表面にアルミニウムプラスプラスコーティングを含むこともある。
【0101】
図23A〜23Eに示されたように,本発明は,アクチュエータ及びその部品の近傍において渦流の形成を妨害するように形成されたフィンガーをさらに含むことをより考慮することがある。
【0102】
また,先行図面において示されたように,減衰メカニズム120を採用したディスクドライブシステムは減少されたノイズレベルに恵まれる。下記表3は7200RPMで回転する二枚のディスクを採用した各種のディスクドライブに対する実験を示す。前記実験はギャップ0.5mm,半径幅2/3インチ又は17mm及びカバーリッジ角200°の図23Dに示された好ましい減衰メカニズム120を用いた。
【0103】
【表3】
【0104】
以上,本発明に係る好適な実施の形態について説明したが,本発明はかかる構成に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術思想の範囲内において,各種の修正例および変更例を想定し得るものであり,それらの修正例および変更例についても本発明の技術範囲に包含されるものと了解される。
【0105】
【発明の効果】
以上のように,ヘッドポジショニングがさらに向上し,さらに,ディスクフラッタリングが減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 Aは,従来におけるハードディスクドライブの構成を示す斜視図である。
Bは,従来における高容量ディスクドライブの構成を示す斜視図である。
Cは,従来における単一プラッタディスクドライブの構成を示す断面図である。
Dは,従来における二重プラッタディスクドライブの構成を示す断面図である。
【図2】 Aは,ディスク表面の下部及び底面ディスクキャビティ面間のエアーフローと,ディスク表面の上部及びトップディスクキャビティ面間のエアーフローを有する一枚のディスク及びスピンドルモータの断面図である。
Bは,ディスク振動の励起に導く,回転するエアーフローにより生じる外径領域近傍の強い動力(または動圧)を示す。
Cは,二つの分離された境界層の形成を示す図2Aのディスク上部表面12−1及びトップディスクキャビティ面間のエアーフローシチュエーションを示す。
Dは,ただ一つの分離された境界層の形成を示す図2Aのディスク下部表面12−2及び底面ディスクキャビティ面間のエアーフローシチュエーションを示す。
【図3】 分当り7200回転速度で作動する従来3.5インチの二つのプラッタディスクドライブ10の回転速度のディスク振動高調波を示す。
【図4】 従来の技術に開示された従来57,000TPIディスクドライブシステムにおいてNRRO
PESスペクトルにより実験的に定まるPESスペクトルを示す。
【図5】 単一ヘッドを用いた薄いディスクドライブ10の概略的な展開斜視図である。
【図6】 図5に示された単一ヘッドを用いる薄いディスクドライブ10の概略的な平面図である。
【図7】 減衰表面(図示せず)がディスク12の第1ディスク表面の第1ギャップ内に位置する所において180°以上の半径カバーリッジを提供する減衰メカニズム120を採用したディスクドライブ10の概略的な平面図である。
【図8】 ディスクドライブ10に組み立てられる時に回転ディスク12の第1ディスク表面近傍に第1ギャップを提供する少なくとも第1表面122を提供する少なくとも一枚のプレートを具備する減衰メカニズム120のある好ましい実施形態の斜視図であり,その詳細は図11A〜図12Aに示されている。
【図9】 減衰表面(図示せず)がディスク12の第1ディスク表面の第1ギャップ内に位置する所において180°以下の半径カバーリッジを提供する図7の本発明の他の実施形態の減衰メカニズム120を採用したディスクドライブ10の概略的な平面図である。
【図10】 図10は,図8及び図9に示された減衰メカニズム120と類似したエアーフロースタビライザーを用いたオフラインサーボトラック記録セットアップから得たトラック位置エラーに関わる実験結果を示す。
【図11】 A及びBは,本発明の単一プラッタ12ディスクドライブ10の二つの他の好ましい実施形態の断面図であり,
Cは,本発明の二重プラッタ12及びディスクドライブ10の好ましい実施形態の断面図である。
【図12】 Aは,図11A〜図11Cと関わる詳細断面図であり,
Bは,図12Aの標準化したギャップ高さGap1と関わる揺れるディス ク表面12のダンピング係数に関する弾性−音響カップリング効果の理論的な結果を示す。
Cは,図12Aの標準化した第1減衰表面122に関わる揺れるディスク表面12のダンピング係数に関する弾性−音響カップリング効果の理論的な結果を示す。
【図13】 図13は,内径,中央径及び外径における実験的に定まった0〜1KHzのアクチュエータ振動スペクトルを示す。
【図14】 図14は,各々内径,中央径及び外径における実験的に定まった0〜1KHzのアクチュエータ振動スペクトルを示す。
【図15】 図15は,図12Aの各々0.6mm及び0.2mmのギャップ高さGap1と関わる揺れるディスク表面12のパワースペクトルに関する弾性−音響カップリング効果の実験結果を示す。
【図16】 図16は,各々ディスク回転速度が7200及び5400rpmである図12Aの各種の値Gap1と関わる揺れるディスク表面12のパワースペクトルに関する弾性−音響カップリング効果の実験結果を示す。
【図17】 図17は,25mm半径幅の減衰メカニズムを有するもの570と減衰メカニズムのないもの560との揺れるディスク表面12の変位周波数スペクトルに関する弾性−音響カップリング効果の実験結果を示す。
【図18】 図18は,従来の57,000TPIディスクドライブシステム580及びPESにおいて30%減少を提供する25mm減衰メカニズムを採用したディスクシステム590において,NPROPESスペクトルにより実験的に定まるPESスペクトルを示す。
【図19】 図19は,従来の57,000TPIディスクドライブシステム600及び可変半径幅を有する減衰メカニズムを採用したディスクシステムにおいて,NRROPESスペクトルにより実験的に定まるPESスペクトルを示す。
【図20】 図20は,従来の57,000TPIディスクドライブシステム600及び可変半径幅を有する減衰メカニズムを採用したディスクシステムにおいて実験的に定まるPESスペクトルを示す。
【図21】 図21は,従来の57,000TPIディスクドライブシステム600及び可変カバーリッジ角度と1インチ又は25mmの半径幅を有する減衰メカニズムを採用したディスクシステムにおいて実験的に定まるPESスペクトルを示す。
【図22】 図22は,本発明のさらに他の好ましい実施形態のための図2A及び図12Aの分析及び材料の拡張を示す。
【図23】 図23は,前記図面の減衰メカニズムに用いられたプレート用各種の模様,エッジ及び材料を示す。
【符号の説明】
10 ディスクドライブ
12 ディスク
30 ボイスコイルアクチュエータ
50 アクチュエータアーム
60 ヘッド/スライダー
80 スピンドルモータ
82 ディスククランプ
100 ディスクベース
102 印刷回路基板アセンブリ
110 カバー
112 領域
120 減衰メカニズム
122 第1表面
140 内部境界
142 外部境界
144 第1の非半径境界
146 第2の非半径境界
Claims (17)
- 複数のディスク,第1ディスク表面を含む前記ディスクのうち第1ディスク及び第2ディスク表面を含む前記ディスクのうち第2ディスクと,
ディスクベースと,
前記第1ディスク表面に通信自在に結合される第1記録−再生ヘッドアセンブリ及び前記第2ディスク表面に通信自在に結合される第2記録−再生ヘッドアセンブリを提供し,前記ディスクベースにピボット結合されたアクチュエータと,
前記ディスクベースに堅く結合されており,前記ディスクを作動回転速度で回転軸の周りに回転さすべく提供されたスピンドルモータと,
前記ディスクベースに固定的に取り付けられたプレートを含み,前記ディスクの前記回転軸に対して少なくとも175°,且つ,前記ディスクの前記回転軸に対して少なくとも16mmの半径幅に第1ギャップによって前記第1ディスクから分離された第1減衰表面を備える減衰メカニズムとを具備し,
前記減衰メカニズムは,
前記ディスクの前記回転軸に対して少なくとも175°,且つ,前記ディスクの前記回転軸に対して少なくとも16mmの半径幅に第2ギャップによって前記第2ディスクから分離され,前記第1ギャップ及び前記第2ギャップは,最小限ほどの固定された距離である第2減衰表面と,
前記第1及び第2ディスク表面が前記ディスク作動回転速度で回転するに伴い,前記ディスク表面を安定化さすべく前記第1ディスク表面及び第2ディスク表面に作用する空気力学力を減少させる前記減衰メカニズムと,
前記第1及び第2ディスク表面が前記ディスク作動回転速度で回転するに伴い,前記アクチュエータに作用する空気力学力を減少させる前記減衰メカニズムと,
前記ディスクベースに取り付けられて,前記スピンドルモータ,前記複数のディスク,前記アクチュエータ及び前記減衰メカニズムを含む囲いを形成するディスクカバーとを具備し,前記第1減衰表面及び前記第2減衰表面とを含む前記減衰メカニズムの表面には,その直径が1mm〜6mmの複数の穿孔が形成されている,ことを特徴とするディスクドライブ。 - 前記作動回転速度は,少なくとも5400RPMである,ことを特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ。
- 前記作動回転速度は,5400RPMよりも速い,ことを特徴とする請求項2に記載のディスクドライブ。
- 前記作動回転速度での前記ディスクの回転により,前記第1ディスク表面から境界層の厚みを生成し,且つ,前記固定された距離は,実質的に前記境界層の厚みである,ことを特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ。
- 前記固定された距離は,前記境界層の厚みよりも短い,ことを特徴とする請求項4に記載のディスクドライブ。
- 前記プレートは,ガスが放出されないプラスチック又は金属合金からなり,
前記金属合金は,アルミニウム,銅及び鉄よりなるグループのうちから選択された一つの部材よりなる,ことを特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ。 - 前記プレートは,アルミニウム合金よりなる,ことを特徴とする請求項6に記載のディスクドライブ。
- 前記プレートは,前記アルミニウム合金上に,コーティングが塗布された,ことを特徴とする請求項7に記載のディスクドライブ。
- 前記プレートはガス放出されないプラスチックであり,前記プラスチックは,ガス放出されないポリカーボネートをさらに具備する,ことを特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ。
- 前記複数ディスクの部材は,第3ディスク表面を含み,
前記減衰メカニズムは,第3ギャップによって前記第3ディスク表面から分離された第3減衰表面を,さらに具備する,
ことを特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ。 - 前記複数ディスクの部材は,第4ディスク表面を含み,
前記減衰メカニズムは,第4ギャップによって前記第4ディスク表面から分離された第4減衰表面を,さらに具備する,
ことを特徴とする請求項10に記載のディスクドライブ。 - 前記第1減衰表面は,少なくとも一つの穿孔を含む,ことを特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ。
- 前記プレートは,前記スピンドルモータに面する内部境界を含む,ことを特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ。
- 前記内部境界は,丸いエッジを含み,
前記丸いエッジは,円形ラウンディング,楕円形ラウンディング,傾斜ラウンディング,丸溝ラウンディング及びナイフエッジラウンディングを含むコレクションの少なくとも一つの部材に近い,
ことを特徴とする請求項13に記載のディスクドライブ。 - 前記固定距離は,長くとも1mmである,
ことを特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ。 - 前記第1ギャップおよび前記第2ギャップは,少なくとも0.35mmである,ことを特徴とする請求項15に記載のディスクドライブ。
- 前記固定された距離は,長くとも0.6mmであり,
前記第1ギャップおよび前記第2ギャップは,少なくとも0.35mmである,
ことを特徴とする請求項16に記載のディスクドライブ。
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